JP2007272468A - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】大量の記録コンテンツをユーザに適切に呈示できるようにする。
【解決手段】装置は、複数のジャンルのそれぞれに対応させた複数のジャンル平面11を、3次元空間のXZ平面上に放射線状に配置させる。装置は、各ジャンル平面11上に、対応するジャンルに属する各記録コンテンツを示す各アイコン13を配置させる。また、装置は、視点12を配置させる。そして、装置は、視点12をレンズ中心とする仮想的なカメラにより3次元空間を撮影させ、その撮影の結果得られた画像を、蓄積コンテンツ一覧としてユーザに呈示する。その際、装置は、ユーザの指示に応じて視点12を移動させ、その移動後のカメラにより3次元空間を再撮影させ、再撮影の結果得られた画像を項信号の蓄積コンテンツ一覧としてユーザに呈示する。本発明は、GUIに適用可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置および方法並びにプログラムに関し、特に、3次元空間が有する特徴を生かしたGUIにより大量の記録コンテンツをユーザに適切に呈示できる情報処理装置および方法並びにプログラムに関する。
近年、デジタル放送の開始、CE(Consumer Electronics)機器同士の連携操作、ネットワーク対応等により、デジタルレコーダ等により記録媒体に記録されたコンテンツの数は劇的に増加する傾向にある。なお、以下、このように記録媒体に記録されたコンテンツを記録コンテンツと称する。よって、これらの大量の記録コンテンツをユーザに適切に呈示する用途で利用するためのGUI(Graphical User Interface)が今後必要になってくる。
このような用途での利用を実現するために、参考となる従来のGUIとしては、例えば特許文献1乃至5に開示されたGUI等が挙げられる。
特開2000−214979号公報 特表2000−516788号公報 特開平9−97153号公報 特開平9−97154号公報 特開平9−97162号公報
しかしながら、これらの特許文献1乃至5に開示された従来のGUIは、仮想的な3次元空間を利用しつつも、その3次元空間が有する特徴を生かしきれていないため、大量の記録コンテンツをユーザに適切に呈示する用途として使用するには不十分である。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、3次元空間が有する特徴を生かしたGUIにより大量の記録コンテンツをユーザに適切に呈示できるようにするものである。
本発明の一側面の情報処理装置は、1以上のコンテンツの一覧をユーザに呈示する情報処理装置であって、前記1以上のコンテンツの中から1つを特定するための3つの特定情報により座標が定義される仮想的な3次元空間を構築する構築手段と、前記1以上のコンテンツのそれぞれを対象コンテンツとし、前記構築手段により構築された前記3次元空間のうちの、前記対象コンテンツに関する前記3つの特定情報で決定される座標に、前記対象コンテンツを示すアイコンを配置するアイコン配置手段と、前記構築手段により構築された前記3次元空間の所定の位置に視点を配置する視点配置手段と、前記アイコン配置手段により1以上の前記アイコンがそれぞれ配置された前記3次元空間において、前記視点配置手段により配置された前記視点をレンズ中心とする仮想的なカメラが撮影を行う撮影手段と、前記撮影手段による撮影の結果得られる画像を、前記一覧として前記ユーザに呈示する呈示手段と、前記視点配置手段に前記視点の配置位置を変更させることで、前記視点の移動を行う視点変更手段とを備える。
前記1以上のコンテンツのそれぞれは、複数の配信元のうちの所定の1つから所定の配信期間に配信され、かつ、複数のジャンルのうちの所定の1つに属しており、1つのコンテンツに関する前記3つの特定情報は、そのコンテンツの配信元を示す情報、そのコンテンツの配信期間、および、そのコンテンツが属するジャンルであることができる。
前記構築手段は、さらに、構築した前記3次元空間において、前記配信期間と前記ジャンルとによる2つの座標で表現される第1の平面上の所定の点から放射線状に、その第1の平面に対して垂直方向に、前記複数のジャンルのそれぞれに対応させた複数の第2の平面をそれぞれ配置させ、前記アイコン配置手段は、前記対象コンテンツが示す前記アイコンを、その対象コンテンツが属するジャンルに対応する前記第2の平面上に配置することができる。
前記アイコン配置手段は、前記第2の平面上の前記アイコンの配置として、前記第1の平面に垂直な方向には、前記複数の配信元のそれぞれについてのアイコン群を配置させ、前記第1の平面に水平な方向には、同一の配信元についての前記アイコン群に含まれる各アイコンを前記配信時間帯の順番で順次配置することができる。
前記視点変更手段は、同一の前記第2の平面内での前記視点の移動として、前記第1の平面に垂直な方向と水平な方向とのうちの少なくとも一方への移動を行うことができる。
前記視点変更手段は、さらに、前記第2の平面間の前記視点の移動を行うことができる。
前記視点変更手段は、さらに、前記複数の第2の平面にそれぞれ配置された前記複数のアイコンを俯瞰できる位置に前記視点を移動させることができる。
前記撮影手段による撮影の結果得られた前記画像に対して、前記1以上のコンテンツのうちの少なくとも1つに関する文字情報を付加する文字情報付加手段をさらに設け、前記呈示手段は、前記文字情報付加手段により前記文字情報が付加された前記画像を、前記一覧として前記ユーザに呈示することができる。
本発明の一側面の情報処理方法は、1以上のコンテンツの一覧をユーザに呈示する情報処理装置の情報処理方法であって、前記1以上のコンテンツの中から1つを特定するための3つの特定情報により座標が定義される仮想的な3次元空間を構築し、前記1以上のコンテンツのそれぞれを対象コンテンツとし、構築された前記3次元空間のうちの、前記対象コンテンツに関する前記3つの特定情報で決定される座標に、前記対象コンテンツを示すアイコンを配置し、1以上の前記アイコンがそれぞれ配置された前記3次元空間において、配置された前記視点をレンズ中心とする仮想的なカメラが撮影を行い、その撮影の結果得られた画像を、前記一覧として前記ユーザに呈示する呈示処理を実行し、前記視点の移動に伴いその配置位置が更新される度に、前記呈示処理を繰り返すステップを含む。
本発明の一側面のプログラムは、上述した本発明の一側面の情報処理方法に対応するプログラムである。
本発明の一側面の情報処理装置および方法並びにプログラムにおいては、1以上のコンテンツの一覧が次のようにしてユーザに呈示される。即ち、前記1以上のコンテンツの中から1つを特定するための3つの特定情報により座標が定義される仮想的な3次元空間が構築され、前記1以上のコンテンツのそれぞれが対象コンテンツとされ、構築された前記3次元空間のうちの、前記対象コンテンツに関する前記3つの特定情報で決定される座標に、前記対象コンテンツを示すアイコンが配置され、また、所定の位置に視点が配置される。そして、1以上の前記アイコンがそれぞれ配置された前記3次元空間において、配置された前記視点をレンズ中心とする仮想的なカメラにより撮影が行われ、その撮影の結果得られた画像が、前記一覧として前記ユーザに呈示される。その際、前記視点の移動が行行われ、その配置位置が変更されると、上述した撮影が再度行われ、再撮影の結果得られる画像が前記一覧として前記ユーザに呈示される。即ち、前記視点の移動が行われる度に、前記ユーザへの前記一覧の呈示の仕方が、移動後の視点に応じた見え方となるように更新されていく。
以上のごとく、本発明によれば、1以上のコンテンツの一覧をユーザに呈示することが可能になる。特に3次元空間が有する特徴を生かしたGUIとしての一覧を利用することで、大量の記録コンテンツをユーザに適切に呈示できるようになる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、明細書または図面における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、明細書または図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書または図面中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、明細書または図面に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、明細書または図面に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
本発明の一側面の情報処理装置(例えば図21と図22の情報処理装置101)は、
1以上のコンテンツの一覧(例えば図5や図6の蓄積コンテンツ一覧)をユーザに呈示する情報処理装置であって、
前記1以上のコンテンツの中から1つを特定するための3つの特定情報により座標が定義される仮想的な3次元空間(例えば図1や図2に示される3次元空間)を構築する構築手段(例えば図22の3次元空間構築部311)と、
前記1以上のコンテンツのそれぞれを対象コンテンツとし、前記構築手段により構築された前記3次元空間のうちの、前記対象コンテンツに関する前記3つの特定情報で決定される座標に、前記対象コンテンツを示すアイコン(例えば図2等のアイコン13)を配置するアイコン配置手段(例えば図22のアイコン配置部312)と、
前記構築手段により構築された前記3次元空間の所定の位置に視点(例えば図1や図2等の視点12)を配置する視点配置手段(例えば図22の視点配置部313)と、
前記アイコン配置手段により1以上の前記アイコンがそれぞれ配置された前記3次元空間において、前記視点配置手段により配置された前記視点をレンズ中心とする仮想的なカメラが撮影を行う撮影手段(例えば図22の撮影部315)と、
