JP2007267281A - 無線アクセスポイント及びこの無線アクセスポイントを管理する制御装置 - Google Patents

無線アクセスポイント及びこの無線アクセスポイントを管理する制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
無線メッシュネットワークの容量の向上を図ることが可能な無線アクセスポイント及びこの無線アクセスポイントを管理する制御装置を提供する。
【解決手段】
無線メッシュネットワークにおいて無線リンクを張るMAP10a〜MAP10fを管理する制御装置30が、無線リンクの一つである与干渉リンクが無線リンクの一つである被干渉リンクに干渉を与えることを示すメッセージを受信する通信部31と、通信部31によって受信されたメッセージに基づいて、与干渉リンクを張るMAP10に設定されるパラメータを決定するパラメータ決定部33と、パラメータ決定部33によって決定されたパラメータに変更することを指示するメッセージを生成するメッセージ生成部35とを備える。また、通信部31は、メッセージ生成部35によって生成されたメッセージを、与干渉リンクを張るMAP10に送信する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、無線メッシュネットワークを構成する無線アクセスポイント及びこの無線アクセスポイントを管理する制御装置に関する。
近年、複数の無線アクセスポイントを含む無線メッシュネットワークにおいて、指向性がないオムニアンテナに代えて、空間周波数の利用効率や利得の向上を図ることが可能な指向性アンテナを用いることが注目を集めている。
また、指向性アンテナを用いた無線メッシュネットワークでは、IEEE802.11などで採用されているCSMA(Carrier Sense Multiple Access)をベースとしたMACプロトコルに代えて、空間周波数の利用効率の向上を図ることができるため、指向性アンテナの指向性を動的に制御するMACプロトコルが提案されている。
一方、指向性アンテナの指向性を動的に制御するMACプロトコルでは、「新隠れ端末問題;new hidden terminal problem」や「難聴問題;deafness problem」などの新たな問題が生じて、無線メッシュネットワークの容量が低下する場合があった。
従って、無線メッシュネットワークでは、CSMAをベースとしたMACプロトコルを用いるとともに、受信アンテナとしてオムニアンテナを用いる一方で、送信アンテナとして指向性アンテナを用いる技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
この技術によれば、「新隠れ端末問題」や「難聴問題」の発生を抑制しながら、無線メッシュネットワークの容量の向上を図ることができる。
また、一般的には、上述した技術では、無線リンクを張る無線アクセスポイントの組合せを選択して経路選択を行う場合に、無線アクセスポイントの負荷を分散することによって、無線メッシュネットワークの容量の向上が図られている。
特開2000−115171号公報(請求項7、請求項8、、など)
しかしながら、上述した技術のように、無線アクセスポイントの負荷を分散させただけでは、一の無線リンクを張るために一の無線アクセスポイントが送信する電波が、他の無線リンクを張る無線アクセスポイントに干渉を与える場合がある。
従って、無線アクセスポイントの負荷を分散させただけでは、無線メッシュネットワークの容量が低下する場合があった。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、無線メッシュネットワークの容量の向上を図ることが可能な無線アクセスポイント及びこの無線アクセスポイントを管理する制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一の特徴は、複数の無線リンクが張られた無線メッシュネットワークにおいて前記無線リンクを張る複数の無線アクセスポイント(MAP10a〜MAP10f)を管理する制御装置(制御装置30)が、前記無線リンクの一つである与干渉リンクが前記無線リンクの一つである被干渉リンクに干渉を与えることを示す与干渉リンク情報を取得する与干渉リンク情報取得部(通信部31)と、前記与干渉リンク情報取得部によって取得された前記与干渉リンク情報に基づいて、前記無線リンクの設定を決定する設定決定部(パラメータ決定部33)と、前記設定決定部によって決定された前記無線リンクの設定を、前記与干渉リンクを張る前記無線アクセスポイントである与干渉アクセスポイントに通知する設定通知部(メッセージ生成部35)とを備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、設定決定部が、与干渉リンク情報取得部によって取得された与干渉リンク情報に基づいて無線リンクの設定を決定することにより、与干渉リンクが被干渉リンクに与える干渉の影響を考慮して、無線リンクの設定が決定される。
従って、単に伝送レートのみを考慮して経路選択を行った場合に比べて、無線メッシュネットワークの容量の向上を図ることができる。
本発明の一の特徴は、本発明の上述した一の特徴において、前記設定決定部が、前記与干渉アクセスポイントが送信する電波の指向性及び前記与干渉アクセスポイントが前記無線リンクを張る前記無線アクセスポイントを前記無線リンクの設定として決定することを要旨とする。
本発明の一の特徴は、本発明の上述した一の特徴において、前記設定決定部は、前記与干渉アクセスポイントが送信する電波の送信電力を前記無線リンクの設定として決定することを要旨とする。
