JP2007267542A - モータ及び駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数とコストを削減することなどを可能とした、直進駆動機構を備えたモータ及び駆動装置を提供する。
【解決手段】ステッピングモータは、ステータ1、第1の軸受2、第2の軸受10、第1のコイル3、第2のコイル4、ボビン5、マグネット8、コア9、リードスクリュー軸11、カバー12、ナット13を備える。ナット13を支持するナット支持部12cと、ナット13を軸方向に付勢することでリードスクリュー軸11を軸方向に付勢する弾性部12bとを、単一の部品であるカバー12で構成する。また、カバー12の弾性部12bを2回の折り返し部を有する板バネにより構成する。また、カバー12によりマグネット8の軸方向の一端面を覆う構成とする。ナット13の胴体部13aを、ナット支持部12cに対して軸方向に直交する方向には所定の隙間を持って嵌合させ支持させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転駆動力を直進駆動力に変換する機構を有するモータ及び該モータを用いて被駆動体を駆動する駆動装置に関する。
従来、コイルに通電し磁束を発生させることでロータ軸(回転軸)を回転駆動する構造のモータがある。この種のモータの第1の従来例として、回転軸方向長さを短くし且つ出力を高めたモータが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図12は、第1の従来例に係るステッピングモータの分解斜視図である。図13は、図12のステッピングモータの組立後の縦断面図である。
図12及び図13において、第1の従来例のモータは、ステータ101、第1のコイル102、第1のボビン103、第2のコイル104、第2のボビン105、マグネット106、ロータ軸107、カバー108、軸受109、110を備えている。
マグネット106は、円筒形状に形成され、周方向にN分割されて異なる極に交互に着磁されている。ロータ軸107は、軟磁性材料から形成され、マグネット106の内径部に固定される。第1のコイル102は、第1のボビン103に巻回され、ロータ軸107の軸方向においてマグネット106に隣接して配置される。第2のコイル104は、第2のボビン105に巻回され、ロータ軸107の軸方向においてマグネット106に隣接すると共に第1のコイル102と略同一平面上に配置される。
第1の外側磁極部101aは、第1のコイル102の内周側に挿入され、第1のコイル102により励磁される。且つ、第1の外側磁極部101aは、マグネット106の外周面に対し所定の隙間を有し、その外周面の所定の角度範囲内に対向するように配置される。第2の外側磁極部101bは、第2のコイル104の内周側に挿入され、第2のコイル104により励磁される。且つ、第2の外側磁極部101bは、第1の外側磁極部101aとはマグネット106の着磁部に対し(180/N)度位相がずれると共にマグネット106の外周面に対し所定の隙間を有し、その外周面の所定の角度範囲内に対向するように配置される。
ステータ101は、第1の外側磁極部101aと、第2の外側磁極部101bと、これらの一端部が固定された平板部101cとにより一体的に形成される。ロータ軸107は、ステータ1に取り付けられる軸受110とカバー108に取り付けられる軸受109とにより回動可能に支持される。
上記構成において、第1のコイル102、第2のコイル104への通電方向を切り換えることで、ステータ101の第1の外側磁極部101a、第2の外側磁極部101bの各極性を切り換える。これにより、ロータ軸107を回転させる。
第1の従来例のモータは、コイルに通電することにより発生した磁束が外側磁極部からマグネットを通過して対向するロータ軸(内側磁極部)へ流れる。または、ロータ軸からマグネットを通過して対向する外側磁極部へ流れる。これに伴い、磁束が外側磁極部と内側磁極部との間に位置するマグネットに効率的に作用する。
また、ロータ軸が内側磁極部を兼ねることで、マグネットの内周と内側磁極部との間に空隙を設ける必要がない。そのため、外側磁極部と内側磁極部との間隔を非常に小さくでき、外側磁極部と内側磁極部とにより構成される磁気回路の抵抗が小さくなる。従って、少ない電流で多くの磁束を発生させることができるため、モータの出力を向上させることができる。
更に、第1のコイルと第2のコイルとは、共にマグネットに隣接して略同一平面状に配置される。これと共に、第1の外側磁極部と第2の外側磁極部とは、同一のマグネットに対してそれぞれ異なる角度範囲に関して対向するように構成されている。これにより、マグネットを軸方向に関して短く構成でき、軸方向の長さが短いモータとすることができる。また、2つの外側磁極部は一体で形成されるため、相互位置誤差を小さく抑えることができると共に、部品点数が少なく構造が簡単でコストが安いモータを提供できる。
しかしながら、上記第1の従来例にて提案されている技術においては、特に光学部品等を駆動する場合の機構の具体的な記述はない。
一方、第2の従来例として、モータを用いて被駆動体を駆動する変位装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
変位装置は、モータに連結されたスクリュー軸に噛み合う噛合体と被駆動体との取り付けを、被駆動体の駆動方向には剛性を有し且つその移動方向と直交する方向に対して可撓性を有する連結体を介して行うものである。噛合体と被駆動体は、被駆動体の駆動方向にはガタなく追従する。スクリュー軸と被駆動体を支持するガイド部材とに平行誤差が生じても、連結体が撓むことで誤差を吸収する。
また、第3の従来例として、モータを用いてレンズを駆動するレンズ駆動装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
レンズ駆動装置は、レンズを保持するレンズ枠、第1のガイド手段、駆動軸、駆動片、第2のガイド手段を備える。第1のガイド手段は、レンズ枠を光軸方向に移動可能に保持する2本のガイドポールで構成される。駆動軸は、送りネジを有するモータ軸と一体に構成される。駆動片は、駆動軸の送りねじの円周180°以下に螺合する切り欠きナットを有する。第2のガイド手段は、駆動片を駆動軸と平行に摺動可能且つ回動可能に保持するモータ取付体に配設された1本のガイドポールで構成される。
駆動片は、駆動軸に挟み込む手段であるアームを備える。駆動片とレンズ枠とは、光軸方向には隙間なく光軸の直角方向には隙間をもって挿入係合される。駆動軸の回転により駆動片を光軸方向に駆動させると共に、レンズ枠を駆動することによりレンズを移動する。
特開2004−242453号公報 実開平2−71155号公報 特許第2890689号
しかしながら、上記第2の従来例は、モータとガイド部材とは何らかの部材に取り付けられなければならないが、その具体的な記述はない。また、噛合体と被駆動体とは連結体を介して取り付けられており、被駆動体なしには直進駆動機構を構成できない。即ち、被駆動体を新規に設計する場合、直進駆動機構も併せて新規に設計する必要があり、設計負荷が大きく、製品サイクルの短い機器に応用するのは難しい。
