JP2007273098A - 燃料電池用ガスシール部品及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】構成部品の熱変形により発生した引張り力や圧縮力が負荷されたとしても、優れたガスシール性及び接合性を維持することが可能である燃料電池用ガスシール部品及びその製造方法を提供する。
【解決手段】燃料電池におけるガスシールが必要な構成部品S1,S2間に配置するガスシール部品1であって、弾性を有するコア体2と、このコア体2を覆う金属箔から成る被覆膜3と、この被覆膜3の表面に形成されて構成部品S1,S2間において一方の構成部品S1及び他方の構成部品S2の双方に接合するガラス系接合材から成る接合層4を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池、特に高温で運転する燃料電池のガスシールが必要な構成部品間に配置するガスシール部品及びその製造方法に関するものである。
上記した高温で運転する燃料電池としては、単セルを保持したセル板や、セパレータ板や、フランジなどの構成部品を備えた固体電解質型燃料電池がある。このような固体電解質型燃料電池の場合、セル板及びセパレータ板の間や、セパレータ板及びフランジの間などの多くの構成部品間には、高温及び低温の環境下において、そして、酸化性及び還元性の雰囲気において、水素や天然ガスや空気などのガスがリークするのを阻止するガスシール性や十分な接合力や電気絶縁性が要求される。
近年、固体電解質型燃料電池の低温性能の向上に伴って、セパレータ板やフランジに金属材料、例えばフェライト系ステンレスを使用する傾向にあるが、このようにセパレータ板やフランジに金属材料を用いると、両者間の接合部分には、温度の昇降に伴って生じる金属材料の熱変形により大きな引張り力や圧縮力が負荷されることから、これに対応すべく、ガラス系接合材から成る燃料電池用ガスシール部品の開発が進められている。
特開2002−203581号
ところが、上記したガラス系接合材から成る燃料電池用ガスシール部品において、接合力には優れているものの、ガラス系接合材が脆性材料であることから、金属材料の熱変形により発生した引張り力や圧縮力が、接合力に優れているが故にガラス系接合材に直接加わってしまい、ガラス系接合材自体に割れが生じてしまうという問題があった。
また、上記した燃料電池用ガスシール部品において、例えば、セパレータ板とフランジとの接合に用いる場合には、平面精度を高めたり平行度のばらつきを吸収したりする都合上、両者間に多量のガラス系接合材を充填して厚みのあるガラス層を形成する必要があり、このように、厚みのあるガラス層を形成すると、割れを生じる危険性が増してしまうという問題があり、これらの問題を解決することが従来の課題となっていた。
本発明は、上記した従来の課題に着目してなされたもので、燃料電池におけるガスシールが必要な構成部品間に配置した場合において、構成部品の熱変形により発生した引張り力や圧縮力が負荷されたとしても、優れたガスシール性及び接合性を維持することが可能である燃料電池用ガスシール部品及びその製造方法を提供することを目的としている。
本発明の燃料電池用ガスシール部品は、燃料電池におけるガスシールが必要な構成部品間に配置するガスシール部品であって、弾性を有するコア体と、このコア体を覆う金属箔から成る被覆膜と、この被覆膜の表面に形成されて上記構成部品間において一方の構成部品及び他方の構成部品の双方に接合するガラス系接合材から成る接合層を備えた構成としたことを特徴としており、この燃料電池用ガスシール部品の構成を前述した従来の課題を解決するための手段としている。
本発明の燃料電池用ガスシール部品では、燃料電池におけるガスシールが必要な構成部品間に配置した場合において、ガラス系接合材から成る接合層が、ガスを透過しない金属箔から成る被覆膜の表面に形成してあるうえ、この接合層が、一方の構成部品及び他方の構成部品の双方に接合するので、構成部品間の優れたガスシール性及び接合性が確保されることとなる。
そして、一方の構成部品及び他方の構成部品に熱変形が生じて、この燃料電池用ガスシール部に引張り力や圧縮力が負荷された場合には、金属箔から成る被覆膜及び弾性を有するコア体がいずれも変形して引張り力や圧縮力を吸収するので、ガラス系接合材から成る接合層に割れが生じる可能性は少ないものとなり、したがって、優れたガスシール性及び接合性が維持されることとなる。
