JP2007267358A - 携帯電話機および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な電磁シールド構造を省略でき、電磁波ノイズの少ない携帯電話機を提供する。
【解決手段】第1筐体101と第2筐体102との間を光信号により信号の伝送を行う光信号伝送部100を有する。上記光信号伝送部100から電磁波ノイズの発生がなく、携帯電話機全体の電磁波ノイズを極端に低減することができる。
【選択図】図1A

Description

この発明は、光信号により信号の伝送を行う携帯電話機および電子機器に関する。
従来、携帯電話機としては、図17に示すように、表示パネルを有する第1筐体1と、操作パネルを有する第2筐体2とを有するものがある(特開2001−119460号公報:特許文献1参照)。上記第1筺体1と上記第2筺体2とは、折り畳みまたは展開自在に連結されている。
図18Aと図18Bに示すように、上記第1筐体1と上記第2筐体2とは、互いに、フレキシブルケーブル6により接続されて、電気信号により信号の伝送を行っている。具体的に述べると、上記第1筺体1および上記第2筺体2には、それぞれ、回路基板4,5が設けられている。上記第1筐体1の上記回路基板4と、上記第2筐体2の上記回路基板5とは、上記フレキシブルケーブル6にて、接続されている。上記フレキシブルケーブル6と上記回路基板4,5とは、コネクタ7,8により、接続されている。
一般的に、このような電気信号の伝送の場合、信号の伝送速度が速くなればなるほど、上記フレキシブルケーブル6からの電磁波ノイズの発生が大きくなり、上記フレキシブルケーブル6をシールドする必要がある。
そこで、従来の携帯電話機では、図19に示すように、上記フレキシブルケーブル6として同軸型のフレキシブルケーブルを用いることで、上記フレキシブルケーブル6をシールドしている。
具体的に述べると、上記フレキシブルケーブル6は、内部導体パターン12を中央に有するスペーサ部13と、このスペーサ部13を上下側より挟んで包むベース14および内側の上側カバーレイ15と、上記ベース14および上記上側カバーレイ15を上下より覆う上カバーレイ16および下カバーレイ17とを有する。
上記ベース14は、下面の中央に帯状のパターン14aを有し、上面の両側に信号伝送用パターン14bを有する。上記上側カバーレイ15は、上面の中央に帯状パターン15aを有する。上記上カバーレイ16は、上記帯状パターン15aを覆う。上記下カバーレイ17は、上記帯状パターン14aを覆う。
上記上側カバーレイ15および上記ベース14には、上記上側カバーレイ15および上記ベース14を貫通するスルーホール22が設けられている。このスルーホール22により、上記帯状パターン15aと上記帯状のパターン14aとは、電気的に接続される。
上記内部導体パターン12は、内部導体を構成する。上記帯状パターン15a,14aおよび上記スルーホール22は、外部導体を構成する。
そして、上記内部導体パターン12に高速信号が伝送されても、上記フレキシブルケーブル6は、同軸構造であるため、電磁波は、上記フレキシブルケーブル6から外部に、漏洩しない。
特開2001−119460号公報
しかしながら、上記従来の携帯電話機では、例えば高精細な動画像を取り扱うと、伝送する信号は高速化し、この伝送の高速化に伴って、電磁波ノイズの発生が問題となる。また、上記フレキシブルケーブルのシールドによる電磁波対策は、構造が複雑で寸法も大きくなるため、携帯電話機のようなスペースが非常にかぎられた用途には問題となる。
そこで、この発明の課題は、携帯電話機内部における高速信号伝送に対して電磁波ノイズの発生が少なく安価な携帯電話機を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の携帯電話機は、
表示パネルを有する第1筐体と、
操作パネルを有すると共に上記第1筐体に折り畳みまたは展開自在に連結された第2筐体と、
上記第1筐体と上記第2筐体との間を光信号により信号の伝送を行う光信号伝送部と
を備えることを特徴としている。
ここで、光信号伝送部の伝送方式とは、光信号を空中に通す光空間伝送方式と、光信号を細い石英などのチューブに通す光ファイバー伝送方式とを含む。
この発明の携帯電話機によれば、上記第1筐体と上記第2筐体との間を光信号により信号の伝送を行う上記光信号伝送部を有するので、上記光信号伝送部から電磁波ノイズの発生がなく、携帯電話機全体の電磁波ノイズを極端に低減することができる。また、上記光信号伝送部に対するシールドが不要になって、省スペースに対応できて、コンパクトな携帯電話機の内部の接続に適したものになる。
また、一実施形態の携帯電話機では、上記光信号伝送部の伝送速度は、400Mbps以上である。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記光信号伝送部の伝送速度は、400Mbps以上であるので、高速な信号を伝送しても、上記光信号伝送部から電磁波ノイズの発生がなく、高速な信号の伝送に好適となる。
また、一実施形態の携帯電話機では、
上記光信号伝送部は、
上記第1筺体または上記第2筺体の一方に配置され光信号を送信する光送信部と、
上記第1筺体または上記第2筺体の他方に配置され光信号を受信する光受信部と、
上記光送信部と上記光受信部とを光学的に結合するように上記第1筐体と上記第2筐体との間に架設された光伝送媒体と
を有し、
上記光送信部から送信された光信号は、上記光伝送媒体を介して、上記光受信部に受信される。
ここで、光伝送媒体は、光導波路と光ファイバーケーブルとを含む。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記光信号伝送部は、上記光送信部と上記光受信部と上記光伝送媒体とを有し、上記光送信部から送信された光信号は、上記光伝送媒体を介して、上記光受信部に受信されるので、上記光伝送媒体によって信号を確実に伝送できる。
また、一実施形態の携帯電話機では、上記光伝送媒体は、単芯プラスチック光ファイバーケーブルである。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記光伝送媒体は、単芯プラスチック光ファイバーケーブルであるので、高速光ファイバー伝送が可能となり、より少ない信号本数で屈曲性よく実装できる。したがって、安価で、電磁波ノイズの発生が少なく、コンパクトな携帯電話機を作製できる。また、1本の光ファイバーケーブルにて1芯全2重通信を行えば、光ファイバーケーブル1本での双方向伝送も可能となる。
また、一実施形態の携帯電話機では、上記光伝送媒体は、多芯型のプラスチック光ファイバーケーブルである。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記光伝送媒体は、多芯型のプラスチック光ファイバーケーブルであるので、高速光ファイバー伝送が可能となり、より少ない信号本数でさらに屈曲性よく実装できる。したがって、電磁波ノイズの発生が少なく、コンパクトな携帯電話機を作製できる。
また、一実施形態の携帯電話機では、上記光伝送媒体は、多芯型のガラスファイバーケーブルである。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記光伝送媒体は、多芯型のガラスファイバーケーブルであるので、さらに高速光ファイバー伝送が可能となり、より少ない信号本数で屈曲性よく実装できる。したがって、電磁波ノイズの発生が少なく、コンパクトな携帯電話機を作製できる。
また、一実施形態の携帯電話機では、上記光送信部は、発光波長が650±50nmのLEDである。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記光送信部は、発光波長が650±50nmのLEDであるので、光伝送効率の良い光信号伝送を行え、従来の電気信号用のフレキシブルケーブルに比べ、電磁シールド構造が必要ないため、安価でコンパクトな携帯電話機を作製できる。
また、一実施形態の携帯電話機では、上記光伝送媒体は、PCSファイバーケーブルである。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記光伝送媒体は、PCS(Polymer clad silica)ファイバーケーブルであるので、比較的安価に、高速光ファイバー伝送が可能となり、より少ない信号本数でさらに屈曲性よく実装できる。したがって、電磁波ノイズの発生が少なく、コンパクトな携帯電話機を作製できる。
また、一実施形態の携帯電話機では、上記光送信部は、発光波長が600nm〜900nmのVCSELである。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記光送信部は、発光波長が600nm〜900nmのVCSELであるので、光伝送効率の良い光信号伝送を行え、従来の電気信号用のフレキシブルケーブルに比べ、電磁シールド構造が必要ないため、安価でコンパクトな携帯電話機を作製できる。
また、一実施形態の携帯電話機では、上記光伝送媒体は、フレキシブル基板型導波路である。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記光伝送媒体は、フレキシブル基板型導波路であるので、従来の電気信号用のフレキシブルケーブルに比べ、電磁シールド構造が必要ない。また、1つのフレキシブル基板型導波路で、同時に多チャンネル伝送が可能であり、さらに高速伝送が可能であり、安価でコンパクトな携帯電話機を作製できる。
また、一実施形態の携帯電話機では、上記光送信部は、発光波長が650±50nmのLEDアレイである。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記光送信部は、発光波長が650±50nmのLEDアレイであるので、上記光送信部のコンパクト化を実現できて、電磁波ノイズの発生が少なく、コンパクトで、より高速信号伝送が可能な携帯電話機を作製できる。