前記撮影手段による撮影の結果得られた画像を、前記一覧として前記ユーザに呈示する呈示手段(例えば図21や図22の表示制御部209。図21の表示部210を含めてもよい)と、
前記視点配置手段に前記視点の配置位置を変更させることで、前記視点の移動を行う視点変更手段(例えば図22の視点位置変更部314)と
を備える。
前記1以上のコンテンツのそれぞれは、複数の配信元のうちの所定の1つから所定の配信期間に配信され、かつ、複数のジャンルのうちの所定の1つに属しており、
1つのコンテンツに関する前記3つの特定情報は、そのコンテンツの配信元を示す情報、そのコンテンツの配信期間、および、そのコンテンツが属するジャンルであることができる。
この場合、前記構築手段は、さらに、構築した前記3次元空間において、前記配信期間と前記ジャンルとにより2つの座標で表現される第1の平面(例えば図1や図2等のXZ平面)上の所定の点(例えば図1や図2等の原点O)から放射線状に、その第1の平面に対して垂直方向に、前記複数のジャンルのそれぞれに対応させた複数の第2の平面(例えば図1や図2等のジャンル平面11)をそれぞれ配置させ(例えば図1や図2のように配置させ)、
前記アイコン配置手段は、前記対象コンテンツが示す前記アイコンを、その対象コンテンツが属するジャンルに対応する前記第2の平面上に配置する(例えば図2のように配置する)
ことができる。
前記アイコン配置手段は、前記第2の平面上の前記アイコンの配置として、前記第1の平面に垂直な方向(例えば図7等に記載のチャンネル軸方向)には、前記複数の配信元のそれぞれについてのアイコン群を配置させ、前記第1の平面に水平な方向(例えば図7等に記載の時間方向)には、同一の配信元についての前記アイコン群に含まれる各アイコンを配信時間帯の順番で順次配置する
ことができる。
前記視点変更手段は、同一の前記第2の平面内での前記視点の移動として、前記第1の平面に垂直な方向と水平な方向とのうちの少なくとも一方への移動を行う(例えば図10乃至図12に示されるチャンネル軸方向への移動と、図7乃至図9に示される時間方向への移動とのうちの少なくとも一方を行う)
ことができる。
前記視点変更手段は、さらに、前記第2の平面間の前記視点の移動を行う(例えば図13乃至図18に示されるジャンル平面11間の移動を行う)
ことができる。
前記視点変更手段は、さらに、前記複数の第2の平面にそれぞれ配置された前記複数のアイコンを俯瞰できる位置に前記視点を移動させる(例えば図19と図20に示される俯瞰視点12への移動ができる)
前記撮影手段による撮影の結果得られた前記画像に対して、前記1以上のコンテンツのうちの少なくとも1つに関する文字情報(例えば図5や図6の領域31,32に含まれる文字情報)を付加する文字情報付加手段(例えば図22の文字情報付加部317)をさらに設け、
前記呈示手段は、前記文字情報付加手段により前記文字情報が付加された前記画像を、前記一覧として前記ユーザに呈示する
ことができる。
本発明の一側面の情報処理方法は、上述した本発明の一側面の情報処理装置に対応する方法であって、例えば図23の一覧表示処理のステップを含む。
本発明の一側面のプログラムは、上述した本発明の一側面の情報処理方法に対応するプログラムであって、後述するように例えば図24の構成のコンピュータに実行させることができる。
次に、図1乃至図20を参照して、本発明が適用される手法について説明する。
本発明が適用される手法とは、1以上のコンテンツの一覧をGUI用画像としてユーザに呈示する手法のひとつである。そこで、以下、本発明が適用される手法を、本発明のGUI表示手法と称する。また、本発明のGUI表示手法でユーザに呈示される一覧には、今後配信予定のコンテンツ等を含めてもよいが、本実施の形態では記録コンテンツのみが含まれるとする。以下、記録コンテンツのみが含まれる一覧、即ち、記録媒体に蓄積されたコンテンツの一覧を、特に蓄積コンテンツ一覧と称する。
本発明のGUI表示手法では、3DCG(3-Dimensional Computer Graphics)を用いた仮想的な3次元空間が利用される。かかる3次元空間の座標は、複数の記録コンテンツの中から1つを特定するための3つの情報(以下、特定情報と称する)をそれぞれパラメータ化した値によって定義される。かかる定義により、複数の記録コンテンツのそれぞれは、3次元空間内の所定の1点に対応することになる。この場合、3次元空間のうちの、所定の記録コンテンツに対応する点、即ち所定の記録コンテンツについての3つの特定情報で決定される点に、その所定の記録コンテンツを示す画像、例えばアイコンが配置される。即ち、複数の記録コンテンツを示す各アイコンが、3次元空間内のそれぞれの対応する各点に配置される。この状態で、3次元空間内の所定の点に配置された視点から見た画像が、蓄積コンテンツ一覧としてユーザに呈示される。具体的には、その視点を仮想的なカメラのレンズ中心として、そのカメラが、レンズ中心(視点)に対して所定の方向に所定の距離だけ離間している点(以下、注視点と称する)に焦点を合わせて、3次元空間内を撮影する。その撮影の結果得られた画像が蓄積コンテンツ一覧としてユーザに呈示される。この場合の視点の配置位置は、ユーザの所定の操作に応じて変更可能とされている。以上の手法が、本発明のGUI表示手法の概略である。
ここで、3つの特定情報には、1つの記録コンテンツを特定するために必須な情報(以下、特定必須情報と称する)の他、その特定作業/処理を簡便にするための支援情報(以下、特定支援情報と称する)も含まれる場合がある。
例えば、複数の配信元からそれぞれのコンテンツが配信される場合にはコンテンツの配信元を示す情報が、特定必須情報の一例である。コンテンツの配信元とは、例えばコンテンツがデジタル放送番組の場合には放送局のことをいうため、その放送局を示す情報(以下放送局情報と称する)が、具体的には例えば放送局名やチャンネル番号等が、特定必須情報の一例になる。また例えば、所定の配信元から複数のコンテンツが配信される場合には、コンテンツの配信期間に関する情報、具体的には例えば配信日時等が、特定必須情報の一例である。なお、ここに、日時とは、単に日と時刻だけで示される期間ではなく、年や月或いは秒等も含んだ期間である場合もある。また、配信日時は、記録側から見るとほぼ記録日時にほぼ相当する。従って、以下、記録日時と配信日時とは同義であるとして話を進めていく。
一方、特定支援情報としては例えば次のような情報が挙げられる。即ち、複数の記録コンテンツを所定の規則に従って分類できれば、分類後の記録コンテンツの中から1つを特定することは容易になる。従って、かかる所定の規則が特定支援情報の一例である。所定の規則の具体例としては例えば、ジャンル、登場人物、タイトル等が挙げられる。また例えば、ユーザの特性によりコンテンツを視聴する曜日に偏りがある場合があり、そのような場合を考慮すれば、曜日もまた特定支援情報の一例である。
このように、3つの特定情報として様々な情報が採用可能である。ただし、本発明のGUI表示手法によりユーザに呈示される蓄積コンテンツ一覧は、それに配置されている多数のアイコンの中から所望のアイコンをユーザが容易に探し出せるようなGUI画像であること、即ち視聴等の候補となる記録コンテンツをユーザが容易に探し出せるようなGUI画像であることが望ましい。従って、そのことを考慮すれば、記録コンテンツの傾向に応じて、3つの特定情報を決定すると好適である。
そこで、本発明人は、コンテンツがデジタル放送番組の場合を対象として、記録コンテンツの傾向を調査したところ、次のような結果を得た。
即ち、記録日時に着目すると、記録日時が新しくなるほど記録コンテンツ数が多くなる傾向があり、一方で、記録日時が古い記録コンテンツはユーザにとって重要度が高くなる傾向がある。
また、ジャンルに着目すると、ユーザが嗜好する幾つかの特定ジャンルの記録コンテンツ数が多くなる傾向があり、それらの特定ジャンル間での各記録コンテンツ数の分布のばらつきはさほど大きくないという傾向がある。
一方、タイトルに着目すると、タイトル間での記録コンテンツ数の分布はランダムになる傾向がある。これは、同一番組でも異なるタイトルがつけられることがあったり、ユーザはタイトルではなく番組の内容で覚えていることが多いと推定できるからである。
また、曜日に着目すると、個人差はあるが、特定の曜日に記録コンテンツ数が多くなる傾向がある。具体的には例えば、ユーザのお気に入りの番組がある曜日に記録コンテンツ数が多くなる傾向がある。
以上の調査結果から、本実施の形態では、デジタル放送番組が記録コンテンツであることを前提として、次の第1乃至第3の特長を有する蓄積コンテンツ一覧をユーザに呈示すべく、特定必須情報としての録画日時および放送局情報、並びに、特定支援情報としてのジャンルを、3つの特定情報として採用することにする。ここに、第1の特長とは、新しい記録コンテンツのアイコンを一度にたくさん表示するという特長である。第2の特長とは、古い記録コンテンツの存在を示せるようにアイコンを配置するという特長である。第3の特長とは、同一ジャンルの記録コンテンツを一覧可能にするという特長である。
なお、本実施の形態では、タイトルと曜日は特に使用しないが、上述したような傾向を生かして様々な使用をすることも可能である。例えば、ユーザの検索操作のオプションとして使用したり、或いは、特定情報の特定支援情報としてジャンルに代えて使用してもよい。
また、本実施の形態で特定情報として採用した3つの情報、即ち、録画日時、放送局情報、およびジャンルについては、デジタル放送で用いられるEIT(Event Information Table)と称されているテーブルから取得するものとする。即ち、上述したように、記録日時は配信日時に相当するので、EITに含まれる放送日時情報が記録日時として取得されることになる。ただし、特定情報の取得手法は、本実施の形態の例に限定されず、任意の手法でよい。例えば、インターネット上の所定のサイトから取得するようにしてもよい。
