JP2010068618A - 保護用半導体装置、バッテリパック、及び充電装置 - Google Patents

保護用半導体装置、バッテリパック、及び充電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】最大充電電圧の異なる別の種類の電池を用いたバッテリパックの充電を可能とし、最大充電電圧に達した電池セル以外の電池セルにも充電が行われるようにし、電池セルの電圧が最大充電電圧を超えないように制御する。
【解決手段】充電装置によって充電される複数の二次電池を内蔵したバッテリパックの保護用半導体装置において、前記複数の二次電池のうち、少なくとも一つの電圧が、閾値電圧を超えたことを検出する検出手段と、前記検出手段により前記電圧が閾値電圧を超えたことを検出したとき、前記充電装置の充電方式を定電流充電方式から定電圧充電方式へと切り替えるための警告信号を出力する警告信号出力回路とを有することにより上記課題を解決する。
【選択図】図2

Description

本発明は、充電装置によって充電される複数の二次電池を内蔵したバッテリパックの保護用半導体装置、該保護用半導体装置を内蔵したバッテリパック、及び該バッテリパックを充電する充電装置に関する。
従来、例えば携帯用電子機器等では、取扱いの簡便なバッテリパックが広く用いられている。バッテリパックは、一つ又は複数の二次電池を一つのパッケージに格納したもので、二次電池としてはリチウムイオン電池や、リチウムポリマ電池、ニッケル水素電池等の高容量のものが用いられている。高容量の電池は、内部に保持しているエネルギー量が極めて大きいため、例えば過充電、過放電、過電流等を行った場合は発熱し、時には発火に至ることもある。
そのため、バッテリパック内には、二次電池を過充電、過放電、放電過電流、充電過電流、短絡電流等から保護する保護用半導体装置が内蔵され、上記保護が必要な場合は、二次電池と充電器、或いは負荷装置との接続を遮断することによって、発熱や発火を防いでいる。
保護用半導体装置は、過充電、過放電、放電過電流、充電過電流、短絡電流等を検出するために、それぞれ専用の検出回路を備え、保護動作が必要な異常を検出すると、検出信号を出力し、二次電池と充電装置、或いは負荷装置との間に設けられているスイッチ手段をオフして、接続を遮断する。
また、バッテリパックに格納された二次電池を安全に充電するため、バッテリパックから充電器に対して各種情報が出力されている。例えば二次電池にリチウムイオン電池を用いた場合には、リチウムイオン電池を最大充電電圧よりも高い電圧で過充電すると、負極に金属リチウムが析出して内部短絡が発生したり、電解液が分解して内部圧力が増加したりして、結果として発火や爆発の危険が生じる。したがって、複数のリチウムイオン電池を直列接続したバッテリパックの場合であっても、充電時に個々の電池が最大充電電圧を超えないように制御する。
ここで、図1は、従来におけるバッテリパックとその充電器の回路図である。図1に示すように、バッテリパック200は、充電可能な複数の電池セル210(図1の回路図では3個)と、個々の電池セル210の電圧を検出するセル電圧検出回路220を内蔵している。セル電圧検出回路220は、最大電圧出力回路230を介して電圧検出端子Vmax240に接続されている。最大電圧出力回路230は、個々の電池セル210の電圧から最大電圧を選択して、電圧検出端子Vmax240に入力された最大電圧がリファレンス電圧Vr110を超えると、充電器100の直流電源とバッテリパック200との間に接続されたトランジスタ120をオフして充電を停止する。これにより内蔵する複数の電池セルの過充電、又は過放電を防止するパック電池が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来においては、複数の電池セルで構成される組電池の充電及び放電を制御する充電制御装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。この充電制御装置は、組電池の充電及び放電を制御する充放電制御手段と、各電池セルの電圧を検出する電圧検出手段と、組電池が充電中か否かを判断する充電判断手段と、検出された電圧が、第1の電圧値よりも高い場合、又は第2の電圧値よりも低い場合にそれぞれ異常を示す信号を出力する異常検出手段とを備え、充電中に異常を示す信号が出力されると過充電異常と判定し、充電中でないときに異常を示す信号が出力されると電池セルの過放電異常と判定する判定手段と、判定結果に応じて充放電制御手段に所定の処理を指示する異常処理手段とを有する。
