JP2007275358A - 空調装置付きベッド - Google Patents
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Abstract
【課題】空調装置付きベッド(1)において、就寝者が掛け布団(2)を使用した場合でも、空調装置付きベッド(1)に設置された足側吹出口(4a,4b)が閉塞されないようにして、就寝者周りの就寝空間(14)に快適な温度分布を形成する。
【解決手段】空調装置付きベッド(1)に設けられた足側スペース(16)に布団用保持パイプ(5)を設置する。
【選択図】図1
【解決手段】空調装置付きベッド(1)に設けられた足側スペース(16)に布団用保持パイプ(5)を設置する。
【選択図】図1
Description
本発明は、空調装置付きベッドに関し、特に、就寝者が掛け布団を使用するのに好適な空調装置付きベッドに関するものである。
従来より、就寝者の快眠性を高めるために、就寝者周りの温度をコントロールする空調装置を収納した空調装置付きベッドが多く提案されている。そして、これら提案されている空調装置付きベッドの中で、さらに快眠効果を高めた空調装置付きベッドが特許文献1に示されている。
特許文献1の空調装置付きベッドは就寝快眠カプセルに備えられたベッドであり、このベッドにおける就寝者の頭部及び足部の近傍に空調装置の吹出口が設置されている。そして、上記頭部の吹出口より吹き出す調和空気の温度が足部の吹出口より吹き出す調和空気の温度より低くなるように空調制御されている。これにより、就寝者周りの空間において、人体の温熱生理的な快適性に適しているとされる、頭部側が最も低く、足部側にいくに従って漸次高くなる「頭寒足熱」の温度分布が形成されることになる。この「頭寒足熱」の温度分布により、就寝者における就寝時の快眠性を促進することができる。
つまり、この空調装置付きベッドでは、就寝者周りの就寝空間に「頭寒足熱」の温度分布が実現されるので、就寝者は掛け布団などの寝具用品を使用しなくても、快適な就寝空間を得ることが可能である。
特開2006−010280号公報
しかしながら、掛け布団などを必要としないで快適な就寝空間が作り出されたとしても、比較的多くの就寝者は掛け布団がないと不安で眠れないと感じている場合がある。又、ベッドを数多く設置しているホテルなどでは、掛け布団などの寝具用品を他のホテルとの差別化のポイントとして打ち出している場合も少なくない。このような理由から、空調装置付きベッドにおいて、就寝者周りに快適な就寝空間を作り出すうえで、就寝者が掛け布団を使用する場合のことも考慮する必要がある。
上記空調装置付きベッドでは、省エネや省スペースの観点から就寝者の足側近傍に空調装置の吹出口が設置されている場合があり、上記就寝者が掛け布団を使用した際に、就寝者の足側近傍に設置された上記吹出口が上記掛け布団により塞がれる可能性があり、就寝者周りに良好な「頭寒足熱」の温度分布が実現できないという問題が生じる場合がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、空調装置付きベッドにおいて、就寝者が掛け布団を使用した場合でも、就寝者周りの就寝空間に快適な温度分布を形成させることである。
第1の発明は、掛け布団(2)を使用する就寝者が横たわるマットレス(13)と、上記マットレス(13)を載せたベッド本体(10)と、上記ベッド本体(10)を覆うことが可能なカーテン(26)を有するとともにベッド本体(10)に設けられた天蓋部(20)と、上記カーテン(26)が形成する就寝空間(14)の空気調和を行う空調ユニット(30,40)とを備え、上記空調ユニット(30,40)に設けられて空気を上向きに吹き出す吹出口(4a,4b)が、上記ベッド本体(10)における就寝者の足側に設けられた空調装置付きベッドを前提としている。
そして、上記空調装置付きベッドの吹出口(4a,4b)の上方で上記掛け布団(2)を保持する布団保持部材(5)が設けられたことを特徴としている。
第1の発明では、上記布団保持部材(5)に上記掛け布団(2)を保持させることにより、上記ベッド本体(10)に設けられるとともに上記空調ユニット(30,40)に連通する上記吹出口(4a,4b)が閉塞されることを防止できる。ここで、空調ユニット(30,40)は上記ベッド本体(10)の内部に収納されてもよいし、上記ベッド本体(10)の外部に設置されてダクトによって該ベッド本体(10)に接続されてもよい。
第2の発明は、第1の発明において、上記布団保持部材(5)が、上記掛け布団(2)をマットレス(13)の上面より高い位置で保持するように構成されていることを特徴としている。
第2の発明では、上記布団保持部材(5)により、就寝者が使用する掛け布団(2)を、空調装置付きベッド(1)の吹出口(4a,4b)の上方におけるマットレス(13)の上面より高い位置で保持することができるので、掛け布団(2)の足側端部とマットレス(13)との間に隙間を作ることができる。
第3の発明は、第1の発明において、上記布団保持部材(5)が、上記ベッド本体(10)の足側の両端に設けられた支柱部材(5a)と、上記掛け布団(2)をマットレス(13)の上面より高い位置で保持するように上記支柱部材(5a)同士を連結した支柱連結部材(5b)とを備えていることを特徴としている。
第3の発明では、上記掛け布団(2)の足側端部を上記支柱連結部材(5b)で支えることにより、該掛け布団(2)を、空調装置付きベッド(1)の吹出口(4a,4b)の上方におけるマットレス(13)の上面より高い位置で保持することができる。
第4の発明は、第1の発明において、上記布団保持部材(5)が、上記ベッド本体(10)の足側の両端に設けられた支柱部材(5a)と、上記掛け布団(2)をマットレス(13)の上面より高い位置で保持するように支柱部材(5a)に連結された紐部材(5d)とを備えていることを特徴としている。
