JP2007271455A - 被膜の摩擦寿命評価装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被膜の摩擦寿命評価装置に関し、例えば固体潤滑膜の寿命を固体潤滑膜と試験ボールとの間の摩擦トルク及び電気抵抗から判定評価する構成を採ることで、評価ばらつきを低く抑え、また、評価試験時間を短縮できるようにする。
【解決手段】表面に導電膜が形成されたボール5aを先端に保持部材5を介して保持すると共にボール5aを回転するディスク1上の固定潤滑膜2と接触させて押圧する荷重負荷軸3と、ボール5aと固定潤滑膜2との間の摩擦力を検出するロードセル9と、該ボール5aに於ける該導電膜に流れる電流の変化を計測する計測記録部とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば磁気ディスク表面に成膜した固体潤滑膜の寿命を高い制度で評価するのに好適な被膜の摩擦寿命評価装置に関する。
従来、固体潤滑膜の寿命評価装置としてボール・オン・ディスク型摩擦寿命評価装置が用いられていて、この装置では固体潤滑膜を成膜したディスクにボールを接触させ、ボールに垂直荷重を負荷し、その状態でディスクを回転させて、ボールとディスクとの間に発生する摩擦力を計測し、その摩擦力が急増するまでの摩擦回数又は摩擦距離でディスク面の固体潤滑膜の寿命を評価するようにしている。
図9はボール・オン・ディスク型摩擦寿命評価装置を例示する要部切断側面図であり、図に於いて、1はディスク、2はディスク1の表面に成膜した固体潤滑膜であって、ディスク1は回転軸11で回転させ、その回転数は回転センサー(図示せず)でカウントするようになっている。
先端に軸受け7を介して垂直荷重負荷軸3を上下摺動可能に保持したアーム6は、負荷軸3がディスク1、従って固体潤滑膜2の面上に在るように、そして、軸8で回動自在に支持され、その支持箇所より後端側の所要箇所では、架台10に固着された固定盤10aとの間でロードセル9を挟持している。
垂直軸3の下端には試験ボール25aを収容したボール保持器25が取り付けられ、試験ボール25a は固体潤滑膜2に接触し、且つ、負荷軸3の上端に取り付けた垂直荷重重り4の作用で固体潤滑膜2に押し付けられている。
ロードセル9はアーム6が揺動した場合、アーム6の変位量を固体潤滑膜2と試験ボール25aとの間の摩擦力として捉えて測定するようになっている。
垂直荷重重り4に依って一定の荷重を負荷し、試験ボール25aを固体潤滑膜2に押し付けた状態でディスク1を回転させた場合、固体潤滑膜2と試験ボール25aとの摩擦によってアーム6は軸8を中心にして僅かに回動して振れを生じる。
固体潤滑膜2の寿命に起因して、試験ボール25aとディスク1の接触に依る摩擦力は増大することとなるので、アーム6を介して摩擦力が急増する時点をロードセル9で測定し、ディスク1の回転数と試験ボール位置の半径から算出した摩擦距離で寿命を評価するようにしている。
前記説明した摩擦寿命評価装置の他、固体潤滑膜を成膜させたディスクに、荷重負荷梁の一方端を固定した固体潤滑膜を付着したピンを押し付け、この荷重負荷梁の中間をヒンジで支持し、他方端の位置変化と振動を検出して、固体潤滑膜の磨耗や部分的破談等に依る寿命を評価する装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
また、磁気ディスク媒体を所定の回転数で回転させ、そして、磁気ヘッドに依って磁気ディスク媒体を半径方向にシークさせてから、若しくは、回転接線方向に対して所定の角度で磁気ヘッドを配置することで、磁気ヘッドと磁気ディスク媒体との摩擦力を測定することに依り、摩擦力を前者で12mN以下、後者で15mN以下、中心面平均表面粗さRaが4nm以下、オージェ電子分光法で表面を測定した際のC/Feのピーク比が30〜120とすることに依り、優れた特性を有する磁気ディスク媒体を提供する技術が提案されている(例えば、特許文献2を参照。)。