また、上記第3の従来例は、上記第2の従来例の被駆動体に相当するレンズ及びレンズ枠がなくても、直進駆動機構を構成可能な構造となっている。モータと、モータに一体の送りネジを有する駆動軸と、駆動片と、第2のガイド手段と、モータ取付体とから、直進駆動機構をユニット化することが可能である。レンズ及びレンズ枠を新規に設計する場合、ユニット化された直進駆動機構はそのまま利用することが可能となる。
しかしながら、上記第3の従来例は、送りネジが軸方向にガタつかないように、例えば板バネなどの弾性を有する部材で付勢する必要がある。また、モータ取付体や第2のガイド手段が必要になるため、部品点数及びコストが増加すると共に、レンズ移動装置の軸方向寸法も大きくなってしまう欠点がある。
本発明の目的は、部品点数とコストを削減することなどを可能とした、直進駆動機構を備えたモータ及び駆動装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明のモータは、コイルにより励磁されるステータと、前記ステータの内側に対向配置される筒状のマグネットと、前記マグネットの内周部に固定される筒状のロータと、前記ロータの内周部に固定されるリードスクリューと、前記リードスクリューに係合される係合部材と、前記係合部材を支持する支持部と、前記係合部材を軸方向に付勢することで前記リードスクリューを軸方向に付勢する弾性部とを有する付勢部材と、を備えることを特徴とする。
上述の目的を達成するために、本発明の駆動装置は、コイルにより励磁されるステータと、前記ステータの内側に対向配置される筒状のマグネットと、前記マグネットの内周部に固定される筒状のロータとを有するモータと、前記モータの前記ロータの内周部に固定されるリードスクリューと、前記リードスクリューに係合される係合部材と、前記係合部材を支持する支持部と、前記係合部材を軸方向に付勢することで前記リードスクリューを軸方向に付勢する弾性部と、前記リードスクリューの回転を駆動対象に伝達する駆動伝達部とを有する付勢部材と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、係合部材を支持する支持部と、係合部材を軸方向に付勢することでリードスクリューを軸方向に付勢する弾性部とを、単一の部品である付勢部材で構成している。これにより、部品点数とコストを削減することが可能な、直進駆動機構を備えたモータ及び駆動装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る駆動装置の構成の一部であるステッピングモータの分解斜視図である。図2は、ステッピングモータの組立後の斜視図である。図3は、ステッピングモータの組立後の上面図である。図4は、ステッピングモータの2つのコイルを通る縦断面図である。図5は、ステッピングモータのナット駆動状態の説明するための図であり、(a)は、ナット下限位置状態を示す図、(b)は、ナット上限位置状態を示す図である。
図1乃至図5において、ステッピングモータは、ステータ1、第1の軸受2、第2の軸受10、第1のコイル3、第2のコイル4、ボビン5、マグネット8、コア9、リードスクリュー軸11、カバー12、ナット13を備えている。
ステータ1は、軟磁性材料により形成されており、第1の外側磁極部1a、第2の外側磁極部1b、平板部1c、穴部1d、突起部1e、1fを備えている。平板部1cは、開き角θ(図6参照)の板状の部材である。平板部1cの中央には、第1の軸受2が取り付けられる穴部1dが形成されている。第1の外側磁極部1a及び第2の外側磁極部1bは、それぞれ、櫛歯形状を有し、平板部1cの両端部において該平板部1cに対し一体的に単純に曲げられると共に、リードスクリュー軸11に対し平行に配置される。突起部1e、1fは、第1の外側磁極部1aの先端と第2の外側磁極部1bの先端とにそれぞれ一体的に設けられている。
上記のように、ステ−タ1は、第1の外側磁極部1aと第2の外側磁極部1bが平板部1cと一体的に構成されている。このため、第1の外側磁極部1aと第2の外側磁極部1bとの相互誤差が少なくなり、組み立てによるステッピングモータの性能のばらつきを最小限に抑えることができる。
第1の軸受2は、軟磁性材料により円筒形状に形成されており、中央部に所定の深さの軸穴部2a、軸方向一方の端部に固定部2bを備えている。第1の軸受2は、軸穴部2aにリードスクリュー軸11が嵌合し、固定部2bがステータ1の穴部1dに取り付けられることで、リードスクリュー軸11を回転自在に支持する。
ボビン5は、第1のボビン部5a、第2のボビン部5b、カバー部5c、ダボ5d、5eを備えている。カバー部5cは、ステータ1の第1の外側磁極部1a及び第2の外側磁極部1bが嵌合可能な形状を有する。カバー部5cは、ステータ1の平板部1cの上面に載置され、マグネット8の外周面を覆うと共に、ステッピングモータの外観の一部を構成する。
第1のボビン部5aは、第1のコイル3が巻回されるものであり、カバー部5cに一体的に配設されている。また、第1のボビン部5aは、その内側に、第1の外側磁極部1aの軸方向における平板部1c寄りの部分が嵌合する切り欠き部を有する。第2のボビン部5bは、第2のコイル4が巻回されるものであり、カバー部5cに一体的に配設されている。また、第2のボビン5bは、その内側に、第2の外側磁極部1bの軸方向における平板部1c寄りの部分が嵌合する切り欠き部を有する。
更に、ボビン5のカバー部5cの長手方向両側には、第1のコイル3のコイル端子がからげられる(接続される)2つの端子ピン6、及び、第2のコイル4のコイル端子がからげられる(接続される)2つの端子ピン7が配設されている。更に、ボビン5のカバー部5cの上面には、カバー12の取り付け位置を決めるための2つのダボ5d、5eが配設されている。
第1のコイル3は、軸方向におけるマグネット8とステータ1の平板部1cとの間で、第1の外側磁極部1aの外周側において、第1のボビン部5aに巻回される。第1のコイル3は、両端のコイル端子がボビン5に付設された上記2つの端子ピン6にからげられることで導通状態となる。これにより、第1のコイル3へ通電することにより、ステータ1の第1の外側磁極部1aが励磁される。
第2のコイル4は、軸方向におけるマグネット8とステータ1の平板部1cとの間で、第2の外側磁極部1bの外周側において、第2のボビン部5bに巻回される。第2のコイル4は、両端のコイル端子がボビン5に付設された上記2つの端子ピン7にからげられることで導通状態となる。これにより、第2のコイル4へ通電することにより、ステータ1の第2の外側磁極部1bが励磁される。
第1のコイル3及び第2のコイル4は、ステータ1の平板部1cの上面に隣接して配置され、第1のコイル3及び第2のコイル4の間には、リードスクリュー軸11及び第1の軸受2が隣接して配置される。これにより、2つのコイル及びマグネットをモータ軸方向に間隔を置いて配置した構造と比較し、ステッピングモータの軸方向長さを短くすることができる。