本発明によれば、上記した構成としているので、燃料電池におけるガスシールが必要な構成部品間に配置した場合において、構成部品間の優れたガスシール性及び接合性を確保することができるのは言うまでもなく、構成部品の熱変形により生じた引張り力や圧縮力が負荷されたとしても、優れたガスシール性及び接合性を維持することが可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
本発明の燃料電池用ガスシール部品において、弾性を有するコア体は、金属箔から成る被覆膜同士が接着することを防ぎつつ、接合層を介して被覆膜を構成部品に接合する際の押付け材として機能し、加えて、構成部品の平面精度及び平行度のばらつきを吸収するクッション材として機能する。
このように、コア体がクッション材として機能するので、ガラス系接合材から成る接合層を厚くする必要がないうえに、金属箔から成る被覆膜も構成部品に接合するのに必要最低限の厚さにまで薄くすることができ、その結果、ガラス系接合材から成る接合層が割れる懸念をほぼ払拭することができる。
本発明の燃料電池用ガスシール部品において、コア体が無機多孔質材から成っている構成とすることができ、製作上の観点からは、コア体が無機多孔質材であるセラミックス繊維集合体から成っている構成とすることがより好ましく、この際、セラミックス繊維の不織布としては、0.5〜1mmの厚みのものを使用することが望ましい。
また、本発明の燃料電池用ガスシール部品において、被覆膜は、例えば、ステンレス製の金属箔から成るものとすることができ、構成部品間の接合部分における被覆膜の厚みは、経済性及び耐久性の観点から、10〜30μmとすることが望ましい。このように、金属箔から成る被覆膜は、接合層を介して強固に構成部品に接合するが、薄くて変形し易いことから、構成部品の熱変形に柔軟に追従する。そして、この金属箔から成る被覆膜は、接合界面を形成する機能及びガス気密性を確保する隔壁の機能を有する。
本発明の燃料電池用ガスシール部品では、構成部品間に配置してガスシールした状態において、コア体のガス流通側に位置する端面及び反ガス流通側に位置する端面のうちのいずれか一方の端面を露出させた構成、すなわち、コア体のガス流通側に位置する端面及び反ガス流通側に位置する端面のうちのいずれか一方の端面を被覆膜で覆われない部分とする構成を採用することができる。この構成を採用すると、被覆膜で覆われたガスシール部品の内部に空気が溜まらないので、高温時における空気の熱膨張によるガスシール部品の変形を阻止し得ることとなる。
加えて、本発明の燃料電池用ガスシール部品では、構成部品間に配置してガスシールした状態において、被覆膜の隔壁として機能する部位、すなわち、柔軟性が要求されない部位を厚肉状隔壁部とした構成とすることができ、この場合には、酸化などに対する被覆膜の耐久性の向上が図られることとなる。
さらに、本発明の燃料電池用ガスシール部品において、被覆膜の表面に形成されて構成部品間で一方の構成部品及び他方の構成部品の双方に接合するガラス系接合材から成る接合層は、被覆膜及び構成部品に対してそれぞれ強固に接合するが、薄くて変形し易いことから、構成部品の熱変形に柔軟に追従する。
この際、構成部品(金属材に限定しない),接合層及び被覆膜の各構成材料の熱膨張率差が大きいと、接合層と構成部品との界面や、接合層と被覆膜との界面で割れが発生することから、構成部品,接合層及び被覆膜の各構成材料の熱膨張率差を一定値以下とする必要がある。
具体的には、金属箔から成る被覆膜と、ガラス系接合材から成る接合層との熱膨張率の差を2×10−6( 1/K)以下としたり、ガラス系接合材から成る接合層と、この接合層が接合する構成部品との熱膨張率の差を2×10−6( 1/K)以下としたりする必要があり、いずれの場合も、熱膨張率の差を1.5×10−6( 1/K)以下とすること望ましい。
上記したように、ガラス系接合材から成る接合層は薄くて変形し易いことから、構成部品の熱変形に柔軟に追従するが、例え追従し得る限界を越えて割れが生じた場合であったとしても、その割れ方向は接合層の層厚方向であると共に局所的であることから、接合力及びガスシール性能に大きな影響を及ぼすことはほとんどない。
