JP2007273241A - リチウム電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】保護回路の特性のバラツキがあっても所望の電池エネルギーを安全且つ安価に取り出すことができる電池パックを提供する。
【解決手段】電池を直列に接続した電池組(2)と、電池の電圧を検出する第1の電圧検出部(321)と、検出電圧が過放電判別電圧値より低下したときに出力信号を生ずる第1の信号出力部(325)を有する第1の保護回路(32)と、電池の電圧を検出する第2の電圧検出部(331)と、第2の電圧検出部で検出された電池の検出電圧が所定の電圧値より低下したときに出力信号を生ずる第2の信号出力部(335)を有する第2の保護回路(33)と、電池組に接続され第1及び第2の信号出力部の出力信号に応じてオン・オフされるスイッチ(31)とを備えた電池パックにおいて、第2の保護回路の第2の信号出力部と、スイッチとの間に接続され、所定時間以内の入力信号変化に応答しない出力を生ずる不感時間手段(6)を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明はコードレス電動工具等に用いられるリチウム電池パックに関するものである。
一般に、リチウム電池とは、バナジウム・リチウム電池、マンガンリチウム電池等を指し、何れも負極にリチウム・アルミ合金を用い、有機電解液を使用した電池を言う。また、リチウムイオン電池は一般に、正極にコバルト酸リチウム、負極に黒鉛を使用し、電解液として有機電解液を用いたものである。本願明細書では、便宜上、リチウム電池及びリチウムイオン電池を含む有機電解液二次電池を総称して、単にリチウム電池と称することにする。
コードレス電動工具の電源としては従来、ニカド(N回路d)電池、ニッケル水素(NiMH)電池等が多用されているが、近年、電源の高容量化、軽量化のニーズが高まるに従ってリチウム電池が使用されるようになってきた。
通常のニカド電池の公称電圧は1.2Vであるのに対し、リチウム電池の公称電圧は例えば3.6Vと大きい利点がある。その反面、リチウム電池は過充電・過放電を行うと、電池の劣化が著しいという欠点がある。例えば公称電圧3.6Vのリチウム電池を4.5V以上に過充電すると電解液が分解し、電池性能が著しく劣化する。また2.0V以下に過放電した場合にも著しい性能劣化を生じる。
このため従来は、電池パック内の各電池セルの過充電、過放電を監視する保護回路を設け、各電池セルの電池電圧が第1の所定値以上になった場合、及び第2の所定値以下になった場合に、電池の充電及び放電を停止して過充電及び過放電を防止することが行われている。
このような保護回路として市販されているものは、汎用製品(例えばミツミ電機社製のMM1414、或いはMM3090など)であるため、電池セルの電圧を検出できるセル数に制約がある。現在市販されているものは、最大でも4個のセルの電池電圧を検出できるものに限定されている。
しかしながら電動工具の定格電圧が高い場合は、4個以上のセルを収納した電池パックを使用しなければならない。例えば18Vの定格電圧を有する電動工具に用いる電池パックは、3.6Vのリチウム電池を5個直列に接続した構成を有する。従ってこの場合には4セル用保護回路と1セル用保護回路を使用してリチウム電池の過充電、過放電を保護するのが普通である。
しかしながらこの回路は、汎用製品であるため、4セル用保護回路の過放電判別電圧(過放電と認識する電圧)と、1セル用保護回路の過放電判別電圧の電圧仕様が一様でない場合がある。例えば4セル用保護回路の過放電判別電圧は、2.0Vであるのに対し、1セル用保護回路の過放電判別電圧は2.4Vという場合がある。このように1セル用の保護回路の過放電判別電圧が4セル用の保護回路の過放電判別電圧より高いときは、電池の過放電に対する保護が、1セル用の保護回路により実質的に支配されることになる。
一方、電池パックが使用される電動工具の中には、先端工具が加工物に噛み付いたような場合に、瞬間的にモータに大電流が流れるものがある。すなわち、電動工具に用いられる直流モータの負荷電流Iaは、
Ia=(E−V)/Ra
但しRaはモータの電機子巻線抵抗、Eは電池パックの出力電圧、Vはモータの逆起電力で表されるが、工具が加工物に噛み付くと、モータの回転が瞬間的に停止するため逆起電力Vが0になるため、Iaは瞬間的にかなり大きくなる。
この大きな負荷電流Iaが瞬間的に電池パック内の各リチウム電池に流れると、電池電圧は1セル用の保護回路の過放電判別電圧より低下して電池パックの放電回路を遮断してしまう。つまり、電池パックとしてはまだ安全に電池容量分のエネルギーを取り出せる状態にあるにもかかわらず、1セル用の保護回路が動作するために所望の電池エネルギーを取り出せないという不都合を生じる。
