JP2007267515A - 電動モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】低速用と高速用のブラシを備えた3ブラシモータの振動や騒音、磁気ノイズなどの低減を図る。
【解決手段】モータ1は、12本のティース9と、ティース9の間に形成された12個のスロット11と、低速用ブラシ21aと高速用ブラシ21b及び共通ブラシ21cとを有する。スロット11a,11f間にコイル7Aを巻装し、スロット11aに隣接するスロット11bと回転軸5の中心に対し点対称位置に存在するスロット11hとスロット11aとの間にコイル7Aとは逆方向にコイル7Bを巻装する。モータ1の動作に伴って高速用ブラシ21bによる無通電コイルが1スロット隣の位置(P1−Q1,P2−Q2)に交互に現れる。無通電コイルP1−Q2,P2−Q1は対向位置に交互に発生し、無通電コイルが非対称位置に常在することがなく、磁気的なバランスが安定し、アーマチュアの振れ回り力が抑えられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両等に搭載される電動モータに関し、特に、ワイパ装置等の駆動源に使用される高速用と低速用のブラシを有する電動モータに関する。
一般に、自動車等の車両に取り付けられたワイパ装置の駆動源としては、ブラシ付きの電動モータ(以下、適宜モータと略記する)が多く使用されている。この種のモータは、内周面に磁石を取り付けた円筒状のヨークの内側に、アーマチュアコイルが巻装されたアーマチュアが回転自在に配置された構成となっている。アーマチュアは回転軸に外嵌固定されたアーマチュアコアを有しており、アーマチュアコアには軸方向に長いスロットが複数形成されている。このスロットには、所定間隔をあけて巻線が巻装され、複数のコイルが形成される。コイルは、回転軸に取り付けられたコンミテータ片に導通している。コンミテータ片はブラシと摺接しており、ブラシを介してコイルに給電することにより磁界が形成され、ヨークの磁石との間に生じる磁気的な吸引力や反発力によって回転軸が駆動される。
このようなモータでは、例えば、2極12スロットの場合、コイルは次のようにして形成される。図8はアーマチュアコイルの展開図であり、12個のコンミテータ片51と12個のティース52にそれぞれ番号1〜12を付して示したものである。図8に示すように、ここでは例えば巻線53Aは、3番コンミテータ片から巻出され、1−2番ティースの間のスロット54aと、スロット54aから数えて5スロット目のスロット54f(6−7番ティース間)との間に導線をn回(複数回;例えば、左巻20回)巻回する。このようにしてスロット54a,54f間に巻装された巻線53Aは、4番コンミテータ片に接続され、コイル55Aが形成される。なお、スロット54a,54f間のように、あるスロットと、そのスロットから数えて5番目(n番目)のスロットとの間に導線を巻回する巻線形態を、以後、5スロット跨ぎ(nスロット跨ぎ)と称する。
コイル55Aを形成した後、回転軸を30°左回りに回転させる。そして、4番コンミテータ片から巻出される巻線53Bを、2−3番ティースの間のスロット54bと7−8番ティースの間のスロット54g間に、5スロット跨ぎにて複数回巻回(例えば、左巻20回)する。スロット54b,54g間に巻装された巻線53Bは、5番コンミテータ片に接続され、コイル55Bが形成される。同様に、各コンミテータ片51から巻出された巻線53は、各スロット間に複数回巻装されてコイル55を形成し、この操作を回転軸を30°ずつ回転させつつ繰り返す。すなわち、前例で言えば、「左巻20T・5スロット跨ぎ」→「回転軸30°左回転」→「左巻20T・5スロット跨ぎ」を繰り返すことにより、複数のコイル55がアーマチュアコアの周回りに形成される。
一方、ワイパ装置の駆動源として使用されるモータでは、所定回転を出力する通常の動作の他に、豪雨等に対応すべく高速回転動作を行うことが求められる。すなわち、ワイパ装置用モータでは、通常(低速)と高速の2つの作動形態が必要となり、しかも、両作動形態は瞬時に切り替えることができなければならない。そこで、かかるモータでは、図9に示すように、通常作動(LOW)時に使用する低速用ブラシ61の他に、高速作動(HI)時に使用する高速用ブラシ62を設け、ブラシの切り換えによりモータ回転数を変化させている。
低速用ブラシ61と高速用ブラシ62は、共通ブラシ63と共に一対のブラシ対を形成する。各ブラシ61〜63は共にコンミテータ64に摺接しており、通常作動時は、共通ブラシ63と低速用ブラシ61によって電力供給を行う。一方、高速作動時は、陽極又は負極ブラシの一方を高速用ブラシ62に切り換え、共通ブラシ63と高速用ブラシ62によって電力供給を行う。高速用ブラシ62は、低速用ブラシ61から回転方向に角度αだけずれた位置に配置されている。高速作動時は、この高速用ブラシ62によってモータは進角調整された形となり、通常作動時よりも回転数が増加し、高速払拭動作が可能となる。
