JP2002295040A - カプセルベッド - Google Patents

カプセルベッド

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JP2002295040A
JP2002295040A JP2001095085A JP2001095085A JP2002295040A JP 2002295040 A JP2002295040 A JP 2002295040A JP 2001095085 A JP2001095085 A JP 2001095085A JP 2001095085 A JP2001095085 A JP 2001095085A JP 2002295040 A JP2002295040 A JP 2002295040A
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bed
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    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 睡眠用の閉空間を区画するカプセルベッドに
おいて、その輸送効率を高め、更には搬入や組み立てを
容易化する。 【解決手段】 ベッド本体(20)を覆う遮蔽体(11)
を、支持フレーム(30)と遮蔽シート(40)で構成す
る。支持フレーム(30)は、ヘッドボード(31)、フッ
トボード(32)、及び支持パイプ(36)を備える。ヘッ
ドボード(31)とフットボード(32)は、ベッド本体
(20)の両端に立設される。支持パイプ(36)は、ヘッ
ドボード(31)からフットボード(32)へ架け渡され
る。遮蔽シート(40)は、キルティング状に構成され
る。この遮蔽シート(40)を支持フレーム(30)に掛け
渡すことで、閉空間の睡眠室(12)を区画する。搬送や
搬入の際には、遮蔽シート(40)を折り畳んでおく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内に睡眠用の空
間を区画するカプセルベッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、実公平1−13712号公報
に開示されているようなカプセルベッドが知られてお
り、ビジネスホテルやサウナ等の休憩室などに利用され
ている。この種のカプセルベッドでは、直方体容器状の
カプセルによって睡眠用の空間を区画し、そのカプセル
内にベッドが設けられている。この空間を区画するカプ
セルは、FRP(繊維強化プラスチック)等の材質で形
成されており、容易に変形しない構成となっている。そ
して、上記カプセルベッドでは、カプセル内に人が入っ
て就寝し又は休憩する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内部に
人が横たわって就寝できるスペースを確保する必要性か
ら、上記カプセルベッドのカプセルは、かなりの大きさ
となる。このため上記カプセルをFRP等の容易に変形
しない材質で形成すると、一度に輸送できる個数が制限
され、輸送効率が低下する。また、カプセルの重量が嵩
み、設置場所への搬入に要する労力が過大となる。
【0004】この問題に対しては、カプセルを複数の部
分に分割して設置場所で組み立てるという対策が講じら
れている。しかしながら、カプセルを数多くの部品に分
割した場合、組み立てを可能とするために各部品の寸法
精度を高めねばならず、更には組み立てに要する労力が
増大してしまう。このため、カプセルを構成する各部品
はある程度大きなものと成らざるを得ず、輸送や搬入の
問題は依然として大きかった。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、輸送効率が高く、搬
入や組み立てが容易なカプセルベッドを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が講じた第1の解
決手段は、ベッド本体(20)と、該ベッド本体(20)の
上方を覆って睡眠室(12)を区画する遮蔽体(11)とを
備えるカプセルベッドを対象としている。そして、上記
遮蔽体(11)が、遮光性を有して上記ベッド本体(20)
を覆うシート状部材(40)と、該シート状部材(40)を
支えるフレーム構造体(30)とを備えるものである。
【0007】本発明が講じた第2の解決手段は、ベッド
本体(20)と、該ベッド本体(20)の上方を覆って睡眠
室(12)を区画する遮蔽体(11)とを備えるカプセルベ
ッドを対象としている。そして、上記遮蔽体(11)が、
断熱性を有して上記ベッド本体(20)を覆うシート状部
材(40)と、該シート状部材(40)を支えるフレーム構
造体(30)とを備えるものである。
【0008】本発明が講じた第3の解決手段は、上記第
1又は第2の解決手段において、ベッド本体(20)は、
直方体状に形成され、フレーム構造体(30)は、ベッド
本体(20)の前端と後端に立設されて互いに対向する一
対の板状部材(31,32)と、該一対の板状部材(31,32)
に架け渡される一対の棒状部材(36)とを備え、シート
状部材(40)は、上記一対の棒状部材(36)に掛け渡さ
れて上記板状部材(31,32)に固定されるものである。
【0009】本発明が講じた第4の解決手段は、上記第
3の解決手段において、板状部材(31,32)は、長方形
板状の本体板部(33)と、該本体板部(33)における上
端と左右の側面を覆う帯状の化粧板部(34)とを備え、
シート状部材(40)は、その周縁部が上記板状部材(3
1,32)の化粧板部(34)に固定されるものである。
【0010】本発明が講じた第5の解決手段は、上記第
1又は第2の解決手段において、シート状部材(40)
は、睡眠室(12)へ人が出入りするための開口(47)が
形成されてフレーム構造体(30)に固定される固定部
(45)と、該固定部(45)の開口(47)を覆う開閉自在
の開閉部(46)とを備えるものである。
【0011】本発明が講じた第6の解決手段は、上記第
1又は第2の解決手段において、シート状部材(40)
は、表面シート(41)と中綿(42)と裏面シート(43)
とを積層し縫い合わせてキルティング状に形成されるも
のである。
【0012】本発明が講じた第7の解決手段は、上記第
1又は第2の解決手段において、シート状部材(40)に
窓(48)が形成されるものである。
【0013】本発明が講じた第8の解決手段は、上記第
1から第7までの何れか1つの解決手段において、睡眠
室(12)の空気調和を行う空気調和装置(15)が設けら
れるものである。
【0014】本発明が講じた第9の解決手段は、上記第
8の解決手段において、空気調和装置(15)は、睡眠室
(12)の気温調節と換気とを行うように構成されるもの
である。
【0015】本発明が講じた第10の解決手段は、上記
第8の解決手段において、空気調和装置(15)は、睡眠
室(12)から吸引した空気を加熱し又は冷却して睡眠室
(12)へ送り返すように構成されるものである。