第4の発明では、上記紐部材(5d)と上記掛け布団(2)の足側端部とをつないで、上記掛け布団(2)の足側端部を持ち上げて、空調装置付きベッド(1)の吹出口(4a,4b)の上方におけるマットレス(13)の上面より高い位置で保持することができる。
第5の発明は、第1の発明において、上記布団保持部材(5)が、上記ベッド本体(10)の足側の両端に設けられた支柱部材(5a)と、上記支柱部材(5a)同士を連結した支柱連結部材(5b)と、上記掛け布団(2)をマットレス(13)の上面より高い位置で保持するように上記支柱連結部材(5b)に連結されたネット部材(5e)とを備えていることを特徴としている。
第5の発明では、上記掛け布団(2)の足側端部を上記ネット部材(5e)で支えることにより、該掛け布団(2)を、空調装置付きベッド(1)の吹出口(4a,4b)の上方におけるマットレス(13)の上面より高い位置で保持することができる。
第6の発明は、第1から第5の発明の何れか1つにおいて、上記天蓋部(20)が有するカーテン(26)を上記掛け布団(2)より上方で保持するカーテン保持部材(6)を備えていることを特徴としている。
第6の発明では、上記空調装置付きベッド(1)が、上記布団保持部材(5)だけでなく、カーテン保持部材(6)も備えることにより、掛け布団(2)とカーテン(26)とを空調装置付きベッド(1)の吹出口(4a,4b)の上方で保持することができる。
第7の発明は、第1の発明において、上記布団保持部材(5)が、上記ベッド本体(10)の足側の両端に設けられた支柱部材(5a)と、上記掛け布団(2)をマットレス(13)の上面より高い位置で保持するように支柱部材(5a)同士を連結した支柱連結部材(5b)と、上記天蓋部(20)が有するカーテン(26)を上記掛け布団(2)より上方で保持するカーテン保持部材(6)とを備え、上記支柱部材(5a)と上記支柱連結部材(5b)とが、上記カーテン保持部材(6)で構成されていることを特徴としている。
第8の発明は、第1の発明において、上記布団保持部材(5)が、上記ベッド本体(10)の足側の両端に設けられた支柱部材(5a)と、上記掛け布団(2)をマットレス(13)の上面より高い位置で保持するように支柱部材(5a)に連結された紐部材(5d)と、上記天蓋部(20)が有するカーテン(26)を上記掛け布団(2)より上方で保持するカーテン保持部材(6)とを備え、上記支柱部材(5a)が、上記カーテン保持部材(6)で構成されていることを特徴としている。
第9の発明は、第1の発明において、上記布団保持部材(5)が、上記ベッド本体(10)の足側の両端に設けられた支柱部材(5a)と、上記支柱部材(5a)同士を連結した支柱連結部材(5b)と、上記掛け布団(2)をマットレス(13)の上面より高い位置で保持するように上記支柱連結部材(5b)に連結されたネット部材(5e)と、上記天蓋部(20)が有するカーテン(26)を上記掛け布団(2)より上方で保持するカーテン保持部材(6)とを備え、上記支柱部材(5a)と上記支柱連結部材(5b)とが、上記カーテン保持部材(6)で構成されていることを特徴としている。
第7、8及び9の発明では、いずれの発明も、上記布団保持部材(5)によって、掛け布団(2)を空調装置付きベッド(1)の吹出口(4a,4b)の上方におけるマットレス(13)の上面より高い位置で保持することができると共に、カーテン(26)も上記掛け布団(2)の上方で保持することができる。
本発明によれば、上記掛け布団(2)により、上記空調装置付きベッド(1)の吹出口(4a,4b)が閉塞することを防止できるので、常に吹出口(4a,4b)から吹き出される調和空気を就寝空間(14)に送ることができ、該就寝空間(14)に快適な温度分布を形成することが可能となる。
また、上記第2の発明によれば、上記掛け布団(2)により、上記空調装置付きベッド(1)の吹出口(4a,4b)が閉塞することを防止できるだけでなく、吹出口(4a,4b)から就寝空間(14)に向かって送られてくる調和空気の一部を、掛け布団(2)の足側端部とマットレス(13)との間の隙間を通過させて、就寝者の足元に送ることができる。これにより、掛け布団(2)で塞がれていた就寝者の足元を快適な温度にすることが可能となる。
また、上記第3の発明によれば、上記掛け布団(2)を上記支柱連結部材(5b)で保持することにより、上記吹出口(4a,4b)の閉塞を防止できるので、就寝空間(14)に快適な温度分布を形成することが可能となる。
また、上記第4の発明によれば、第3の発明と同様に、上記掛け布団(2)を上記紐部材(5d)で保持することにより、上記吹出口(4a,4b)の閉塞を防止できるので、就寝空間(14)に快適な温度分布を形成することが可能となる。
また、上記第5の発明によれば、第3の発明と同様に、上記掛け布団(2)を上記ネット部材(5e)で保持することにより、上記吹出口(4a,4b)の閉塞を防止できるので、就寝空間(14)に快適な温度分布を形成することが可能となる。
また、上記第6の発明によれば、上記掛け布団(2)だけでなくカーテン(26)による上記空調装置付きベッド(1)の吹出口(4a,4b)の閉塞を防止できるので、常に吹出口(4a,4b)から吹き出される調和空気を就寝空間(14)に送ることができ、該就寝空間(14)に快適な温度分布を形成することが可能となる。
また、上記第7の発明によれば、掛け布団(2)を保持する布団保持部材(5)と、カーテン(26)を保持するカーテン保持部材(6)とを別々に設置しなくても、布団保持部材(5)の支柱部材(5a)をカーテン保持部材(6)で構成することにより、掛け布団(2)とカーテン(26)とを1つの部材で保持することができる。そして、上記第1から第6の発明と同様に、上記空調装置付きベッド(1)の吹出口(4a,4b)の閉塞を防止して、常に吹出口(4a,4b)から吹き出される調和空気を就寝空間(14)に送ることができ、該就寝空間(14)に快適な温度分布を形成することも可能となる。
