JP2007273417A - フラットハーネス用コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】リテーナを閉じる前にフラットハーネスがコネクタに接続されていることを確認することができるフラットハーネス用コネクタを提供する。
【解決手段】フラットハーネス用コネクタ100は、フラットハーネス1と、このフラットハーネス1に接続される複数の接続端子2と、フラットハーネス1の端末部及び接続端子2が収納されるコネクタハウジング3と、フラットハーネス1をコネクタハウジング3に係合させる係止ピン4とを備えて構成されている。係止ピン4は、その断面が半円状の棒であり、その長さが端子保持ハウジング7の幅とほぼ等しい。この係止ピン4は、端子保持リテーナ9が開いた状態で端子保持ハウジング7に形成された係止突起7eの貫通孔に通されることにより、フラットハーネス1を端子保持ハウジング7に固定する。
【選択図】図2
【解決手段】フラットハーネス用コネクタ100は、フラットハーネス1と、このフラットハーネス1に接続される複数の接続端子2と、フラットハーネス1の端末部及び接続端子2が収納されるコネクタハウジング3と、フラットハーネス1をコネクタハウジング3に係合させる係止ピン4とを備えて構成されている。係止ピン4は、その断面が半円状の棒であり、その長さが端子保持ハウジング7の幅とほぼ等しい。この係止ピン4は、端子保持リテーナ9が開いた状態で端子保持ハウジング7に形成された係止突起7eの貫通孔に通されることにより、フラットハーネス1を端子保持ハウジング7に固定する。
【選択図】図2
Description
本発明は、基端部にフラットハーネスを接続し、先端部に相手側である外部電装部品を接続し、フラットハーネスと外部電装部品とを電気的に接続するフラットハーネス用コネクタに関する。
近年、自動車などに搭載されるワイヤーハーネスとして、複数の導体を平面状に並設したフラットハーネスが多用されるようになっている。このフラットハーネスと外部電装部品とを接続する際には、フラットハーネス用コネクタが用いられる。このフラットハーネス用コネクタの内部には、一端に外部電装部品の配線が接続され、他端にフラットハーネスの導体が接続された接続端子が収容されている。フラットハーネス用コネクタは、端子保持ハウジングに複数の接続端子を配置してフラットハーネスの導体を重ね合わせ、端子保持ハウジングに開閉自在に取り付けられたリテーナを閉じることにより、接続端子とフラットハーネスとを接合状態で固定する(特許文献1)。
特願2005−259560
しかしながら、このようなフラットハーネス用コネクタは、端子保持リテーナを閉じるまでフラットハーネスが端子保持ハウジングに嵌合させているか確認できないという問題点を有する。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、リテーナを閉じる前の状態において、フラットハーネスが端子保持ハウジングに固定されたことを確認することができるフラットハーネス用コネクタを提供することを目的とする。
本発明に係るフラットハーネス用コネクタは、複数の導体を平面状に並設し各導体の周囲に絶縁被膜が備えられ端部に固定用の孔を有するフラットハーネスと、前記フラットハーネスの前記導体がそれぞれ接続される複数の接続端子と、前記フラットハーネスの端部及び前記接続端子の接続部を接合状態で保持すると共に、前記フラットハーネスの端部の孔と嵌合する、前記孔の貫通方向及び前記導体の延びる方向と直交する方向に貫通孔が形成された係止突起を有する端子保持ハウジングと、前記端子保持ハウジングにヒンジを介して開閉自在に接続され、前記端子保持ハウジングと嵌合することにより前記フラットハーネスの端部と前記接続端子を収納する端子保持リテーナと、前記フラットハーネスの孔に前記係止突起を貫通させた状態で前記係止突起に形成された前記貫通孔に通されることによって前記フラットハーネスを前記端子保持ハウジングに固定する係止部材とを備えたことを特徴とする。
本発明に係るフラットハーネス用コネクタによれば、係止部材がフラットハーネスの孔に貫通させた突起に形成された貫通孔に通されるため、端子保持リテーナを閉じる前に、フラットハーネスが端子保持ハウジングに固定され、接続端子に接続されたことを確認することができる。
以下、添付した図面を参照して本発明の実施形態に係るフラットハーネス用コネクタについて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るフラットハーネス用コネクタを示す外観斜視図である。図2は、同フラットハーネス用コネクタのリテーナを開いた状態における外観斜視図である。図3は、同フラットハーネス用コネクタの平面図である。図4は、同フラットハーネス用コネクタの断面図である。また、図5は、図1のA−A’断面図、図6は、図1のB−B’断面図、図7は、図1のC−C’断面図である。なお、フラットハーネス用コネクタのフラットハーネスが接続される側を基端側とし、他端を先端側と定義する。
図1及び図2に示すように、このフラットハーネス用コネクタは、フラットハーネス1と、このフラットハーネス1に接続される複数の接続端子2と、フラットハーネス1の端末部及び接続端子2が収納されるコネクタハウジング3と、フラットハーネス1をコネクタハウジング3に係合させる係止ピン4とを備えて構成されている。
