JP2007276369A - クリアケースの成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱溶着の際中子を用いないで熱溶着できるクリアケースの成形方法を提供する。
【解決手段】筒状の箱本体を構成するブランク1の側面5と後面2を、側面3及び前面4の上側に折り畳むとともに、後面2の端縁部2aを側面5の端部5aに設けた熱溶着用フラップ6の上側に重ね合わせた3枚重ねに折り畳まれた状態で熱溶着ステーションに搬送される。そして、ヒータブロック33の下降により、熱溶着ヒータ32が後面2の端縁部2aと熱溶着用フラップ6及び前面4の3枚重ね部分を、所定時間押圧して該後面2の端縁部2aと熱溶着用フラップ6の板厚の中間部分までを熱溶着する。
【選択図】図5

Description

本発明は、クリアケースの成形方法に関するものである。
特開2004−59050号に示すようにクリアケースは、その展開状態のブランクを所定の折れ線に沿って折り曲げ、一方の端部に連成した接着用フラップを他端の縁部に重ね合わせて、この両者を接着剤で接着して筒状の箱本体を組み立てていた。クリアケースの材料として熱可塑性合成樹脂が用いられるため、接着剤は有機系のものが使用されている。このため、クリアケースの成形作業環境が好ましくないという問題点があった。
一方、上記接着方法に換えて熱溶着方法を導入する方法も考えられる。しかしながら、クリアケースは保形性を維持するために、0.2〜1mm程度の板厚の熱可塑性合成樹脂が用いられている。このため、フィルム状の材料を溶着して製袋する場合よりも熱エネルギーが多く必要であり、熱溶着用フラップと他方の端部とを重ね合わせた状態で保持したり、この重ね合わせ部分以外に熱が伝達しないように、熱の伝達を遮断するための中子を用いる必要があった。
さらに、クリアケースの自動成形を実現するためには、熱溶着ステーションに於いて熱溶着の際に中子を進出させるとともに、熱溶着後該中子を退避させる機構を組み込む必要があり、装置全体が複雑大型化してコスト高となる。このため、コスト及び生産性の点で、クリアケースに対する熱溶着方法の導入は当業者にとって想定外のことと考えられていた。
特開2004−59050号
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、熱溶着の際中子を用いないで熱溶着できるクリアケースの成形方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するための請求項1に記載のクリアケースの成形方法は、クリアケースのブランクの、筒状の箱本体を構成する部分の端部に連成した熱溶着用フラップと、他端の縁部とを重ね合わせるとともに、この重ね合わせ部分を前記ブランクの箱本体を構成する他の部分の上に重ねて三枚重ね状態とし、この状態を保持して熱溶着ステーションに搬送し、該熱溶着ステーションで下降する熱溶着ヒータにより前記三枚重ね部分を押圧して、前記熱溶着用フラップと他端の縁部のみを熱溶着することを特徴とする。
請求項1に記載のクリアケースの成形方法によれば、熱溶着用フラップと、他端の縁部とを重ね合わせるとともに、この重ね合わせ部分をブランクの筒状の箱本体を構成する他の部分の上に重ねて三枚重ねとし、この部分を熱溶着ヒータにより押圧して熱溶着用フラップと他端の縁部のみを熱溶着するものである。従って、熱溶着時に熱溶着用フラップと他方の端部の重ね合わせ部分以外に熱が伝達しないように、熱の伝達を遮断するための中子を必要としないという、従来考えられなかったクリアケースの成形方法を提供することができる。また、前記中子を必要としないから、クリアケースの自動成形の際の装置全体が、複雑大型化してコスト高となることもない等の優れた効果を奏することができる。
本発明の実施例について添付図面を参照して説明する。図1は本実施例に係るクリアケースのブランク1を示した展開図である。クリアケースの材料としては、透明な熱可塑性合成樹脂であるポリプロピレン樹脂、アクリル系樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂等が用いられる。ブランク1には、角筒状箱本体を構成する後面2、側面3、前面4及び側面5が連成されている。側面5の端部には、熱溶着用フラップ6が連成されている。
後面2の上端部には、クリアケースを吊り下げて展示するためのハンガー片7が連成されている。ハンガー片7は、途中で折り返して2重構造とするための折り返し片8が連成されている。そして、ハンガー片7と折り返し片8には、2重構造としたとき合致する吊り下げ用の孔7a,8aが対称状に打ち抜かれている。
また、後面2の下端部には、底面フラップ9が連成されている。前面4の上端部には天面10が、下端部には底面フラップ11がそれぞれ連成されている。天面10には、差込片12が連成されている。側面3及び5の各上端部には、天面フラップ13及び14が、下端部には、底面フラップ15及び16がそれぞれ連成されている。そして、隣り合う各面の境界に折れ線17が形成されている。
図2及び図3はクリアケースの成形装置21の概略構成を示したものである。基台22の長手方向にクリアケースの成形ラインLが形成されている。該成形ラインLの上部の前後端に配置したローラ23,24に上部搬送ベルト25a,25bが2列並行して巻装されている。また、成形ラインLの下部の前後端に配置したローラ26,27に下部搬送ベルト28a,28bが2列並行して巻装されている。ローラ23,24間には、等間隔にテンションローラ29が複数配設されている。また、ローラ26,27間にはガイド板30が配設され、その上面で下部搬送ベルト28a,28bの走行を案内するようになっている。
