JP2007276248A - 活性エネルギー線硬化型インクジェット記録方法 - Google Patents

活性エネルギー線硬化型インクジェット記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】形成された画像におけるブリーディングが抑制され、画像全体の硬化度が総じて高い、活性エネルギー線硬化型インクジェット記録方法を提供する。
【解決手段】複数の活性エネルギー線硬化型インク(12−1〜4)を吐出可能な記録ヘッド10と、該記録ヘッドの主走査方向の少なくとも一側に活性エネルギー線照射手段20を搭載したシリアル型インクジェット記録装置を用いて、前記複数の活性エネルギー線硬化型インクを、活性エネルギー線21に対する硬化性が低い順に記録媒体Pに付与し、各インクの付与毎に活性エネルギー線の照射を行うことを特徴とする活性エネルギー線硬化型インクジェット記録方法。
【選択図】図4

Description

本発明は、活性エネルギー線照射手段を搭載するシリアル型インクジェット記録装置を用いたインクジェット記録方法に関する。更に詳しくは、活性エネルギー線硬化型インクの硬化性に従って、記録媒体上にインクを付与する順序を規定する活性エネルギー線硬化型インクジェット記録方法に関する。
インクジェット記録方式には、記録ヘッドを主走査方向に移動させながら記録をする動作と、記録媒体を副走査方向に搬送する動作とを繰り返すシリアル型のインクジェット記録方式がある。この方式においては、画像の記録直後に記録媒体の表面を擦った場合に、記録画像が乱れたり、記録媒体の表面が汚れたりするという問題ある。又、複数色のインクを用いて記録する場合には、異なる色の画像の境界でインクが互いに混ざり合う、いわゆるブリーディングの問題があった。
これらの問題に対し、インクジェット記録方式に活性エネルギー線硬化型のインクを用いる方法が提案されている。例えば、特許文献1においては、記録媒体上にブリーディングのない堅牢な画像を形成し得る画像形成装置の提供を目的としている。具体的には、紫外線照射により硬化するインクを吐出する記録ヘッドと、その記録ヘッドに連結された1つの紫外線照射部とを持ち、記録媒体と記録ヘッドと紫外線照射部とが相対的に移動できる画像形成装置を使用する。この装置において、入力されたデジタル画像を記録媒体上に複数の記録ヘッドの走査によって形成し、走査毎に紫外線を照射することによって記録媒体上のインクを硬化させる構成となっている。
しかしながら、上記特許文献においては、各走査において、複数のインクの全てを記録してから紫外線を照射して硬化させる構成となっている。そのため、紫外線照射を受けるまでに生じるインクのブリーディングを抑制することができなかった。
このような課題に対して、例えば、特許文献2においては、インクを吐出可能な記録ヘッドを用い、記録媒体上の所定の記録範囲に対してインクを複数回に分けて付着させる方法が提案されている。この方法では、記録ヘッドから紫外線硬化型インクを吐出し、記録媒体上の所定範囲に対して、インクが少なくとも1回付着されてから次のインクが付着されるまでの間に、記録媒体に付着されたインクに紫外線を照射して定着させている。このことで、ブリーディングや記録ムラを抑制する方法である。
又、同様に、特許文献3においては、記録媒体を搬送しながらインクジェットヘッドより活性光線にて硬化するインクを射出した後、幅手方向に渡り活性光線を照射する方法が提案されている。この方法では画像部を硬化する画像形成方法において、印字色が2色以上であり、且つn色目のインク射出後、幅手方向に渡り活性光線を照射した後にn+1色目のインクを射出することで、色にじみ等を抑制している。
米国特許第6,092,890号明細書 特開2003−113543公報 特開2003−285530公報
前記特許文献2、3においては、記録媒体に先に付与されたインクが活性エネルギー線照射によりある程度硬化乾燥したところに、新たなインクの付与及び活性エネルギー線照射が行われる。そのため、ブリーディングを解決する方法としては確かに有効であることが推察される。しかしながら、前記特許文献においては、各インクの硬化状態について議論されておらず、記録画像全体としても目的とするような硬化状態に達しているかどうかは明らかではない。
その理由は、画像形成を目的とするような複数色のインクセットにおいては、含有される色材の特性に従って、活性エネルギー線に対する硬化性が各々異なることである。又、前記のような構成の記録方法においては、先に付与されたインクほど活性エネルギー線の積算照射量が大きくなることになる。
即ち、例えば、インクセットの中でも硬化性の高いインクが最初に付与され、短時間の間に必要以上に活性エネルギー線照射が行われた場合には、急激な硬化収縮によって記録物にシワが寄ったり、記録媒体に対する密着性が低下したりする問題が起こり得る。逆に、インクセットの中でも硬化性の低いインクが最後に付与された場合には、インクが付与された走査で活性エネルギー線照射された後、記録媒体が副走査方向に搬送される。そのため、その後充分な活性エネルギー線の照射量は期待できず、目的とする硬化に至らない可能性がある。
活性エネルギー線硬化型インクにおいては、特にブラックインクの硬化性が低いことが問題となる。これはブラックインクの色材として一般に使用されるカーボンブラックが紫外領域に大きな吸収を持つことや、ラジカルクエンチの作用があることによる。更に、ブラックインクは文字としての濃度を確保するため、その他のカラーインクに比較してインクの付与量を大きくするのが通常であり、その場合には、より硬化に対して不利となる。
近年の安全性や環境適性に対する意識の高まりや、インクの粘度が低いため、高密度のインクジェット記録ヘッドに適用でき、高精彩な画像の形成が可能となる水性活性エネルギー線硬化型インクを使用する場合においては、インクが水で希釈される。このことにより、有機溶剤を含まない活性エネルギー線硬化型インクに比較してインクの硬化性能が低下するため、上記のような硬化不良の問題がより顕在化している。
インクの硬化不良の問題に対しては、複数のパスで印字を完成するいわゆるマルチパス印字を行うことにより、記録媒体上に一度に付与されるインクの量を少なくし、インクからの水分蒸発も促進して硬化性能を高める方法がある。しかし、先に付与されて硬化したインクの上に新たなインクが徐々に積み重なっていくことで、インク皮膜表面の平滑性が損なわれ、画像の光沢性が低下する可能性がある。
