JP2001034380A - 3次元グラフィックス表示装置 - Google Patents

3次元グラフィックス表示装置

Info

Publication number
JP2001034380A
JP2001034380A JP20574799A JP20574799A JP2001034380A JP 2001034380 A JP2001034380 A JP 2001034380A JP 20574799 A JP20574799 A JP 20574799A JP 20574799 A JP20574799 A JP 20574799A JP 2001034380 A JP2001034380 A JP 2001034380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
dimensional
icon
processing step
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20574799A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Shin
吉高 新
Shigeru Matsuo
松尾  茂
Akihiro Katsura
晃洋 桂
Kimiyoshi Machii
君吉 待井
Kazuyoshi Koga
和義 古賀
Takashi Hoshino
剛史 星野
Satoko Kojima
聡子 小嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP20574799A priority Critical patent/JP2001034380A/ja
Publication of JP2001034380A publication Critical patent/JP2001034380A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Generation (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】小さな画面に複数のメニューを高率良く表示さ
せる表示装置を提供する。 【解決手段】インターネットの複数の接続先を種類別に
記憶する記憶部と、それぞれの接続先から画像データを
読み出して、2次元座標上に読み出したそれぞれの画像
データを種類別に3次元的に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインターネットをア
クセスする情報端末に係り、特にメニューの選択を容易
にするためにグラフィカル・ユーザ・インタフェース
(GUI)を使用した情報端末に関する。
【0002】
【従来の技術】第1の従来技術として、インターネット
の情報を表示する端末としては、例えば、日経バイトWi
ndows CE 2.0 日本語版発表 携帯性損なわれたHandhel
d PC,1998年4月号,22頁に記載の端末がある。
これらは、インターネットをアクセスするためのソフト
ウェアを内蔵しており、頻繁にアクセスするインターネ
ットのURL(Uniform Resource Locator)を記憶する
「ブックマーク」機能を持つ。ブックマークとはWWW
などのオンラインドキュメントにおいて、特定のページ
位置を記録したもので、特にWWWでは特定のWebペ
ージのURLをブックマークとして記録する。ブックマ
ークの選択操作は文字列で表示されるリストを用いて行
われる。
【0003】また第2の従来技術として、メニューを3
次元グラフィックスを使って表示するものが特開平9−9
7153号公報,特開平9−97154号公報,特開平9−97162号
公報などに開示されている。
【0004】また第3の従来技術として、多角形の分割
によりクリップ処理を行う三次元図形表示方法が特開平
10−149450号公報に開示されている。
【0005】また第4の従来技術として、URLをグラ
フィックス表示のブックマークとして3次元空間上に表
示する例が特開平11−45264 号公報に開示されている。
【0006】また第5の従来技術としてリンク関係にあ
る多数のURLを3次元的に表示する例が特開平9−171
452 号公報に開示されている。
【0007】また第6の従来技術として、URLのホー
ムページを読み込み、画像データとタイトル情報を取り
出し、特定の大きさに加工して絵柄アイコンとして表示
する例が特開平10−289250号公報に開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記第1の従来技術に
よれば、ブックマークの内容を見る場合、文字によるリ
ストの中から選択するため、画面が小さな装置では操作
が煩わしいという問題があった。
【0009】また、前記第2の従来技術は3次元グラフ
ィックスによって見やすい表示が可能になることを開示
しているが、ビデオサーバ向けのメニューでありインタ
ーネットのブックマークに対応した場合の手段などが開
示されていない。3次元グラフィックス処理に関し、シ
ステムのハードウェア物量を抑える手段についても開示
されていない。
【0010】また、前記第3の従来技術は、ハードウェ
ア物量を抑えるために、3次元クリッピング処理のない
グラフィックスプロセッサにおいて、簡易なクリッピン
グ処理を行う方法が開示されているが、テクスチャマッ
ピング処理に対応した場合の手段などが開示されていな
い。
【0011】また、前記第4の従来技術は、ブックマー
クの登録の工夫により3次元空間にブックマーク情報を
表示する際の操作性の問題を解決しているが、3次元空
間上にどのようにブックマーク情報を配置するか、ま
た、それに対しユーザがどのように操作するかといった
点については開示されていない。
【0012】また、前記第5の従来技術は、URLの各
階層を3次元表示することで視認性を高める工夫を行っ
ているが、階層間について3次元表示を活用していな
い。
【0013】また、前記第6の従来技術は、URLに対
応するホームページの画像をアイコン化する方法を開示
しているが、ブックマークの分類方法については言及し
ていない。
【0014】そこで本発明の第1の目的は、画面の解像
度が小さくても、たくさんのブックマークの中から所望
の情報を簡単にアクセスできるインターネット端末を提
供することにある。
【0015】また、本発明の第2の目的は、グラフィッ
クスプロセッサの2次元描画機能を用いた3次元クリッ
ピング処理方法により、低コストかつ低消費電力で、分
かりやすいGUIを利用可能なインターネット端末を提
供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明はインターネットの複数の接続先を種類別に
記憶する記憶部と、それぞれの接続先から画像データを
読み出して、2次元座標上に読み出したそれぞれの画像
データを前記種類別に3次元的に表示する処理装置とを
有することを特徴としている。
【0017】また、上記目的を達成するため、本発明は