また、一実施形態の携帯電話機では、上記光送信部は、発光波長が600nm〜900nmのVCSELアレイである。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記光送信部は、発光波長が600nm〜900nmのVCSELアレイであるので、さらに高速な上記光送信部のコンパクト化を実現できて、電磁波ノイズの発生が少なく、コンパクトで、より高速信号伝送が可能な携帯電話機を作製できる。
また、一実施形態の携帯電話機では、上記光受信部は、フォトダイオードアレイである。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記光受信部は、フォトダイオードアレイであるので、上記光受信部のコンパクト化を実現できて、電磁波ノイズの発生が少なく、コンパクトで、より高速信号伝送が可能な携帯電話機を作製できる。
また、一実施形態の携帯電話機では、
上記光信号伝送部は、
上記第1筺体または上記第2筺体の一方に配置され光信号を送信する光送信部と、
上記第1筺体または上記第2筺体の他方に配置され光信号を受信する光受信部と
を有し、
上記光送信部から送信された光信号は、光空間伝送により、上記光受信部に受信される。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記光信号伝送部は、上記光送信部と上記光受信部とを有し、上記光送信部から送信された光信号は、光空間伝送により、上記光受信部に受信されるので、光空間伝送によって、信号伝送路を必要とせず、電磁波ノイズの発生が少なく、コンパクトな携帯電話機を作製できる。
また、一実施形態の携帯電話機では、
上記第1筺体と上記第2筺体とが展開された状態で、
上記光送信部と上記光受信部とは、互いに対向して光学的に結合するように、配置されている。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記第1筺体と上記第2筺体とが展開された状態で、上記光送信部と上記光受信部とは、互いに対向して光学的に結合するように、配置されているので、上記第1筺体と上記第2筺体とを展開して上記携帯電話機を使用するときに、光信号を確実に伝送できる。
また、一実施形態の携帯電話機では、
上記第1筺体と上記第2筺体とが展開された状態で、
上記第1筺体および上記第2筺体は、上記光送信部および上記光受信部に対応する部分に、外乱光を遮断する凹凸構造を有する。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記第1筺体と上記第2筺体とが展開された状態で、上記第1筺体および上記第2筺体は、上記光送信部および上記光受信部に対応する部分に、外乱光を遮断する凹凸構造を有するので、上記第1筐体と上記第2筐体の間の信号の伝送について、外乱光の影響がなく、良好な光空間伝送の通信を実現できる。したがって、電磁波ノイズの発生が少なく、コンパクトな携帯電話機を作製できる。
また、一実施形態の携帯電話機では、
上記第1筺体および上記第2筺体には、それぞれ、基板が設けられ、
上記第1筺体と上記第2筺体とが展開された状態で、上記第1筺体の上記基板と上記第2筺体の上記基板とは、互いに、所定角度で傾斜しており、
上記光送信部は、上記第1筺体または上記第2筺体の一方の上記基板に、上記光送信部の光軸が、上記一方の基板に直交する方向に対して、所定角度で傾斜するように、取り付けられる一方、
上記光受信部は、上記第1筺体または上記第2筺体の他方の上記基板に、上記光受信部の光軸が、上記他方の基板に直交する方向に対して、所定角度で傾斜するように、取り付けられ、
上記第1筺体と上記第2筺体とが展開された状態で、上記光送信部の光軸と上記光受信部の光軸とが、一致する。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記第1筺体と上記第2筺体とが展開された状態で、上記光送信部の光軸と上記光受信部の光軸とが、一致するので、伝送効率が良好な光空間伝送の通信を実現できる。したがって、電磁波ノイズの発生が少なく、コンパクトな携帯電話機を作製できる。
また、一実施形態の携帯電話機では、
上記光受信部は、
フォトダイオードと、
このフォトダイオードと1チップ化されると共にこのフォトダイオードの信号を処理する回路と
を有する。
ここで、回路は、例えば、プリアンプ回路である。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記光受信部は、上記フォトダイオードと、このフォトダイオードと1チップ化されると共にこのフォトダイオードの信号を処理する回路とを有するので、上記光受信部のコンパクト化を実現できる。したがって、電磁波ノイズの発生が少なく、コンパクトな携帯電話機を作製できる。
また、一実施形態の携帯電話機では、
上記光信号伝送部は、
上記第1筺体および上記第2筺体のそれぞれに配置されると共に光信号の送信および受信の少なくとも一方を行う光学素子部と、
上記第1筐体の上記光学素子部と上記第2筺体の上記光学素子部とを光学的に結合するように上記第1筐体と上記第2筐体との間に架設されると共に両端にプラグが設けられた光伝送媒体と、
上記第1筺体および上記第2筺体のそれぞれに配置されると共に、上記光学素子部を嵌合保持しつつ上記光伝送媒体の上記プラグを嵌合保持して、上記光学素子部と上記光伝送媒体とを光学的に結合するレセプタクルと
を有している。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記光信号伝送部は、上記第1筺体および上記第2筺体のそれぞれに配置される上記光学素子部と、上記第1筐体と上記第2筐体との間に架設されると共に両端にプラグが設けられた上記光伝送媒体と、上記第1筺体および上記第2筺体のそれぞれに配置されると共に、上記光学素子部を嵌合保持しつつ上記光伝送媒体の上記プラグを嵌合保持して、上記光学素子部と上記光伝送媒体とを光学的に結合するレセプタクルとを有するので、上記プラグと上記レセプタクルとの嵌合部材以外に他の光接続部材を設ける必要がなくて、部品数を少なくして、簡単な構造にできる。また、上記プラグおよび上記光学素子部は、上記レセプタクルに嵌合されるので、小型化を図れ、上記光伝送媒体と上記光学素子部とを光学的に確実に結合できる。
また、一実施形態の携帯電話機では、上記レセプタクルは、上記光伝送媒体の上記プラグ、および、上記光学素子部を、上記光伝送媒体の光軸方向に対して直交する方向から嵌合する。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記レセプタクルは、上記光伝送媒体の上記プラグ、および、上記光学素子部を、上記光伝送媒体の光軸方向に対して直交する方向から嵌合するので、上記レセプタクルに、上記光伝送媒体の上記プラグ、および、上記光学素子部を、容易に、組み立てることができる。
また、一実施形態の携帯電話機では、
上記第1筐体および上記第2筺体には、上記第1筐体および上記第2筺体を互いに折り畳みまたは展開自在に連結するヒンジ部が設けられ、
上記光伝送媒体は、上記ヒンジ部の内部を通って、上記第1筺体と上記第2筺体との間に架設される。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記光伝送媒体は、上記ヒンジ部の内部を通って、上記第1筺体と上記第2筺体との間に架設されるので、上記光伝送媒体を上記ヒンジ部の内部に隠すことができて、上記第1筐体および上記第2筺体の可動域の制約が大きく減少して、上記第1筐体および上記第2筺体を自由自在に展開できる携帯電話機を実現できる。また、上記光伝送媒体に加わるストレスが無いため、高品質な伝送が可能となる。
また、一実施形態の携帯電話機では、上記光伝送媒体の上記プラグおよび上記光学素子部が上記レセプタクルに嵌合された状態で、上記プラグの一面と上記光学素子部の一面と上記レセプタクルの一面とは、略同一面に、配置されている。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記光伝送媒体の上記プラグおよび上記光学素子部が上記レセプタクルに嵌合された状態で、上記プラグの一面と上記光学素子部の一面と上記レセプタクルの一面とは、略同一面に、配置されているので、上記プラグおよび上記光学素子部を上記レセプタクルに組み立てるときに、上記プラグ、上記光学素子部および上記レセプタクルを、面一にする必要があり、光学結合が確実に行われているか否かが容易に判断できる。
また、一実施形態の携帯電話機では、
上記光学素子部は、発光素子および受光素子を有し、
上記光伝送媒体は、二本あり、一方の上記光伝送媒体は、上記第1筺体の上記発光素子と上記第2筺体の上記受光素子とを、光学的に結合し、他方の上記光伝送媒体は、上記第1筺体の上記受光素子と上記第2筺体の上記発光素子とを、光学的に結合する。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記光学素子部は、発光素子および受光素子を有し、上記一方の光伝送媒体は、上記第1筺体の上記発光素子と上記第2筺体の上記受光素子とを、光学的に結合し、上記他方の光伝送媒体は、上記第1筺体の上記受光素子と上記第2筺体の上記発光素子とを、光学的に結合するので、双方向通信が可能なコンパクトな携帯電話機が実現できる。