異常処理手段は、電池セルの過充電異常が判定されると、充放電制御手段に充電量を絞るように指示し、指示した後に異常が継続する場合に充電禁止を行う。
特許第3249261号公報 特許第3999580号公報
しかしながら、上記特許文献1では、バッテリパック200から出力される信号が電池電圧そのものであるため、所定のリファレンス電圧のみと比較することにより評価する充電器100では、最大充電電圧の異なる別の種類の電池を用いたバッテリパックに対しては使用できない。また、充電器100に電池電圧を評価するための複数の回路を用意して、使用するバッテリパックごとに切り替えることも可能であるが、この切り替えを手動で行う場合には、操作ミスや切り替え忘れ等により重大な事故が生じる可能性もある。
また、バッテリパック200から電池の種類を示す信号を出力することも可能であるが、電池の種類が多くなると対応が難しくなる。更に、電池セルの最大電圧が充電器100のリファレンス電圧Vrを超えると充電が停止するため、リファレンス電圧に達しない他の電池セルが十分に充電されずに充電を停止してしまうことになる。
また上記特許文献2では、バッテリパックという概念はなく、充電中に電池セルの電圧が第1の電圧値以上になった場合は異常信号を出力し、異常信号に応じて充電電流を絞るように制御されるが、絞る量について考慮されていない。したがって絞った後の充電電流によっては、電池セルの電圧がその電池セルの最大電圧を大幅に超えてしまう可能性がある。また、短時間であれば、前記した重大な結果に至らないまでも、電池の寿命を縮める等の悪影響を与えてしまう場合がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、最大充電電圧の異なる別の種類の電池を用いたバッテリパックの充電を可能とし、最大充電電圧に達した電池セル以外の電池セルにも充電が行われるようにし、電池セルの電圧が最大充電電圧を超えないように制御する保護用半導体装置、バッテリパック、及び充電装置を提供する。
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
本発明は、充電装置によって充電される複数の二次電池を内蔵したバッテリパックの保護用半導体装置であって、前記複数の二次電池のうち、少なくとも一つの電圧が、閾値電圧を超えたことを検出する検出手段と、前記検出手段により前記電圧が閾値電圧を超えたことを検出したとき、前記充電装置の充電方式を定電流充電方式から定電圧充電方式に切り替えるための警告信号を出力する警告信号出力回路とを有することを特徴とする。
また、本発明によれば、保護用半導体装置において、前記閾値電圧は、前記複数の二次電池の単セル当たりの最大充電電圧か、該最大充電電圧に対応して設定される該最大充電電圧よりも低い電圧であることを特徴とする。
また、本発明によれば、保護用半導体装置において、前記検出手段は、前記複数の二次電池の最大電池電圧を出力する最大電圧出力回路と、該最大電圧出力回路から出力された最大電池電圧と、前記閾値電圧とを比較する比較手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、バッテリパックであって、保護用半導体装置を内蔵し、前記警告信号を出力する警告信号出力端子を有することを特徴とする。
また、本発明は、バッテリパックに内蔵された前記複数の二次電池を充電する充電装置であって、前記警告信号を受信する警告信号入力端子を有し、前記警告信号入力端子により受信された前記警告信号に基づいて、前記複数の二次電池を定電流で充電する定電流充電方式から、前記警告信号を受信した時点における前記バッテリパックに供給されていた電圧と同じ電圧により定電圧充電を行う定電圧充電方式に切り替えることを特徴とする。
