JP2007271733A - 電子写真用トナーの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】結着樹脂、着色剤、離型剤、及び帯電制御剤を含む原料を混合する工程、原料混合物を溶融混練する工程、混練物を冷却固化した後、粉砕する工程、及び粉砕物を分級する工程を具備する電子写真用トナーの製造方法において、前記分級工程で発生した規定粒度以下の微粉を、前記原料100質量部に対し5〜35質量部、前記混合工程に戻し、この混合工程において、前記微粉量の10〜50質量%の水を添加することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
このような電子写真用トナーは、トナーを担持搬送するための弾性現像ロールと、この弾性現像ロール上に前記トナーを薄層状に形成するように前記トナーの厚さを規制するためのトナー層規制部材とを備え、前記弾性現像ロールの搬送速度が100mm/秒以上である現像装置に用いることができる。また、オイルの供給機構を有しない定着器を備える電子写真用印字装置に用いることができる。
混合の際には、微粉量の10〜50質量%の水を添加する。水の添加は、例えば、図1に示すようなヘンシェルミキサー1を用いて行うことができる。即ち、ヘンシェルミキサー1の上部蓋の材料添加口にゴム栓3を介して分液ロート2が取り付けられており、この分液ロート2内には所定量の蒸留水が収容されている。ヘンシェルミキサー1内の原料を混合する際に、分液ロート2のコックを開けて、水の添加を行う。混合終了後、原料混合物は、排出口4から排出される。
原料の混合は、図1に示すようなヘンシェルミキサー1を用いて行い、投入量はヘンシェルミキサー1の容積に対し、70〜80%の範囲になるように調整する。撹拌羽としては、標準の羽を装着し、周速20m/secで回転させる。
図1に示すヘンシェルミキサー1の上部蓋の材料添加口にゴム栓3を介して取り付けられた分液ロート2内に予め蒸留水を計量しておく。ヘンシェルミキサー1内に収容された原料の撹拌開始10秒後に、分液ロート2のコックを開けて、水の添加をスタートさせ、30秒間の間に必要量の添加を終了させる。
外添剤の混合は、ヘンシェルミキサーを用いて行う。投入量はヘンシェルミキサーの容積に対し、70〜80%の範囲になるように調整する。撹拌羽は強撹拌羽を装着し、周速40m/secで回転させる。
2軸押出機(スクリュウー径43mm、L/D=34)を使用する。混練温度の設定は、スクリュー長さ方向に8分割されたゾーンのうち供給側4ゾーンは70℃、排出側4ゾーンは100℃に設定する。供給量は25kg/hで行う。
装置:フローテスター(CFT−500D:島津製作所製)
試料:1g
昇温速度:6℃/分
荷重:20kg
ノズル:直径1mm、長さ1mm
1/2法:試料の半分が流出した温度を軟化点とする。
装置:示差走査熱量計(DSC−60:島津製作所社製)
試料:8mg
昇温条件:10℃/分で160℃まで昇温し、降温速度10℃/分で35℃まで冷却した後、再度10℃/分で160℃まで昇温する。
装置:マルチサイザーII(コールター社製)
試料:ビーカーに試料少量と精製水、界面活性剤を入れ、超音波洗浄器にて分散する。
結着樹脂として、ポリエステル樹脂(軟化点120℃、Tg67℃)を90質量部、着色剤として、C.I.ピグメントレッド122を5質量部、離型剤として、カルナバワックス1号粉末(加藤洋行)を4質量部、帯電制御剤として、E−84(オリエント化学株式会社)を1質量部をヘンシェルミキサー(三井鉱山社製、標準羽装着)に投入し、3分間撹拌混合した。
結着樹脂、着色剤、離型剤、及び帯電制御剤に対し、参考例で得られた微粉25質量部を加え、原料混合の際、混合機上部から水を5重量部添加したことを除いて、参考例1と同様にしてトナーを得た。
原料混合の際、水を添加しないことを除いて、実施例1と同様にしてトナーを得た。
参考例1で得られた微粉を乾式ロールコンパクタ(フロイント産業社製、TF−208)で造粒し、造粒微粉を得た。
微粉量を5質量部、水を1質量部としたことを除いて、実施例1と同様にしてトナーを得た。
微粉量を35質量部、水を7質量部としたことを除いて、実施例1と同様にしてトナーを得た。
微粉量を2質量部としたことを除いて、実施例1と同様にしてトナーを得た。
微粉量を40質量部、水を8質量部としたことを除いて、実施例1と同様にしてトナーを得た。
微粉量を25質量部、水を15質量部としたことを除いて、実施例1と同様にしてトナーを得た。
微粉量を25質量部、水を2質量部としたことを除いて、実施例1と同様にしてトナーを得た。
非磁性一成分現像装置「カシオページプレストN−5」(カシオ計算機社製:カラープリンタ毎分29枚(A4横)機、プロセススピード129mm/sec)にトナーを実装し、通常環境(25℃、50%RH)において、普通紙(XEROX−P紙A4サイズ)を用いて5%印字画像を10,000枚連続印字したあと、白紙印字を行い、印字している途中でフロント扉を開けることにより、印字を強制終了させ、その時のOPCドラム上のカブリトナーをメンディングテープに写しとり、目視にて比較し、下記の基準で評価した。
○:参考例と同等
×:参考例よりもカブリが多い
試験2−高画質
試験1で使用した装置を用い、通常環境(25℃、50%RH)において、普通紙(XEROX−P紙A4サイズ)を用いて5%印字画像を10,000枚連続印字したあと、ハーフトーン画像及びベタ画像を印字し、下記の基準で画像の均一性を評価した。
○:参考例と同等
×:参考例よりも均一でない
試験3−耐久性
試験1と同様の装置を用い、通常環境(25℃、50%RH)において、5%印字画像を14,000枚連続印字した。途中、2,000枚おきにベタ画像、ハーフトーン画像を印字しブレード融着による白スジの発生枚数を評価した。
○:12,000枚以降に発生
×:12,000枚未満で発生
試験4−混練供給性能
混練工程にて、原料供給量を、25kg/hから45kg/hまで5kg/h刻みに徐々に上げていき、フィードネック現象の発生の有無を観察した。
Claims (6)
- 結着樹脂、着色剤、離型剤、及び帯電制御剤を含む原料を混合する工程、
原料混合物を溶融混練する工程、
混練物を冷却固化した後、粉砕する工程、及び
粉砕物を分級する工程
を具備する電子写真用トナーの製造方法において、
前記分級工程で発生した規定粒度以下の微粉を、前記原料100質量部に対し5〜35質量部、前記混合工程に戻し、この混合工程において、前記微粉量の10〜50質量%の水を添加することを特徴とする電子写真用トナーの製造方法。 - 前記離型剤がカルナバワックスであることを特徴とする請求項1に記載のトナーの製造方法。
- 5〜7μmの粒径を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のトナーの製造方法。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のトナーの製造方法により製造されたことを特徴とする電子写真用トナー。
- トナーを担持搬送するための弾性現像ロールと、この弾性現像ロール上に前記トナーを薄層状に形成するように前記トナーの厚さを規制するためのトナー層規制部材とを備え、前記弾性現像ロールの搬送速度が100mm/秒以上である現像装置に用いられる請求項5に記載の非磁性一成分電子写真用トナー。
- オイルの供給機構を有しない定着器を備える電子写真用印字装置に用いられる請求項5に記載の電子写真用トナー。
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