このような不都合は、電池パックのセル数が多いときに複数個の保護回路を使用せざるを得ず、特性仕様の異なる保護回路を使用することにより生ずるものであるから、電池パックのセル数に合わせた保護回路を新たに開発することも考えられるが、電池パックが高価になるという問題を生ずる。
本発明は上記のような従来の問題を解決した電池パックを提供することを目的とする。具体的には、リチウム電池の過充電、過放電に対して安全性を確保するために保護回路を備えた電池パックであって、保護回路の特性仕様、或いは特性のバラツキがあっても所望の電池エネルギーを安全且つ安価に取り出すことができる電池パックを提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために本発明は、複数個のリチウム電池セルを直列に接続した電池組と、上記複数個の中の一部の電池セルの電圧を検出する第1の電圧検出部と、該第1の電圧検出部で検出された電池セルの検出電圧が、所定の過放電判別電圧値より低下したときに出力信号を生ずる第1の信号出力部を有する第1の保護回路と、前記複数個の中の他の一部の電池セルの電圧を検出する第2の電圧検出部と、該第2の電圧検出部で検出された電池セルの検出電圧が、所定の過放電判別電圧値より低下したときに出力信号を生ずる第2の信号出力部を有する第2の保護回路と、前記電池組の電流路に接続され、前記第1及び第2の信号出力部の出力信号に応じてオン・オフされるスイッチ手段とを備えた電池パックにおいて、前記第2の保護回路の第2の信号出力部と、前記スイッチ手段との間に接続され、所定時間以内の入力信号変化に応答しない出力を生ずる不感時間手段を備えたことに一つの特徴がある。
本発明の他の特徴は、前記第1の保護回路の過放電判別電圧が、前記第2の保護回路の過放電判別電圧より小さい場合に好適なリチウム電池パックの構成にある。
本発明の他の特徴は、前記不感時間手段を、抵抗及びコンデンサよりなる時定数回路と、抵抗の両端子間に接続されたダイオードより構成したことにある。
本発明の他の特徴は、前記不感時間手段と、前記スイッチ手段との間に電圧レベル変換回路を有し、該電圧レベル変換回路は前記第1及び第2の信号出力部の信号が低レベル信号のときオンし、高レベル信号のときオフするスイッチング素子と、低レベル信号のときオフし、高レベル信号のときオンするスイッチング素子より構成したことにある。
本発明の他の特徴は、前記第1及び第2の保護回路が、それぞれ電池セルの検出電圧が所定の過充電判別値より大きくなったとき出力信号を生ずる第3及び第4の信号出力部と、前記第3及び第4の信号出力部の出力信号に応じてオン・オフされるスイッチ手段を備えていることにある。
本発明の他の特徴は,電動工具を、複数個のリチウム電池セルを直列に接続した電池組と、上記複数個の中の一部のリチウム電池のセル電圧を検出し、該電圧が所定の過放電判別電圧値より低下したときに出力信号を出す第1の保護回路と、前記複数個の中の他の一部のリチウム電池のセル電圧を検出し、該電圧が所定の過放電判別電圧値より低下したときに出力信号を出す第2の保護回路と、前記電池組の電流路に接続され、前記第1及び第2の保護回路の出力に応じてオン・オフされるスイッチ手段と、前記第2の保護回路と、前記スイッチ手段との間に接続され、所定時間以内の入力信号変化に応答しない出力を生ずる不感時間手段と、前記電池組からの電圧を前記スイッチ手段を介して供給されるモータとより構成したことにある。
本発明の他の特徴は以下の説明により、一層明確に理解される。
本発明によれば以下の効果が得られる。
(1)大きな負荷電流Iaが瞬間的に電池パック内の各リチウム電池に流れた場合には、過放電とは認識せず、電池パックの放電回路を遮断してしまうことがない。従って、電池パックの電池容量分のエネルギーを有効に取り出すことができる。
(2)電池パックのセル数が多く、複数個の保護回路を使用せざるを得ない場合にも、汎用の保護回路を使用することができるから、電池パックのセル数に合わせた保護回路を新たに開発する必要も無く安価な電池パックを提供できる。
(3)保護回路の特性仕様が異なったり、或いは特性にバラツキがあっても、所望の電池エネルギーを安全且つ安価に取り出すことが可能な電池パックを提供することができる。
図1は本発明に係るリチウム電池パック1の一実施形態を示すブロック図である。電池パック1は、例えば5個のリチウム電池セル21(以下単に電池セルという)を直列に接続した電池組2と、電池組2に流れる電流を検出するために電池組2と直列接続された電流検出抵抗7と、保護回路3から構成される。電池パック1の電圧は正極端子11及び負極端子12から取り出される。