特開2002-305861号公報 特開2003-153501号公報
ところが、このように低速用ブラシ61の他に高速用ブラシ62を持つ3ブラシモータでは、通常作動時に高速用ブラシ62が隣接するコンミテータ片に接触すると、その間に接続されたコイル55が短絡される。例えば、図8において、通常作動時に低速用ブラシ61が3番、共通ブラシ63が9番コンミテータ片に接触しているとき、高速用ブラシ62が4番と5番のコンミテータ片に跨って接触すると、コイル55Bが短絡される。図10は、高速用ブラシ62による短絡コイルの位置を示す説明図である。
前述のように、コイル55Bは、2−3番ティースの間のスロット54bと7−8番ティースの間のスロット54g間に巻装されており、4,5番のコンミテータ片を高速用ブラシ62が短絡すると、図10に示すような位置にあるコイル55Bが短絡される。その後、モータが回転し、5,6番、6,7番と順次コンミテータ片が短絡されると、それに伴って、図10のコイル55Bの位置にあるコイルが、順次、無通電状態(実際は単独の循環電流が発生)となる。しかしながら、このような無通電コイルは、図10からも分かるように、ブラシ61,63に対し非対称な位置に常在しており、このため、アーマチュアの磁気バランスが崩れ、振れ回り力が発生するという問題があった。
一般に、モータ作動時には、低速用ブラシ61と共通ブラシ63の間の電流は、コイル群を2つに分かれて流れ、左回りと右回りの2系統の回路が形成される。すなわち、前例のように、3番,9番のコンミテータ片にブラシ61,63が接触している場合、3番コンミテータ片から4番,5番・・・9番と流れる回路と、3番コンミテータ片から2番,1番・・・9番と流れる回路が存在する。ところが、高速用ブラシ62が存在すると、高速用ブラシ62側の回路系統に短絡コイルが生じ、短絡コイルが存在しない側の系統の回路よりも電流が流れるコイル数が少なくなる。従って、両ブラシ61,63間は、回路系統によって流れる電流値に差が生じ、この点においても磁気バランスが崩れる。
このように、高速用ブラシ62による短絡コイルは、回路系統の面でも磁気的アンバランスを現出し、その短絡コイルが図10のように非対称の位置に生じる従来のモータでは、振れ回り力がより顕著になり、モータの振動や騒音の原因となるという問題があった。また、高速用ブラシのない通常の2ブラシモータでは、モータから生じる磁気ノイズは比較的小さいが、前述のような3ブラシモータでは、磁気的なアンバランスのため、磁気ノイズが増大するという問題もあった。
本発明の目的は、低速用と高速用のブラシを備えた3ブラシモータの振動や騒音、磁気ノイズなどの低減を図ることにある。
本発明の電動モータは、回転軸に取り付けられ、径方向に向かって放射状に延びる複数のティースと、前記ティースの間に形成され軸方向に沿って延びる複数のスロットとを備えるアーマチュアコアと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ、前記スロットと同数のコンミテータ片を周方向に配置したコンミテータと、前記コンミテータと摺接する第1ブラシと、前記第1ブラシから所定角度周方向に離間して設けられ、前記コンミテータと摺接する第2ブラシと、前記コンミテータと摺接し、前記第1ブラシ又は前記第2ブラシの何れか一方と共に使用される第3ブラシと、前記コンミテータの第1コンミテータ片から第1スロット及び第2スロット間に巻装され、前記第1コンミテータ片に隣接する第2コンミテータ片へ接続される第1コイルと、前記第2コンミテータ片から、前記第1スロットに隣接する第3スロットと前記回転軸の中心に対し点対称位置に存在する第4スロットと、前記第1スロットとの間に前記第1コイルとは逆方向に巻装され、前記第2コンミテータ片に隣接する第3コンミテータ片に接続される第2コイルとを有することを特徴とする。
本発明にあっては、第1〜第3ブラシを備えた電動モータにて、第1スロット及び第2スロット間に巻装される第1コイルと、第1スロットに隣接する第3スロットと回転軸の中心に対し点対称位置に存在する第4スロットと第1スロットとの間に第1コイルとは逆方向に巻装される第2コイルとを設けることにより、第2ブラシによる無通電コイルが、電動モータの動作に伴って1スロット隣の位置に交互に現れる。この際、無通電コイルは、対向位置に交互に発生し、従来のモータのように非対称位置に無通電コイルが常在する場合に比して、磁気的なバランスが安定し、アーマチュアの振れ回り力が抑えられる。