また、低荷重での摩擦測定を精度良く行うことができる摩擦評価装置の実現を目的として、被検体を保持して回転する回転保持体と、ヘッドアームに取り付けられて前記被検体と接触可能になされた接触ヘッドと、前記ヘッドアームを揺動可能に支持するバランサ手段と、前記ヘッドアームのバランスをとるためのバランスウェイトと、前記被検体に所望の荷重を加えるために重りを保持する荷重受け部と、前記接触ヘッドに加わる摩擦力を測定するセンサ部とを備え、前記バランサ手段は、同心状に配置されて互いに揺動可能に連結された2つの環状に形成された平衡環を有し、内側に位置する平衡環の内側に前記ヘッドアームを、前記揺動方向とは直交する方向へ揺動可能に支持することにより、前記ヘッドアームを水平方向及び垂直方向へ揺動可能に支持するようにした装置が提案されている(例えば、特許文献3を参照。)。
前記した従来の固体潤滑膜の摩擦寿命評価装置にあっては、例えばロードセル9に依って測定された摩擦トルクの値がある一定の規定値を超えたときの回転軸11の累計回転数をもって固体潤滑膜の寿命を評価した場合、試験期間中の固体潤滑膜の特性変化は摩擦トルクの変化から判断される摩擦特性の変化しか判らず、固体潤滑膜の摩擦量等その他の特性は殆ど判らない。
また、固体潤滑膜の摩擦回転寿命は、成膜条件やリング及びその他ピン、ディスク等の下地処理の仕方に依ってもばらつきが大きくなることが多く、摩擦寿命が106 回を超えるような長寿命の固体潤滑膜を評価する場合などに於いては、長期間の評価試験を何度か行う必要があり、効率的とはいえない旨の問題点があった。
更に、固体潤滑剤の摩擦トルクは非常に小さく、ある程度の感度を得ようとすると、ロードセル9の感度には限界があるという問題点があった。従って、ロードセル9により計測される摩擦トルクには誤差が含まれる可能性があり、長時間の評価試験中、計測精度を十分に維持確保する為には、温度、湿度等の周囲の環境や回転軸ならびにリング、ピン、ディスク等の加工精度にも注意を払わなければならないという問題があり、これらの諸問題を少しでも解決することが課題となっている。
特開平5−72092号公報 特開2002−100035号公報 特許第3299808号明細書
本発明では、例えば固体潤滑膜など被膜の寿命を被膜と試験ボールとの間の摩擦トルク及び電気抵抗から判定評価する構成を採ることで、評価ばらつきを低く抑え、また、評価試験時間を短縮できるようにする。
本発明に依る被膜の摩擦寿命評価装置に於いては、表面に導電膜が形成されたボールを先端に保持部材を介して保持すると共に当該ボールを回転するディスク上の被膜と接触させて押圧する荷重負荷軸と、該ボールと該被膜との間の摩擦力を検出する機構と、該ボールに於ける該導電膜に流れる電流の変化を計測する計測部とを備えてなることが基本的な特徴となっている。
前記手段を採ることに依り、荷重負荷軸の摩擦トルクの増加に伴うロードセル出力の増加、及び、試験ボールの導電膜に於ける抵抗値が上昇した時点をもって、固体潤滑膜の寿命を判定することになる為、従来の摩擦トルクの上昇から固体潤滑膜など被膜の寿命を判定する装置と比較し、評価のばらつきが少ない結果が得られ、また、評価試験時間を短くすることができ、しかも、評価試験中における被膜の磨耗状況をも推し量ることが可能である旨の優れた効果がもたらされる。
図1は本発明に依る被膜の摩擦寿命評価装置を表す要部説明図で、(A)は要部切断側面、(B)は要部平面であり、図2は試験ボール及び保持部材を表す要部切断側面図、図3は抵抗値変化計測記録部を説明する為の要部ブロック図をそれぞれ示している。尚、図9に於いて用いた記号と同じ記号で指示した部分は同一或いは同効の部分を表すものとする。