フラットハーネス1は、矩形断面状を有する複数の導体5が平面状に並設され、各導体5の周囲が絶縁被膜6によって覆われたものである。フラットハーネス1の端末部は、片面の絶縁被膜6が除去され導体5が露出した接続部1a(図4)を有する。また、図2に示すように、フラットハーネス1の平面方向中心部には、導体5が形成されていない位置に矩形状の貫通孔1bが形成されている。更に、フラットハーネス1の端末部には導体5が形成されていない位置に係合孔1cが形成されている。フラットハーネス1は、例えば、フラットケーブル(FC)、フレキシブルフラットケーブル(FFC)及びフレキシブルプリント基板(FPC)によって構成することができる。
接続端子2は、扁平な板状の金属片からなり、フラットハーネス1の接続部1aに接続された状態でコネクタハウジング3に収納される。この接続端子2は、平面方向中心部に矩形の係止孔2aが形成されている。なお、複数の接続端子2の導体接続部と接続部1aとの接続は、例えば、シリーズ溶接などの抵抗溶接、超音波溶接、レーザ溶接、アーク溶接、半田付け及びピアッシングによって行うことができる。
コネクタハウジング3は、複数の接続端子2が装着される端子保持ハウジング7と、この端子保持ハウジング7の上面にヒンジ8を介して開閉自在に取り付けられた端子保持リテーナ9とを備えて構成される。
端子保持ハウジング7は、その上面に複数の接続端子2が所定の間隔を置いて配置され、各接続端子2の間に位置する場所には、係止孔7aが形成されている。また、端子保持ハウジング7の基端側には、幅方向に半円状の断面を有する貫通孔を備えた係止突起7eが形成されている。この係止突起7eは、フラットハーネス1に形成された貫通孔1bから突出するように配されている。また、この係止突起7eと対向する端子保持リテーナ9には、係止突起7eの形状に切り取られた係合孔9eが形成されている。
端子保持リテーナ9は、端子保持ハウジング7と対向する面において、基端側から順に、フラットハーネス係合突起9a、接続端子係合突起9b及び端子保持ハウジング係合突起9cが形成されている。各係合突起9a〜9cは、端子保持リテーナ9が閉じることにより各部材を固定する。フラットハーネス係合突起9aは、フラットハーネス1が有する係合孔1cに嵌合することによりフラットハーネス1をコネクタハウジング3に固定する。端子保持ハウジング係合突起9bは、端子保持ハウジング7の上面に形成されている係止孔7aと嵌合することにより、端子保持リテーナ9を端子保持ハウジング7に固定する。接続端子係合突起9cは、接続端子2が有する係止孔2aと嵌合して接続端子2をコネクタハウジング3に固定する。更に、端子保持リテーナ9の基端側の両側面には係合孔9dが形成されており、端子保持ハウジング7の基端部両側面に形成された係合突起7dと嵌合することにより、端子保持リテーナ9を端子保持ハウジング7に固定する。
係止ピン4は、その断面が半円状の棒であり、その長さが端子保持ハウジング7の幅とほぼ等しい。この係止ピン4は、端子保持ハウジング7に形成された係止突起7eの貫通孔を貫通することにより、フラットハーネス1を端子保持ハウジング7に固定する。また、端子保持ハウジング7の両側面には、係止ピン4の形状に切り取られた切り欠き部7fが形成されている。
このように構成されたフラットハーネス用コネクタは、端子保持リテーナ9を開いた状態で、係止ピン4を係止突起7eの貫通孔に通ことにより、フラットハーネス1を端子保持ハウジング7に固定し、その後、端子保持リテーナ9を閉じることでフラットハーネス1と接続端子2とを固定する。
以上のように、係止ピン4を用いることによって、端子保持リテーナ9を閉じる前にフラットハーネス1が端子保持ハウジング7に固定されたことを確認することができる。
図8は、本発明の第2の実施形態に係るフラットハーネス用コネクタの係止部材を示す斜視図であり、図9は、この係止部材の装着した状態におけるフラットハーネス用コネクタの断面図である。
第2の実施形態に係るフラットハーネス用コネクタは、U字ピン11によってフラットハーネス1が端子保持ハウジング7に固定接続されている。U字ピン11は、その長さが端子保持ハウジング7の幅方向とほぼ等しく、先端部11aが外側に折り曲げられている。このU字ピン11は、端子保持リテーナ9を開いた状態で、係止突起7eの有する貫通孔に通され、フラットハーネス1を端子保持ハウジング7に固定する。
図10は、本発明の第3の実施形態に係るフラットハーネス用コネクタの係止部材を示す斜視図であり、図11は、この係止部材の装着した状態におけるフラットハーネス用コネクタの断面図である。
第3の実施形態に係るフラットハーネス用コネクタは、係止ピン12によってフラットハーネス1が端子保持ハウジング7に固定接続されている。この係止ピン12は、長さが端子保持ハウジング7の幅とほぼ等しく、端子保持ハウジング7の幅方向に応じて半径が次第に変化する半円状の断面を有する。この係止ピン4は、端子保持ハウジング7に形成された係止突起7eの有する貫通孔に通されることにより、フラットハーネス1を端子保持ハウジング7に固定する。
図12は、本発明の第4の実施形態に係るフラットハーネス用コネクタの係止部材を示す斜視図であり、図13は、この係止部材の装着した状態におけるフラットハーネス用コネクタの断面図である。
第3の実施形態に係るフラットハーネス用コネクタは、係止ピン13によってフラットハーネス1が端子保持ハウジング7に固定接続されている。この係止ピン13は、第1の実施形態で用いられていた係止ピン4の一端に上下方向に突出する係合突起が形成されたものである。このように、係止ピン13に突起13aを形成することで、係止ピン13の幅方向のズレを防ぐことができる。