本発明の一の特徴は、本発明の上述した一の特徴において、前記設定決定部によって前記無線リンクの設定が決定される前から設定されている前記無線リンクの設定に対応する前記無線メッシュネットワークの容量である決定前容量と、前記設定決定部によって決定された前記無線リンクの設定に対応する前記無線メッシュネットワークの容量である決定後容量とを比較するネットワーク容量比較部(容量比較部34)を制御装置がさらに備え、前記設定通知部が、前記決定後容量が前記決定前容量よりも大きい場合に、前記設定決定部によって決定された前記無線リンクの設定を前記与干渉アクセスポイントに通知することを要旨とする。
本発明の一の特徴は、本発明の上述した一の特徴において、前記ネットワーク容量比較部は、前記無線メッシュネットワークの構成に応じて隠れ端末問題の影響を考慮し、前記無線メッシュネットワークの容量を算出することを要旨とする。
本発明の一の特徴は、無線メッシュネットワークを構成する無線アクセスポイント(MAP10)が、前記無線メッシュネットワークを構成する他の無線アクセスポイントが張る無線リンクである与干渉リンクによる干渉を受けたことを検出する干渉検出部(干渉検出部18)と、前記干渉検出部によって前記与干渉リンクによる干渉を受けたことが検出された場合に、前記与干渉リンクによる干渉の抑制を前記他の無線アクセスポイントに要求する干渉抑制要求部(メッセージ生成部19)とを備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、干渉抑制要求部が、与干渉リンクを張っている他の無線アクセスポイントに与干渉リンクによる干渉の抑制を要求することにより、与干渉リンクによる干渉を受けていることが他の無線アクセスポイントに通知される。
従って、他の無線アクセスポイントは、一の無線アクセスポイントからの要求に応じて、与干渉リンクが与える干渉の影響を考慮して無線リンクの設定を決定することができる。
また、無線アクセスポイントは、各無線アクセスポイントを集中的に管理する制御装置を設けなくても、無線リンクの設定を自律的に決定することができ、単に伝送レートのみを考慮して経路選択を行った場合に比べて、無線メッシュネットワークの容量の向上を図ることができる。
本発明の一の特徴は、本発明の上述した一の特徴において、前記干渉抑制要求部が、前記他の無線アクセスポイントが送信する電波の送信電力の抑制を前記他の無線アクセスポイントに要求することを要旨とする。
本発明の一の特徴は、本発明の上述した一の特徴において、前記干渉抑制要求部が、前記他の無線アクセスポイントが送信する電波の指向性の変更を前記他の無線アクセスポイントに要求することを要旨とする。
本発明によれば、無線メッシュネットワークの容量の向上を図ることが可能な無線アクセスポイント及びこの無線アクセスポイントを管理する制御装置を提供することができる。
[第1実施形態]
(ネットワークの構成)
以下において、本発明の第1実施形態に係るネットワークの構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るネットワークの構成を示す図である。
図1に示すように、ネットワークは、複数のメッシュアクセスポイント10(MAP10a〜MAP10f)と、複数のゲートウェイ20(GW20a〜GW20b)と、制御装置30とによって構成されている。なお、以下において、メッシュアクセスポイント10については、単にMAP10と記載し、ゲートウェイ20については、単位GW20と記載する。
MAP10は、他のMAP10と無線リンクを張っており、無線メッシュネットワークを構成している。なお、各MAP10は、他のMAP10に信号を送信する際には、指向性を有する指向性アンテナとして機能し、他のMAP10から信号を受信する際には、指向性を有していない無指向性アンテナ(オムニアンテナ)として機能する送受信アンテナを有している。また、MAP10は、信号の送信に用いられる指向性アンテナと信号の受信に用いられる無指向性アンテナとを別々に有していてもよい。
GW20は、一部のMAP10(MAP10a及びMAP10d)と無線リンクを張っており、有線のLAN40によって制御装置30と接続されている。なお、LAN40は、例えば、イーサネット(登録商標)などである。
制御装置30は、LAN40によって各GW20と接続されており、GW20を介して複数のMAP10を管理している。具体的には、制御装置30は、無線リンクを張るMAP10の組合せ(経路)などを管理しており、MAP10の負荷が分散されるように、無線リンクを張るMAP10の組合せの選択(経路選択)を行う。
(制御装置による制御の概念)
以下において、本発明の第1実施形態に係る制御装置による制御の概念について、図面を参照しながら説明する。図2〜図4は、本発明の第1実施形態に係る制御装置30による制御の概念を示す図である。
なお、図2〜図4において、範囲aは、MAP10が送信する電波が到達する範囲であり、第1の伝送レート(例えば、54Mbps)で無線リンクを張ることが可能な範囲である。また、範囲bは、MAP10が送信する電波が到達する範囲であり、第2の伝送レート(例えば、24Mbps)で無線リンクを張ることが可能な範囲である。さらに、範囲cは、MAP10が送信する電波が到達する範囲であり、他のMAP10に干渉を与える範囲である。
最初に、制御装置30が伝送レートのみを考慮して経路選択を行う場合について、図2を参照しながら説明する。
図2に示すように、制御装置30は、各無線リンクの伝送レートが最も速くなるように経路選択を行って、MAP10の負荷を分散させる。具体的には、各無線リンクは、一のMAP10と、一のMAP10が送信する電波が到達する範囲a内に位置する他のMAP10との間に張られており、第1の伝送レートを有している。