次に、本発明のGUI表示手法におけるアイコンの配置手法について説明する。
上述したように、本発明のGUI表示手法では、複数の記録コンテンツのそれぞれを示す各アイコンは、3次元空間中の1点にそれぞれ配置される。この3次元空間は左手座標系とする。図1は、この3次元空間を真上から見た図である。また図2は、この3次元空間を真横から見た図である。なお、図1,2中のX,Y,Z軸は説明のために載せてある。
図1に示されるように、まず角度θ毎にXZ平面を放射線状に区切る。なお、角度θは、次の式(1)に示される角度である。
Figure 2007272468
式(1)において、Nは、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses)、即ち社団法人電波産業会で規定されているジャンル大分類の数を示している。
即ち、式(1)より、XZ平面において、N個の区切り線11が角度θ毎に放射線状にそれぞれ形成される。なお、後述するように、区切り線11は、3次元空間としてみれば1つの平面となる。ただし、図1の説明中に限り、そのまま区切り線11と称して説明していく。
次に、1つの区切り線11に対して、ARIBのジャンル大分類に含まれるN個のジャンルのうちの所定の1つを割り当てる。即ち、角度θが、ジャンルを指定するキーとなる。換言すると、ジャンルが角度θとしてパラメータ化され、この角度θが、3次元空間上のアイコンの配置位置を示す座標の1つとして用いられることになる。
また、原点OからのXY平面上での長さRを、記録コンテンツの記録日時に割り当てる。即ち、記録日時が長さRとしてパラメータ化され、この長さRが、3次元空間上のアイコンの配置位置を示す座標の1つとして用いられることになる。
即ち、次の式(2)に示されるように、所定の記録コンテンツについてのジャンル角φと記録日時sによって、XY平面上で極座標表現で表された1点(x、z)の位置に、その所定の記録コンテンツのアイコンを配置させる。
Figure 2007272468
式(2)において、s+r=Rとなる。ここに、rは、記録日時s=0の場合のアイコンの初期配置位置についての原点Oからの距離を示している。
また、式(2)におけるジャンル角φは、次の式(3)に示されるように、式(1)で示される角度θとジャンル順番を示すngによって求められる。ここに、ジャンル順番ngとは、ARIBのジャンル大分類に含まれるN個のジャンルのそれぞれに対して割り当てられた順番をいう。即ち、ARIBのジャンル大分類に含まれるN個のジャンルのそれぞれは、ジャンル順番ngに従って、例えば反時計回り方向に区切り線11のそれぞれに順次割り当てられていく。
Figure 2007272468
また、本実施の形態では、記録日時sとして、次の式(4)に示されるように、絶対時刻ではなく、同一ジャンルおよび同一チャンネルのグループに属する1以上の記録コンテンツ内での相対的な離散値を採用する。ただし、記録開日時sとして、絶対時刻を採用してもよい。
Figure 2007272468
即ち、本実施の形態では、同一ジャンルおよび同一チャンネルのグループに属する1以上の記録コンテンツの各アイコンを記録日時順、即ち放送日時順につめて並べた時の順番がsの値となる。
このようにして、記録コンテンツについてのジャンルと記録日時によってXZ平面でのアイコンの配置位置が決定されると、その後、その記録コンテンツを放送した放送局についての放送局情報を用いて、Y方向のアイコンの配置位置、即ち、アイコンのY座標が決定される。具体的には、次の式(5)に示されるようにアイコンのY座標が決定される。
Figure 2007272468
ここに、チャンネルの順番ncとは、本実施の形態では、記録媒体に記録コンテンツとして記録され得る番組をデジタル放送する1以上の放送局のそれぞれに対して割り当てられたチャンネルの順番をいう。より具体的には例えば、本実施の形態では、チャンネル番号の若い順に、チャンネルの順番ncが付されているとする。
これにより、図2に示されるように、図中高さ方向であるY方向、即ち、XZ平面に対して垂直方向に関しても、アイコン13はチャンネル番号順に従って順次配置されることになる。
なお、図2から明らかなように、図1の説明中で称した区切り線11とは、3次元空間としてみれば1つの平面となる。また、1つの区切り線11には、1つのジャンルが割り当てられている。そこで、以下、図1の説明中で称した区切り線11を、ジャンル平面11と称することにする。
即ち、所定のジャンルに属する1以上の記録コンテンツの各アイコン13は、その所定のジャンルが割り当てられたジャンル平面11上に配置される。ただし、Y方向に関しては、アイコン13はチャンネル番号順に配置され、そのY方向に対して垂直な方向に関しては、アイコン13は録画日時順に配置されることになる。なお、図7等を用いて後述するように、Y方向はチャンネル軸方向と称される。また、1つのジャンル平面11についてのY方向に対して垂直な方向は時間方向と称される。
ただし、より厳密に言うと、アイコン13は、その平面全体がジャンル平面11上に配置されるのではなく、図2に示されるように、その中心線(図示せず)のみがジャンル平面11上に配置され、視点12の方向に対して常に垂直となるようにその中心線を軸として回転した状態で配置される。かかる回転はいわゆるビルボード処理によりなされる。なお、視点12の方向は、図2中の視点12を示す黒丸に付された矢印の方向として示されており、このことは他の図でも同様である。より具体的には図3に示されるように、同図中矢印で示される視線12の方向ベクトルvのXZ平面上での角度αに対して、角度α+π/2だけアイコン13が回転する。
次に、図4を参照して、アイコン13の構造について説明する。
図4に示されるように、3次元空間中における4つの頂点21乃至24によって構成される長方形に対して、記録コンテンツを示す画像をテクスチャマッピングすることによって、視覚的に認識しやすいアイコ13が構成される。また、アイコン13は、4つの頂点21乃至24をそれぞれ特定する情報として、図4に示されるように、最低でも3次元空間中での各座標(x,y,z)と各テクスチャ座標(u,v)とを有する。
本実施の形態では、アイコン13にテクスチャマッピングされる画像としては、対応する記録コンテンツのサムネイル画像、より具体的には、その記録コンテンツを構成する動画ストリームから抽出した1フレーム分の静止画像が採用される。この場合、1フレーム分の画像の選択手法は特に限定されず、理想的には、番組タイトルが表示されている1フレームを選択する手法が望ましいが、番組開始時刻またはその近傍時刻に該当する1フレームを選択する手法が一般的であると考えられる。また、本実施の形態では、サムネイル画像は静止画像としたが、勿論動画像としてもよい。
また、アイコン13のサイズは、特に限定されないが、本実施の形態では例えば横幅wと縦幅hの比が4対3となるサイズ、即ちw:h=4:3となるサイズであるとする。また、3次元空間内での相対的なアイコン13の大きさも、特に限定されないが、本実施の形態では例えば、原点Oからアイコン13の配置開始位置までの距離Rを1としたときに、横幅wは0.2であるとする。
以上の図1乃至図4を用いて説明した手法により、3次元空間内において、複数の記録コンテンツの各アイコン13がそれぞれ配置される。そして、上述したように、所定の位置に配置された視点12を仮想的なカメラのレンズの中心として、注視点に焦点を合わせた場合にそのカメラにより撮影された2次元画像が蓄積コンテンツ一覧として生成され、ユーザに呈示される。
ただし、アイコン13のみを含む蓄積コンテンツ一覧をユーザに呈示するだけでは、ユーザにとって、視聴候補となる記録コンテンツに関する情報を調べたりする際に不便である。そのため、アイコン13の他、例えば記録コンテンツに関する情報を文字情報として蓄積コンテンツ一覧に含めるようにすると、ユーザにとって便宜である。
そこで、本実施の形態では例えば、図5や図6に示されるような文字情報も蓄積コンテンツ一覧に含めるようにしている。
具体的には、蓄積コンテンツ一覧の左方の領域31には、その右方に配列された各アイコン13が示す各記録コンテンツを放送した放送局のチャンネル番号が文字情報として表示される。即ち、図5や図6の例では、「10ch」乃至「4ch」という文字情報が領域31に表示されている。
また例えば、蓄積コンテンツ一覧の下方の領域32においては、その上方に、現在主に表示されているジャンル平面11、即ち、視点12に最も近いジャンル平面11(以下、呈示対象ジャンル平面11と称する)に割り当てられたジャンルが文字情報として表示される。即ち、図5の例では「ドラマ」という文字情報が表示されていることから、現在主に表示されているアイコン13は、ドラマに属する記録コンテンツを示していることがわかる。一方、図6の例では「映画」という文字情報が領域32に表示されていることから、現在主に表示されているアイコン13は、映画に属する記録コンテンツを示していることがわかる。また、その下方には、現在ユーザにより選択されているアイコン13が示す記録コンテンツに関する情報、即ち、その記録コンテンツについてのジャンル、チャンネル、タイトル、方送日時等が文字情報として表示され、さらにその下方には、操作方法が文字情報として表示される。
なお、蓄積コンテンツ一覧に含める文字情報の内容は、図5や図6の例に限定されず任意の内容でよい。また、文字情報の表示位置も、図5や図6の例に限定されず任意の位置でよい。即ち、設計者等は、ユーザの便宜を考慮して、任意の文字情報を蓄積コンテンツ一覧の任意の位置に含めるような設計を行えばよい。