従って、本発明の目的は、形成した画像におけるブリーディングが抑制され、画像全体の硬化度が総じて高い、活性エネルギー線硬化型インクジェット記録方法を提供することにある。更に、本発明の別の目的は、上記した課題を解決することに加えて、画像の光沢性にも優れる活性エネルギー線硬化型インクジェット記録方法を提供することにある。
上記目的は以下の本発明によって達成される。即ち、本発明は、複数の活性エネルギー線硬化型インク(以下単に「インク」という場合がある)を吐出可能な記録ヘッドと、該記録ヘッドの主走査方向の少なくとも一側に活性エネルギー線照射手段を搭載したシリアル型インクジェット記録装置を用いて、複数のインクを、活性エネルギー線に対する硬化性が低い順に記録媒体上にそれぞれ付与し、各インクの付与毎に活性エネルギー線の照射を行うことを特徴とする活性エネルギー線硬化型インクジェット記録方法(以下単に「インクジェット記録方法」という場合がある)を提供する。
本発明によれば、形成された画像におけるブリーディングが抑制され、画像全体の硬化度が総じて高いインクジェット記録方法が提供される。即ち、複数色のインクをそれぞれ時間差をおいて付与し、活性エネルギー線を照射することによって、インクのブリーディングが抑制される。又、硬化性の低い順にインクを付与し、該インクに対する活性エネルギー線の積算照射量を大きくすることによって硬化度が総じて高くなる。更に、インクを1パスで記録媒体に付与することによって、インク皮膜表面の平滑性が保たれ、光沢性に優れる画像を形成可能なインクジェット記録方法が提供される。
以下発明を実施するための最良の形態を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
本発明者らは、前記した目的に鑑み、複数のインクを吐出可能な記録ヘッドと、該記録ヘッドの主走査方向の少なくとも一側に活性エネルギー線照射手段を搭載したシリアル型インクジェット記録装置を用いる。該装置で活性エネルギー線に対する硬化性が低い順に、複数のインクをそれぞれ時間差をおいて記録媒体上に付与し、各インクの付与毎に活性エネルギー線の照射を行い、記録物の評価を行った。その結果、このような構成のインクジェット記録方法では、形成された画像におけるブリーディングが抑制され、画像全体の硬化度が総じて高くなることを見出し、本発明を為すに至った。
即ち、本発明においては、複数色のインクを時間差をおいて付与し、インクの付与毎に活性エネルギー線を照射する。これによりインクのブリーディングが抑制される。又、硬化性の低い順にインクを付与し、硬化性の低いインクに対する活性エネルギー線の積算照射量を大きくする。これにより硬化度が総じて高くなる。更に、本発明の別の実施態様では、上記した構成を満たすことに加えて、インクを1パスで記録媒体に付与することによって、インク皮膜表面の平滑性が保たれ、光沢性に優れる画像が得られる。
又、本発明のインクジェット記録方法においては、複数のインクのうち、所定部分の画像形成に不必要なインクがある場合に、該インクの付与を伴わずに活性エネルギー線照射のみを行うことが好ましい。
又、本発明のインクジェット記録方法においては、複数のインク各々の付与と、これに付随又は代替する活性エネルギー線照射が完了した後、更に活性エネルギー線照射のみを行うことが好ましい。
又、本発明のインクジェット記録方法においては、複数のインクの各々を1パス印字により付与することが特に好ましい。
図2は記録ヘッドのノズル形態の説明図である。1パス印字とは、図2(a)に示すように、記録ヘッド10が1インチあたりN個の画素密度(Ndpi)でn個のノズル部11を有する場合、幅n/Nインチで複数インク分の印字走査を順次行い、その後記録媒体を幅n/Nインチ搬送する。この一連の動作を繰り返すことで印字を行う。
1パス印字では、記録媒体に付与されたインクの上に新たなインクが積み重なることが少ないために、硬化したインク皮膜表面の平滑性が保たれ、より光沢性に優れる画像が得られる。
一方、マルチパス印字では、記録領域に対する全記録データをm分割して幅(n/m)/Nインチで複数インク分の印字走査を順次行い、その後記録媒体を幅(n/m)/Nインチ搬送する。これをm回行うことで1つの記録領域の印字を完了する。この一連の動作を繰り返すことで印字を行う。
例えば4パス印字では、1つの記録領域に対する全記録データを4分割して4回の印字走査により記録領域の印字を完了する。図2(b)に示すように、記録ヘッド10におけるノズル部11は、分割領域11−1乃至11−4の4つの領域に分割して印字に用いられる。各印字走査においては、25%dutyでの間引きのマスクパターンを分割領域毎の記録データに設定し、4回の走査で100%dutyの画像を作成する。4パス印字では、例えば図3に示すような4×4のマスクパターンA1乃至A4を設定する。各マスクパターンA1乃至A4のそれぞれは、図中の網目模様で示されるマス目上の位置にマスクデータが存在し、各マスクパターンA1乃至A4を重ね合わせると、4×4のマス目が全てマスクデータで埋まるように構成されている。
図3は、マルチパス印字におけるプリントデータのマスク処理の説明図である。図3に示すようなプリントデータ200(黒塗り部分に印字データがあることを示す)に対して上記のマスクパターンA1乃至A4を設定する。ここでプリントデータ200は、印字データが有る場合を1、無い場合を0とし、又、マスクパターンA1乃至A4については、マスクデータが有る場合を1、無い場合を0とする。そして、プリントデータ200とマスクパターンA1乃至A4の同じ位置における論理和が取られ、記録ヘッドの吐出データ201乃至204が生成される。4つの吐出データ201乃至204を重ね合わせると、元のプリントデータ200と同じ印字画像205が形成される。
マルチパス印字では、記録媒体に一度に付与されるインクの量が少なくなり、インクからの水分の蒸発が促進されてインクの硬化性が高まる。しかし、先に記録媒体に付与されて硬化したインクの上に新たなインクが徐々に積み重なっていくことで、インク皮膜表面の平滑性が低下し、光沢性も低下する可能性がある。
次に上記したような優れた作用・効果を有する本発明のインクジェット記録方法について、実施形態を具体的に説明する。
<インクジェット記録装置>