【0016】本発明が講じた第11の解決手段は、上記
第8の解決手段において、空気調和装置(15)は、睡眠
室(12)のうちベッド本体(20)に横たわる就寝者の頭
部付近から吸引した空気を加熱し又は冷却して上記就寝
者の頭部付近へ送り返す第1空調部(60)と、睡眠室
(12)のうちベッド本体(20)に横たわる就寝者の足部
付近から吸引した空気を加熱し又は冷却して上記就寝者
の足部付近へ送り返す第2空調部(80)とを備えるもの
である。
【0017】本発明が講じた第12の解決手段は、上記
第8の解決手段において、空気調和装置(15)は、睡眠
室(12)から空気を吸引するための吸込口(61,81)
と、該吸込口(61,81)から吸い込んだ空気に処理を施
して調和空気を生成する本体部(65,85)と、該本体部
(65,85)で生成した調和空気を睡眠室(12)へ供給す
る吹出口(62,82)とを備えるものである。
【0018】本発明が講じた第13の解決手段は、上記
第12の解決手段において、空気調和装置(15)の本体
部(65,85)がベッド本体(20)の内部に収納されるも
のである。
【0019】−作用−上記第1,第2の解決手段では、
ベッド本体(20)と遮蔽体(11)とがカプセルベッド
(10)に設けられる。ベッド本体(20)の上方は遮蔽体
(11)によって覆われており、この遮蔽体(11)によっ
て閉空間の睡眠室(12)が区画される。カプセルベッド
(10)の使用者は、遮蔽体(11)により区画された睡眠
室(12)に入り、ベッド本体(20)に横たわって就寝す
る。
【0020】睡眠室(12)を区画する遮蔽体(11)は、
シート状部材(40)とフレーム構造体(30)とを備えて
いる。シート状部材(40)は、布、紙、ビニール等のシ
ート状の材料で構成されている。つまり、シート状部材
(40)は、柔軟性を有して且つ軽量に構成されている。
このシート状部材(40)は、フレーム構造体(30)によ
って支えられてベッド本体(20)を覆っている。閉空間
の睡眠室(12)は、フレーム構造体(30)で支えられた
シート状部材(40)によって区画される。
【0021】そして、上記第1の解決手段では、シート
状部材(40)が遮光性を有するように構成される。この
シート状部材(40)は、睡眠室(12)の外部の光を遮
る。従って、睡眠室(12)の外部の光がシート状部材
(40)を透過して睡眠室(12)の内部へ射し込むことは
ない。
【0022】一方、上記第2の解決手段では、シート状
部材(40)が断熱性を有するように構成される。このシ
ート状部材(40)は、睡眠室(12)の内部の空気とその
外部の空気との間における熱の移動を妨げる。従って、
睡眠室(12)の内部から外部への放熱量が減少し、ある
いは睡眠室(12)の外部から内部へ侵入する熱量が減少
する。
【0023】上記第3の解決手段では、一対の板状部材
(31,32)と一対の棒状部材(36)がフレーム構造体(3
0)を構成する。板状部材(31,32)は、直方体状に形成
されたベッド本体(20)の前端と後端に1つずつ設置さ
れる。この板状部材(31,32)は、立った姿勢で設置さ
れ、ベッド本体(20)を挟んで互いに向かい合ってい
る。一対の棒状部材(36)は、互いに対向する一対の板
状部材(31,32)に架け渡されている。つまり、棒状部
材(36)は、その一端が一方の板状部材(31)に固定さ
れ、その他端が他方の板状部材(32)に固定される。シ
ート状部材(40)は、一対の棒状部材(36)に掛け渡さ
れた状態で板状部材(31,32)に固定される。この状態
で、シート状部材(40)は、棒状部材(36)及び板状部
材(31,32)に支持されて睡眠室(12)を区画する。
【0024】上記第4の解決手段では、本体板部(33)
と化粧板部(34)とによって板状部材(31,32)が構成
される。本体板部(33)は、長方形の板状に形成されて
いる。化粧板部(34)は、帯状に形成されて本体板部
(33)の側面に取り付けられている。そして、本体板部
(33)の側面のうち上端と左右の三面は、化粧板部(3
4)によって覆われている。また、化粧板部(34)に
は、シート状部材(40)の周縁部が固定されている。例
えば、シート状部材(40)は、面ファスナーやスナップ
ボタン、ホック等によって化粧板部(34)に固定され
る。
【0025】上記第5の解決手段では、シート状部材
(40)に固定部(45)と開閉部(46)とが設けられる。
シート状部材(40)は、その固定部(45)がフレーム構
造体(30)に取り付けられる。また、固定部(45)に
は、睡眠室(12)へ利用者が出入りするための開口(4
7)が設けられる。固定部(45)の開口(47)は、開閉
部(46)によって覆われている。
【0026】シート状部材(40)の開閉部(46)は、開
閉自在に構成されている。例えば、開閉部(46)は、ス
ライドファスナー、面ファスナー、スナップボタン、ホ
ック等によって固定部(45)に取り付けられ、固定部
(45)から着脱自在となることで開閉自在に構成され
る。尚、開閉部(46)が固定部(45)から完全に分離さ
れる必要はなく、開閉部(46)と固定部(45)とが連続
していてもよい。そして、カプセルベッド(10)の利用
者は、シート状部材(40)の開閉部(46)を開き、固定
部(45)の開口(47)を通って睡眠室(12)へ出入りす
る。
【0027】上記第6の解決手段では、シート状部材
(40)がキルティング状に形成される。つまり、シート
状部材(40)では、表面シート(41)と裏面シート(4
3)の間に中綿(42)が挟み込まれている。尚、この中
綿(42)は、ウレタン発泡樹脂等のスポンジ状のもので
あってもよい。
【0028】上記第7の解決手段では、シート状部材
(40)における所定の位置に窓(48)が設けられる。ベ
ッド本体(20)に横たわる就寝者には、この窓(48)を
通して睡眠室(12)の外部の気配が感じられる。
【0029】上記第8の解決手段では、カプセルベッド
(10)に空気調和装置(15)が設けられる。空気調和装
置(15)は、睡眠室(12)の空気調和を行う。つまり、
空気調和装置(15)は、睡眠室(12)内の空気を所定の
状態に調節する。尚、ここでいう空気調和は、空気の温
度や湿度の調節の他、換気や空気清浄なども含まれる。
【0030】上記第9の解決手段では、空気調和装置
(15)が睡眠室(12)の気温調節と換気とを行う。つま
り、空気調和装置(15)は、睡眠室(12)内の空気を加
熱したり冷却することで、気温調節を行う。また、空気
調和装置(15)は、睡眠室(12)の外部の空気を睡眠室
(12)の内部へ導入すること等によって、睡眠室(12)
内の空気を入れ換える。
【0031】上記第10の解決手段では、空気調和装置
(15)が睡眠室(12)の気温調節を行う。空気調和装置
(15)は、睡眠室(12)から空気を吸引し、吸引した空
気を加熱し又は冷却して該空気の温度を変化させる。そ
して、空気調和装置(15)は、温度調節の施された空気
を睡眠室(12)へ送り返す。
【0032】上記第11の解決手段では、第1空調部
(60)と第2空調部(80)とが空気調和装置(15)に設
