JP2007271091A - 保冷箱 - Google Patents
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/90—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in food processing or handling, e.g. food conservation
- Y02A40/963—Off-grid food refrigeration
Abstract
【目的】 確実に保冷箱の内部が冷却できるとともに、保冷力の低下を防止する保冷箱を提供する。
【構成】 内部に収納空間を有する保冷収納部(18)を冷却可能な保冷箱(1)である。この保冷箱(1)は、保冷収納部(18)を備えた保冷箱本体(10)と、その保冷箱本体(10)の上部開口(10a)を開閉自在に閉塞する蓋体(20)と、その蓋体(20)に設けられ、保冷収納部(18)に通じる窓(19)を開閉自在に閉塞する小蓋(30)と、その小蓋(30)にペルチェ素子(45)によって保冷収納部(18)を冷却可能な冷却装置(40)とを備える。また、小蓋(30)には冷却装置(40)の電源(50)を設けた。
【選択図】 図4
【構成】 内部に収納空間を有する保冷収納部(18)を冷却可能な保冷箱(1)である。この保冷箱(1)は、保冷収納部(18)を備えた保冷箱本体(10)と、その保冷箱本体(10)の上部開口(10a)を開閉自在に閉塞する蓋体(20)と、その蓋体(20)に設けられ、保冷収納部(18)に通じる窓(19)を開閉自在に閉塞する小蓋(30)と、その小蓋(30)にペルチェ素子(45)によって保冷収納部(18)を冷却可能な冷却装置(40)とを備える。また、小蓋(30)には冷却装置(40)の電源(50)を設けた。
【選択図】 図4
Description
本発明は、保冷箱の技術に関する。特に、収納内部の保冷力の低下防止技術、冷却能力の向上技術に関する。
従来、釣り等のスポーツ、レジャーにおいて保冷箱が用いられてきた。その多くは、氷や蓄冷材等を保冷箱内部に収納し、収納したものを冷却していた。
また、特許文献1には、ペルチェ効果による電子冷凍素子を蓋体に設けて長時間に亘って冷却できるようにした保冷箱が紹介されている。
一方、物の出し入れ時においてレジャー用のクーラーボックス内部の冷気があまり漏れないようにするため、クーラーボックス上部開口の蓋体に小蓋付きの窓を形成したものがある。多少の物の出し入れであればこの窓を通じて行うことで、冷気の流出を最小限にするためである。
また、特許文献1には、ペルチェ効果による電子冷凍素子を蓋体に設けて長時間に亘って冷却できるようにした保冷箱が紹介されている。
一方、物の出し入れ時においてレジャー用のクーラーボックス内部の冷気があまり漏れないようにするため、クーラーボックス上部開口の蓋体に小蓋付きの窓を形成したものがある。多少の物の出し入れであればこの窓を通じて行うことで、冷気の流出を最小限にするためである。
しかしながら、従来の保冷箱においては、保冷箱内部に収納した氷や蓄冷材が解けてしまうと、冷却効果が無くなってしまう。
また、特許文献1に記載されている保冷箱においては、ペルチェ効果による電子冷凍素子を設けた部分は蓋体に孔が開けられ、この部分は断熱材を設けることができないため、内部の冷気が逃げてしまう。したがって、冷却装置を作動させないで使用するときは、電子冷凍素子を設けた部分からの保冷力が低下することとなっていた。
また、特許文献1に記載されている保冷箱においては、ペルチェ効果による電子冷凍素子を設けた部分は蓋体に孔が開けられ、この部分は断熱材を設けることができないため、内部の冷気が逃げてしまう。したがって、冷却装置を作動させないで使用するときは、電子冷凍素子を設けた部分からの保冷力が低下することとなっていた。
一方、釣り等のスポーツ及びレジャーに用いる保冷箱は、使用する場所に電源が無いことが多く、冷却装置を作動させることが困難となっていた。したがって、簡易な構造で保冷力の低下を防止するとともに、電源が無い場所でも保冷力を持続可能な保冷箱が望まれていた。
請求項1から請求項3に記載の発明の目的は、確実に保冷箱の内部が冷却できるとともに、保冷力の低下を抑制する保冷箱を提供することにある。
請求項4記載の発明の目的は、保冷箱本体の洗浄が安全に行え、冷却装置の修理及び交換が容易な保冷箱を提供することにある。
請求項5記載の発明の目的は、電源が無い場所でも保冷力を持続可能な保冷箱を提供することにある。
請求項4記載の発明の目的は、保冷箱本体の洗浄が安全に行え、冷却装置の修理及び交換が容易な保冷箱を提供することにある。