また、一実施形態の携帯電話機では、上記光伝送媒体は、少なくとも二本あり、上記各光伝送媒体に、上記プラグが設けられ、隣り合う上記プラグは、折り畳み自在な屈曲部にて、連結されている。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記隣り合うプラグは、折り畳み自在な屈曲部にて、連結されているので、上記隣り合うプラグを、上記屈曲部にて、折り畳むことができて、上記ヒンジ部の内部が小さい場合においても、上記屈曲部を折り畳みながら、上記光伝送媒体を上記ヒンジ部の内部に通すことができる。そして、上記ヒンジ部の内部を小さくすることができるので、よりコンパクトな携帯電話機を実現できる。
また、一実施形態の携帯電話機では、上記光伝送媒体は、少なくとも二本あり、上記各光伝送媒体に、上記プラグが設けられ、隣り合う上記プラグは、それぞれ、互いに分離自在に係合する係合部を有する。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記隣り合うプラグは、それぞれ、互いに分離自在に係合する係合部を有するので、上記光伝送媒体を上記ヒンジ部の内部に通すときに、上記隣り合うプラグを分離し、それぞれのプラグを上記ヒンジ部の内部に通し、その後、上記隣り合うプラグを係合し一体化して、上記レセプタクルに嵌合できる。したがって、上記ヒンジ部の内部を小さくすることができるので、よりコンパクトな携帯電話機を実現できる。
また、一実施形態の携帯電話機では、上記レセプタクルは、貫通孔を有し、この貫通孔に、上記光学素子部が嵌合される。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記レセプタクルの上記貫通孔に、上記光学素子部が嵌合されるので、上記レセプタクルの高さと上記光学素子部の高さとを、略同一にできて、上記レセプタクルの高さを低くできて、さらにコンパクトな携帯電話機を実現できる。
また、一実施形態の携帯電話機では、上記レセプタクルおよび上記光学素子部は、それぞれ、上記レセプタクルに上記光学素子部が嵌合された状態で互いに係合して固定される固定用係合部を有する。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記レセプタクルおよび上記光学素子部は、それぞれ、上記レセプタクルに上記光学素子部が嵌合された状態で互いに係合して固定される固定用係合部を有するので、上記光学素子部と上記レセプタクルが確実に嵌合して保持されるため、小型のレセプタクルを実現でき、コンパクトな携帯電話機を実現できる。また別途に固定用部材が必要とならないため、安価な携帯電話機を実現できる。
また、一実施形態の携帯電話機では、上記レセプタクルおよび上記光学素子部は、それぞれ、上記レセプタクルに上記光学素子部が嵌合された状態で互いに係合して位置決めされる位置決め用係合部を有する。
この実施形態の携帯電話機によれば、上記レセプタクルおよび上記光学素子部は、それぞれ、上記レセプタクルに上記光学素子部が嵌合された状態で互いに係合して位置決めされる位置決め用係合部を有するので、上記レセプタクルおよび上記光学素子部の位置決めを確実に行え、小型かつ高伝送品質なレセプタクルを実現でき、コンパクトかつ高性能な携帯電話機を実現できる。また、別途に位置決め用部材が必要とならないため、安価な携帯電話機を実現できる。
また、この発明の電子機器は、
表示パネルを有する第1筐体と、
操作部を有すると共に上記第1筐体に折り畳みまたは展開自在に連結された第2筐体と、
上記第1筐体と上記第2筐体との間を光信号により信号の伝送を行う光信号伝送部と
を備えることを特徴としている。
ここで、光信号伝送部の伝送方式とは、光信号を空中に通す光空間伝送方式と、光信号を細い石英などのチューブに通す光ファイバー伝送方式とを含む。また、電子機器とは、例えば、PDA、ノートPC、ポータブルDVD、デジタル音楽機器などの携帯機器である。
この発明の電子機器によれば、上記第1筐体と上記第2筐体との間を光信号により信号の伝送を行う上記光信号伝送部を有するので、上記光信号伝送部から電磁波ノイズの発生がなく、電子機器全体の電磁波ノイズを極端に低減することができる。また、上記光信号伝送部に対するシールドが不要になって、省スペースに対応できて、コンパクト化を実現できる。
この発明の携帯電話機によれば、上記第1筐体と上記第2筐体との間を光信号により信号の伝送を行う上記光信号伝送部を有するので、複雑な電磁シールド構造を省略でき、電磁波ノイズの少ない携帯電話機を実現できる。
また、この発明の電子機器によれば、上記第1筐体と上記第2筐体との間を光信号により信号の伝送を行う上記光信号伝送部を有するので、複雑な電磁シールド構造を省略でき、電磁波ノイズの少ない電子機器を実現できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1Aと図1Bは、この発明の携帯電話機の第1実施形態である簡略構成図を示している。図1Aは、携帯電話機の正面断面図である。図1Bは、携帯電話機の側面図である。図1Aと図1Bは、図17のように携帯電話機を展開した状態を示す。
この携帯電話機は、第1筐体101と、第2筐体102と、上記第1筐体101と上記第2筐体102との間を光信号により信号の伝送を行う光信号伝送部100とを有する。
上記第1筺体101は、画面等の表示パネルを有する。上記第2筺体102は、ボタン等の操作パネルを有する。
上記第1筐体101と上記第2筐体102とは、折り畳みまたは展開自在に連結されている。つまり、上記第1筺体101と上記第2筺体102との連結部は、ヒンジを形成している。
上記光信号伝送部100は、光信号を送信する光送信部107と、光信号を受信する光受信部108と、上記光送信部107と上記光受信部108とを光学的に結合する光伝送媒体としてのフレキシブルケーブル106とを有する。
上記光送信部107および上記光受信部108は、上記第1筺体101および上記第2筺体102のそれぞれに配置されている。つまり、上記第1筺体101および上記第2筺体102の内部には、それぞれ、回路を有する基板104、105が設けられ、上記光送信部107および上記光受信部108は、上記基板104,105に取り付けられている。
なお、上記光送信部107は、上記第1筺体101または上記第2筺体102の一方に配置され、上記光受信部108は、上記第1筺体101または上記第2筺体102の他方に配置されていればよい。
上記フレキシブルケーブル106は、二つあり、上記第1筐体101と上記第2筐体102との間に架設されている。上記フレキシブルケーブル106は、上記第1筺体101と上記第2筺体102との枢結軸の回りに巻かれている。
一方の上記フレキシブルケーブル106は、上記第1筺体101にある上記光送信部107と、上記第2筺体102にある上記光受信部108とを結合している。他方の上記フレキシブルケーブル106は、上記第1筺体101にある上記光受信部108と、上記第2筺体102にある上記光送信部107とを結合している。
そして、上記光送信部107から送信された光信号は、上記フレキシブルケーブル106を介して、上記光受信部108に受信される。つまり、この携帯電話機は、上記第1筺体101と上記第2筺体102との間を双方向に伝送することができる。
上記構成の携帯電話機によれば、上記第1筐体101と上記第2筐体102との間を光信号により信号の伝送を行う上記光信号伝送部100を有するので、上記光信号伝送部100から電磁波ノイズの発生がなく、携帯電話機全体の電磁波ノイズを極端に低減することができる。また、上記光信号伝送部100に対するシールドが不要になって、省スペースに対応できて、コンパクトな携帯電話機の内部の接続に適したものになる。
上記光信号伝送部100の伝送速度は、400Mbps以上であってもよく、高速な信号を伝送しても、上記光信号伝送部100から電磁波ノイズの発生がなく、高速な信号の伝送に好適となる。したがって、動画像等の高速信号の光伝送を行っても、電磁波ノイズの発生が非常に少ない携帯電話機を実現できる。
また、上記光信号伝送部100は、上記光送信部107と上記光受信部108と上記フレキシブルケーブル106とを有し、上記光送信部107から送信された光信号は、上記フレキシブルケーブル106を介して、上記光受信部108に受信されるので、上記フレキシブルケーブル106によって信号を確実に伝送できる。
上記フレキシブルケーブル106として、図2Aに示すように、単芯プラスチック光ファイバーケーブル120を用いてもよい。この単芯プラスチック光ファイバーケーブル120は、直径dが0.5mm以下の単芯プラスチックファイバー123と、この単芯プラスチックファイバー123を覆うカバーチューブ122とを有する。
したがって、高速光ファイバー伝送が可能となり、より少ない信号本数で屈曲性よく実装できる。そして、安価で、電磁波ノイズの発生が少なく、コンパクトな携帯電話機を作製できる。また、1本の光ファイバーケーブルにて1芯全2重通信を行えば、光ファイバーケーブル1本での双方向伝送も可能となる。
また、上記フレキシブルケーブル106として、図2Bに示すように、多芯型のプラスチック光ファイバーケーブル121を用いてもよい。この多芯型のプラスチック光ファイバーケーブル121は、多芯型のプラスチックファイバー124と、この多芯型のプラスチックファイバー124を覆うカバーチューブ122とを有する。
したがって、高速光ファイバー伝送が可能となり、より少ない信号本数でさらに屈曲性よく実装できる。そして、電磁波ノイズの発生が少なく、コンパクトな携帯電話機を作製できる。
なお、上記フレキシブルケーブル106として、多芯型のガラスファイバーケーブルを用いてもよい。したがって、さらに高速光ファイバー伝送が可能となり、より少ない信号本数で屈曲性よく実装できる。そして、電磁波ノイズの発生が少なく、コンパクトな携帯電話機を作製できる。