画像を表示するための表示装置と、インターネットの複
数の接続先を種類別に記憶する記憶部と、それぞれの接
続先から画像データを読み出して、2次元座標上に読み
出したそれぞれの画像データを種類別に3次元的に表示
する処理装置とを有するグラフィックス表示装置とを有
することを特徴としている。
【0018】また、上記目的を達成するため、本発明は
画像を表示するための表示装置と、インターネットの複
数の接続先を種類別に記憶する記憶部と、それぞれの接
続先から画像データを読み出して、2次元座標上に前記
読み出したそれぞれの画像データと画像データの種類を
示す画像データとを種類別に3次元的に、かつ読み出し
た画像データと画像データの種類を示す画像データとを
異なった向きに表示する処理装置とを有するグラフィッ
クス表示装置とを有することを特徴とする。
【0019】また上記目的を達成するため、本発明はビ
ューボリュームにより3次元空間に配置された四角形の
テクスチャを2次元空間に写像し、ビューボリューム内
に入るように四角形を複数回分割することでクリッピン
グ処理を行うことを特徴とする。
【0020】また、上記目的を達成するため、本発明は
ビューボリュームにより3次元空間に配置された図形を
2次元空間に写像する手段と、ビューボリュームを包含
する許容領域の保持手段を有し、許容領域内に入る図形
の描画を行うことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】図1に、本発明を適用したシステ
ム構成を示す。インターネット端末20は、インターネ
ットにアクセスするための通信ソフト,情報を閲覧する
ブラウザソフト,電子メールをやり取りするソフトなど
を搭載する。ここでは、車載向けシステムを想定し通信
機器として携帯電話30を接続した場合を示している。
しかし、家庭内で使用する場合は、携帯電話の代りに市
販のモデムを使って接続しても良い。また、インターネ
ットの情報は表示器10に表示される。表示器10は、
車載用テレビや家庭用テレビが使用できる。また、イン
ターネット端末20は、リモコン40によって操作され
る。
【0022】インターネット端末20と表示器10はビ
デオ信号110を経由して接続する。ここで、表示器1
0の代わりに、市販されているナビゲーションシステム
のビデオ入力端子に接続することで、ナビゲーションシ
ステムと併用することも可能である。図2に、インター
ネット端末20の内部ブロック図を示す。CPU204は、イ
ンターネット端末20全体を制御するプロセッサであ
る。特に限定はしないが、ここでは、32bit RISC
プロセッサをコアにして、通信機能,液晶表示コントロ
ーラ,A/D変換器,D/A変換器,パラレル入出力等
の周辺制御機能をチップ内に集積した、いわゆるシング
ルチップマイコンを対象としている。このようなシング
ルチップマイコンとして、例えばHD6417707等がある。E
PROM207 は、紫外線によって消去可能な読み出し専用メ
モリであり、ブートプログラムと呼ばれる電源投入時に
最初にCPU204によって実行されるプログラムを格納して
おくためのメモリである。DRAM208 は、ダイナミックR
AMであり、CPU204の主メモリとして使用する。フラッ
シュメモリ209は、図4で示すプログラムや、電源を
切っても消えては困るデータ、例えば図6で示すテーブ
ルなどを格納するためのメモリであり、本装置内で書き
換えが可能な不揮発性メモリである。グラフィックスプ
ロセッサ211は、表示器10に対して画像を表示させ
るものである。グラフィックスプロセッサ211の機能
としては、CPU204からの指示に従って、グラフィックス
メモリ213に図形を描画する描画機能と、描画機能に
よって描画された画像を周期的に読み出して表示器10
に画像を表示させるための表示機能を持つ。
【0023】NTSCエンコーダ212は、グラフィッ
クスプロセッサ211によって出力されるRGBの画像
データをNTSC信号に変換するものである。NTSC
信号とは、日本や米国で用いられているアナログテレビ
ジョン信号である。USB(Universal Serial Bus)コ
ントローラは、インターネット端末20とUSBインタ
フェースを持った機器を接続するためのものである。U
SBはパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略
す)で用いられているインタフェースである。このた
め、パソコン用のマウス,CCDカメラ等の周辺機器を
インターネット端末20に接続可能となる。
【0024】モデムコントローラ215は、電話回線1
12とインターネット端末20を接続するためのもの
で、インターネットをアクセスすること、例えばインタ
ーネット上からURLに対応するデータを読み込むこ
と、などのために必要である。また、D/Aコンバータ
216は、DRAM208 上に保持している音声等のデジタル
データをアナログデータに変換する機能を持ち、アナロ
グアンプ218を通して音声を再生できる。この機能を
用いて、ユーザの操作に合わせて音を出すといったこと
が可能になる。モード設定SW203は、インターネッ
ト端末20の動作モードを指定する。例えば、ブートプ
ログラムにおいて、通常の動作モードとプログラムのバ
ージョンアップモードを切り替える。バージョンアップ
モードでは、フラッシュメモリ209の一括消去を行っ
た後、電話回線112を経由してインターネット上の他
の装置から新しいプログラムをダウンロードして、フラ
ッシュメモリ209に書き込む。こうすることによっ
て、どこでも簡単にインターネット端末20のプログラ
ムを更新できる。更に、CPU204は、複数の通信ポートを
内蔵している。そのうちの1つに、受光素子205を設
けることによってリモコン40から信号の受信が可能と
なる。また、RS−232Cドライバ206を設け、R
S−232C通信を可能とする。RS−232C通信は
従来から用いられている標準的なインタフェースである
ため、パソコンやモデムなどと接続することが可能とな
る。PCMCIAカードスロット210は、インターネット端
末20の機能拡張用インタフェースである。PCMCIAカー
ドスロットは、ノートタイプのパソコン用に開発された
インタフェースであり、小型機器の機能拡張に向く。PC
MCIAカードスロット210に搭載可能なものとしては、
拡張用メモリ,ハードディスクなどがあり、インターネ
ット端末20の拡張性を高めるだけでなく、インターネ
ットからパソコン等を用いて予めダウンロードしたデー
タをこれらの装置に保存し、インターネット端末20で
使用することで、車内からのインターネットアクセス時
間を短くできる効果がある。
【0025】図3は、グラフィックスメモリ213の構
成を示したものである。フレームバッファA2131,
フレームバッファB2132は表示器10に画像を表示
するための情報を記憶するバッファで、描画用と表示用
を交互に切り替えて表示のちらつきを抑えるために、2
つのバッファで構成している。テクスチャバッファ21
33は、テクスチャデータを保持する。テクスチャデー