図に於いて、5は試験ボール保持部材、5aは試験ボール、5bは保持電極、5cは試験ボール5aの先端に形成した導電膜、12は抵抗値変化計測記録部、Aはディスク1が時計方向に回転した際に於ける荷重負荷軸3の変位、Bは荷重負荷軸3が変位することでアーム6が回動してロードセル9に及ぼす変位であって変位Aと同じである。
本発明は、図9について説明した固定潤滑膜の摩擦寿命評価装置の改良である為、構成の一部、例えば、荷重負荷軸3を保持したアーム6の一部にトルクセンサとして作用する例えばロードセル9を取り付け、装置架台10にマウントされた固定盤10aと前記ロードセル9との間のギャップの変化を検出することに依って、評価試験中における荷重負荷軸3の位置変化を検出する構成は類似している。
本発明に依る被膜の摩擦寿命評価装置では、上記構成に加え、図2に見られる試験ボール5aの表面に成膜した導電膜5cの摩耗による抵抗の変化を図3に見られる抵抗値変化計測記録部12に依って評価試験中に検出し、固体潤滑膜2の摩擦寿命評価を行うようにしている。
この評価結果を従来の評価試験装置による評価結果と比較したところ、摩擦トルクが一定の規定値を超える時期よりも早期に発生する固体潤滑膜2の摩耗及び部分的破断に伴う導電膜5cの急激な減耗により、導電膜5cの抵抗値が急増するという知見を得た。
図4は試験ボール5aに導電膜5cを形成するのに用いるスパッタマスク13を表す要部平面図であり、スパッタマスク13には導電膜5cを形成する為のスリット14が形成されている。
図5は試験ボール5aに導電膜5cを形成する際のスパッタマスク13の配置関係を表す要部切断側面図であり、図2及び図4に於いて用いた記号と同じ記号で指示した部分は同一或いは同効の部分を表すものとする。
試験ボール5aの頭頂部に導電膜5cを成膜する場合、試験ボール5aを保持電極5bで挟持した状態で実施すると試験ボール5aの定位が簡単且つ確実で好都合である。尚、そのようにした場合、導電膜5cは試験ボール5aの頭頂部のみならず、該頭頂部を表出させた保持電極5bの周縁にも必然的に成膜される。
図6はスパッタリング法を適用し、図5に見られるスパッタマスク13を用いて成膜された白金(Pt)からなる導電膜5cの要部斜面図であり、導電膜5cに於ける中央の想定磨耗部5c2 の長さL1は例えば20μm、その両側に在る部分5c1 、5c3 の長さL2はそれぞれ490μmであり、導電膜5cの幅Wは20μmである。
図7は導電膜の磨耗想定部分に於ける膜厚対抵抗値の変化を表す線図であり、縦軸に抵抗値、横軸に膜厚をそれぞれ採ってある。
導電膜5cの材料としては、図6に見られる形状にスパッタリング法を適用して形成する際の成膜性、或いは、図7に示す抵抗変化の計測の容易さからすれば、タングステン、白金、チタンなどが好適と考えられる。
本発明は、上記説明した知見に基づいてなされ、相互に摺動する二部材、即ち、固体潤滑膜2及び試験ボール5aの導電膜5cを荷重負荷軸3を介し、両者を相互に押し付けて前記二部材のうちのディスク1に付着した固体潤滑膜2の摩擦寿命を評価する固体潤滑膜の摩擦寿命評価装置において、固体潤滑膜2の面内方向に於ける荷重負荷軸3の変位量をロードセル9で検出し、また、試験ボール5aの表面に成膜した導電膜5cの抵抗変化を抵抗値変化計測記録部で検出するようにしている。
荷重負荷軸3の変位量を検出するロードセル9(図1参照)としては、アーム6と固定板10aとの間のギャップを検出するギャップセンサとすることができるが、このようなギャップセンサとしては種々な構造のものが知られている。
さらにまた、荷重負荷軸3に於ける変位量の表示及び抵抗値変化計測記録部12に於ける抵抗変化の表示については、視覚的な表示、聴覚的な表示など適宜に選択することができ、また、各信号の処理結果を表示する場合も、視覚的な表示、聴覚的な表示、記録紙的な表示を行うことができる。