保護回路3は、第1の保護回路32、第2の保護回路33、前記電池組2と直列に接続されるスイッチ回路31、及び上記第1及び第2の保護回路32,33からの出力信号をスイッチ回路31に伝達する電圧レベル変換回路5から構成される。
スイッチ回路31は、電池組2と、負極端子12との間に接続されたNチャンネルスイッチング素子31A,31Bより構成されており、両スイッチング素子31A,31Bに高レベル信号(以下H信号)が印加されるとスイッチ回路31は導通する。
第2の保護回路33は電池電圧検出部331、過放電判別部332、過充電判別部333、過放電信号出力部335、過充電信号出力部336から構成される。
電池組2の最下段の電池セル21(これを21Eとする)の両端子間の電圧は、電池電圧検出部331により検出される。この検出された電圧は、第2の保護回路33の過放電判別部332に設定された第1の所定電圧V1と比較され、それより低くなった場合は過放電信号出力部335よりH信号を発生する。また、電池電圧検出部331により検出された電圧は過充電判別部333に設定された第2の所定電圧V2と比較され、それより高くなると過充電信号出力部336よりH信号を発生する。
一方、第1の保護回路32は、電池電圧検出部321、過放電判別部322、過電流判別部323、信号出力部325と、過充電判別部324、過充電信号出力部326を有する。
電池電圧検出部321は、電池組2の1段目から4段目までの電池セル21(以下これを21A,21B,21C,21Dとする)の端子電圧を検出する。検出された各電圧は、第1の保護回路32の過放電判別部322に設定された第1の所定電圧V1´と比較され、それより低いときには信号出力部325からH信号を発生する。一方、過電流判別部323は、電流検出抵抗7の端子電圧より、電池組2に流れる電流を検知し、この電流が所定値より大きいときも信号出力部325からH信号を発生する。
電池電圧検出部321により検出された1段目から4段目までの電池セル21A,21B,21C,21Dの各電圧は、過充電判別部324に設定された第2の所定電圧V2´と比較され、それより高くなると過充電信号出力部326からH信号を発生する。
保護回路32及び33自体は公知であり、例えばMM1414の製品マニュアル等に記載されているので、各部の詳細な説明は省略するが、電池セルの検出電圧に対する出力部の信号の論理を示すと、図4の表のようになる。すなわち電池セル21の電圧が正常のときは、全ての出力部325,326,335,336から低レベル信号(以下L信号)を出力する。過充電のときは出力部325,335からL信号、出力部326,336からH信号を生ずる。逆に、過放電のときは出力部326,336からL信号、出力部325,335からH信号を出力する。
電圧レベル変換回路5は、第1及び第2の保護回路32,33から生ずるそれぞれの回路仕様により異なった電位の出力信号を、同じ電位の信号に変換してスイッチ回路31に印加するものでPチャンネルのスイッチング素子51,53とNチャンネルのスイッチング素子52,54を有する。
電池組2の正極端子はスイッチング素子51のソース・ドレインを介してスイッチ回路31のスイッチング素子31Aのゲートに接続されると共に、スイッチング素子53のソース・ドレインを介してスイッチング素子31Bのゲートに接続されている。スイッチング素子51及び53のゲートにはそれぞれ信号出力部325及び326の信号が印加される。またスイッチング素子51のドレインとアース間には抵抗50が接続され、スイッチング素子53のドレインとアース間には抵抗59が接続されている。
一方、過放電信号出力部335の出力信号は後述の不感時間手段6を介してスイッチング素子52のゲートに印加され、過充電信号出力部336の出力信号はスイッチング素子54のゲートに印加される。スイッチング素子52のソース・ドレインは抵抗50と並列に接続され、スイッチング素子54のソース・ドレインは抵抗59と並列に接続されている。また、電池組2の正極端子は抵抗56,58を介してそれぞれスイッチング素子52,54のドレインに接続されている。
電池セル21の電圧が第1の所定電圧と第2の所定電圧の間にあるとき、つまり正常なときは、信号出力部325,326,335,336からL信号が出るので、スイッチング素子51,53はオン、スイッチング素子52,54はオフとなる。スイッチング素子51がオンとなると電池組2の正極の電位がスイッチング素子31Aのゲートに印加されるので、Nチャンネルスイッチング素子31Aはオンとなる。またスイッチング素子53がオンになると、同様に、Nチャンネルスイッチング素子31Bはオンとなる。