上記光送信部107として、発光波長が650±50nmのLEDを用いてもよい。したがって、光伝送効率の良い光信号伝送を行え、従来の電気信号用のフレキシブルケーブルに比べ、電磁シールド構造が必要ないため、安価でコンパクトな携帯電話機を作製できる。つまり、上記フレキシブルケーブル106として、上記プラスチック光ファイバーケーブル120,121や上記ガラスファイバーケーブルを用いた場合、発光波長が650±50nmの範囲の光信号にたいしては減衰が少ないため、光伝送効率の良い光信号伝送が行える。
なお、上記フレキシブルケーブル106として、PCS(Polymer clad silica)ファイバーケーブルを用いてもよく、比較的安価に、高速光ファイバー伝送が可能となり、より少ない信号本数でさらに屈曲性よく実装できる。そして、電磁波ノイズの発生が少なく、コンパクトな携帯電話機を作製できる。
このとき、上記光送信部107として、発光波長が600nm〜900nmの面発光レーザであるVCSELを用いてもよく、光伝送効率の良い光信号伝送を行え、従来の電気信号用のフレキシブルケーブルに比べ、電磁シールド構造が必要ないため、安価でコンパクトな携帯電話機を作製できる。つまり、上記フレキシブルケーブル106として、上記PCSファイバーケーブルを用いた場合、発光波長が600nm〜900nmの範囲の光信号にたいしては減衰が少ないため、光伝送効率の良い光信号伝送が行える。
(第2の実施形態)
図3Aと図3Bは、この発明の携帯電話機の第2の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、上記光伝送媒体として、フレキシブル基板型導波路を用いている。
つまり、この第2の実施形態では、上記光信号伝送部100は、上記第1筺体101の上記基板104に取り付けられた光送信部127と、上記第2筺体102の上記基板105に取り付けられた光受信部128と、上記光送信部127と上記光受信部128とを結合するフレキシブル基板型導波路126とを有する。このフレキシブル基板型導波路126は、例えば、ポリマー系プラスチックやガラスで形成されている。そして、上記光送信部127は、上記フレキシブル基板型導波路126を介して、上記光受信部128に伝送する。
したがって、上記フレキシブル基板型導波路126によれば、従来の電気信号用のフレキシブルケーブルに比べ、電磁シールド構造が必要ない。また、1つの上記フレキシブル基板型導波路126で、同時に多チャンネル伝送が可能であり、さらに高速伝送が可能であり、安価でコンパクトな携帯電話機を作製できる。
上記光送信部127として、発光波長が650±50nmのLEDアレイを用いてもよく、上記光送信部127のコンパクト化を実現できて、電磁波ノイズの発生が少なく、コンパクトで、より高速信号伝送が可能な携帯電話機を作製できる。つまり、ポリマー系プラスチックで形成された上記導波路126に対して減衰が少ない発光波長を用いており、また、上記導波路126のピッチと、LEDアレイのピッチとを、一致させることで、上記光送信部127のコンパクト化を実現できる。
また、上記光送信部127として、発光波長が600nm〜900nmのVCSELアレイを用いてもよく、さらに高速な上記光送信部127のコンパクト化を実現できて、電磁波ノイズの発生が少なく、コンパクトで、より高速信号伝送が可能な携帯電話機を作製できる。つまり、ガラスで形成された上記導波路126に対して減衰が少ない発光波長を用いており、また、上記導波路126のピッチと、VCSELアレイのピッチとを、一致させることで、上記光送信部127のコンパクト化を実現できる。
また、上記光受信部128として、フォトダイオードアレイを用いてもよく、上記光受信部128のコンパクト化を実現できて、電磁波ノイズの発生が少なく、コンパクトで、より高速信号伝送が可能な携帯電話機を作製できる。つまり、上記導波路126のピッチと、上記フォトダイオードアレイのピッチとを、一致させることで、上記光受信部128のコンパクト化が実現できる。
(第3の実施形態)
図4Aと図4Bは、この発明の携帯電話機の第3の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第3の実施形態では、光信号伝送部の伝送方式が、光ファイバー伝送方式でなく、光空間伝送方式である。
つまり、この光信号伝送部100は、上記第1筺体101の上記基板104に配置され光信号を送信する光送信部137と、上記第2筺体102の上記基板105に配置され光信号を受信する光受信部138とを有し、上記光送信部137から送信された光信号は、光空間伝送により、上記光受信部138に受信される。
したがって、光空間伝送によって、信号伝送路を必要とせず、電磁波ノイズの発生が少なく、コンパクトな携帯電話機を作製できる。
なお、上記光送信部137を上記第2筺体102に配置し、上記光受信部138を上記第1筺体101に配置して、上記第2筺体102から上記第1筺体101に伝送するようにしてもよい。また、上記光送信部137および上記光受信部138を、上記第1筺体101および上記第2筺体102のそれぞれに配置して、上記第1筺体101と上記第2筺体102との間で双方向に伝送するようにしてもよい。
上記第1筺体101と上記第2筺体102とが展開された状態で、上記光送信部137と上記光受信部138とは、互いに対向して光学的に結合するように、配置されている。したがって、上記第1筺体101と上記第2筺体102とを展開して上記携帯電話機を使用するときに、光信号を確実に伝送できる。
上記第1筺体101と上記第2筺体102とが展開された状態で、上記第1筺体101および上記第2筺体102は、上記光送信部137および上記光受信部138に対応する部分に、外乱光を遮断する凹凸構造を有する。
具体的に述べると、上記第1筺体101は、上記光送信部137に対応する部分に、凹部132を有し、上記第2筺体102は、上記光受信部138に対応する部分に、凸部131を有する。上記凹部132と上記凸部131とは、上記第1筺体101と上記第2筺体102とを開いた状態で、互いに、重なる。
したがって、上記第1筺体101と上記第2筺体102とを開いて上記携帯電話機を使用するときに、上記第1筐体101と上記第2筐体102の間の信号の伝送について、外乱光の影響がなく、良好な光空間伝送の通信を実現できる。つまり、電磁波ノイズの発生が少なく、コンパクトな携帯電話機を作製できる。なお、上記第1筺体101に凸部を設け、上記第2筺体102に凹部を設けてもよい。
図5Aに示すように、上記第1筺体101と上記第2筺体102とが展開された状態で、上記第1筺体101の上記基104板と上記第2筺体102の上記基板105とは、互いに、所定角度θで傾斜している。
図5Bと図5Cに示すように、上記光受信部138は、上記第2筺体102の上記基板105に、上記光受信部138の光軸138aが、上記基板105に直交する方向に対して、所定角度αで傾斜するように、取り付けられている。
上記光受信部138と上記基板105とは、リード端子201によって、接続されている。このリード端子201は、上記所定角度αに対応した形状となっている。上記光受信部138の上部には、レンズ205が形成されており、このレンズ205によって指向角度が定められる。
上記光受信部138と同様に、上記光送信部137は、図5Aに示すように、上記第1筺体101の上記基板104に、上記光送信部137の光軸137aが、上記基板104に直交する方向に対して、所定角度βで傾斜するように、取り付けられている。
そして、上記第1筺体101と上記第2筺体102とが展開された状態で、上記光送信部137の光軸137aと上記光受信部138の光軸138aとが、一致する。つまり、上記所定角度θは、上記所定角度αと上記所定角度βとを加えた値に、一致する。
したがって、伝送効率が良好な光空間伝送の通信を実現できる。つまり、電磁波ノイズの発生が少なく、コンパクトな携帯電話機を作製できる。
(第4の実施形態)
この発明の携帯電話機の第4の実施形態では、図示しないが、上記第1〜上記第3の実施形態の上記光受信部108,128,138として、フォトダイオードとこのフォトダイオードの信号を処理する回路とを有する光受信部を用いている。この光受信部では、上記フォトダイオードと上記回路とが1チップ化されている。この回路は、例えば、プリアンプ回路である。
上記フォトダイオードのみを透明デバイスパッケージに収めた場合、このパッケージから非常に高いインピーダンスの信号を取り出さねばならず、外部ノイズの影響が受けやすくなるからである。ただし、最終段のコンパレータまでをパッケージに納めると、最終段の出力信号が前記プリアンプの入力段へ影響を及ぼし応答特性が悪くなる。このため上記回路のみをフォトダイオードと1チップ化している。
したがって、上記光受信部のコンパクト化を実現できて、電磁波ノイズの発生が少なく、コンパクトな携帯電話機を作製できる。
(第5の実施形態)
図6A、図6Bおよび図6Cは、この発明の携帯電話機の第5の実施形態を示している。この携帯電話機は、第1筐体301と第2筐体302とを有し、上記第1筐体301および上記第2筺体302には、上記第1筐体301および上記第2筺体302を互いに折り畳みまたは展開自在に連結するヒンジ部303が設けられている。
上記第1筐体301には、表示部304が配置されている。上記第1筐体301には、表示部304の裏面にカメラ305が設けられている。上記表示部304および上記カメラ305を、複数設けてもよい。上記カメラ305は、上記表示部304の面に設けてもよい。上記第2筐体302には、ボタン等の操作パネルを有する。
上記第1筐体301の内部には、基板309が設けられている。上記第2の筐体302の内部には、基板310が設けられている。上記基板309および上記基板310の信号の伝送は、光信号伝送部300により、伝送が行われる。
