JP2007272680A - 電子メールシステム、データサーバ、及びプログラム - Google Patents

電子メールシステム、データサーバ、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】メールに関する情報漏洩を防止するためのシステムを提供すること。
【解決手段】データサーバ20は、通信端末10に係るメール、アドレス帳データを記憶する。データサーバ20は、通信端末10の問い合わせに応じて、記憶された受信メール、作成途中のメール、アドレス帳データを通信端末10に送信する。データサーバ20は、メールサーバ30に対して、通信端末10に対応する受信メールを定期的に問い合わせて、受信メールを取り込む。データサーバ20は、通信端末10からの送信メールを受けたときに、メールサーバ30に当該送信メールを送信する。通信端末10は、データサーバ20から提供されたデータに関する画面を閉じる際、データ破棄プログラムに基づいて、データサーバ20から提供された全てのデータを破棄する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子メールシステム、データサーバ、及びプログラムに関し、特に、通信端末にてメールデータを保持しない電子メールシステム、データサーバ、及びプログラムに関する。
従来の電子メールシステムでは、メールサーバから取得したメールデータ、メールサーバに送信したメールデータ、及びアドレス帳データが携帯端末にて保存される。また、従来の電子メールシステムにおいて、通信端末にて、メールの着信を自動的に確認でき、メールの文字数制限が無く、かつ過去のメールでも簡単に確認できる電子メールシステムが提案されている(特許文献1参照)。特許文献1の電子メールシステムは、電子メールサーバから所定のメールを定期的に読み出してメールデータベースに記録し、記録されたメールをブラウザ機能で閲覧できるようになったことを通信端末に知らせるために、メールデータの要約情報を含むメール着信通知を通信端末に送信している。そして、メールを閲覧するときは、通信端末にて、メール着信通知に含まれるURLに基づいて電子メールシステムにアクセスしてブラウザ機能でメールを閲覧する。
特開2001−331427号公報
しかしながら、従来の電子メールシステムでは、通信端末にメールデータ、アドレス帳データ、メール着信通知等が保存されていることから、以下のようなセキュリティ上の問題がある。
例えば、業務の中で携帯型の通信端末(携帯端末)を用いてメール送受信を行う機会が増えているところ、顧客のアドレス情報を携帯端末に登録するなど、業務上の情報を携帯端末に入れて持ち歩くケースがある。携帯端末は、大きさが小さいことから屋外で紛失することがあり、携帯端末の紛失による顧客のアドレス情報などの情報漏洩が起きることがある。また、デスクトップ型の通信端末(PC端末)についても、不正行為によって、顧客のアドレス情報などの情報が持ち出され、情報漏洩が起きることがある。
本発明の主な課題は、メールに関する情報漏洩を防止するためのシステムを提供することである。
本発明の第1の視点においては、通信端末およびメールサーバとネットワークを介して通信可能なデータサーバを有する電子メールシステムであって、前記データサーバは、前記通信端末に対応する送信メール、受信メール、作成途中のメール、及びアドレス帳データを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された情報を制御する制御部と、を備え、前記通信端末は、前記データサーバから提供されたデータに関する画面を閉じる際に、当該データの全てを破棄するデータ破棄プログラムを記憶する記憶部と、前記データサーバから提供されたデータに関する画面を閉じる際、前記データ破棄プログラムに基づいて、前記データサーバから提供された全てのデータを破棄するように処理する制御部と、を備え、前記データサーバの前記制御部は、前記通信端末からの問い合わせに応じて、前記記憶部に記憶された前記受信メール、前記作成途中のメール、及び前記アドレス帳データのいずれかを前記通信端末に送信するように処理し、前記メールサーバに対して、前記通信端末に対応する受信メールを定期的に問い合わせて、受信メールを取り込むように処理し、前記通信端末からの送信メールを受けたときに、前記メールサーバに当該送信メールを送信し、前記記憶部に当該送信メールを記憶させるように処理することを特徴とする。
本発明の前記電子メールシステムにおいて、前記データサーバの前記制御部は、前記通信端末から受信メール、送信メール、作成途中メールを受けたときに、これらのメールの表題、差出人、時刻等を列挙したメールリストを生成して、前記記憶部に記憶させるように処理し、前記通信端末からの問い合わせに応じて、前記記憶部に記憶された前記メールリストを前記通信端末に送信し、前記通信端末にて前記メールリストから選択された受信メール、送信メール、作成途中メールのいずれかを前記記憶部から取り出して前記通信端末に送信するように処理することが好ましい。
