JP2007271540A - 腐食推定装置及び腐食推定方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】地下タンク及び地下配管の腐食の有無を推定する腐食推定装置であって、地下に埋設された鋼製の地下タンクと、前記地下タンクに接続された鋼製の地下配管と、前記地下タンクから離れた位置に埋設された接地電極と、前記地下タンク及び前記地下配管と、前記接地電極との間の電気化学インピーダンスを測定する測定手段と、前記測定手段により得られる測定結果に基づいて、前記地下タンク又は前記地下配管の腐食の有無を推定するための制御手段を有することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図1
Description
ASTM規格G158−98、メソッドA
本発明は、地下タンク又は地下配管の表面を電気化学インピーダンス法により測定し、その測定結果から地下タンク又は配管の腐食状態を推定する。ここで、電気化学インピーダンス法とは、1組の電極又はブローブ(アース)間のインピーダンスを決定し、電極間に存在する媒体の特性を知る方法である。電気化学インピーダンス法では、交流電気信号を用いることで、対象物を非破壊で検査することができる。したがって、電気化学インピーダンス法をガソリンスタンド等の地下タンク及び地下配管の腐食等のモニタリングに適用し、その結果から腐食の推定を行うことができる。
以下に、本発明における腐食推定装置及び腐食推定方法を好適に実施した形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、第1の実施形態における腐食推定装置の概略構成の一例を示す図である。なお、図1に示す腐食推定装置の実施形態は、腐食推定対象物のインピーダンス測定装置の概略構成の一例を示すものである。
次に、本実施形態における地下配管2が接続された地下タンク1とアース11との間のインピーダンスの測定方法について説明する。測定手段12は、制御手段13からの制御により地下配管2が接続された地下タンク1とアース11との間に、高から低に周波数を変化させて交流電流を印加してインピーダンスを測定する。また、測定結果から地下タンク1及び地下タンク1に接続された地下配管2の腐食の推定を行う。
ここで、上述した第1の実施形態であるインピーダンス測定では、地下タンク1と地下配管2とが接続したままのインピーダンス測定により、腐食は推定できても劣化箇所までは推定することができない。そこで、本発明では、電流検出法を用いることにより、地下タンク1と配管2の何れか、又は両方に劣化箇所があるか否かを推定することができ、欠陥モニタリングを実現することができる。ここで、上述した内容を本発明における腐食推定装置の第2の実施形態として以下に説明する。
ここで、上述した実施形態における電流検出センサーは、図5に示す同調回路63により構成したが、他の回路構成を用いてもよい。図7は、電流検出センサーの他の例を示す図である。例えば、図7(a)に示すように、コイル71と可変コンデンサ72とからなる同調回路73を構成することができる。これにより、所望の周波数域でピークを得るように設定することができる。また、地下タンク1又は地下配管2のどちらに電流がより多く流れているかを簡易に把握したい場合には、図7(b)に示すように同調回路ではなく、単にコイル74のみを用いた簡易な回路75を構成してもよい。
2 配管
10,40 腐食推定装置
11 アース
12,41 測定手段
13,42 制御手段
21,22,53,54,55,56,57,58 配線
30 等価回路
31 点線
43 切換手段
44 電流検出センサー
51 端子
52 スイッチ
61,71,74 コイル
62 コンデンサ
63,73 同調回路
72 可変コンデンサ
75 回路
Claims (10)
- 地下タンク及び地下配管の腐食の有無を推定する腐食推定装置であって、
地下に埋設された鋼製の地下タンクと、
前記地下タンクに接続された鋼製の地下配管と、
前記地下タンクから離れた位置に埋設された接地電極と、
前記地下タンク及び前記地下配管と、前記接地電極との間の電気化学インピーダンスを測定する測定手段と、
前記測定手段により得られる測定結果に基づいて、前記地下タンク又は前記地下配管の腐食の有無を推定するための制御手段を有することを特徴とする腐食推定装置。 - 地下タンク及び地下配管の腐食の有無を推定する腐食推定装置であって、
地下に埋設された鋼製の地下タンクと、
前記地下タンクに接続された鋼製の地下配管と、
前記地下タンクから離れた位置に埋設された接地電極と、
前記地下タンクあるいは前記地下配管に対して選択的に交流電流を印加する交流印加手段と、
前記地下配管の近傍に埋設された電流検出センサーと、
前記交流電流の印加により得られる前記電流検出センサーの起電力に基づいて、前記地下タンク及び前記地下配管の腐食の有無を推定するための制御手段とを有することを特徴とする腐食推定装置。 - 前記交流印加手段において、前記地下タンクから前記地下配管の順序、あるいは前記地下配管から前記地下タンクの順序で、選択的に交流電流を印加するための切換手段を有することを特徴とする請求項2に記載の腐食推定装置。
- 前記電流検出センサーをコイルとコンデンサとからなる同調回路により構成したことを特徴とする請求項2又は3に記載の腐食推定装置。
- 前記電流検出センサーをコイルと可変コンデンサとからなる同調回路により構成したことを特徴とする請求項2又は3に記載の腐食推定装置。
- 前記電流検出センサーをコイルにより構成したことを特徴とする請求項2又は3に記載の腐食推定装置。
- 前記制御手段は、
周波数を変化させて印加される前記交流電流と、前記起電力とにより得られる周波数依存特性におけるピークの発生の有無により前記地下タンク及び前記地下配管の腐食の有無を推定することを特徴とする請求項2乃至6の何れか1項に記載の腐食推定装置。 - 地下に埋設された鋼製の地下タンクと、前記地下タンクに接続された鋼製の地下配管と、前記地下タンクから離れた位置に埋設された接地電極とにより、前記地下タンク及び前記地下配管の腐食の有無を推定する腐食推定方法であって、
前記地下タンク及び前記地下配管と、接地電極との間の電気化学インピーダンスを測定する測定ステップと、
前記地下タンク又は前記地下配管に対して選択的に交流電流を印加する交流印加ステップと、
前記交流電流の印加により得られる前記地下配管の近傍に埋設された電流検出センサーの起電力に基づいて、前記地下タンク及び前記地下配管の腐食の有無を推定する推定ステップとを有することを特徴とする腐食推定方法。 - 前記交流印加ステップは、
前記地下タンクから前記地下配管の順序、あるいは前記地下配管から前記地下タンクの順序で選択的に交流電流を印加することを特徴とする請求項8に記載の腐食推定方法。 - 前記推定ステップは、
周波数を変化させて印加される前記交流電流と、前記起電力とにより得られる周波数依存特性におけるピークの発生の有無により前記地下タンク及び前記地下配管の腐食の有無を推定することを特徴とする請求項8又は9に記載の腐食推定方法。
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