この場合、構成部品の材質がステンレス等の金属材料であったとしても、本燃料電池用ガスシール部品において、電気絶縁性に優れたガラス系接合材から成る接合層を表面に有しているので、接合される構成部品間における電気絶縁性も確保することができ、接合層の層の厚味を10〜50μmとすることで、十分な接合力及び絶縁性を確保し得る。
上記接合層に用いるガラス系接合材は、上記した熱膨張率の範囲内において選択することができるが、構成部品及び被覆膜の金属箔がフェライト系ステンレスである場合には、上記した熱膨張率の範囲内に含まれるガラスとして、バリウム酸化物・アルミナ・シリカ・カルシア系ガラスを選択して使用することが可能であり、具体的には、52%BaO−3%Al−33SiO−12%CaO、42%BaO−Al−35SiO−9%CaO−B−ZnO−PbO−V、43%BaO−Al−35SiO−9%CaO−B−PbO−Vを選択して使用することが可能である。
本発明の燃料電池用ガスシール部品の好ましい一実施形態としては、コア体を無機多孔質材であるアルミナ繊維の不織布(厚み0.5〜1mm)とし、このコア体を覆う被覆膜をステンレス箔(厚み20〜50μm)とし、この被覆膜の表面に形成する接合層をBaO−Al−SiO−CaO系ガラス(厚み10〜50μm)とする構成を採用し得る。
上記した本発明の燃料電池用ガスシール部品を製造するに際しては、図17に示すように、弾性を有するコア体を成形し、次いで、このコア体を金属箔から成る被覆膜で覆った後、この被覆膜の表面にガラス系接合材をスプレーなどを用いて吹き付けるのに続いて、焼き付けを行ってガラス系接合材から成る接合層を形成する構成を採用することができる。
そして、このようにして製造した燃料電池用ガスシール部品をガスシールが必要な構成部品間に配置してなる燃料電池を製造するに際しては、例えば、単セルを保持した構成部品であるセル板と、構成部品であるセパレータ板を備えた燃料電池を製造するに際しては、図18に示すように、セル板及びセパレータ板の各接合面の脱脂を行い、次いで、これらのセル板及びセパレータ板間に、上記燃料電池用ガスシール部品を配置して互いに積層するのに続いて、積層方向に荷重を加えつつ焼き付けを行う構成を採用することができる。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
図1〜図3は、本発明の燃料電池用ガスシール部品の一実施例を示しており、図2に示すように、この燃料電池用ガスシール部品1は全体でリング状を成しており、図1に示すように、弾性を有するコア体2と、このコア体2を覆う金属箔から成る被覆膜3と、この被覆膜3の表面に形成されて構成部品S1,S2間において一方の構成部品S1及び他方の構成部品S2の双方に接合するガラス系接合材から成る接合層4を備えている。
この実施例において、コア体2を無機多孔質材であるアルミナ−シリカ繊維の不織布(厚み1mm)とし、このコア体2を覆う被覆膜3をフェライト系ステンレス箔(SUS430:厚み30μm)とし、この被覆膜3の表面に形成する接合層4を52%BaO−3%Al−33SiO−12%CaO系ガラス(厚み30μm)とした。
この燃料電池用ガスシール部品1の製造に際しては、まず、粒径約10μmのガラス粉末をバインダとして、エチルセルロース溶剤として酢酸ブチルとともにガラススラリーを作製した。次いで、このガラススラリーをフェライト系ステンレス箔の片面にスプレーコートするのに続いて、大気中において900℃で15分間熱処理して、フェライト系ステンレス箔の表面に厚さ30μmの接合層4を形成した。この後、接合層4が形成されたフェライト系ステンレス箔である被覆膜3をガラスコート面が外側となるようにしてアルミナ−シリカ繊維の不織布であるコア体2に被覆して端部を圧着させた。
上記した燃料電池用ガスシール部品1により接合する構成部品S1,S2には、板厚 4mmのリング状を成すフェライト系ステンレス(SUS430)板を使用し、一方の構成部品S1は、その中心に貫通孔S1aを有するものとした。
そこで、構成部品S1,S2間に上記した燃料電池用ガスシール部品1を挟み込み、300g/cmの荷重を加えつつ、大気中において900℃で15分間加熱して、2枚の構成部品S1,S2を接合してテストピースを製作した。