マグネット8は、円筒形状に形成されており、コア9が嵌合可能な内径部8aを備えている。マグネット8は、円周方向にN分割(着磁極数:N)(本実施の形態では6分割(着磁極数:6))され、S極とN極が交互に着磁されている(図6参照)。マグネット8の内周面は、外周面に比べ弱い着磁分布を有するか、或いは全く着磁されていないか、或いは外周面と逆の極(外周面がS極の場合はN極)に着磁されている。マグネット8は、ステータ1の第1の外側磁極部1aと第2の外側磁極部1bに対し設定された隙間をおいて対向配置される。
コア9は、軟磁性材料により円筒形状に形成されており、リードスクリュー軸11が嵌合可能な穴部9aを備えている。コア9は、マグネット8の内径部8aに接着等により固定される。マグネット8とコア9とは、互いの軸方向寸法が同一に形成されており、互いの軸方向端面が同一となるように固定される。
リードスクリュー軸11は、軟磁性材料により形成されており、軸部11a、雄ネジ部11bを備えている。軸部11aは、軸方向中央部分がコア9の穴部9aに嵌合されることで固定される。軸部11aの球面(球R)形状を有する一端部(先端部)は、第1の軸受2に回転自在に支持される。また、軸部11aの雄ネジ部11b側の他端部は、第2の軸受10に回転自在に支持される。雄ネジ部11bは、ナット13の雌ネジ部13b(後述)と噛み合うことで、リードスクリュー軸11の回転に伴い、ナット13を軸方向に直進移動させる。
リードスクリュー軸11は、軸部11aの球面(球R)形状を有する先端部が第1の軸受2の穴部2aの底面に当接することで、軸方向の位置が決められる。これにより、リードスクリュー軸11が回転時に軸方向への振れが抑制される結果、リードスクリュー軸11の雄ネジ部11bに噛み合うナット13の軸方向の送り精度が向上する。
カバー12は、一体で形成された、平板状の天板部12a、弾性部12b、ナット支持部12c、駆動伝達部12dを備えている。また、天板部12aは、穴部12e、12f、12g、位置決め部12h、12i(不図示)を備えている。カバー12の天板部12aの穴部12e、12fには、ステータ1の第1の外側磁極部1aの先端の突起部1eと、第2の外側磁極部1bの先端の突起部1fとがそれぞれ挿入され、レーザ溶接或いはカシメ等により固定される。
カバー12の天板部12aは、該天板部12aとステータ1との間にボビン5を挟持する状態でステータ1に固定される。天板部12aの位置決め部12h、12iには、ボビン5のダボ5d、5eが嵌合され、天板部12aに対するボビン5の取り付け位置が決められる。また、カバー12の天板部12aの穴部12gは、天板部12aの略中央部に形成されており、第2の軸受10が取り付けられる。
ここで、カバー12の天板部12aは、図4に示すようにマグネット8の軸方向の一端部を覆う。即ち、マグネット8は、ボビン5のカバー部5cとカバー12の天板部12aとにより完全に覆われるため、外部からのゴミの侵入を防ぐ構造となっている。
カバー12の弾性部12bは、図5に示すように天板部12aの一端に対して一体に2本の細長い板部材を2回折り返した形状を有する板バネにより形成されている。カバー12の弾性部12bにおけるナット装着側には、ナット支持部12cが一体で形成されている。カバー12の弾性部12bは、ナット支持部12cを介してナット13を軸方向に付勢する。これにより、ナット13に噛み合うリードスクリュー軸11の軸部11aの球R形状の先端部を、軸方向(第1の軸受2に当接する方向)に片寄せた状態に付勢する。
また、カバー12の駆動伝達部12dは、ナット支持部12cの端部に一体で形成されると共に、ナット13の軸方向に垂直な方向に中心軸をもつ円筒形状に構成されている。即ち、カバー12の駆動伝達部12dの外周面は、円弧状となっている。カバー12の駆動伝達部12dは、リードスクリュー軸11の回転をステッピングモータの外部に駆動力として伝達する。
ナット13は、胴体部13a、リードスクリュー軸11に噛み合う雌ネジ部13b、第1突起部13c、第2突起部13dを備えている。ナット13は、第1突起部13cと第2突起部13dとによりカバー12のナット支持部12cを軸方向の上下に挟み込む形で、ナット支持部12cに取り付けられる。その際、ナット13の胴体部13aは、カバー12のナット支持部12cに対して軸方向に垂直な方向には所定の隙間をもって嵌合され支持される。
ナット13の胴体部13aとカバー12のナット支持部12cとにより、ナット13の回転止めがなされる。即ち、リードスクリュー軸11が回転すると、リードスクリュー軸11の雄ネジ部11bに雌ネジ部13bを介して噛み合うナット13は、回転することなく軸方向に移動する(隙間分はわずかに回転する)。
上述したステータ1の第1の外側磁極部1aと第2の外側磁極部1bは、マグネット8の外周面に所定の隙間をあけて対向している。そして、コア9における第1の外側磁極部1aに対向する部分と、リードスクリュー軸11と、第1の軸受2とにより、第1の内側磁極部が形成される。同様に、コア9における第2の外側磁極部1bに対向する部分と、リードスクリュー軸11と、第1の軸受2とにより、第2の内側磁極部が形成される。
これにより、第1のコイル3へ通電することで、第1の外側磁極部1aと第1の内側磁極部をそれぞれ反対の極に励磁して、その磁極間にマグネット8を横切る磁束を発生させ、磁束を効果的にマグネット8に作用させる。同様に、第2のコイル4へ通電することで、第2の外側磁極部1bと第2の内側磁極部をそれぞれ反対の極に励磁し、その磁極間にマグネット8を横切る磁束を発生させ、磁束を効果的にマグネット8に作用させる。
本実施の形態では、ステッピングモータを上記構造とすることで、マグネット8の内側で内側磁極部を成すコア9とマグネット8の内周部との間に空隙を設ける必要がなくなる。そのため、ステータ1の第1の外側磁極部1aとコア9との間隔及びステータ1の第2の外側磁極部1bとコア9との間隔を小さくすることができる。従って、第1のコイル3、第1の外側磁極部1a、第1の内側磁極部で形成される磁気回路と、第2のコイル4、第2の外側磁極部1b、第2の内側磁極部で形成される磁気回路の磁気抵抗を小さくすることができる。これにより、ステッピングモータの出力を高めることができる。
また、本実施の形態では、第1の内側磁極部及び第2の内側磁極部を、コア9とリードスクリュー軸11と第1の軸受2とから構成している。これにより、ロータ(コア及びリードスクリュー軸11)が内側磁極部を兼ねることになるため、製造コストを低減することができる。更に、ステータ1は、第1の外側磁極部1a及び第2の外側磁極部1bを平板部1cと直交する方向へ単純に折り曲げただけで構成される。これにより、製造が容易であると共に、製造コストを低減することができる。
また、本実施の形態では、図4に示すように、マグネット8は、コア9の外周部に固定されているので、マグネット8の機械的強度を大きくすることができる。また、コア9は、マグネット8の内径部に現れるS極とN極との間の磁気抵抗を小さくするいわゆるバックメタルとして作用する。これにより、磁気回路のパーミアンス係数は高く設定されることになり、ステッピングモータが高温の環境下で使用された場合でも減磁による磁気的劣化を少なくすることができる。