本発明の前記電子メールシステムにおいて、前記データサーバの前記制御部は、前記通信端末からのアクセスの際、前記通信端末に対し認証情報の入力を要求し、前記通信端末から送信された認証情報と、予め登録された認証情報とを比較して、一致したときに前記通信端末に対応するメールに関する情報の閲覧を前記通信端末に許可するように処理することが好ましい。
本発明の第2の視点においては、通信端末において、データサーバとネットワークを介して通信可能な通信部と、前記データサーバから提供されたデータに関する画面を閉じる際に、当該データの全てを破棄するデータ破棄プログラムを記憶する記憶部と、前記データサーバから提供されたデータに関する画面を閉じる際、前記データ破棄プログラムに基づいて、前記データサーバから提供された全てのデータを破棄するように処理する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第3の視点においては、通信端末およびメールサーバとネットワークを介して通信可能なデータサーバであって、通信端末およびメールサーバとネットワークを介して通信可能な通信部と、前記通信端末に対応する送信メール、受信メール、作成途中のメール、及びアドレス帳データを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された情報を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記通信端末からの問い合わせに応じて、前記記憶部に記憶された前記受信メール、前記作成途中のメール、及び前記アドレス帳データのいずれかを前記通信端末に送信するように処理し、前記メールサーバに対して、前記通信端末に対応する受信メールを定期的に問い合わせて、受信メールを取り込むように処理し、前記通信端末からの送信メールを受けたときに、前記メールサーバに当該送信メールを送信し、前記記憶部に記憶させるように処理することを特徴とする。
本発明の第4の視点においては、データサーバとネットワークを介して通信可能な通信端末を用いて実行させるデータ破棄プログラムであって、前記データサーバから提供されたデータに関する画面を閉じる際、前記データサーバから提供された全てのデータを破棄する処理を実行させることを特徴とする。
本発明の第5の視点においては、通信端末およびメールサーバとネットワークを介して通信可能なデータサーバを用いて実行させるプログラムであって、前記通信端末からの問い合わせに応じて、前記記憶部に記憶された受信メール、作成途中のメール、及びアドレス帳データのいずれかを前記通信端末に送信する処理と、前記メールサーバに対して、前記通信端末に対応する受信メールを定期的に問い合わせて、受信メールを取り込む処理と、前記通信端末からの送信メールを受けたときに、前記メールサーバに当該送信メールを送信し、前記記憶部に記憶させる処理と、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、通信端末ではデータサーバと通信している間以外は、通信端末上でメールデータやアドレス帳データ等のメールに関する全ての情報を保持しないため、不正行為によって、通信端末のメールに関する情報が漏洩することを防ぐことができる。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係る電子メールシステムについて図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る電子メールシステムの構成を模式的に示したブロック図である。
電子メールシステム1は、電子メールに関する情報漏洩を防止するためのシステムである。電子メールシステム1は、通信端末10と、データサーバ20と、メールサーバ30と、ネットワーク40と、を有する。
通信端末10は、通信機能を有するコンピュータ端末であり、例えば、携帯電話機、パーソナルコンピュータ等である。通信端末10は、有線又は無線を通じてネットワーク40に接続されている。通信端末10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、操作部14と、表示部15と、を有する。制御部11は、所定のプログラムに基づいて各機能部12〜15を制御する。記憶部12は、プログラムやデータを記憶する。なお、記憶部12は、データサーバ20から提供されたブラウザ画面を開いているときにメールに関する情報(データ)を記憶することはあるが、当該ブラウザ画面を閉じる際にメールに関する情報の全てが破棄(消去)される。また、記憶部12は、データ破棄プログラムを記憶する。通信部13は、メール送受信、インターネット接続などの通信を行う。操作部14では、情報の入力操作が行われる。表示部15は、所定の情報を表示する。ここで、データ破棄プログラムは、通信端末10にてデータサーバ20から提供されたデータに関するブラウザ画面を閉じる際に、当該データ(データサーバ20から提供されたデータ)の全てを破棄するプログラムである。