また、本発明によれば、充電装置において、前記警告信号を受信した時点での前記バッテリパックに供給されている電圧に比例した電圧を記憶する記憶手段を有し、該記憶手段によって記憶された電圧に基づいて、前記警告信号を受信した時点における前記バッテリパックに供給されていた電圧で定電圧充電を行うことを特徴とする。
本発明によれば、最大充電電圧の異なる別の種類の電池を用いたバッテリパックの充電を可能とし、最大充電電圧に達した電池セル以外の電池セルにも充電が行われるようにし、電池セルの電圧が最大充電電圧を超えないように制御することを可能とする。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。図2は、本発明の実施形態に係る充電装置とバッテリパックの回路図である。
図2に示すように、充電装置10は、複数の二次電池を格納するバッテリパック20を内蔵している。充電装置10は、演算増幅回路11〜14、第1リファレンス電圧Vr1、PMOSトランジスタM11〜M13、NMOSトランジスタM14、記憶手段であるサンプルホールドコンデンサCH、スイッチ手段S1、及び抵抗R1〜R4により構成されている。また、電源入力端子Vdd,接地端子GND1、プラス(+)の電池接続端子12、及び警告信号入力端子ALM1を備えている。
演算増幅回路11の非反転入力には、第1リファレンス電圧Vr1が接続されている。演算増幅回路11の反転入力は、NMOSトランジスタM14のソースに接続されるとともに、抵抗R1を介して接続端子GNDに接続されている。また、演算増幅回路11の出力は、PMOSトランジスタM11のゲートに接続されている。
PMOSトランジスタM11のソースは、電源入力端子Vddに接続されている。PMOSトランジスタM11のドレインは、PMOSトランジスタM12とM13のゲートに接続されている。
PMOSトランジスタM12のソースは、電源入力端子Vddに接続されている。PMOSトランジスタM12のドレインは、演算増幅回路12の非反転入力と、NMOSトランジスタ14のドレインに接続されている。
PMOSトランジスタM13のソースは、電源入力端子Vddに接続されている。PMOSトランジスタM13のドレインは、演算増幅回路12の反転入力に接続されるとともに、電池接続端子12に接続されている。演算増幅回路12の出力は、NMOSトランジスタM14のゲートに接続されている。
抵抗R2とR3とは直列接続されて、電池接続端子12と接地端子GND1との間に接続されている。抵抗R2とR3との接続ノードは、演算増幅回路13の非反転入力と、スイッチ手段S1を介して演算増幅回路14の非反転入力に接続されている。スイッチ手段S1には制御端子が備わっており、制御端子は警告信号入力端子ALM1に接続されている。
演算増幅回路14の非反転入力と接地端子GNDとの間には、サンプルホールドコンデンサCHが接続されている。演算増幅回路14の反転入力は、演算増幅回路14の出力に接続されており、演算増幅回路14の出力は、演算増幅回路13の反転入力に接続されている。演算増幅回路13の出力は、抵抗R4を介してPMOSトランジスタM12とM13との共通ゲートに接続されている。また、演算増幅回路13はイネーブル入力ENを備えており、このイネーブル入力ENは警告信号入力端子ALM1に接続されている。
バッテリパック20は、2つのリチウムイオン電池セルBat1、Bat2、保護用半導体装置30、NMOSトランジスタM21とM22、及び抵抗R21により構成されている。また、プラス(+)の電池端子22、接地端子GND2、及び警告信号出力端子ALM2とを備えている。
バッテリパック20の電池端子22は、充電装置10の電池接続端子12に接続され、バッテリパック20の警告信号出力端子ALM2は、充電装置10の警告信号入力端子ALM1に接続され、バッテリパック20の接地端子GND2は、充電装置10の接地端子GND1に接続されている。
