JP2007276074A - 廃材面取り加工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 廃瓦等の廃材に対し簡易な面取り加工処理を施すだけで、角がとれ丸みを帯びたリサイクル材を安定したサイズで供給する廃材面取り加工装置を提供する。
【解決手段】 廃材面取り加工装置は、装置全体を設置水平面上に支持する支持台部1と、この支持台部1に備えられた設置水平面に平行な回転軸2と、この回転軸2を介して支持台部1に支持されその回転軸2中心に所定角度回転可能なドラム支持部3と、その回転軸2に略垂直にドラム支持部3に備えられている回転軸4と、この回転軸4中心に回動自在な一方の底面が開口した略円筒形状の回動ドラム5と、この回動ドラム5の円筒内壁に設けられた複数枚の板状の撹拌羽根6と、この回動ドラム5内に廃材とともに多数投入されその廃材を研磨する研磨材10とを有して構成される。
【選択図】 図1
【解決手段】 廃材面取り加工装置は、装置全体を設置水平面上に支持する支持台部1と、この支持台部1に備えられた設置水平面に平行な回転軸2と、この回転軸2を介して支持台部1に支持されその回転軸2中心に所定角度回転可能なドラム支持部3と、その回転軸2に略垂直にドラム支持部3に備えられている回転軸4と、この回転軸4中心に回動自在な一方の底面が開口した略円筒形状の回動ドラム5と、この回動ドラム5の円筒内壁に設けられた複数枚の板状の撹拌羽根6と、この回動ドラム5内に廃材とともに多数投入されその廃材を研磨する研磨材10とを有して構成される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、廃材面取り加工装置に関し、特に、廃瓦又は廃レンガ等の廃材をリサイクル材に加工する廃材面取り加工装置に関する。
建築物の屋根材の1つに屋根瓦がある。この屋根瓦は、水、火又は寒暖に対する耐性を備えるとともに、優れた耐久性を備え、また、破損時の葺き替えが容易であることから、従来からよく利用されている。
しかしながら、このような屋根瓦の葺き替えの際、あるいは家屋の取り壊しの際には、大量の廃瓦が発生することが深刻な環境問題となっている。従来は、この廃瓦をそのまま廃棄したり、細かく砕いてから廃棄したりして産業廃棄物として処理しており、廃棄業者は、その廃棄コストや廃棄場所の確保に頭を悩ませている。
しかしながら、このような屋根瓦の葺き替えの際、あるいは家屋の取り壊しの際には、大量の廃瓦が発生することが深刻な環境問題となっている。従来は、この廃瓦をそのまま廃棄したり、細かく砕いてから廃棄したりして産業廃棄物として処理しており、廃棄業者は、その廃棄コストや廃棄場所の確保に頭を悩ませている。
近年、社会全体で環境問題に対する意識が高まっており、このような社会背景から、廃瓦の処理方法についても様々な方法が検討されている。例えば、前述のように廃瓦をそのまま廃棄するのではなく、リサイクル品として再利用する方法も提案されている。その具体的な利用例としては、廃瓦を細かく破砕して、歩道の路面材等に利用するというものがある。
また、一方で、この廃材のリサイクル材は、庭石や人工河川等の敷石として利用されるニーズも高い。この場合、歩行者に対する安全性の観点から、そのリサイクル材は、角のとれた丸みのある形状であることが要求される。
また、一方で、この廃材のリサイクル材は、庭石や人工河川等の敷石として利用されるニーズも高い。この場合、歩行者に対する安全性の観点から、そのリサイクル材は、角のとれた丸みのある形状であることが要求される。
このような廃瓦等の廃材の再利用方法として、特許文献1が開示するところの粉砕したガラスと別異の骨材とを組み合わせる舗装材が提案されている。この特許文献1の再利用方法では、ガラスや廃瓦等の廃材を粉砕機によって粒状に粉砕し、この粉砕した廃材をふるい分け機で数種類の大きさに分類して、歩道の舗装材等に利用している。
また、他の廃材の再利用方法として、特許文献2が開示するところの生コンクリートの製造方法及び装置が提案されている。この特許文献2の再利用方法では、コンクリート塊の破砕物をトロンメルで撹拌し、互いに摩擦や衝突等を行わせることにより、その破砕物表面の角部を削り取るようにしている。
登録実用新案第3071636号
特開2004−90568号
しかしながら、これらの従来技術のうち、特許文献1の廃材の再利用方法には、以下のような問題がある。
前述したように、その特許文献1の廃材の再利用方法では、角がとれ丸みを帯びたリサイクル材を得るために、何度も「粉砕機により粉砕し、ふるい分け機にかける」という作業繰り返す必要があり、その作業内容が長時間かつ煩雑になってしまうという問題が生じる。