従って、全ての電池セル21のセル電圧が正常なときはスイッチング素子31A,31Bがオンとなるためスイッチ回路31は導通し、電池組の電圧が端子11,12より外部に取り出される。なお、放電時すなわち電動工具使用時においては、スイッチング素子31Bと並列に接続されたダイオードを介して放電路が形成されるためスイッチング素子31Bがオフであっても良い。また、充電時においては、スイッチング素子31Aと並列に接続されたダイオードを介して充電路が形成されるためスイッチング素子31Aがオフであっても良い。
第1の保護回路32及び第2の保護回路33が過充電を検出すると、過充電信号出力部326,336の出力はH信号になる。過充電信号出力部326の出力がH信号になるとスイッチング素子53はオフになり、過充電信号出力部336がH信号になるとスイッチング素子54はオンになる。従って、抵抗59の両端間がスイッチング素子54のソース・ドレイン間のオン抵抗で短絡されるため、スイッチング素子31BにL信号が入り、このスイッチング素子31Bがオフになる。従ってスイッチ回路31はオフとなり、電池組2の電流路は遮断される。
また、第1の保護回路32及び第2の保護回路33が過放電又は過電流を検出すると、信号出力部325及び335の出力はH信号になる。過放電・過電流信号出力部325の出力がH信号になるとスイッチング素子51はオフになる。過放電信号出力部335の出力がH信号になるとスイッチング素子52はオンになる。従って、抵抗50の両端間がスイッチング素子52のソース・ドレイン間のオン抵抗で短絡されるため、スイッチング素子31AにL信号が入り、スイッチング素子31Aはオフになる。従ってスイッチ回路31はオフになり、電池組2の電流路は遮断される。
上記の各スイッチング素子51〜54及び31A,31Bの動作を整理すると、図5のように表すことができる。
このように第1及び第2の保護回路32,33が過放電、過充電又は過電流を検出したときには、スイッチ回路31がオフとなるので、リチウム電池セル21を保護することができる。本発明はこのような回路において、第2の保護回路33の過放電信号出力部335とスイッチング素子52との間に不感時間手段6となる時定数回路を接続したことに特徴を有する。この不感時間手段6は、過放電信号出力部335の信号の変化が所定時間以内の短い時間であった場合にはその信号変化を後段のスイッチング素子52に伝達させない作用をする。換言すれば所定時間以内の入力信号変化に応答しない出力を生ずるもので本実施例では抵抗62及びコンデンサ63とダイオード61より構成される。
過放電信号出力部335の出力がL信号の時にはダイオード61は導通するので、過放電信号出力部335の出力信号はNチャンネルスイッチング素子52のゲートに直ちに印加される。この時の不感時間は0か、かなり短い時間となる。一方、過放電信号出力部335の出力がH信号の時にはダイオード61は非導通状態となるので、過放電信号出力部335の出力は抵抗62、コンデンサ63の時定数により定まる時間が不感時間となる。なお、不感時間手段6は抵抗、コンデンサ、ダイオードで構成するものに限るものではなく、例えばマイコンやタイマ回路等で構成することもできる。
図2は本発明電池パック1を接続したコードレス電動工具7の一例を示すブロック図であってDCモータ71、スイッチ72からなる。コードレス電動工具7に接続された電池組1は、コードレス電動工具7の動作をオン・オフするスイッチ72で電源供給のオン・オフが行われる。
次に図3を用いて本発明に係る電池パック1を接続した電動工具7の動作について説明する。図3においてaは電池セル21の電池電圧の変化を示し、L1は第1の保護回路32が過放電と判断する過放電判別電圧値、L2は第2の保護回路33が過放電と判断する過放電判別電圧値を示す。またbは第2の保護回路33の過放電信号出力部335の出力電圧、cはスイッチング素子52のゲートに印加される電圧を示す。本実施例ではL1を2.0V,L2を2.4Vとしてある。
電池セル21の検出電圧を示す波形aにおけるA1部は、工具7のスイッチ72がオフの状態のときの電圧でありリチウム電池セル21の定格電圧である3.6V付近の電圧であることを示している。続いて工具7のスイッチ72をオンすると検出電圧はモータ71の負荷に応じて降下するためA2部の波形となる。その後、スイッチ72をオフすると検出電圧は上昇し3.6V付近まで復帰し、A3部に示す波形となる。更に、大きい負荷をかけスイッチ72をオンすると検出電圧は更に降下し、第2の保護回路33の過放電電圧判別値L2を下回る状態が発生する。この期間、第2の保護回路33の過放電信号出力部335の出力bは図のB1に示すようにL出力からH出力となる。しかしながら、本発明においては過放電信号出力部335の出力が不感時間手段6を介してスイッチング素子52のゲートに印加されるため、スイッチング素子52の印加電圧はcに示すように変化する。すなわち、不感時間手段6で予め設定された時定数によりC1部のように変化する。このためスイッチング素子52はオフ状態を持続し、スイッチ回路31はオン状態を持続する。