タは四角形などにテクスチャと呼ばれる模様を貼付ける
ために必要で、3次元GUIの実現には必須である。デ
ィスプレイリストバッファ2134は四角形などの描画
命令列を保持する。
【0026】図4は、インターネット端末20のDRAM20
8 またはフラッシュメモリ209に保持されるソフトウ
ェアの構成を示したものである。OS500はインター
ネット端末20の動作全体を管理するためのもので、タ
スク管理を行う。デバイスドライバ501は、携帯電話
30とのデータ通信を行うためのドライバソフト,リモ
コンからの指示を受けとるためのドライバソフト,表示
器10の画面制御用ドライバソフトなどからなる。イン
ターネットブラウザ502は、インターネットの情報を
表示するためのソフトウェアである。このインターネッ
トブラウザ502はプラグインと呼ばれる拡張のための仕
組みを持つ。3次元表示プラグイン506は、インターネ
ットブラウザ502に3次元メニュー表示機能を拡張す
るものである。3次元表示ソフト504は、3次元表示
プラグイン506から受け取る情報を元に3次元表示を
行う。
【0027】リンクテーブル505,3次元メニューテ
ーブル503,3次元シーンデータ507は3次元GU
Iを実現するために必要なデータであり、インターネッ
ト端末20のDRAM208 上に保持する。リンクテーブル5
05はブックマークのリンク情報などの、3次元メニュ
ー表示用設定ファイルを保持する。リンクテーブル50
5は図8のような形式を用いてリレーショナルデータベ
ースで実現してもよいし、ユーザがカスタマイズしやす
いように、図9のようなHTML形式を用いてもよい。
3次元メニューテーブル503は3次元メニューの表示
用の座標やテクスチャデータなどの情報を持つ。3次元
シーンデータ507は、視点,ビューボリュームといっ
たシーンに関する情報であり、リモコン40からのユー
ザの入力を、受光素子205を介して受け取り、このユ
ーザの入力に応じて変化させることで3次元メニューの
対話的操作を可能とする。
【0028】インターネットブラウザ502は、頻繁に
アクセスするウェブサイトのURL(Uniform Resource
Locator)を、ブックマークとして記憶する手段を持
つ。登録したブックマークのURLに接続する場合は、
一般に、ブックマークの内容をリスト表示してカーソル
を所望の場所に合わせて選択する手法が取られている。
パソコンなどの画面の解像度が大きい装置(1024画
素×768画素程度)ではこの方法でも問題ないが、車
載端末などの解像度の小さい装置(320画素×240
画素)では一度に表示できるブックマークの数が極端に
少なくなり選択操作が煩わしくなる。
【0029】そこで、本発明ではブックマークの内容を
見やすくするためのメニュー画面を、3次元グラフィッ
クス表示を用いて選択するようにしている。
【0030】図5は、3次元グラフィックス表示の例を
示したものである。この図に示すように円形のテーブル
60の上にブックマークの内容である「コンテンツ」を
配置しているように表示を行う。テーブル60は、「天
気」68,「ニュース」69,「トラベル」70など、
8個のジャンルに分割されている。これらのジャンルは
アイコンによって表示するようにしており、一見しただ
けでそれらを認識できるようにしている。これらのジャ
ンルアイコンは、常に正面を向くように表示される。こ
の理由は、利用者に対してどのようなジャンルがあるか
を常に示すことができるようにするためである。それぞ
れのジャンルのアイコンの後ろには、ジャンルに関係す
る「コンテンツ」がアイコンによって表示される。例え
ば、ニュースのジャンルに関係する「ホームページ1」
のアイコン63は、「ホームページ1」の特徴を表す絵
柄によるアイコンで表示される。「ホームページ1」6
3の後ろには、ニュースのジャンルに関係する「ホーム
ページ2」62、またその後ろには「ホームページ3」
61が配置されている。この「ホームページ」の配置順
序はユーザの「お気に入り」の度合いによって決定され
る。つまり、一番手前にあるものが「お気に入り」の度
合いが最も高く、後ろに行くにつれ「お気に入り」の度
合いが小さくなる。本発明は、このような「お気に入
り」の度合いにより、「コンテンツ」の表示位置を変
え、表示位置が後ろになるほど小さく表示することによ
って、視認性を向上させている。そして、このような表
示を行うために本発明は3次元シーンデータ507に基
づく透視変換処理を伴った3次元表示を行っている。
【0031】図5に示した表示を3次元モデルとして表
現するための座標の決め方の一例について説明する。ジ
ャンル数N、一ジャンル当たりのコンテンツ数Mとす
る。テーブルは頂点Aij,Bij,Cij,Dijからなる四
角形の集合で構成されているとする。ただし、i=0,
…,N−1、j=0,…,Mである。このとき、 Aij=((j−0.5)・sin(2πi/N),0,(j−0.5)
・cos(2πi/N)) Bij=((j−0.5)・sin(2π(i+1)/N),0,(j
−0.5)・cos(2π(i+1)/N)) Cij=((j+0.5)・sin(2πi/N),0,(j+0.5)
・cos(2πi/N)) Dij=((j+0.5)・sin(2π(i+1)/N),0,(j+
0.5)・cos(2π(i+1)/N)) として計算する。
【0032】図6は、図5の表示を実現するための、3
次元メニューテーブル503の例である。ジャンルID
5031はジャンルの識別子である。コンテンツID50
32はコンテンツの識別子である。アイコン座標5033
はアイコンの3次元空間上での座標を表している。ここ
ではテーブルの中心を原点とし、高さ方向をy,奥行き
方向をzとしている。テクスチャ開始位置5034はア
イコンのテクスチャデータをテクスチャバッファ213
3に読み込んだ位置を表す。この位置は図3のグラフィ
ックスメモリ213の構成により、グラフィックスメモ
リ213上のアドレスと対応付けられる。
【0033】テクスチャサイズ5035はアイコンのテ
クスチャデータの大きさを表す。重ね書きテキスト50
36は、アイコンの上に重ね書きする文字列である。ビ
ルボード表示5037がONのときには、アイコンを常
に画面手前の方向に向けるように座標変換を行う。OF
Fのときはこのような座標変換は行わない。図5のよう
にジャンルアイコンのみをビルボード表示する場合に
は、図6の3次元メニューテーブル503の中の、コン
テンツID5032が0のものについて、ビルボード表
示5037を予めONとする。アイコンの大きさ503
8はアイコンの3次元空間上での大きさを表しており、
アイコン座標5033で用いている座標系を基準に大き
さを決める。
【0034】図6のアイコン座標5033の値の決め方
の例について述べる。図5の例と同じく、N,M,i,
jを用いたとき、アイコン座標5033 PijはPij=
(j・sin(2π(i+Tj)/N),0,j・cos(2π(i+
Tj)/N))のように計算する。ここで、Tjは中心か
らのずれを表し、例えば{T0,…TM-1}={0.0,0.