また、ユーザに呈示されている蓄積コンテンツ一覧は、上述したように、視点12をレンズ中心とする仮想的なカメラにより仮想的な3次元空間が撮影された場合のその2次元画像である。従って、呈示対象ジャンル平面11のみならず、その後方の幾つかのジャンル平面11に配置されたアイコン13も、蓄積コンテンツ一覧に表示されることになる。例えば図6の例では、領域33において、「映画」の次のジャンルが割り当てられたジャンル平面11に配置されたアイコン13のうちの、「4ch」の各記録コンテンツを示す各アイコン13が表示されていることがわかる。従って、ユーザは、呈示対象ジャンル平面11を更新する操作をしなくても、現在の呈示対象ジャンル平面11の後方の幾つかのジャンル平面11に配置されているアイコン13を視認すること、即ち、別のジャンルの記録コンテンツの存在を認識することができる。
また、図5や図6では表現しきれていないが、ユーザの便宜のため、文字情報を構成する文字に背景色をつけることで文字を読み易くしたり、背景色を半透明とすることで、現在の呈示対象ジャンル平面11の後方の幾つかのジャンル平面11に配置されているアイコン13の見易さを損ねないようにする、といった様々な画像処理を施すことも可能である。
次に、本発明のGUI表示手法における視点12の配置と移動の手法について説明する。
本実施のGUI表示手法では、ユーザの便宜のため、視点12の配置位置を、ユーザの操作に応じて移動できるようになっている。
本実施の形態では基本的に、視点12は、ユーザにより現在選択されているジャンルのひとつ前のジャンルが割り当てられたジャンル平面11上、即ち、現在の呈示対象ジャンル平面11のひとつ前のジャンル平面11上に配置される。この場合、視点12の注視点は、現在の呈示対象ジャンル平面11上の所定の点となる。
また、例えば本実施の形態では、ジャンル平面11上での初期配置位置は、X座標とZ座標については、記録日時s=0を上述した式(2)に代入した結果得られる(x,z)を採用し、また、Y座標については、チャンネル順番nc=0を上述した式(5)に代入した結果得られるyを採用するとする。
なお、以下、Y軸の方向をチャンネル軸方向と称する。また、ジャンル平面11においてチャンネル軸方向と直交する方向には、アイコン13が、記録日時sが新しい順に配置されていく。従って、ジャンル平面11においてチャンネル軸方向と直交する方向を、以下、時間方向と称する。
この場合、視点12の移動としては、時間方向への移動、チャンネル軸方向への移動、および、ジャンル間の移動の3種類が基本的に存在する。ここにジャンル間の移動とは、視点12が、現在配置されているジャンル平面11からそれに隣接する別のジャンル平面11上に移動することをいう。また、「基本的に」と記述したのは、図19と図20とを参照して後述する俯瞰視点への移動という別の種類も存在するからである。
これらの基本的な3種類の視点12の移動は、現在位置となる現在点と、移動先となる目的地点とを結ぶ直線上を毎時間決まった距離だけ移動することによって実現される。即ち、3種類の視点12の移動の違いは、目的地点が、時間方向の所定の点、チャンネル軸方向の所定の点、隣接するジャンル平面11上の所定の点にそれぞれ決定される違いだけである。即ち、目的地点が一度決定された後は、3種類の何れの種類の視点12の移動においても、その移動は全て同一の移動関数によって実行される。かかる移動関数は、例えば次の式(6)によって表される。
Figure 2007272468
なお、式(6)において、p(t)はある時刻tでの3次元空間中における視点12の位置を示し、ptは移動先となる目的地点の位置を示し、αは0<α<1を満たす移動速度係数を示している。また、時刻tは離散的に1単位ずつ進むとし、このため、ある時刻tの次の時刻がt+1で示されている。
この場合、次の不等式(7)が満たされるまでの間、時刻tを1つずつ進める度に、その都度、式(6)の演算結果の点p(t+1)まで視点12を移動させていく、といった処理が繰り返されていく。即ち、次の式(7)は、視点12の移動終了を満たすための不等式である。
Figure 2007272468
なお、不等式(7)において、dthは距離の閾値を示している。
即ち、視点12の現在の配置位置p(t)と目的地点ptとの間の距離が閾値dtnを下回るまでの間、上述した式(6)に従って視点12が平行移動していくことになる。そして、視点12の現在の配置位置p(t)と目的地点ptとの間の距離が閾値dtnを下回った段階で、即ち、不等式(7)が満たされた段階で、視点12の位置p(t)が目的地点ptまで移動され、これにより、その移動が終了となる。なお、視点12の注視点もこれらの式に従って同様に平行移動するとする。
具体的には例えば、ユーザは、現在選択中のジャンルに属する記録コンテンツを選択したりその記録コンテンツに関する情報を調べる場合に、所定の操作を行うことで、時間方向またはチャンネル軸方向に視点12を移動させることができる。なお、所定の操作自体は、特に限定されず、その操作器具に応じて様々な操作となり得るが、本実施の形態では例えば、いわゆる十字キーを含む操作器具が使用されるとして、視点12の移動方向に十字キーを押下する操作が採用されているとする。
この場合、十字キーが所定の方向に1回押下されると、視点12は、時間方向とチャンネル軸方向とのうちの十字キーの押下方向に対して平行に、現在選択中のアイコン13に隣接するアイコン13の中央の位置まで移動するとする。ここに、アイコン13の中央の位置とは、注視点がアイコン13の中心となる場合の視点12の配置位置をいう。即ち、かかるアイコン13の中央の位置が、目的地点ptとなる。換言すると、視点12の注視点が、現在選択中のアイコン13の中央から、それに隣接するアイコン13の中央まで移動する。
例えば図7に示されるように、現時刻t=0の視点12の配置位置が、現在選択中のアイコン13−Lの中央の位置としての点p(0)である場合、十字キーが右方向に1回押下されると、現在選択中のアイコン13−Lの右方に隣接するアイコン13−Rの中央の位置が目的地点ptとして決定される。その後、図8に示されるように、視点12は、上述した式(6)に従って時間方向に移動していく。そして、ある時刻Tに上述した式(7)が満たされると、その時刻Tの時点で視点12の配置位置p(T)が、図9に示されるように、目的地点ptまで移動され、これにより、その移動が終了となる。このとき、視点12の注視点も、視点12と連動して平行移動することになる。
なお、十字キーが左方向に1回押下された場合には、図示はしないが、十字キーが右方向に1回押下された場合の上述した移動と逆になる。即ち、図9の状態で十字キーが左方向に1回押下されると、図8とは反対方向に視点12が移動していき、図7の状態に戻ることになる。
以上説明したように、時間方向への視点移動の指示は、本実施の形態では、十字キーの左または右方向の1回押下操作となるが、かかる時間方向への視点移動の指示は、上述したように本実施の形態の例に特に限定されない。即ち、装置側にとっては、かかる時間方向への視点移動の指示がなされたと認識できれば、上述した図7乃至図9を用いて説明した処理(以下、時間方向への視点12の平行移動処理と称する)を実行できることになる。なお、このことについては、図23のステップS4とS5とを参照して後述する。
また例えば図10に示されるように、現時刻t=0の視点12の配置位置が、現在選択中のアイコン13−Uの中央の位置としての点p(0)である場合、十字キーが下方向に1回押下されると、現在選択中のアイコン13−Uの下方に隣接するアイコン13−Dの中央の位置が目的地点ptとして決定される。その後、図11に示されるように、視点12は、上述した式(6)に従ってチャンネル軸方向に移動していく。そして、ある時刻Tに上述した式(7)が満たされると、その時刻Tの時点で視点12の配置位置p(T)が、図12に示されるように、目的地点ptまで移動され、これにより、その移動が終了となる。このとき、視点12の注視点も、視点12と連動して平行移動することになる。
なお、十字キーが上方向に1回押下された場合には、図示はしないが、十字キーが下方向に1回押下された場合の上述した移動と逆になる。即ち、図12の状態で十字キーが上方向に1回押下されると、図11とは反対方向に視点12が移動していき、図10の状態に戻ることになる。
以上説明したように、チャンネル軸方向への視点移動の指示は、本実施の形態では、十字キーの上または下方向の1回押下操作となるが、かかるチャンネル軸方向への視点移動の指示は、上述したように本実施の形態の例に特に限定されない。即ち、装置側にとっては、かかるチャンネル軸方向への視点移動の指示がなされたと認識できれば、上述した図10乃至図12を用いて説明した処理(以下、チャンネル軸方向への視点12の平行移動処理と称する)を実行できることになる。なお、このことについては、図23のステップS6とS7とを参照して後述する。
また、例えば、ユーザは、ジャンルの選択の変更を行う場合、所定の操作を行うことで、視点12をジャンル間で移動させることができる。なお、所定の操作自体は、特に限定されず、その操作器具に応じて様々な操作となり得るが、本実施の形態では例えば、特定の2つのキーを含む操作器具が使用されるとして、特定の2つのキーのうちの、一方の押下により次のジャンルの選択を指示し、他方の押下により前のジャンルの選択を指示する操作が採用されているとする。そこで、以下、次のジャンルの選択を指示する特定のキーを、次キーと称し、前のジャンルの選択を指示する特定のキーを、前キーと称することにする。即ち、本実施の形態では、少なくとも十字キー、前キー、および次キーを含む操作器具が使用される。