そして、図3に示すように、水素ガスが供給される上シリンダ10と、水素検知器12を具備した下シリンダ11を備えた水素透過試験の上下シリンダ10,11間に対して、貫通孔S1aを有する一方の構成部品S1を上方に位置させた状態でテストピースをセットし、室温及び700℃の各環境化において、上シリンダ10側に水素ガスを供給して、下シリンダ11の水素検知器12で水素ガスの透過(リーク)を検知する試験を行った。その結果、室温及び700℃のいずれの環境下においても水素の透過は検知されなかった。また、この試験を50回繰り返した後も水素の透過はなく、ガラス系接合材から成る接合層4には全く割れが生じなかった。
このように、上記した燃料電池用ガスシール部品1では、構成部品S1,S2間に配置した場合において、ガラス系接合材から成る接合層4が、ガスを透過しない金属箔から成る被覆膜3の表面に形成してあるうえ、この接合層4が、一方の構成部品S1及び他方の構成部品S2の双方に接合するので、構成部品S1,S2間の優れたガスシール性及び接合性が確保されることとなる。
そして、一方の構成部品S1及び他方の構成部品S2に熱変形が生じて、その接合部分に引張り力や圧縮力が負荷された場合であったとしても、図1(b)に示すように、金属箔から成る被覆膜3及び弾性を有するコア体2がいずれも変形して引張り力や圧縮力を吸収するので、ガラス系接合材から成る接合層4に割れが生じる可能性は少ないものとなり、したがって、優れたガスシール性及び接合性が維持されることとなる。
[実施例2]
本発明の他の実施例による燃料電池用ガスシール部品1では、その製造に際して、上記ガラススラリーをフェライト系ステンレス箔の片面にスプレーコートするのに続いて、大気中において350℃で15分間熱処理して、バンインダを焼失させるようにしており、他の構成は先の実施例による燃料電池用ガスシール部品1と同じである。
この実施例においても、先の実施例と同じテストピースを製作して、水素透過試験を用いて同様の試験を同じ回数行ったところ、室温及び700℃のいずれの環境下においても水素の透過はなく、ガラス系接合材から成る接合層4には全く割れが生じなかった。
[実施例3]
図4は、本発明のさらに他の実施例による燃料電池用ガスシール部品21を示しており、この実施例における燃料電池用ガスシール部品21が、先の実施例による燃料電池用ガスシール部品1と相違するところは、構成部品S1,S2間に配置してガスシールした状態において、コア2体の反ガス流通側(図示左側)に位置する端面2aを露出させるようにした点にあり、他の構成は先の実施例による燃料電池用ガスシール部品1と同じである。
この燃料電池用ガスシール部品21では、その製造に際して、接合層4が形成されたフェライト系ステンレス箔である被覆膜3をガラスコート面が外側となるようにしてアルミナ−シリカ繊維の不織布であるコア体2に被覆して端部を部分的に圧着させた。
この実施例においても、先の実施例と同じテストピースを製作して、水素透過試験を用いて同様の試験を同じ回数行ったところ、室温及び700℃のいずれの環境下においても水素の透過はなく、ガラス系接合材から成る接合層4には全く割れが生じなかった。
この実施例における燃料電池用ガスシール部品21においても、構成部品S1,S2間に配置した場合において、優れたガスシール性及び接合性が確保され、一方の構成部品S1及び他方の構成部品S2に熱変形が生じて、その接合部分に引張り力や圧縮力が負荷された場合であったとしても、優れたガスシール性及び接合性が維持されることとなり、加えて、被覆膜3で覆われたガスシール部品21内部に空気が溜まらないので、高温時における空気の熱膨張によるガスシール部品21自体の変形を阻止し得ることとなる。
[実施例4]
図5及び図6は、本発明のさらに他の実施例による燃料電池用ガスシール部品31を示しており、図5に示すように、この実施例における燃料電池用ガスシール部品31が、先の実施例による燃料電池用ガスシール部品21と相違するところは、コア2体の露出させた端面2aとは反対側(図示右側)に位置する端面2bを覆って被覆膜3の隔壁として機能する部位、すなわち、柔軟性が要求されない部位を厚肉状隔壁部3a(厚さ1mmの隔壁部3a)とした点にあり、他の構成及び製造方法は先の実施例による燃料電池用ガスシール部品21と同じである。