なお、第1実施形態では、伝送レートのみを考慮して経路選択を行った結果、MAP10a〜MAP10cがGW20aを介してLAN40に接続されるため、GW20a、MAP10a〜MAP10cはドメイン1を構成している。一方、MAP10d〜MAP10fがGW20bを介してLAN40に接続されるため、GW20b、MAP10d〜MAP10fはドメイン2を構成している。
このように、制御装置30が伝送レートのみを考慮して経路選択を行うと、一の無線リンクが他の無線リンクに干渉を与える場合がある。
なお、以下において、他の無線リンクに干渉を与える一の無線リンクを与干渉リンクと称し、一の無線リンクによって干渉を受ける他の無線リンクを被干渉リンクと称する。また、被干渉リンクに干渉を与える電波を送信するMAP10を与干渉アクセスポイントと称し、与干渉リンクによって干渉を受けるMAP10を被干渉アクセスポイントと称する。
具体的には、MAP10cがMAP10bと張る無線リンクは、MAP10eがMAP10dと張る無線リンクに干渉を与える与干渉リンクである。すなわち、MAP10cが送信する電波が到達する範囲c内にMAP10dが位置しているため、MAP10cが送信する電波は、MAP10dがMAP10eから受信する電波に干渉を与える。
上述したように、制御装置30が伝送レートのみを考慮して経路選択を行うと、与干渉リンクが被干渉リンクに干渉を与えてしまい、無線メッシュネットワークの容量が低下する場合がある。
次に、制御装置30が干渉状態を考慮して、MAP10が送信する電波の指向性を制御する場合について、図3を参照しながら説明する。なお、図3は、図2に示した状態から電波の指向性を制御した状態を示す図である。
図3に示すように、制御装置30は、干渉状態を考慮して、MAP10が送信する電波の指向性を制御する。具体的には、制御装置30は、図2に示した状態において、MAP10cがMAP10bと張る無線リンクとMAP10eがMAP10dと張る無線リンクとが干渉するため、MAP10c及びMAP10eが送信する電波の指向性を制御して、MAP10c及びMAP10eが無線リンクを張るMAP10を変更する。
すなわち、制御装置30は、MAP10cが無線リンクを張るMAP10をMAP10bからMAP10aに変更し、MAP10eが無線リンクを張るMAP10をMAP10dからGW20bに変更に変更する。
ここで、MAP10c及びMAP10eが無線リンクを張るMAP10を変更すると、MAP10c及びMAP10eが張る無線リンクの経路長が長くなる。従って、MAP10c及びMAP10eが張る無線リンクの伝送レートが第1の伝送レートから第2の伝送レートに低下してしまうが、干渉状態が解消される。
このように、制御装置30が干渉状態を考慮して、MAP10が送信する電波の指向性を制御すると、無線リンクの伝送レートが低下する場合があるが、干渉状態が解消されるため、無線メッシュネットワークの容量の向上を図ることができる。
最後に、制御装置30が干渉状態を考慮して、MAP10が送信する電波の送信電力を制御する場合について、図4を参照しながら説明する。なお、図4は、図2に示した状態から電波の送信電力を制御した状態を示す図である。
図4に示すように、制御装置30は、干渉状態を考慮して、MAP10が送信する電波の送信電力を制御する。具体的には、制御装置30は、図2に示した状態において、MAP10cがMAP10bと張る無線リンクとMAP10eがMAP10dと張る無線リンクとが干渉するため、MAP10cが送信する電波の送信電力小さくする。また、制御装置30は、図2に示した状態において、MAP10eがMAP10dと張る無線リンクとMAP10aがGW20aと張る無線リンクとが干渉するため、MAP10eが送信する電波の送信電力小さくする。
このように、MAP10c及びMAP10eが送信する電波の送信電力を小さくすると、MAP10c及びMAP10eが送信する電波の到達範囲が小さくなる。従って、MAP10c及びMAP10eが張る無線リンクの伝送レートが第1の伝送レートから第2の伝送レートに低下してしまうが、干渉状態が解消される。
このように、制御装置30が干渉状態を考慮して、MAP10が送信する電波の送信電力を制御すると、無線リンクの伝送レートが低下する場合があるが、干渉状態が解消されるため、無線メッシュネットワークの容量の向上を図ることができる。
(制御装置の構成)
以下において、本発明の第1実施形態に係る制御装置の構成について、図面を参照しながら説明する。図5は、本発明の第1実施形態に係る制御装置30の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、制御装置30は、通信部31と、ネットワーク情報管理部32と、パラメータ決定部33と、容量比較部34と、メッセージ生成部35とを有する。
通信部31は、GW20を介して各MAP10と通信を行う。具体的には、通信部31は、一のMAP10が張る無線リンクが他のMAP10が張る無線リンクから干渉を受けていることを示すメッセージを一のMAP10から受信する。また、通信部31は、MAP10が張る無線リンクのトラフィック量や再送回数などを示すメッセージを受信する。
また、通信部31は、MAP10に設定されるパラメータの変更を指示するメッセージを、MAP10(与干渉アクセスポイント)に送信する。なお、パラメータとは、MAP10が送信する電波の指向性、無線リンクを張るMAP10の組合せ(経路情報)、MAP10が送信する電波の送信電力、MAP10が張る無線リンクの伝送レートなどである。
ネットワーク情報管理部32は、無線メッシュネットワークのトポロジー(無線メッシュネットワークを構成するMAP10の識別子や位置など)をネットワーク情報として管理している。
また、ネットワーク情報管理部32は、無線メッシュネットワークを構成するMAP10から通信部31が受信したメッセージに応じて、無線メッシュネットワークを構成するMAP10が行う通信(無線リンク)のトラフィック量や無線メッシュネットワークを構成するMAP10が受ける干渉量などをネットワーク情報として管理する。