制御部11は、データサーバ20にアクセスする際、データサーバ20の認証情報の入力の要求に応じてユーザが入力した認証情報(ID、パスワード等)をデータサーバ20に送信するように処理する。制御部11は、データサーバ20から提供されたブラウザ画面を表示するように処理する。制御部11は、データサーバ20にアクセスしたときに、ユーザの操作に応じて受信メールデータやアドレス帳データを取得するように処理する。制御部11は、データサーバ20にアクセスしたときに、ユーザの操作に応じてデータサーバ20に対して受信メール、送信メール、作成途中メールのメールリストを取得するように処理する。制御部11は、ユーザがメール作成途中でブラウザ画面を閉じる際、ユーザに作成途中メールを保存するか否かを確認し、保存するときに作成途中メールをデータサーバ20に送信するように処理する。制御部11は、メール送信するときに、データサーバ20を経由してメールサーバ30に送信メールデータを送信するように処理する。制御部11は、ブラウザ画面を閉じる際、データ破棄プログラムに基づいて記憶部12内のデータサーバ20から提供された電子メールに関する全てのデータを破棄(消去)するように処理する。
データサーバ20は、電子メールに関するデータを処理するコンピュータサーバである。データサーバ20は、ネットワーク40に接続されている。データサーバ20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、を有する。制御部21は、所定のプログラムに基づいて各機能部22、23を制御する。記憶部22は、プログラムやデータを記憶する。記憶部22は、送信メール、受信メール、作成途中メール、メールリスト、アドレス帳データ等のデータを記憶する。通信部23は、メール送受信、インターネット接続などの通信を行う。
制御部21は、通信端末10からのアクセスの際、通信端末10に対し認証情報の入力を要求し、通信端末10から送信された認証情報と、予め登録された認証情報とを比較して、一致したときに通信端末10に対応するメールに関する情報の閲覧を通信端末10に許可するように処理する。制御部21は、通信端末10からのアドレスの問い合わせに応じて、記憶部22に記憶されたアドレス帳データを送信するように処理する。制御部21は、メールサーバ30に通信端末10に対応する受信メールを定期的に問い合わせて、受信メールを取り込むように処理する。制御部21は、通信端末10からの受信メールの問い合わせに応じて、記憶部22の受信メールを送信するように処理する。制御部21は、通信端末10からの作成途中メールの問い合わせに応じて、記憶部22の作成途中メールを送信するように処理する。制御部21は、通信端末10からの送信メールを受けたときに、メールサーバ30に当該送信メールを送信し、記憶部22に記憶させるように処理する。制御部21は、受信メール、送信メール、作成途中メールを受けたときに、これらのメールの表題、差出人、時刻等を列挙したメールリストを生成し、記憶部22に記憶させるように処理する。
メールサーバ30は、各企業やインターネットプロバイダ等に設置されているメールサーバである。ネットワーク40は、インターネット網、電話回線網、移動体回線網等の情報通信ネットワークである。
次に、本発明の実施形態1に係る電子メールシステムの動作について図面を用いて説明する。図2は、本発明の実施形態1に係る電子メールシステムのメール受信の際の動作を模式的に示したフローチャートである。図3は、本発明の実施形態1に係る電子メールシステムのメール送信の際の動作を模式的に示したフローチャートである。図4は、本発明の実施形態1に係る電子メールシステムの作成途中メールを保存する際の動作を模式的に示したフローチャートである。図5は、本発明の実施形態1に係る電子メールシステムの作成途中メールを再度作成して送信する際の動作を模式的に示したフローチャートである。
メール受信の際の操作について説明する。なお、前提として、データサーバ20に通信端末10に係る識別情報(ID、パスワード等)が登録されているものとする。
図2を参照すると、まず、データサーバ20は、通信端末10に対応する受信メールを定期的に取り込むために、メールサーバ30にアクセスする(ステップA1)。次に、メールサーバ30は、通信端末10に対応する受信メールが存在するか否かを確認し、存在する場合には通信端末10に対応する受信メールをデータサーバ20に送信する(ステップA2)。なお、存在しない場合、メールサーバ30は、受信メールがない旨の通知をデータサーバ20に送信することになる。次に、データサーバ20は、メールサーバ30からの受信メールを受信することにより、当該受信データを記憶し、受信メールリストを生成し、当該受信メールリストを記憶して(ステップA3)、通信端末10のアクセスを待機する。なお、データサーバ20は、メールサーバ30から受信メールがない旨の通知を受信したときは、終了する。