前記電動モータにおいて、前記第1コイル及び前記第2コイルを短節巻にて前記ティースに巻装しても良い。また、前記電動モータに12本の前記ティースと12個の前記スロットを設け、前記第1コイル及び前記第2コイルを5スロット跨ぎにて前記ティースに巻装し、前記第2コイルを、前記第1コイルを巻装した後、前記回転軸を前記第1スロットに対し前記第3スロットとは反対側の第1方向に210°回転させた状態で巻装するようにしても良い。さらに、前記第2コイルを巻装した後、前記回転軸を前記第1方向と逆方向の第2方向に150°回転させて次の前記第1コイルを巻装するようにしても良い。
本発明の他の電動モータは、回転軸に取り付けられ、径方向に向かって放射状に延びる複数のティースと、前記ティースの間に形成され軸方向に沿って延びる複数のスロットとを備えるアーマチュアコアと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ、前記スロットと同数のコンミテータ片を周方向に配置したコンミテータと、前記コンミテータと摺接する第1ブラシと、前記第1ブラシから所定角度周方向に離間して設けられ、前記コンミテータと摺接する第2ブラシと、前記コンミテータと摺接し、前記第1ブラシ又は前記第2ブラシの何れか一方と共に使用される第3ブラシと、前記コンミテータの第1コンミテータ片から第1スロット及び第2スロット間に巻装され、前記第1コンミテータ片に隣接する第2コンミテータ片へ接続される第1コイルと、前記第2コンミテータ片から、前記第1スロットに隣接する第3スロットと前記回転軸の中心に対し点対称位置に存在する第4スロットと、前記第3スロットとの間に前記第1コイルとは逆方向に巻装され、前記第2コンミテータ片に隣接する第3コンミテータ片に接続される第2コイルとを有することを特徴とする。
本発明にあっては、第1〜第3ブラシを備えた電動モータにて、第1スロット及び第2スロット間に巻装される第1コイルと、第1スロットに隣接する第3スロットと回転軸の中心に対し点対称位置に存在する第4スロットと第3スロットとの間に第1コイルとは逆方向に巻装される第2コイルとを設けることにより、第2ブラシによる無通電コイルが、電動モータの動作に伴って回転軸を挟んだ対向位置に発生する。このため、従来のモータのように非対称位置に無通電コイルが常在する場合に比して、磁気的なバランスが安定し、アーマチュアの振れ回り力が抑えられる。
前記電動モータにおいて、前記第1コイル及び前記第2コイルを全節巻にて前記ティースに巻装しても良い。また、前記電動モータに12本の前記ティースと12個の前記スロットを設け、前記第1コイル及び前記第2コイルを6スロット跨ぎにて前記ティースに巻装し、前記第2コイルを、前記第1コイルを巻装した後、前記回転軸を前記第1スロットに対し前記第3スロットとは反対側の第1方向に210°回転させた状態で巻装するようにしても良い。さらに、前記第2コイルを巻装した後、前記回転軸を前記第1方向と逆方向の第2方向に150°回転させて次の前記第1コイルを巻装するようにしても良い。
本発明の電動モータによれば、第1ブラシと、第1ブラシから所定角度周方向に離間して設けられた第2ブラシと、第1ブラシ又は第2ブラシの何れか一方と共に使用される第3ブラシとを備える電動モータにて、第1スロット及び第2スロット間に巻装された第1コイルと、第1スロットに隣接する第3スロットと回転軸の中心に対し点対称位置に存在する第4スロットと第1スロットとの間に第1コイルとは逆方向に巻装される第2コイルとを設けたので、電動モータの動作に伴って生じる第2ブラシによる無通電コイルを、隣接するスロットの位置に交互に出現させることが可能となる。これにより、無通電コイルを対向位置に交互に配置することができ、従来のモータのように非対称位置に無通電コイルが常在する場合に比して、磁気的なバランスが安定し、アーマチュアの振れ回り力を抑えることが可能となる。従って、モータの振動や騒音を低減させることが可能となると共に、磁気的なアンバランスが小さくなるため、磁気ノイズの発生も抑えられる。