さらに、ネットワーク情報管理部32は、MAP10が現在張っている無線リンクに対応するネットワーク情報だけではなくて、MAP10が過去に張っていた無線リンクに対応するネットワーク情報も管理している。
パラメータ決定部33は、MAP10に設定されるパラメータを決定する。具体的には、パラメータ決定部33は、MAP10が送信する電波の指向性、無線リンクを張るMAP10の組合せ(経路情報)、MAP10が送信する電波の送信電力、MAP10が張る無線リンクの伝送レートなどを決定する。
また、パラメータ決定部33は、MAP10に現在設定されているパラメータに対応する無線メッシュネットワークの容量(現ネットワーク容量)よりも、新たに決定したパラメータに対応する無線メッシュネットワークの容量(予測ネットワーク容量)が大きい場合に、新たに決定したパラメータをメッセージ生成部35に入力する。
ここで、無線メッシュネットワークの容量とは、各フローの容量の合計である。また、各フローの容量は、フローの平均受信成功ビット数(L)とし、フローに係る所要時間を(T)とした場合には、L/Tで表される。なお、フローとは、GW20に至るまでの無線リンクの流れである。
容量比較部34は、ネットワーク情報管理部32によって管理されているネットワーク情報を参照して、現ネットワーク容量と予測ネットワーク容量とを比較する。なお、無線メッシュネットワークの容量の算出方法については後述する(図7〜図12)。
メッセージ生成部35は、MAP10(与干渉アクセスポイント)に設定されるパラメータをパラメータ決定部33から取得したパラメータに変更することを指示するメッセージを生成する。また、メッセージ生成部35は、生成されたメッセージを通信部31に入力する。
(メッシュアクセスポイントの構成)
以下において、本発明の第1実施形態に係るメッシュアクセスポイントの構成について、図面を参照しながら説明する。図6は、本発明の第1実施形態に係るMAP10の構成を示すブロック図である。
図6に示すように、MAP10は、アンテナ11と、通信部12と、メッセージ処理部13と、指向性制御部14と、送信電力制御部15と、伝送レート制御部16と、ルーティング情報記憶部17と、干渉検出部18と、メッセージ生成部19とを有する。
アンテナ11は、無線メッシュネットワークを構成する他のMAP10から電波を受信する受信アンテナ、無線メッシュネットワークを構成する他のMAP10に電波を送信する送信アンテナとして機能する。ここで、アンテナ11は、受信アンテナとして機能する場合には、指向性を有していない無指向性アンテナ(オムニアンテナ)である。一方、アンテナ11は、送信アンテナとして機能する場合には、指向性を有する指向性アンテナである。また、アンテナ11が送信する電波の指向性は、後述する指向性制御部14によって制御され、アンテナ11が送信する電波の送信電力は、後述する送信電力制御部15によって制御される。
なお、アンテナ11は、受信アンテナと送信アンテナとを別々に有する構成であってもよい。
通信部12は、無線メッシュネットワークを構成する他のMAP10と通信を行っており、パケットの再送制御機能などを有している。具体的には、通信部12は、後述する伝送レート制御部16によって制御された伝送レートで他のMAP10と通信を行い、後述するルーティング情報記憶部17に記憶されたルーティング情報(経路情報)で定められた他のMAP10と通信を行う。
また、通信部12は、GW20を介して制御装置30と通信を行う。具体的には、通信部12は、MAP10に設定されるパラメータの変更を指示するメッセージを制御装置30から受信する。また、通信部12は、他のMAP10が張る無線リンクから干渉を受けていることを示すメッセージなどを制御装置30に送信する。
メッセージ処理部13は、制御装置30から受信したメッセージを処理する。具体的には、メッセージ処理部13は、制御装置30から受信したメッセージに応じて、指向性制御部14、送信電力制御部15及び伝送レート制御部16に対して各パラメータの変更を指示する。また、メッセージ処理部13は、制御装置30から受信したメッセージに応じて、ルーティング情報記憶部17に記憶されたルーティング情報を書き換える。
指向性制御部14は、メッセージ処理部13の指示に応じて、アンテナ11が送信する電波の指向性を制御する。
送信電力制御部15は、メッセージ処理部13の指示に応じて、アンテナ11が送信する電波の送信電力を制御する。
伝送レート制御部16は、メッセージ処理部13の指示に応じて、通信部12が行う通信(無線リンク)の伝送レートを制御する。
ルーティング情報記憶部17は、無線リンクを張るMAP10の組合せを示すルーティング情報(経路情報)を記憶する。すなわち、ルーティング情報記憶部17は、通信部12が通信を行う相手先となるMAP10を記憶する。
干渉検出部18は、他のMAP10が張る無線リンクから干渉を受けていることを検出する。具体的には、干渉検出部18は、他のMAP10が張る無線リンクから受けた干渉量や干渉によって生じたパケットロスを検出する。また、干渉検出部18は、検出した干渉量やパケットロスをメッセージ生成部19に入力する。
メッセージ生成部19は、干渉検出部18から取得した干渉量やパケットロスに応じて、干渉量やパケットロスを含むメッセージ(他のMAP10が張る無線リンクから干渉を受けていることを示すメッセージ)を生成する。また、メッセージ生成部19は、生成されたメッセージを通信部12に入力する。
(無線メッシュネットワークの容量の計算方法)
以下において、本発明の第1実施形態に係る無線メッシュネットワークの容量の計算方法について、図面を参照しながら説明する。図7〜図8は、本発明の第1実施形態に係る無線メッシュネットワークの容量の計算方法を示す図である。