ユーザが受信メールを確認しようとするときに、通信端末10は、ユーザの操作によりデータサーバ20にアクセスする(ステップA4)。次に、データサーバ20は、通信端末10のアクセスを受けることにより、認証情報の入力を要求する認証要求情報と、データ破棄プログラムとを通信端末10に送信する(ステップA5)。次に、通信端末10は、データサーバ20からの認証要求情報を受信することにより、認証情報入力画面を表示して認証情報の入力を促し、ユーザが入力した認証情報をデータサーバ20に送信する(ステップA6)。次に、データサーバ20は、通信端末10からの認証情報を受信することにより、通信端末10からの認証情報と、予め登録された認証情報とを比較して一致するか否かの認証処理を行う(ステップA7)。一致した場合、データサーバ20は、通信端末10に対応するメールに関する情報の閲覧を許可する。一致しない場合、データサーバ20は、再度、通信端末10に対し認証情報の入力を要求することになる。
閲覧が許可されると、データサーバ20は、通信端末10に対応する受信メールリストを通信端末10に送信する(ステップA8)。通信端末10は、データサーバ20からの受信メールリストを受信することにより、受信メールリストを表示して読みたい受信メールの選択を促し、ユーザが選択した受信メール選択情報をデータサーバ20に送信する(ステップA9)。次に、データサーバ20は、通信端末10からの受信メール選択情報を受信することにより、選択された受信メールデータを送信する(ステップA10)。次に、通信端末10は、データサーバ20からの受信メールデータを受信することにより、当該受信メールデータを表示する(ステップA11)。その後、ユーザがメールデータを読み終えてブラウザ画面を閉じる操作を行うことにより、通信端末10は、データ破棄プログラムに基づいて、データサーバ20から提供された電子メールに関する全てのデータを破棄(消去)し(ステップA12)、終了する。
メール送信の際の操作について説明する。なお、前提として、データサーバ20に通信端末10に係る識別情報(ID、パスワード等)が登録されているものとする。
図3を参照すると、まず、ユーザが送信メールを作成しようとするときに、通信端末10は、ユーザの操作によりデータサーバ20にアクセスする(ステップB1)。次に、データサーバ20は、通信端末10のアクセスを受けることにより、認証情報の入力を要求する認証要求情報を通信端末10に送信する(ステップB2)。次に、通信端末10は、データサーバ20からの認証要求情報を受信することにより、認証情報入力画面を表示して認証情報の入力を促し、ユーザが入力した認証情報をデータサーバ20に送信する(ステップB3)。次に、データサーバ20は、通信端末10からの認証情報を受信することにより、通信端末10からの認証情報と、予め登録された認証情報とを比較して一致するか否かの認証処理を行う(ステップB4)。一致した場合、データサーバ20は、通信端末10に対応するメールに関する情報の閲覧を許可する。一致しない場合、データサーバ20は、再度、通信端末10に対し認証情報の入力を要求することになる。
閲覧が許可されると、データサーバ20は、通信端末10に対応するアドレス帳データを通信端末10に送信する(ステップB5)。次に、通信端末10は、データサーバ20からのアドレス帳データを受信することにより、アドレス帳データを表示する(ステップB6)。次に、通信端末10にて、ユーザがアドレス帳データから送信先アドレスを選択し、送信メールの本文を作成する(ステップB7)。送信メールの作成が終了すると、通信端末10は、ユーザの操作に応じて送信メールをデータサーバ20に送信する(ステップB8)。その後、ユーザがブラウザ画面を閉じる操作を行うことにより、通信端末10は、データ破棄プログラムに基づいて、データサーバ20から提供された電子メールに関する全てのデータを破棄(消去)する(ステップB9)。次に、データサーバ20は、通信端末10からの送信メールを受信することにより、送信メールをメールサーバ30に送信する(ステップB10)。その後、メールサーバ30は、送信メールに含まれる送信先アドレスに送信メールを送信することになる(ステップB11)。
なお、ステップB7の際、送信メールの作成途中で作成作業を中断する場合、図4を参照すると、通信端末10は、ユーザの操作に応じてデータサーバ20に作成途中メールを送信する(ステップC1)。その後、ユーザがブラウザ画面を閉じる操作を行うことにより、通信端末10は、データ破棄プログラムに基づいて、データサーバ20から提供された電子メールに関する全てのデータを破棄(消去)する(ステップC2)。次に、データサーバ20は、通信端末10からの作成途中メールを受信することにより、作成途中メールリストを生成する(ステップC3)。次に、データサーバ20は、生成した作成途中メールリスト、及び作成途中メールを保存する(ステップC4)。
また、作成途中メールの作成を再開する場合、図5を参照すると、まず、通信端末10は、ユーザの操作によりデータサーバ20にアクセスする(ステップD1)。次に、データサーバ20は、通信端末10のアクセスを受けることにより、認証情報の入力を要求する認証要求情報を通信端末10に送信する(ステップD2)。次に、通信端末10は、データサーバ20からの認証要求情報を受信することにより、認証情報入力画面を表示して認証情報の入力を促し、ユーザが入力した認証情報をデータサーバ20に送信する(ステップD3)。次に、データサーバ20は、通信端末10からの認証情報を受信することにより、通信端末10からの認証情報と、予め登録された認証情報とを比較して一致するか否かの認証処理を行う(ステップD4)。一致した場合、データサーバ20は、通信端末10に対応するメールに関する情報の閲覧を許可する。一致しない場合、データサーバ20は、再度、通信端末10に対し認証情報の入力を要求することになる。