上記光信号伝送部300は、上記第1筺体301および上記第2筺体302のそれぞれに配置される光学素子部322と、上記第1筺体301の上記光学素子部322と上記第2筺体302の上記光学素子部322とを光学的に結合するように上記第1筺体301と上記第2筺体302との間に架設される光伝送媒体としての光ファイバーケーブル308と、上記第1筺体301および上記第2筺体302のそれぞれに配置されると共に上記光学素子部322と上記光ファイバーケーブル308とを光学的に結合するレセプタクル331とを有する。
上記光学素子部322は、光信号の送信および受信の少なくとも一方を行う。具体的に述べると、上記光学素子部322は、発光素子および受光素子を樹脂封止したパッケージであり、上記基板309,310のそれぞれに、電気的に接続されている。
上記光ファイバーケーブル308の両端には、プラグ307が設けられている。上記レセプタクル331は、上記光学素子部322を嵌合保持しつつ上記光ファイバーケーブル308の上記プラグ307を嵌合保持する。
上記光ファイバーケーブル308としては、単芯のプラスチック光ファイバーを用いている。上記光ファイバーケーブル308は、二本あり、この二本の光ファイバーケーブル308は、上記プラグ307により、一体に固定されている。
一方の上記光ファイバーケーブル308は、上記第1筺体301の上記発光素子と上記第2筺体302の上記受光素子とを、光学的に結合し、他方の上記光ファイバーケーブル308は、上記第1筺体301の上記受光素子と上記第2筺体302の上記発光素子とを、光学的に結合する。つまり、上記二本の光ファイバーケーブル308により、上記基板309,310の双方向通信を行っている。
なお、単方向通信のみで良い場合、上記光ファイバーケーブル308を一本とし、この一本の光ファイバーケーブル308に上記プラグ307を設け、上記第1筐体301に発光素子または受光素子の一方を有する光学素子部322を設け、上記第2筐体302に発光素子または受光素子の他方を有する光学素子部322を設けて、この一本の光ファイバーケーブル308にて接続を行って、光信号伝送を行えばよい。
上記携帯電話機の組立方法を説明する。
上記基板309および上記基板310のそれぞれに、上記光学素子部322を電気的に接続する。上記光学素子部322は、上記レセプタクル331によって、嵌合保持されている。一方の上記基板309を上記第1筺体301に固定する。他方の上記基板310を上記第2筺体302に固定する。
そして、上記光ファイバーケーブル308の一方を、この一方に設けられた上記プラグ307を介して、上記第1筺体301または上記第2筺体302の一方の上記レセプタクル331に取り付ける。
その後、上記光ファイバーケーブル308の他方を、上記ヒンジ部303の内部を通してから、この他方に設けられた上記プラグ307を介して、上記第1筺体301または上記第2筺体302の他方の上記レセプタクル331に取り付ける。
ここで、上記光ファイバーケーブル308は、上記プラグ307を含めて、上記ヒンジ部303の内部を通過可能な大きさである。
図7Aおよび図7Bに示すように、上記二本の光ファイバーケーブル308は、一体成型にて成型されたプラグ307に固定されている。なお、上記光ファイバー307と上記プラグ307とは、接着剤や、くさび等の固定用部材を用いて、固定してもよい。
上記プラグ307には、上記レセプタクル306に設けられた凹部に嵌合保持させるため、凸部311を設けている。なお、上記プラグ307に、凹部を設け、上記レセプタクル331に凸部を設けるようにしてもよい。また、上記プラグ307を上記レセプタクル331に接着剤を用いて固定するようにしてもよい。
この実施形態において、(仮想線にて示す)上記ヒンジ部303の内部空間303aを、直径3mmとしたとき、このヒンジ部303の内部空間を通って上記レセプタクル331と接続するため、上記二本の光ファイバーケーブル308の間隔Dを、1.5mm以下となるように設定している。
詳しく寸法を解説すると、被膜を有する上記光ファイバーケーブル308の直径d2を0.7mmとし、上記光ファイバーケーブル308の外面を保持する樹脂の肉厚D2を0.2mmとし、上記プラグ307の最小肉厚D1を0.2mmとし、上記二本の光ファイバーケーブル308を保持する樹脂の間D3の肉厚を0.2mmとすれば、D1+D2+d2+D2+D3+D2+d2+D2+D1=2.8mmとなり、上記プラグ307の外形が2.8mmとなって、上記ヒンジ部303の内部空間が直径3mmであっても、上記光ファイバーケーブル308を上記ヒンジ部303の内部を通すことができる。
図8Aに示すように、上記光ファイバーケーブル308として、単芯の光ファイバーケーブルを用いており、この光ファイバーケーブル308は、単芯コア312と、この単芯コア312を覆う被膜313とを有する。上記単芯コア312の直径d1は、0.5mm以下であり、上記光ファイバーケーブル308の直径d2は、0.7mm以下である。
なお、図8Bに示すように、上記光ファイバーケーブルとして、多芯の光ファイバーケーブルを用いてもよく、この光ファイバーケーブル308Aは、多芯コア314と、この多芯コア312を覆う被膜313とを有する。この多芯コア314は、複数のコア314aの集合体である。そして、多芯の光ファイバーケーブルでは、単芯の光ファイバーケーブルを使用した場合よりも、屈曲性がよくて、屈曲性が必要な場合に大変有利となり、かつ、高速光伝送が可能となって、より少ない信号本数でさらに屈曲性よく実装できる。
なお、上記光ファイバーケーブル308として、PCS(Polymer clad silica)ファイバーケーブルを用いてもよく、比較的安価に、高速光伝送が可能となり、より少ない信号本数でさらに屈曲性よく実装できる。
図9A、図9Bおよび図9Cに示すように、上記光学素子部322は、基板323と、この基板323の一面に取り付けられた発光素子324、受光素子325および増幅電気回路326と、上記発光素子324、上記受光素子325および上記増幅電気回路326を封止する樹脂部328とを有する。
上記発光素子324、上記受光素子325および上記増幅電気回路326は、それぞれ、Agペースト等の導電性樹脂によって上記基板323上に形成された電極に、ダイボンドされる。
上記発光素子324、上記受光素子325および上記増幅電気回路326は、それぞれ、これらの電極と上記基板323上に形成された電極との間を、Au線等のワイヤー327によるボンディングで、電気的に接続される。
上記樹脂部328は、例えば、エポキシ樹脂からなり、トランスファーモールドにて成型されている。上記樹脂部328の一面には、光学的結合の効率向上のため、レンズ328aが設けられている。
また、上記樹脂部328の一面には、上記レセプタクル331との固定のための固定用凸部330が設けられている。上記樹脂部328の一面には、上記レセプタクル331との位置決めのための位置決め用凸部329が設けられている。
上記レンズ328、上記固定用凸部330および上記位置決め用凸部329は、トランスファーモールドにて成型されている。
また、上記樹脂部328には、上記発光素子324と上記受光素子325との間に、光学的クロストーク除去を目的としたスリット334が設けられている。このスリット334は、上記樹脂部328の両側面に渡る長さで、かつ、上記基板323に到達する深さを有するが、光学的クロストークを除去できる程度の長さおよび深さを有していればよい。
なお、上記発光素子324としては、例えば、LEDやVCSELを用いる。したがって、携帯電話機内部の光通信であるため、光ケーブル長が長くても1m以内であるため、光ケーブルにプラスチックファイバーを使用した場合、発光波長が850nm等の、プラスチック光ファイバーの波長に対する透過率が小さい領域においても、使用可能である。上記受光素子325としては、PD、PDICを用いる。また、上記樹脂部328を、トランスファーモールドにて成型したが、ポッティング等の異なる方法で成型してもよい。また、上記固定用凸部330および上記位置決め用凸部329を、上記樹脂部328の上記レンズ328aと反対側の他面に、設けるようにしてもよい。
図10Aおよび図10Bに示すように、上記レセプタクル331は、上記光学素子部322を嵌合する光学素子部収納部332を有し、この光学素子部収納部332は、貫通孔で形成されている。上記光学素子部322が上記レセプタクル331に嵌合された状態で、上記光学素子部322の一面と上記レセプタクル331の一面とは、略同一面に、配置される。上記光学素子部322は、上記レセプタクル331の底面側から挿入される。
図10Aは、上記光学素子部322の上記固定用凸部330での上記レセプタクル331および上記光学素子部322の断面図を示し、図10Bは、上記光学素子部322の上記位置決め用凸部329での上記レセプタクル331および上記光学素子部322の断面図を示す。
図10Aに示すように、上記光学素子部収納部332の内面には、上記光学素子部322の上記固定用凸部330に係合する固定用凹部338が設けられている。つまり、上記レセプタクル331および上記光学素子部322は、それぞれ、上記レセプタクル331に上記光学素子部322が嵌合された状態で互いに係合して固定される固定用係合部としての上記固定用凸部330および上記固定用凹部338を有する。
図10Bに示すように、上記光学素子部収納部332の内面には、上記光学素子部322の上記位置決め用凸部329に係合する位置決め用凹部337が設けられている。つまり、上記レセプタクル331および上記光学素子部322は、それぞれ、上記レセプタクル331に上記光学素子部322が嵌合された状態で互いに係合して位置決めされる位置決め用係合部としての上記位置決め用凸部329および上記位置決め用凹部337を有する。