本発明の他の電動モータによれば、第1ブラシと、第1ブラシから所定角度周方向に離間して設けられた第2ブラシと、第1ブラシ又は第2ブラシの何れか一方と共に使用される第3ブラシとを備える電動モータにて、第1スロット及び第2スロット間に巻装された第1コイルと、第1スロットに隣接する第3スロットと回転軸の中心に対し点対称位置に存在する第4スロットと第3スロットとの間に第1コイルとは逆方向に巻装される第2コイルとを設けたので、電動モータの動作に伴って生じる第2ブラシによる無通電コイルを、回転軸を挟んだ対向位置に出現させることが可能となる。これにより、従来のモータのように非対称位置に無通電コイルが常在する場合に比して、磁気的なバランスが安定し、アーマチュアの振れ回り力を抑えることが可能となる。従って、モータの振動や騒音を低減させることが可能となると共に、磁気的なアンバランスが小さくなるため、磁気ノイズの発生も抑えられる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1である電動モータの構成を示す一部断面側面図である。モータ1は、自動車用ワイパ装置の駆動源として使用され、図1に示すように、有底円筒形状のモータハウジング2内にアーマチュア3を回動自在に配置した構成となっている。モータハウジング2の内周面には、周方向に一対の永久磁石4が固定されている。この永久磁石4によって、電動モータ1は2極に構成されている。
アーマチュア3は、回転軸5に固定されたアーマチュアコア6と、アーマチュアコア6に巻装されたアーマチュアコイル7とから構成されている。アーマチュアコア6は、リング状の金属板8を複数枚積層して構成されている。金属板8の外周部には、T字形のティース9(図3参照)が周方向に沿って複数個(本実施例では12個)放射状に形成されている。アーマチュアコア6の外周には、複数枚の金属板8を回転軸5に回り止め状に外嵌することにより、隣接するティース9間に蟻溝状のスロット11が凹設される。スロット11は軸方向に沿って延びており、周方向に沿って複数個(12個)形成されている。所定間隔をあけて存するスロット11間にはエナメル被覆の巻線12が巻装され、これによりアーマチュアコア6の外周に複数のアーマチュアコイル7が形成される。
アーマチュアコア6の一端側には、コンミテータ(整流子)13が隣接して配置されている。コンミテータは、外形略円筒形状に形成され回転軸5に外嵌固定される絶縁部と、絶縁部の外周面に取り付けられる導電材にて形成された複数枚のコンミテータ片14(本実施例では12枚)から構成されている。コンミテータ片14は軸方向に長い板状の金属片からなり、互いに絶縁された状態で周方向に沿って並列状に固定される。各コンミテータ片14のアーマチュアコア6側の端部には、外径側に折返す形で折り曲げられたライザ15が一体形成されている。ライザ15には、アーマチュアコイル7の巻き始め端部と巻き終り端部となる巻線12が懸回され、フュージングにより固定されている。これにより、コンミテータ片14とこれに対応するアーマチュアコイル7とが電気的に接続される。
回転軸5の一端部は、モータハウジング2に取り付けられた軸受16によって回動自在に支持されており、アーマチュア3はモータハウジング2内に回動自在に内装される。モータハウジング2の開口端にはカバー17が設けられており、このカバー17の内側にはホルダステー18が取り付けられている。ホルダステー18には、周方向3箇所にブラシホルダ19が形成されている。ブラシホルダ19にはそれぞれブラシ21が出没自在に内装されている。ブラシ21の突出先端部(内径側先端部)はコンミテータ13に摺接しており、外部からの電源がブラシ21を介してコンミテータ13に供給される。
当該モータ1では、ブラシ21として、低速用ブラシ(第1ブラシ)21aと高速用ブラシ(第2ブラシ)21b及び共通ブラシ(第3ブラシ)21cが設けられている。各ブラシ21a〜21cの配置は図9と同様であり、高速用ブラシ21bは低速用ブラシ21aから回転方向に角度α(例えば、45°)だけ周方向に離間して設けられている。そして、通常作動時は共通ブラシ21cと低速用ブラシ21aによって、高速作動時は、共通ブラシ21cと高速用ブラシ21bによって電力供給が行われる。高速作動時は、高速用ブラシ21bによってモータ1は進角され、通常作動時よりも高回転で作動する。なお、ブラシ21c側とブラシ21a,21b側の何れを陽極又は陰極にしても良い。
このようなモータ1では、アーマチュアコイル7は次のようにして巻装される。図2は、アーマチュア3におけるアーマチュアコイル7の巻線展開図(一部)、図3は、アーマチュアコイル7の巻装位置を示す説明図である。モータ1では、アーマチュアコイル7は重巻方式にて巻装され、スロット11間に5スロット跨ぎにて順次巻装された短節巻線となっている。そこで、例えば、巻線12を4番コンミテータ片(第1コンミテータ片)14dから巻き始める場合を考えると、まず、4番コンミテータ片14dのライザ15に巻線12の一端を懸け回し、4番コンミテータ片14dと巻線12を電気的に接続する。4番コンミテータ片14dに接続された巻線12は、図2に示すように、1−2番ティース9a,9bの間のスロット(第1スロット)11aと6−7番ティース9f,9gの間のスロット(第2スロット)11fとの間に、左巻きにて20ターン巻回される(図2,3の[1])。スロット11a,11f間に巻装された巻線12は、その後、5番コンミテータ片(第2コンミテータ片)14eに接続され、コイル(第1コイル)7Aが形成される。