けられる。第1空調部(60)は、睡眠室(12)のうち就
寝者の頭部付近の空間から空気を吸引し、吸引した空気
を加熱し又は冷却して該空気の温度を変化させる。そし
て、第1空調部(60)は、加熱や冷却により温度調節し
た空気を、睡眠室(12)のうち就寝者の頭部付近の空間
へ再び送り返す。つまり、第1空調部(60)は、睡眠室
(12)のうち就寝者の頭部付近の気温を調節する。一
方、第2空調部(80)は、睡眠室(12)のうち就寝者の
足部付近の空間から空気を吸引し、吸引した空気を加熱
し又は冷却して該空気の温度を変化させる。そして、第
2空調部(80)は、加熱や冷却により温度調節した空気
を、睡眠室(12)のうち就寝者の足部付近の空間へ再び
送り返す。つまり、第2空調部(80)は、睡眠室(12)
のうち就寝者の足部付近の気温を調節する。
【0033】上記第12の解決手段では、吸込口(61,8
1)と本体部(65,85)と吹出口(62,82)とが空気調和
装置(15)に設けられる。空気調和装置(15)は、吸込
口(61,81)を通じて睡眠室(12)の空気を吸引する。
吸引された睡眠室(12)の空気は、本体部(65,85)へ
送り込まれる。本体部(65,85)は、送り込まれた空気
に処理を施して調和空気を生成する。この本体部(65,8
5)で空気に施される処理としては、例えば、温度調
節、湿度調節、埃や臭気等を除去する空気浄化が挙げら
れる。本体部(65,85)で生成した調和空気は、吹出口
(62,82)を通じて睡眠室(12)へ供給される。
【0034】上記第13の解決手段では、空気調和装置
(15)の本体部(65,85)がベッド本体(20)の内部に
収納される。例えば、ベッド本体(20)を直方体の箱状
に形成した場合、その内部に区画された空間に本体部
(65,85)が設置される。
【0035】
【発明の効果】本発明では、睡眠室(12)を区画する遮
蔽体(11)をシート状部材(40)とフレーム構造体(3
0)とによって構成している。このため、本発明によれ
ば、従来はFRP等で構成されて大きく重かった遮蔽体
を、柔軟で軽量なシート状部材(40)によって構成する
ことができる。このシート状部材(40)は、それ自体が
軽量であり、また折り畳むことも可能である。従って、
本発明によれば、遮蔽体(11)をシート状部材(40)で
構成することにより、カプセルベッド(10)の輸送効率
を高め、搬入に要する労力の低減を図ることができる。
また、柔軟で軽量なシート状部材(40)をフレーム構造
体(30)に取り付けるだけで遮蔽体(11)を形成できる
ため、カプセルベッド(10)の組み立てに要する労力を
軽減することもできる。
【0036】ここで、睡眠室(12)内の就寝者が寝返り
をうったような場合には、就寝者が手足を遮蔽体(11)
にぶつけてしまうことも想定される。このため、従来の
ようにFRP等の固い材質で遮蔽体を形成すると、就寝
者が手足を遮蔽体にぶつけて怪我をしたり、怪我に至ら
ないまでも痛みを感じて目覚めてしまうおそれがあっ
た。これに対し、本発明では、柔軟なシート状部材(4
0)で遮蔽体(11)を形成している。従って、本発明に
よれば、上述した就寝者の怪我等の問題を回避でき、就
寝者の安全性を高めることができる。
【0037】更に、上記第1の解決手段では、シート状
部材(40)が遮光性を有している。このため、睡眠室
(12)への光の侵入を阻止し、睡眠室(12)を人が就寝
しやすい環境とすることができる。また、上記第2の解
決手段では、シート状部材(40)が断熱性を有してい
る。このため、睡眠室(12)への熱の出入りを低減し、
睡眠室(12)の気温を一定に保持して人が就寝しやすい
環境を形成することができる。
【0038】上記第3,第4の解決手段では、一対の板
状部材(31,32)と一対の棒状部材(36)とでフレーム
構造体(30)を構成している。従って、簡素な形状で少
数の部材によってフレーム構造体(30)を実現でき、カ
プセルベッド(10)の搬送や組み立てに要する労力を一
層軽減できる。特に、上記第4の解決手段では、本体板
部(33)の周囲を化粧板部(34)で覆っている。このた
め、板状部材(31,32)、ひいてはカプセルベッド(1
0)の見栄えをよくすることができ、カプセルベッド(1
0)の商品性を向上させることができる。
【0039】上記第5の解決手段では、睡眠室(12)へ
人が出入りするための開口(47)をシート状部材(40)
に設けている。このため、遮蔽体(11)の構成を簡素に
維持しつつ睡眠室(12)への人の出入りするための開口
(47)を形成でき、カプセルベッド(10)の実用性を高
めることができる。
【0040】上記第6の解決手段では、シート状部材
(40)をキルティング状に形成している。つまり、シー
ト状部材(40)では、表面シート(41)と裏面シート
(43)で挟まれた中綿(42)に空気が保持されている。
従って、本解決手段によれば、遮光性や断熱性に優れ、
更には遮音性をも有するシート状部材(40)を、容易に
構成することができる。
【0041】上記第7の解決手段では、シート状部材
(40)に窓(48)を形成しているため、この窓(48)を
通してベッド本体(20)に横たわる就寝者が睡眠室(1
2)の外部の気配を感じとることができる。ここで、睡
眠室(12)の就寝者を外部から完全に隔離すると、却っ
て就寝者に不安感を与えるおそれがある。これに対し、
本解決手段ではシート状部材(40)に窓(48)を形成し
ているため、上記のような就寝者の不安感を取り除くこ
とができ、就寝者の快適性を向上させることができる。
【0042】上記第8〜第13の解決手段によれば、空
気調和装置(15)によって睡眠室(12)の空気調和を行
うことができ、睡眠室(12)の快適性を向上させること
ができる。特に、空気調和装置(15)の設けられるカプ
セルベッド(10)においてシート状部材(40)が断熱性
を有する場合には、睡眠室(12)の空気を加熱する際の
放熱ロスや該空気を冷却する際の入熱ロスを低減でき、
空気調和装置(15)の運転に要するエネルギを削減する
ことも可能である。
【0043】また、上記第12の解決手段によれば、空
気調和装置(15)に第1空調部(60)と第2空調部(8
0)とを設けているため、睡眠室(12)における就寝者
の頭部付近の気温と側部付近の気温とを個別に調節する
ことができる。従って、就寝者にとって快適性の高い
「頭寒足熱」の状態を実現することが可能となり、就寝
者の安眠を確保することができる。
【0044】また、上記第13の解決手段では、ベッド
本体(20)の内部に空気調和装置(15)の本体部(65,8
5)を収納している。このため、ベッド本体(20)の内
部空間を有効に利用して空気調和装置(15)を設置で
き、カプセルベッド(10)を小型に維持しつつ空調機能
を付加することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。本実施形態に係るカプセルベ
ッド(10)は、事務所等に設置されて従業員等が仮眠を
とるためのものである。
【0046】図1及び図2に示すように、上記カプセル