0,0.3,−0.3,0.3,0.0,−0.3}のよう
に定義すれば、図5のようなアイコンの表示が可能にな
る。
【0035】図7(a)は、図5の情報を表示器10に写
像するために必要な3次元シーンデータ507の構成で
ある。ビューボリューム5071は、視点から前クリッ
プ面までの距離(n)50711と、視点から後クリップ
面までの距離(f)50712と、視野角(θ)50713
から決まる錐体の領域(図7(b))として定義したもの
である。ビューボリューム5071の他の定義として、
視野角(θ)50713ではなく、前クリップ面の大きさ
を用いるものもあるが、簡単のために図7の定義を用い
る。視点5072は視点位置(Ex,Ey,Ez)50
721と視線方向(Fx,Fy,Fz)50722によ
って定義している。一般的な3次元グラフィックス処理
においては、ビューボリューム5071と視点5072
の情報を用いて、アイコン座標5033のような3次元
座標を、表示器10に表示するための2次元座標に変換
する。
【0036】ここで、視点5072の決め方の例につい
て述べる。例えば、図6のアイコン座標5033 Pij
にあるアイコンを正面から見る場合、視点位置5072
1は (Ex,Ey,Ez)=Pij−(sin(2π(i+Tj)/N),0,cos(2
π(i+Tj)/N)) として計算できる。また、視点方向50722は (Fx,Fy,Fz)=(sin(2π(i+Tj)/N),0,
cos(2π(i+Tj)/N)) として計算できる。
【0037】図8は、リンクテーブル505の内容を示
したものである。ジャンルファイル5050はジャンル
に関する情報を持つ。さらに、ジャンル毎にコンテンツ
ファイル0「天気」5051,コンテンツファイル1
「ニュース」5052,コンテンツファイル2「トラベ
ル」5053を持つ。
【0038】それぞれのテーブルの中には、ID5054,タ
イトル5055,画像のURL5056,リンク先のURL5057が
ある。ID5054は、お気に入りの度合いを示すもので0番
が最も度合いが高く、例えば「ニュース」ジャンルの中
では、図5の画面においては「ホームページ1」63に
該当する。タイトル5055はアイコンの上に重ねて表
示したい文字列を表す。画像のURL5056 はアイコンの画
像データの場所を示している。リンク先URL5057 はアイ
コンの対応するリンク情報を示す。ジャンルファイル5
050の場合は、リンク先URL5057 は各ジャンルに対応
するコンテンツファイルの存在するURLを示す。リン
クテーブル505のデータ構造は図5の表示方法だけで
なく、従来の2次元的なブックマーク表示にも使用でき
る。また、リンクテーブル505のファイル形式は特に
問わない。市販のリレーショナルデータベースにより実
現しても良いし、HTML,XMLのようなタグ付きの
言語で記述してもよい。
【0039】図9は、ジャンルファイル5050をリン
クテーブル505に、汎用のHTML形式で保持する例であ
る。リンク先のURL5057 は<a href>タグを使用する。
画像のURL5056 は<img src>タグを使用する。タイト
ル5055は<img alt>タグを使用する。これによ
り、3次元表示プラグイン506を持たないインターネ
ットブラウザにおいてもジャンルファイル5050を閲
覧可能となる。このような仕組みを用意することで、ユ
ーザがリンクテーブル505を自由にカスタマイズ可能
である。
【0040】図10は、CPU204で処理する3次元表示プ
ラグイン506機能の一つの、図8に示したリンクテー
ブル505に含まれる情報を図6に示した3次元メニュ
ーテーブルのデータ構造に変換するフローを示したもの
である。これはまず、処理ステップ511で、図8のジ
ャンルファイル5050を読み込む。処理ステップ51
2で、変換処理中のIDを表す変数iを0に初期化す
る。処理ステップ513で、IDがiの「画像のURL」
5056に存在するインターネット上の画像データを電
話回線112を経由して読み込み、空いているテクスチ
ャバッファ2133の座標を検索してそこに書き込み、その
座標と、画像データに付随する画像サイズを保持する。
処理ステップ514で、513でロードしたテクスチャ
の座標とサイズを図6の3次元メニューテーブルのテク
スチャの座標5034とテクスチャのサイズ5035に
書き込む。処理ステップ515で、IDがiの「タイト
ル」5055から文字列を読み込み、図6の3次元メニ
ューテーブルの「重ね書きテキスト」5036に書き込
む。処理ステップ516で、図11に示すコンテンツフ
ァイルの変換処理を行う。処理ステップ517で、変換
処理中のIDを表す変数iに1を加える。処理ステップ
518で、ジャンルファイル内に処理が必要なデータが
残っているなら513に戻り、残っていないならば終了
する。
【0041】図11は、図10に示す処理ステップ51
6の処理の詳細アルゴリズムである。まず、処理ステッ
プ5161で、図8のコンテンツファイルiを読み込
む。処理ステップ5162で、変換処理中のIDを表す
変数jを0に初期化する。処理ステップ5163で、I
Dがjの「画像のURL」5056に存在する画像デー
タを読み込み、空いているテクスチャバッファ2133
の座標を検索してそこに書き込む。処理ステップ516
4で、5163で読み込んだテクスチャの座標と画像デ
ータのサイズを、図6に示す3次元メニューテーブルの
テクスチャの座標5034とテクスチャのサイズ503
5に書き込む。処理ステップ5165で、IDがjの
「タイトル」5055から文字列を読み込み、3次元メ
ニューテーブルの重ね書きテキスト5036に書き込
む。処理ステップ5166で、変換処理中のIDを表す
変数jに1を加える。処理ステップ5167で、コンテ
ンツファイルi内に処理が必要なデータが残っているな
ら5163に戻り、残っていないならば終了する。
【0042】図12は、図10と図11の処理で生成し
た図6の3次元メニューテーブル503のあるデータ1
行と図7の3次元シーンデータ507から、グラフィッ
クスプロセッサ211用の描画命令を生成するフローを
示したものである。まず、処理ステップ521で、ビル
ボード表示5037の情報を読み、OFFであれば処理
ステップ522に、ONであれば処理ステップ523に
進む。処理ステップ522で、アイコン座標5033と
アイコンの大きさ5038を読み、テーブル60と垂直
な面上に円の中心方向を向くように四角形の頂点座標を
計算し、処理ステップ524に進む。処理ステップ52
2の例を、図5,図6の説明で例示した数式を用いて説
明する。この四角形の頂点座標Eij,Fij,Gij,Hij
は Eij=Pij+((Sij/2)・cos(2π(i+Tj)/N),
Sij/2,−(Sij/2)・sin(2π(i+Tj)/N)) Fij=Pij+((Sij/2)・cos(2π(i+Tj)/N),
−Sij/2,−(Sij/2)・sin(2π(i+Tj)/N)) Gij=Pij+(−(Sij/2)・cos(2π(i+Tj)/
N),Sij/2,(Sij/2)・sin(2π(i+Tj)/
N)) Hij=Pij+(−(Sij/2)・cos(2π(i+Tj)/
N),−Sij/2,(Sij/2)・sin(2π(i+Tj)/