本発明のインクジェット記録方法に使用される記録装置について以下に説明する。本発明におけるインクジェット方式は、記録ヘッドの高密度マルチオリフィス化が容易に実現でき、高解像度、高品質の画像を高速で記録できるバブルジェット(登録商標)方式が特に好ましい。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許第4,723,129号明細書、同第4,740,796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュアス型の何れにも適用可能である。特に、オンデマンド型の場合には、インクが保持されているシートや液路に対応して配置された電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を超える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加することが好ましい。このことによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に一対一対応し、インク内の気泡を形成できるので有効である。
上記の気泡の成長及び収縮により吐出用開口を介してインクを吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優れたインクの吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号は、米国特許第4,463,359号明細書、同第4,345,262号明細書に記載されているようなものが適している。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4,313,124号明細書に記載されている条件を採用すると、更に優れた記録を行うことができる。
記録ヘッドの構成は、上述の各明細書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)が適している。その他に、熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第4,558,333号明細書、米国特許第4,459,600号明細書を用いた構成も適している。或いは特許第2,962,880号公報、特許第3,246,949号公報、更には特開平11−188870号公報に記載されている大気連通方式の吐出方式も本発明に有効である。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通する吐出孔を電気熱変換体の吐出部とする構成(特開昭59−123670号公報等)も本発明に有効である。
更に、記録装置が記録できる最大記録媒体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドは、以下のものを用いることができる。例えば、上述した明細書に開示されているような複数記録ヘッドの組み合わせによって、その長さを満たす構成や一体的に形成された一個の記録ヘッドとしての構成の何れでもよいが、本発明は、上述した効果を一層有効に発揮することができる。加えて、記録装置に装着することで、装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、又は記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明に有効である。
又、適用される記録装置の構成として設けられる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できるので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或いは吸引手段、電気熱変換体或いはこれとは別の加熱素子或いはこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードである。
本発明のインクジェット記録方法を実施するための、インクジェット記録装置の具体例は、例えば、図1の斜視図に示される記録装置である。本例のインクジェット記録装置において、キャリッジ100は、無端ベルト101に連結され、且つガイドシャフト102に沿って移動可能となっている。無端ベルト101は、プーリ103及び104の間に架け渡されている。プーリ103には、キャリッジ駆動モータ105の駆動軸が連結されている。従って、キャリッジ100は、モータ105の回転駆動により、ガイドシャフト102に沿って矢印Aの主走査方向に往復移動される。
キャリッジ100上には、複数のインク吐出ノズルが並設された記録ヘッド(図1では不図示)10と、インクを収納する容器としてのインクタンクITが搭載されている。更に、主走査方向Aにおけるキャリッジ100の少なくとも一側に活性エネルギー線照射部20を備え、記録媒体上にインクを付与した直後に、活性エネルギー線照射部20から記録面に活性エネルギー線を照射することが可能である。
記録ヘッド10には、記録媒体としての用紙Pと対向する吐出口面に、用紙Pの搬送方向(矢印Bの副走査方向)に並ぶ複数のインク吐出口が形成されている。記録ヘッド10には、この複数の吐出口のそれぞれに連通するインク路が設けられており、それぞれのインク路に対応して、インクを吐出するための熱エネルギーを発生する電気熱変換体が設けられている。
電気熱変換体は、駆動データに応じて電気パルスが印加されることによって熱を発生し、その熱によってインクに膜沸騰を生じさせ、そのインク中の気泡の生成に伴って吐出口からインクを吐出させる。各インク路には、それらに共通に共通液室が連通されており、この共通液室はインクタンクITに接続されている。
又、本例の記録装置には、キャリッジ100の移動位置を検出する等のためのリニアエンコーダ106が設けられている。即ち、キャリッジ100の移動方向に沿って備えられたリニアスケール107には、1インチ間に1200個等の等間隔でスリットが形成される。一方、キャリッジ100側には、例えば、発光部と受光センサを有するスリット検出系108及び信号処理回路が設けられている。
従って、エンコーダ106からは、キャリッジ100の移動に応じて、インク吐出タイミングを示す吐出タイミング信号、及びキャリッジ100の移動位置の情報が出力される。リニアスケール107のスリットの検出毎にインクを吐出することにより、主走査方向に1200dpiの解像度の記録を実行することが可能となる。