ベッド(10)は、ベッド本体(20)と遮蔽体(11)とを
備えている。また、カプセルベッド(10)には、遮蔽体
(11)で区画された睡眠室(12)の空気調和を行うため
の空調ユニット(15)が設けられている。この空調ユニ
ット(15)については、後述する。
【0047】−ベッド本体と遮蔽体の構成−図3に示す
ように、ベッド本体(20)は、ベッドフレーム(21)
と、マットレス(22)と、側板(23)とによって構成さ
れている。ベッドフレーム(21)は、パイプ状の部材を
組み合わせたものであって、比較的平たい直方体状の枠
体である。マットレス(22)は、ベッドフレーム(21)
の上に載置されている。このマットレス(22)は、ベッ
ドフレーム(21)の上面のほぼ全体を覆っている。側板
(23)は、合板製の部材であって、ベッドフレーム(2
1)の長辺に沿って1枚ずつ設けられている。この側板
(23)は、ベッドフレーム(21)の長辺に沿った側面
(図3における紙面の手前側と奥側の側面)の全体を覆
っている。
【0048】上記一対の側板(23)のうち図3における
紙面の手前側に設けられた側板(23)には、排気グリル
(24)と吸気グリル(25)とが設けられている。排気グ
リル(24)と給気グリルは、何れも横長の長方形状に形
成されている。また、排気グリル(24)と給気グリル
は、側板(23)において左右に並んで設けられている。
具体的に、排気グリル(24)は図1〜図3における左寄
りに設けられ、吸気グリル(25)は図1〜図3における
右寄りに設けられている。
【0049】ベッド本体(20)の上面には、マットレス
(22)のほぼ全幅に亘って延びる通気用のグリル(26,2
7)が2つ設けられている(図2参照)。このうち、頭
部グリル(26)は、マットレス(22)の前端側(図2に
おける左端側)に、マットレス(22)の短辺とほぼ平行
に設置されている。一方、足部グリル(27)は、マット
レス(22)の後端側(図2における右端側)に、マット
レス(22)の短辺とほぼ平行に設置されている。
【0050】また、マットレス(22)の前端部には、枕
(55)が置かれている(図2参照)。従って、マットレ
ス(22)に就寝者が横たわった状態では、マットレス
(22)の前端側に就寝者の頭が位置し、マットレス(2
2)の後端側に就寝者の足が位置する。
【0051】上記遮蔽体(11)は、ベッド本体(20)の
上方を覆って閉空間の睡眠室(12)を区画するためのも
のである。この遮蔽体(11)は、フレーム構造体である
支持フレーム(30)と、シート状部材である遮蔽シート
(40)とを備えている。
【0052】図2及び図3に示すように、支持フレーム
(30)は、ヘッドボード(31)、フットボード(32)、
支持パイプ(36)、及び支持板(37)を備えている。
尚、図2では、支持板(37)を省略している。
【0053】ヘッドボード(31)及びフットボード(3
2)は、何れも板状部材を構成している。ヘッドボード
(31)は、ベッド本体(20)の前端側(図2,図3にお
ける左端側)に立設されている。一方、フットボード
(32)は、ベッド本体(20)の後端側(図2,図3にお
ける右端側)に立設されている。ヘッドボード(31)と
フットボード(32)は、その何れもがボード本体(33)
及び縁カバー(34)を備えて同様に構成されている。
【0054】ボード本体(33)は、合板製の平板であっ
て、本体板部を構成している。このボード本体(33)
は、その短辺の長さがベッド本体(20)の横幅とほぼ同
じとされ、その長辺の長さがベッド本体(20)の高さの
約4倍程度とされている。
【0055】縁カバー(34)は、化粧板部を構成してい
る。この縁カバー(34)は、帯状に延びる細長い部材で
あって、ボード本体(33)の上端側の短辺と左右の長辺
に沿って設けられている。図4に示すように、縁カバー
(34)は、その断面形状が下向きのコ字状となってお
り、この縁カバー(34)にボード本体(33)の周縁部が
嵌まり込んでいる。そして、縁カバー(34)は、ボード
本体(33)の下端側を除く三方の側面を覆っている。ま
た、縁カバー(34)には、その全周に亘って横方向に突
出する突出縁部(35)が形成されている。この突出縁部
(35)の下面には、マジックテープ(登録商標)等の面
ファスナー(51)が、その全周に亘って貼り付けられて
いる。
【0056】上述のように、ヘッドボード(31)は、ベ
ッド本体(20)の前端側に立設されている。その際、ヘ
ッドボード(31)は、その縁カバー(34)の突出縁部
(35)がベッド本体(20)側を向く姿勢で設置されてい
る。一方、フットボード(32)は、ベッド本体(20)の
後端側に立設されている。その際、フットボード(32)
は、その縁カバー(34)の突出縁部(35)がベッド本体
(20)側を向く姿勢で設置されている。つまり、ヘッド
ボード(31)とフットボード(32)は、ベッド本体(2
0)を挟んで互いに対向する姿勢で設置されている。
尚、ヘッドボード(31)における睡眠室(12)側の面に
は、室内灯(56)と空調ユニット(15)の操作パネル
(16)とが取り付けられている。
【0057】上記支持パイプ(36)は、ベッド本体(2
0)とほぼ同じ長さのパイプであって、棒状部材を構成
している。支持フレーム(30)には、2本の支持パイプ
(36)が設けられている。この支持パイプ(36)は、ヘ
ッドボード(31)の上端部からフットボード(32)の上
端部へ架け渡されている。具体的に、図3の紙面手前側
の支持パイプ(36)は、その一端がヘッドボード(31)
における図3の紙面手前側の上端隅角部に取り付けら
れ、その他端がフットボード(32)における図3の紙面
手前側の上端隅角部に取り付けられている。一方、図3
の紙面奥側の支持パイプ(36)は、その一端がヘッドボ
ード(31)における図3の紙面奥側の上端隅角部に取り
付けられ、その他端がフットボード(32)における図3
の紙面奥側の上端隅角部に取り付けられている。また、
支持パイプ(36)は、就寝者の利用するハンガー掛けも
兼ねている(図2参照)。
【0058】上記支持板(37)は、アーチ状に形成され
た帯板状の部材である。この支持板(37)は、ベッド本
体(20)の一方の側部から他方の側部に向かって、支持
パイプ(36)の上を通って延びている。支持フレーム
(30)には、2本の支持板(37)が設けられている。一
方の支持板(37)は、ヘッドボード(31)よりもベッド
本体(20)のやや中央寄りに設けられている。他方の支
持板(37)は、フットボード(32)よりもベッド本体
(20)のやや中央寄りに設けられている。
【0059】上記遮蔽シート(40)は、柔軟性のあるシ
ート状部材を構成している。図5に示すように、遮蔽シ
ート(40)は、スポンジ状のウレタン発泡樹脂である中
綿(42)をビニール製の表面シート(41)と裏面シート
(43)で挟み、これらを縫い合わせることによって構成
されている。つまり、遮蔽シート(40)は、キルティン
グ状に形成されている。そして、遮蔽シート(40)は、
キルティング構造を採ることによって、遮光性と断熱性
とを兼ね備えている。