また、本実施の形態では、ステッピングモータを上記構造とすることで、マグネット8の外径部側のみの隙間を管理するだけでよい。これにより、ステッピングモータを構成する各部品の組み立てが容易になる。
また、本実施の形態では、ステータ1の第1の外側磁極部1a及び第2の外側磁極部1bを、ステッピングモータの軸方向に延出した櫛歯形状に構成している。これにより、ステッピングモータの最大外径(図6のL1)を最小限に抑えることができる。
ここで、例えば、外側磁極部をマグネットの半径方向に伸びるステータ板で構成すると、マグネットを平面的な展開にする必要があると共に、半径方向に向かってコイルを巻くことになる。そのため、軸方向の長さは短くてもステッピングモータの最大外径は大きなものとなってしまう。
これに対し、本実施の形態では、ステッピングモータの最大外径寸法(図6のL1)は、マグネット8の直径と、第1の外側磁極部1a及び第2の外側磁極部1bの厚みと、第1のコイル3及び第2のコイル4の巻き線幅とで決定される。この場合、第1のコイル3及び第2のコイル4の巻き線幅の片側部分(第1の軸受2側の部分)は、径方向でマグネット8と略同じ位置にある。これにより、ステッピングモータの最大外径を最小限に抑えることができる。
また、本実施の形態では、上記のようにステータ1の第1の外側磁極部1a及び第2の外側磁極部1bを、ステッピングモータの軸方向に延出した櫛歯形状に構成している。そのため、第1のコイル3、第2のコイル4、マグネット8とコア9とリードスクリュー軸11からなるロータを、全て一方向(図1の上方向から下方向へ)から組み込むことが可能となる。これにより、ステッピングモータの組み立て作業性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、ボビン5は、第1のコイル3と第2のコイル4の両方が巻回されると共に、マグネット8の外周面を覆うカバーを兼ねている。これにより、第1及び第2のコイルを別々のボビンに巻回する場合やカバーを別個に設ける場合と比較し、部品点数及びコストを削減することができる。
また、本実施の形態では、ステッピングモータの最小外径寸法(図6のL2)は、マグネット8の直径と、ボビン5のカバー部5cの厚みだけで決定される。これにより、ステッピングモータの外径(図6のL2)に対してマグネット8の外径をかなり近いものにすることが可能となり、ステッピングモータの外径の小型化に対して有利となる。
また、本実施の形態では、カバー12は、リードスクリュー軸11に噛み合うナット13を支持しつつ、ナット13を軸方向に片寄せさせる。更に、カバー12は、マグネット8の軸方向の一端面を覆い、天板部12aとステータ1との間にボビン5を挟持してステータ1に固定されるという機能を兼ねている。これにより、ステッピングモータ単体に後からアングルを取り付ける構造のものと比較し、部品点数及びコストを削減できると共に、ステッピングモータの軸方向長さをより短くすることができる。
また、本実施の形態では、ステータ1に固定される第1の軸受2と、ステータ1に固定されるカバー12に取り付けられる第2の軸受10とにより、リードスクリュー軸11を支持する構成としている。これにより、ステッピングモータ単体に後からアングルを取り付ける構造のものと比較し、第1の軸受2及び第2の軸受10の同軸度のズレを最小限に抑えることができる。更に、マグネット8の外周面と第1の外側磁極部1a及び第2の外側磁極部1bの内周面とのギャップの均一化を図ることができ、ステッピングモータの安定した回転を得ることができる。
また、本実施の形態では、リードスクリュー軸11をステッピングモータの回転軸としている。そのため、例えばリードスクリュー軸がステッピングモータの回転軸とは別体のものと比較し、リードスクリュー軸と回転軸を接合する必要がなくなる。これにより、接合時の芯ズレがなくなることで、ステッピングモータの安定した回転を得ることができると共に、大幅にコストの低減を図ることができる。
また、本実施の形態では、ステッピングモータが、リードスクリュー軸11に噛み合うナット13と、該ナット13を支持するナット支持部12cが一体で形成されるカバー12も備える。そのため、マグネット8の回転をリードスクリュー軸11を介してナット13の軸方向移動に変換して出力することができる。これにより、ステッピングモータのみで、他に減速機等の機構を用いることなく、例えばレンズ等の直進駆動をステップ制御で行うことが可能となる。即ち、直進駆動機構をユニット化でき、汎用性が高い。
ここで、上記第3の従来例にて提案されているものは、上述したようにモータ取付体や第2のガイド手段が必要になるため、コストが高く、レンズ移動装置の軸方向寸法も大きくなってしまうという欠点がある。
これに対し、本実施の形態では、上述したように簡易な構成で直進駆動機構をユニット化することができる。これにより、コストを低減できると共に、ステッピングモータの軸方向寸法も短く構成することができる。
また、本実施の形態では、ナット13を軸方向に片寄せするカバー12の弾性部12bを2回の折り返し部を有する板バネにより構成している。そのため、ステッピングモータの最大外径(図6のL1)からはみ出ることなく、カバー12の弾性部12bである板バネの有効長さを長くとることができる。これにより、板バネの設計自由度を高めることができると共に、板バネ先端の傾きをある程度相殺でき、カバー12のナット支持部12cや駆動伝達部12dの傾きを最小限に抑えることが可能となる。
なお、本実施の形態では、カバー12の弾性部12bを、2回の折り返し部を有する板バネにより構成しているが、3回以上の折り返し部を有する板バネにより構成してもよい。その場合、板バネの折り返し部の回数は、ナット13の軸方向移動量とステッピングモータの軸方向長さとのバランスを考慮に入れ決めることが望ましい。
また、本実施の形態では、ナット13がカバー12のナット支持部12cに取り付けられる際、ナット13の胴体部13aはナット支持部12cに対して軸方向に垂直な方向には所定の隙間を持って嵌合され支持される。これにより、カバー12の寸法公差や弾性部12bの駆動時のガタを吸収してナット13にかかる軸方向以外の力を緩和することで、ナット13の動きを円滑にすることが可能となる。
次に、本実施の形態に係る駆動装置の構成の一部であるステッピングモータの特徴並びにステッピングモータの動作について図6乃至図9を参照しながら説明する。
先ず、ステッピングモータの特徴について説明する。
図6は、ステッピングモータの第1の通電状態の場合の内部構造を示す図である。図7は、ステッピングモータの第2の通電状態の場合の内部構造を示す図である。図8は、ステッピングモータの第3の通電状態の場合の内部構造を示す図である。図9は、ステッピングモータの第4の通電状態の場合の内部構造を示す図である。
図6乃至図9において、マグネット8は、その外周側表面及び内周側表面が円周方向に等角度間隔で複数個に分割(本実施の形態では6分割)され、S極とN極が交互に着磁されている。外周側表面がS極である部分に対応する、内周側表面はN極であり、外周側表面がN極である部分に対応する、内周側表面はS極である。