また、このように鋭角な角部がとれるまで粉砕作業を繰り返しているうちに、その最終的に得られるリサイクル材のサイズが当初想定していたものよりも小さくなる可能性が高く、この場合、そのリサイクル材の利用範囲が限定されるという問題も生じてしまう。
前述したように、その特許文献1の廃材の再利用方法では、角がとれ丸みを帯びたリサイクル材を得るために、何度も「粉砕機により粉砕し、ふるい分け機にかける」という作業繰り返す必要があり、その作業内容が長時間かつ煩雑になってしまうという問題が生じる。
また、このように鋭角な角部がとれるまで粉砕作業を繰り返しているうちに、その最終的に得られるリサイクル材のサイズが当初想定していたものよりも小さくなる可能性が高く、この場合、そのリサイクル材の利用範囲が限定されるという問題も生じてしまう。
また、特許文献2の廃材の利用方法では、等しい硬度を持つ破砕物同士により、その破砕物の研磨するので、研磨材としては十分な硬度を備えておらず、研磨に多大な時間を要してしまうという問題が生じてしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、廃瓦等の廃材に対し簡易な加工処理を施すだけで、角がとれ丸みを帯びたリサイクル材を迅速かつ安定したサイズで供給する廃材面取り加工装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明は、所定の動力源により回動する回動ドラムと、回動ドラム内に投入される研磨材とを有する廃材面取り加工装置であって、その回動ドラムは、ドラム内に廃材及び研磨材が投入された状態で回動を行い、廃材及び研磨材を同時に撹拌して廃材を研磨することを特徴とする。
また、本発明によれば、その研磨材は、例えば表面が研磨された略球形の硬質材であることを特徴とする。
また、本発明によれば、その研磨材は、例えば表面に溝又は窪みが刻設されている略球形の硬質材であることを特徴とする。
また、本発明によれば、その研磨材は、例えば表面に多数の突起が設けられている略球形の硬質材であることを特徴とする。
また、本発明によれば、その研磨材は、例えば側面に螺旋状の溝が設けられている略円柱状の硬質材であることを特徴とする。
また、本発明によれば、その研磨材は、例えば略円筒を、円筒の底面に略垂直な平面で切断した形状の硬質材であることを特徴とする。
また、本発明によれば、その研磨材は、磁石に吸引される強磁性を持つ強磁性体を含有することを特徴とする。
また、本発明によれば、その廃材は、廃瓦、廃石、廃レンガ、廃ガレキ、廃タイル、コンクリートガラ又は廃ALC(Autoclaved Lightweight Concrete)板のうちの少なくとも1つであることを特徴とする。
本発明は、所定の動力源により回動する回動ドラムと、回動ドラム内に投入される研磨材とを有する廃材面取り加工装置であって、その回動ドラムは、ドラム内に廃材及び研磨材が投入された状態で回動を行い、廃材及び研磨材を撹拌して廃材を研磨するので、廃瓦等の廃材に対し簡易な加工処理を施すだけで、角がとれ丸みを帯びたリサイクル材を安定したサイズで供給することが可能となる。
<構成>
本発明の実施の形態において、廃材面取り加工装置は、廃瓦等の廃材をリサイクル材に加工し、廃材の再利用化を促進するものである。
図1は、この本発明の実施の形態における廃材面取り加工装置を示す斜視図である。以下、図を用いて、廃材面取り加工装置の構成について説明を進める。
本発明の実施の形態において、廃材面取り加工装置は、廃瓦等の廃材をリサイクル材に加工し、廃材の再利用化を促進するものである。
図1は、この本発明の実施の形態における廃材面取り加工装置を示す斜視図である。以下、図を用いて、廃材面取り加工装置の構成について説明を進める。
図に示すように、廃材面取り加工装置は、装置全体を設置水平面上に支持する支持台部1と、この支持台部1に備えられた設置水平面に平行な回転軸2と、この回転軸2を介して支持台部1に支持されその回転軸2中心に所定角度回転可能なドラム支持部3と、その回転軸2に略垂直にドラム支持部3に備えられている回転軸4と、この回転軸4中心に回動自在な一方の底面が開口した略円筒形状の回動ドラム5と、この回動ドラム5の円筒内壁に設けられた複数枚の板状の撹拌羽根6と、この回動ドラム5内に廃材とともに多数投入されその廃材を研磨する研磨材10とを有して構成される。
研磨材10は、直径5〜30mm程度の略球形の高硬質材であり、少なくとも廃材よりも高い硬度を備えるものである。また、この研磨材10は、鉄、ニッケル又はコバルト等の強磁性体を含有し、磁石等に吸引される性質を有している。
一方で、廃材は、このような磁性を有する素材を含有しておらず、磁石等に吸引されない。
一方で、廃材は、このような磁性を有する素材を含有しておらず、磁石等に吸引されない。