次に、バッテリパック20に内蔵された保護用半導体装置30について説明する。図3は、バッテリパックに内蔵された保護用半導体装置のブロック図である。
図3に示すように、バッテリパック20に内蔵された保護用半導体装置30は、比較手段であるコンパレータ31、最大電圧出力回路32、保護回路33、及び閾値電圧である第2リファレンス電圧Vr2により構成されている。なお、図3に示す実施形態において、コンパレータ31と最大電圧出力回路32とは、検出手段としての機能を有する。
バッテリパック20に格納されたリチウムイオン電池セルBat1とBat2とは直列接続され、電池セルBat1の正側の端子は、保護用半導体装置30のプラス(+)の電源端子34とバッテリパック20の電池端子22に接続されている。
また、電池セルBat2の負側の端子は、保護用半導体装置30の電源端子Vss1とMOSトランジスタM22の一端に接続されている。電池セルBat1とBat2との接続ノードは、保護用半導体装置30の端子V1に接続されている。
NMOSトランジスタM22の他端は、NMOSトランジスタM21の一端に接続され、NMOSトランジスタM21の他端は、バッテリパック20の接地端子GND2に接続されている。NMOSトランジスタM21とM22のゲートは、それぞれ、保護用半導体装置30の端子CoutとDoutに接続されている。また、保護用半導体装置30のV−端子とバッテリパック20の接地端子GND2との間に抵抗R21が接続されている。
最大電圧出力回路32は、電池セルBat1とBat2のうち、電圧の高い方の電圧を出力する回路である。この回路には、例えば図1に示した従来技術の回路等を用いることができる。最大電圧出力回路32の出力は、コンパレータ31の非反転入力に接続されている。
コンパレータ31の反転入力は、第2リファレンス電圧Vr2が接続されている。また、コンパレータ31の出力は、警告信号出力端子ALM2に接続されている。なお、警告信号出力回路は、コンパレータ31と警告信号出力端子ALM2とを含むよう構成されている。
第2リファレンス電圧Vr2は、閾値電圧として、電池セルBat1とBat2の最大充電電圧か、電池セルBat1とBat2の最大充電電圧よりもやや低い電圧に設定する。第2リファレンス電圧Vr2を、電池セルBat1とBat2の最大充電電圧よりもやや低い電圧に設定する理由は、第2リファレンス電圧Vr2を生成する回路の誤差を考慮しているためである。例えば、第2リファレンス電圧Vr2の電圧設定誤差が±50mVとすると、第2リファレンス電圧Vr2を最大充電電圧より50mV低い電圧に設定することにより、最大充電電圧を超えないようにすることができる。
保護回路33は、バッテリパック20の過充電、過放電、放電過電流、充電過電流、短絡電流等を検出する回路である。保護回路33は、これらを検出した場合に、NMOSトランジスタM21、M22のいずれかをオフにして、電池の充放電電流を遮断する。
次に、図2及び図3の回路動作について説明する。まず、バッテリパック20の電池セルBat1、Bat2の電圧が第2リファレンス電圧Vr2よりも低く、警告信号ALMが出力されていない場合について説明する。電池セルBat1、Bat2の電圧が、第2リファレンス電圧Vr2よりも低い場合には、コンパレータ31の出力はローレベルとなり、警告信号ALMは、出力されない。またこのとき、スイッチ手段S1はオンとなっている。また、演算増幅回路13は不作動となる。したがって、演算増幅回路13の出力は、ローレベルに固定される。このため、PMOSトランジスタM12とM13のゲートはローレベルにプルダウンされている状態となり、PMOSトランジスタM12及びM13はオンとなる。
PMOSトランジスタM12のドレイン電流は、NMOSトランジスタM14のドレイン電流となっており、抵抗R1に供給される。抵抗R1における電圧降下が、演算増幅回路11の反転入力の電圧となる。
演算増幅回路11の反転入力の電圧が、第1リファレンス電圧Vr1よりも低い場合には、演算増幅回路11の出力は、上昇する。これにより、PMOSトランジスタM11のゲート電圧が上昇し、PMOSトランジスタM11のインピーダンスが高くなるので、PMOSトランジスタM12とM13のゲート電位が低下する。これにより、PMOSトランジスタM12とM13のドレイン電流が増加して、抵抗R1の電圧降下が大きくなり、演算増幅回路11の反転入力の電位が上昇する。