本発明に依る固体潤滑膜の摩擦寿命評価装置に於いては、前記説明した構成を採ることで、摩擦寿命評価試験中に荷重負荷軸からの信号及び試験ボールに於ける導電膜の抵抗値変化の信号を確認することで、固体潤滑膜の寿命を評価することができ、その評価はばらつきが少なく、また、短い評価試験時間で確実な評価を行うことが可能である。
図1乃至図3に於いて、試験ボール5aはディスク1の固体潤滑膜2と接触し、回転するディスク1、従って、固体潤滑膜2に押し付けられ、試験ボール5aと固体潤滑膜2との摩擦の変化をアーム6を介してロードセル9で検出すると共に導電膜5cに流れる電流の変化を計測して固体潤滑膜2の寿命を評価する。
ディスク1は表面に固定潤滑膜2が成膜されていて、固体潤滑膜2には荷重負荷軸3が圧接するようになっている。荷重負荷軸3は上端に重り4が配設され、また、下端には抵抗値変化計測記録部12に個別に接続された2分割の保持電極5bが保持部材5を介して固着され、その2分割された保持電極5bは頭頂部表面に導電膜5cが成膜された試験ボール5aを挟持している。
荷重負荷軸3を軸受け7を介して摺動自在に支持したアーム6は、中間を軸8で支持されて荷重負荷軸3の軸方向と直交する方向の面内で回動できるようになっていて、アーム6の動きに依って、固体潤滑膜2と試験ボール5aに形成された導電膜5cとの間に於ける摩擦力をロードセル9で計測する。
ディスク1は、ディスクホルダー11aに保持され、ディスクホルダー11aと結合されている回転軸11に依って回転され、その回転数は回転センサー(図示せず)でカウントされる。
保持部材5は、保持電極5bにより保持された試験ボール5aを備え、この試験ボール5aの表面には、保持電極5bと電気的に導通する導電膜5cが形成され、ディスク1上の固体潤滑膜2に押し付けられる。
固体潤滑膜2は試験ボール5a表面の導電膜5cのみに接触しているので、試験ボール5a表面の導電膜5cとディスク1の固体潤滑膜2表面との摩擦力に応じてアーム6が軸8を中心にして振れ、その移動量はロードセル9で摩擦力として計測されると共に試験ボール5a表面の導電膜5cの抵抗値変化が計測される。
この摩擦力と抵抗値の変化をモニターし、固体潤滑膜2が破損して試験ボール5aとの摩擦力が急増する点、及び、試験ボール5a表面の導電膜5cに於ける抵抗値の上昇を計測して固体潤滑膜2の寿命評価を行う。
磁気ディスク表面に固定潤滑膜として厚さ5nmのダイヤモンドライクカーボン膜を成膜し、その上に2nmのパーフルオロカーボン系の潤滑剤をコーティングした試料、図4及び図5について説明したスパッタマスク13を用いて図6に示す形状にPtからなる導電膜5cを形成した試験ボール5aを用い、温度22〜26℃、湿度45〜55%の雰囲気中で、荷重40g、回転速度0.5m/秒で摩擦トルクのサンプリング周期を40m/秒、抵抗値のサンプリング周期を10m秒として計測した結果が図8に示されている。
ロードセル9からの出力に依る評価では、パーフルオロカーボン系の潤滑剤コーティングが切れ始める回転距離93mまではロードセル9の出力が略0.08であったが、パーフルオロカーボン系の潤滑剤コーティングが完全に切れて、ダイヤモンドライクカーボン膜が露出するまでの回転距離113m付近までロードセル9の出力が急激に変化し、その後、ロードセル9の出力は0.13ぐらいで回転距離170m付近まで安定しているが、175mで0.7以上になり、寿命に達したものと評価された。
これに対し、抵抗値変化からの評価ではロードセル出力に依る評価より若干早い170mに導電膜の破断に依る抵抗値の急激な上昇が明確に確認でき、これに依り、この試料の寿命は170mと決定できた。