また、ステータ1の第1の外側磁極部1aと第2の外側磁極部1bとは、図6に示すように、マグネット8の回転中心を基準としてθ度位相がずれた位置に配置されている。ここで、θ度は「180度−180度/N」である(N=着磁分割数)。本実施の形態では、N=6であるので、θ度は150度である。このように、θ度=180度−180度/Nにすることにより、図6に示すL2(ステッピングモータの最小外径寸法)を小さくすることができる。
上記のように、ステータ1の第1の外側磁極部1aと第2の外側磁極部1bは、マグネット8における軸方向に直交する方向の同一面(外周面)に対して、それぞれ異なる角度範囲(θ度位相がずれた位置)で対向するように構成されている。これにより、マグネット8を軸方向に関して短くすることができ、これに伴い、ステッピングモータも軸方向に関して短くすることができる。
上記構成の大きな特徴として、マグネット8の外周面の一部分に着目すれば、次のように磁束が作用する。即ち、マグネット8が回転することにより、マグネット8の一部分に対して、第1のコイル3により励磁される第1の外側磁極部1aの磁束と、第2のコイル4により励磁される第2の外側磁極部1bの磁束とが交互に作用することになる。第1の外側磁極部1aと第2の外側磁極部1bが、マグネット8の同じ個所に対して磁束を作用させる。これにより、マグネット8の着磁のバラツキなどによる悪影響を受けず、ステッピングモータの性能を安定化させることができる。
次に、ステッピングモータの動作について説明する。
図6の状態で、第1のコイル3に正方向に通電する。これに伴い、ステータ1の第1の外側磁極部1aはN極に励磁され、第1の内側磁極部(コア9のうち第1の外側磁極部1aに対向する部分)はS極に励磁される。また、第2のコイル4に正方向に通電する。これに伴い、ステータ1の第2の外側磁極部1bはN極に励磁され、第2の内側磁極部(コア9のうちのうち第2の外側磁極部1bに対向する部分)はS極に励磁される(第1の通電状態)。
次に、図6の状態から、第2のコイル4への通電方向のみ逆方向にする(第1のコイル3を正方向に通電し、第2のコイル4を逆方向に通電する)。これに伴い、ステータ1の第2の外側磁極部1bはS極に励磁され、第2の内側磁極部はN極に励磁される。これにより、図7に示すように、マグネット8は反時計方向に30度回転する(第2の通電状態)。
更に、図7の状態から、第1のコイル3への通電方向のみ逆方向にする(第1のコイル3と第2のコイル4を共に逆方向に通電する)。これに伴い、ステータ1の第1の外側磁極部1aがS極に励磁され、第1の内側磁極部がN極に励磁される。これにより、図8に示すように、マグネット8は反時計方向に更に30度回転する(第3の通電状態)。
更に、図8の状態から、第2のコイル4への通電方向のみ正方向にする(第1のコイル3を逆方向に通電し、第2のコイル4を正方向に通電する)。これに伴い、ステータ1の第2の外側磁極部1bがN極に励磁され、第1の内側磁極部がS極に励磁される。これにより、図9に示すように、マグネット8は反時計方向に更に30度回転する(第4の通電状態)。
以後、同様に、第1のコイル3及び第2のコイル4への通電方向を順次切り換えていく。これに伴い、ステータ1の第1の外側磁極部1aと第2の外側磁極部1bとは異なるタイミングで励磁の切り換えが行われる。これにより、マグネット8は通電位相に応じた位置へと回転する。
上記のように、本実施の形態では、第1の通電状態として、第1のコイル3と第2のコイル4を共に正方向に通電する。第2の通電状態として、第1のコイル3を正方向に通電し、第2のコイル4を逆方向に通電する。第3の通電状態として、第1のコイル3と第2のコイル4を共に逆方向に通電する。第4の通電状態として、第1のコイル3を逆方向に通電し、第2のコイル4を正方向に通電する。このように、第1の通電状態→第2の通電状態→第3の通電状態→第4の通電状態へと通電状態の切り換えを行い、マグネット8を回転させている。
上記の通電状態の切り換えは次のようにしてもよい。即ち、第5の通電状態として、第1のコイル3と第2のコイル4を共に正方向に通電する。第6の通電状態として、第1のコイル3を正方向に通電し、第2のコイル4を非通電状態とする。第7の通電状態として、第1のコイル3を正方向に通電し、第2のコイル4を逆方向に通電する。第8の通電状態として、第1のコイル3を非通電状態とし、第2のコイル4を逆方向に通電する。このように、第5の通電状態→第6の通電状態→第7の通電状態→第8の通電状態へと通電状態を切り換えるようにしてもよい。これにより、マグネット8は通電位相に応じた回転位置へと回転する。
次に、マグネット8と、ステータ1の第1の外側磁極部1a及び第2の外側磁極部1bとの位相関係について説明する。
上述したように、第1のコイル3及び第2のコイル4に対し、第1の通電状態、第2の通電状態、第3の通電状態、第4の通電状態と通電状態を切り換える。これに伴い、ステータ1の第1の外側磁極部1aと第2の外側磁極部1bとは、交互に励磁される極性の切り換えが行われる。
図6の状態で、第1のコイル3に正方向に通電することにより、ステータ1の第1の外側磁極部1aをN極に励磁する。これにより、マグネット8には、第1の外側磁極部1aの中心とマグネット8の着磁部の中心(S極の中心)が一致するように図中反時計方向の回転力が発生する。同時に、第2のコイル4にも正方向に通電することにより、ステータ1の第2の外側磁極部1bをN極に励磁する。これにより、マグネット8には、第2の外側磁極部1bの中心とマグネット8の着磁部の中心(S極の中心)が一致するように図中時計方向の回転力が発生する。
第1のコイル3及び第2のコイル4の通電中は、マグネット8は回転力のバランスがとれた状態で静止する。図6はこの状態を示している。第1のコイル3及び第2のコイル4への通電量が等しい時は、以下のようになる。第1の外側磁極部1aの中心とマグネット8の着磁部の中心(S極の中心)との位相差、及び、第2の外側磁極部1bの中心とマグネット8の着磁部の中心(S極の中心)との位相差は、共に約15度となる。
図6の状態から、第2のコイル4を逆方向の通電に切り換えると、ステータ1の第2の外側磁極部1bはS極に励磁される。これに伴い、マグネット8には、第2の外側磁極部1bの中心とマグネット8の着磁部の中心(N極の中心)が一致するように図中反時計方向の回転力が発生する。ここで、第1のコイル3は正方向の通電のままにしておくことで、マグネット8には、ステータ1の第1の外側磁極部1aの中心とマグネット8の着磁部の中心(S極の中心)が一致するように同じく反時計方向の回転力が発生する。これにより、図6の状態から、マグネット8は反時計方向に回転を始める。