また、上記第8、9の発明によれば、第7の発明と同じ効果を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の空調装置付きベッド(1)は、就寝者の頭部及び足側の空気調和を行い、就寝者周りの就寝空間(14)に頭寒足熱の温度分布を形成させるものである。
上記空調装置付きベッド(1)は、ベッド本体(10)と、該ベッド本体(10)周りに就寝空間(14)を形成するカーテン(26)を有する天蓋(天蓋部)(20)とを備えている。そして、上記空調装置付きベッド(1)の内部には、図2に示すように、頭側空調ユニット(空調ユニット)(40)と、足側空調ユニット(空調ユニット)(30)と、頭側空調ユニット(40)及び足側空調ユニット(30)を制御するコントローラ(60)とが収納されている。さらに、本実施形態の空調装置付きベッド(1)では、図1に示すように、就寝者が使用する掛け布団(2)或いは上記天蓋(20)に設けられたカーテン(26)により、ベッド本体(10)に設けられた足側吹出口(吹出口)(4a,4b)が閉塞しないように布団保持パイプ(布団保持部材)(5)と、カーテン保持パイプ(カーテン保持部材)(6)とが備えられている。
〈ベッド本体〉
上記ベッド本体(10)は、図2に示すように、頭側空調ユニット(40)が収納されたヘッドボード(12)と、足側空調ユニット(30)が収納された寝台(11)とを備えている。
上記ベッド本体(10)は、図2に示すように、頭側空調ユニット(40)が収納されたヘッドボード(12)と、足側空調ユニット(30)が収納された寝台(11)とを備えている。
上記ヘッドボード(12)は、上記寝台(11)における就寝者の頭側の端部に立設されている。上記ヘッドボード(12)の前面には、第1通風グリル(12a)が設けられ、上記ヘッドボード(12)の背面上部の両側には、第2通風グリル(12b)が設けられている。また、上記ヘッドボード(12)の各側面下部には、第3通風グリル(12c)が設けられている。
上記寝台(11)は、扁平な直方体の台状に形成され、上記寝台(11)の上には就寝者が横たわるためのマットレス(13)が載せられている。上記マットレス(13)は、上記寝台(11)における上面の面積よりも長手方向に一回り小さく形成され、上記寝台(11)の足側端部から所定長さを離して、寝台(11)に足側スペース(16)が確保されるように配置されている。そして、この足側スペース(16)内に上記足側空調ユニット(30)に通じる足側吹出口(4a,4b)及び足側吸込口(3)が、空気を上向きに吹き出すように設けられている。上記足側吸込口(3)は足側スペース(16)のほぼ中央に配置され、その両側に足側吹出口(4a,4b)がそれぞれ配置されている。さらに、上記足側スペース(16)には、布団保持パイプ(5)と、カーテン保持パイプ(6)とが設けられている。
〈布団保持パイプ及びカーテン保持パイプ〉
上記布団保持パイプ(5)は、図2に示すように、2本の布団用支柱(5a)と布団用支柱連結パイプ(支柱連結部材)(5b)とが一体となって形成されている。各布団用支柱(5a)は足側スペース(16)の長手方向の両側に立設され、その布団用支柱(5a)同士がそれぞれ布団用支柱連結パイプ(5b)で連結されている。ここで、上記布団保持パイプ(5)は、布団用支柱連結パイプ(5b)がマットレス(13)より若干高い位置に配置されている。
上記布団保持パイプ(5)は、図2に示すように、2本の布団用支柱(5a)と布団用支柱連結パイプ(支柱連結部材)(5b)とが一体となって形成されている。各布団用支柱(5a)は足側スペース(16)の長手方向の両側に立設され、その布団用支柱(5a)同士がそれぞれ布団用支柱連結パイプ(5b)で連結されている。ここで、上記布団保持パイプ(5)は、布団用支柱連結パイプ(5b)がマットレス(13)より若干高い位置に配置されている。
上記カーテン保持パイプ(6)も、布団保持パイプ(5)と同様に2本のカーテン用支柱(6a)とカーテン用支柱連結パイプ(6b)とが一体となって形成されている。カーテン用支柱(6a)は、各布団用支柱(5a)の外側にそれぞれ立設され、各カーテン用支柱(6a)同士がそれぞれカーテン用支柱連結パイプ(6b)で連結されている。
〈天蓋〉
上記天蓋(20)は、図1に示すように、ベッド本体(10)において、ヘッドボード(12)の背面及び側面を除いた略全体を覆って、就寝者が就寝する就寝空間(14)を形成するように構成されている。そして、上記天蓋(20)は、カーテン(26)と、該カーテン(26)を吊す天井部材(23)と、該天井部材(23)を支持紐(22)を介して支持する支持部(21)とを備えている。
上記天蓋(20)は、図1に示すように、ベッド本体(10)において、ヘッドボード(12)の背面及び側面を除いた略全体を覆って、就寝者が就寝する就寝空間(14)を形成するように構成されている。そして、上記天蓋(20)は、カーテン(26)と、該カーテン(26)を吊す天井部材(23)と、該天井部材(23)を支持紐(22)を介して支持する支持部(21)とを備えている。
上記天井部材(23)は、天井枠(24)と天井蓋(25)とを備えている。上記天井枠(24)は、環状に形成され、上記支持部(21)に設けられた保持部(21a)に保持された4本の支持紐(22)を介して上記支持部(21)に垂下されている。上記天井蓋(25)は、上記天井枠(24)と同じ大きさの外周を有する円形状に形成され、上記天井枠(24)の上に配置されて天井枠(24)内部を閉塞している。
上記支持部(21)は、湾曲した棒状に形成され、一端がヘッドボード(12)の右側上端に固定され、他端が頭部寄りの寝台(11)の中央部上方に位置している。また、上記支持部(21)の他端には、支持紐(22)を保持する保持部(21a)が設けられている。