記録媒体としての記録紙Pは、キャリッジ100の操作方向と直交する矢印Bの副走査方向に間欠的に搬送される。記録紙Pは、搬送方向上流側の一対のローラユニット109、110と、搬送方向下流側の一対のローラユニット111、112とにより支持され、そして一定の張力が印加されて、記録ヘッド10に対する平面性が確保された状態で搬送される。本例の場合、各ローラユニットに対する駆動力は、図示しない用紙搬送モータから供給される。
このような構成の記録装置は、キャリッジ100を移動させつつ記録ヘッド10の吐出口の配列幅に対応した幅の記録と、用紙Pの送りとを交互に繰り返すことより、用紙P全体に記録をすることができる。キャリッジ100は、記録開始時又は記録中に、必要に応じてホームポジションに停止する。このホームポジションには、各記録ヘッドの吐出面側をキャッピングするキャップ部材113が設けられている。このキャップ部材113には、吐出口から強制的にインクを吸収して、吐出口の目詰まりを防止するための吸引回復手段(不図示)が接続されている。
<活性エネルギー線照射部>
本発明に使用可能な活性エネルギー線としては、紫外線及び電子線等が挙げられるが、特に好適には紫外線である。以下、本発明に好適に使用される活性エネルギー線照射部として、紫外線を照射するための紫外線照射ランプについて説明する。紫外線照射ランプは、水銀の蒸気圧が点灯中で1Pa以上10Pa以下であるような、いわゆる、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、蛍光体を塗布した水銀灯等が好ましい。これらの水銀ランプの紫外線領域における発光スペクトルは、184nm以上450nm以下の範囲であり、黒色或いは着色されたインク中の光重合性物質を効率的に反応させるのに適している。
又、電源を記録装置に搭載する上でも、小型の電源を使用できるので、その意味でも水銀ランプが適している。水銀ランプには、例えば、メタルハライドランプ、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、キセノンフラッシュランプ、ディープ紫外線ランプ、マイクロ波を用い外部から無電極で水銀灯を励起するランプ、紫外線レーザー等が実用されている。これらのランプの発光波長領域は上記範囲を含むので、電源サイズ、入力強度、ランプ形状等が許されれば、基本的には適用可能である。光源は、用いる水溶性光重合開始剤の感度にも合わせて選択する。
本発明において特に好適に使用される紫外線照射ランプは、米国特許第6,509,697号明細書、米国特許第6,696,802号明細書等に記載されているものが挙げられる。又、Fusion UV Systems Inc.から上市されているPower Cureシリーズのような、小型、高出力のものが挙げられる。この紫外線照射ランプは、マイクロ波エネルギーによりバルブ内部の発光物質が励起されてプラズマとなり光エネルギーに転換されるもので、無電極であるために光出力が安定で、低発熱、長寿命等、従来の有電極ランプでは得られない多くの利点が得られる。又、秒単位での瞬時点灯が可能なため、初動待機時間の短縮や未使用時の逐次消灯が可能であり、印刷時間やコストが削減される。
更に、発光スペクトルの異なる各種ランプバルブが用意されているため、使用するインクに最適なものを選択可能である。本発明で使用する水性インクの硬化に使用し得る紫外線の照射強度は、硬化に有効な波長領域において500mW/cm2以上5,000mW/cm2以下であることが好ましい。照射強度が弱いと本発明の効果が十分に得られない場合がある。又、照射強度が強すぎると、記録媒体がダメージを受ける場合や、色材の退色を生じる場合がある。
<インクの構成>
本発明において使用されるインクは、光重合性物質及び必要であれば、光重合開始剤、色材等から構成される組成物である。該組成物(インク)は高密度記録ヘッドへの対応や、安全性、環境適性等の立場から、水をベースとする水性インクとすることが好ましい。以下に水性インクを構成する基本材料である、水溶性光重合性物質、水溶性光重合開始剤および色材について説明する。
<水溶性光重合性物質>
活性エネルギー線によってラジカル重合する水溶性光重合性物質は、好ましくはポリオールの残基若しくはポリオールのエポキシエステルの残基を基本骨格としている。この基本骨格にエチレンオキシド鎖、プロピレンオキシド鎖、グリシジル基等により水溶化されたエチレン性不飽和結合を有する化合物である。エチレン性不飽和結合の数は2乃至6の範囲であることが好ましく、より好ましくは3乃至6の範囲である。分子中のエチレン性不飽和結合の数が多いほどインクの硬化性能は向上する。しかし、官能基数の増加にともなってインクの粘度の上昇がみられ、インクジェット記録方式の高密度ノズルに対応する流動特性の良い水性インクが得られにくくなる。
又、水溶性重合性物質の重合官能基が1であると、重合速度が遅く、硬化物の架橋度が著しく低いので、本発明の水性インクの材料には適さない場合がある。一方で、水溶性光重合性物質のエチレン性不飽和結合の数が1であると、硬化速度が遅く、架橋度も著しく低いので適さない場合がある。又、光重合性物質に水溶性を付与するためのエチレンオキシド鎖やプロピレンオキシド鎖の数は1乃至5の範囲であることが好ましく、より好ましくは1乃至3の範囲である。エチレンオキシド鎖やプロピレンオキシド鎖が長いと、水溶性は得られるものの、硬化した時の皮膜の硬度や記録媒体に対する密着性等が不足する場合がある。