この場合、前キーまたは次キーが1回押下されると、視点12は、現在の呈示対象ジャンル平面11のひとつ前のジャンル平面11上の位置から、その前後に隣接するジャンル平面11のうちの一方の上の位置に移動する。即ち、現在視点12が配置されているジャンル平面11のジャンル角がφのとき、φ±θで表されるジャンル角を有するジャンル平面11上に視点12が移動する。ここに、θは、上述した式(1)で示される1ジャンル分の角度である。
なお、本実施の形態では、移動後のジャンル平面11上の視点12は、上述した初期配置位置に配置された段階で、ジャンル間の移動は終了とする。即ち、本実施の形態では、移動前のジャンル平面11上の視点12が上述した初期配置位置以外の位置に存在するときには、移動後のジャンル平面11上の視点12は、その初期配置位置以外の位置に一旦移動されることになるので、その後、上述した時間軸方向とチャンネル軸方向への移動処理により、移動後のジャンル平面11上の初期配置位置に移動させた後、ジャンル間の移動を行うとする。ただし、ジャンル間の移動の開始点と終了点とは、本実施の形態に特に限定されず、それぞれ任意の点でよい。
ただし、説明の簡略上、移動前のジャンル平面11上の視点12の位置も初期配置位置であるとして、以下の説明を行っていく。
具体的には例えば、側面から見た図13と真上から見た図14に示されるように、現時刻t=0の視点12の配置位置が、ジャンル平面11−n1上の初期配置位置としての点p(0)であるとする。即ち、時間方向については、原点Oから、上述した式(2)でいう距離rだけ離間して、点p(0)が存在するとする。このとき、視点12の注視点は、次のジャンル平面11−n2上の初期配置位置、即ち、その初期配置位置に配置されたアイコン13−n2の中央となる。この状態で、次キーが1回押下されると、ジャンル平面11−n1の次のジャンル平面11―n2の初期配置位置が目的地点ptとして決定される。その後、側面から見た図15と真上から見た図16に示されるように、視点12は、上述した式(6)に従って直線的に移動していく。そして、ある時刻Tに上述した式(7)が満たされると、その時刻Tの時点で視点12の配置位置p(T)が、側面から見た図17と真上から見た図18に示されるように、目的地点ptまで移動され、即ち、ジャンル平面11―n2の初期配置位置まで移動され、これにより、その移動が終了となる。このとき、視点12の注視点は、ジャンル平面11−n2のさらに次のジャンル平面11−n3上の初期配置位置、即ち、その初期配置位置に配置されたアイコン13−n3の中央となる。
なお、前キーが1回押下された場合には、図示はしないが、次キーが1回押下された場合の上述した移動と逆になる。即ち、図17と図18の状態で前キーが1回押下されると、図15と図16とは反対方向に視点12が移動していき、図13と図14の状態に戻ることになる。
以上説明したように、ジャンル間の視点移動の指示、即ち、ジャンル変更の指示は、本実施の形態では、次キーまたは前キーの1回押下操作となるが、かかるジャンル変更の指示は、上述したように本実施の形態の例に特に限定されない。即ち、装置側にとっては、かかるジャンル変更の指示がなされたと認識できれば、上述した図13乃至図18を用いて説明した処理(以下、ジャンル間の視点12の移動処理と称する)を実行できることになる。なお、このことについては、図23のステップS8とS9とを参照して後述する。
さらに、本実施の形態では、図19に示されるように、各アイコン13よりも上方の位置に視点12を配置させてその注視点を原点Oにすることで、各アイコン13全体の配置をユーザが眺めることができる機能が設けられている。以下、かかる図19の位置の視点12を特に俯瞰視点12と称する。
以下、俯瞰視点12についてさらに説明する。
記録媒体に蓄積された記録コンテンツの数が増えてくると、たとえ、ジャンル毎に区切ったジャンル平面11上に各アイコン13を分類して配置させ、視点12のジャンル間の移動を行ったとしても、そのアイコン13の数、即ち、記録コンテンツの数をユーザが把握することは困難になってくる、という問題が発生する。そこで、かかる問題を解決すべく、視点12を3次元空間の上方に配置させ、その注視点をジャンル平面11の起点となる中心部分、即ち原点Oに設定させる。これにより、全体を俯瞰するための視点12、即ち、俯瞰視点12が実現される。この俯瞰視点12により生成された蓄積コンテンツ一覧をユーザに呈示することで、ユーザは、各ジャンルに相対的にどれだけの量の記録コンテンツが存在しているのかを一目するだけで認識できるようになる。ここに、俯瞰視点12により生成された蓄積コンテンツ一覧とは、俯瞰視点12をレンズ中心とするカメラが原点Oに焦点を合わせて3次元空間を撮影した場合に得られる画像であって、必要に応じて各種文字情報を含む画像をいう。
かかる俯瞰視点12へ変更させるためには、ユーザは、その指示を行うための所定の操作を行えばよい。すると、上述した図19に示されるように、視点12が上方から見下ろすように設定され、その結果、俯瞰視点12が実現される。この場合、かかる俯瞰視点12により生成された蓄積コンテンツ一覧は、例えば図20に示されるような画像となる。即ち、俯瞰視点12への変更指示のための所定の操作が行われると、図20の画像が蓄積コンテンツ一覧としてユーザに呈示される。
この図20の例では、各ジャンル平面11とXZ平面との各交差点(図1でいう区切り線11)が点線として表示されており、即ち、各ジャンル平面11自体は透明となっており、その結果、ユーザは、かかる各点線に沿った各アイコン13の量、即ち、各ジャンルに属する記録コンテンツの数を視覚的に把握することができる。これにより、ユーザは、取り溜めた記録コンテンツを消費する際に、どのジャンルから消費するのかの判断に役立てることができる。ここに、記録コンテンツを消費するとは、ユーザが記録コンテンツを視聴してその後必要に応じて消去することをいう。また、ユーザは、特定のジャンル平面11に多数のアイコン13が配置されていることを視覚的に把握することで、その特定のジャンル平面11に割り当てられたジャンルは自分の好きなジャンルであることを改めて認識できるようにもなる。
なお、俯瞰視点12への変更指示を行うための所定の操作としては、本実施の形態では例えば、特定のキーを含む操作器具が使用されるとして、その特定のキーの押下操作が採用されているとする。そこで、以下、俯瞰視点12への変更指示を行う特定のキーを、俯瞰キーと称することにする。即ち、本実施の形態では、少なくとも十字キー、前キー、次キー、および俯瞰キーを含む操作器具が使用される。
ただし、俯瞰視点12への変更指示は、本実施の形態の例に特に限定されない。即ち、装置側にとっては、かかる俯瞰視点12への指示がなされたと認識できれば、上述した図19と図20を用いて説明した処理(以下、俯瞰視点12への変更処理と称する)を実行できることになる。なお、このことについては、図23のステップS10とS11とを参照して後述する。
以上、本発明のGUI表示手法について説明した。
なお、本発明のGUI表示手法により呈示される蓄積コンテンツ一覧が有する機能としては、上述した視点12の移動機能にのみに限定されることなく、その他様々な機能を付加することができる。具体的には例えば、視点12をレンズ中心とする仮想的なカメラの視野角を操作する機能を付加することで、いわゆるズームイン/アウト効果を与えることが可能になる。即ち、カメラの視野角を小さくするとカメラがスクリーンへ映し出す3次元空間の領域、即ち、蓄積コンテンツ一覧として表示される2次元画像に含まれる領域が小さくなる。よって、スクリーンへ蓄積コンテンツ一覧として投影される3次元空間の領域が狭くなり、スクリーン上では拡大効果を得ることができる。逆に視野角を大きくすると、スクリーン上に蓄積コンテンツ一覧として映し出される3次元空間の領域は広くなるため、スクリーン上において縮小効果を与えることが可能となる。
かかる本発明のGUI表示手法が適用された情報処理装置の機能ブロック図が図21に示されている。即ち、図21は、本発明が適用される情報処理装置の機能的構成例を示している。
図21の例の情報処理装置101は、操作部201乃至表示部210を含むように構成されている。
操作部201は、ユーザにより操作され、その操作内容に対応する信号を入力制御部202に提供する。本発明のGUI手法では、上述したように、ユーザは、視点12を移動させるための各種指示操作を行うことができるので、操作部201は、かかる各種指示操作が可能な構成を有する必要がある。具体的には例えば本実施の形態では、上述したように、時間方向またはチャンネル軸方向への指示操作を行うための十字キー、ジャンル変更の指示操作を行うための前キーおよび次キー、並びに、俯瞰視点12への変更指示操作を行うための俯瞰キーが、少なくとも操作部201に設けられている。
入力制御部202は、操作部201からの信号に基づいて、ユーザの操作内容を認識し、その認識結果を画面情報制御部207に通知する。即ち、入力制御部202は、少なくとも、時間方向またはチャンネル軸方向への指示操作、ジャンル変更の指示操作、および、俯瞰視点12への変更指示操作を認識し、その認識結果を画面情報制御部207に通知する。
さらに、入力制御部202は、後述する図23のフローチャートに従った処理を実行する場合には、ステップS1とS13との判定処理を実行するために、操作部201からの所定の信号に基づいて、蓄積コンテンツ一覧の表示の指示と、その表示終了の指示とを認識する必要がある。なお、蓄積コンテンツ一覧の表示の指示と、その表示終了の指示とをユーザが行うために必要な操作部201の操作手法については、操作部201の構成に応じて設計者等が任意に決定できるものであるので、ここでは特に言及しない。