【0060】図1及び図2に示すように、遮蔽シート
(40)自体は、比較的大型の四角形状の平らなシート状
に形成されている。具体的に、遮蔽シート(40)は、そ
の四辺のうち平行な一対の辺の長さがベッド本体(20)
の全長とほぼ同じとされ、これらの辺と直交する他の一
対の辺の長さが支持板(37)の長さとほぼ同じとされて
いる。
【0061】遮蔽シート(40)は、上記支持フレーム
(30)の支持パイプ(36)及び支持板(37)に掛け渡さ
れて、ベッド本体(20)の上方を覆っている。また、遮
蔽シート(40)は、面ファスナー(51)によってヘッド
ボード(31)及びフットボード(32)に固定されてい
る。つまり、遮蔽シート(40)には、その前端側(図
1,図2における左端側)と後端側(図1,図2におけ
る右端側)の周縁部の全長に亘って面ファスナー(51)
が取り付けられている。そして、図4に示すように、遮
蔽シート(40)の上面に貼付された面ファスナー(51)
と、ヘッドボード(31)及びフットボード(32)の突出
縁部(35)の下面に貼付された面ファスナー(51)とを
係合させることによって、遮蔽シート(40)がヘッドボ
ード(31)及びフットボード(32)に固定される。
【0062】このように、ベッド本体(20)の上方は、
支持フレーム(30)とこれに支えられた遮蔽シート(4
0)とによって覆われており、この支持フレーム(30)
及び遮蔽シート(40)によって閉空間の睡眠室(12)が
区画される。つまり、睡眠室(12)は、その上方と両側
方とが遮蔽シート(40)で仕切られ、その前方がヘッド
ボード(31)で仕切られ、その後方がフットボード(3
2)で仕切られている。また、睡眠室(12)における就
寝者の足下付近には、網棚状の手荷物置き(57)が設置
されている(図2参照)。
【0063】上記遮蔽シート(40)には、U字状の大き
な切り込み(44)が入れられている。遮蔽シート(40)
を支持フレーム(30)に掛け渡した状態で、この切り込
み(44)は、遮蔽シート(40)の側面における中央部に
形成されている。また、遮蔽シート(40)には、切り込
み(44)に沿ってスライドファスナー(52)(いわゆる
ジッパー)が設けられている(図1参照)。
【0064】遮蔽シート(40)は、このU字状の切り込
み(44)によって固定部(45)と開閉部(46)とに区画
されている。具体的に、遮蔽シート(40)のうちU字状
の切り込み(44)の外側の部分は、ヘッドボード(31)
及びフットボード(32)に固定された固定部(45)とな
っている。一方、遮蔽シート(40)のうちU字状の切り
込み(44)の内側の部分は、開閉自在の開閉部(46)と
なっている。遮蔽シート(40)を支持フレーム(30)に
掛け渡した状態で、この開閉部(46)は、遮蔽シート
(40)の側面から天井面に少し入ったところまで延びて
いる。また、開閉部(46)は、その上端の一辺において
固定部(45)と連続している。
【0065】スライドファスナー(52)を開いて遮蔽シ
ート(40)の開閉部(46)をまくり上げると、睡眠室
(12)への出入口(47)が遮蔽シート(40)の固定部
(45)に開口する。つまり、遮蔽シート(40)の固定部
(45)には、睡眠室(12)へ人が出入りするための開口
として出入口(47)が形成されている。カプセルベッド
(10)の利用者は、スライドファスナー(52)を操作し
て開閉部(46)を開き、遮蔽シート(40)の出入口(4
7)を通って睡眠室(12)へ出入りする。
【0066】図1に示すように、上記遮蔽シート(40)
には、四角形の小窓(48)が設けられている。この小窓
(48)は、ベッド本体(20)に横たわる就寝者の頭部に
対応する位置に形成されている。具体的には、図1にお
ける遮蔽シート(40)の左下隅部に小窓(48)が設けら
れている。この小窓(48)は、遮蔽シート(40)の一部
を切り取り、そこへ透明又は半透明のビニールシートを
縫いつけることによって形成されている。就寝者は、こ
の小窓(48)を通じて睡眠室(12)の外部の気配を感じ
取ることができる。
【0067】上記小窓(48)の睡眠室(12)には、図示
しないが、カバーが設けられている。このカバーは、カ
ーテン状に形成され、小窓(48)を覆うように設置され
ている。また、このカバーは、就寝者の操作によって開
閉可能に構成されている。
【0068】−空調ユニットの構成−図6及び図7に示
すように、空気調和装置である空調ユニット(15)は、
ベッド本体(20)の内部に収納されている。つまり、空
調ユニット(15)は、ベッド本体(20)におけるマット
レス(22)の下方に設置されている。この空調ユニット
(15)は、第1空調部(60)と第2空調部(80)とを備
え、睡眠室(12)の気温調節と換気とを行うように構成
されている。
【0069】第1空調部(60)は、第1吸込口(61)
と、第1吹出口(62)と、第1空気通路(63)とを備え
ている。第1吸込口(61)と第1吹出口(62)は、何れ
も長方形状の開口であって、頭部グリル(26)の内部に
形成されている。第1空気通路(63)は、その始端が第
1吸込口(61)に接続され、その終端が第1吹出口(6
2)に接続されている。また、第1空気通路(63)に
は、その始端から終端に向かって順に、第1送風ファン
(64)と第1熱電素子(65)とが設けられている。
【0070】第1熱電素子(65)は、第1空気通路(6
3)を流れる空気の冷却と加熱を切り換えて行うように
構成されている。この第1熱電素子(65)は、空気に処
理を施す本体部を構成している。
【0071】図8に示すように、第1熱電素子(65)に
は、平板状の素子本体(66)が設けられている。素子本
体(66)には、その一方の表面に利用側ヒートシンク
(67)が取り付けられ、他方の表面に熱源側ヒートシン
ク(68)が取り付けられている。利用側ヒートシンク
(67)と熱源側ヒートシンク(68)には、空気との伝熱
を促進するための棒状のフィン(75)が多数立設されて
いる。第1熱電素子(65)の素子本体(66)に通電する
と、ペルチェ効果によって利用側ヒートシンク(67)と
熱源側ヒートシンク(68)の相互間で熱が移動する。ま
た、素子本体(66)に流す電流の向きを反転させると、
熱の移動方向も反転する。そして、第1熱電素子(65)
は、その利用側ヒートシンク(67)が第1空気通路(6
3)に設けられている。
【0072】上記第1空気通路(63)における第1送風
ファン(64)の上流には、第1新気通路(69)が接続さ
れている(図7参照)。具体的に、この第1新気通路
(69)は、その始端がベッド本体(20)の内部空間に開
口し、その終端が第1空気通路(63)に接続されてい
る。また、第1新気通路(69)には、第1ダンパ(70)
が設けられている。この第1ダンパ(70)は、第1新気
通路(69)を通じて第1空気通路(63)へ導入される空
気の量を調節するためのものである。
【0073】第2空調部(80)は、第2吸込口(81)
と、第2吹出口(82)と、第2空気通路(83)とを備え
ている。第2吸込口(81)と第2吹出口(82)は、何れ