本発明に於いては、前記説明した実施の形態を含め、多くの形態で実施することができるので、以下、それを付記として例示する。
(付記1)
表面に導電膜が形成されたボールを先端に保持部材を介して保持すると共に当該ボールを回転するディスク上の被膜と接触させて押圧する荷重負荷軸と、
該ボールと該被膜との間の摩擦力を検出する機構と、
該ボールに於ける該導電膜に流れる電流の変化を計測する計測記録部と
を備えてなることを特徴とする被膜の寿命評価装置。
(付記2)
保持部材は先端にボールを挟持する保持電極が設けられ、該保持電極はボールに於ける導電膜と電気的に導通すると共に計測記録部と結ばれてなること
を特徴とする(付記1)記載の被膜の寿命評価装置。
(付記3)
保持部材はボールの頭頂部である略中央に在る導電膜をディスク上の被膜に接触させて押圧するものであること
を特徴とする(付記1)記載の被膜の寿命評価装置。
(付記4)
導電膜がボールの頭頂部及びボールを挟持した保持電極の少なくとも先端一部に掛かって成膜されたものであること
を特徴とする(付記1)記載の被膜の寿命評価装置。
(付記5)
ボールに形成された導電膜がタングステン、白金、チタン及びそれ等の合金から選択された何れか一種類の膜からなること
を特徴とする(付記1)記載の被膜の寿命評価装置。
(付記6)
ボールに形成した導電膜の抵抗値変化を計測記録する為の計測記録部に於けるサンプリング周期がロードセルの記録周期の半分以下であること
を特徴とする(付記1)記載の被膜の寿命評価装置。
本発明に依る被膜の摩擦寿命評価装置を表す要部切断側面図である。 試験ボール及び保持部材を表す要部切断側面図である。 抵抗値変化計測記録部を説明する為の要部ブロック図である。 スパッタマスクを表す要部平面図である。 スパッタマスクの配置関係を表す要部切断側面図である。 導電膜を表す要部斜面図である。 導電膜の磨耗想定部分に於ける膜厚対抵抗値の変化を表す線図である。 ロードセル出力及び導電膜抵抗値の経時変化を表す線図である。 ボール・オン・ディスク型摩擦寿命評価装置を例示する要部切断側面図である。
符号の説明
1 ディスク
2 固体潤滑膜
3 荷重負荷軸
4 重り
5 保持部材
5a 試験ボール
5b 保持電極
5c 導電膜
6 アーム
7 軸受け
8 軸
9 ロードセル
10 架台
10a 固定盤
11 回転軸
11a ディスクホルダー
12 抵抗値変化計測記録部
13 スパッタマスク
14 スリット

Claims (5)

  1. 表面に導電膜が形成されたボールを先端に保持部材を介して保持すると共に当該ボールを回転するディスク上の被膜と接触させて押圧する荷重負荷軸と、
    該ボールと該被膜との間の摩擦力を検出する機構と、
    該ボールに於ける該導電膜に流れる電流の変化を計測する計測記録部と
    を備えてなることを特徴とする被膜の寿命評価装置。
  2. 保持部材は先端にボールを挟持する保持電極が設けられ、該保持電極はボールに於ける導電膜と電気的に導通すると共に計測記録部と結ばれてなること
    を特徴とする請求項1記載の被膜の寿命評価装置。
  3. 保持部材はボールの頭頂部である略中央に在る導電膜をディスク上の被膜に接触させて押圧するものであること
    を特徴とする請求項1に記載の被膜の寿命評価装置。
  4. 導電膜がボールの頭頂部及びボールを挟持した両保持電極の少なくとも先端一部に掛かって成膜されたものであること
    を特徴とする請求項1記載の被膜の寿命評価装置。
  5. ボールに形成された導電膜がタングステン、白金、チタン及びこれ等の合金から選択された何れか一種類の膜からなること
    を特徴とする請求項1記載の被膜の寿命評価装置。
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