一方、演算増幅回路11の反転入力の電圧が、第1リファレンス電圧Vr1よりも高い場合には、演算増幅回路11の出力は、低下する。これにより、PMOSトランジスタM11のゲート電圧が低下し、PMOSトランジスタM11のインピーダンスが低くなるので、PMOSトランジスタM12とM13のゲート電位が上昇する。これにより、PMOSトランジスタM12とM13のドレイン電流が減少して、抵抗R1の電圧降下が小さくなり、演算増幅回路11の反転入力の電位が低下する。
上述した動作によって、演算増幅回路11の反転入力の電位は、第1リファレンス電圧Vr1と等しくなるように制御される。なお、抵抗R1に流れる電流値は、「Vr1/R1」となる。
この電流は、PMOSトランジスタM12のドレイン電流と同じである。また、PMOSトランジスタM12とM13とはゲート−ソース間電位が等しいため、カレントミラー回路を構成する。カレントミラー比をKとすると、PMOSトランジスタM13のドレイン電流は「K*Vr1/R1」となり、この電流値でバッテリパック20に対して定電流充電が行われる。
なお、演算増幅回路12とNMOSトランジスタM14とは、PMOSトランジスタM12とM13のドレイン電圧を同電位に制御しており、PMOSトランジスタM12とM13のチャネル長変調効果によりカレントミラー比Kの変動を少なくして、定電流充電中の電流精度を向上させる。
定電流充電により、バッテリパック20の電圧が上昇し、バッテリパック20の電池セルBat1とBat2のいずれかの電圧が第2リファレンス電圧Vr2よりも高くなると、コンパレータ31が反転してハイレベルを出力し、警告信号ALMが出力される。
充電装置10に、警告信号ALMが入力されると、スイッチ手段S1はオフとなる。このとき、サンプルホールドコンデンサCHには、警告信号ALMが出力された時点での抵抗R2とR3との接続ノードの電圧が保持される。また、演算増幅回路13は動作を開始する。
サンプルホールドコンデンサCHに記憶された電圧は、演算増幅回路14で構成されたボルテージフォロア回路によって、演算増幅回路13の反転入力に印加される。演算増幅回路13の非反転入力は、抵抗R2とR3との接続ノードに接続されているので、演算増幅回路13は、抵抗R2とR3の接続ノードの電圧がサンプルホールドコンデンサCHの電圧と等しくなるようにPMOSトランジスタM13のゲート電圧を制御する。この結果、PMOSトランジスタ13のドレイン電圧は、警告信号ALMが入力された時点での電圧と同じになる。
すなわち、警告信号ALMが入力されると、その時点での充電電圧による定電圧充電に切り換わる。
定電圧充電に移行した直後の充電電流は、定電流充電時の電流値と同じであるが、充電が進むにつれて充電電流が減少する。これにより、PMOSトランジスタM13のドレイン電流が減少し、ミラートランジスタM12のドレイン電流も減少する。PMOSトランジスタM12のドレイン電流が減少すると、抵抗R1の電圧降下が小さくなるので、演算増幅回路R1の電圧降下が小さくなるので、演算増幅回路11の反転入力の電圧が第1リファレンス電圧Vr1以下となる。これにより、演算増幅回路11の出力はハイレベルとなる。これにより、PMOSトランジスタM11は、オフとなり、定電圧充電の動作に影響を与えなくなる。
なお、上記実施形態において電池セルが2つの場合について説明したが、電池セルの数はこれに限定されない。
また、上記実施形態では、最大電圧出力回路32を用いて、最大電池電圧を出力し、コンパレータ31において、その最大電池電圧と第2リファレンス電圧Vr2との比較を行ったが、電池セル毎に第2リファレンス電圧Vr2との比較を行っても良い。この場合には、いずれかの電圧が第2リファレンス電圧Vr2を超えたときに警告信号ALMを出力するようにすれば良い。