も長方形状の開口であって、足部グリル(27)の内部に
形成されている。第2空気通路(83)は、その始端が第
2吸込口(81)に接続され、その終端が第2吹出口(8
2)に接続されている。また、第2空気通路(83)に
は、その始端から終端に向かって順に、第2送風ファン
(84)と第2熱電素子(85)とが設けられている。
【0074】第2熱電素子(85)は、第2空気通路(8
3)を流れる空気の冷却と加熱を切り換えて行うように
構成されている。この第2熱電素子(85)は、空気に処
理を施す本体部を構成している。第2熱電素子(85)
は、素子本体(86)と、利用側ヒートシンク(87)と、
熱源側ヒートシンク(88)とを備え、上記第1熱電素子
(65)と同様に構成されている(図8参照)。そして、
第2熱電素子(85)は、その利用側ヒートシンク(87)
が第2空気通路(83)に設けられている。
【0075】上記第2空気通路(83)における第2送風
ファン(84)の上流には、第2新気通路(89)が接続さ
れている(図7参照)。具体的に、この第2新気通路
(89)は、その始端がベッド本体(20)の内部空間に開
口し、その終端が第2空気通路(83)に接続されてい
る。また、第2新気通路(89)には、第2ダンパ(90)
が設けられている。この第2ダンパ(90)は、第2新気
通路(89)を通じて第2空気通路(83)へ導入される空
気の量を調節するためのものである。
【0076】上記空調ユニット(15)には、熱源空気通
路(95)が設けられている(図7参照)。熱源空気通路
(95)は、その出口端がベッド本体(20)に設けられた
排気グリル(24)に接続されている。この熱源空気通路
(95)には、排気ファン(96)が設けられている。ま
た、熱源空気通路(95)は、排気ファン(96)の上流側
で第1分岐通路(97)と第2分岐通路(98)とに分岐さ
れている。
【0077】第1分岐通路(97)は、その入口端がベッ
ド本体(20)の内部空間に開口している。この第1分岐
通路(97)の途中には、第1熱電素子(65)の熱源側ヒ
ートシンク(68)が設けられている。一方、第2分岐通
路(98)は、その入口端がベッド本体(20)の内部空間
に開口している。この第2分岐通路(98)の途中には、
第2熱電素子(85)の熱源側ヒートシンク(88)が設け
られている。更に、ベッド本体(20)の内部空間は、側
板(23)に設けられた吸気グリル(25)を通じて外部の
空間と連通している。
【0078】−空調ユニットの運転動作− 排気ファン(96)を運転すると、ベッド本体(20)の内
部空間の空気が、熱源空気通路(95)の第1分岐通路
(97)及び第2分岐通路(98)へ吸い込まれる。第1分
岐通路(97)を流れる空気は、第1熱電素子(65)の熱
源側ヒートシンク(68)へ送り込まれる。第2分岐通路
(98)を流れる空気は、第2熱電素子(85)の熱源側ヒ
ートシンク(88)へ送り込まれる。また、ベッド本体
(20)の内部空間へは、吸気グリル(25)を通ってカプ
セルベッド(10)の外部の空気が流入する。
【0079】第1送風ファン(64)を運転すると、睡眠
室(12)の空気が第1吸込口(61)を通って第1空気通
路(63)へ吸い込まれる。つまり、睡眠室(12)のうち
ベッド本体(20)に横たわる就寝者の頭部付近の空気
が、第1吸込口(61)から第1空気通路(63)へ取り込
まれる。第1空気通路(63)を流れる空気は、第1送風
ファン(64)を通過して第1熱電素子(65)の利用側ヒ
ートシンク(67)へ送り込まれる。その際、この利用側
ヒートシンク(67)へ送り込まれる空気には、第1新気
通路(69)を通じてベッド本体(20)の内部空間の空気
が混入される。
【0080】第1熱電素子(65)では、利用側ヒートシ
ンク(67)へ送り込まれた空気の冷却又は加熱が行われ
る。この利用側ヒートシンク(67)での冷却や加熱によ
り温度調節された空気は、調和空気として第1吹出口
(62)から吹き出される。つまり、所定温度に調整され
た調和空気は、睡眠室(12)のうちベッド本体(20)に
横たわる就寝者の頭部付近へ送り返される。この調和空
気には、吸気グリル(25)を通じてベッド本体(20)の
内部空間へ流入した空気、即ち睡眠室(12)の外部の空
気が混入している。従って、この調和空気を睡眠室(1
2)へ供給することで、睡眠室(12)の気温調節と換気
とが同時に行われる。
【0081】ここで、第1熱電素子(65)の動作につい
て説明する。空気を冷却する場合、第1熱電素子(65)
は、利用側ヒートシンク(67)で空気から熱を奪う。こ
の場合、第1熱電素子(65)の素子本体(66)は、利用
側ヒートシンク(67)で空気から奪った熱を熱源側ヒー
トシンク(68)へ移動させる。熱源側ヒートシンク(6
8)では、送り込まれた空気に対する放熱が行われる。
逆に、空気を加熱する場合、第1熱電素子(65)は、熱
源側ヒートシンク(68)で空気から熱を奪う。この場
合、第1熱電素子(65)の素子本体(66)は、熱源側ヒ
ートシンク(68)で空気から奪った熱を利用側ヒートシ
ンク(67)へ移動させる。利用側ヒートシンク(67)で
は、送り込まれた空気に対する放熱が行われる。第1熱
電素子(65)の熱源側ヒートシンク(68)から出た空気
は、排気ファン(96)を通過して排気グリル(24)から
ベッド本体(20)の外部へ排出される。
【0082】第2送風ファン(84)を運転すると、睡眠
室(12)の空気が第2吸込口(81)を通って第2空気通
路(83)へ吸い込まれる。つまり、睡眠室(12)のうち
ベッド本体(20)に横たわる就寝者の足部付近の空気
が、第2吸込口(81)から第2空気通路(83)へ取り込
まれる。第2空気通路(83)を流れる空気は、第2送風
ファン(84)を通過して第2熱電素子(85)の利用側ヒ
ートシンク(87)へ送り込まれる。その際、この利用側
ヒートシンク(87)へ送り込まれる空気には、第2新気
通路(89)を通じてベッド本体(20)の内部空間の空気
が混入される。
【0083】第2熱電素子(85)では、利用側ヒートシ
ンク(87)へ送り込まれた空気の冷却又は加熱が行われ
る。この利用側ヒートシンク(87)での冷却や加熱によ
り温度調節された空気は、調和空気として第2吹出口
(82)から吹き出される。つまり、所定温度に調整され
た調和空気は、睡眠室(12)のうちベッド本体(20)に
横たわる就寝者の足部付近へ送り返される。この調和空
気には、吸気グリル(25)を通じてベッド本体(20)の
内部空間へ流入した空気、即ち睡眠室(12)の外部の空
気が混入している。従って、この調和空気を睡眠室(1
2)へ供給することで、睡眠室(12)の気温調節と換気
とが同時に行われる。
【0084】第2熱電素子(85)は、上記第1熱電素子
(65)と同様に動作して、空気の冷却又は加熱を行う。
そして、第2熱電素子(85)の熱源側ヒートシンク(8
8)から出た空気は、排気ファン(96)を通過して排気
グリル(24)からベッド本体(20)の外部へ排出され
る。
【0085】−実施形態の効果− 本実施形態では、睡眠室(12)を区画する遮蔽体(11)