請求項5記載の発明の目的は、電源が無い場所でも保冷力を持続可能な保冷箱を提供することにある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、内部に収納空間を有する保冷収納部(18)を冷却可能な保冷箱(1)を提供する。
すなわち、前記保冷収納部(18)を備えた保冷箱本体(10)と、その保冷箱本体(10)の上部開口(19)を開閉自在に閉塞する蓋体(20)と、その蓋体(20)に設けられ、前記保冷収納部(18)に通じる窓(19)を開閉自在に閉塞する小蓋(30)と、その小蓋(30)にペルチェ素子によって前記保冷収納部(18)を冷却可能な冷却装置(40)と、を備えていることを特徴とする保冷箱(1)である。
請求項1に記載の発明は、内部に収納空間を有する保冷収納部(18)を冷却可能な保冷箱(1)を提供する。
すなわち、前記保冷収納部(18)を備えた保冷箱本体(10)と、その保冷箱本体(10)の上部開口(19)を開閉自在に閉塞する蓋体(20)と、その蓋体(20)に設けられ、前記保冷収納部(18)に通じる窓(19)を開閉自在に閉塞する小蓋(30)と、その小蓋(30)にペルチェ素子によって前記保冷収納部(18)を冷却可能な冷却装置(40)と、を備えていることを特徴とする保冷箱(1)である。
(用語説明)
「ペルチェ素子」とは、2種類の金属の接合部に電流を流すと、片方の金属からもう片方へ熱が移動するという「ペルチェ効果」を利用した素子である。例えば、片面に電極を設けた二枚の絶縁性基盤(例えば、アルミナや窒化アルミ等のセラミックプレートなど)に、ビスマステルル等にセレン等のドーパントを添加してなるP形、N形の一対の半導体を交互に並べて形成されている場合がある。
「ペルチェ素子」とは、2種類の金属の接合部に電流を流すと、片方の金属からもう片方へ熱が移動するという「ペルチェ効果」を利用した素子である。例えば、片面に電極を設けた二枚の絶縁性基盤(例えば、アルミナや窒化アルミ等のセラミックプレートなど)に、ビスマステルル等にセレン等のドーパントを添加してなるP形、N形の一対の半導体を交互に並べて形成されている場合がある。
(作用)
小蓋(30)に冷却装置(40)を設けることによって冷却装置(40)で保冷収納部(18)を冷却する部分と、保冷収納部(18)から収納物の出し入れを行う窓(19)は、同一の開口として形成されている。つまり、蓋体(20)にペルチェ素子(45)のために設けていた専用の開口を必要としない構成にできる。このため、ペルチェ素子のペルチェ効果によって冷却された保冷収納部(18)の冷気は外部に逃げず、保冷箱(1)の保冷力の低下が抑制される。
小蓋(30)に冷却装置(40)を設けることによって冷却装置(40)で保冷収納部(18)を冷却する部分と、保冷収納部(18)から収納物の出し入れを行う窓(19)は、同一の開口として形成されている。つまり、蓋体(20)にペルチェ素子(45)のために設けていた専用の開口を必要としない構成にできる。このため、ペルチェ素子のペルチェ効果によって冷却された保冷収納部(18)の冷気は外部に逃げず、保冷箱(1)の保冷力の低下が抑制される。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の保冷箱を限定したものであり、
前記小蓋(30)に冷却装置(40)の電源(50)を設けたことを特徴とする。
ここで、「電源(50)」とは、いわゆる一次電池または二次電池であり、リチウムイオン電池、ニッケル水素蓄電池などが代表的である。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の保冷箱を限定したものであり、
前記小蓋(30)に冷却装置(40)の電源(50)を設けたことを特徴とする。
ここで、「電源(50)」とは、いわゆる一次電池または二次電池であり、リチウムイオン電池、ニッケル水素蓄電池などが代表的である。
(作用)
冷却装置(40)と電源(50)を共に小蓋(30)に取り付けたことなり、通電のためのコード等に邪魔されず小蓋(30)の開閉を容易に行うことができる。
冷却装置(40)と電源(50)を共に小蓋(30)に取り付けたことなり、通電のためのコード等に邪魔されず小蓋(30)の開閉を容易に行うことができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の保冷箱を限定したものである。
すなわち、前記小蓋(30)は、蓋体(20)に回動自在に枢着され、前記電源(50)は、冷却装置(40)より枢着部(25)側に取り付けたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の保冷箱を限定したものである。