図6の状態から、マグネット8が反時計方向に約15度回転すると、ステータ1の第1の外側磁極部1aの中心とマグネット8の着磁部の中心(S極の中心)が一致する状態になる。この時、第2の外側磁極部1bの中心は、マグネット8の着磁部の境界(S極、N極の境界)と一致した状態であり、マグネット8を更に反時計方向に回転させる力が発生している。そして、マグネット8は、その状態から更に時計方向に約15度回転(図6の状態から時計方向に約30度回転)すると、第1のコイル3及び第2のコイル4の回転力のバランスがとれた状態となり、その位置で静止する。この状態は図7に示される。
図7の状態から、第1のコイル3を逆方向の通電に切り換えると、ステータ1の第1の外側磁極部1aはS極に励磁される。これに伴い、マグネット8には、第1の外側磁極部1aの中心とマグネット8の着磁部の中心(N極の中心)が一致するように図中反時計方向の回転力が発生する。ここで、第2のコイル4は逆方向の通電のままにしておくことで、マグネット8には、第2の外側磁極部1bの中心とマグネット8の着磁部の中心(N極の中心)が一致するように同じく反時計方向の回転力が発生する。これにより、図7の状態から、マグネット8は反時計方向に回転を始める。
図7の状態から、マグネット8が時計方向に約15度回転すると、ステータ1の第2の外側磁極部1bの中心とマグネット8の着磁部の中心(N極の中心)が一致する状態になる。この時、第1の外側磁極部1aの中心は、マグネット8の着磁部の境界(S極、N極の境界)と一致した状態であり、マグネット8を更に反時計方向に回転させる力が発生している。そして、マグネット8は、その状態から更に時計方向に約15度回転(図7の状態から時計方向に約30度回転)すると、第1のコイル3及び第2のコイル4の回転力のバランスがとれた状態となり、その位置で静止する。この状態は図8に示される。
図8の状態から、第2のコイル4を正方向の通電に切り換えると、ステータ1の第2の外側磁極部1bはN極に励磁される。これに伴い、マグネット8には、第2の外側磁極部1bの中心とマグネット8の着磁部の中心(S極の中心)が一致するように図中反時計方向の回転力が発生する。ここで、第1のコイル3は逆方向の通電のままにしておくことで、マグネット8には、第1の外側磁極部1aの中心とマグネット8の着磁部の中心(N極の中心)が一致するように同じく反時計方向の回転力が発生する。これにより、図8の状態から、マグネット8は反時計方向に回転を始める。
図8の状態から、マグネット8が時計方向に約15度回転すると、ステータ1の第1の外側磁極部1aの中心とマグネット8の着磁部の中心(N極の中心)が一致する状態になる。この時、第2の外側磁極部1bの中心は、マグネット8の着磁部の境界(S極、N極の境界)と一致した状態であり、更に反時計方向に回転させる力が発生している。そして、マグネット8は、その状態から更に時計方向に約15度回転(図8の状態から時計方向に約30度回転)すると、第1のコイル3及び第2のコイル4の回転力のバランスがとれた状態となり、その位置で静止する。この状態が図9に示される。
以上のように、ステッピングモータは、第1のコイル3及び第2のコイル4に対する通電位相に応じて回転する。
次に、ステッピングモータのナット駆動状態を上記図5を用いて説明する。
図5(a)のナット下限位置状態において、第1のコイル3及び第2のコイル4への通電によりマグネット8が回転することで、マグネット8にコア9を介して固定されているリードスクリュー軸11も回転する。リードスクリュー軸11の雄ネジ部11bに雌ネジ部13bが噛み合うナット13は、カバー12のナット支持部12cにより回転止めがなされることで、軸方向(図5上方向)に移動する。
これに伴い、カバー12のナット支持部12cは、ナット13の第1突起部13cにより軸方向(図5上方向)に持ち上げられる。この時、ナット13はカバー12の弾性部12bをチャージしながら移動する。即ち、ナット13は、カバー12の弾性部12bにより軸方向(図5下方向)に片寄せされる。従って、リードスクリュー軸11は、軸部11aの先端が第1の軸受2の軸穴部2aに常に当接する。これにより、カバー12のナット支持部12cの側面に一体で形成された駆動伝達部12dは、安定して軸方向移動が可能となる。
マグネット8が所定数回転することで、図5(a)のナット下限位置状態から図5(b)のナット上限位置状態となる。このナット上限位置状態は、ナット13の上面とリードスクリュー軸11の上端面とが略一致した状態である。
なお、図5(a)のナット下限位置状態では、ナット13はカバー12の弾性部12bをチャージしていない状態にある。従って、この状態ではリードスクリュー軸11の軸部11aの先端が第1の軸受2の軸穴部2aに当接するとは限らない。このため、ステッピングモータの外部に駆動を伝達する際は、予めナット13を所定量繰り出した状態(プリチャージ状態)から使用する。
この結果、ナット13で常にカバー12の弾性部12bをチャージした状態で使用することとなり、カバー12の駆動伝達部12dは安定して軸方向移動が可能となる。即ち、ナット13をプリチャージした状態からナット上限位置までが外部駆動範囲となる。ここで、ナット13のプリチャージ状態でのカバー12の弾性部12bに働くバネ力(ナット13を図中下方向に押す力)は、駆動対象の重さよりも大きくする。これにより、ステッピングモータの姿勢変化に対応して安定駆動が可能となる。
次に、本実施の形態に係る駆動装置のステッピングモータと鏡筒との連結について図10及び図11を参照しながら説明する。
図10は、駆動装置の分解斜視図である。図11は、駆動装置のステッピングモータと鏡筒との連結部の縦断面図である。
図10及び図11において、ステッピングモータMは、上記図1乃至図9に示したステッピングモータである。鏡筒15は、内径部にレンズ14が固定された円筒形状部、軸穴部15a、振れ止め突起部15b(不図示)、バネ取り付け部15c、連結部15dを備えている。
鏡筒支持バー16は、鏡筒15の軸穴部15aに挿入されて、鏡筒15をレンズ14の光軸方向に移動可能に支持する。鏡筒振れ止めバー17は、鏡筒15の振れ止め突起部15bに嵌合して、鏡筒15が鏡筒支持バー16を中心にして回転移動しようとする動きを規制する。即ち、鏡筒15は、鏡筒支持バー16と鏡筒振れ止めバー17とにより、光軸方向に移動可能に支持される。連結バネ18は、板バネにより形成されており、丸穴部18a、船底状の突起部18bを備えている。連結バネ18は、ネジ19により鏡筒15のバネ取り付け部15cに固定される。
図2、図10、図11に示すように、ステッピングモータMを構成するカバー12の駆動伝達部12dは、ナット13の軸方向に対し直交する方向に中心軸をもつ円筒形状に構成されている。連結バネ18を鏡筒15のバネ取り付け部15cに固定する際、連結バネ18の船底状の突起部18bがカバー12の駆動伝達部12dの円筒面(円弧部分)に当接するように位置決め固定される。
連結バネ18は、レンズ14が固定された鏡筒15の自重よりも大きな力でカバー12の駆動伝達部12dを鏡筒15のバネ取り付け部15cに付勢している。よって、ナット13が光軸方向に直進駆動することによりカバー12の駆動伝達部12dが光軸方向に直進駆動すると、レンズ14が固定された鏡筒15はカバー12の駆動伝達部12dに遅れなく追従して光軸方向に直進駆動する。連結バネ18の穴部18aは、ネジ19のネジ部外径よりも大きくすることで、鏡筒15に対する連結バネ18の取り付け位置を微調整することが可能となっている。