この燃料電池用ガスシール部品31では、図6に示すように、構成部品S1,S2間をガスシールした状態において、被覆膜3の厚肉状隔壁部3aが構成部品S1,S2間に位置しないようにして配置してあり、この場合には、酸化などに対する被覆膜3の耐久性の向上が図られることとなる。
この実施例においても、先の実施例と同じテストピースを製作して、水素透過試験を用いて同様の試験を同じ回数行ったところ、室温及び700℃のいずれの環境下においても水素の透過はなく、ガラス系接合材から成る接合層4には全く割れが生じなかった。
[実施例5]
図7及び図8は、本発明のさらに他の実施例による燃料電池用ガスシール部品41を示している。図7に示すように、この実施例における燃料電池用ガスシール部品41は全体で矩形枠状を成しており、構成及び製造方法は先の実施例による燃料電池用ガスシール部品1と同じである。
この実施例では、図8に示すように、矩形状を成すフェライト系ステンレス(SUS430)製のセル板及びセパレータ板を構成部品S1,S2とし、これらの構成部品S1,S2間に上記した燃料電池用ガスシール部品41を挟み込むようにして接合し、これらの構成部品S1,S2及び燃料電池用ガスシール部品41を15段積層してスタック構造体を製作した。この際、各部品S1,S2,41はいずれも実施例1と同じ要領で接着した。
そこで、室温及び700℃の各環境化において、このスタック構造体に形成した水素ガス供給孔Ha及び空気供給孔Oaから水素ガス及び空気をそれぞれ供給すると共に、水素ガス排出孔Hb及び空気排出孔Obから水素ガス及び空気をそれぞれ排出させ、水素検知器で排出空気中の水素ガスを検知する水素透過試験を行った。その結果、室温及び700℃のいずれの環境下においても水素ガスの透過は検知されなかった。また、この試験を50回繰り返した後も水素ガスの透過はなく、ガラス系接合材から成る接合層4には全く割れが生じなかった。
[実施例6]
図9及び図10は、本発明のさらに他の実施例による燃料電池用ガスシール部品51を示している。図9に示すように、この実施例における燃料電池用ガスシール部品51は全体で円盤形状を成しており、構成及び製造方法は先の実施例による燃料電池用ガスシール部品1と同じである。
この実施例では、図10に示すように、円盤形状を成すフェライト系ステンレス(SUS430)製のセル板及びセパレータ板を構成部品S1,S2とし、これらの構成部品S1,S2間に上記した燃料電池用ガスシール部品51を挟み込むようにして接合し、これらの構成部品S1,S2及び燃料電池用ガスシール部品51を15段積層してスタック構造体を製作した。この際、各部品S1,S2,51はいずれも実施例1と同じ要領で接着した。
そこで、室温及び700℃の各環境化において、このスタック構造体に形成した水素ガス供給孔Haから水素ガスを供給すると共に、水素ガス排出孔Hbから水素ガスを排出させ、水素検知器で構成部品S1,S2間を通過させた排出空気中の水素ガスを検知する水素透過試験を行った。その結果、室温及び700℃のいずれの環境下においても水素ガスの透過は検知されなかった。また、この試験を50回繰り返した後も水素ガスの透過はなく、ガラス系接合材から成る接合層4には全く割れが生じなかった。
[実施例7]
図11〜図13は、本発明のさらに他の実施例による燃料電池用ガスシール部品61を示している。図11に示すように、この実施例における燃料電池用ガスシール部品61は全体で矩形枠状を成しており、コア体2を無機多孔質材であるアルミナ−シリカ繊維の不織布(厚み0.5mm)としたことを除いた他の構成及び製造方法は先の実施例による燃料電池用ガスシール部品1と同じである。
この実施例では、図12及び図13に示すように、矩形状を成すフェライト系ステンレス(SUS430)製のセル板を構成部品S1とし、燃料極基板S2a,電解質層S2b(YSZ膜)及び空気極層S2cを積層して成る平板状の燃料極支持型セルを構成部品S2とし、セル板(構成部品S1)と、燃料極支持型セルの電解質層S2b(構成部品S2)との間に、上記した燃料電池用ガスシール部品61を挟み込み、300g/cmの荷重を加えつつ、大気中において900℃で15分間加熱して、テストピースを製作した。この際、セル板(構成部品S1)及び燃料極支持型セルの電解質層S2b(構成部品S2)の熱膨張率差を0.5×10−6( 1/K)以下とした。