支持台部1は、回転軸2を介してドラム支持部3を支持する。
また、この支持台部1は、原動機又はモーター等の動力源を内蔵している。支持台部1は、その動力源により、ドラム支持部3及びこれに支持される回動ドラム5を一体的に、回転軸2中心に任意の角度に回転可能に構成されている。
また、この支持台部1は、原動機又はモーター等の動力源を内蔵している。支持台部1は、その動力源により、ドラム支持部3及びこれに支持される回動ドラム5を一体的に、回転軸2中心に任意の角度に回転可能に構成されている。
ドラム支持部3は、回動ドラム5の開口側に対向する底面側の一部を包み、覆うように回動ドラム5を支持する。
また、このドラム支持部3は、原動機又はモーター等の動力源を備えている。ドラム支持部3は、この動力源により、回転軸4中心に回動ドラム5を回動させ、ドラム内に投入された廃材等を撹拌する。
また、このドラム支持部3は、原動機又はモーター等の動力源を備えている。ドラム支持部3は、この動力源により、回転軸4中心に回動ドラム5を回動させ、ドラム内に投入された廃材等を撹拌する。
回動ドラム5は、回転軸4軸線方向の中央部が膨径した円筒形状をしており、側面断面は略六角形状である。この円筒形状の底面のうち、開口側からは、廃材、研磨材10及び水を回動ドラム5内に投入できるようになっている。
なお、撹拌羽根6は、回動ドラム5の円筒形状の内壁に略垂直に複数枚固定されて設けられており、回動ドラム5の回動とともに回転軸4を中心に回転するようになっている。
また、撹拌羽根6は、回動ドラム5の円筒側面から見た場合、回動ドラム5の開口面に対し10°〜60°程度傾いて設けられている。これにより、回動ドラム5回動中には、回動ドラム5内に投入された廃材及び研磨材10が、この撹拌羽根6上に乗っては回動ドラム5内壁に落ち、ということが繰り返され、廃材及び研磨材10を効率よく撹拌することができる。
また、撹拌羽根6は、回動ドラム5の円筒側面から見た場合、回動ドラム5の開口面に対し10°〜60°程度傾いて設けられている。これにより、回動ドラム5回動中には、回動ドラム5内に投入された廃材及び研磨材10が、この撹拌羽根6上に乗っては回動ドラム5内壁に落ち、ということが繰り返され、廃材及び研磨材10を効率よく撹拌することができる。
<ドラム支持部3の回転機構>
前述したように、ドラム支持部3は、回転軸2中心に回転し、その回転角度を調整可能なようになっている。以下、このドラム支持部3の回転機構について説明する。
前述したように、ドラム支持部3は、回転軸2中心に回転し、その回転角度を調整可能なようになっている。以下、このドラム支持部3の回転機構について説明する。
図2は、本発明の実施の形態における廃材面取り加工装置の側面の断面図である。
図に示すように、ドラム支持部3及び回動ドラム5は、水平面と回転軸4の軸線との間の角度が15°〜75°の範囲で回転するようになっており、好ましくは45°を中心に30°〜60°の範囲で回転する。
このようにドラム支持部3及び回動ドラム5を回転軸2中心に回転させるのは、以下の理由による。
回動ドラム5内に廃材、研磨材10及び水が投入されると、これらにより、回動ドラム5からドラム支持部3への重量負荷が増加し、回転軸4中心の回動ドラム5の回動が円滑に行われなくなる。このとき、水平面と回転軸4軸線との間の角度を小さくすると、これに伴いドラム内の廃材等も重力により移動することで回動ドラム5及びドラム支持部3の重心支点が移動する。この結果、スムーズに回動ドラム5が回転軸4中心に回動できるようになる。
図に示すように、ドラム支持部3及び回動ドラム5は、水平面と回転軸4の軸線との間の角度が15°〜75°の範囲で回転するようになっており、好ましくは45°を中心に30°〜60°の範囲で回転する。
このようにドラム支持部3及び回動ドラム5を回転軸2中心に回転させるのは、以下の理由による。
回動ドラム5内に廃材、研磨材10及び水が投入されると、これらにより、回動ドラム5からドラム支持部3への重量負荷が増加し、回転軸4中心の回動ドラム5の回動が円滑に行われなくなる。このとき、水平面と回転軸4軸線との間の角度を小さくすると、これに伴いドラム内の廃材等も重力により移動することで回動ドラム5及びドラム支持部3の重心支点が移動する。この結果、スムーズに回動ドラム5が回転軸4中心に回動できるようになる。
また、このドラム支持部3の回転角度の設定は以下のように自動的に調整される。
このドラム支持部3には、支持する回動ドラム5の重量を測定する装置が内蔵されている。回動ドラム5内に廃材等が投入されると、その重量測定装置は、回動ドラム5全体の重量を測定し、この測定重量に基づいてドラム支持部3の回転角度を設定する。このとき、重量が重ければ重いほど、前述のドラム支持部3の回転角度は小さくなる。この結果、回動ドラム5の重力方向への重量負荷が分散され、スムーズな回動が可能となる。