(足側空調ユニット)
上記足側空調ユニット(30)は、寝台(11)の足側に収納され、該足側空調ユニット(30)と寝台(11)とが分離できる構成となっている。具体的に、上記足側空調ユニット(30)には、図4(A)の内部機器の配置を表す平面図に示すように、足側ケーシング(30a)が備えられ、該足側ケーシング(30a)の内部には足側空調ファン(31)及び電熱ヒータ(32)が備えられている。
上記足側空調ユニット(30)は、寝台(11)の足側に収納され、該足側空調ユニット(30)と寝台(11)とが分離できる構成となっている。具体的に、上記足側空調ユニット(30)には、図4(A)の内部機器の配置を表す平面図に示すように、足側ケーシング(30a)が備えられ、該足側ケーシング(30a)の内部には足側空調ファン(31)及び電熱ヒータ(32)が備えられている。
上記足側ケーシング(30a)は扁平な横長の略T字状に形成され、上記足側ケーシング(30a)の外面には1つの吸込口開口(33)と2つの吹出口開口(34)とが設けられている。上記吸込口開口(33)は上記足側空調ユニット(30)の外側に置かれた上記寝台(11)の足側吸込口(3)の真下の足側ケーシング(30a)外面(上面)に形成され、上記各吹出口開口(34)は上記寝台(11)の各足側吹出口(4a,4b)の真下の足側ケーシング(30a)外面(上面)にそれぞれ形成されている。そして、吸込口開口(33)と足側吸込口(3)、各吹出口開口(34)と各足側吹出口(4a,4b)とは図示していないが、それぞれダクトで接続されている。又、上記吸込口開口(33)と各吹出口開口(34)とは、上記足側ケーシング(30a)の内部に設けられた足側空調通路(35)により連通され、該足側空調通路(35)内には上記足側空調ファン(31)が備えられている。
上記足側空調ファン(31)は遠心ファンであり、中央部に足側空調ファン吸込口(31a)が形成され、外周面の一部に足側空調ファン吹出口(31b)が形成されている。そして、上記足側空調ファン吸込口(31a)と上記吸込口開口(33)とが連通し、上記足側空調ファン吹出口(31b)と各吹出口開口(34)とが分岐を伴って連通するように、上記足側空調ファン(31)が上記足側空調通路(35)内に配置されている。
上記電熱ヒータ(32)は、足側空調ファン吹出口(31b)から送られてくる空気を加熱するために用いられ、上記各吹出口開口(34)の近傍にそれぞれ配置されている。
(頭側空調ユニット)
上記頭側空調ユニット(40)は、ヘッドボード(12)に収納され、該頭側空調ユニット(40)とヘッドボード(12)とが分離できる構成となっている。具体的に、上記頭側空調ユニット(40)には、図5に示すように、頭側ケーシング(40a)が備えられ、該頭側ケーシング(40a)の内部には頭側空調ファン(45)と、第1,2頭側排熱ファン(46a,46b)と、ペルチェ素子を備えた第1、2熱交換器(41a,41b)とが収納されている。
上記頭側空調ユニット(40)は、ヘッドボード(12)に収納され、該頭側空調ユニット(40)とヘッドボード(12)とが分離できる構成となっている。具体的に、上記頭側空調ユニット(40)には、図5に示すように、頭側ケーシング(40a)が備えられ、該頭側ケーシング(40a)の内部には頭側空調ファン(45)と、第1,2頭側排熱ファン(46a,46b)と、ペルチェ素子を備えた第1、2熱交換器(41a,41b)とが収納されている。
上記頭側ケーシング(40a)は、ヘッドボード(12)より一回り小さく形成されている。上記頭側ケーシング(40a)の正面付近には空調側吹出口開口(49)及び空調側吸込口開口(47)がそれぞれ設けられている。又、頭側ケーシング(40a)の背面の左上部及び右上部にはそれぞれ第1、2排熱側吸込口開口(50a,50b)が1箇所づづ設けられ、頭側ケーシング(40a)の左右の側面下部にはそれぞれ第1、2排熱側吹出口開口(51a,51b)が設けられている。
上記空調側吸込口開口(47)及び空調側吹出口開口(49)は、上記頭側空調ユニット(40)の外側に配置されている上記へッドボード(12)の第1通風グリル(12a)に接続されている。又、上記第1、2排熱側吸込口開口(50a,50b)は、上記へッドボード(12)の各第2通風グリル(12b)にそれぞれ接続され、上記第1、2排熱側吹出口開口(51a,51b)は、へッドボード(12)の各第3通風グリル(12c)にそれぞれ接続されている。そして、上記空調側吹出口開口(49)と空調側吸込口開口(47)とは上記頭側ケーシング(40a)内に設けられた頭側空調通路(52)により連通されている。又、頭側ケーシング(40a)の左側に位置する上記第1排熱側吹出口開口(51a)と上記第1排熱側吸込口開口(50a)とは上記頭側ケーシング(40a)内に設けられた第1頭側排熱通路(53a)により連通され、頭側ケーシング(40a)の右側に位置する上記第2排熱側吹出口開口(51b)と上記第2排熱側吸込口開口(50b)とは上記頭側ケーシング(40a)内に設けられた第2頭側排熱通路(53b)により連通されている。上記頭側空調通路(52)内には上記頭側空調ファン(45)が備えられ、上記第1,2頭側排熱通路(53a,53b)内には上記頭側排熱ファン(46a,46b)がそれぞれ備えられている。そして、これらのファン(45,46a,46b)の運転により発生する空気の流れが他の通路に侵入しないように、頭側空調通路(52)と第1頭側排熱通路(53a)とが第1仕切板(48a)で、頭側空調通路(52)と第2頭側排熱通路(53b)とが第2仕切板(48b)でそれぞれ区画されている。
上記頭側空調ファン(45)は、遠心ファンであり、中央部に頭側空調ファン吸込口(45a)が形成され、外周面の一部に頭側空調ファン吹出口(45b)が形成されている。そして、上記頭側空調ファン吸込口(45a)と空調側吸込口開口(47)とが連通し、上記頭側空調ファン吹出口(45b)と空調側吹出口開口(49)とが連通するように、上記頭側空調ファン(45)が上記頭側空調通路(52)内に配置されている。