N)) のように計算する。ただし、Sijはアイコンの大きさ5
038である。
【0043】処理ステップ523で、アイコン座標50
33とアイコンの大きさ5038を読み、視線方向50
722に追従するように四角形の各頂点座標を計算す
る。処理ステップ523の例として、まず処理ステップ
522と同じように頂点座標を計算し、次に、3次元シ
ーンデータ507の情報を元にビルボード処理を行う。
このビルボード処理は、SIGGRAPH98のCOURSE NOTES C
D−ROM に収められているProgramming with OpenG
L:Advanced Renderingのp.51の方法を用いることで
実現できる。
【0044】処理ステップ524で、522または52
3で計算した四角形の頂点座標を、3次元シーンデータ
507を用いて、表示器10の2次元座標系に変換す
る。処理ステップ525で、テクスチャ開始位置503
4とテクスチャサイズ5035を読む。処理ステップ5
26で、四角形に関してビューボリューム5071の内
外判定処理を行う。ビューボリューム5071とは視野
角50713から決まる円錐形の3次元空間のうち、視
点から前クリップ面までの距離50711と視点から後
クリップ面までの距離50712の間の部分をあらわ
す。ここで、四角形の内外判定処理とは、四角形の頂点
が全てビューボリューム内であれば、その四角形は完全
ビューボリューム内と判定し、四角形の頂点が全てビュ
ーボリューム外であれば、その四角形は完全ビューボリ
ューム外と判定する。どちらでもない場合、すなわち四
角形の一部がビューボリューム内であるときは、クリッ
プ面と交差していると判定する。
【0045】処理ステップ527で、526の判定結果
を判断し、完全ビューボリューム外であれば処理を終了
し、そうでなければ処理ステップ528に進む。処理ス
テップ528で、526の判定結果を判断し、完全ビュ
ーボリューム内であれば処理ステップ529に進み、そ
うでなければ、つまりクリッピング面と交差している場
合は、処理ステップ53に進む。処理ステップ529
で、グラフィックスプロセッサ211用の描画コマンド
2111を生成し、ディスプレイリストバッファ213
4に書き込み、処理ステップ55に進む。処理ステップ
53で、四角形のクリッピング処理を行う。処理ステッ
プ55で、重ね書きテキスト5036の描画コマンドを
生成し、処理を終了する。ここで、描画コマンドは図1
3に示すような四角形描画コマンドのフォーマット21
11に従って生成する。
【0046】上記アルゴリズム52を3次元メニューテ
ーブル503の全てのデータに対して適用すれば、イン
ターネット端末20を用いて、図5のような3次元メニ
ューを表示できる。
【0047】処理ステップ53の四角形のクリッピング
処理は、グラフィックスプロセッサ211に3次元クリ
ッピング処理機能が含まれていれば、それを用いて容易
に実現できる。しかし、一般に3次元処理機能はハード
ウェアの物量を多く必要とするために、コストや消費電
力に関して問題がある。そこで、2次元の四角形描画機
能を持つグラフィックスプロセッサ211によって、処
理ステップ53を実現するための手法を、図13から図
15を用いて説明する。
【0048】図13に、グラフィックスプロセッサ21
1の四角形描画コマンド2111のフォーマットを示
す。四角形描画コマンド2111は命令コード,描画モ
ード,テクスチャの開始x座標(TXS),テクスチャの
開始y座標(TYS),テクスチャの幅(TDX),テクス
チャの高さ(TDY),第1頂点のx座標(DX1),第1
頂点のy座標(DY1),第2頂点のx座標(DX2),第
2頂点のy座標(DY2),第3頂点のx座標(DX3),
第3頂点のy座標(DY3),第4頂点のx座標(DX
4),第4頂点のy座標(DY4)からなる。
【0049】図14に、四角形描画コマンドの動作21
12を示す。グラフィックスプロセッサ211は四角形
描画コマンド2111を実行すると、テクスチャバッフ
ァ2133の矩形領域(TXS,TYS)−(TXS+T
DX−1,TYS+TDY−1)に存在するテクスチャ
を、フレームバッファA2131上の四角形(DX1,
DY1)−(DX2,DY2)−(DX3,DY3)−(DX
4,DY4)に、形を変形して貼付ける。
【0050】図15は、図13と図14で示した四角形
描画コマンド2111により、処理ステップ53のクリ
ッピング処理を行うフローを示したものである。一般的
に3次元処理で用いられるビューボリューム境界との交
点計算によるクリッピングアルゴリズムを使用すると、
四角形のビューボリューム内部分のみを描画するような
仕組みがない限り、四角形描画コマンド2111ではテ
クスチャを正しく貼ることはできない。このような仕組
みは一般にハードウェア物量が増加するため、2次元グ
ラフィックスプロセッサではサポートしないことが多
い。そこで、交点計算の代わりに面分割によるクリッピ
ングアルゴリズムを適用する。説明を簡単にするため
に、四角形(DX1,DY1)−(DX2,DY2)−(D
X3,DY3)−(DX4,DY4)を四角形ABCDと
表記する。
【0051】まず、処理ステップ531で、四角形AB
CDの各辺の中点EFGHと重心Iを計算する。処理ス
テップ532で、テクスチャサイズ(TDX,TDY)を
半分にする。処理ステップ533で、四角形AEIHに
ついてビューボリュームの内外判定処理54を行う。処
理ステップ534で、テクスチャ開始位置を(TXS,T
YS+TDY)に変更する。処理ステップ535で、四
角形HIGDについてビューボリュームの内外判定処理
54を行う。処理ステップ536で、テクスチャ開始位
置を(TXS+TDX,TYS)に変更する。処理ステッ
プ537で、四角形EBFIについてビューボリューム
の内外判定処理54を行う。処理ステップ538で、テ
クスチャ開始位置を(TXS+TDX,TYS+TDY)
に変更する。処理ステップ539で、四角形IFCGに
ついてビューボリュームの内外判定処理54を行う。
【0052】ここで、ビューボリュームの内外判定処理
54として、図12の処理ステップ526,527,5
28,529,530からなるアルゴリズムを用いれ
ば、四角形ABCDのビューボリューム内の部分のみを
描画するような描画コマンド列が生成できるが、描画コ
マンド列が非常に多く生成される可能性があり、実用的
でない。特にビューボリュームの前クリップ面につい
て、これを解決する方法として許容境界面5073とい
う概念を導入する。図16から図19を用いて、これを
説明する。
【0053】図16は、図7の3次元シーンデータ50
7に対し、新たに視点から許容境界面までの距離(n′)
50731を追加したことを示す図である。
【0054】図17に、許容境界面5073と許容領域
5074の説明を示す。許容境界面5073は視点50
72とビューボリューム5071の前クリップ面の間
に、前クリップ面と平行に配置する。ここで、許容境界
面5073の配置は視点から許容境界面までの距離
(n′)50731により自由に決めることができる。
【0055】ビューボリューム5071の前クリップ面
を、許容境界面5073に置き換えてできる錐体の領域