なお、この角度設定については、操作者が図示しないキー等を操作することにより、任意の角度に設定可能に構成することもできる。
このドラム支持部3には、支持する回動ドラム5の重量を測定する装置が内蔵されている。回動ドラム5内に廃材等が投入されると、その重量測定装置は、回動ドラム5全体の重量を測定し、この測定重量に基づいてドラム支持部3の回転角度を設定する。このとき、重量が重ければ重いほど、前述のドラム支持部3の回転角度は小さくなる。この結果、回動ドラム5の重力方向への重量負荷が分散され、スムーズな回動が可能となる。
なお、この角度設定については、操作者が図示しないキー等を操作することにより、任意の角度に設定可能に構成することもできる。
<動作>
図3は、本発明の実施の形態における廃材の加工方法の動作の流れを示すフローチャートである。以下、図に沿って、廃材がリサイクル材に加工されるまでの動作について説明する。
図3は、本発明の実施の形態における廃材の加工方法の動作の流れを示すフローチャートである。以下、図に沿って、廃材がリサイクル材に加工されるまでの動作について説明する。
まず、廃瓦等の廃材を図示しない破砕機により一定の大きさまで破砕する(ステップS101)。
次に、この破砕した廃材を大きさ別に選別する(ステップS102)。
次に、その選別され、大きさの揃った廃材を廃材面取り加工装置の回動ドラム5内に投入する(ステップS103)。また、このとき、この廃材を研磨するための研磨材100及び水を同様に回動ドラム5内に投入する(ステップS104)。
そして、動力源を駆動させて回動ドラム5を回動させる(ステップS105)。
このとき、廃材は、研磨材10により表面角部分が研磨される。
このとき、廃材は、研磨材10により表面角部分が研磨される。
所定時間経過後、回動ドラム5の回動を停止させる(ステップS106)。
そして、回動ドラム5内の廃材及び研磨材10を取り出し(ステップS107)、これら取り出した廃材及び研磨材10のうち、磁石等の強力な磁性を帯びた磁性体により研磨材10のみを吸着し、研磨剤10と廃材とを選別する(ステップS108)。
このようにして、それぞれの大きさが揃っており、表面の角部分が研磨され丸みを帯びたリサイクル材が得られる。
そして、回動ドラム5内の廃材及び研磨材10を取り出し(ステップS107)、これら取り出した廃材及び研磨材10のうち、磁石等の強力な磁性を帯びた磁性体により研磨材10のみを吸着し、研磨剤10と廃材とを選別する(ステップS108)。
このようにして、それぞれの大きさが揃っており、表面の角部分が研磨され丸みを帯びたリサイクル材が得られる。
<実施例>
以下、本実施の形態における廃材面取り加工装置による実施例について説明する。
図4は、この廃材面取り加工装置による廃材の加工動作の実施例を示す図である。
以下、この図に沿って、本実施例の説明を進める。
以下、本実施の形態における廃材面取り加工装置による実施例について説明する。
図4は、この廃材面取り加工装置による廃材の加工動作の実施例を示す図である。
以下、この図に沿って、本実施例の説明を進める。
まず、廃材を破砕機により、従来の単粒度砕石の粒度範囲を基準に、例えば長径が1〜100mm程度まで破砕する。このとき破砕された廃材は表面に鋭角な角部があり、そのサイズも不揃いである。
次に、この破砕された廃材を円筒状のトロンメルに投入する。そして、このトロンメルを回動させて廃材をふるいにかけ、重量及び大きさごとに分別する(1次分別)。
次に、トロンメルにより分別された廃材を振動ふるい機に投入し、さらに大きさ別に細かく分別する(2次分別)。
例えば、このとき、JIS規格による従来の単粒度砕石の粒度範囲(1号〜7号サイズ)を仕上げ基準に選別するようにしてもよい。
次に、この破砕された廃材を円筒状のトロンメルに投入する。そして、このトロンメルを回動させて廃材をふるいにかけ、重量及び大きさごとに分別する(1次分別)。
次に、トロンメルにより分別された廃材を振動ふるい機に投入し、さらに大きさ別に細かく分別する(2次分別)。
例えば、このとき、JIS規格による従来の単粒度砕石の粒度範囲(1号〜7号サイズ)を仕上げ基準に選別するようにしてもよい。
このようにして破砕し、例えば長径が30mm程度に均一に分別した廃材を直径10mm程度の研磨材10とともに、廃材面取り加工装置の回動ドラム5内に投入する。
また、このとき、廃材表面を均一に研磨するために水をこの回動ドラム5内に投入する。ここで回動ドラム5内に投入する廃材、研磨材10、水の重量比は、5:1:9程度が好ましい。