上記第1頭側排熱ファン(46a)も、頭側空調ファン(45)と同じく遠心ファンであり、図示していないが、中央部に第1頭側排熱ファン吸込口が形成され、外周面の一部に第1頭側排熱ファン吹出口が形成されている。そして、上記第1頭側排熱ファン吸込口と排熱吸込口開口(50a)とが連通し、上記第1頭側排熱ファン吹出口と排熱吹出口開口(51a)とが連通するように、上記第1頭側排熱ファン(46a)が上記第1頭側排熱通路(53a)内に配置されている。
上記第2頭側排熱ファン(46b)も、上記第1頭側排熱ファン(46a)と同様であり、図示していないが、中央部に第2頭側排熱ファン吸込口が形成され、外周面の一部に第2頭側排熱ファン吹出口が形成されている。そして、上記第2頭側排熱ファン吸込口と排熱吸込口開口(50b)とが連通し、上記第2頭側排熱ファン吹出口と排熱吹出口開口(51b)とが連通するように、上記第2頭側排熱ファン(46b)が上記第2頭側排熱通路(53b)内に配置されている。
上記第1、2熱交換器(41a,41b)は、頭側空調ファン吹出口(45b)から送られてくる空気を冷却するために用いられ、その内部にはペルチェ素子で構成される熱電素子(42a,42b)が設けられている。上記熱電素子(42a,42b)はペルチェ素子で構成されているために冷却面と加熱面とが存在し、各面には伝熱促進のために複数のフィンがそれぞれ設けられている。
上記第1熱交換器(41a)は、頭側空調通路(52)及び第1頭側排熱通路(53a)の第1仕切板(48a)を貫通し、両方の通路(52,53a)に跨って配置されている。そして、冷却面に設けられた冷却フィン群(43a)が頭側空調通路(52)に位置し、加熱面に設けられた加熱フィン群(44a)が第1頭側排熱通路(53a)に位置している。
上記第2熱交換器(41b)は、頭側空調通路(52)及び第2頭側排熱通路(53b)の第2仕切板(48b)を貫通し、両方の通路(52,53b)に跨って配置されている。そして、冷却面に設けられた冷却フィン群(43b)が頭側空調通路(52)に位置し、加熱面に設けられた加熱フィン群(44b)が第2頭側排熱通路(53b)に位置している。
(コントローラ)
上記コントローラ(60)は、上記ベッド本体(10)の就寝者における頭側の温度が足側の温度より低くなる温度分布が就寝空間(14)に形成されるように、上記頭側空調ユニット(40)及び上記足側空調ユニット(30)の運転動作を制御するものであり、図1に示すように、例えば、上記ヘッドボード(12)の上部に収納されている。具体的に、上記コントローラ(60)は、ベッド本体(10)における就寝者の足側の温度が設定温度T(例えば、30℃)となるように、足側空調ユニット(30)の制御を行う一方、就寝者の頭側が上記設定温度Tより所定温度Δt(例えば、4℃)低い所定の低温度(T−Δt)(例えば、26℃)となるように、頭側空調ユニット(40)の制御を行うように構成されている。
上記コントローラ(60)は、上記ベッド本体(10)の就寝者における頭側の温度が足側の温度より低くなる温度分布が就寝空間(14)に形成されるように、上記頭側空調ユニット(40)及び上記足側空調ユニット(30)の運転動作を制御するものであり、図1に示すように、例えば、上記ヘッドボード(12)の上部に収納されている。具体的に、上記コントローラ(60)は、ベッド本体(10)における就寝者の足側の温度が設定温度T(例えば、30℃)となるように、足側空調ユニット(30)の制御を行う一方、就寝者の頭側が上記設定温度Tより所定温度Δt(例えば、4℃)低い所定の低温度(T−Δt)(例えば、26℃)となるように、頭側空調ユニット(40)の制御を行うように構成されている。
なお、就寝者の頭側及び足側の温度は特に限定されず、さらに、就寝者の就寝中に設定温度T及び所定温度Δtを任意に変化させてもよいし、ヘッドボード(12)に設定ボタン等を設けて、就寝者がこれらの温度を適宜設定するようにしてもよい。
−運転動作−
次に、上記空調装置付きベッド(1)の運転動作と、上記空調装置付きベッド(1)における布団保持パイプ(5)及びカーテン保持パイプ(6)の機能について説明する。
次に、上記空調装置付きベッド(1)の運転動作と、上記空調装置付きベッド(1)における布団保持パイプ(5)及びカーテン保持パイプ(6)の機能について説明する。
就寝者が、上記天蓋(20)のカーテン(26)を開けて就寝空間(14)に入り、該カーテン(26)を閉める。この際に、図3(A)の空調装置付きベッド(1)の足側部分の側面図に示すように、該カーテン(26)の一部が上記カーテン保持パイプ(6)の上に載るようにして閉める。これにより、上記天蓋(20)の天井枠(24)から床まで垂れ下がったカーテン(26)の一部が、上記カーテン保持パイプ(6)の上で保持されて持ち上がり、足側吹出口(4a,4b)及び足側吸込口(3)を閉塞させることなく再び床まで垂れ下がる。上記カーテン(26)を閉めた就寝者は、マットレス(13)の上に横たわる。そして、掛け布団(2)を掛ける際も、上記カーテン(26)と同じように、掛け布団(2)の端部が上記布団保持パイプ(5)の上に載るようにして布団を掛ける。これにより、上記掛け布団(2)の端部が所定高さで保持されて、上記掛け布団(2)と上記マットレス(13)との間に若干の隙間が生じる。
上記就寝者が掛け布団(2)を掛けて就寝を開始すると、上記コントローラ(60)が空調装置の制御を開始する。これにより、頭側空調ユニット(40)では、熱電素子(42a,42b)の通電及び各ファン(45,46a,46b)の駆動が開始され、足側空調ユニット(30)では、電熱ヒータ(32)の通電及び足側空調ファン(31)の駆動が開始されて就寝空間(14)における頭側及び足側の空気調和が行われる。