コイル7Aを形成した後、当該モータ1では、従来のモータと異なり、回転軸5を210°右回り(第1方向)に回転させる。回転軸5を回転させた後、5番コンミテータ片14eから巻出される巻線12は、1−2番ティース9a,9bの間のスロット11aと8−9番ティース9h,9iの間のスロット(第4スロット)11hとの間に巻回される(図2,3の[2])。スロット11hは、スロット11aに隣接するスロット11b(第3スロット)と回転軸5の中心に対し点対称位置に存在しており、巻線12は、このスロット(第4スロット)11hとスロット(第1スロット)11aとの間に5スロット跨ぎにて巻装される。この際、巻線12は、コイル7Aと巻線電流方向を揃えるため、コイル7Aとは反対に右巻きにて20ターン巻回される。スロット11a,11h間に巻装された巻線12は、6番コンミテータ片(第3コンミテータ片)14fに接続され、コイル(第2コイル)7Bが形成される。
コイル7Bを形成した後、回転軸5を150°左回り(第2方向)に回転させる。その後、巻線12は、6番コンミテータ片14fから3−4番ティース9c,9dの間のスロット11cと8−9番ティース9h,9iの間のスロット11hとの間に巻回される(図2,3の[3])。この場合、巻線12は、スロット11c,11h間に左巻きにて20ターン巻回される。スロット11c,11hに巻装された巻線12は、その後、7番コンミテータ片14gに接続され、コイル7C(次の第1コイル)が形成される。
コイル7Cを形成した後、再び、回転軸5を210°右回りに回転させる。そして、3−4番ティース9c,9dの間のスロット11cと10−11番ティース9j,9kの間のスロット11jとの間に巻線12を巻回する(図2,3の[4])。巻線12は、コイル7Bと同様に右巻きにて20ターン巻回される。スロット11c,11j間に巻装された巻線12は、8番コンミテータ片14hに接続され、コイル7D(次の第2コイル)が形成される。その後、前述同様に、「回転軸150°左回転」→「左巻20T・5スロット跨ぎ」→「回転軸210°右回転」→「右巻20T・5スロット跨ぎ」の動作を繰り返すことにより、第1スロット及び第2コイルの組を複数備えたアーマチュアコイル7がアーマチュアコア6の周回りに形成される。なお、このような巻線形態を採用するに当たっては、巻線機のプログラム変更にて量産適用可能であり、工程作業時間(ラインタクト)のロスも現行機に比してほとんど生じない。
このような巻線構造を有するモータ1において、例えば、3番コンミテータ片14cに低速用ブラシ21a、9番コンミテータ片14iに共通ブラシ21cが接触した場合を考える。このとき、高速用ブラシ21bは、図2に示すように、4,5番コンミテータ片14d,14eと接触し、コイル7Aが短絡される。図4はモータ1における短絡コイルの配置を示す説明図であり、図4(a)は、高速用ブラシ21bが4,5番コンミテータ片14d,14eと接触した状態を示している。この場合、短絡され無通電コイルとなったコイル7Aは、図4(a)に黒丸にて示した位置に存在する。
次に、アーマチュア3が回転し、4番コンミテータ片14dに低速用ブラシ21a、10番コンミテータ片14jに共通ブラシ21cが接触すると、高速用ブラシ21bは、5,6番コンミテータ片14e,14fと接触する。このとき、コイル7Bが短絡され、図4(b)に黒丸にて示した位置に無通電コイルが配置される。さらに、アーマチュア3が回転し、5番コンミテータ片14eに低速用ブラシ21a、11番コンミテータ片14kに共通ブラシ21cが接触すると、高速用ブラシ21bは、6,7番コンミテータ片14f,14gと接触する。このとき、コイル7Cが短絡され、図4(c)に黒丸にて示した位置に無通電コイルが配置される。この場合、図4(a),(c)から明らかなように、図4(c)の状態では、図4(a)と同じ位置に無通電コイルが存在する。
アーマチュア3がさらに回転し、6番コンミテータ片14fに低速用ブラシ21a、12番コンミテータ片14lに共通ブラシ21cが接触すると、高速用ブラシ21bは、7,8番コンミテータ片14g,14hと接触する。このとき、コイル7Dが短絡され、図4(d)に黒丸にて示した位置に無通電コイルが配置される。この場合もまた、図4(b),(d)から明らかなように、図4(d)の状態では、図4(b)と同じ位置に無通電コイルが存在する。その後、アーマチュア3の回転に伴い、高速用ブラシ21bが跨って接触するコンミテータ片14が順次ずれて行き、それに伴い、図4(a)と図4(b)の状態が繰り返される。