つまり、不感時間手段6で予め設定された時定数以内の時間であれば、大きな負荷等で工具を動作させ、この結果、電池セルの検出電圧がある一定時間、保護回路の過放電判別電圧値を下回っても電池組2の電流路は遮断されないから、持続的に電池パックを使用することが可能となる。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明の基本的な考え方を変更しない範囲内で種々の変形、変更をすることは可能であり、これらも本発明の範疇に属するものである。例えば電圧レベル変換回路5及びスイッチ回路31は別の電子回路により実現することは容易である。
本発明に係る電池パックの一実施例を示すブロック図。 本発明に係る電池パックを使用した電動工具のブロック図。 本発明に係る電池パックの動作説明用の波形図。 本発明電池パックの動作説明図。 本発明電池パックの動作説明図。
符号の説明
1:電池パック、2:電池組、31:スイッチ回路、6:不感時間手段、
21:電池セル、32:第1保護回路、33:第2保護回路、
5:電圧レベル変換回路、321,331:電池電圧検出部、
322,332:過放電判別部、324,333:過充電判別部、
323:過電流判別部、325:過放電・過電流信号出力部、
335:過放電信号出力部、326,336:過充電信号出力部。

Claims (6)

  1. 複数個のリチウム電池セルを直列に接続した電池組と、
    上記複数個の中の一部の電池セルの電圧を検出する第1の電圧検出部と、該第1の電圧検出部で検出された電池セルの検出電圧が、所定の過放電判別電圧値より低下したときに出力信号を生ずる第1の信号出力部を有する第1の保護回路と、
    前記複数個の中の他の一部の電池セルの電圧を検出する第2の電圧検出部と、該第2の電圧検出部で検出された電池セルの検出電圧が、所定の過放電判別電圧値より低下したときに出力信号を生ずる第2の信号出力部を有する第2の保護回路と、
    前記電池組の電流路に接続され、前記第1及び第2の信号出力部の出力信号に応じてオン・オフされるスイッチ手段とを備えた電池パックにおいて、
    前記第2の保護回路の第2の信号出力部と、前記スイッチ手段との間に接続され、所定時間以内の入力信号変化に応答しない出力を生ずる不感時間手段を備えたことを特徴とするリチウム電池パック。
  2. 請求項1において、前記第1の保護回路の過放電判別電圧は、前記第2の保護回路の過放電判別電圧よりレベルが小さいことを特徴とするリチウム電池パック。
  3. 請求項1において、前記不感時間手段は、抵抗及びコンデンサよりなる時定数回路と、抵抗の両端子間に接続されたダイオードより構成されることを特徴とするリチウム電池パック。
  4. 請求項1において、前記不感時間手段と、前記スイッチ手段との間に電圧レベル変換回路を有し、該電圧レベル変換回路は前記第1及び第2の信号出力部の信号が低レベル信号のときオンし、高レベル信号のときオフするスイッチング素子と、低レベル信号のときオフし、高レベル信号のときオンするスイッチング素子より構成されることを特徴とするリチウム電池パック。
  5. 請求項1において、前記第1及び第2の保護回路は、それぞれ電池セルの検出電圧が所定の過充電判別値より大きくなったとき出力信号を生ずる第3及び第4の信号出力部と、前記第3及び第4の信号出力部の出力信号に応じてオン・オフされるスイッチ手段を備えたことを特徴とするリチウム電池パック。
  6. 複数個のリチウム電池セルを直列に接続した電池組と、
    上記複数個の中の一部のリチウム電池のセル電圧を検出し、該電圧が所定の過放電判別電圧値より低下したときに出力信号を出す第1の保護回路と、
    前記複数個の中の他の一部のリチウム電池のセル電圧を検出し、該電圧が所定の過放電判別電圧値より低下したときに出力信号を出す第2の保護回路と、
    前記電池組の電流路に接続され、前記第1及び第2の保護回路の出力に応じてオン・オフされるスイッチ手段と、
    前記第2の保護回路と、前記スイッチ手段との間に接続され、所定時間以内の入力信号変化に応答しない出力を生ずる不感時間手段と、
    前記電池組からの電圧が前記スイッチ手段を介して供給されるモータとを備えたことを特徴とする電動工具。
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