また、このとき、廃材表面を均一に研磨するために水をこの回動ドラム5内に投入する。ここで回動ドラム5内に投入する廃材、研磨材10、水の重量比は、5:1:9程度が好ましい。
次に、回動ドラム5を回動させて廃材及び研磨材10を同時に撹拌し、廃材表面の研磨を行う。
廃材の研磨作業が完了すると、回動ドラム5の回動を停止し、回動ドラム5内から廃材及び研磨材10を取り出す。
そして、これら取り出した廃材及び研磨材10をベルトコンベア20上で搬送する。
このベルトコンベア20の搬送路上には、磁石等の強力な吸引力を備えた磁気選別機30が設置されている。
廃材及び研磨材10は、ベルトコンベア20で搬送中に、この磁気選別機30の設置箇所を通過すると、強磁性体を含有する研磨材10のみがこの磁気選別機30に吸引される。
そして、この磁気選別機30を通過した研磨材10が除去されたリサイクル材は、回収容器40内に搬送され、研磨材10と分別される。
このようにして、廃材が加工されてリサイクル材が生成される。このリサイクル材は、ほぼ均一なサイズで分別され規格化されており、その表面の角部は研磨されて滑らかな丸みを帯びているので、使い勝手がよく汎用性も高い。
そして、これら取り出した廃材及び研磨材10をベルトコンベア20上で搬送する。
このベルトコンベア20の搬送路上には、磁石等の強力な吸引力を備えた磁気選別機30が設置されている。
廃材及び研磨材10は、ベルトコンベア20で搬送中に、この磁気選別機30の設置箇所を通過すると、強磁性体を含有する研磨材10のみがこの磁気選別機30に吸引される。
そして、この磁気選別機30を通過した研磨材10が除去されたリサイクル材は、回収容器40内に搬送され、研磨材10と分別される。
このようにして、廃材が加工されてリサイクル材が生成される。このリサイクル材は、ほぼ均一なサイズで分別され規格化されており、その表面の角部は研磨されて滑らかな丸みを帯びているので、使い勝手がよく汎用性も高い。
<研磨材10の種類>
前述したように、廃材は、研磨材10と混合させて回動ドラム5内で同時に撹拌されることで、その表面の角部分が削られ、角の無いなめらかなリサイクル材となる。
このとき、混合する研磨材10の種類を選択することにより、その研磨に必要な時間や、研磨後のリサイクル材の形状を任意に調整することができる。
以下、本実施の形態において使用される各種類の研磨材10について説明する。
前述したように、廃材は、研磨材10と混合させて回動ドラム5内で同時に撹拌されることで、その表面の角部分が削られ、角の無いなめらかなリサイクル材となる。
このとき、混合する研磨材10の種類を選択することにより、その研磨に必要な時間や、研磨後のリサイクル材の形状を任意に調整することができる。
以下、本実施の形態において使用される各種類の研磨材10について説明する。
図5の(a)〜(i)は、その各種類の研磨材10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h,10iの外観を示す代表的な図である。
このうち、(a)には、その表面が研磨されて滑らかとなったパチンコ玉形状の研磨材10aが示されている。
この研磨材10aを廃材とともに回動ドラム5に投入し、所定時間撹拌することで、廃材の角部分を研磨し、滑らかな丸みを帯びたリサイクル材を生成することができる。
このうち、(a)には、その表面が研磨されて滑らかとなったパチンコ玉形状の研磨材10aが示されている。
この研磨材10aを廃材とともに回動ドラム5に投入し、所定時間撹拌することで、廃材の角部分を研磨し、滑らかな丸みを帯びたリサイクル材を生成することができる。
(b)には、研磨材10bが示されている。この略球形状の研磨材10bの表面には、一定間隔の幅狭の溝(例えば波型)が刻設され、ヤスリ加工されている。
また、(c)には、研磨材10cが示されている。この略球形状の研磨材10cの表面には、鱗状の凹凸が刻設されている。
これら研磨材10b,10cは、その表面に施されている溝により、研磨材10aと比べて廃材表面を短時間で研磨することができる。また、このとき、この研磨後のリサイクル材の表面は、研磨材10aと比べて粗めのザラザラした仕上がりとなる。
また、(c)には、研磨材10cが示されている。この略球形状の研磨材10cの表面には、鱗状の凹凸が刻設されている。
これら研磨材10b,10cは、その表面に施されている溝により、研磨材10aと比べて廃材表面を短時間で研磨することができる。また、このとき、この研磨後のリサイクル材の表面は、研磨材10aと比べて粗めのザラザラした仕上がりとなる。
(d)には、研磨材10dが示されている。この略球形状の研磨材10dの表面には、ゴルフボール状の半球状(クレーター状)の窪みが多数設けられている。