を許容領域5074と定義する。許容領域5074は、
クリッピング処理の内外判定において、図形の一部がビ
ューボリューム5071外にはみ出している場合におい
て、図形全体をビューボリューム5071内と判定して
もかまわないとする領域である。
【0056】図18に、許容境界面5073を用いた内
外判定処理54のアルゴリズムを示す。まず、処理ステ
ップ541で、ビューボリューム5071の内外判定処
理を行う。処理ステップ542で、541の判定結果を
判断し、ビューボリューム外であれば処理を終了し、そ
うでなければ処理ステップ543に進む。処理ステップ
543で、許容領域5074の内外判定処理を行う。処
理ステップ544で、543の判定結果を判断し、許容
領域内であれば処理ステップ545に進み、そうでなけ
れば処理ステップ53を呼び出す。処理ステップ545
で、グラフィックスプロセッサ211用の描画コマンド
2111を生成し、ディスプレイリストバッファ213
4に書き込む。
【0057】図19に、図15と図18で示したアルゴ
リズムの幾何学的説明55を示す。(i)はビューボリュ
ーム5071からはみ出し、許容境界面5073と交差
している四角形ABCDを表す。(ii)はこの四角形AB
CDについて処理ステップ53を一段階適用したもので
ある。四角形AEIHはビューボリューム5071に一
部入っており、かつ、完全に許容領域5074内に入っ
ているので処理ステップ545により描画される。四角
形HIGDと四角形IFCGはビューボリューム507
1の外なので、処理ステップ542の判断により描画さ
れない。四角形EBFIはビューボリューム5071に
一部入っているが、許容領域5074からはみ出してい
る部分があるので、処理ステップ53を適用し、さらに
分割する必要がある。(iii)は四角形EBFIに処理ス
テップ53を一段階適用したものである。アルゴリズム
を同様に適用することで、四角形ELJKのみが描画さ
れる。
【0058】ここで、本表示装置の操作について説明す
る。図5に示したメニュー画面において、ユーザはリモ
コン40によって好みのホームページを選択する。これ
によって、選択されたホームページが拡大表示され、当
該ホームページのインターネットと接続される。
【0059】リモコン40には、上下左右を指示するた
めのボタンあるいは十字キーと、決定するためのボタン
を備えている。ユーザによって装置に電源が投入され、
図5のようなメニュー画面が表示されると、中心に位置
するジャンルのアイコンの色を他のジャンルのアイコン
の色と変えて表示する。例えば、図5では「ニュース」の
アイコン69の色を変えて表示する。ユーザは、好みの
ホームページを上下左右を指示するためのボタンあるい
は十字キーによって選択する。上方向のボタンあるいは
上方向に十字キーを押すと、「ニュース」のアイコン6
9を元の色に戻し、その上に位置する「ホームページ
1」のアイコン63の色を変える。下方向のボタンある
いは下方向に十字キーを押すと、「ホームページ1」の
アイコン63を元の色に戻し、その下に位置する「ニュ
ース」のアイコン69の色を変える。また、右方向のボ
タンあるいは右方向に十字キーを押すと、テーブル60
が左に回転し、同じ「お気に入り」の度合いのアイコン
の色を変える。例えば、ホームページ1のアイコン63
の色が変わっているときに、右方向のボタンあるいは右
方向に十字キーを押すと「天気」のジャンルが中心に来
るようにテーブル60が回転し、「ホームページ6」の
アイコン65の色を変える。このようにテーブル60が
回転すると、「天気」のジャンルの右隣の新たなジャン
ルが表示され、「トラベル」のジャンルが消える。ま
た、左方向のボタンあるいは左方向に十字キーを押した
場合も同様である。例えば、ホームページ1のアイコン
63の色が変わっているときに、左方向のボタンあるい
は左方向に十字キーを押すと「トラベル」のジャンルが
中心に来るようにテーブル60が回転し、「ホームペー
ジ4」のアイコン67の色を変える。このようにしてア
イコンの色を変えて選択し、決定ボタンを押すことによ
ってホームページを決定する。
【0060】尚、色を変える変わりにカーソルを使って
も同じである。つまり、上下方向にボタンあるいは十字
キーが押された場合は、カーソルを移動させ、左右方向
にボタンあるいは十字キーが押された場合は、テーブル
を回転させる。
【0061】テーブルを回転する場合は、図6に示した
アイコン座標5033のX座標をリモコンからの指示に
よって変えることによって実現することができる。
【0062】また、「ホームページ2」のアイコン62
の「お気に入り」の度合いを高くして手前に表示するに
は、まず「ホームページ2」のアイコン62を選択す
る。次に、「お気に入り」のボタンを押すことによって
「ホームページ2」のアイコン62が手前に移動し、
「ホームページ2」のアイコンが後ろへ移動する。これ
は、図6のコンテンツID5032を変えることによっ
て実現することができる。例えば、コンテンツIDが3
のアイコンについて「お気に入り」のボタンが押された
ら、このアイコンのコンテンツIDを2(3−1=2)と
し、同じジャンルIDで、同じコンテンツID2のもの
を3(2+1=3)とする。これにより、選択したアイコ
ンを1つ手前に移動させることができる。
【0063】以上説明した実施例では、3次元表示を行
うホームページについてユーザの「お気に入り」の度合
いを考慮したものについて説明したが、この他にも、ジ
ャンルとホームページのそれぞれにユーザの「お気に入
り」の度合いを考慮してもよい。このようにすること
は、最初に画面表示を行う際に都合がよい。例えば、ジ
ャンルについてユーザの「お気に入り」の度合いが最も
高いものを画面の中心に、その隣に次に「お気に入り」
の度合いが高いものを表示するようにする。例えば、
「ニュース」のジャンルが最も「お気に入り」の度合い
が高く、次に「トラベル」のジャンルの「お気に入り」
の度合いが高く、次に「天気」のジャンルの「お気に入
り」の度合いが高い場合に、図5のような表示となる。
このようにすると、最初に表示を行う際に、常にユーザ
の「お気に入り」の度合いが高いものが、画面の中心に
表示される。このような表示を行うためには、図6に示
すジャンルID5031が「0」のものを中心に表示す
るようにアイコン座標5033を設定すればよい。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、たくさん
のブックマークの内容を表示することが可能となり、操
作性を向上させることができる。また、低コスト,低消
費電力で3次元表示可能なインターネット端末を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インターネット端末の全体図。
【図2】インターネット端末の内部ブロック図。
【図3】グラフィックスメモリの構成例。
【図4】インターネット端末のソフト構成例。
【図5】ブックマークの3次元表示例。
【図6】3次元メニューテーブルの例。
【図7】3次元シーンデータの構成例。
【図8】リンクテーブルの例。
【図9】リンクテーブルのHTML記述例。
【図10】ジャンルファイルの変換アルゴリズム。
【図11】コンテンツファイルの変換アルゴリズム。