すなわち、前記小蓋(30)は、蓋体(20)に回動自在に枢着され、前記電源(50)は、冷却装置(40)より枢着部(25)側に取り付けたことを特徴とする。
(作用)
電池等の電源(50)は大きな重量を有するものである。このため、回動自在に枢着された小蓋(30)の枢着部(25)に近い位置に電源(50)を設けることで、小蓋(30)の開閉に係る電源(50)の重量の負担が軽減され、小蓋(30)の開閉が容易となる。
電池等の電源(50)は大きな重量を有するものである。このため、回動自在に枢着された小蓋(30)の枢着部(25)に近い位置に電源(50)を設けることで、小蓋(30)の開閉に係る電源(50)の重量の負担が軽減され、小蓋(30)の開閉が容易となる。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の保冷箱を限定したものである。
すなわち、前記小蓋(30)は、蓋体(20)に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の保冷箱を限定したものである。
すなわち、前記小蓋(30)は、蓋体(20)に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。
(作用)
小蓋(30)は、蓋体(20)に着脱可能に取り付けられたことで、保冷箱本体(10)の洗浄が安全に行え、冷却装置(40)の修理や交換が容易に行える。また、図4に示すように、冷却装置(40)を有しないで断熱材(39)を有するフラット小蓋(30B)を用意しておき、このフラット小蓋(30B)と交換することで、冷却装置(40)を使用しないで保冷箱(1)を使用するときも冷気漏れを抑制できる。
小蓋(30)は、蓋体(20)に着脱可能に取り付けられたことで、保冷箱本体(10)の洗浄が安全に行え、冷却装置(40)の修理や交換が容易に行える。また、図4に示すように、冷却装置(40)を有しないで断熱材(39)を有するフラット小蓋(30B)を用意しておき、このフラット小蓋(30B)と交換することで、冷却装置(40)を使用しないで保冷箱(1)を使用するときも冷気漏れを抑制できる。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、内部に収納空間を有する保冷収納部(18)を冷却可能な保冷箱(1)であって、ペルチェ素子(45)によって前記保冷箱内部(18)を冷却可能な冷却装置(40)と、その冷却装置(40)に通電可能な電源(50)を備えたことを特徴とする。
ここでも「電源(50)」とは、いわゆる一次電池または二次電池であり、リチウムイオン電池、ニッケル水素蓄電池などが代表的である。
請求項5記載の発明は、内部に収納空間を有する保冷収納部(18)を冷却可能な保冷箱(1)であって、ペルチェ素子(45)によって前記保冷箱内部(18)を冷却可能な冷却装置(40)と、その冷却装置(40)に通電可能な電源(50)を備えたことを特徴とする。
ここでも「電源(50)」とは、いわゆる一次電池または二次電池であり、リチウムイオン電池、ニッケル水素蓄電池などが代表的である。
(作用)
釣り等のスポーツ、レジャーを行う電源が無い場所で使用するときでも、冷却装置(40)に通電可能な電源(50)を備えているため、冷却装置(40)を作動させることができる。
釣り等のスポーツ、レジャーを行う電源が無い場所で使用するときでも、冷却装置(40)に通電可能な電源(50)を備えているため、冷却装置(40)を作動させることができる。
請求項1から請求項3に記載の発明によれば、確実に保冷箱の内部が冷却できるとともに、保冷力の低下を抑制する保冷箱を提供することができた。
また、請求項4に記載の発明によれば、保冷箱本体の洗浄が安全に行え、冷却装置の修理及び交換が容易な保冷箱を提供することができた。
さらに、請求項5に記載の発明によれば、電源が無い場所でも保冷力を持続可能な保冷箱を提供することができた。
また、請求項4に記載の発明によれば、保冷箱本体の洗浄が安全に行え、冷却装置の修理及び交換が容易な保冷箱を提供することができた。
さらに、請求項5に記載の発明によれば、電源が無い場所でも保冷力を持続可能な保冷箱を提供することができた。
本発明の実施の形態について、図面を参照させながら説明する。ここで使用する図面は、図1から図4である。図1は、保冷箱の全体を示した斜視図であり、図2は、保冷箱を示した側面断面図であり、図3は保冷箱の蓋体が開いた形態を示した側面断面図であり、図4は、保冷箱本体から小蓋、冷却装置及び蓋体が外れた形態を示した側面断面図である。