また、本実施の形態では、蓄積コンテンツはデジタル放送番組とされ、また、蓄積コンテンツ一覧の生成のためにEITから取得した番組情報が使用される。これらの番組やEITは、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)等で規定されているトランスポートストリームの形態で各放送局から伝送されてくる。なお、以下、トランスポートストリーム(Transport Stream)をTSと称する。そこで、このTSを受信するためのデジタル放送受信部203と、そのTSから番組やEITを適当な形態で抽出し必要に応じて適当な処理を施すデジタル放送受信処理部204とが、図21の例の情報処理装置101には設けられている。
換言すると、記録コンテンツの対象となるコンテンツや、蓄積コンテンツ一覧の生成のために必要な情報(以下、これらの2つをまとめてコンテンツ等と称する)が、別の伝送形態で送信されてくる場合には、その別の伝送形態に適した受信部と受信処理部とが必要になる。具体的には例えば、図示はしないが、インターネット等の所定のネットワークを介してコンテンツ等が伝送されてくる場合には、その所定のネットワークと接続して通信処理を行う機能が搭載された受信部や受信処理部が必要になる。
蓄積コンテンツ情報処理部205は、デジタル放送受信処理部204から提供されたコンテンツ等を記憶部206に記憶させる。即ち、本実施の形態では、デジタル放送受信処理部204から提供されたデジタル放送番組が、記録コンテンツとして記憶部206に記憶される。また、デジタル放送受信処理部204から提供されたEITも記憶部206に記憶される。
また、蓄積コンテンツ情報処理部205は、記憶部206に記憶された情報の読み出しや更新の制御を行い、必要に応じて、読み出した情報を画面情報制御部207に提供する。
具体的には例えば本実施の形態では、上述したように、アイコン13の配置位置を決定するための特定情報として、そのアイコン13が示す記録コンテンツのジャンル、記録日時、および、放送局情報が使用される。従って、蓄積コンテンツ情報処理部205は、各記録コンテンツについてのジャンル、記録日時として利用される放送日時、および、放送局情報を、記憶部206に記憶されている各EITからそれぞれ抽出して、画面情報制御部207に提供する。
また例えば本実施の形態では、上述したように、アイコン13には、それが示す記録コンテンツのサムネイル画像が表示される。このため、蓄積コンテンツ情報処理部205は、記憶部206に記憶されている各記録コンテンツから所定のフレーム等を抽出し、それをサムネイル画像として画面情報制御部207に提供する。或いは、蓄積コンテンツ情報処理部205は、デジタル受信処理部204からデジタル放送番組が提供されてきた段階で、そのデジタル放送番組を構成する映像ストリームの中から所定の1フレームをサムネイル画像として抽出し、そのサムネイル画像をデジタル放送番組とは別に記憶部206に予め記憶させておき、そのサムネイル画像を記憶部206から読み出して、画面情報制御部207に提供してもよい。
さらに例えば本実施の形態では、上述したように、蓄積コンテンツ一覧には、アイコン13の他各種文字情報も表示される。このため、蓄積コンテンツ情報処理部205は、文字情報として表示される情報、上述した図5の例ではタイトル等を、記憶部206に記憶されている各EITから適宜抽出し、画面情報制御部207に提供する。
なお以下、蓄積コンテンツ情報処理部205から画面情報制御部207に提供される各種情報をまとめて、蓄積コンテンツ情報と称する。即ち、例えば本実施の形態では、各蓄積コンテンツについてのEITから抽出された各種情報、具体的には例えばジャンル、記録日時として利用される放送日時、放送局情報、およびタイトル等が、蓄積コンテンツ情報のひとつである。また、各蓄積コンテンツのサムネイル画像もまた蓄積コンテンツ情報のひとつである。
画面情報制御部207は、蓄積コンテンツ情報処理部205から提供された蓄積コンテンツ情報と、入力制御部202から通知されたユーザの指示とに基づいて、蓄積コンテンツ一覧を画像データの形態で生成し、表示制御部209に提供する。なお、画面情報制御部207の詳細については、図22を参照して後述する。また、画面情報制御部207は、現在表示対象となっている蓄積コンテンツ一覧に関する画面情報を画面情報記憶部208に常に保持させておく制御を行う。ここに、画面情報とは、例えば、現在の視点12の位置や、画面の大きさ等をいう。
表示制御部209は、画面情報制御部207から画像データの形態で提供された蓄積コンテンツ一覧を、表示部210に適した形態の信号に変換し、表示部210に表示させる。即ち、表示部210には、上述した図5や図6に示されるような蓄積コンテンツ一覧が表示される。
図22は、画面情報制御部207の詳細な機能的構成例を示している。
図22の例では、画面情報制御部207は、3次元空間構築部311乃至蓄積コンテンツ一覧データ加工部319を含むように構成されている。
3次元空間構築部311は、3つの特定情報により座標が定義される仮想的な3次元空間をデータとして構築し、アイコン配置部312に提供する。
アイコン配置部312は、蓄積コンテンツ情報処理部205から提供された蓄積コンテンツ情報に基づいて、複数の記録コンテンツのそれぞれのサムネイル画像が表示される複数のアイコン13をそれぞれ生成する。そして、アイコン配置部312は、蓄積コンテンツ情報処理部205から提供された蓄積コンテンツ情報に基づいて、複数のアイコン13の各配置位置を決定する。各アイコン13の生成手法と配置位置決定手法とについては、上述した図1乃至図4を用いて説明済みであるので、ここでは省略する。そして、アイコン配置部312は、複数のアイコン13を3次元空間内の各配置位置にそれぞれ配置する。複数のアイコン13が配置された3次元空間のデータは、視点配置部313に提供される。
視点配置部313は、3次元空間内の所定の位置に視点12を配置させる。即ち、視点配置部313は、仮想的なカメラのレンズ中心を3次元空間内の視点12の位置にあわせ、また、そのカメラの焦点を注視点にあわせる。この視点12の位置や注視点の位置は、視点位置変更部314から通知される。即ち、視点位置変更部314は、変更後の視点12の位置を決定する。詳細には、視点位置変更部314は、入力制御部202から通知される各種指示に基づいて、所定時間単位で視点12を順次移動させた場合の各位置と、対応する注視点の各位置とを決定し、その決定内容を視点配置部313に通知する。なお、視点12の位置の決定手法、即ち、視点12の初期配置位置の決定手法や視点12の移動手法については、上述した図7乃至図20を用いて説明済みであるので、ここでは省略する。このようにしてカメラと各アイコン13が配置された3次元空間のデータは、撮影部315に提供される。
撮影部315は、カメラに3次元空間を撮影させ、その撮影の結果得られる2次元画像のデータを、蓄積コンテンツ一覧として文字情報付加部317に提供する。その際、各種撮影条件は、撮影条件設定部316から提供される。即ち、撮影条件設定部316は、入力制御部202から通知される指示等に基づいて撮影条件を設定し、その設定内容を撮影部315に通知する。ここに撮影条件とは、例えば上述したカメラの視野角等をいう。また、カメラの注視点の位置は、本実施の形態では視点位置変更部314により決定されているが、撮影条件の1つとして撮影条件設定部316により設定されるようにしてもよい。
文字情報付加部317は、蓄積コンテンツ情報処理部205から提供された蓄積コンテンツ情報に基づいて、撮影部315から提供された蓄積コンテンツ一覧の所定の領域に、各種文字情報を付加する。各種文字情報が付加された蓄積コンテンツ一覧は、蓄積コンテンツ一覧データ加工部319に提供される。
蓄積コンテンツ一覧データ加工部319は、その蓄積コンテンツ一覧のデータを加工し、表示制御部209に提供する。このデータの加工内容は、表示条件設定部318から提供された表示条件に従って決定される。即ち、表示条件設定部318は、入力制御部202から通知される指示等に基づいて表示条件を設定し、その設定内容を蓄積コンテンツ一覧データ加工部319に通知する。ここに表示条件とは、例えば上述した画面の大きさ等をいう。
また、視点位置変更部314により変更された視点12の位置や注視点の位置、撮影条件設定部316により設定された撮影条件、および、表示条件設定部318により設定された表示条件は、画面情報記憶部208に画面情報として記憶される。そこで、視点位置変更部314、撮影条件設定部316、および、表示条件設定部318は、入力制御部202からの指示のみならず、画面情報記憶部208に記憶されている画面情報も適宜参考にして、上述した自身の処理をそれぞれ実行する。
図23は、以上の図21と図22の機能的構成を有する情報処理装置101の処理(以下、一覧表示処理と称する)の一例を説明するフローチャートである。
ステップS1において、入力制御部202は、蓄積コンテンツ一覧の表示の指示がなされたか否かを判定する。
ステップS1において、蓄積コンテンツ一覧の表示の指示がなされていないと判定された場合、処理はステップS1に戻され、蓄積コンテンツ一覧の表示の指示がなされたか否かが再度判定される。即ち、蓄積コンテンツ一覧の表示の指示がなされるまでの間、ステップS1の判定処理が繰り返し実行される。
その後、ユーザが操作部201を操作して、蓄積コンテンツ一覧の表示の指示を行うと、ステップS1においてYESであると判定されて、その指示内容が画面情報制御部207に通知されて、処理はステップS2に進む。
ステップS2において、画面情報制御部207は、初期画面としての蓄積コンテンツ一覧を、表示制御部209を介して表示部210に表示させる。ここに、初期画面としての蓄積コンテンツ一覧とは、本実施の形態では例えば、ジャンル角φ=0のジャンル平面11のひとつ前のジャンル平面11上の初期配置位置に視点12が配置された場合の蓄積コンテンツ一覧をいう。
ステップS3において、入力制御部202は、ユーザの操作がなされたか否かを判定する。