【図12】3次元メニューテーブルの3次元表示処理ア
ルゴリズム。
【図13】四角形描画コマンドのフォーマット。
【図14】四角形描画コマンドの動作例。
【図15】面分割クリッピングのアルゴリズム。
【図16】3次元シーンデータに、許容境界面の情報を
付加した例。
【図17】許容境界面と許容領域の説明図。
【図18】許容境界面を導入した内外判定処理アルゴリ
ズム。
【図19】許容境界面によるクリッピング処理の説明
図。
【符号の説明】
10…表示器、20…インターネット端末、30…携帯
電話、40…リモコン、60…3次元空間上に配置され
たアイコンを載せるための円形テーブル、61〜70…
アイコン、204…CPU、208…DRAM、209
…フラッシュメモリ、211…グラフィックスプロセッ
サ、213…グラフィックスメモリ、500…OS、5
01…デバイスドライバ、502…インターネットブラ
ウザソフト、503…3次元メニューテーブル、504
…3次元表示ソフト、505…リンクテーブル、506
…3次元表示プラグイン、507…3次元シーンデー
タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 15/00 G06F 15/72 450A (72)発明者 桂 晃洋 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 待井 君吉 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 古賀 和義 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 星野 剛史 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 小嶋 聡子 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 Fターム(参考) 5B050 CA08 EA19 EA20 EA23 EA27 EA28 FA02 FA14 5B057 CA12 CB13 CD14 CE08 CE09 5B080 AA15 BA04 FA05 FA08 GA22 5B089 GA21 GB02 HA01 HA13 JA24 JA31 KA02 KB06 KC33 KC46 KD01 KD07 LB10 LB14 LB19 LB21 5E501 AA13 AB16 AC25 BA03 BA05 CA02 CC02 DA15 FA04 FA27 FA44 FB25

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インターネットの複数の接続先を種類別に
    記憶する記憶部と、 それぞれの前記接続先から画像データを読み出して、2
    次元座標上に前記読み出したそれぞれの画像データを前
    記種類別に3次元的に表示する処理装置とを有するグラ
    フィックス表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記記憶部は前記接続
    先の文字情報を記憶し、前記処理装置によって画像デー
    タと重ねて前記文字情報を表示するグラフィックス表示
    装置。
  3. 【請求項3】画像を表示するための表示装置と、 インターネットの複数の接続先を種類別に記憶する記憶
    部と、それぞれの前記接続先から画像データを読み出し
    て、2次元座標上に前記読み出したそれぞれの画像デー
    タを前記種類別に3次元的に表示する処理装置とを有す
    るグラフィックス表示装置とを有するグラフィックス表
    示システム。
  4. 【請求項4】画像を表示するための表示装置と、 インターネットの複数の接続先を種類別に記憶する記憶
    部と、それぞれの前記接続先から画像データを読み出し
    て、2次元座標上に前記読み出したそれぞれの画像デー
    タと前記画像データの種類を示す画像データとを前記種
    類別に3次元的に、かつ前記読み出した画像データと前
    記画像データの種類を示す前記画像データとを異なった
    向きに表示する処理装置とを有するグラフィックス表示
    装置とを有するグラフィックス表示システム。
  5. 【請求項5】ビューボリュームにより3次元空間に配置
    された四角形のテクスチャを2次元空間に写像し、前記
    ビューボリューム内に入るように四角形を複数回分割す
    ることでクリッピング処理を行うグラフィックス表示装
    置。
  6. 【請求項6】ビューボリュームにより3次元空間に配置
    された図形を2次元空間に写像する手段と、前記ビュー
    ボリュームを包含する許容領域の保持手段を有し、前記
    許容領域内に入る図形の描画を行うグラフィックス表示
    装置。
JP20574799A 1999-07-21 1999-07-21 3次元グラフィックス表示装置 Pending JP2001034380A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20574799A JP2001034380A (ja) 1999-07-21 1999-07-21 3次元グラフィックス表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20574799A JP2001034380A (ja) 1999-07-21 1999-07-21 3次元グラフィックス表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001034380A true JP2001034380A (ja) 2001-02-09

Family

ID=16511996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20574799A Pending JP2001034380A (ja) 1999-07-21 1999-07-21 3次元グラフィックス表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001034380A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003307422A (ja) * 2002-04-15 2003-10-31 Mitsubishi Electric Corp 車載情報端末
JP2006107242A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd インテグラル・フォトグラフィ画像生成方法
JP2007272468A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びにプログラム
JP2007304684A (ja) * 2006-05-09 2007-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 検索補助装置