を遮蔽シート(40)と支持フレーム(30)とによって構
成している。このため、本実施形態によれば、従来はF
RP等で構成されて大きく重かった遮蔽体を、柔軟で軽
量な遮蔽シート(40)によって構成することができる。
この遮蔽シート(40)は、それ自体が軽量であり、また
折り畳むことも可能である。従って、本実施形態によれ
ば、遮蔽体(11)を遮蔽シート(40)で構成することに
より、カプセルベッド(10)の輸送効率を高め、搬入に
要する労力の低減を図ることができる。また、柔軟で軽
量な遮蔽シート(40)を支持フレーム(30)に取り付け
るだけで遮蔽体(11)を形成できるため、カプセルベッ
ド(10)の組み立てに要する労力を軽減することもでき
る。
【0086】ここで、睡眠室(12)内の就寝者が寝返り
をうったような場合には、就寝者が手足を遮蔽体(11)
にぶつけてしまうことも想定される。このため、従来の
ようにFRP等の固い材質で遮蔽体を形成すると、就寝
者が手足を遮蔽体にぶつけて怪我をしたり、怪我に至ら
ないまでも痛みを感じて目覚めてしまうおそれがあっ
た。これに対し、本実施形態では、柔軟な遮蔽シート
(40)で遮蔽体(11)を形成している。従って、本実施
形態によれば、上述した就寝者の怪我等の問題を回避で
き、就寝者の安全性を高めることができる。
【0087】また、本実施形態では、遮蔽シート(40)
をキルティング状に形成している。つまり、遮蔽シート
(40)では、表面シート(41)と裏面シート(43)で挟
まれた中綿(42)に空気が保持されている。従って、本
実施形態によれば、遮光性や断熱性に優れ、更には遮音
性をも有する遮蔽シート(40)を、容易に実現すること
ができる。
【0088】このように、本実施形態では、遮蔽シート
(40)が遮光性を有している。このため、睡眠室(12)
への光の侵入を阻止し、睡眠室(12)の環境を人が就寝
しやすいものとすることができる。ただし、睡眠室(1
2)の就寝者を外部から完全に隔離すると、就寝者に却
って不安感を与えるおそれがある。これに対し、本実施
形態では遮蔽シート(40)に小窓(48)を形成してお
り、この小窓(48)を通して就寝者が睡眠室(12)の外
部の気配を感じとることができる。従って、本実施形態
によれば、上述のような就寝者の不安感を取り除くこと
ができ、就寝者の快適性を向上させることができる。更
に、本実施形態では、小窓(48)を覆うカバー(図示せ
ず)が設けられている。このため、就寝者は、好みに応
じてカバーを操作し、小窓(48)からの光を遮ることも
可能である。
【0089】また、本実施形態では、カプセルベッド
(10)に空調ユニット(15)を設け、睡眠室(12)の気
温調節と換気を行うようにしている。このため、本実施
形態によれば、睡眠室(12)の環境を快適に保つことが
でき、睡眠者の快適性を向上させることができる。
【0090】特に、本実施形態では、キルティング状の
遮蔽シート(40)が断熱性を有している。このため、空
調ユニット(15)によって睡眠室(12)の空気を加熱す
る際の放熱ロスや該空気を冷却する際の入熱ロスを低減
できる。従って、本実施形態によれば、睡眠室(12)の
空気調和を行うために空調ユニット(15)で消費される
電力等を最小限に抑制することができる。
【0091】また、本実施形態によれば、空調ユニット
(15)に第1空調部(60)と第2空調部(80)とを設け
ているため、睡眠室(12)における就寝者の頭部付近の
気温と側部付近の気温とを個別に調節することができ
る。従って、就寝者にとって快適性の高い「頭寒足熱」
の状態を実現でき、就寝者の安眠を確保することができ
る。
【0092】また、本実施形態では、ベッド本体(20)
の内部に空気ユニットを収納している。このため、ベッ
ド本体(20)の内部空間を有効に利用して空気ユニット
を設置でき、カプセルベッド(10)を小型に維持しつつ
空調機能を付加することができる。
【0093】
【発明のその他の実施の形態】上記実施形態では、ヘッ
ドボード(31)及びフットボード(32)を一枚板状に形
成しているが、これに代えて、図9に示すように、門型
フレーム(38)と、該門型フレーム(38)の全面に張ら
れた区画シート(39)とによってヘッドボード(31)及
びフットボード(32)を構成してもよい。この場合、支
持パイプ(36)の端部は、門型フレーム(38)に取り付
けられることとなる。また、区画シート(39)は、遮蔽
シート(40)と同様にキルティング状に構成するのが望
ましい。本変形例によれば、ヘッドボード(31)及びフ
ットボード(32)を軽量化することができ、ひいてはカ
プセルベッド(10)の更なる軽量化が可能となる。
【0094】また、上記実施形態では、ヘッドボード
(31)やフットボード(32)の縁カバー(34)における
突出縁部(35)の全長に亘って面ファスナー(51)を設
けているが、必ずしもその全長に亘って面ファスナー
(51)を貼付する必要はなく、面ファスナー(51)を断
続的に設けてもよい。同様に、遮蔽シート(40)の前端
及び後端の周縁部の全長に亘って面ファスナー(51)を
設けて遮蔽シート(40)を縁カバー(34)に固定するよ
うにしているが、必ずしもその全長に亘って面ファスナ
ー(51)を貼付する必要はなく、面ファスナー(51)を
断続的に設けてもよい。更には、面ファスナー(51)に
加えてスナップボタンやホックを併用して、遮蔽シート
(40)をヘッドボード(31)やフットボード(32)に固
定してもよい。
【0095】また、上記実施形態では、遮蔽シート(4
0)の開閉部(46)をスライドファスナー(52)で固定
部(45)に固定しているが、これに代えて、面ファスナ
ーやスナップボタン、ホック等によって開閉部(46)を
固定部(45)に固定してもよい。
【0096】また、上記実施形態では、遮蔽シート(4
0)の中綿(42)としてウレタン発泡樹脂を用いている
が、これに代えて、天然素材である「綿」を中綿(42)
として用いてもよい。更に、上記実施形態では、遮蔽シ
ート(40)の表面シート(41)及び裏面シート(43)を
ビニール製としているが、これに代えて、表面シート
(41)及び裏面シート(43)を布製としてもよい。
【0097】また、上記実施形態では、小窓(48)を形
成するためにビニールシートを用いているが、ビニール
シート以外のものを用いて小窓(48)を形成してもよ
い。つまり、透明又は半透明で透光性を有する材料であ
れば、小窓(48)を形成するために利用できる。ただ
し、小窓(48)を形成する材料としては、アクリル板の
ような固いものではなく、柔軟性のある材料を用いる方
が望ましい。
【0098】また、上記実施形態では、空調ユニット
(15)によって睡眠室(12)の気温調節と換気を行うよ
うにしているが、空調ユニット(15)によって睡眠室
(12)の湿度調節や空気清浄を行うようにしてもよい。
もちろん、空調ユニット(15)によって、睡眠室(12)
の気温調節、換気、湿度調節、及び空気清浄の全てを行
うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るカプセルベッドの全体を示す正