そして、このテストピースに対して、上記した水素透過試験を用いて先の実施例と同様の試験を同じ回数行ったところ、室温及び700℃のいずれの環境下においても水素の透過はなく、ガラス系接合材から成る接合層4には全く割れが生じなかった。
[実施例8]
図14〜図16は、本発明のさらに他の実施例による燃料電池用ガスシール部品71を示している。図14に示すように、この実施例における燃料電池用ガスシール部品71は全体で円環状を成しており、他の構成及び製造方法は先の実施例による燃料電池用ガスシール部品1と同じである。
この実施例では、図15及び図16に示すように、管状を成すフェライト系ステンレス(SUS430)製のセル板を構成部品S1とし、燃料極基板S2a,電解質層S2b(YSZ膜)及び空気極層S2cを積層して成る円筒状の燃料極支持型セルを構成部品S2とし、セル板(構成部品S1)と、燃料極支持型セルの電解質層S2b(構成部品S2)との間に、上記した燃料電池用ガスシール部品71を挟み込み、300g/cmの荷重を加えつつ、大気中において900℃で15分間加熱して、構成部品S1,S2を接合した。この際、セル板及び燃料極支持型セルの電解質層S2bの熱膨張率差を0.5×10−6( 1/K)以下とした。
そこで、室温及び700℃の各環境化において、上記円筒状燃料極支持型セルS2の燃料極基板S2aが位置する内側に水素ガスを供給して、空気極層S2cが位置する外側に透過する水素ガスを検知する水素透過試験を行った。その結果、室温及び700℃のいずれの環境下においても水素ガスの透過は検知されなかった。また、この試験を50回繰り返した後も水素ガスの透過はなく、ガラス系接合材から成る接合層4には全く割れが生じなかった。
[比較例1]
そこで、実施例3と同じ形態を成し、且つ、コア体を無機多孔質材であるアルミナ−シリカ繊維の不織布(厚み1mm)とし、このコア体を覆う被覆膜をニッケル箔(厚み30μm)とし、この被覆膜の表面に形成する接合層を52%BaO−3%Al−33SiO−12%CaO系ガラス(厚み30μm)とする比較例1の燃料電池用ガスシール部品を、実施例3と同じ方法で製造した。
この比較例1の燃料電池用ガスシール部品に対しても、上記した水素透過試験を用いて同様の試験を行ったところ、室温及び700℃のいずれの環境下においても水素の透過はなかったが、この試験を5回繰り返した後では水素の透過が発生し、ガラス系接合材から成る接合層に極僅かにではあるが割れが発生していた。
この比較例1において、被覆膜に用いたニッケル箔と、接合層に用いたガラス系接合材との熱膨張率の差が、1.5×10−6[1/K]以上あったために、具体的には、3.5×10−6[1/K]程度あったために、ガラス系接合材から成る接合層に割れが生じたと考えられ、したがって、 金属箔から成る被覆膜と、ガラス系接合材から成る接合層との熱膨張率の差を2×10−6( 1/K)以下とすることで、望ましくは、1.5×10−6( 1/K)以下とすることで、耐久性のあるガスシール性が得られることが立証できた。
[比較例2]
また、実施例3と同じ形態を成し、且つ、コア体を無機多孔質材であるアルミナ−シリカ繊維の不織布(厚み1mm)とし、このコア体を覆う被覆膜をフェライト系ステンレス箔(SUS430:厚み30μm)とし、この被覆膜の表面に形成する接合層を52%BaO−3%Al−33SiO−12%CaO系ガラス(厚み60μm)とする比較例2の燃料電池用ガスシール部品を、実施例3と同じ方法で製造した。
この比較例2の燃料電池用ガスシール部品に対しても、上記した水素透過試験を用いて同様の試験を行ったところ、室温及び700℃のいずれの環境下においても水素の透過はなかったが、この試験を2回繰り返した後では水素の透過が発生し、ガラス系接合材から成る接合層に層厚方向の割れが発生していた。
この比較例2において、ガラス系接合材から成る接合層の厚みが60μmであったために、層厚方向の割れが生じたと考えられ、したがって、接合層の層の厚味を10〜50μmとすれば、十分な接合力及び絶縁性を確保したうえで、耐久性のあるガスシール性が得られることが立証できた。
[比較例3]