図1および図2に示すように、保冷箱1は、上部開口10aを有する容器状の保冷箱本体10と、保冷箱本体10に回動可能に軸支され上部開口10aを開閉自在に閉塞する蓋体20を有している。この蓋体20は、保冷箱本体10の内部に通じる窓19を有し、この窓19は、蓋体20に回動自在に枢着した小蓋30で開閉自在に閉塞されている。
(保冷箱本体)
図3に示すように、保冷箱本体10は、合成樹脂等からなる周壁11と底壁12を有する内ケース13と外ケース14が一体的に組み合わされて形成され、内ケース13と外ケース14の間に形成される間隙15に保冷効果を有するように断熱材16が収納されている。この断熱材16は、内ケース13の外側に沿って真空断熱材16aが設けられ、その他の間隙15を埋めるように合成樹脂等の発泡断熱材16bが充填されている。
図3に示すように、保冷箱本体10は、合成樹脂等からなる周壁11と底壁12を有する内ケース13と外ケース14が一体的に組み合わされて形成され、内ケース13と外ケース14の間に形成される間隙15に保冷効果を有するように断熱材16が収納されている。この断熱材16は、内ケース13の外側に沿って真空断熱材16aが設けられ、その他の間隙15を埋めるように合成樹脂等の発泡断熱材16bが充填されている。
なお、内ケース13の内側空間は保冷収納部18となっており、その保冷収納部18の上方に上部開口10aが設けられている。この上部開口10aの縁部には、蓋体20を閉じたときに縁部に沿って蓋体20に当接し、冷気漏れを防止するためのパッキン部材10bが取り付けられている。
(蓋体)
保冷箱本体10の上部開口10aを閉塞する蓋体20は、合成樹脂等からなる外殻体22と、その外殻体22の内側に合成樹脂等の発泡断熱材などの断熱材23が充填されて形成されることで保冷効果を有している。また、蓋体20には保冷箱本体10の保冷収納部18に通じる窓19が形成されており、この窓19を通じて保冷箱本体10の保冷収納部18への物の出し入れを、蓋体20を開けることなく行うことができる。
保冷箱本体10の上部開口10aを閉塞する蓋体20は、合成樹脂等からなる外殻体22と、その外殻体22の内側に合成樹脂等の発泡断熱材などの断熱材23が充填されて形成されることで保冷効果を有している。また、蓋体20には保冷箱本体10の保冷収納部18に通じる窓19が形成されており、この窓19を通じて保冷箱本体10の保冷収納部18への物の出し入れを、蓋体20を開けることなく行うことができる。
この窓19は上部開口10aと共通の領域に形成しているので、保冷箱の保冷力の低下を抑制できる。なお、窓19は独立した孔で形成されているが、蓋体20の一側に達する切り欠き状の孔でもよい。
(小蓋)
図4に示すように、窓19を閉塞する小蓋30は、一側に突状の軸31を有し、窓19の一側に形成された支持孔25に回動するように枢着されている。支持孔25は、その一側に支持孔25よりも幅が小さい案内溝26が連設されている。そして、軸31は、この案内溝26に挿通しながら案内溝26内を移動して支持孔25に抜き差しされる。これによって、小蓋30は蓋体20に対して着脱可能になっている。
図4に示すように、窓19を閉塞する小蓋30は、一側に突状の軸31を有し、窓19の一側に形成された支持孔25に回動するように枢着されている。支持孔25は、その一側に支持孔25よりも幅が小さい案内溝26が連設されている。そして、軸31は、この案内溝26に挿通しながら案内溝26内を移動して支持孔25に抜き差しされる。これによって、小蓋30は蓋体20に対して着脱可能になっている。
また、小蓋30は、窓19の内側に落とし込まれるように形成され、小蓋30で窓19を閉塞すると軸31の対向側に形成された係合部27が、蓋体20に設けた開閉スイッチ28の係止部に係合し閉塞状態が維持される。そして、この小蓋30にペルチェ素子45よりなる冷却装置40が取り付けられる。
(冷却装置)
小蓋30は、上面側の上方に向けて周壁が立設された容器状のベース体32を有し、このベース体32の上面側にペルチェ素子よりなる冷却装置40が取り付けられている。冷却装置40は、ペルチェ素子45による冷却手段を有しており、冷却装置40の下側にアルミ等の金属板などからなる吸熱体44を備え、その吸熱体44の上側にアルミ等の金属板に複数の放熱用フィン42を立ち上げて並設した放熱体41が設けられている。そして、放熱体41の上方には排熱を外部に排出するためモータで作動する排気ファン43を設けている。