骨格となるポリオールは、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコールが挙げられる。又、ポリプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオールが挙げられる。又、1,4−ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、1,5−へキサンジオールが挙げられる。又、1,6−へキサンジオール、2,5−へキサンジオール、グリセリン、1,2,4−ブタントリオール、1,2,6−へキサントリオール、1,2,5−ペンタントリオールが挙げられる。又、チオジグリコール、トリメチロールプロパン、ジトリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、ジトリメチロールエタン、ネオペンチルグリコールが挙げられる。又、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトールやその縮合体等が挙げられる。その他のポリオールは、低分子ポリビニルアルコールやトリオース、テトロース(エリトリトール、トレイトール)、ペントース(リビトール、アラビニトール、キシリトール)が挙げられる。又、ヘキソース(アリトール、アルトリトール、グルシトール、マンニトール、イジトール、ガラクチトール、イノシトール)、ヘプトースが挙げられる。又、オクトース、ノノース、デコース等の単糖類やそのデオキシ糖、アルドン酸、アルダル酸化合物等が挙げられる。本発明で使用されるポリオールは、これらに限定されるものではない。
水溶性光重合性物質の具体例は、例えば、以下に示す構造の水溶性化合物が挙げられるが、本発明で使用する水溶性光重合性物質はこれらに限定されるものではない。又、本発明においては、これらの水溶性光重合性物質を組み合わせて使用することができる。
Figure 2007276248
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<水溶性光重合開始剤>
活性エネルギー線によってラジカルを生成する水溶性光重合開始剤は、従来の非水系光重合開始剤にエチレンオキシド鎖やアニオン性官能基等を付与した化合物が挙げられる。このような化合物として、例えば、特開2002−186242公報に記載されるような水溶性ヒドロキシフェニルケトン系光重合開始剤、特開2002−187918公報に記載されるような水溶性チオキサントン系光重合開始剤が挙げられる。又は、特開昭57−197289号公報に記載されるような水溶性アシルホスフィンオキシド系光重合開始剤等が好適に用いられる。中でも、アシルホスフィンオキシド系光重合開始剤は、従来用いられている光重合開始剤よりも長波長領域に吸収が有り、光の透過性に優れる。更に、アシルホスフィンオキシド系光重合開始剤は、活性エネルギー線照射により開裂して、アシルラジカル及びリン原子上に不対電子をもつことで高い反応性を有するホスフィノイルラジカルを発生するので、開始効率が高いとされている。又、開裂によって吸光量の減少又は退光が起こり、着色の抑制や厚膜の硬化への適用が可能である。
本発明に好適に使用されるアシルホスフィンオキシド化合物は、ノニオン性官能基及び/又はアニオン性官能基により水溶性を付与するものである。ノニオン性官能基としては、例えば、ポリエチレンオキシド鎖、ポリプロピレンオキシド鎖が挙げられる。又、アニオン性官能基は、例えば、スルホン基、カルボキシル基、ヒドロキシル基及びそれらの塩(−SO3M、−CO2M、−OM)が挙げられる。前記Mは好適には、水素原子又はリチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属又はアンモニウム、ジメチルエタノールアンモニウム、メチルジエタノールアンモニウム、トリエタノールアンモニウム、アニリニウム等のアンモニウムが挙げられる。勿論、本発明はこれらに限定されるものではない。
水溶性光重合開始剤の具体例は、例えば、以下に示す構造の水溶性化合物が挙げられるが、本発明で使用する水溶性光重合開始剤は、これらに限定されるものではない。又、本発明においては、これらの水溶性光重合性物質を2種類以上組み合わせて使用することができる。更に、水溶性アシルホスフィンオキシド系光重合開始剤と共に、ヒドロキシフェニルケトン系やチオキサントン系等の水溶性光重合開始剤を組み合わせて使用することもできる。
Figure 2007276248
Figure 2007276248
カラーインクとする場合に好適に使用することのできる色材の基本的な要素は、インクを活性エネルギー線硬化型とするために必須な、前記した水溶性光重合性物質、水溶性光重合開始剤との相溶性が満足されることが必要となる。具体的には、アニオン性の解離基を持つような顔料分散体が好適に用いられる。
顔料分散体に使用される顔料としては、例えば、カーボンブラックが挙げられる。カーボンブラックは、例えば、ファーネス法、チャネル法で製造されたカーボンブラックであって以下の特性を有するものが好ましい。一次粒子径が15μm以上40μm以下、BET法による比表面積が50m2/g以上300m2/g以下、DBP吸油量が40ml/100g以上150ml/100g以下、揮発分が0.5%以上10%以下、pH値が2乃至9等の特性を持つものが好ましい。
このような特性を有する市販品は、例えば、No.2300、No.900、MCF88、No.33、No.40、No.52、MA7、MA8、No.2200B(以上三菱化学製)、RAVEN1255(以上コロンビア製)が挙げられる。又、REGAL400R、REGAL330R、REGAL660R、MOGUL L(以上キャボット製)が挙げられる。又、Color Black FW1、Color Black FW18、Color Black S170、Color Black S150、Printex 35、Printex U(以上デグッサ製)等が挙げられる。上記に記載したカーボンブラックは、何れも好ましく使用することができる。
イエローの色相を有する顔料は、例えば、以下のものが挙げられる。C.I.ピグメントイエロー:1、2、3、12、13、14、16、17、55、73、74、75、83、93、95、97、98、109、110、114、128、138、139、150、151、154、155及び180等。
マゼンタの色相を有する顔料は、例えば、以下のものが挙げられる。C.I.ピグメントレッド:5、7、12、48(Ca)、48(Mn)、57:1、57(Sr)、57:2、122、123、168、184、202及び238等。
シアンの色相を有する顔料は、例えば、以下のものが挙げられる。C.I.ピグメントブルー:1、2、3、16、22、60、15:2、15:3、バットブルー:4及び60等。
顔料粒子の平均粒子径は、25nm以上200nm以下程度の範囲が好適である。この範囲は印刷物の用途にも依存するが、可視光線の波長よりも十分に小さいので、散乱が少なければ十分に透明といえる印刷物が与えられる。
(染料)