ステップS3において、ユーザの操作がなされていないと判定された場合、処理はステップS3に戻され、ユーザの操作がなされたか否かが再度判定される。即ち、次のユーザの操作がなされるまでの間、ステップS3の判定処理が繰り返し実行され、蓄積コンテンツ一覧は更新されずにそのまま表示部210に表示され続ける。
その後、ユーザが操作部201を操作して何らかの指示を行うと、ステップS3においてYESであると判定されて、処理はステップS4に進む。
ステップS4において、入力制御部202は、ステップS3におけるユーザの操作指示とは、時間方向への視点移動の指示であるか否かを判定する。
本実施の形態では上述した十字キーが左/右方向に押下された場合に、ステップS4において時間方向への視点移動の指示であると入力制御部202により判定され、その判定結果が画面情報制御部207に通知され、処理はステップS5に進められる。ステップS5において、画面情報制御部207は、時間方向への視点12の平行移動処理を実行する。なお、時間方向への視点12の平行移動処理については、上述した図7乃至図9を用いて説明済みであるので、ここではその説明については省略する。
そして、ステップS12において、画面情報制御部207は、表示部210における蓄積コンテンツ一覧の表示を、表示制御部209を介し更新させる。これにより、視点12が時間方向に移動した後の蓄積コンテンツ一覧が表示部210に表示される。その後、処理はステップS3に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
これに対して、ステップS4において時間方向への視点移動の指示ではないと判定した場合、ステップS6において、入力制御部202は、ステップS3におけるユーザの操作指示とは、チャンネル軸方向への視点移動の指示であるか否かを判定する。
本実施の形態では上述した十字キーが上/下方向に押下された場合に、ステップS6においてチャンネル軸方向への視点移動の指示であると入力制御部202により判定されて、その判定結果が画面情報制御部207に通知され、処理はステップS7に進められる。ステップS7において、画面情報制御部207は、チャンネル軸方向への視点12の平行移動処理を実行する。なお、チャンネル軸方向への視点12の平行移動処理については、上述した図10乃至図12を用いて説明済みであるので、ここではその説明については省略する。
そして、ステップS12において、画面情報制御部207は、表示部210における蓄積コンテンツ一覧の表示を、表示制御部209を介し更新させる。これにより、視点12がチャンネル軸方向に移動した後の蓄積コンテンツ一覧が表示部210に表示される。その後、処理はステップS3に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
これに対して、ステップS6においてチャンネル軸方向への視点移動の指示ではないと判定した場合、ステップS8において、入力制御部202は、ステップS3におけるユーザの操作指示とは、ジャンル変更の指示であるか否かを判定する。
本実施の形態では上述した前キー/次キーが押下された場合に、ステップS8においてジャンル変更の指示であると入力制御部202により判定されて、その判定結果が画面情報制御部207に通知され、処理はステップS9に進められる。ステップS9において、画面情報制御部207は、ジャンル間の視点移動処理を実行する。なお、ジャンル間の視点移動処理については、上述した図13乃至図18を用いて説明済みであるので、ここではその説明については省略する。
そして、ステップS12において、画面情報制御部207は、表示部210における蓄積コンテンツ一覧の表示を、表示制御部209を介し更新させる。これにより、視点12の注視点が前後のジャンル平面11に移動した後の蓄積コンテンツ一覧が表示部210に表示される。その後、処理はステップS3に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
これに対して、ステップS8においてジャンル変更の指示ではないと判定した場合、ステップS10において、入力制御部202は、ステップS3におけるユーザの操作指示とは、俯瞰視点への変更指示であるか否かを判定する。
本実施の形態では上述した俯瞰キーが押下された場合に、ステップS10において俯瞰視点への変更指示であると入力制御部202により判定されて、その判定結果が画面情報制御部207に通知され、処理はステップS11に進められる。ステップS11において、画面情報制御部207は、俯瞰視点への変更処理を実行する。なお、俯瞰視点への変更処理については、上述した図19と図20を用いて説明済みであるので、ここではその説明については省略する。
そして、ステップS12において、画面情報制御部207は、表示部210における蓄積コンテンツ一覧の表示を、表示制御部209を介し更新させる。これにより、俯瞰視点12に移動した後の蓄積コンテンツ一覧が表示部210に表示される。その後、処理はステップS3に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
これに対して、ステップS10において俯瞰視点への変更指示ではないと判定した場合、ステップS13において、入力制御部202は、ステップS3におけるユーザの操作指示とは、蓄積コンテンツ一覧の表示終了指示であるか否かを判定する。
ステップS13において、蓄積コンテンツ一覧の表示終了の指示でないと判定された場合、処理はステップS3に戻され、それ以降の処理が繰り返される。なお、操作部201の操作として、上述した指示操作以外の別の操作が可能とされている場合には、その別の操作に対応する処理の実行後、処理はステップS3に戻される。
これに対して、ステップS13において、蓄積コンテンツ一覧の表示終了の指示であると判定された場合、この一覧表示処理は終了となる。なお、ここでいう蓄積コンテンツ一覧の表示終了の指示とは、蓄積コンテンツ一覧の表示消去の指示の他、結果として蓄積コンテンツ一覧の表示終了を指示することと等価となる別の指示、例えば所定のアイコン13に対応する蓄積コンテンツの再生指示等も含む広義な概念である。
上述した一覧表示処理も含む一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。
上述した一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合、本発明が適用される情報処理装置は、例えば、図24に示されるコンピュータで構成することもできる。
図24において、CPU(Central Processing Unit)401は、ROM(Read Only Memory)402に記録されているプログラム、または記憶部408からRAM(Random Access Memory)403にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM403にはまた、CPU401が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU401、ROM402、およびRAM403は、バス404を介して相互に接続されている。このバス404にはまた、入出力インタフェース405も接続されている。
入出力インタフェース405には、キーボード、マウスなどよりなる入力部406、ディスプレイなどよりなる出力部407、ハードディスクなどより構成される記憶部408、および、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部409が接続されている。通信部409は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
入出力インタフェース405にはまた、必要に応じてドライブ410が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどよりなるリムーバブル記録媒体411が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部408にインストールされる。
一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
このようなプログラムを含む記録媒体は、図24に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブル記録媒体(パッケージメディア)411により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM402や、記憶部408に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置や処理部により構成される装置全体を表すものである。
以上説明したように、本発明は、以下の点において効果が大きいと考えられる。
即ち、第1の点は、アイコン13の配置がユーザの目的としている蓄積コンテンツの特性を反映している点である。
第2の点は、3次元空間中に大量のアイコン13を表示することが可能である点である。
第3の点は、奥行き方向にあるアイコン13の存在を知ることができる点である。
第4の点は、ユーザとなる人間が備える空間認知能力を利用しているため、直感的に操作することが可能である点である。
以下、上述した第1の点乃至第4の点についてさらに詳しく言及する。
まず第1の点については、上述したように、アイコン13の配置位置は、そのアイコン13が示す蓄積コンテンツを特定可能な3つの特定情報、例えば上述した実施の形態では、ジャンル情報、チャンネル情報、および記録日時として使用される放送日時情報を元に決定される。その結果、アイコン13の配置位置は、それが示す蓄積コンテンツについての3つの特定情報を反映したものとなっている。これにより、ユーザは、コンテンツ情報を文字情報から捜す必要なく、視覚的に探すことが容易になる。