最初に、ホップ数が1回であり、1回目でパケットの受信に成功した場合について、図7(a)を参照しながら説明する。
図7(a)に示すように、パケットは、DIFS(Distributed Interframe Space)と、バックオフと、データフレームと、SIFS(Short Interframe Space)と、受信確認データ(ACK)とによって構成される。
なお、一のMAP10が他のMAP10にパケットを送信した場合において、他のMAP10は、パケットを正しく受信することができないと、受信確認データ(ACK)を一のMAP10に返信しない。一方で、一のMAP10は、受信確認データ(ACK)を他のMAP10から受信しないと、他のMAP10にパケットを再送する。
従って、データフレーム長がLであるパケットの送信に係る所要時間(T)は、IEEE802.11では、「DIFS+バックオフ+データフレーム+SIFS+受信確認データ」の合計時間である。DIFS及びSIFSの送信に係る所要時間は、IEEE802.11で規格化されており、データフレームと受信確認データの送信に係る所要時間は、無線リンクの伝送レートに依存する。
次に、ホップ数が1回であり、1回目でパケットの受信に失敗し、2回目でパケットの受信に成功した場合について、図7(b)を参照しながら説明する。
図7(b)に示すように、1回目でパケットの受信に失敗しているため、データフレーム長がLであるパケットの送信に係る所要時間(T)は、「DIFS+バックオフ+データフレーム+SIFS+受信確認データ」の2倍となる。
なお、1回目のバックオフの送信に係る平均所要時間は、「0.5×スロットタイム×CWmin」で表され、2回目のバックオフの送信に係る平均所要時間は、「0.5×スロットタイム×(2×CWmin+1)」で表される。また、CWminは、コンテンション・ウィンドウの最小値である。
次に、ホップ数が3回であり、2ホップ目の1回目でパケットの受信に失敗した場合について、図8を参照しながら説明する。
図8に示すように、ホップ数が3回であり、パケットの受信に一回失敗しているため、データフレーム長がLであるパケットの送信に係る所要時間(T)は、「DIFS+バックオフ+データフレーム+SIFS+受信確認データ」の4倍となる。
上述したように、データフレーム長がLであるパケットの送信に係る所要時間は、無線リンクの伝送レート、ホップ数及びパケットの受信に失敗した回数(再送回数)に依存している。
ここで、第1実施形態では、各フローの平均受信成功ビット数と所要時間とを計算して、ドメインの総容量を計算するとともに、各ドメインの総容量を合計して、無線メッシュネットワークの容量を算出する。なお、図1に示したように、第1実施形態では、無線メッシュネットワークは、GW20a、MAP10a〜MAP10cを有するドメイン1と、GW20b、MAP10d〜MAP10fを有するドメイン2とを含む。
ここで、ホップ数(無線リンク数)をNとし、最大再送回数をRとした場合には、パケットが送信されるフローのパターン数は、以下の式によって表される。
Figure 2007267281
以下においては、ホップi(無線リンクi)の通信成功確率をpとし、そのホップi(無線リンクi)における再送回数をrとし、ホップi(無線リンクi)の通信に係る所要時間をti,rとする。また、パターンjの通信に係る所要時間をTjとし、パターンjの発生確率をPjとする。この場合に、フローfの平均受信成功ビット数(L)及びフローfに係る所要時間を(T)は、以下の式によって表される。なお、Jは、フローのパターン数である。
Figure 2007267281
また、フローfを含むドメインの総容量は、以下の式によって表される。なお、αは、「隠れ端末問題」や「さらし端末問題」の影響を調整する調整係数であり、Fは、フローの数である。
Figure 2007267281
さらに、無線メッシュネットワークの容量は、上述した式によって算出されたドメインの総容量の合計である。
最後に、ホップ数が2であり、最大再送回数Rが1であるフローを例に挙げて、このフローの容量の算出方法について例示する。
具体的には、ホップ数が2であり、最大再送回数Rが1であるため、このフローのパターンは全部で7パターンとなる。図9(a)、図9(b)、図10(a)、図10(b)、図11(a)、図11(b)及び図12は、それぞれのパターンを示す図である。ここで、図9(a)、図9(b)、図10(a)及び図10(b)は、最終的にパケットの受信に成功した場合を示す図であり、図11(a)、図11(b)及び図12は、最終的にパケットの受信に失敗した場合を示す図である。
ここで、pは、ホップ1でパケットの受信に成功する確率であり、pは、ホップ2でパケットの受信に成功する確率である。
上述したように、このフローの容量は、以下の式によって表される。
Figure 2007267281
(制御装置の動作)
以下において、本発明の第1実施形態に係る制御装置の動作について、図面を参照しながら説明する。図13は、本発明の第1実施形態に係る制御装置30の動作を示すフロー図である。
図13に示すように、ステップ10において、制御装置30は、最速モードのみを考慮して、無線リンクを張るMAP10の組合せ(経路)を選択する。具体的には、制御装置30は、各MAP10が張る無線リンクの伝送レートが最速となるように経路選択を行う。
ステップ11において、制御装置30は、無線メッシュネットワークを構成するMAP10から受信したメッセージに応じて、無線メッシュネットワーク内で生じている干渉の状況を分析する。具体的には、制御装置30は、他のMAP10が張る無線リンクから干渉を受けているMAP10(被干渉アクセスポイント)から受信したメッセージに応じて、無線メッシュネットワーク内で生じている干渉の状況を分析する。