図11Aと図11Bに示すように、上記レセプタクル331は、上記光学素子部322を収納する上記光学素子部収納部332と、上記プラグ307を収納するプラグ収納部333とを有する。また、上記レセプタクル331には、上記第1筺体301や上記第2筺体302の上記基板309,310との位置決め用として、位置決め用凸部336が設けられている。
次に、上記光学素子部322および上記プラグ307を、上記レセプタクル331に、組み付ける方法を説明する。
図12Aに示すように、上記レセプタクル331に上記光学素子部322を上記レセプタクル331の底面から挿入する。上記光学素子部322には、上記位置決め用凸部329があるため、上記光学素子部収納部332に上記光学素子部322を挿入が止まるまで、すなわち、上記位置決め用凸部329と上記レセプタクル331の上記位置決め用凹部337とが面接触するまで挿入する。この状態で、上記レセプタクル331と上記光学素子部322との位置決めを行う。
また、上記光学素子部322には、上記固定用凸部330を設けているため、上記レセプタクル331への上記光学素子部322の挿入により、上記光学素子部322の上記固定用凸部330と上記レセプタクル331の上記固定用凹部338が嵌合し、上記光学素子部322は、上記レセプタクル331に固定される。
上記光学素子部322を上記レセプタクル331で嵌合保持して、このレセプタクル331を、上記位置決め用凸部336を利用して、上記第1筺体301や上記第2筺体302の上記基板309,310に実装し、電気的接続を行う。この電気的接続は、はんだ付けやリフローでのはんだ付けやコネクタを用いた接続でもよい。
このとき、上記レセプタクル331の上面と上記光学素子部322の上面とが、略面一となる構造としているため、上記光学素子部322が、上記レセプタクル331の所定の位置で、位置決め固定されているか否かについて、確認することができる。
その後、図12Bに示すように、上記光ファイバーケーブル308の一方の上記プラグ307を、上記レセプタクル331の上記プラグ収納部333に、上記光ファイバーケーブル308の光軸方向に対して直交する方向、つまり、上記レセプタクル331の上面方向から嵌合させ、上記プラグ307を上記レセプタクル331に嵌合保持させる。つまり、上記レセプタクル331は、上記光ファイバーケーブル308の上記プラグ307、および、上記光学素子部322を、上記光ファイバーケーブル308の光軸方向に対して直交する方向から嵌合する。
そして、上記プラグ307が上記レセプタクル331に嵌合された状態で、上記プラグ307の上面と上記レセプタクル331の上面とは、略同一面に、配置される。このため、上記プラグ307が、上記レセプタクル331の所定の位置で、位置決め固定されているか否かについて確認することができる。また、面一となるまで挿入して組み立てるため、挿入不足による光学結合の低下を防ぐことが可能である。
なお、上記光学素子部322を、上記レセプタクル331の上面方向から挿入し、上記レセプタクル331に対して、位置決め固定を行うようにしてもよい。
上記構成の携帯電話機によれば、上記光信号伝送部300は、上記第1筺体301および上記第2筺体302のそれぞれに配置される上記光学素子部322と、上記第1筺体301と上記第2筺体302との間に架設されると共に両端にプラグ307が設けられた上記光ファイバーケーブル308と、上記第1筺体301および上記第2筺体302のそれぞれに配置されると共に、上記光学素子部322を嵌合保持しつつ上記光ファイバーケーブル308の上記プラグ307を嵌合保持して、上記光学素子部322と上記光ファイバーケーブル308とを光学的に結合するレセプタクル331とを有するので、上記プラグ307と上記レセプタクル331との嵌合部材以外に他の光接続部材を設ける必要がなくて、部品数を少なくして、簡単な構造にでき、かつ、光学結合の低下の要因がほとんどない。
また、上記プラグ307および上記光学素子部322は、上記レセプタクル331に嵌合されるので、小型化を図れ、上記光ファイバーケーブル308と上記光学素子部322とを光学的に確実に結合できる。
つまり、上記光ファイバーケーブル308を、上記第1筐体301や上記第2筐体302の上記基板309,310に接続するとき、上記光ファイバーケーブル308を上記レセプタクル331に嵌合するだけでよいため、作業性がよく、コンパクトな携帯電話機を実現できる。
当然に、上記第1筐体301と上記第2筐体302との間を光信号により信号の伝送を行う上記光信号伝送部300を有するので、上記光信号伝送部300から電磁波ノイズの発生がなく、携帯電話機全体の電磁波ノイズを極端に低減することができる。また、上記光信号伝送部300に対するシールドが不要になって、省スペースに対応できて、コンパクトな携帯電話機の内部の接続に適したものになる。
また、上記レセプタクル331は、上記光ファイバーケーブル308の上記プラグ307、および、上記光学素子部322を、上記光ファイバーケーブル308の光軸方向に対して直交する方向から嵌合するので、上記レセプタクル331に、上記光ファイバーケーブル308の上記プラグ307、および、上記光学素子部322を、容易に、組み立てることができる。
また、上記光ファイバーケーブル308は、上記ヒンジ部303の内部を通って、上記第1筺体301と上記第2筺体302との間に架設されるので、上記光ファイバーケーブル308を上記ヒンジ部303の内部に隠すことができて、上記第1筺体301および上記第2筺体302の可動域の制約が大きく減少して、上記第1筺体301および上記第2筺体302を自由自在に展開できる携帯電話機を実現できる。また、上記光ファイバーケーブル308に加わるストレスが無いため、高品質な伝送が可能となる。
つまり、上記プラグ307を設けた状態で上記ヒンジ部303の内部空間を通すため、上記光ファイバーケーブル308を別の場所にて組み立て検査を行うことが可能となる。このため、上記光ファイバーケーブル308の不具合であるものの混入がなく、また、上記光ファイバーケーブル308の端面処理も確実に行うことができる。したがって、上記光ファイバーケーブル308での減衰が小さく、高品質な光伝送が可能となる。
また、上記光ファイバーケーブル308の上記プラグ307および上記光学素子部322が上記レセプタクル331に嵌合された状態で、上記プラグ307の一面と上記光学素子部322の一面と上記レセプタクル331の一面とは、略同一面に、配置されているので、上記プラグ307および上記光学素子部322を上記レセプタクル331に組み立てるときに、上記プラグ307、上記光学素子部322および上記レセプタクル331を、面一にする必要があり、光学結合が確実に行われているか否かが容易に判断できる。
また、上記光学素子部322は、発光素子324および受光素子325を有し、上記一方の光ファイバーケーブル308は、上記第1筺体301の上記発光素子324と上記第2筺体302の上記受光素子325とを、光学的に結合し、上記他方の光ファイバーケーブル308は、上記第1筺体301の上記受光素子325と上記第2筺体302の上記発光素子324とを、光学的に結合するので、双方向通信が可能なコンパクトな携帯電話機が実現できる。
また、上記レセプタクル331の貫通孔である光学素子部収納部332に、上記光学素子部322が嵌合されるので、上記レセプタクル331の高さと上記光学素子部322の高さとを、略同一にできて、上記レセプタクル331の高さを低くできて、さらにコンパクトな携帯電話機を実現できる。
また、上記レセプタクル331および上記光学素子部322は、それぞれ、上記レセプタクル331に上記光学素子部322が嵌合された状態で互いに係合して固定される固定用係合部としての上記固定用凸部330および上記固定用凹部338を有するので、上記光学素子部322と上記レセプタクル331が確実に嵌合して保持されるため、小型のレセプタクル331を実現でき、コンパクトな携帯電話機を実現できる。また別途に固定用部材が必要とならないため、安価な携帯電話機を実現できる。
また、上記レセプタクル331および上記光学素子部322は、それぞれ、上記レセプタクル331に上記光学素子部322が嵌合された状態で互いに係合して位置決めされる位置決め用係合部としての上記位置決め用凸部329および上記位置決め用凹部337を有するので、上記レセプタクル331および上記光学素子部322の位置決めを確実に行え、小型かつ高伝送品質なレセプタクル331を実現でき、コンパクトかつ高性能な携帯電話機を実現できる。また、別途に位置決め用部材が必要とならないため、安価な携帯電話機を実現できる。
なお、上記プラグ307の上記凸部311を凹部とし、上記レセプタクル306の凹部を凸部としてもよい。また、上記固定用凸部330を凹部とし、上記固定用凹部338を凸部としてもよい。また、上記位置決め用凸部329を凹部とし、上記位置決め用凹部337を凸部としてもよい。また、上記レセプタクル331の上記位置決め用凸部336を凹部としてもよい。
(第6の実施形態)
図13Aと図13Bは、この発明の携帯電話機の第6の実施形態を示している。上記第5の実施形態と相違する点を説明すると、この第6の実施形態では、プラグの構成が相違する。
この第6の実施形態では、光ファイバーケーブル308は、二本あり、上記各光ファイバーケーブル308にプラグ307が設けられ、隣り合う上記プラグ307は、折り畳み自在な屈曲部315にて、連結されている。
上記屈曲部315は、弾性を有した材料で構成されている。ここで、上記屈曲部315のみ弾性を有する材料を使用したが、上記プラグ307の全体の材料として、弾性を有する材料で構成してもよい。
図13Aに示すように、上記プラグ307および上記屈曲部315の一体部材に外力が加わらない通常状態において、この一体部材は、(仮想線にて示す)上記ヒンジ部303の内部空間303aの直径よりも大きく、このままでは、上記ヒンジ部303の内部空間303aを通すことが不可能である。