2列並行する上部搬送ベルト25a,25bの間に、熱溶着ステーションHSが形成され、熱溶着ヒータ装置31が配設されている。熱溶着ヒータ装置31は、先細りにしたブレード状の熱溶着ヒータ32と、該熱溶着ヒータ32を保持するヒータブロック33と、該ヒータブロック33の上下動を制御するエアシリンダ34及び該エアシリンダ34を立設する機枠35等から構成される。機枠35には、エアシリンダ34の前後に一対の昇降ガイド36,36が配置されている。該昇降ガイド36,36には、ヒータブロック33に設けたガイドバー37,37が挿通されている。また、ガイドバー37,37には、それぞれ押圧バネ38,38が挿通され、ヒータブロック33を下向きに付勢している。その他、基台22には、後述する折り畳み状態のクリアケースのブランク1を成形ラインLに供給する供給ローラ装置39が配設されている。
図4は、折り畳み状態のクリアケースのブランク1を示した平面図である。
ブランク1の折り畳みは、図示しない自動折り畳み装置により各面の境界に形成された折れ線17に基づいて扁平に折り畳まれる。図4に示すように筒状の箱本体を構成する側面5と後面2を、側面3及び前面4の上側に折り畳むとともに、後面2の端縁部2aを側面5の端部5aに設けた熱溶着用フラップ6の上側に重ね合わせた3枚重ね状態に折り畳まれる。
この折り畳み状態で供給ローラ装置39から、底面フラップ9,11,15,16側を先頭に、回転する前記上部搬送ベルト25a,25bと下部搬送ベルト28a,28bの間に供給される。上部搬送ベルト25a,25bと下部搬送ベルト28a,28bに挟まれて、成形ラインL上を搬送される折り畳み状態のブランク1は、図示しないリミットスイッチに検出されて、熱溶着ステーションHSの所定位置で停止する。この停止のタイミングでエアシリンダ34を作動させて、ヒータブロック33を真下に下降させる。
ヒータブロック33の下降により、熱溶着ヒータ32が後面2の端縁部2aと熱溶着用フラップ6及び前面4の3枚重ね部分を、所定時間押圧して該端縁部2aと熱溶着用フラップ6の板厚の中間部分までを熱溶着する(図5)。熱溶着が完了すると、エアシリンダ33が作動して熱溶着ヒータ32が上昇し、上部搬送ベルト25a,25bと下部搬送ベルト28a,28bが再び作動して、溶着されたブランク1が排出される。
熱溶着ヒータ32の熱溶着温度の設定は、上記した材料の種類と板厚との関係により行う。この場合、予め材料の種類と板厚とにより決定される表をメモリ等記憶させて、データ入力により熱溶着温度を設定できるようにしてもよい。また、設定温度に対する温度制御は、熱溶着ヒータ32へのオン・オフ通電制御により高精度で行う。さらに、エアシリンダ34による熱溶着ヒータ32の下降ストロークも、熱溶着温度や材料の板厚等に基づいて調整して設定する。
その他、熱溶着が繰り返されて、ガイド板30に熱の蓄積が生じるのを防止するとともに、熱溶着ヒータ32の熱損失を抑制するためにガイド板30を所定温度に保持する温度制御を行うこともできる。さらに、上記実施例では、熱溶着部分は一直線状となるが、スポット状に一定間隔置に熱溶着することもできる。
本発明のクリアケースの成形方法は、上記実施例で説明したように筒状の箱本体を構成するブランク1の側面5と後面2を、側面3及び前面4の上側に折り畳むとともに、後面2の端縁部2aを側面5の端部5aに設けた熱溶着用フラップ6の上側に重ね合わせた3枚重ねに折り畳まれた状態で熱溶着ステーションHSに搬送される。そして、ヒータブロック33の下降により、熱溶着ヒータ32が後面2の端縁部2aと熱溶着用フラップ6及び前面4の3枚重ね部分を、所定時間押圧して該後面2の端縁部2aと熱溶着用フラップ6の板厚の中間部分までを熱溶着する。
従って、本発明方法は、熱溶着時に後面2の端縁部2aと熱溶着用フラップ6の重ね合わせ部分以外に熱が伝達しないように、熱の伝達を遮断するための中子を必要としないから、従来考えられなかった熱溶着によるクリアケースの成形方法を提供することができる。また、中子を必要としないから、クリアケースの自動成形の際の装置全体が、複雑大型化してコスト高となることもない。
クリアケースのブランクを示した展開図である。 成形装置の概略を示した一部切欠側面図である。 図2のA−A線断面図である。 ブランクの折り畳み状態を示した一部切欠平面図である。 熱溶着状態を示した説明図である。
符号の説明
1 ブランク
2 後面
2a 端縁部
3,5 側面
4 前面
5a 端部
6 熱溶着用フラップ
21 成形装置
25a,25b 上部搬送ベルト
28a,28b 下部搬送ベルト
31 熱溶着ヒータ装置
32 熱溶着ヒータ
HS 熱溶着ステーション
L 成形ライン

Claims (1)

  1. クリアケースのブランクの、筒状の箱本体を構成する部分の端部に連成した熱溶着用フラップと、他端の縁部とを重ね合わせるとともに、この重ね合わせ部分を前記ブランクの箱本体を構成する他の部分の上に重ねて三枚重ね状態とし、この状態を保持して熱溶着ステーションに搬送し、該熱溶着ステーションで下降する熱溶着ヒータにより前記三枚重ね部分を押圧して、前記熱溶着用フラップと他端の縁部のみを熱溶着することを特徴とするクリアケースの成形方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016056231A1 (ja) * 2014-10-06 2016-04-14 昭平 森 紙シート素材を用いた筒状体の形成方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016056231A1 (ja) * 2014-10-06 2016-04-14 昭平 森 紙シート素材を用いた筒状体の形成方法
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