色材として染料を用いた場合は、上記の顔料を用いた場合とは異なり、活性エネルギー線照射による退色が全くない状態で使用することはできず、多少は退色を伴う。この理由から、インクの色材として染料を適用する場合には、金属イオンで錯体を形成しているところの、いわゆるアゾ含金染料を用いることが、退色が少ないので好ましい。しかし、退色の水準を問題にしなければ、一般の水溶性染料であっても、少なくともインクとしては成り立つ。
ブラックの色相を有する染料は、例えば、Cr、Cu、Mn、Al、Zn、Fe等の多価金属が配位したモノアゾ錯体、ジスアゾ錯体や、非錯体系アゾブラック染料として、例えば、以下のものが挙げられる。C.I.ダイレクトブラック:7、19、51、154、174、195等を好適に用いることができる。
イエローの色相を有する染料は、例えば、以下のものが挙げられる。C.I.アシッドイエロー:11、17、23、25、29、42、49、61、71、C.I.ダイレクトイエロー:12、24、26、44、86、87、98、100、130、132、142等が挙げられる。
マゼンタの色相を有する染料は、例えば、以下のものが挙げられる。C.I.アシッドレッド:1、6、8、32、35、37、51、52、80、85、87、92、94、115、180、254、256、289、315、317が挙げられる。又、C.I.ダイレクトレッド:1、4、13、17、23、28、31、62、79、81、83、89、227、240、242、243等が挙げられる。
シアンの色相を有する染料は、例えば、以下のものが挙げられる。C.I.アシッドブルー:9、22、40、59、93、102、104、113、117、120、167、229、234、254、C.I.ダイレクトブルー:6、22、25、71、78、86、90、106、199等が挙げられる。
以上のような材料を元に、色材を含有しないクリアインクとする場合、インクの主成分となる水溶性光重合性物質の含有量は、インク全質量の10質量%以上70質量%以下である。水溶性光重合開始剤の含有量は、上記水溶性光重合性物質の含有量100質量部に対して1質量部以上10質量部以下とし、同時に、水溶性光重合開始剤の含有量は、インク全質量の0.5質量%以上とすることが好ましい。
色材を含有するカラーインクとする場合の処方条件は、水の含有量をインク全質量の40質量%以上90質量%以下、好ましくは60質量%以上75質量%以下とする。更に、水溶性光重合性物質の含有量は、インク全質量の5質量%以上35質量%以下、好ましくは10質量%以上25質量%以下とする。水溶性光重合開始剤の含有量は、水溶性光重合性物質の含有量に依存するが、概ね、インク全質量の0.5質量%以上10質量%以下、好ましくは1質量%以上7質量%以下とする。
純顔料分の含有量は、概ね、インク全質量の0.3質量%以上10質量%以下とする。顔料の着色力は顔料粒子の分散状態に依存するが、純顔料分の含有量が、インク全質量の約0.3質量%以上1質量%以下であると、淡インクとして利用される範囲となる。又、それ以上であると、一般のカラー着色用に用いられる濃度を与える。インク中における染料の好ましい含有量(質量%)は、インク全質量の0.1質量%以上10質量%以下とする。含有量が低い場合には、例えば、いわゆる、濃度変調インクの淡インクに好適に適用される。
本発明の水性インクの粘度はインクジェット記録に適用する場合には、25℃における粘度の上限が15mPa・sであることが好ましい。又、高密度で高駆動周波数のノズルを有するインクジェット記録装置に適用する場合には、25℃における粘度の上限は25℃における粘度が10mPa・sであることが好ましい。
<記録媒体>
本発明にかかるインクジェット記録方法は、インク非吸収性記録媒体に記録を行うことが好ましい。前記したインク非吸収性記録媒体は、具体的には、金属類、ガラス類や、一般的に軟包装材料等に用いられる各種のインク非吸収性のプラスチックフィルムが代表例である。軟包装材料の材質は、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステルアミド、ポリエーテル、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリスチレン、ポリカーボネートが挙げられる。又、ポリ−p−フェニレンスルフィド、ポリエーテルエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロンが挙げられる。又、これらの共重合体や混合物、更には架橋したものを用いることもできる。中でも延伸したポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリプロピレン、ナイロンが、透明性、寸法安定性、剛性、環境負荷、コストの面で好ましい。フィルムの厚みは2μm以上100μm以下、更に好ましくは6μm以上80μm以下、更に好ましくは10μm以上70μm以下である。
<実施形態>
図4は、本発明の第1の実施形態の特徴を表す図である。本例の場合は、記録ヘッド10の片側に、活性エネルギー線照射部20を搭載し、4色のインクを装備する図1と同様のインクジェット記録装置において、記録ヘッド10が主走査方向Aの左方向に移動する。このときに、記録ヘッド10のノズル部11から、硬化性が最も低いインク12−1を吐出し、その直後に右側の活性エネルギー線照射部20から活性エネルギー線21が照射される。
その後、インクの吐出を伴わないが、活性エネルギー線21が照射された状態で、記録ヘッド10及び活性エネルギー線照射部20は所定のホームポジションに戻る。次いで、この一連の動作を硬化性が低い順からインク12−2、インク12−3、インク12−4に対して同様に繰り返す。その後、記録媒体Pが副走査方向Bに搬送されることにより1バンド分の記録が完了する。ここで、説明のために、各々のインクが重ならない1次色によってのみ画像が記録される形態を図示したが、2色の混合による2次色や、3色の混合による3次色によって記録される領域が存在してよい。
図5は、本発明の第2の実施形態の特徴を表す図である。本例の場合は、記録ヘッド10の片側に、活性エネルギー線照射部20を搭載し、4色のインクを装備する図1と同様のインクジェット記録装置において、所定の画像領域の形成に、硬化性が3番目に低いインク12−3を必要としない場合を想定するものである。この場合には先ず、記録ヘッド10が主走査方向Aの左方向に移動するときに、記録ヘッド10のノズル部11から、硬化性が最も低いインク12−1を吐出し、その直後に右側の活性エネルギー線照射部20から活性エネルギー線21が照射される。