この研磨材10dは、その表面に多数設けられている窪みにより、研磨材10b,10cと同程度又は短時間で廃材表面を研磨することができる。また、この研磨後のリサイクル材の表面は、研磨材10b,10cと同様にザラザラした粗い仕上がりとなる。
この研磨材10dは、その表面に多数設けられている窪みにより、研磨材10b,10cと同程度又は短時間で廃材表面を研磨することができる。また、この研磨後のリサイクル材の表面は、研磨材10b,10cと同様にザラザラした粗い仕上がりとなる。
(e)には、研磨材10eが示されている。この略球形状の研磨材10eの表面には、長さ1〜3mm程度の先端が丸い略釣鐘状の突起が多数放射状に設けられている。
また、(f)には、金平糖形状の研磨材10fが示されている。この研磨材10fは、略球形状をしており、その表面には、長さ1〜3mm程度の略円錐又は略多角錐状の突起が多数放射状に設けられている。
これら研磨材10e,10fは、その表面に多数設けられている突起により、研磨材10a〜10dと比べて廃材表面を短時間で研磨することができる。また、この研磨後のリサイクル材の表面は、研磨材10a〜10dと比べてザラザラした粗い仕上がりとなる。
また、(f)には、金平糖形状の研磨材10fが示されている。この研磨材10fは、略球形状をしており、その表面には、長さ1〜3mm程度の略円錐又は略多角錐状の突起が多数放射状に設けられている。
これら研磨材10e,10fは、その表面に多数設けられている突起により、研磨材10a〜10dと比べて廃材表面を短時間で研磨することができる。また、この研磨後のリサイクル材の表面は、研磨材10a〜10dと比べてザラザラした粗い仕上がりとなる。
(g)には、ドリル形状の研磨材10gが示されている。この研磨材10gは、略円柱形状の側面上に螺旋状の溝が設けられている。
また、(h)には、タップ(ネジ溝を刻設するもの)形状の研磨材10hが示されている。この研磨材10hは、円筒の側面一端をその円筒の底面に略垂直な平面で切断した形状をしている。
また、(i)には、ネジ軸形状の研磨材10iが示されている。この研磨材10iは、略円柱形状の側面上に、研磨材10gよりも狭い間隔で螺旋状の溝が設けられている。この溝間隔は、一般的なネジ溝の間隔と同程度である。
これら、研磨材10g,10h,10iは、その溝又は切断面の形状により、研磨材10a〜10dと比べて廃材表面を短時間で研磨することができる。また、この研磨後のリサイクル材の表面は、研磨材10a〜10dと比べてザラザラした粗い仕上がりとなる。
また、(h)には、タップ(ネジ溝を刻設するもの)形状の研磨材10hが示されている。この研磨材10hは、円筒の側面一端をその円筒の底面に略垂直な平面で切断した形状をしている。
また、(i)には、ネジ軸形状の研磨材10iが示されている。この研磨材10iは、略円柱形状の側面上に、研磨材10gよりも狭い間隔で螺旋状の溝が設けられている。この溝間隔は、一般的なネジ溝の間隔と同程度である。
これら、研磨材10g,10h,10iは、その溝又は切断面の形状により、研磨材10a〜10dと比べて廃材表面を短時間で研磨することができる。また、この研磨後のリサイクル材の表面は、研磨材10a〜10dと比べてザラザラした粗い仕上がりとなる。
<各形状の研磨材10による研磨時間>
前述した研磨材10a〜10iは、その各形状により、研磨に要する時間が異なる。
図6は、この各形状の研磨材10a〜10iによる研磨に要する時間を示す図である。
この図には、廃材の長径と、この廃材と混合する各研磨材10a〜10iの形状及び直径と、このとき研磨に要する時間との関係が示されている。
なお、この図においては、廃材の長径を30mm程度、研磨材10の直径を10mm程度としている。また、撹拌時の廃材、研磨材10及び水の重量は、図に示す通りである。
図に示すように、例えば表面が滑らかな研磨材10aであれば、5〜6時間程度で廃材の表面が十分に研磨される。一方、表面に突起が設けられている研磨材10e,10fや、ドリル等の形状をした研磨材10g,10h,10iであれば、その表面の摩擦係数が研磨材10aよりも高いので、1時間前後で研磨作業が完了する。
前述した研磨材10a〜10iは、その各形状により、研磨に要する時間が異なる。
図6は、この各形状の研磨材10a〜10iによる研磨に要する時間を示す図である。
この図には、廃材の長径と、この廃材と混合する各研磨材10a〜10iの形状及び直径と、このとき研磨に要する時間との関係が示されている。
なお、この図においては、廃材の長径を30mm程度、研磨材10の直径を10mm程度としている。また、撹拌時の廃材、研磨材10及び水の重量は、図に示す通りである。