次に第2の点と第3の点については、3次元空間全体に各アイコン13を分布するような配置ルールを定めているため、多くのアイコン13を同時に配置し、ユーザへ呈示することが可能となる。また、ユーザが現在指定しているジャンルとは別のジャンルに属する蓄積コンテンツ群を、奥行き方向に見ることができるアイコン13によってその存在を認識することが可能となる。
最後に第4の点については、ユーザとなる人間が生まれ持って備えている空間認知能力を利用することで、あるアイコン13によって隠れているアイコン13は、視点12に対して奥方向に配置されていることをユーザに対して自然と理解させることが可能である。よって、ユーザは画面を見ながら視覚的に、かつ直感的な操作によって、対象としている蓄積コンテンツのアイコン13を探すことが可能となる。
本発明のGUI表示手法のうちの、アイコンの配置手法を説明する図である。 本発明のGUI表示手法のうちの、アイコンの配置手法を説明する図である。 本発明のGUI表示手法のうちの、アイコンの配置手法を説明する図である。 本発明のGUI表示手法のうちの、アイコンの構造手法を説明する図である。 本発明のGUI表示手法によりユーザに呈示される蓄積コンテンツ一覧の例を示す図である。 本発明のGUI表示手法によりユーザに呈示される蓄積コンテンツ一覧の例を示す図である。 本発明のGUI表示手法のうちの、時間方向への視点の平行移動手法を説明する図である。 本発明のGUI表示手法のうちの、時間方向への視点の平行移動手法を説明する図である。 本発明のGUI表示手法のうちの、時間方向への視点の平行移動手法を説明する図である。 本発明のGUI表示手法のうちの、チャンネル軸方向への視点の平行移動手法を説明する図である。 本発明のGUI表示手法のうちの、チャンネル軸方向への視点の平行移動手法を説明する図である。 本発明のGUI表示手法のうちの、チャンネル軸方向への視点の平行移動手法を説明する図である。 本発明のGUI表示手法のうちの、ジャンル間の視点移動手法を説明する図である。 本発明のGUI表示手法のうちの、ジャンル間の視点移動手法を説明する図である。 本発明のGUI表示手法のうちの、ジャンル間の視点移動手法を説明する図である。 本発明のGUI表示手法のうちの、ジャンル間の視点移動手法を説明する図である。 本発明のGUI表示手法のうちの、ジャンル間の視点移動手法を説明する図である。 本発明のGUI表示手法のうちの、ジャンル間の視点移動手法を説明する図である。 本発明のGUI表示手法のうちの、俯瞰視点への変更手法を説明する図である。 本発明のGUI表示手法のうちの、俯瞰視点への変更手法を説明する図である。 本発明が適用される情報処理装置の機能的構成例を示す機能ブロック図である。 図21の情報処理装置のうちの画面情報制御部の詳細な機能的構成例を示す機能ブロック図である。 図21の情報処理装置が実行する一覧表示処理例を説明するフローチャートである。 本発明が適用される情報処理装置の他の実施形態としての、コンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
11 ジャンル平面11 視点, 13 アイコン, 101 情報処理装置, 201 操作部, 202 入力制御部, 203 デジタル放送受信部, 204 デジタル放送受信処理部, 205 蓄積コンテンツ情報処理部, 206 記憶部, 207 画面情報制御部, 208 画面情報記憶部, 209 表示制御部, 210 表示部, 311 3次元空間構築部, 312 アイコン配置部, 313 視点配置部, 314 視点位置変更部, 315 撮影部, 316 撮影条件設定部, 317 文字情報付加部, 318 表示条件設定部, 319 蓄積コンテンツ一覧データ加工部, 401 CPU, 402 ROM, 403 RAM, 405 記録部, 411 リムーバブルメディア

Claims (10)

  1. 1以上のコンテンツの一覧をユーザに呈示する情報処理装置において、
    前記1以上のコンテンツの中から1つを特定するための3つの特定情報により座標が定義される仮想的な3次元空間を構築する構築手段と、
    前記1以上のコンテンツのそれぞれを対象コンテンツとし、前記構築手段により構築された前記3次元空間のうちの、前記対象コンテンツに関する前記3つの特定情報で決定される座標に、前記対象コンテンツを示すアイコンを配置するアイコン配置手段と、
    前記構築手段により構築された前記3次元空間の所定の位置に視点を配置する視点配置手段と、
    前記アイコン配置手段により1以上の前記アイコンがそれぞれ配置された前記3次元空間において、前記視点配置手段により配置された前記視点をレンズ中心とする仮想的なカメラが撮影を行う撮影手段と、
    前記撮影手段による撮影の結果得られた画像を、前記一覧として前記ユーザに呈示する呈示手段と、
    前記視点配置手段に前記視点の配置位置を変更させることで、前記視点の移動を行う視点変更手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記1以上のコンテンツのそれぞれは、複数の配信元のうちの所定の1つから所定の配信期間に配信され、かつ、複数のジャンルのうちの所定の1つに属しており、
    1つのコンテンツに関する前記3つの特定情報は、そのコンテンツの配信元を示す情報、そのコンテンツの配信期間、および、そのコンテンツが属するジャンルである
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記構築手段は、さらに、構築した前記3次元空間において、前記配信期間と前記ジャンルとにより2つの座標で表現される第1の平面上の所定の点から放射線状に、その第1の平面に対して垂直方向に、前記複数のジャンルのそれぞれに対応させた複数の第2の平面をそれぞれ配置させ、
    前記アイコン配置手段は、前記対象コンテンツが示す前記アイコンを、その対象コンテンツが属するジャンルに対応する前記第2の平面上に配置する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記アイコン配置手段は、前記第2の平面上の前記アイコンの配置として、前記第1の平面に垂直な方向には、前記複数の配信元のそれぞれについてのアイコン群を配置させ、前記第1の平面に水平な方向には、同一の配信元についての前記アイコン群に含まれる各アイコンを配信時間帯の順番で順次配置する
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記視点変更手段は、同一の前記第2の平面内での前記視点の移動として、前記第1の平面に垂直な方向と水平な方向とのうちの少なくとも一方への移動を行う
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記視点変更手段は、さらに、前記第2の平面間の前記視点の移動を行う
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記視点変更手段は、さらに、前記複数の第2の平面にそれぞれ配置された前記複数のアイコンを俯瞰できる位置に前記視点を移動させる
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記撮影手段による撮影の結果得られた前記画像に対して、前記1以上のコンテンツのうちの少なくとも1つに関する文字情報を付加する文字情報付加手段をさらに備え、
    前記呈示手段は、前記文字情報付加手段により前記文字情報が付加された前記画像を、前記一覧として前記ユーザに呈示する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 1以上のコンテンツの一覧をユーザに呈示する情報処理装置の情報処理方法において、
    前記1以上のコンテンツの中から1つを特定するための3つの特定情報により座標が定義される仮想的な3次元空間を構築し、
    前記1以上のコンテンツのそれぞれを対象コンテンツとし、構築された前記3次元空間のうちの、前記対象コンテンツに関する前記3つの特定情報で決定される座標に、前記対象コンテンツを示すアイコンを配置し、
    構築された前記3次元空間の所定の位置に視点を配置させ、
    1以上の前記アイコンがそれぞれ配置された前記3次元空間において、配置された前記視点をレンズ中心とする仮想的なカメラが撮影を行い、その撮影の結果得られた画像を、前記一覧として前記ユーザに呈示する呈示処理を実行し、
    前記視点の移動に伴いその配置位置が更新される度に、前記呈示処理を繰り返す
    ステップを含む情報処理方法。
  10. 1以上のコンテンツの一覧をユーザに呈示する処理を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記1以上のコンテンツの中から1つを特定するための3つの特定情報により座標が定義される仮想的な3次元空間を構築し、
    前記1以上のコンテンツのそれぞれを対象コンテンツとし、構築された前記3次元空間のうちの、前記対象コンテンツに関する前記3つの特定情報で決定される座標に、前記対象コンテンツを示すアイコンを配置し、
    構築された前記3次元空間の所定の位置に視点を配置させ、
    1以上の前記アイコンがそれぞれ配置された前記3次元空間において、配置された前記視点をレンズ中心とする仮想的なカメラが撮影を行い、その撮影の結果得られた画像を、前記一覧として前記ユーザに呈示する呈示処理を実行し、
    前記視点の移動に伴いその配置位置が更新される度に、前記呈示処理を繰り返す
    ステップを含むプログラム。
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