さらに、実施例3と同じ形態を成し、且つ、コア体を無機多孔質材であるアルミナ−シリカ繊維の不織布(厚み1mm)とし、このコア体を覆う被覆膜をフェライト系ステンレス箔(SUS430:厚み30μm)とし、この被覆膜の表面に形成する接合層を52%BaO−3%Al−33SiO−12%CaO系ガラス(厚み10μm弱)とする比較例3の燃料電池用ガスシール部品を、実施例3と同じ方法で製造した。
この比較例3の燃料電池用ガスシール部品に対しても、上記した水素透過試験を用いて同様の試験を行ったところ、室温及び700℃のいずれの環境下においても水素の透過が発生し、ガラス系接合材から成る接合層が部分的に欠落していて、電気絶縁性も不十分であった。
この比較例3において、ガラス系接合材から成る接合層の厚みが10μm弱であったために、局所的に薄くなったと考えられ、したがって、上述したように、接合層の層の厚味を10〜50μmとすれば、十分な接合力及び絶縁性を確保したうえで、耐久性のあるガスシール性が得られることが立証できた。
[比較例4]
さらにまた、実施例3と同じ形態を成し、且つ、コア体を無機多孔質材であるアルミナ−シリカ繊維の不織布(厚み1mm)とし、このコア体を覆う被覆膜をフェライト系ステンレス箔(SUS430:厚み50μm)とし、この被覆膜の表面に形成する接合層を52%BaO−3%Al−33SiO−12%CaO系ガラス(厚み30μm)とする比較例4の燃料電池用ガスシール部品を、実施例3と同じ方法で製造した。
この比較例4の燃料電池用ガスシール部品に対しても、上記した水素透過試験を用いて同様の試験を行ったところ、室温及び700℃のいずれの環境下においても水素の透過はなかったが、この試験を5回繰り返した後では水素の透過が発生し、ガラス系接合材から成る接合層に層厚方向の割れが発生していた。
この比較例4において、フェライト系ステンレス箔から成る被覆膜の厚みが50μmであったために、箔としての柔軟性が低下して被覆膜の剛性が高くなったと考えられ、したがって、被覆膜の厚みを10〜30μmとすれば、構成部品の熱変形に柔軟に追従し得ることとなって、耐久性のあるガスシール性が得られることが立証できた。
[比較例5]
さらにまた、実施例3と同じ形態を成し、且つ、コア体を無機多孔質材であるアルミナ−シリカ繊維の不織布(厚み1mm)とし、このコア体を覆う被覆膜をフェライト系ステンレス箔(SUS430:厚み10μm弱)とし、この被覆膜の表面に形成する接合層を52%BaO−3%Al−33SiO−12%CaO系ガラス(厚み30μm)とする比較例5の燃料電池用ガスシール部品を、実施例3と同じ方法で製造した。
この比較例5の燃料電池用ガスシール部品に対しても、上記した水素透過試験を用いて同様の試験を行ったところ、室温及び700℃のいずれの環境下においても水素の透過はなかったが、この試験を23回繰り返した後では水素の透過が発生し、この際、ガラス系接合材から成る接合層には不具合は発生しなかった。
この比較例5において、フェライト系ステンレス箔から成る被覆膜の厚みが10μm弱であったために、箔から成る被覆膜に熱変形の繰り返しによる疲労破壊(亀裂)が生じたと考えられ、したがって、上述したように、被覆膜の厚みを10〜30μmとすれば、構成部品の熱変形に柔軟に追従し得ることとなって、耐久性のあるガスシール性が得られることが立証できた。
上記したように、各実施例の燃料電池用ガスシール部品1,21,31,41,51,61,71が、いずれも優れたガスシール性を有していることが実証でき、そして、一方の構成部品S1及び他方の構成部品S2に熱変形が生じて、その接合部分に引張り力や圧縮力が負荷された場合であったとしても、優れたガスシール性及び接合性が維持されることが実証できた。
本発明の一実施例による燃料電池用ガスシール部品を構成部品間に配置した状態の断面説明図(a)及び構成部品の変形に追従している状態の断面説明図(b)である。(実施例1) 図1における燃料電池用ガスシール部品と構成部品との位置関係を示す分解斜視説明図である。(実施例1) 図1における燃料電池用ガスシール部品を水素透過試験機にセットした状態の断面説明図である。(実施例1) 本発明の他の実施例による燃料電池用ガスシール部品を構成部品間に配置した状態の断面説明図である。(実施例3) 本発明のさらに他の実施例による燃料電池用ガスシール部品の断面説明図である。(実施例4) 図5における燃料電池用ガスシール部品を構成部品間に配置した状態の断面説明図である。