図に示すように、例えば表面が滑らかな研磨材10aであれば、5〜6時間程度で廃材の表面が十分に研磨される。一方、表面に突起が設けられている研磨材10e,10fや、ドリル等の形状をした研磨材10g,10h,10iであれば、その表面の摩擦係数が研磨材10aよりも高いので、1時間前後で研磨作業が完了する。
このように、研磨後に得られるリサイクル材の用途等に応じて、使用する研磨材10を適宜選択することができる。例えば、表面が滑らかなリサイクル材が必要な場合には、研磨材10aを使用すればよいし、短時間で研磨したい場合には、研磨材10e〜10i等を使用すればよい。
<実施の形態のまとめ>
以上説明したように、本実施の形態によれば、廃材とともに研磨材10を回動ドラム5に投入し撹拌することにより、その廃材表面の角部分を研磨し滑らかな丸みを帯びたリサイクル材に容易に加工することが可能となる。
この角部分が無いリサイクル材は、角部分があるものと比べて安全面及び美観において優れているので、庭石、敷石又は河川浄化材など、その利用分野も拡大され汎用性も高まる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、廃材とともに研磨材10を回動ドラム5に投入し撹拌することにより、その廃材表面の角部分を研磨し滑らかな丸みを帯びたリサイクル材に容易に加工することが可能となる。
この角部分が無いリサイクル材は、角部分があるものと比べて安全面及び美観において優れているので、庭石、敷石又は河川浄化材など、その利用分野も拡大され汎用性も高まる。
また、このようにして得られたリサイクル材は、主に舗装材、路盤材、敷石材、法面保護材、化粧目地砂利、植栽用玉砂利、漁礁、河川浄化材として使用することができる。
例えば、廃材が陶器製の瓦やレンガである場合、これから得られるリサイクル材は高い吸水性を有するものであるので、このリサイクル材を一般の河川や公園内の人工河川等に敷きつめることで、これら河川汚染の原因となっている汚れを含んだ水を吸水する効力があり、低コストで容易に河川を浄化できるようになる。
例えば、廃材が陶器製の瓦やレンガである場合、これから得られるリサイクル材は高い吸水性を有するものであるので、このリサイクル材を一般の河川や公園内の人工河川等に敷きつめることで、これら河川汚染の原因となっている汚れを含んだ水を吸水する効力があり、低コストで容易に河川を浄化できるようになる。
また、リサイクル材をさらに粉砕機により粉砕し、パウダー状に加工した場合には、これを再生瓦、再生レンガ、再生インターロッキング、再生タイル又は再生陶器製品類等に混合して使用することができる。
また、このパウダー状のリサイクル材を、その他、紙、布、顔料、釉薬又は塗料全般等に混合して使用するようにしてもよい。
また、このパウダー状のリサイクル材を、その他、紙、布、顔料、釉薬又は塗料全般等に混合して使用するようにしてもよい。
また、リサイクル材加工の際に投入する研磨材10の形状を選択することにより、その加工時間及び加工後のリサイクル材表面の質感を任意に調整することができる。例えば、リサイクル材表面を滑らかにしたい場合には、表面が滑らかに研磨されている研磨材10aを用いればよいし、短時間でリサイクル材を加工したい場合には、表面に突起や溝等が設けられている研磨材10b,10cを用いればよい。また、これら複数種類の研磨材10を混合して用いてもよい。
また、研磨材10の形状については、本実施の形態において図示したものに限定されず、同時に投入する廃材を研磨可能なものであれば、他の形状であってもよい。
また、研磨材10の形状については、本実施の形態において図示したものに限定されず、同時に投入する廃材を研磨可能なものであれば、他の形状であってもよい。
また、研磨材10には、鉄やニッケル等の磁石に吸引される金属等の強磁性体が含有されており、廃材にはこのような磁石に吸引される素材が含有されていないので、研磨後に、磁石により研磨材10のみを吸引することで、研磨材10とリサイクル材とを容易に分別することができるようになっている。
また、本実施の形態に使用する廃材は、例えば、廃瓦、廃石、廃レンガ、廃ガレキ、廃タイル、コンクリートガラ、廃ALC(Autoclaved Lightweight Concrete)板等、その他、磁性体を含有せず、磁石等に吸引されないものであればよい。
これら廃材は、1度に回動ドラム5内に、同一種類のものだけを投入してもよいし、複数種類のものを同時に投入してもよい。
これら廃材は、1度に回動ドラム5内に、同一種類のものだけを投入してもよいし、複数種類のものを同時に投入してもよい。
また、廃材が廃瓦又は廃レンガ等であり、表面に釉薬が塗布されたものであるとき、この釉薬を塗布されている廃材を加工してリサイクル材を生成すると、その表面の一部に釉薬が残存して独特な模様を形成するので、美観が要求される庭石等に有効に利用することができる。