そこで、図13Bに示すように、上記屈曲部315を折り畳むことで、上記一体部材を上記ヒンジ部303の内部空間303aを通すことができる。このとき、上記屈曲部315は、弾性を有した材料で構成されているため、上記屈曲部315を折り曲げても、上記一体部材が破損することはない。
したがって、上記隣り合うプラグ307を、上記屈曲部315にて、折り畳むことができて、上記ヒンジ部303の内部空間303aが小さい場合においても、上記屈曲部315を折り畳みながら、上記光ファイバーケーブル308を上記ヒンジ部303の内部空間303aに通すことができる。そして、上記ヒンジ部303の内部空間303aを小さくすることができるので、よりコンパクトな携帯電話機を実現できる。
なお、上記光ファイバーケーブル308を三本以上設けて、上記各光ファイバーケーブル308に上記プラグ307を設け、隣り合う上記プラグ307を上記屈曲部315にて連結するようにしてもよい。
(第7の実施形態)
図14Aと図14Bは、この発明の携帯電話機の第7の実施形態を示している。上記第6の実施形態と相違する点を説明すると、この第7の実施形態では、屈曲部の構成が相違する。つまり、この第7の実施形態では、屈曲部317は、略V字形状をした溝を有している。
図14Aに示すように、上記プラグ307および上記屈曲部317の一体部材に外力が加わらない通常状態において、この一体部材は、(仮想線にて示す)上記ヒンジ部303の内部空間303aの直径よりも大きく、このままでは、上記ヒンジ部303の内部空間303aを通すことが不可能である。
そこで、図14Bに示すように、上記屈曲部317をV字溝で折り畳むことで、上記一体部材を上記ヒンジ部303の内部空間303aを通すことができる。このとき、上記屈曲部317は、弾性を有した材料で構成されているため、上記屈曲部317を折り曲げても、上記一体部材が破損することはない。
したがって、上記隣り合うプラグ307を、上記屈曲部317にて、折り畳むことができて、上記ヒンジ部303の内部空間303aが小さい場合においても、上記屈曲部317を折り畳みながら、上記光ファイバーケーブル308を上記ヒンジ部303の内部空間303aに通すことができる。そして、上記ヒンジ部303の内部空間303aを小さくすることができるので、よりコンパクトな携帯電話機を実現できる。
なお、上記光ファイバーケーブル308を三本以上設けて、上記各光ファイバーケーブル308に上記プラグ307を設け、隣り合う上記プラグ307を上記屈曲部317にて連結するようにしてもよい。また、上記屈曲部317の溝を、U字形状の溝や、蛇腹形状のような複数の溝を設けた形状としてもよい。
(第8の実施形態)
図15Aと図15Bは、この発明の携帯電話機の第8の実施形態を示している。上記第5の実施形態と相違する点を説明すると、この第8の実施形態では、プラグの構成が相違する。
この第8の実施形態では、光ファイバーケーブル308は、二本あり、上記各光ファイバーケーブル308に、プラグ318,319が設けられ、隣り合う上記プラグ318,319は、それぞれ、互いに分離自在に係合する係合部を有する。
つまり、一方の上記プラグ318は、係合部としてのプラグ嵌合用凸部320を有し、他方の上記プラグ319は、係合部としてのプラグ嵌合用凹部321を有する。上記プラグ嵌合用凸部320および上記プラグ嵌合用凹部321は、上記一方のプラグ319と上記他方のプラグ320とを上記光ファイバーケーブル308の光軸方向にスライドさせて嵌合させるように、形成されている。なお、上記係合部を、上記一方のプラグ319と上記他方のプラグ320とを上記光ファイバーケーブル308の光軸方向に直交する方向にスライドさせて嵌合させるように、形成してもよい。
そして、上記光ファイバーケーブル308を(図7B参照の)上記ヒンジ部303の内部空間303aに通すときに、上記隣り合うプラグ318,319を分離し、それぞれのプラグ318,319を上記ヒンジ部303の内部空間303aに通し、その後、上記隣り合うプラグ318,319を係合し一体化して、上記レセプタクル331に嵌合できる。したがって、上記ヒンジ部303の内部空間303aを小さくすることができるので、よりコンパクトな携帯電話機を実現できる。
(第9の実施形態)
図16A、図16Bおよび図16Cは、この発明の携帯電話機の第9の実施形態を示している。上記第5の実施形態と相違する点を説明すると、この第9の実施形態では、第1筺体301および第2筺体302の折り畳みおよび展開の構成が相違する。
つまり、上記第5の実施形態では、上記第1筺体301および上記第2筺体302のそれぞれの一辺側は、この一辺に平行な軸回りに揺動可能に、取り付けられている。これに対して、上記第9の実施形態では、第1筺体301および第2筺体302のそれぞれの一辺側は、この一辺に直交する軸回りに揺動可能に、取り付けられている。
図16A〜図16Cに示すように、上記第1筺体301および上記第2筺体302のそれぞれの一辺側は、この一辺に直交する軸を有する筒状のヒンジ部303Aによって、取り付けられている。
このとき、上記光ファイバーケーブル308は、上記ヒンジ部303Aの内部空間303bを通って、上記第1筐体301の上記光学素子部322と上記第2筺体302の上記光学素子部322とを光学的に結合する。なお、その他の構造は、上記第5の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
なお、上記携帯電話機の展開方法については、二つ折りの展開方法や、回転を伴う展開方法以外に、他の展開方法でもよい。
(第10の実施形態)
この発明の電子機器の一実施形態は、図示しないが、表示パネルを有する第1筐体と、操作部を有すると共に上記第1筐体に折り畳みまたは展開自在に連結された第2筐体と、上記第1筐体と上記第2筐体との間を光信号により信号の伝送を行う光信号伝送部とを有する。
上記電子機器とは、例えば、PDA、ノートPC、ポータブルDVD、デジタル音楽機器などの携帯機器である。上記電子機器の上記第1筺体、上記第2筺体および上記光信号伝送部は、上記第1〜上記第9の実施形態で説明したものと同じである。
上記構成の電子機器によれば、上記第1筐体と上記第2筐体との間を光信号により信号の伝送を行う上記光信号伝送部を有するので、上記光信号伝送部から電磁波ノイズの発生がなく、電子機器全体の電磁波ノイズを極端に低減することができる。また、上記光信号伝送部に対するシールドが不要になって、省スペースに対応できて、コンパクト化を実現できる。
なお、上記第1から上記第10の実施の形態において、第1筺体と第2筺体との間の光伝送に限定されず、一つの筺体の内部での光伝送に、光信号伝送部を用いてもよい。
本発明の携帯電話機の第1実施形態を示す正面断面図である。 第1実施形態の携帯電話機の側面図である。 単芯プラスチック光ファイバーケーブルを示す斜視図である。 多芯型のプラスチック光ファイバーケーブルを示す斜視図である。 本発明の携帯電話機の第2実施形態を示す正面断面図である。 第2実施形態の携帯電話機の側面図である。 本発明の携帯電話機の第3実施形態を示す正面断面図である。 第3実施形態の携帯電話機の側面図である。 第3実施形態の携帯電話機の要部の拡大側面図である。 光受信部の拡大側面図である。 光受信部の拡大平面図である。 本発明の携帯電話機の第5実施形態を示す正面図である。 図6Aの正面断面図である。 図6Aの側面図である。 光ファイバーケーブルおよびプラグを示す斜視図である。 図7Aの正面図である。 単芯プラスチック光ファイバーケーブルを示す断面図である。 多芯型のプラスチック光ファイバーケーブルを示す断面図である。 光学素子部の正面図である。 光学素子部の側面図である。 光学素子部の上面図である。 レセプタクルと光学素子部との嵌合状態を示すと共に光学素子部の固定用凸部での断面図である。 レセプタクルと光学素子部との嵌合状態を示すと共に光学素子部の位置決め用凸部での断面図である。 レセプタクルの上面斜視図である。 レセプタクルの底面斜視図である。 レセプタクルと光学素子部との嵌合を説明する底面斜視図である。 レセプタクルとプラグとの嵌合を説明する上面斜視図である。 本発明の携帯電話機の第6実施形態を示すと共にプラグの展開状態を示す正面図である。 プラグの折り曲げ状態を示す正面図である。 本発明の携帯電話機の第7実施形態を示すと共にプラグの展開状態を示す正面図である。 プラグの折り曲げ状態を示す正面図である。 本発明の携帯電話機の第8実施形態を示すと共にプラグの離隔状態を示す斜視図である。 プラグの係合状態を示す正面図である。 本発明の携帯電話機の第9実施形態を示す正面図である。 図16Aの正面断面図である。 図16Aの側面図である。 従来の携帯電話機の正面図である。 従来の携帯電話機の正面断面図である。 従来の携帯電話機の側面図である。 同軸型フレキシブルケーブルの横断面図である。
符号の説明
1 第1筐体
2 第2筐体
4 (第1筐体の)基板
5 (第2筐体の)基板
6 フレキシブルケーブル
7 (第1筐体の)コネクタ
8 (第2筐体の)コネクタ
12 内部導体パターン
13 スペーサ部
14 ベース
14a 帯状パターン
14b 信号伝送用パターン
15 フ上側カバーレイ
15a 帯状パターン
16 上カバーレイ
17 下カバーレイ
22 スルーホール
100 光信号伝送部
101 第1筐体
102 第2筐体
104 (第1筐体の)基板
105 (第2筐体の)基板
106 フレキシブルケーブル(光伝送媒体)
107 光送信部
108 光受信部
120 単芯プラスチック光ファイバーケーブル
121 多芯型プラスチック光ファイバーケーブル
122 カバーチューブ
123 単芯プラスチックファイバー
124 多芯型プラスチックファイバー
126 フレキシブ基板型導波路(光伝送媒体)
127 光送信部
128 光受信部
131 凸部