図14は、本発明の第5の実施形態に係るフラットハーネス用コネクタの断面図であり、図15は、同フラットハーネス用コネクタの幅方向における断面図である。
第1〜第4の実施形態では、係止ピンなどの係止部材によってフラットハーネス1を端子保持ハウジング7に固定していたが、第5の実施形態では、端子保持ハウジング7’の幅方向にV溝7’aを形成し、端子保持リテーナ9’にこのV溝7’aと対応するV型突起9’aを形成し、端子保持リテーナ9’が閉じることによりフラットハーネス1を端子保持ハウジング7’に固定するように構成することもできる。ここで、V溝7’aの形状は、矩形や円形、楕円状、波形状のいずれの形状として構成してもよく、V溝7’aとフラットハーネス1との間に必要に応じて接着剤や自己粘着テープを介してもよい。
1…フラットハーネス、2…接続端子、3…コネクタハウジング、4,11〜13…係止ピン、5…導体、6…絶縁被膜、7…端子保持ハウジング、8…ヒンジ、9…リテーナ。
Claims (7)
- 複数の導体を平面状に並設し各導体の周囲に絶縁被膜が備えられ端部に固定用の孔を有するフラットハーネスと、
前記フラットハーネスの前記導体がそれぞれ接続される複数の接続端子と、
前記フラットハーネスの端部及び前記接続端子の接続部を接合状態で保持すると共に、前記フラットハーネスの端部の孔と嵌合する、前記孔の貫通方向及び前記導体の延びる方向と直交する方向に貫通孔が形成された係止突起を有する端子保持ハウジングと、
前記端子保持ハウジングにヒンジを介して開閉自在に接続され、前記端子保持ハウジングと嵌合することにより前記フラットハーネスの端部と前記接続端子を収納する端子保持リテーナと、
前記フラットハーネスの孔に前記係止突起を貫通させた状態で前記係止突起に形成された前記貫通孔に通されることによって前記フラットハーネスを前記端子保持ハウジングに固定する係止部材と
を備えたことを特徴とするフラットハーネス用コネクタ。 - 前記係止部材は、前記端子保持ハウジングの幅方向と長さがほぼ等しい棒形状であることを特徴とする請求項1記載のフラットハーネス用コネクタ。
- 前記係止部材は、前記端子保持ハウジングの幅方向と長さがほぼ等しいU字ピンであることを特徴とする請求項1記載のフラットハーネス用コネクタ。
- 前記係止部材は、前記端子保持ハウジングの幅方向と長さがほぼ等しい楔形状であることを特徴とする請求項1記載のフラットハーネス用コネクタ。
- 前記係止部材は、前記端子保持ハウジングの幅方向と長さがほぼ等しい棒形状であり、上下方向に突出する係止部を設けたことを特徴とする請求項1記載のフラットハーネス用コネクタ。
- 複数の導体を平面状に並設し各導体の周囲に絶縁被膜が備えられ端部に固定用の孔を有するフラットハーネスと、
前記フラットハーネスの前記導体がそれぞれ接続される複数の接続端子と、
上面に幅方向に形成された溝を有し前記フラットハーネスの端部及び前記接続端子の接続部を接合状態で保持する端子保持ハウジングと、
前記端子保持ハウジングと対向する面に前記溝と係合する凸部を有し、前記端子保持ハウジングにヒンジを介して開閉自在に接続されて前記端子保持ハウジングと嵌合することにより前記フラットハーネスと前記接続端子を収納する端子保持リテーナと
を備えたことを特徴とするフラットハーネス用コネクタ。 - 前記溝と前記フラットハーネスとの間には、接着剤又は自己粘着材料が介することを特徴とする請求項6記載のフラットハーネス用コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006100955A JP2007273417A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | フラットハーネス用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006100955A JP2007273417A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | フラットハーネス用コネクタ |
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JP2007273417A true JP2007273417A (ja) | 2007-10-18 |
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ID=38675989
Family Applications (1)
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JP2006100955A Pending JP2007273417A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | フラットハーネス用コネクタ |
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JP (1) | JP2007273417A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014216198A (ja) * | 2013-04-25 | 2014-11-17 | 日本光電工業株式会社 | コネクタ |
-
2006
- 2006-03-31 JP JP2006100955A patent/JP2007273417A/ja active Pending
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