ステッピングモータMと鏡筒15との駆動方向(光軸方向)に直交する方向における両者の相対位置に誤差が生じている場合は、以下のように調整する。即ち、連結バネ18の船底状の突起部18bがカバー12の駆動伝達部12dの円筒面(円弧部分)に当接するように、鏡筒15に対する連結バネ18の取り付け位置を調整する。これにより、鏡筒15或いはカバー12の駆動伝達部12dに駆動負荷となるようなねじれ力が発生しない。
また、上述したように連結バネ18の突起部18bは船底状に形成され、この突起部18bがカバー12の駆動伝達部12dの円弧部に当接する構造となっている。これにより、連結バネ18によりカバー12の駆動伝達部12dをガタつきなく鏡筒15に付勢することが可能となると共に、連結バネ18の位置決めが容易となる。
ステッピングモータMと鏡筒15とを上記のような連結構造にすることで、以下のような作用がある。例えば、カバー12の弾性部12bが図5(a)の状態から図5(b)の状態に変化した時に、駆動伝達部12dが軸方向に直交する状態から若干傾いていた場合を想定する。このような場合でも、連結バネ18の突起部18bが当接するカバー12の駆動伝達部12dは円筒面(円弧部分)であるため、ねじれ力が発生せず、鏡筒15を光軸方向に精度良く安定的に駆動することが可能となる。
また、連結バネ18を鏡筒15に組み付ける際は、鏡筒15を鏡筒支持バー16に組み付けるのと同様に光軸方向から組み付けることが可能となる。これにより、鏡筒15と連結バネ18との組み立て作業性を向上させることができる。
また、ステッピングモータMを鏡筒15に対し光軸方向から組み付けた後に、連結バネ18をカバー12の駆動伝達部12dを間に挟んで鏡筒15に組み付けることが可能である。これと共に、先に連結バネ18を鏡筒15に組み付けた後に、光軸に直交する方向(連結バネ18の横方向)から連結バネ18と鏡筒15の連結部15dとの間にカバー12の駆動伝達部12dを挿入する形で組み付けることも可能である。これにより、組み立て自由度を向上させることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、駆動装置の構成の一部であるステッピングモータMが、リードスクリュー軸11に噛み合うナット13と、該ナット13を支持するカバー12を備える構成としている。即ち、ナット13を支持するナット支持部12cと、ナット13を軸方向に付勢することでリードスクリュー軸11を軸方向に付勢する弾性部12bとを、単一の部品であるカバー12で構成している。これにより、部品点数及びコストを削減することが可能となる。
また、マグネット8の回転をリードスクリュー軸11を介してナット13の軸方向移動に変換して出力することができる。これにより、ステッピングモータMのみで、他に減速機などの機構を用いることなく、レンズ14を保持した鏡筒15の直進駆動をステップ制御で行うことが可能となる。即ち、直進駆動機構付モータとしてユニット化できるため、汎用性が高いという利点がある。
また、カバー12は、マグネット8の軸方向の一端面を覆うと共に、ナット13を支持しつつナット13を軸方向に片寄せし、更にステッピングモータMの駆動力を外部に伝達する機能も備えている。これにより、ステッピングモータMを、従来のものに比べて大幅にコストの低減を図ることが可能となると共に軸方向寸法の短いものとすることが可能となる。
また、リードスクリュー軸11に噛み合うナット13を支持するカバー12により、マグネット8の軸方向の一端面を覆う構成としている。そのため、天板を別個に設けることが不要となり、部品点数を削減することができる。その際、カバー12の一部がナット13を軸方向に片寄せする構成のため、板バネ等の片寄せ機構を別に設けることも不要となる。更に、ステッピングモータに後からアングルを取り付けるものと比較し、ステッピングモータMの軸方向長さをより短くできる。これにより、ステッピングモータMの小型化と部品点数及びコストの削減を図ることが可能となる。
また、ナット13を軸方向に片寄せするカバー12の弾性部12bを、2回の折り返し部を有する板バネにより構成している。これにより、ステッピングモータMの最大外径(図6のL1)からはみ出ることなく板バネの有効長さを長くとることができ、板バネの設計自由度を高められると共に、板バネ先端の傾きをある程度相殺することが可能となる。更に、カバー12のナット支持部12cや駆動伝達部12dの傾きを最小限に抑えることが可能となる。
また、ナット13がカバー12のナット支持部12cに取り付けられる際、ナット13の胴体部13aはナット支持部12cに対して軸方向に直交する方向には所定の隙間をもって嵌合され支持される。これにより、カバー12の寸法公差や弾性部12bの駆動時のガタを吸収してナット13にかかる軸方向以外の力を緩和することで、ナット13の動きを円滑にすることが可能となる。
また、リードスクリュー軸11がステッピングモータMの回転軸となっている。そのため、例えばリードスクリュー軸が回転軸と別体のものと比較し、リードスクリュー軸と回転軸を接合する必要がなくなる。これにより、接合時の芯ズレがなくなることで、ステッピングモータMの安定した回転を得ることが可能となると共に、大幅にコスト低減を図ることが可能となる。
また、ステータ1に取り付けられる第1の軸受2と、ステータ1に固定されるカバー12に取り付けられる第2の軸受10とにより、リードスクリュー軸11を支持する構成としている。そのため、第1の軸受2及び第2の軸受10の同軸度のズレを最小限に抑えることができる。これにより、マグネット外周面と第1及び第2の外側磁極部内周面とのギャップの均一化を図ることができ、ステッピングモータMの安定した回転を得ることが可能となる。
また、鏡筒15に対する連結バネ18の取り付け位置を微調整可能に構成している。そのため、ステッピングモータMと鏡筒15との駆動方向(光軸方向)に直交する方向における相対位置に誤差が生じた場合でも、上記取り付け位置を調整することができる。これにより、鏡筒15或いはカバー12の駆動伝達部12dに駆動負荷となるようなねじれ力が発生しない。
また、連結バネ18の突起部18bを船底状に形成し、この突起部18bをカバー12の駆動伝達部12dの円筒面(円弧部分)に当接させる構成としている。これにより、ガタやねじれを吸収することで、連結バネ18によりカバー12の駆動伝達部12dをガタつきなく鏡筒15に付勢することが可能となる。これと共に、連結バネ18の位置決めが容易となり、鏡筒15を精度良く安定的に光軸方向に駆動することが可能となる。
また、ステッピングモータMと鏡筒15との連結を光軸方向から組み付けることが可能であると共に、光軸に直交する方向から組み付けることも可能である。これにより、ステッピングモータMと鏡筒15との組み立て自由度を高めることが可能となる。