小蓋30は、上面側の上方に向けて周壁が立設された容器状のベース体32を有し、このベース体32の上面側にペルチェ素子よりなる冷却装置40が取り付けられている。冷却装置40は、ペルチェ素子45による冷却手段を有しており、冷却装置40の下側にアルミ等の金属板などからなる吸熱体44を備え、その吸熱体44の上側にアルミ等の金属板に複数の放熱用フィン42を立ち上げて並設した放熱体41が設けられている。そして、放熱体41の上方には排熱を外部に排出するためモータで作動する排気ファン43を設けている。
冷却装置40の電源は、小蓋30の上面側に装着した二次電池であるリチウムイオンバッテリ等の電池50を用いている。そして、電池50からコードで通電され、その途中にサーモセンサー51と制御手段52が設けられている。制御手段52は、サーモセンサー51によって検出された保冷箱本体10の保冷収納部18の温度により冷却装置40を制御するように形成されている。電池50は、電池50を包括可能なホルダ53によって被覆され、小蓋30の冷却装置40より枢着部側で保持される。サーモセンサー51は、ベース体32の底面の開口33から保冷箱本体10の保冷収納部18に露呈している。
ペルチェ素子45は、片面に電極を設けた二枚の絶縁性基盤(例えば、アルミナや窒化アルミ等のセラミックプレートなど)に、ビスマステルル等にセレン等のドーパントを添加してなるP形、N形の一対の半導体を交互に並べて形成されている。
小蓋30のベース体32の底面に開口33が形成され、冷却装置40はこの開口33の周縁にネジ止めした支持プレート34を介して取り付けられ、ベース体32の底面の開口33から下方に吸熱体44が突出し、保冷箱本体10の保冷収納部18に吸熱体44の下面側が露呈する。
保冷箱1における冷却作用は以下のようになる。
まず、電源50から冷却装置40に通電すると、ペルチェ素子45の電子冷却効果により吸熱体44側から吸熱される。すると、放熱体41側に熱の移動が生じて放熱され、保冷箱内部の保冷収納部18が冷却される。この熱はさらに排気ファン43により外部に排出される。なお、排気ファン43の電源(図示は表示しない)は、冷却装置40の電源50から供給されていてもよいし、別途電池等を設けてもよい。
まず、電源50から冷却装置40に通電すると、ペルチェ素子45の電子冷却効果により吸熱体44側から吸熱される。すると、放熱体41側に熱の移動が生じて放熱され、保冷箱内部の保冷収納部18が冷却される。この熱はさらに排気ファン43により外部に排出される。なお、排気ファン43の電源(図示は表示しない)は、冷却装置40の電源50から供給されていてもよいし、別途電池等を設けてもよい。
なお、電池50は、コードが着脱可能でホルダから外して交換することができる。また、電池50を複数個取り付けてもよい。コードは自動車等に設けたシガレットライタープラグに接続して通電し、電池50への充電ができるようにしてもよい。
また、電池50を蓋体20に取り付けることもでき、この場合、コードは小蓋30の枢着部側から冷却装置40に接続する。
また、電池50を蓋体20に取り付けることもでき、この場合、コードは小蓋30の枢着部側から冷却装置40に接続する。
また、図4に示すフラット小蓋(交換用の小蓋)30Bは、小蓋30の代わりに保冷箱本体10に装着可能なものである。すなわち、小蓋30を保冷箱本体10から取り外した場合に、第二小蓋30Bを代わりに装着することが可能となる。つまり、冷却装置40を有しないで発砲断熱材39を有するフラット小蓋30Bを用意しておき、このフラット小蓋30Bと交換することで、冷却装置40を使用しないで保冷箱1を使用するときも冷気漏れを防止できる。
また、小蓋30及びフラット小蓋30Bのそれぞれを、同一サイズのモジュールに形成しておけば、小蓋30を搭載していない構造の保冷箱に対して小蓋30の設置が容易となる。
また、小蓋30及びフラット小蓋30Bのそれぞれを、同一サイズのモジュールに形成しておけば、小蓋30を搭載していない構造の保冷箱に対して小蓋30の設置が容易となる。
本発明に係る保冷箱1によれば、ペルチェ素子45を用いた冷却装置40によって確実に保冷箱1内部の冷却が可能となる。また、小蓋30に冷却装置40を設けることで、冷却装置40を設けた際に形成される開口33と保冷箱1の物の出し入れを行う窓19を共通させることができるので、余分な開口が形成されないことから保冷箱1の保冷力の低下が抑制される。さらに、冷却装置40に通電可能な電源50を備えているため、外部電源がなくてもすぐに冷却装置40を作動させることができる。
1 保冷箱
10 保冷箱本体 10a 上部開口
10b パッキン部材
11 周壁 12 底壁
13 内ケース 14 外ケース