すなわち、当該モータ1では、図4(a)(b)の黒丸位置に無通電コイルが交互に現れる。そして、無通電コイルは、アーマチュア3の回転と共に瞬時に入れ替わる。この場合、図4(a)黒丸P1,P2は、図4(b)の黒丸Q1,Q2に対し(P1−Q1,P2−Q2)1スロット隣にずれた位置にあり、P1,Q2とQ1,P2は互いに180°対向する位置に配置されている。また、P1,Q2はブラシ21a,21cを結ぶ線分Lに対して1スロット目、P2,Q1は同じく2スロット目に位置しており、P1,P2とQ1,Q2は、線分Lに対して反転対称位置にある。
このようにモータ1では、巻線12を、「左巻20T・5スロット跨ぎ」→「回転軸210°右回転」→「右巻20T・5スロット跨ぎ」→「回転軸150°左回転」→「左巻20T・5スロット跨ぎ」のように巻装することにより、アーマチュア3の回転に伴って、無通電コイルが対向位置に交互に発生する。このため、図10に示した従来のモータのように非対称位置に無通電コイルが常在する場合に比して、磁気的なバランスが安定し、アーマチュア3の振れ回り力が抑えられる。従って、モータの振動や騒音(特に、アーマチュア回転12次の振動や作動音)を低減させることが可能となると共に、磁気的なアンバランスが小さくなるため、磁気ノイズの発生も抑えられる。
次に、本発明の実施例2として、巻線12を全節巻線とした形態について説明する。図5は、本発明の実施例2であるモータにおけるアーマチュアコイルの巻線展開図(一部)、図6は、図5のモータにおけるアーマチュアコイルの巻装位置を示す説明図である。本実施例のモータもモータ自体としての構成は実施例1のモータと同様であり、当該実施例では、実施例1と同様の部材、部分については同一の符号を付し、その説明は省略する。
実施例2においてもアーマチュアコイル7は重巻方式にて巻装されるが、スロット11間には6スロット跨ぎにて順次巻装され、巻線形態としては全節巻線となっている。なお、全節巻を採用する関係から、図6に示すように、当該実施例のモータは、実施例1のモータ1に対してコンミテータ13が15°進角した状態で取り付けられている(図3参照)。そこで、前例と同様に、巻線12を4番コンミテータ片14dから巻き始める場合、4番コンミテータ片14dのライザ15に懸け回された巻線12は、図5に示すように、1−2番ティース9a,9bの間のスロット11aと7−8番ティース9g,9hの間のスロット11gとの間に、左巻きにて20ターン巻回される。スロット11a,11g間に巻装された巻線12は、その後、5番コンミテータ片14eに接続され、コイル7Aが形成される。
コイル7Aを形成した後、当該実施例では、回転軸5を210°右回りに回転させる。回転軸5を回転させた後、5番コンミテータ片14eから巻出される巻線12は、2−3番ティース9b,9cの間のスロット11bと8−9番ティース9h,9iの間のスロット11hとの間に巻回される。スロット11hは、スロット11aに隣接するスロット11bと回転軸5の中心に対し点対称位置に存在しており、巻線12は、このスロット11h(第4スロット)とスロット11aに隣接するスロット11b(第3スロット)との間に6スロット跨ぎにて巻装される。この際、巻線12は、コイル7Aと巻線電流方向を揃えるため、コイル7Aとは反対に右巻きにて20ターン巻回される。スロット11b,11h間に巻装された巻線12は、6番コンミテータ片14fに接続され、コイル7Bが形成される。
コイル7Bを形成した後、回転軸5を150°左回りに回転させる。その後、巻線12は、6番コンミテータ片14fから3−4番ティース9c,9dの間のスロット11cと9−10番ティース9i,9jの間のスロット11iとの間に巻回される。この場合、巻線12は、スロット11c,11i間に左巻きにて20ターン巻回される。スロット11c,11iに巻装された巻線12は、その後、7番コンミテータ片14gに接続され、コイル7Cが形成される。
コイル7Cを形成した後、再び、回転軸5を210°右回りに回転させる。そして、4−5番ティース9d,9eの間のスロット11dと10−11番ティース9j,9kの間のスロット11jとの間に巻線12を巻回する。巻線12は、コイル7Bと同様に右巻きにて20ターン巻回される。スロット11d,11j間に巻装された巻線12は、8番コンミテータ片14hに接続され、コイル7Dが形成される。その後、「回転軸150°左回転」→「左巻20T・6スロット跨ぎ」→「回転軸210°右回転」→「右巻20T・6スロット跨ぎ」の動作を繰り返すことにより、複数のコイルを備えたアーマチュアコイル7がアーマチュアコア6の周回りに形成される。なお、このような巻線形態を採用するに当たっては、巻線機の改造が必要となるが、ラインタクトのロスは現行機に比してほとんど生じない。