その後、インクの吐出を伴わないが、活性エネルギー線21が照射された状態で、記録ヘッド10及び活性エネルギー線照射部20は所定のホームポジションに戻る。次いで、この一連の動作を硬化性が2番目に低いインク12−2について繰り返す。その後、インク12−3の吐出を伴わない活性エネルギー線21の照射のみを行う走査を行い、次いで、硬化性が4番目に低い(硬化性が最も高い)インク12−4に対して12−1、12−2と同様の動作を繰り返す。その後、記録媒体Pが副走査方向Bに搬送されることにより1バンド分の記録が完了する。
ここで、所定の画像領域の形成に必要としないインクは硬化性が3番目に低いインク12−3に限らず、又、画像領域の形成に必要としないインクは1色のみならず、場合によっては複数色であってもよい。又、ここで、説明のために、各々のインクが重ならない1次色によってのみ画像が記録される形態を図示したが、2色の混合による2次色や、3色の混合による3次色によって記録される領域が存在してよい。
図6は、本発明の第3の実施形態の特徴を表す図である。本例の場合は、上記第1又は第2の実施形態の動作を行った後、インクの吐出を伴わない活性エネルギー線21の照射のみを行う走査を加える場合を想定したものである。この場合には、上記第1又は第2の実施形態の動作を行った後、記録媒体Pが副走査方向Bに搬送される前に、上記第1又は第2の実施形態の動作で形成された記録領域に対して、インクの吐出を伴わない活性エネルギー線21の照射のみを行う走査を加える。
その後、記録媒体Pが副走査方向Bに搬送されることにより1バンド分の記録が完了する。ここでインクの吐出を伴わない活性エネルギー線21の照射のみを行う走査は1回に限らず、必要に応じて複数回繰り返してよい。又、ここで、説明のために、各々のインクが重ならない1次色によってのみ画像が記録された形態を図示したが、2色の混合による2次色や、3色の混合による3次色によって記録された領域が存在してよい。
図7は、本発明の第4の実施形態の特徴を表す図である。本例の場合は、上記第1の実施形態の動作を1パス印字で行う場合を想定したものである。この場合には、記録ヘッド10の片側に、活性エネルギー線照射部20を搭載し、4色のインクを装備する図1と同様のインクジェット記録装置において、記録ヘッド10が主走査方向Aの左方向に移動する。このときに、記録ヘッド10のノズル部11から、硬化性が最も低いインク12−1を吐出し、その直後に右側の活性エネルギー線照射部20から活性エネルギー線21が照射される。ここで、図2(a)に示すようにn個のノズル部11を1つの領域として使用し、幅n/Nインチの記録領域を形成する。
その後、インクの吐出を伴わないが、活性エネルギー線21が照射された状態で、記録ヘッド10及び活性エネルギー線照射部20は所定のホームポジションに戻る。次いで、この一連の動作を硬化性が低い順からインク12−2、インク12−3、インク12−4に対して同様に繰り返す。その後、記録媒体Pが副走査方向Bに幅n/Nインチ搬送されることにより1バンド分(幅n/Nインチ)の記録が完了する。ここで、説明のために、各々のインクが重ならない1次色によってのみ画像が記録される形態を図示したが、2色の混合による2次色や、3色の混合による3次色によって記録される領域が存在してよい。
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。本発明は、その要旨を超えない限り、下記実施例により限定されるものではない。尚、文中「部」又は「%」とあるのは特に断りのない限り質量基準である。
<インクの調製>
下記の表1に記載した各成分を混合し、十分撹拌して溶解後、0.50μmのフィルターにて加圧濾過を行い、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)のそれぞれのインクを調製した。
Figure 2007276248
<インクの硬化性>
前記調製した4色のインクのそれぞれについて、約1.5mgをアルミパンに秤量し、リファレンス用の空のアルミパンと共にPhoto-DSC装置(TAインスツルメンツ製)に装填した。大気下、25℃の雰囲気において2分間静置した後、4400mW/cm2の紫外線を0.6秒間照射した。得られたDSC曲線について、単位質量当りに規格化した後、発熱ピークの立ち上がりから頂点に至るまでの発熱量/時間(W/g・s)の傾きを計測し、評価した。これは、一定の照射エネルギーに対するインクの硬化の応答性を比較するものであり、数値が大きいほど優れた硬化性能であることを示す。その結果、前記4色のインクの硬化性の順は、硬化性が低い順から、下記の順序となった。
ブラック(K)<シアン(C)<イエロー(Y)<マゼンタ(M)
〔実施例1〕
前記第1の実施形態に従い、(i)Kインクの付与+紫外線照射、(ii)Cインクの付与+紫外線照射、(iii)Yインクの付与+紫外線照射、(iv)Mインクの付与+紫外線照射の順に走査するもの。
〔実施例2〕
前記第2の実施形態に従い、(i)Kインクの付与+紫外線照射、(ii)Cインクの付与+紫外線照射、(iii)紫外線照射のみ、(iv)Mインクの付与+紫外線照射の順に走査するもの。
〔実施例3〕
前記第3の実施形態に従い、実施例1を実施した後で、(v)紫外線照射のみの走査を加えたもの。
〔比較例1〕
(i)Mインクの付与+紫外線照射、(ii)Yインクの付与+紫外線照射、(iii)Cインクの付与+紫外線照射、(iv)Kインクの付与+紫外線照射の順に、硬化性の高いものから付与する走査を行うもの。
〔比較例2〕
K、C、Y、Mの4色のインクを同時に、1パス印字で付与される量の4分の1の量で付与+紫外線照射する走査を4回繰り返したもの。
<インクジェット記録方法の評価1>
記録信号に応じた熱エネルギーをインクに付与することによりインクを吐出させるオンデマンド型マルチ記録ヘッドを有するバブルジェット(登録商標)プリンタPIXUS550i(キヤノン製)を用いた。該プリンタに対して、図1と同様に記録ヘッド部に隣接する形で、マイクロ波励起による無電極タイプの紫外線ランプを被照射位置における照射強度が1,500mW/cm2となるように搭載した改造機を用いた。以下の(1)及び(2)の項目について下記の方法及び基準に従って評価した。表2に、それぞれの評価結果を纏めて示した。