JP2010538396A (ja) * 2007-09-05 2010-12-09 ソニー株式会社 インターネットtvのための動的サムネイルグリッドナビゲーションを備えたgui
JP2013541080A (ja) * 2010-09-02 2013-11-07 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド インターフェース方法及びその装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0749764A (ja) * 1993-08-05 1995-02-21 Hitachi Ltd アイコンメニュー表示装置およびアイコンメニュー表示方法
JPH10289250A (ja) * 1997-04-11 1998-10-27 Nec Corp Wwwブラウザにおけるurl登録及び表示方式
JPH1139132A (ja) * 1997-07-15 1999-02-12 Sharp Corp インターフェースシステム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0749764A (ja) * 1993-08-05 1995-02-21 Hitachi Ltd アイコンメニュー表示装置およびアイコンメニュー表示方法
JPH10289250A (ja) * 1997-04-11 1998-10-27 Nec Corp Wwwブラウザにおけるurl登録及び表示方式
JPH1139132A (ja) * 1997-07-15 1999-02-12 Sharp Corp インターフェースシステム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003307422A (ja) * 2002-04-15 2003-10-31 Mitsubishi Electric Corp 車載情報端末
JP2006107242A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd インテグラル・フォトグラフィ画像生成方法
JP4645142B2 (ja) * 2004-10-07 2011-03-09 パナソニック株式会社 インテグラル・フォトグラフィ画像生成方法
JP2007272468A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びにプログラム
JP2007304684A (ja) * 2006-05-09 2007-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 検索補助装置
JP2010538396A (ja) * 2007-09-05 2010-12-09 ソニー株式会社 インターネットtvのための動的サムネイルグリッドナビゲーションを備えたgui
JP2013541080A (ja) * 2010-09-02 2013-11-07 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド インターフェース方法及びその装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8237740B2 (en) Method and system for receiving a local vector object and viewing a vector image
US9280258B1 (en) Displaying and navigating within photo placemarks in a geographic information system and applications thereof
US8497883B2 (en) Information display device
CA2124604C (en) Method and apparatus for operating on an object-based model data structure to produce a second image in the spatial context of a first image
JP5222997B2 (ja) 動的な画像合成
US20130249812A1 (en) Interactive visual representation of points of interest data
US20170046042A1 (en) Media system having three dimensional navigation via dynamic carousel
US7636089B2 (en) Photo mantel view and animation
JP6090173B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
CN102982164B (zh) 一种浏览器页面呈现方法和浏览器
US8547400B2 (en) Method for arranging images in electronic documents on small devices
US20220310125A1 (en) Method and apparatus for video production, device and storage medium
CN105930464B (zh) Web富媒体跨屏适配方法和装置
CN110532497B (zh) 生成全景图的方法、生成三维页面的方法以及计算设备
CN103034710B (zh) 用于浏览器的页面呈现方法和装置
CN1924794B (zh) 数字文件处理系统、数据处理系统和外围设备
CN108984740B (zh) 页面交互方法、装置、设备及计算机可读介质
KR20090044361A (ko) 전자지도상에서 위치 기반 콘텐츠의 통합 등록 및 표시방법
JP2001034380A (ja) 3次元グラフィックス表示装置
JP2002175135A (ja) ホームページの画像表示方法および画像領域指定方法
JP3417451B2 (ja) ウィンドウの機能強化型ロケータ・ヒット・テストを行う方法およびデータ処理システム
CN113721814B (zh) 电子书页面展示方法、计算设备及计算机存储介质
US20150055869A1 (en) Method and apparatus for providing layout based on handwriting input
US20090113507A1 (en) Media System for Facilitating Interaction with Media Data Across a Plurality of Media Devices
Tair The importance of responsive logo design across a wide range of devices on the web

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040525

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041005