閲覧が許可されると、データサーバ20は、通信端末10に対応する作成途中メールリストを通信端末10に送信する(ステップD5)。次に、通信端末10は、データサーバ20からの作成途中メールリストを受信することにより、作成途中メールリストを表示して作成途中メールの選択を促し、ユーザが選択した作成途中メール選択情報をデータサーバ20に送信する(ステップD6)。次に、データサーバ20は、通信端末10からの作成途中メール選択情報を受信することにより、選択された作成途中メールデータを送信する(ステップD7)。次に、通信端末10は、データサーバ20からの作成途中メールデータを受信することにより、当該作成途中メールデータを表示し、送信メールの本文を作成する(ステップD8)。送信メールの作成が終了すると、通信端末10は、ユーザの操作に応じて送信メールをデータサーバ20に送信する(ステップD9)。その後、ユーザがブラウザ画面を閉じる操作を行うことにより、通信端末10は、データ破棄プログラムに基づいて、データサーバ20から提供された電子メールに関する全てのデータを破棄(消去)する(ステップD10)。次に、データサーバ20は、通信端末10からの送信メールを受信することにより、送信メールをメールサーバ30に送信する(ステップD11)。その後、メールサーバ30は、送信メールに含まれる送信先アドレスに送信メールを送信することになる(ステップD12)。
実施形態1によれば、通信端末10ではデータサーバ20と通信している間以外は、通信端末上でメールデータやアドレス帳データ等のメールに関する全ての情報を保持しないため、不正行為によって、通信端末のメールに関する情報が漏洩することを防ぐことができる。
本発明の実施形態1に係る電子メールシステムの構成を模式的に示したブロック図である。 本発明の実施形態1に係る電子メールシステムのメール受信の際の動作を模式的に示したフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る電子メールシステムのメール送信の際の動作を模式的に示したフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る電子メールシステムの作成途中メールを保存する際の動作を模式的に示したフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る電子メールシステムの作成途中メールを再度作成して送信する際の動作を模式的に示したフローチャートである。
符号の説明
1 電子メールシステム
10 通信端末
11 制御部
12 記憶部
13 通信部
14 操作部
15 表示部
20 データサーバ
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
30 メールサーバ
40 ネットワーク

Claims (11)

  1. 通信端末およびメールサーバとネットワークを介して通信可能なデータサーバを有する電子メールシステムであって、
    前記データサーバは、
    前記通信端末に対応する送信メール、受信メール、作成途中のメール、及びアドレス帳データを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された情報を制御する制御部と、
    を備え、
    前記通信端末は、
    前記データサーバから提供されたデータに関する画面を閉じる際に、当該データの全てを破棄するデータ破棄プログラムを記憶する記憶部と、
    前記データサーバから提供されたデータに関する画面を閉じる際、前記データ破棄プログラムに基づいて、前記データサーバから提供された全てのデータを破棄するように処理する制御部と、
    を備え、
    前記データサーバの前記制御部は、
    前記通信端末からの問い合わせに応じて、前記記憶部に記憶された前記受信メール、前記作成途中のメール、及び前記アドレス帳データのいずれかを前記通信端末に送信するように処理し、
    前記メールサーバに対して、前記通信端末に対応する受信メールを定期的に問い合わせて、受信メールを取り込むように処理し、
    前記通信端末からの送信メールを受けたときに、前記メールサーバに当該送信メールを送信し、前記記憶部に当該送信メールを記憶させるように処理することを特徴とする電子メールシステム。
  2. 前記データサーバの前記制御部は、
    前記通信端末から受信メール、送信メール、作成途中メールを受けたときに、これらのメールの表題、差出人、時刻等を列挙したメールリストを生成して、前記記憶部に記憶させるように処理し、