このような巻線構造を有する実施例2のモータでは、前述同様、例えば、3番コンミテータ片14cに低速用ブラシ21a、9番コンミテータ片14iに共通ブラシ21cが接触し、高速用ブラシ21bが4,5番コンミテータ片14d,14eと接触すると、図5から分かるようにコイル7Aが短絡される。図7は、実施例2における短絡コイルの配置を示す説明図であり、図7(a)は、高速用ブラシ21bが4,5番コンミテータ片14d,14eと接触した状態を示している。この場合、短絡され無通電コイルとなったコイル7Aは、図7(a)に黒丸にて示した位置に存在する。
次に、アーマチュア3が回転し、高速用ブラシ21bが5,6番コンミテータ片14e,14fと接触すると、コイル7Bが短絡され、図7(b)に黒丸にて示した位置に無通電コイルが配置される。さらに、アーマチュア3が回転し、高速用ブラシ21bが6,7番コンミテータ片14f,14gと接触すると、コイル7Cが短絡され、図7(c)に黒丸にて示した位置に無通電コイルが配置される。この場合、図7(a),(c)から明らかなように、図7(c)の状態では、図7(a)と同じ位置に無通電コイルが存在する。
アーマチュア3がさらに回転し、高速用ブラシ21bが7,8番コンミテータ片14g,14hと接触すると、コイル7Dが短絡され、図7(d)に黒丸にて示した位置に無通電コイルが配置される。この場合もまた、図7(b),(d)から明らかなように、図7(d)の状態では、図7(b)と同じ位置に無通電コイルが存在する。その後、アーマチュア3の回転に伴い、高速用ブラシ21bが跨って接触するコンミテータ片14が順次ずれて行き、それに伴い、図7(a)と図7(b)の状態が繰り返される。
すなわち、実施例2では、図7(a)(b)の黒丸位置に無通電コイルが交互に現れ、無通電コイルは、アーマチュア3の回転と共に瞬時に入れ替わる。この場合、図7(a)(b)の黒丸は、180°対向した位置に常に存在する。このため、図10に示した従来のモータのように非対称位置に無通電コイルが常在する場合に比して、磁気的なバランスが安定し、アーマチュア3の振れ回り力が抑えられる。特に、実施例2の構成の場合、無通電コイルが180°対向位置に存在するため、磁気的バランスがより安定し、アーマチュア3の振れ回り力もより効果的に抑えられる。従って、モータの振動や騒音(特に、アーマチュア回転12次の振動や作動音)をより効果的に低減させることが可能となると共に、磁気的なアンバランスもより小さくなるため、磁気ノイズの発生もさらに抑えられる。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述のモータ1では12個のスロットを有する構成となっているが、スロット数は12には限定されず、8以上の偶数値を適宜採用可能である。また、前述の実施例では、本発明をワイパ装置の駆動源として使用されるモータについて説明したが、その適用対象はワイパ装置用電動モータには限定されず、他の車載モータやロボット等の産業用機械、パソコンやその周辺機器等のIT機器にも適用可能である。
また、上述の実施例においては円筒形のコンミテータを有するモータに本発明を適用した形態について説明したが、これに限らずディスク型コンミテータを有するモータにも本発明は適用可能である。
本発明の実施例1である電動モータの構成を示す一部断面側面図である。 実施例1の電動モータにおけるアーマチュアコイルの巻線展開図である。 アーマチュアコイルの巻装位置を示す説明図である。 実施例1の電動モータにおける短絡コイルの配置を示す説明図である。 本発明の実施例2である電動モータにおけるアーマチュアコイルの巻線展開図である。 実施例2の電動モータにおけるアーマチュアコイルの巻装位置を示す説明図である。 実施例2の電動モータにおける短絡コイルの配置を示す説明図である。 従来の電動モータにおけるアーマチュアコイルの巻線展開図である。 3ブラシ構造の電動モータにおけるブラシ配置を示す説明図である。 高速用ブラシによる短絡コイルの位置を示す説明図である。
符号の説明
1 電動モータ
2 モータハウジング
3 アーマチュア
4 永久磁石
5 回転軸
6 アーマチュアコア
7 アーマチュアコイル
7A コイル(第1コイル)
7B コイル(第2コイル)
7C コイル(次の第1コイル)
7D コイル
8 金属板
9 ティース
9a〜9l ティース
11 スロット
11a〜11l スロット
12 巻線
13 コンミテータ
14 コンミテータ片
14a〜14l コンミテータ片
15 ライザ
16 軸受
17 カバー
18 ホルダステー
19 ブラシホルダ