また、ステータ1の第1の外側磁極部1aと第2の外側磁極部1bの間に配置した、リードスクリュー軸11が固定されたコア9の外周部にマグネット8を固定する構成としている。該構成により、マグネット8の機械的強度を向上できると共に、ロータに内側磁極部を兼ねさせることができ、マグネット8と内側磁極部との間に隙間を設けることが不要となる。これにより、磁気抵抗を低減することができるため、ステッピングモータMの出力を向上させることが可能となる。
また、ステッピングモータMを、その最小外径がマグネット8の直径とボビン5のカバー部5cの厚みだけで決定可能な構造としている。更に、ステータ1の第1の外側磁極部1a及び第2の外側磁極部1bを、ステッピングモータMの軸方向に延出した櫛歯形状とし、第1のコイル3と第2のコイル4とを軸方向に直交する略同一平面上に配置している。これにより、ステッピングモータMの外径及び軸方向長さを最小限に抑え、小型化を図ることが可能となる。
上記の効果をまとめると、小型で且つ軸方向の長さが短く、部品点数及びコストを削減した高出力なステッピングモータMを用いて、光学部品(レンズ14を固定した鏡筒15)を円滑且つ正確に駆動する駆動装置を提供することができる。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、リードスクリュー軸を付設したステッピングモータを備えた駆動装置により光学部品を駆動する場合について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。特許請求の範囲で示した機能または上記実施の形態で示した機能が達成できる構成であれば、どのようなものであっても良いことは言うまでもない。例えば、駆動装置による駆動対象は光学部品に限定されるものではなく、駆動対象を光学部品以外の部材としてもよい。
上記実施の形態では、ステッピングモータの構成部品を、ステータ、コイル、ボビン、マグネット、コア、リードスクリュー軸、カバー、ナットとした。これに対し、ステッピングモータの構成部品を、ステータ、コイル、ボビン、マグネット、コアとし、リードスクリュー軸、カバー、ナットを、ステッピングモータに後から組み付ける別部品としてもよい。
本発明の実施の形態に係る駆動装置の構成の一部であるステッピングモータの分解斜視図である。 図1のステッピングモータの組立後の斜視図である。 ステッピングモータの組立後の上面図である。 ステッピングモータの2つのコイルを通る縦断面図である。 ステッピングモータのナット駆動状態を説明する図であり、(a)は、ナット下限位置状態を示す図、(b)は、ナット上限位置状態を示す図である。 ステッピングモータの第1の通電状態の場合の内部構造を示す図である。 ステッピングモータの第2の通電状態の場合の内部構造を示す図である。 ステッピングモータの第3の通電状態の場合の内部構造を示す図である。 ステッピングモータの第4の通電状態の場合の内部構造を示す図である。 駆動装置の分解斜視図である。 図10の駆動装置のステッピングモータと鏡筒との連結部の縦断面図である。 第1の従来例に係るステッピングモータの分解斜視図である。 図12のステッピングモータの組立後の縦断面図である。
符号の説明
1 ステ−タ
1a 第1の外側磁極部
1b 第2の外側磁極部
3 第1のコイル
4 第2のコイル
8 マグネット
9 コア(ロータ)
11 リードスクリュー軸(リードスクリュー)
12 カバー(付勢部材)
12a 天板部(取付部)
12b 弾性部
12c ナット支持部(支持部)
12d 駆動伝達部
13 ナット(係合部材)
15 鏡筒(駆動対象)
16 鏡筒支持バー
17 鏡筒振れ止めバー
M ステッピングモータ(モータ)

Claims (12)

  1. コイルにより励磁されるステータと、
    前記ステータの内側に対向配置される筒状のマグネットと、
    前記マグネットの内周部に固定される筒状のロータと、
    前記ロータの内周部に固定されるリードスクリューと、
    前記リードスクリューに係合される係合部材と、
    前記係合部材を支持する支持部と、前記係合部材を軸方向に付勢することで前記リードスクリューを軸方向に付勢する弾性部とを有する付勢部材と、
    を備えることを特徴とするモータ。
  2. 前記付勢部材は、前記マグネットの軸方向の一方の端面を覆うことを特徴とする請求項1記載のモータ。
  3. 前記付勢部材の前記弾性部は、少なくとも2回以上の折り返し部を有する板バネにより構成されることを特徴とする請求項1記載のモータ。
  4. 前記付勢部材の前記支持部は、前記係合部材を軸方向に直交する方向には所定の隙間をもって支持することを特徴とする請求項1記載のモータ。
  5. 前記ステータは、軸方向に延出された第1の外側磁極部と第2の外側磁極部とを有し、
    前記ロータは、軸方向一端部が前記第1の外側磁極部と前記第2の外側磁極部の間において前記ステータに回転自在に支持され、
    前記コイルは、前記モータ軸方向における前記ステータと前記マグネットの間において前記第1及び第2の外側磁極部にそれぞれ巻回された第1及び第2のコイルから構成されることを特徴とする請求項1記載のモータ。
  6. コイルにより励磁されるステータと、前記ステータの内側に対向配置される筒状のマグネットと、前記マグネットの内周部に固定される筒状のロータとを有するモータと、
    前記モータの前記ロータの内周部に固定されるリードスクリューと、
    前記リードスクリューに係合される係合部材と、
    前記係合部材を支持する支持部と、前記係合部材を軸方向に付勢することで前記リードスクリューを軸方向に付勢する弾性部と、前記リードスクリューの回転を駆動対象に伝達する駆動伝達部とを有する付勢部材と、
    を備えることを特徴とする駆動装置。
  7. 前記付勢部材は、前記モータの前記ステータに固定され前記マグネットの軸方向の一方の端面を覆う取付部を有することを特徴とする請求項6記載の駆動装置。
  8. 前記付勢部材の前記弾性部は、少なくとも2回以上の折り返し部を有する板バネにより構成されることを特徴とする請求項6記載の駆動装置。
  9. 前記付勢部材の前記支持部は、前記係合部材を軸方向に直交する方向には所定の隙間をもって支持することを特徴とする請求項6記載の駆動装置。
  10. 前記付勢部材の前記駆動伝達部は、前記係合部材の軸に直交する方向に中心軸をもつ円筒形状を有することを特徴とする請求項6記載の駆動装置。
  11. 前記ステータは、軸方向に延出された第1の外側磁極部と第2の外側磁極部とを有し、
    前記ロータは、軸方向一端部が前記第1の外側磁極部と前記第2の外側磁極部の間において前記ステータに回転自在に支持され、
    前記コイルは、前記モータ軸方向における前記ステータと前記マグネットの間において前記第1及び第2の外側磁極部にそれぞれ巻回された第1及び第2のコイルから構成されることを特徴とする請求項6記載の駆動装置。
  12. 前記駆動対象は、レンズを保持する鏡筒を含む群から選択されることを特徴とする請求項6記載の駆動装置。
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