上述のように、本発明によれば、警告信号ALMが入力された時点における充電電圧を保持して、定電圧充電に切り換えるため、電池セルの電圧が上昇して最大充電電圧を超えることがない。また、充電装置10は、バッテリパック20から受信する信号は警告信号ALMのみであるので、バッテリパック20の電池セルの最大充電電圧とは関係がなくなり、最大充電電圧が異なるバッテリパックの充電が可能となる。
また、警告信号ALMが出力された後でも、バッテリパックの電池セルに対して継続して充電を行うため、満充電までの充電が可能となり、最大充電電圧に達していない他の電池の充電容量を増やすことが可能となる。なお、充電の終了は、例えば充電電流が所定の電流値以下となったとき等により設定することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
従来におけるバッテリパックと充電器の回路図である。 本発明の実施形態に係る充電装置とバッテリパックの回路図である。 バッテリパックに内蔵された保護用半導体装置のブロック図である。
符号の説明
10,100 充電装置
12 電池接続端子
20,200 バッテリパック
22 電池端子
11〜14 演算増幅回路
30 保護用半導体装置
31 コンパレータ
32 最大電圧出力回路
33 保護回路
34 電源端子
110 リファレンス電圧
120 スイッチング素子
210 電池セル
220 セル電圧検出回路
230 最大電圧出力回路
240 電圧検出端子Vmax
ALM1 警告信号入力端子
ALM2 警告信号出力端子
Bat1,Bat2 電池セル
CH サンプルホールドコンデンサ
M11〜13 PMOSトランジスタ
M14,M21,M22 NMOSトランジスタ
S1 スイッチ手段
R1〜R4 抵抗
Vr1 第1リファレンス電圧
Vr2 第2リファレンス電圧
Vss1 電源端子

Claims (6)

  1. 充電装置によって充電される複数の二次電池を内蔵したバッテリパックの保護用半導体装置であって、
    前記複数の二次電池のうち、少なくとも一つの電圧が、閾値電圧を超えたことを検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記電圧が閾値電圧を超えたことを検出したとき、前記充電装置の充電方式を定電流充電方式から定電圧充電方式に切り替えるための警告信号を出力する警告信号出力回路とを有することを特徴とする保護用半導体装置。
  2. 前記閾値電圧は、
    前記複数の二次電池の最大充電電圧か、該最大充電電圧に対応して設定される該最大充電電圧よりも低い電圧であることを特徴とする請求項1に記載の保護用半導体装置。
  3. 前記検出手段は、
    前記複数の二次電池の最大電池電圧を出力する最大電圧出力回路と、
    該最大電圧出力回路から出力された最大電池電圧と、前記閾値電圧とを比較する比較手段とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の保護用半導体装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の保護用半導体装置を内蔵し、前記警告信号を出力する警告信号出力端子を有することを特徴とするバッテリパック。
  5. 請求項4に記載したバッテリパックに内蔵された前記複数の二次電池を充電する充電装置であって、
    前記警告信号を受信する警告信号入力端子を有し、
    前記警告信号入力端子により受信された前記警告信号に基づいて、前記複数の二次電池を定電流で充電する定電流充電方式から、前記警告信号を受信した時点における前記バッテリパックに供給されていた電圧と同じ電圧により定電圧充電を行う定電圧充電方式に切り替えることを特徴とする充電装置。
  6. 前記警告信号を受信した時点での前記バッテリパックに供給されている電圧に比例した電圧を記憶する記憶手段を有し、
    該記憶手段によって記憶された電圧に基づいて、前記警告信号を受信した時点における前記バッテリパックに供給されていた電圧で定電圧充電を行うことを特徴とする請求項5に記載の充電装置。
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