    前記通信端末からの問い合わせに応じて、前記記憶部に記憶された前記メールリストを前記通信端末に送信し、前記通信端末にて前記メールリストから選択された受信メール、送信メール、作成途中メールのいずれかを前記記憶部から取り出して前記通信端末に送信するように処理することを特徴とする請求項1記載の電子メールシステム。
  3. 前記データサーバの前記制御部は、前記通信端末からのアクセスの際、前記通信端末に対し認証情報の入力を要求し、前記通信端末から送信された認証情報と、予め登録された認証情報とを比較して、一致したときに前記通信端末に対応するメールに関する情報の閲覧を前記通信端末に許可するように処理することを特徴とする請求項1又は2記載の電子メールシステム。
  4. データサーバとネットワークを介して通信可能な通信部と、
    前記データサーバから提供されたデータに関する画面を閉じる際に、当該データの全てを破棄するデータ破棄プログラムを記憶する記憶部と、
    前記データサーバから提供されたデータに関する画面を閉じる際、前記データ破棄プログラムに基づいて、前記データサーバから提供された全てのデータを破棄するように処理する制御部と、
    を備えることを特徴とする通信端末。
  5. 通信端末およびメールサーバとネットワークを介して通信可能な通信部と、
    前記通信端末に対応する送信メール、受信メール、作成途中のメール、及びアドレス帳データを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された情報を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記通信端末からの問い合わせに応じて、前記記憶部に記憶された前記受信メール、前記作成途中のメール、及び前記アドレス帳データのいずれかを前記通信端末に送信するように処理し、
    前記メールサーバに対して、前記通信端末に対応する受信メールを定期的に問い合わせて、受信メールを取り込むように処理し、
    前記通信端末からの送信メールを受けたときに、前記メールサーバに当該送信メールを送信し、前記記憶部に記憶させるように処理することを特徴とするデータサーバ。
  6. 前記制御部は、
    前記通信端末から受信メール、送信メール、作成途中メールを受けたときに、これらのメールの表題、差出人、時刻等を列挙したメールリストを生成して、前記記憶部に記憶させるように処理し、
    前記通信端末からの問い合わせに応じて、前記記憶部に記憶された前記メールリストを前記通信端末に送信し、前記通信端末にて前記メールリストから選択された受信メール、送信メール、作成途中メールのいずれかを前記記憶部から取り出して前記通信端末に送信するように処理することを特徴とする請求項5記載のデータサーバ。
  7. 前記制御部は、前記通信端末からのアクセスの際、前記通信端末に対し認証情報の入力を要求し、前記通信端末から送信された認証情報と、予め登録された認証情報とを比較して、一致したときに前記通信端末に対応するメールに関する情報の閲覧を前記通信端末に許可するように処理することを特徴とする請求項5又は6記載のデータサーバ。
  8. データサーバとネットワークを介して通信可能な通信端末を用いて実行させるプログラムであって、前記データサーバから提供されたデータに関する画面を閉じる際、前記データサーバから提供された全てのデータを破棄する処理を実行させることを特徴とするデータ破棄プログラム。
  9. 通信端末およびメールサーバとネットワークを介して通信可能なデータサーバを用いて実行させるプログラムであって、
    前記通信端末からの問い合わせに応じて、前記記憶部に記憶された受信メール、作成途中のメール、及びアドレス帳データのいずれかを前記通信端末に送信する処理と、
    前記メールサーバに対して、前記通信端末に対応する受信メールを定期的に問い合わせて、受信メールを取り込む処理と、
    前記通信端末からの送信メールを受けたときに、前記メールサーバに当該送信メールを送信し、前記記憶部に記憶させる処理と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 前記通信端末から受信メール、送信メール、作成途中メールを受けたときに、これらのメールの表題、差出人、時刻等を列挙したメールリストを生成して、前記記憶部に記憶させる処理と、
    前記通信端末からの問い合わせに応じて、前記記憶部に記憶された前記メールリストを前記通信端末に送信し、前記通信端末にて前記メールリストから選択された受信メール、送信メール、作成途中メールのいずれかを前記記憶部から取り出して前記通信端末に送信する処理と、
    を実行させることを特徴とする請求項9記載のプログラム。
  11. 前記通信端末からのアクセスの際、前記通信端末に対し認証情報の入力を要求し、前記通信端末から送信された認証情報と、予め登録された認証情報とを比較して、一致したときに前記通信端末に対応するメールに関する情報の閲覧を前記通信端末に許可する処理を実行させることを特徴とする請求項9又は10記載のプログラム。
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