132 凹部
137 光送信部
137a 光軸
138 光受信部
138a 光軸
201 リード端子
205 レンズ
300 光信号伝送部
301 第1筐体
302 第2筐体
303,303A ヒンジ部
303a,303b 内部空間
304 表示部
305 カメラ
307 プラグ
308,308A 光ファイバーケーブル(光伝送媒体)
309 (第1筐体の)基板
310 (第2筐体の)基板
311 凸部
312 単芯コア
313 被膜
314 多芯コア
314a コア
315,317 屈曲部
318、319 プラグ
320 プラグ嵌合用凸部(係合部)
321 プラグ嵌合用凹部(係合部)
322 光学素子部
323 基板
324 発光素子
325 受光素子
326 増幅電気回路
327 ワイヤー
328 樹脂部
328a レンズ
329 位置決め用凸部(位置決め用係合部)
330 固定用凸部(固定用係合部)
331 レセプタクル
332 光学素子部収納部
333 プラグ収納部
334 スリット
336 位置決め用凸部
337 位置決め用凹部(位置決め用係合部)
338 固定用凹部(固定用係合部)

Claims (29)

  1. 表示パネルを有する第1筐体と、
    操作パネルを有すると共に上記第1筐体に折り畳みまたは展開自在に連結された第2筐体と、
    上記第1筐体と上記第2筐体との間を光信号により信号の伝送を行う光信号伝送部と
    を備えることを特徴とする携帯電話機。
  2. 請求項1に記載の携帯電話機において、
    上記光信号伝送部の伝送速度は、400Mbps以上であることを特徴とする携帯電話機。
  3. 請求項1に記載の携帯電話機において、
    上記光信号伝送部は、
    上記第1筺体または上記第2筺体の一方に配置され光信号を送信する光送信部と、
    上記第1筺体または上記第2筺体の他方に配置され光信号を受信する光受信部と、
    上記光送信部と上記光受信部とを光学的に結合するように上記第1筐体と上記第2筐体との間に架設された光伝送媒体と
    を有し、
    上記光送信部から送信された光信号は、上記光伝送媒体を介して、上記光受信部に受信されることを特徴とする携帯電話機。
  4. 請求項3に記載の携帯電話機において、
    上記光伝送媒体は、単芯プラスチック光ファイバーケーブルであることを特徴とする携帯電話機。
  5. 請求項3に記載の携帯電話機において、
    上記光伝送媒体は、多芯型のプラスチック光ファイバーケーブルであることを特徴とする携帯電話機。
  6. 請求項3に記載の携帯電話機において、
    上記光伝送媒体は、多芯型のガラスファイバーケーブルであることを特徴とする携帯電話機。
  7. 請求項4ないし6の何れか一つに記載の携帯電話機において、
    上記光送信部は、発光波長が650±50nmのLEDであることを特徴とする携帯電話機。
  8. 請求項3に記載の携帯電話機において、
    上記光伝送媒体は、PCSファイバーケーブルであることを特徴とする携帯電話機。
  9. 請求項8に記載の携帯電話機において、
    上記光送信部は、発光波長が600nm〜900nmのVCSELであることを特徴とする携帯電話機。
  10. 請求項3に記載の携帯電話機において、
    上記光伝送媒体は、フレキシブル基板型導波路であることを特徴とする携帯電話機。
  11. 請求項10に記載の携帯電話機において、
    上記光送信部は、発光波長が650±50nmのLEDアレイであることを特徴とする携帯電話機。
  12. 請求項10に記載の携帯電話機において、
    上記光送信部は、発光波長が600nm〜900nmのVCSELアレイであることを特徴とする携帯電話機。
  13. 請求項10に記載の携帯電話機において、
    上記光受信部は、フォトダイオードアレイであることを特徴とする携帯電話機。
  14. 請求項1に記載の携帯電話機において、
    上記光信号伝送部は、
    上記第1筺体または上記第2筺体の一方に配置され光信号を送信する光送信部と、
    上記第1筺体または上記第2筺体の他方に配置され光信号を受信する光受信部と
    を有し、
    上記光送信部から送信された光信号は、光空間伝送により、上記光受信部に受信されることを特徴とする携帯電話機。
  15. 請求項14に記載の携帯電話機において、
    上記第1筺体と上記第2筺体とが展開された状態で、
    上記光送信部と上記光受信部とは、互いに対向して光学的に結合するように、配置されていることを特徴とする携帯電話機。
  16. 請求項15に記載の携帯電話機において、
    上記第1筺体と上記第2筺体とが展開された状態で、
    上記第1筺体および上記第2筺体は、上記光送信部および上記光受信部に対応する部分に、外乱光を遮断する凹凸構造を有することを特徴とする携帯電話機。
  17. 請求項15に記載の携帯電話機において、
    上記第1筺体および上記第2筺体には、それぞれ、基板が設けられ、
    上記第1筺体と上記第2筺体とが展開された状態で、上記第1筺体の上記基板と上記第2筺体の上記基板とは、互いに、所定角度で傾斜しており、
    上記光送信部は、上記第1筺体または上記第2筺体の一方の上記基板に、上記光送信部の光軸が、上記一方の基板に直交する方向に対して、所定角度で傾斜するように、取り付けられる一方、
    上記光受信部は、上記第1筺体または上記第2筺体の他方の上記基板に、上記光受信部の光軸が、上記他方の基板に直交する方向に対して、所定角度で傾斜するように、取り付けられ、
    上記第1筺体と上記第2筺体とが展開された状態で、上記光送信部の光軸と上記光受信部の光軸とが、一致することを特徴とする携帯電話機。
  18. 請求項3または14に記載の携帯電話機において、
    上記光受信部は、
    フォトダイオードと、
    このフォトダイオードと1チップ化されると共にこのフォトダイオードの信号を処理する回路と
    を有することを特徴とする携帯電話機。
  19. 請求項1に記載の携帯電話機において、
    上記光信号伝送部は、
    上記第1筺体および上記第2筺体のそれぞれに配置されると共に光信号の送信および受信の少なくとも一方を行う光学素子部と、
    上記第1筐体の上記光学素子部と上記第2筺体の上記光学素子部とを光学的に結合するように上記第1筐体と上記第2筐体との間に架設されると共に両端にプラグが設けられた光伝送媒体と、
    上記第1筺体および上記第2筺体のそれぞれに配置されると共に、上記光学素子部を嵌合保持しつつ上記光伝送媒体の上記プラグを嵌合保持して、上記光学素子部と上記光伝送媒体とを光学的に結合するレセプタクルと
    を有することを特徴とする携帯電話機。
  20. 請求項19に記載の携帯電話機において、
    上記レセプタクルは、上記光伝送媒体の上記プラグ、および、上記光学素子部を、上記光伝送媒体の光軸方向に対して直交する方向から嵌合することを特徴とする携帯電話機。
  21. 請求項19に記載の携帯電話機において、
    上記第1筐体および上記第2筺体には、上記第1筐体および上記第2筺体を互いに折り畳みまたは展開自在に連結するヒンジ部が設けられ、
    上記光伝送媒体は、上記ヒンジ部の内部を通って、上記第1筺体と上記第2筺体との間に架設されることを特徴とする携帯電話機。
  22. 請求項19に記載の携帯電話機において、
    上記光伝送媒体の上記プラグおよび上記光学素子部が上記レセプタクルに嵌合された状態で、上記プラグの一面と上記光学素子部の一面と上記レセプタクルの一面とは、略同一面に、配置されていることを特徴とする携帯電話機。
  23. 請求項19に記載の携帯電話機において、
    上記光学素子部は、発光素子および受光素子を有し、
    上記光伝送媒体は、二本あり、一方の上記光伝送媒体は、上記第1筺体の上記発光素子と上記第2筺体の上記受光素子とを、光学的に結合し、他方の上記光伝送媒体は、上記第1筺体の上記受光素子と上記第2筺体の上記発光素子とを、光学的に結合することを特徴とする携帯電話機。
  24. 請求項21に記載の携帯電話機において、
    上記光伝送媒体は、少なくとも二本あり、上記各光伝送媒体に、上記プラグが設けられ、隣り合う上記プラグは、折り畳み自在な屈曲部にて、連結されていることを特徴とする携帯電話機。
  25. 請求項21に記載の携帯電話機において、
    上記光伝送媒体は、少なくとも二本あり、上記各光伝送媒体に、上記プラグが設けられ、隣り合う上記プラグは、それぞれ、互いに分離自在に係合する係合部を有することを特徴とする携帯電話機。
  26. 請求項19に記載の携帯電話機において、
    上記レセプタクルは、貫通孔を有し、この貫通孔に、上記光学素子部が嵌合されることを特徴とする携帯電話機。
  27. 請求項26に記載の携帯電話機において、
    上記レセプタクルおよび上記光学素子部は、それぞれ、上記レセプタクルに上記光学素子部が嵌合された状態で互いに係合して固定される固定用係合部を有することを特徴とする携帯電話機。
  28. 請求項26に記載の携帯電話機において、
    上記レセプタクルおよび上記光学素子部は、それぞれ、上記レセプタクルに上記光学素子部が嵌合された状態で互いに係合して位置決めされる位置決め用係合部を有することを特徴とする携帯電話機。
  29. 表示パネルを有する第1筐体と、
    操作部を有すると共に上記第1筐体に折り畳みまたは展開自在に連結された第2筐体と、
    上記第1筐体と上記第2筐体との間を光信号により信号の伝送を行う光信号伝送部と
    を備えることを特徴とする電子機器。
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