ステップ12において、制御装置30は、ステップ11の分析結果に応じて、他の無線リンクに干渉を与える無線リンク(与干渉リンク)があるか否かを判定する。具体的には、制御装置30は、予測ネットワーク容量が現ネットワーク容量よりも大きくなるか否かについて検討されていない与干渉リンクがあるか否かを判定する。また、制御装置30は、未検討の与干渉リンクがある場合には、ステップ13の処理に移り、未検討の与干渉リンクがない場合には、この一連の処理を終了する。
ステップ13において、制御装置30は、ステップ11の分析結果に応じて、与干渉リンクを選択する。なお、制御装置30は、与干渉リンクによる干渉が大きい順に与干渉リンクを選択してもよい。
ステップ14において、制御装置30は、与干渉リンクを張っているMAP10(与干渉アクセスポイント)に設定されるパラメータを決定する。具体的には、制御装置30は、与干渉アクセスポイントが送信する電波の指向性及び与干渉アクセスポイントが無線リンクを張るMAP10(経路情報)を決定する。なお、制御装置30は、被干渉アクセスポイントが干渉を受けないように、電波の指向性及び経路情報を決定する。
また、制御装置30は、与干渉アクセスポイントが送信する電波の送信電力を決定する。なお、制御装置30は、被干渉アクセスポイントが干渉を受けないレベルまで電波の送信電力を小さくするように、電波の送信電力を決定する。
さらに、制御装置30は、決定された電波の指向性及び経路情報、又は、電波の送信電力に応じて、無線リンクの伝送レートを決定する。
ステップ15において、制御装置30は、ステップ14で決定されたパラメータに対応する無線メッシュネットワークの容量を予測する。
ステップ16において、制御装置30は、ステップ15で予測された無線メッシュネットワークの容量(予測ネットワーク容量)と各MAP10に現在設定されているパラメータに対応する無線メッシュネットワークの容量(現ネットワーク容量)とを比較する。また、制御装置30は、予測ネットワーク容量が現ネットワーク容量よりも大きい場合には、ステップ17の処理に移り、予測ネットワーク容量が現ネットワーク容量以下である場合には、ステップ11の処理に戻る。
ステップ17において、制御装置30は、MAP10に設定されるパラメータをステップ14で決定されたパラメータに変更することを指示するメッセージをMAP10(与干渉アクセスポイント)に送信する。
(作用及び効果)
本発明の第1実施形態に係る制御装置30によれば、パラメータ決定部33は、一のMAP10(被干渉アクセスポイント)が与干渉リンクによって干渉を受けている場合に、与干渉リンクを張っているMAP10(与干渉アクセスポイント)に設定されるパラメータ(電波の指向性又は電波の送信電力)を決定する。すなわち、与干渉リンクが被干渉リンクに与える干渉の影響を考慮して、MAP10に設定されるパラメータが決定される。
従って、単に伝送レートのみを考慮して経路選択を行った場合に比べて、無線メッシュネットワークの容量の向上させることができる。
また、本発明の第1実施形態に係る制御装置30によれば、容量比較部34は、MAP10に現在設定されているパラメータに対応する無線メッシュネットワークの容量(現ネットワーク容量)と、新たに決定したパラメータに対応する無線メッシュネットワークの容量(予測ネットワーク容量)とを比較する。また、パラメータ決定部33は、現ネットワーク容量よりも予測ネットワーク容量が大きい場合に、新たに決定したパラメータをメッセージ生成部35に入力する。
従って、制御装置30は、無線メッシュネットワーク内で生じた干渉を考慮に入れながら、無線メッシュネットワークの容量を確実に向上させることができる。
さらに、本発明の第1実施形態に係る制御装置30によれば、容量比較部34は、「隠れ端末問題」や「さらし端末問題」の影響を調整する調整係数αを用いて、無線メッシュネットワークの容量を算出することにより、無線メッシュネットワークの容量を正確に算出することができる。
[第2実施形態]
以下において、本発明の第2実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、上述した第1実施形態と第2実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態では、制御装置30が、無線メッシュネットワークを構成するMAP10に設定されるパラメータを決定していた。これに対して、第2実施形態では、無線メッシュネットワークを構成する各MAP10が、制御装置30に依存することなく、自MAP10に設定されるパラメータを自律的に決定する。従って、第2実施形態では、制御装置30が設けられていない。
(メッシュアクセスポイントの構成)
以下において、本発明の第2実施形態に係るメッシュアクセスポイントの構成について、図面を参照しながら説明する。図14は、本発明の第2実施形態に係るMAP10の構成を示すブロック図である。なお、図14では、図6と同様の構成については同様の符号を付している。
図14に示すように、MAP10は、アンテナ11と、通信部12aと、メッセージ処理部13aと、パラメータ決定部13bと、指向性制御部14と、送信電力制御部15と、ルーティング情報記憶部17と、干渉検出部18と、メッセージ生成部19aとを有している。
通信部12aは、自MAP10が張る無線リンク(与干渉リンク)によって他のMAP10(被干渉アクセスポイント)に干渉を与えている場合には、干渉の抑制を要求するパラメータ変更メッセージを被干渉アクセスポイントから受信する。一方、通信部12aは、他のMAP10(与干渉アクセスポイント)が張る無線リンク(与干渉リンク)によって自MAP10が干渉を受けている場合には、干渉の抑制を要求するパラメータ変更メッセージを与干渉アクセスポイントに送信する。