21 ブラシ
21a 低速用ブラシ(第1ブラシ)
21b 高速用ブラシ(第2ブラシ)
21c 共通ブラシ(第3ブラシ)
51 コンミテータ片
52 ティース
53 巻線
53A,53B 巻線
54a,54b,54f,54g スロット
55 コイル
55A,55B コイル
61 低速用ブラシ
62 高速用ブラシ
63 共通ブラシ
64 コンミテータ

Claims (8)

  1. 回転軸に取り付けられ、径方向に向かって放射状に延びる複数のティースと、前記ティースの間に形成され軸方向に沿って延びる複数のスロットとを備えるアーマチュアコアと、
    前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ、前記スロットと同数のコンミテータ片を周方向に配置したコンミテータと、
    前記コンミテータと摺接する第1ブラシと、
    前記第1ブラシから所定角度周方向に離間して設けられ、前記コンミテータと摺接する第2ブラシと、
    前記コンミテータと摺接し、前記第1ブラシ又は前記第2ブラシの何れか一方と共に使用される第3ブラシと、
    前記コンミテータの第1コンミテータ片から第1スロット及び第2スロット間に巻装され、前記第1コンミテータ片に隣接する第2コンミテータ片へ接続される第1コイルと、
    前記第2コンミテータ片から、前記第1スロットに隣接する第3スロットと前記回転軸の中心に対し点対称位置に存在する第4スロットと、前記第1スロットとの間に前記第1コイルとは逆方向に巻装され、前記第2コンミテータ片に隣接する第3コンミテータ片に接続される第2コイルとを有することを特徴とする電動モータ。
  2. 請求項1記載の電動モータにおいて、前記第1コイル及び前記第2コイルは、短節巻にて前記ティースに巻装されることを特徴とする電動モータ。
  3. 請求項1又は2記載の電動モータにおいて、前記電動モータは、12本の前記ティースと12個の前記スロットを備え、前記第1コイル及び前記第2コイルが5スロット跨ぎにて前記ティースに巻装され、
    前記第2コイルは、前記第1コイルを巻装した後、前記回転軸を前記第1スロットに対し前記第3スロットとは反対側の第1方向に210°回転させた状態で巻装されることを特徴とする電動モータ。
  4. 請求項3記載の電動モータにおいて、前記第2コイルを巻装した後、前記回転軸を前記第1方向と逆方向の第2方向に150°回転させて次の前記第1コイルを巻装することを特徴とする電動モータ。
  5. 回転軸に取り付けられ、径方向に向かって放射状に延びる複数のティースと、前記ティースの間に形成され軸方向に沿って延びる複数のスロットとを備えるアーマチュアコアと、
    前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ、前記スロットと同数のコンミテータ片を周方向に配置したコンミテータと、
    前記コンミテータと摺接する第1ブラシと、
    前記第1ブラシから所定角度周方向に離間して設けられ、前記コンミテータと摺接する第2ブラシと、
    前記コンミテータと摺接し、前記第1ブラシ又は前記第2ブラシの何れか一方と共に使用される第3ブラシと、
    前記コンミテータの第1コンミテータ片から第1スロット及び第2スロット間に巻装され、前記第1コンミテータ片に隣接する第2コンミテータ片へ接続される第1コイルと、
    前記第2コンミテータ片から、前記第1スロットに隣接する第3スロットと前記回転軸の中心に対し点対称位置に存在する第4スロットと、前記第3スロットとの間に前記第1コイルとは逆方向に巻装され、前記第2コンミテータ片に隣接する第3コンミテータ片に接続される第2コイルとを有することを特徴とする電動モータ。
  6. 請求項5記載の電動モータにおいて、前記第1コイル及び前記第2コイルは、全節巻にて前記ティースに巻装されることを特徴とする電動モータ。
  7. 請求項5又は6記載の電動モータにおいて、前記電動モータは、12本の前記ティースと12個の前記スロットを備え、前記第1コイル及び前記第2コイルが6スロット跨ぎにて前記ティースに巻装され、
    前記第2コイルは、前記第1コイルを巻装した後、前記回転軸を前記第1スロットに対し前記第3スロットとは反対側の第1方向に210°回転させた状態で巻装されることを特徴とする電動モータ。
  8. 請求項7記載の電動モータにおいて、前記第2コイルを巻装した後、前記回転軸を前記第1方向と逆方向の第2方向に150°回転させて次の前記第1コイルを巻装することを特徴とする電動モータ。
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