また、本実施の形態における廃材面取り加工装置の回動ドラム5は、一方が開口した円筒形状であり、これを回動することにより廃材及び研磨材10を撹拌するものであるが、箱型部材(容器)に廃材及び研磨材10を投入し所定の振動を加えることで、廃材及び研磨材10を撹拌し研磨するものであれば、その箱型部材の形状は限定されないものとする。
また、破砕機としては、破砕する廃材の材質や大きさ等に応じて、ロールミル、円錐クラッシャ、往復式又は回転式のカッターを備えた装置、ウォームと有孔円盤とを組み合わせた装置、スクリュー式回転ドラム型等から適宜選択される。
なお、上記の実施例は本発明の好適な実施の一例であり、本発明の実施例は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能となる。
1 支持台部
2,4 回転軸
3 ドラム支持部
5 回動ドラム
6 撹拌羽根
10,10a〜10i 研磨材
20 ベルトコンベア
30 磁気選別機
40 回収容器
2,4 回転軸
3 ドラム支持部
5 回動ドラム
6 撹拌羽根
10,10a〜10i 研磨材
20 ベルトコンベア
30 磁気選別機
40 回収容器
Claims (6)
- 所定の動力源により回動する回動ドラムと、前記回動ドラム内に投入される研磨材とを有し、
前記回動ドラムは、該ドラム内に廃材及び研磨材が投入された状態で回動を行い、前記廃材及び研磨材を同時に撹拌して、前記廃材を研磨することを特徴とする廃材面取り加工装置。 - 前記研磨材は、表面が研磨された略球形の硬質材であることを特徴とする請求項1記載の廃材面取り加工装置。
- 前記研磨材は、表面に溝が刻設されたヤスリ加工が施されていることを特徴とする請求項1記載の廃材面取り加工装置。
- 前記研磨材は、表面に多数の突起が設けられていることを特徴とする請求項1記載の廃材面取り加工装置。
- 前記研磨材は、磁石に吸引される強磁性を持つ強磁性体を含有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の廃材面取り加工装置。
- 前記廃材は、廃瓦、廃石、廃レンガ、廃ガレキ、廃タイル、コンクリートガラ又は廃ALC板のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の廃材面取り加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006107874A JP2007276074A (ja) | 2006-04-10 | 2006-04-10 | 廃材面取り加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007276074A true JP2007276074A (ja) | 2007-10-25 |
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ID=38678084
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101391856B1 (ko) | 2011-12-30 | 2014-05-27 | 주식회사 금광 이.엔.지 | 타격에 의한 표면 박리와 입형 개선이 가능한 순환골재 연마기 |
JP2015062963A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | 昭和電工ガスプロダクツ株式会社 | ショットブラスト装置 |
CN107225459A (zh) * | 2016-03-23 | 2017-10-03 | 新昌县澄潭镇康成机械配件厂 | 工业零部件批量处理装置 |
RU174481U1 (ru) * | 2017-04-14 | 2017-10-16 | Денис Валентинович Тяглин | Устройство для поверхностной обработки материалов |
CN109015121A (zh) * | 2018-08-24 | 2018-12-18 | 辽宁科技大学 | 一种滚动式复合磁力研磨装置及方法 |
JP7513263B2 (ja) | 2020-12-07 | 2024-07-09 | 株式会社請川窯業 | 廃瓦を使用した地表敷設材の製造方法 |
-
2006
- 2006-04-10 JP JP2006107874A patent/JP2007276074A/ja active Pending
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