(1)耐マーカー性
上記改造機を用い、実施例1乃至3、比較例1及び2の走査手順に従い、サンプルを作成した。具体的には、PPC用紙(キヤノン製)上に各色の100%ベタ印字部及びC、M、Yインクの100%ベタ部が重なることにより構成される200%ベタ印字部(2次色)が各々隣接するようなパターンを記録したサンプルを作成した。該サンプルについて、印字10分後、蛍光イエローペン(BEAMLINER−S;ゼブラ製)を用い、印字部を通常の筆圧で1度マークし、画像の乱れの有無を目視で観察し、下記の基準で評価した。
A:マーカーによる画像の乱れが殆ど生じない
B:マーカーによる画像の乱れが僅かに生じる
C:マーカーによる画像の乱れが著しく生じる
(2)ブリーディング
上記改造機を用い、実施例1乃至3、比較例1及び2の走査手順に従い、サンプルを作成した。具体的には、PPC用紙(キヤノン製)上に各色の100%ベタ印字部及びC、M、Yインクの100%ベタ部が重なることにより構成される200%ベタ印字部(2次色)が各々隣接するようなパターンを記録したサンプルを作成した。該サンプルについて、印字24時間後、色境界部でのブリーディングの程度を目視により観察し、下記の基準で評価した。
A:ブリーディングは殆ど目立たない
B:ブリーディングはしているが、実質上問題のないレベルである
C:色の境界線がはっきりしないほどブリーディングしている
Figure 2007276248
<非吸収性記録媒体用インクの調製>
前記ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)のそれぞれのインクに対して、シリコーン系界面活性剤を0.5%以上1%以下外部添加し、25℃における表面張力が約25mN/m(dyne/cm)であるインクを調製した。
〔実施例4〕
前記第4の実施形態に従い、1パス印字において、(i)Kインクの付与+紫外線照射、(ii)Cインクの付与+紫外線照射、(iii)Yインクの付与+紫外線照射、(iv)Mインクの付与+紫外線照射の順に走査するもの。
〔実施例5〕
図8〜11に示す実施形態に従い、4パス印字において、(i)Kインクの付与+紫外線照射、(ii)Cインクの付与+紫外線照射、(iii)Yインクの付与+紫外線照射、(iv)Mインクの付与+紫外線照射の順に走査するもの。
<インクジェット記録方法の評価2>
記録信号に応じた熱エネルギーをインクに付与することによりインクを吐出させるオンデマンド型マルチ記録ヘッドを有するバブルジェット(登録商標)プリンタPIXUS550i(キヤノン製)を用いた。該プリンタに対して、図1と同様に記録ヘッド部に隣接する形で、マイクロ波励起による無電極タイプの紫外線ランプを被照射位置における照射強度が1,500mW/cm2となるように搭載した改造機を用いた。以下の(3)の項目について下記の方法及び基準に従って評価した。表3に、評価結果を示した。
(3)光沢性
上記改造機を用い、実施例4、実施例5の記録方法に従って、サンプルを作成した。具体的には、上記の非吸収性記録媒体用インクにより、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム上にそれぞれのインクのベタ部を印字、紫外線照射してサンプルを作成した。該サンプルについて、印字1時間後、Micro-Haze4630(ビック−ガードナー製)を用いて測定角20度における光沢度を測定し、下記の基準で評価した。
A:光沢度が50以上
B:光沢度が30以上50未満
C:光沢度が30未満
Figure 2007276248
以上の通り本発明によれば、耐マーカー性、ブリーディング性及び光沢性に優れた画像が形成される。
本発明のインクジェット記録方法に好適に用いられる記録装置の基本的な構成例を説明するための斜視図である。 記録ヘッドのノズル形態の説明図である。 マルチパス印字におけるプリントデータのマスク処理の説明図である。 本発明の第1の実施形態における動作の説明図である。 本発明の第2の実施形態における動作の説明図である。 本発明の第3の実施形態における動作の説明図である。 本発明の第4の実施形態における動作の説明図である。 マルチパス印字の一例である4パス印字における動作の説明図である。 マルチパス印字の一例である4パス印字における動作の説明図である。 マルチパス印字の一例である4パス印字における動作の説明図である。 マルチパス印字の一例である4パス印字における動作の説明図である。
符号の説明
10:記録ヘッド
11:ノズル部
11−1乃至4:分割領域
12−1乃至4:インク
20:活性エネルギー線照射部
21:活性エネルギー線
100:キャリッジ
101:無端ベルト
102:ガイドシャフト
103、104:プーリ
105:キャリッジ駆動モータ
106:リニアエンコーダ
107:リニアスケール
108:スリット検出系
109、110、111、112:ローラユニット
113:キャップ部材
114:駆動部
200:プリントデータ
201乃至204:吐出データ
205:印字画像
A1乃至A4:マスクパターン
IT:インクタンク
P:記録媒体

Claims (4)

  1. 複数の活性エネルギー線硬化型インクを吐出可能な記録ヘッドと、該記録ヘッドの主走査方向の少なくとも一側に活性エネルギー線照射手段を搭載したシリアル型インクジェット記録装置を用いて、前記複数の活性エネルギー線硬化型インクを、活性エネルギー線に対する硬化性が低い順に記録媒体に付与し、各インクの付与毎に活性エネルギー線の照射を行うことを特徴とする活性エネルギー線硬化型インクジェット記録方法。
  2. 前記複数の活性エネルギー線硬化型インクのうち、所定部分の画像形成に不必要なインクがある場合に、該インクの付与を伴わずに、活性エネルギー線照射のみを行う請求項1に記載のインクジェット記録方法。
  3. 前記複数の活性エネルギー線硬化型インクの各々の付与と、これに付随又は代替する活性エネルギー線照射が完了した後、更に活性エネルギー線照射のみを行う請求項1又は2に記載のインクジェット記録方法。
  4. 前記複数の活性エネルギー線硬化型インクの各々を付与する際に、1パス印字を行う請求項1に記載のインクジェット記録方法。
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