ここで、パラメータ変更メッセージは、アンテナ11が送信する電波の指向性、自MAP10が無線リンクを張る相手となるMAP10(経路情報)、アンテナ11が送信する電波の送信電力、自MAP10が張る無線リンクの伝送レートなどの変更を要求するメッセージである。また、パラメータ変更メッセージは、与干渉アクセスポイントの識別子や与干渉リンクの受信電力の強度などが含まれている。
また、通信部12aは、ルーティング情報記憶部17に記憶されたルーティング情報(経路情報)が書き換えられた場合には、書き換えられたルーティング情報を報知する報知メッセージを他のMAP10に送信する。なお、通信部12aは、自MAP10との距離が一定以下である周囲のMAP10のみに報知メッセージを送信してもよい。
メッセージ処理部13aは、被干渉アクセスポイントであるMAP10から受信したパラメータ変更メッセージをパラメータ決定部13bに入力する。
パラメータ決定部13bは、メッセージ処理部13aから取得したパラメータ変更メッセージに応じて、自MAP10に設定する各パラメータを決定する。具体的には、パラメータ決定部13bは、アンテナ11が送信する電波の指向性、自MAP10が無線リンクを張る相手となるMAP10(経路情報)、アンテナ11が送信する電波の送信電力、自MAP10が張る無線リンクの伝送レートなどを決定する。
また、パラメータ決定部13bは、決定されたパラメータを指向性制御部14、送信電力制御部15及び伝送レート制御部16を入力する。なお、指向性制御部14、送信電力制御部15及び伝送レート制御部16は、パラメータ決定部13bによって決定されたパラメータに応じて、アンテナ11が送信する電波の指向性、アンテナ11が送信する電波の送信電力及び通信部12aが行う通信(無線リンク)の伝送レートを制御する。
さらに、パラメータ決定部13bは、パラメータ決定部13bによって決定されたパラメータに応じて、ルーティング情報記憶部17を書き換える。具体的には、パラメータ決定部13bは、アンテナ11が送信する電波の指向性を制御して、自MAP10が無線リンクを張る相手となるMAP10を変更するパラメータを決定した場合には、ルーティング情報記憶部17に記憶されたルーティング情報(経路情報)を書き換える。
メッセージ生成部19aは、アンテナ11が送信する電波の指向性を指向性制御部14が制御して、ルーティング情報記憶部17をパラメータ決定部13bが書き換えた場合には、新たに書き換えられたルーティング情報(経路情報)を他のMAP10に報知する報知メッセージを生成する。また、メッセージ生成部19aは、他のMAP10(与干渉アクセスポイント)が張る無線リンク(与干渉リンク)によって自MAP10が干渉を受けている場合には、干渉の抑制を要求するパラメータ変更メッセージを生成する。
(メッシュアクセスポイントの動作)
以下において、本発明の第2実施形態に係るメッシュアクセスポイントの動作について、図面を参照しながら説明する。図15及び図16は、本発明の第2実施形態に係るMAP10の動作を示すフロー図である。
最初に、MAP10が被干渉アクセスポイントである場合について、図15を参照しながら説明する。
図15に示すように、ステップ20において、MAP10は、他のMAP10(与干渉アクセスポイント)が張る無線リンク(与干渉リンク)によって自MAP10が受けた干渉によって生じるパケットロスが所定の閾値を超えているか否かを判定する。また、MAP10は、パケットロスが所定の閾値を超えている場合には、ステップ21の処理に移り、パケットロスが所定の閾値以下である場合には、この一連の処理を終了する。
ステップ21において、MAP10は、与干渉アクセスポイントが送信する電波の到来方向などに応じて、与干渉アクセスポイントを特定する。
ステップ22において、MAP10は、干渉の抑制を要求するパラメータ変更メッセージを与干渉アクセスポイントに送信する。例えば、MAP10は、与干渉アクセスポイントの識別子、与干渉アクセスポイントが送信する電波の受信電力などを含むパラメータ変更メッセージを送信する。
次に、MAP10が与干渉アクセスポイントである場合について、図16を参照しながら説明する。
図16に示すように、ステップ30において、MAP10は、自MAP10が張る無線リンク(与干渉リンク)によって干渉を受けた他のMAP10(被干渉アクセスポイント)からパラメータ変更メッセージを受信する。
ステップ31において、MAP10は、自MAP10に設定する各パラメータを決定する。具体的には、MAP10は、自MAP10が送信する電波の指向性、自MAP10が無線リンクを張る相手となるMAP10(経路情報)、自MAP10が送信する電波の送信電力、自MAP10が張る無線リンクの伝送レートなどを決定する。
また、MAP10は、自MAP10が送信する電波の指向性を変更して、自MAP10が無線リンクを張る相手となるMAP10を変更するパラメータを決定した場合には、自MAP10のルーティング情報(経路情報)を書き換える。
ステップ32において、MAP10は、ルーティング情報が書き換えられたか否かを判定する。また、MAP10は、ルーティング情報が書き換えられ場合には、ステップ33の処理に移り、MAP10は、ルーティング情報が書き換えられなかった場合には、ステップ34の処理に移る。
ステップ33において、MAP10は、ステップ31で書き換えられたルーティング情報を報知する報知メッセージを他のMAP10に送信する。ここで、MAP10は、自MAP10との距離が一定以下である周囲のMAP10のみに報知メッセージを送信してもよい。
ステップ34において、MAP10は、ステップ31で決定されたパラメータに応じて、自MAP10が送信する電波の指向性、自MAP10が無線リンクを張る相手となるMAP10(経路情報)、自MAP10が送信する電波の送信電力、自MAP10が張る無線リンクの伝送レートなどを制御する。