上記就寝空間(14)における就寝者の頭側の空気は、頭側空調ファン(45)の駆動によって、上記ヘッドボード(12)の第1通風グリル(12a)を介して空調側吸込口開口(47)に吸い込まれる。空調側吸込口開口(47)に吸い込まれた空気は、該空調側吸込口開口(47)に連通する頭側空調通路(52)に入り込み、該頭側空調通路(52)内にある第1、2熱交換器(41a,41b)の冷却フィン群(43a,43b)に流入する。そして、前記冷却フィン群(43a,43b)に流入した空気は、その通過の際に前記冷却フィン群(43a,43b)より熱を奪われて、所定の低温度(T−Δt)の頭側調和空気となり、頭側空調ファン(45)に吸い込まれる。吸い込まれた頭側調和空気は、上記頭側空調ファン(45)から吹き出される。吹き出された頭側調和空気は、空調側吹出口開口(49)を介して第1通風グリル(12a)から就寝空間(14)における就寝者の頭側へ吹き出される。
一方、上記上記就寝空間(14)の外側(カーテン(26)の外側)の空気は、第1、2頭側排熱ファン(46a,46b)の駆動によって、上記ヘッドボード(12)の背面の第2通風グリル(12b)を介して第1,2排熱側吸込口開口(50a,50b)に吸い込まれる。吸い込まれた空気は、該第1,2排熱側吸込口開口(50a,50b)に連通する第1,2頭側排熱通路(53a,53b)に入り込み、該第1,2頭側排熱通路(53a,53b)内にある第1、2熱交換器(41a,41b)の加熱フィン群(44a,44b)に流入する。そして、前記加熱フィン群(44a,44b)に流入した空気は、その通過の際に前記加熱フィン群(44a,44b)の熱を奪って加熱される。加熱された空気は第1、2頭側排熱ファン(46a,46b)を通過して、第1,2排熱側吹出口開口(50a,50b)を介して上記ヘッドボード(12)側面の第3通風グリル(12c)から就寝空間(14)の外側へ排出される。
上記就寝空間(14)における就寝者の足側の空気は、足側空調ファン(31)の駆動によって、上記寝台(11)の足側吸込口(3)を介して上記足側ケーシング(30a)の吸込口開口(33)に吸い込まれる。吸込口開口(33)に吸い込まれた空気は、該吸込口開口(33)に連通する足側空調通路(35)に入り込み、上記足側空調ファン(31)を通過する。上記足側空調ファン(31)を通過した空気は、上記足側空調通路(35)内に設置された電熱ヒータ(32)により加熱されて、設定温度Tの足側調和空気となる。設定温度Tとなった足側調和空気は、吹出口開口(34)を介して上記寝台(11)の足側吹出口(4a,4b)から就寝空間(14)へ吹き出されるとともに、その一部が上記掛け布団(2)と上記マットレス(13)との間にできた隙間を通過して、就寝者の足元へ吹き出される。
−実施形態の効果−
本実施形態によれば、布団保持パイプ(5)の上に掛け布団(2)の足側端部を、カーテン保持パイプ(6)の上にカーテン(26)の一部を載せることにより、該掛け布団(2)とカーテン(26)とによる上記空調装置付きベッド(1)の足側吹出口(4a,4b)の閉塞を防止できるので、常に上記足側吹出口(4a,4b)から吹き出される調和空気が就寝空間(14)に送られて、該就寝空間(14)に快適な温度分布を形成することが可能となる。
本実施形態によれば、布団保持パイプ(5)の上に掛け布団(2)の足側端部を、カーテン保持パイプ(6)の上にカーテン(26)の一部を載せることにより、該掛け布団(2)とカーテン(26)とによる上記空調装置付きベッド(1)の足側吹出口(4a,4b)の閉塞を防止できるので、常に上記足側吹出口(4a,4b)から吹き出される調和空気が就寝空間(14)に送られて、該就寝空間(14)に快適な温度分布を形成することが可能となる。
また、上記掛け布団(2)が、上記布団保持パイプ(5)によって、マットレス(13)の上面で保持されているので、上記掛け布団(2)の足側端部と上記マットレス(13)との間に隙間が形成される。この形成される隙間を通って、上記足側吹出口(4a,4b)から就寝空間(14)に向かって吹き出される調和空気の一部が、就寝者の足元へ送られるので、さらに、掛け布団(2)の内側においても快適な温度にすることが可能となる。
−実施形態の変形例1−
実施形態の変形例1は、図6に示すように、上記カーテン保持パイプ(6)の各カーテン用支柱(6a)同士を連結する第2布団保持パイプ(5c)が、上記カーテン保持パイプ(6)に設けられたものである。上記第2布団保持パイプ(5c)は、上記カーテン用支柱(6a)と上記マットレス(13)との間に位置するとともに、上記マットレス(13)の上面より高い位置となるようにして上記各カーテン用支柱(6a)同士を連結している。これにより、上記空調装置付きベッド(1)に布団保持パイプ(5)とカーテン保持パイプ(6)とを設置しなくても、変形例1に示すパイプを設置すれば、掛け布団(2)とカーテン(26)とを最適な位置で保持することができる。
実施形態の変形例1は、図6に示すように、上記カーテン保持パイプ(6)の各カーテン用支柱(6a)同士を連結する第2布団保持パイプ(5c)が、上記カーテン保持パイプ(6)に設けられたものである。上記第2布団保持パイプ(5c)は、上記カーテン用支柱(6a)と上記マットレス(13)との間に位置するとともに、上記マットレス(13)の上面より高い位置となるようにして上記各カーテン用支柱(6a)同士を連結している。これにより、上記空調装置付きベッド(1)に布団保持パイプ(5)とカーテン保持パイプ(6)とを設置しなくても、変形例1に示すパイプを設置すれば、掛け布団(2)とカーテン(26)とを最適な位置で保持することができる。
−実施形態の変形例2−