15 間隙 16 断熱材
18 保冷収納部 19 窓
20 蓋体 22 外殻体
23、39 断熱材
25 支持孔 26 案内溝
27 係合部 28 開閉スイッチ
30 小蓋 30B フラット小蓋
31 軸 32 ベース体
33 開口 34 支持プレート
40 冷却装置 41 放熱体
42 放熱用フィン 43 排気ファン
44 吸熱体
50 電池 51 サーモセンサー
52 制御手段
10 保冷箱本体 10a 上部開口
10b パッキン部材
11 周壁 12 底壁
13 内ケース 14 外ケース
15 間隙 16 断熱材
18 保冷収納部 19 窓
20 蓋体 22 外殻体
23、39 断熱材
25 支持孔 26 案内溝
27 係合部 28 開閉スイッチ
30 小蓋 30B フラット小蓋
31 軸 32 ベース体
33 開口 34 支持プレート
40 冷却装置 41 放熱体
42 放熱用フィン 43 排気ファン
44 吸熱体
50 電池 51 サーモセンサー
52 制御手段
Claims (5)
- 内部に収納空間を有する保冷収納部を冷却可能な保冷箱であって、
前記保冷収納部を備えた保冷箱本体と、
その保冷箱本体の上部開口を開閉自在に閉塞する蓋体と、
その蓋体に設けられ、前記保冷収納部に通じる窓を開閉自在に閉塞する小蓋と、
その小蓋にペルチェ素子によって前記保冷収納部を冷却可能な冷却装置と、
を備えていることを特徴とする保冷箱。 - 前記小蓋には、冷却装置の電源を設けたことを特徴とする請求項1記載の保冷箱。
- 前記小蓋は、蓋体に回動自在に枢着され、前記電源は、冷却装置より枢着部側に取り付けたことを特徴とする請求項2記載の保冷箱。
- 前記小蓋は、蓋体に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の保冷箱。
- 内部に収納空間を有する保冷収納部を冷却可能な保冷箱であって、
ペルチェ素子によって前記保冷箱内部を冷却可能な冷却装置と、その冷却装置に通電可能な電源を備えたことを特徴とする保冷箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006093591A JP2007271091A (ja) | 2006-03-30 | 2006-03-30 | 保冷箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006093591A JP2007271091A (ja) | 2006-03-30 | 2006-03-30 | 保冷箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007271091A true JP2007271091A (ja) | 2007-10-18 |
Family
ID=38674087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006093591A Pending JP2007271091A (ja) | 2006-03-30 | 2006-03-30 | 保冷箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007271091A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020073846A (ja) * | 2020-01-15 | 2020-05-14 | 三菱電機株式会社 | 冷却装置 |
JP2021522462A (ja) * | 2018-04-19 | 2021-08-30 | エンバー テクノロジーズ, インコーポレイテッド | アクティブ温度制御を備えた携帯型冷却器 |
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2006
- 2006-03-30 JP JP2006093591A patent/JP2007271091A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021522462A (ja) * | 2018-04-19 | 2021-08-30 | エンバー テクノロジーズ, インコーポレイテッド | アクティブ温度制御を備えた携帯型冷却器 |
JP2020073846A (ja) * | 2020-01-15 | 2020-05-14 | 三菱電機株式会社 | 冷却装置 |
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