(実施例4) 本発明のさらに他の実施例による燃料電池用ガスシール部品の平面説明図(a)及び断面説明図(b)である。(実施例5) 図7における燃料電池用ガスシール部品を構成部品間に配置して燃料電池スタック構造体を製作する要領を示す分解斜視説明図である。(実施例5) 本発明のさらに他の実施例による燃料電池用ガスシール部品の平面説明図(a)及び断面説明図(b)である。(実施例6) 図9における燃料電池用ガスシール部品と構成部品との位置関係を示す分解斜視説明図である。(実施例6) 本発明のさらに他の実施例による燃料電池用ガスシール部品の平面説明図(a)及び断面説明図(b)である。(実施例7) 図11における燃料電池用ガスシール部品を構成部品間に配置した状態の断面説明図である。(実施例7) 図12に示した構成部品である平板タイプの燃料極支持型セルの斜視説明図である。(実施例7) 本発明のさらに他の実施例による燃料電池用ガスシール部品の横断面説明図(a)及び縦断面説明図(b)である。(実施例8) 図14における燃料電池用ガスシール部品を構成部品間に配置した状態の断面説明図である。(実施例8) 図15に示した構成部品である円筒タイプの燃料極支持型セルの断面説明図である。(実施例8) 本発明の燃料電池用ガスシール部品の製造工程説明図である。 本発明の燃料電池用ガスシール部品による構成部品接合工程説明図である。
符号の説明
1,21,31,41,51,61,71 燃料電池用ガスシール部品
2 コア体
3 被覆膜
4 接合層
S1,S2 構成部品

Claims (13)

  1. 燃料電池におけるガスシールが必要な構成部品間に配置するガスシール部品であって、弾性を有するコア体と、このコア体を覆う金属箔から成る被覆膜と、この被覆膜の表面に形成されて上記構成部品間において一方の構成部品及び他方の構成部品の双方に接合するガラス系接合材から成る接合層を備えたことを特徴とする燃料電池用ガスシール部品。
  2. 金属箔から成る被覆膜と、ガラス系接合材から成る接合層との熱膨張率の差を2×10−6( 1/K)以下とした請求項1に記載の燃料電池用ガスシール部品。
  3. ガラス系接合材から成る接合層と、この接合層が接合する構成部品との熱膨張率の差を2×10−6( 1/K)以下とした請求項1又は2に記載の燃料電池用ガスシール部品。
  4. 金属箔から成る被覆膜の厚みを10〜30μmとした請求項1〜3のいずれか一つの項に記載の燃料電池用ガスシール部品。
  5. ガラス系接合材から成る接合層の厚みを10〜50μmとした請求項1〜4のいずれか一つの項に記載の燃料電池用ガスシール部品。
  6. 構成部品間に配置してガスシールした状態において、コア体のガス流通側に位置する端面及び反ガス流通側に位置する端面のうちのいずれか一方の端面を露出させた請求項1〜5のいずれか一つの項に記載の燃料電池用ガスシール部品。
  7. 構成部品間に配置してガスシールした状態において、被覆膜の隔壁として機能する部位を厚肉状隔壁部とした請求項1〜6のいずれか一つの項に記載の燃料電池用ガスシール部品。
  8. コア体が無機多孔質材から成っている請求項1〜7のいずれか一つの項に記載の燃料電池用ガスシール部品。
  9. コア体が無機多孔質材であるセラミックス繊維集合体から成っている請求項8に記載の燃料電池用ガスシール部品。
  10. 被覆膜がステンレス製の金属箔から成っている請求項1〜9のいずれか一つの項に記載の燃料電池用ガスシール部品。
  11. 請求項1〜10のいずれかの燃料電池用ガスシール部品を製造するに際して、弾性を有するコア体を金属箔から成る被覆膜で覆った後、この被覆膜の表面にガラス系接合材から成る接合層を形成することを特徴とする燃料電池用ガスシール部品の製造方法。
  12. ガスシールを必要とする構成部品間に、請求項1〜10のいずれかの燃料電池用ガスシール部品を配置してあることを特徴とする燃料電池。
  13. 単セルを保持した構成部品であるセル板と、構成部品であるセパレータ板を備えた燃料電池を製造するに際して、セル板及びセパレータ板間に、請求項1〜10のいずれかの燃料電池用ガスシール部品を配置して互いに積層することを特徴とする燃料電池の製造方法。
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