実施形態の変形例2は、図7に示すように、上記カーテン保持パイプ(6)と掛け布団(2)とをつなぐ2本の布団保持紐(紐部材)(5d)が上記カーテン保持パイプ(6)に備えられたものである。上記布団保持紐(5d)には、図示していないが、該掛け布団保持用紐(5d)と上記掛け布団(2)とを連結可能なファスナーが備えられている。そして、このファスナーにより、上記布団保持紐(5d)と上記掛け布団(2)とは脱着可能に構成されている。また、上記布団保持紐(5d)は、上記マットレス(13)の上面より高い位置となるように、布団保持紐(5d)の長さが調整されている。これにより、該掛け布団(2)による上記空調装置付きベッド(1)の足側吹出口(4a,4b)の閉塞を防止できる。
実施形態の変形例2は、図7に示すように、上記カーテン保持パイプ(6)と掛け布団(2)とをつなぐ2本の布団保持紐(紐部材)(5d)が上記カーテン保持パイプ(6)に備えられたものである。上記布団保持紐(5d)には、図示していないが、該掛け布団保持用紐(5d)と上記掛け布団(2)とを連結可能なファスナーが備えられている。そして、このファスナーにより、上記布団保持紐(5d)と上記掛け布団(2)とは脱着可能に構成されている。また、上記布団保持紐(5d)は、上記マットレス(13)の上面より高い位置となるように、布団保持紐(5d)の長さが調整されている。これにより、該掛け布団(2)による上記空調装置付きベッド(1)の足側吹出口(4a,4b)の閉塞を防止できる。
−実施形態の変形例3−
実施形態の変形例3は、図8に示すように、該足側吹出口(4a,4b)の上方に布団保持ネット(ネット部材)(5e)が備えられている。具体的には、上記布団保持ネット(5e)の一端が上記カーテン保持パイプ(6)に取り付けられ、他端がベッド本体(10)の足側スペース(16)のマットレス(13)寄りに取り付けられて足側吹出口(4a,4b)を覆うように形成されている。そして、上記掛け布団(2)の足側端部が足側吹出口(4a,4b)へ向かって垂れ下がることがないように、上記団保持ネット(5e)の上に上記掛け布団(2)を載せることができる構成となっている。これにより、該掛け布団(2)による上記空調装置付きベッド(1)の足側吹出口(4a,4b)の閉塞を防止できる。
実施形態の変形例3は、図8に示すように、該足側吹出口(4a,4b)の上方に布団保持ネット(ネット部材)(5e)が備えられている。具体的には、上記布団保持ネット(5e)の一端が上記カーテン保持パイプ(6)に取り付けられ、他端がベッド本体(10)の足側スペース(16)のマットレス(13)寄りに取り付けられて足側吹出口(4a,4b)を覆うように形成されている。そして、上記掛け布団(2)の足側端部が足側吹出口(4a,4b)へ向かって垂れ下がることがないように、上記団保持ネット(5e)の上に上記掛け布団(2)を載せることができる構成となっている。これにより、該掛け布団(2)による上記空調装置付きベッド(1)の足側吹出口(4a,4b)の閉塞を防止できる。
尚、上記布団保持ネット(5e)の素材は限定されるものではなく、例えば、伸縮性のある素材や、布製、樹脂製或いは金属製の素材であってもよい。又、樹脂製或いは金属製の素材で作られたネットの場合は、上記ベッド本体(10)の足側スペース(16)と上記カーテン保持パイプ(6)とに溝を形成し、その溝に樹脂製或いは金属製の素材で作られたネットを嵌め込み可能に構成してもよい。
《その他の実施形態》
上記各実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記各実施形態については、以下のような構成としてもよい。
実施形態の空調装置付きベッド(1)の構成は特に限定されず、足側空調ユニット(30)に連通する足側吹出口(4a,4b)が寝台(11)の足側下端でなく、他の位置に設置された場合には、その近傍に布団保持パイプ(5)を設置すればよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、就寝者が掛け布団を使用した場合の空調装置付きベッドについて有用である。
1 空調装置付きベッド
2 掛け布団
4a 足側吹出口(吹出口)
4b 足側吹出口(吹出口)
5 布団保持パイプ(布団保持部材)
5a 布団用支柱
5b 布団用支柱連結パイプ(支柱連結部材)
5d 布団保持紐(紐部材)
5e 布団保持ネット(ネット部材)
6 カーテン保持パイプ(カーテン保持部材)
6a カーテン用支柱
6b カーテン用支柱連結パイプ
10 ベッド本体
13 マットレス
14 就寝空間
16 足側スペース
20 天蓋(天蓋部)
26 カーテン
30 足側空調ユニット(空調ユニット)
40 頭側空調ユニット(空調ユニット)
2 掛け布団
4a 足側吹出口(吹出口)
4b 足側吹出口(吹出口)
5 布団保持パイプ(布団保持部材)
5a 布団用支柱
5b 布団用支柱連結パイプ(支柱連結部材)
5d 布団保持紐(紐部材)
5e 布団保持ネット(ネット部材)
6 カーテン保持パイプ(カーテン保持部材)
6a カーテン用支柱
6b カーテン用支柱連結パイプ
10 ベッド本体
13 マットレス
14 就寝空間
16 足側スペース
20 天蓋(天蓋部)
26 カーテン
30 足側空調ユニット(空調ユニット)
40 頭側空調ユニット(空調ユニット)
Claims (9)
- 掛け布団(2)を使用する就寝者が横たわるマットレス(13)と、上記マットレス(13)を載せたベッド本体(10)と、上記ベッド本体(10)を覆うことが可能なカーテン(26)を有するとともにベッド本体(10)に設けられた天蓋部(20)と、上記カーテン(26)が形成する就寝空間(14)の空気調和を行う空調ユニット(30,40)とを備え、
上記空調ユニット(30,40)に設けられて空気を上向きに吹き出す吹出口(4a,4b)が、上記ベッド本体(10)における就寝者の足側に設けられた空調装置付きベッドであって、
上記吹出口(4a,4b)の上方で上記掛け布団(2)を保持する布団保持部材(5)が設けられたことを特徴とする空調装置付きベッド。 - 請求項1において、