面図である。
【図2】実施形態に係るカプセルベッドの内部を示す概
略斜視図である。
【図3】実施形態に係るベッド本体と支持フレームの構
造を示す概略斜視図である。
【図4】実施形態に係るヘッドボードの要部拡大図であ
る。
【図5】実施形態に係る遮蔽シートの概略断面図であ
る。
【図6】実施形態に係るベッド本体の概略斜視図であ
る。
【図7】実施形態に係る空調ユニットの概略構成図であ
る。
【図8】実施形態に係る熱電素子の概略構成図である。
【図9】その他の実施形態に係るヘッドボードの概略斜
視図である。
【符号の説明】 (11) 遮蔽体 (12) 睡眠室 (15) 空調ユニット(空気調和装置) (20) ベッド本体 (30) 支持フレーム(フレーム構造体) (31) ヘッドボード(板状部材) (32) フットボード(板状部材) (33) ボード本体(本体板部) (34) 縁カバー(化粧板部) (36) 支持パイプ(棒状部材) (40) 遮蔽シート(シート状部材) (41) 表面シート (42) 中綿 (43) 裏面シート (45) 固定部 (46) 開閉部 (47) 出入口(開口) (48) 小窓(窓) (60) 第1空調部 (61) 第1吸込口 (62) 第1吹出口 (65) 第1熱電素子(本体部) (80) 第2空調部 (81) 第2吸込口 (82) 第2吹出口 (85) 第2熱電素子(本体部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24F 7/04 F24F 7/04 Z Fターム(参考) 3L050 BC05 3L058 BA04 BB09 BC08

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド本体(20)と、該ベッド本体(2
    0)の上方を覆って睡眠室(12)を区画する遮蔽体(1
    1)とを備えるカプセルベッドであって、 上記遮蔽体(11)は、遮光性を有して上記ベッド本体
    (20)を覆うシート状部材(40)と、該シート状部材
    (40)を支えるフレーム構造体(30)とを備えているカ
    プセルベッド。
  2. 【請求項2】 ベッド本体(20)と、該ベッド本体(2
    0)の上方を覆って睡眠室(12)を区画する遮蔽体(1
    1)とを備えるカプセルベッドであって、 上記遮蔽体(11)は、断熱性を有して上記ベッド本体
    (20)を覆うシート状部材(40)と、該シート状部材
    (40)を支えるフレーム構造体(30)とを備えているカ
    プセルベッド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のカプセルベッドに
    おいて、 ベッド本体(20)は、直方体状に形成され、 フレーム構造体(30)は、ベッド本体(20)の前端と後
    端に立設されて互いに対向する一対の板状部材(31,3
    2)と、該一対の板状部材(31,32)に架け渡される一対
    の棒状部材(36)とを備え、 シート状部材(40)は、上記一対の棒状部材(36)に掛
    け渡されて上記板状部材(31,32)に固定されているカ
    プセルベッド。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のカプセルベッドにおい
    て、 板状部材(31,32)は、長方形板状の本体板部(33)
    と、該本体板部(33)における上端と左右の側面を覆う
    帯状の化粧板部(34)とを備え、 シート状部材(40)は、その周縁部が上記板状部材(3
    1,32)の化粧板部(34)に固定されているカプセルベッ
    ド。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載のカプセルベッドに
    おいて、 シート状部材(40)は、睡眠室(12)へ人が出入りする
    ための開口(47)が形成されてフレーム構造体(30)に
    固定される固定部(45)と、該固定部(45)の開口(4
    7)を覆う開閉自在の開閉部(46)とを備えているカプ
    セルベッド。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載のカプセルベッドに
    おいて、 シート状部材(40)は、表面シート(41)と中綿(42)
    と裏面シート(43)とを積層し縫い合わせてキルティン
    グ状に形成されているカプセルベッド。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2記載のカプセルベッドに
    おいて、 シート状部材(40)に窓(48)が形成されているカプセ
    ルベッド。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れか1記載のカプセ
    ルベッドにおいて、 睡眠室(12)の空気調和を行う空気調和装置(15)が設
    けられているカプセルベッド。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のカプセルベッドにおい
    て、 空気調和装置(15)は、睡眠室(12)の気温調節と換気
    とを行うように構成されているカプセルベッド。
  10. 【請求項10】 請求項8記載のカプセルベッドにおい
    て、 空気調和装置(15)は、睡眠室(12)から吸引した空気
    を加熱し又は冷却して睡眠室(12)へ送り返すように構
    成されているカプセルベッド。
  11. 【請求項11】 請求項8記載のカプセルベッドにおい
    て、 空気調和装置(15)は、睡眠室(12)のうちベッド本体
    (20)に横たわる就寝者の頭部付近から吸引した空気を
    加熱し又は冷却して上記就寝者の頭部付近へ送り返す第
    1空調部(60)と、睡眠室(12)のうちベッド本体(2
    0)に横たわる就寝者の足部付近から吸引した空気を加
    熱し又は冷却して上記就寝者の足部付近へ送り返す第2
    空調部(80)とを備えているカプセルベッド。
  12. 【請求項12】 請求項8記載のカプセルベッドにおい
    て、 空気調和装置(15)は、睡眠室(12)から空気を吸引す
    るための吸込口(61,81)と、該吸込口(61,81)から吸
    い込んだ空気に処理を施して調和空気を生成する本体部
    (65,85)と、該本体部(65,85)で生成した調和空気を
    睡眠室(12)へ供給する吹出口(62,82)とを備えてい
    るカプセルベッド。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のカプセルベッドにお
    いて、 空気調和装置(15)の本体部(65,85)がベッド本体(2
    0)の内部に収納されているカプセルベッド。
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