上記布団保持部材(5)が、上記掛け布団(2)をマットレス(13)の上面より高い位置で保持するように構成されていることを特徴とする空調装置付きベッド。 - 請求項1において、
上記布団保持部材(5)が、上記ベッド本体(10)の足側の両端に設けられた支柱部材(5a)と、上記掛け布団(2)をマットレス(13)の上面より高い位置で保持するように支柱部材(5a)同士を連結した支柱連結部材(5b)とを備えていることを特徴とする空調装置付きベッド。 - 請求項1において、
上記布団保持部材(5)が、上記ベッド本体(10)の足側の両端に設けられた支柱部材(5a)と、上記掛け布団(2)をマットレス(13)の上面より高い位置で保持するように支柱部材(5a)に連結された紐部材(5d)とを備えていることを特徴とする空調装置付きベッド。 - 請求項1において、
上記布団保持部材(5)が、上記ベッド本体(10)の足側の両端に設けられた支柱部材(5a)と、上記支柱部材(5a)同士を連結した支柱連結部材(5b)と、上記掛け布団(2)をマットレス(13)の上面より高い位置で保持するように上記支柱連結部材(5b)に連結されたネット部材(5e)とを備えていることを特徴とする空調装置付きベッド。 - 請求項1から5の何れか1つにおいて、
上記天蓋部(20)が有するカーテン(26)を上記掛け布団(2)より上方で保持するカーテン保持部材(6)を備えていることを特徴とする空調装置付きベッド。 - 請求項1において、
上記布団保持部材(5)が、上記ベッド本体(10)の足側の両端に設けられた支柱部材(5a)と、上記掛け布団(2)をマットレス(13)の上面より高い位置で保持するように支柱部材(5a)同士を連結した支柱連結部材(5b)と、上記天蓋部(20)が有するカーテン(26)を上記掛け布団(2)より上方で保持するカーテン保持部材(6)とを備え、
上記支柱部材(5a)と上記支柱連結部材(5b)とが、上記カーテン保持部材(6)で構成されていることを特徴とする空調装置付きベッド。 - 請求項1において、
上記布団保持部材(5)が、上記ベッド本体(10)の足側の両端に設けられた支柱部材(5a)と、上記掛け布団(2)をマットレス(13)の上面より高い位置で保持するように支柱部材(5a)に連結された紐部材(5d)と、上記天蓋部(20)が有するカーテン(26)を上記掛け布団(2)より上方で保持するカーテン保持部材(6)とを備え、
上記支柱部材(5a)が、上記カーテン保持部材(6)で構成されていることを特徴とする空調装置付きベッド。 - 請求項1において、
上記布団保持部材(5)が、上記ベッド本体(10)の足側の両端に設けられた支柱部材(5a)と、上記支柱部材(5a)同士を連結した支柱連結部材(5b)と、上記掛け布団(2)をマットレス(13)の上面より高い位置で保持するように上記支柱連結部材(5b)に連結されたネット部材(5e)と、上記天蓋部(20)が有するカーテン(26)を上記掛け布団(2)より上方で保持するカーテン保持部材(6)とを備え、
上記支柱部材(5a)と上記支柱連結部材(5b)とが、上記カーテン保持部材(6)で構成されていることを特徴とする空調装置付きベッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006106603A JP2007275358A (ja) | 2006-04-07 | 2006-04-07 | 空調装置付きベッド |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006106603A JP2007275358A (ja) | 2006-04-07 | 2006-04-07 | 空調装置付きベッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007275358A true JP2007275358A (ja) | 2007-10-25 |
Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006106603A Pending JP2007275358A (ja) | 2006-04-07 | 2006-04-07 | 空調装置付きベッド |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007275358A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102846092A (zh) * | 2012-10-15 | 2013-01-02 | 宁波市镇海西门专利技术开发有限公司 | 吸顶式蚊帐 |
CN106308170A (zh) * | 2016-10-27 | 2017-01-11 | 苏州市职业大学 | 一种办公室升降式个人空间罩 |
JP2021145685A (ja) * | 2020-03-14 | 2021-09-27 | デルタ工業株式会社 | 身体支持具 |
-
2006
- 2006-04-07 JP JP2006106603A patent/JP2007275358A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102846092A (zh) * | 2012-10-15 | 2013-01-02 | 宁波市镇海西门专利技术开发有限公司 | 吸顶式蚊帐 |
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JP2021145685A (ja) * | 2020-03-14 | 2021-09-27 | デルタ工業株式会社 | 身体支持具 |
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