(作用及び効果)
本発明の第2実施形態に係るMAP10によれば、メッセージ生成部19は、与干渉リンクを張っている他のMAP10(与干渉アクセスポイント)に与干渉リンクによる干渉の抑制を要求するパラメータ変更メッセージを生成する。また、通信部12は、メッセージ生成部19によって生成されたパラメータ変更メッセージを与干渉アクセスポイントに送信する。
一方、与干渉アクセスポイントは、被干渉アクセスポイントから受信したパラメータ変更メッセージに応じて、与干渉リンクが与える干渉の影響を考慮して、与干渉アクセスポイントに設定するパラメータ(電波の指向性又は電波の送信電力)を決定する。
従って、MAP10は、各MAP10を集中的に管理する制御装置を設けなくても、自MAP10に設定するパラメータを自律的に決定することができ、単に伝送レートのみを考慮して経路選択を行った場合に比べて、無線メッシュネットワークの容量の向上を図ることができる。
[第3実施形態]
以下において、本発明の第3実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、上述した第1実施形態と第3実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態では、GW20が複数であったが、第3実施形態では、GW20が単数である。
(ネットワークの構成)
以下において、本発明の第3実施形態に係るネットワークの構成について、図面を参照しながら説明する。図17は、本発明の第3実施形態に係るネットワークの構成を示す図である。なお、図17では、図1と同様の構成については同様の符号を付している。
図17に示すように、ネットワークは、複数のメッシュアクセスポイント10(MAP10a〜MAP10f)と、単数のGW20cと、制御装置30とによって構成されている。このGW20cは、SDM/SDMAに対応する機能を有しており、MAP10a及びMAP10dと異なる無線リンクを張るとともに、MAP10a及びMAP10dと同時に通信を行うことが可能である。
[第4実施形態]
以下において、本発明の第4実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、上述した第1実施形態と第4実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態では、無線リンクを張るMAP10の組合せを変更して、ルーティング情報(経路情報)を書き換えた後については触れていなかった。これに対して、第4実施形態では、複数の端末がGW20を介さずに通信を行う場合において、無線リンクを張るMAP10の組合せを変更して、ルーティング情報(経路情報)を書き換えた後に、MAP10と無線リンクを張る端末間の経路も変更する。
(経路選択の一例)
以下において、本発明の第4実施形態に係る経路選択の一例について、図面を参照しながら説明する。図18は、本発明の第4実施形態に係る経路選択の一例を示す図である。
図18(a)に示すように、端末50aと端末50bとの間の経路は、MAP10c及びMAP10bを介した経路である。この状態において、MAP10cがMAP10bと張る無線リンクが他の無線リンクに干渉を与えていると、第1実施形態に示したように、MAP10cが送信する電波の指向性を制御して、MAP10cが無線リンクを張る相手となるMAP10がMAP10aに変更される場合がある。
ここで、MAP10cがMAP10aと無線リンクを張るように、MAP10cのルーティング情報が書き換えられると、端末50aと端末50bとの間の経路は、MAP10c、MAP10a及びMAP10bを介した経路に変更される。すなわち、端末50aと端末50bとがGW20を介さずに通信を行う場合において、MAP10cのルーティング情報が書き換えられると、無線メッシュネットワーク内で生じる干渉が低減されるが、端末50aと端末50bとの間のホップ数が増えてしまう。
従って、図18に示すように、端末50aと端末50bとの間のホップ数を減らすために、端末50bが無線リンクを張る相手となるMAP10が変更される。具体的には、端末50bが無線リンクを張る相手となるMAP10は、MAP10bからMAP10aに変更される。
(作用及び効果)
本発明の第4実施形態に係る端末50によれば、端末50aと端末50bとがGW20を介さずに通信を行う場合において、各端末50は、無線リンクを張るMAP10の組合せが変更された後に、各端末50間の経路も変更する。従って、各端末50間のホップ数が増加することを抑制しながら、無線メッシュネットワーク内で生じる干渉を効果的に低減することができる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上述した第1実施形態では、制御装置30は、MAP10が送信する電波の指向性、無線リンクを張るMAP10の組合せ(経路情報)、MAP10が送信する電波の送信電力、MAP10が張る無線リンクの伝送レートについてパラメータを決定していたがこれに限定されるものではない。
具体的には、制御装置30は、MAP10が送信する電波の指向性及び無線リンクを張るMAP10の組合せ(経路情報)についてのみパラメータを決定してもよく、MAP10が送信する電波の送信電力についてのみパラメータを決定してもよい。
同様に、上述した第2実施形態では、MAP10は、自MAP10が送信する電波の指向性、自MAP10が無線リンクを張る相手となる他のMAP10(経路情報)、自MAP10が送信する電波の送信電力、自MAP10が張る無線リンクの伝送レートについてパラメータを決定していたがこれに限定されるものではない。
具体的には、MAP10は、自MAP10が送信する電波の指向性及び自MAP10が無線リンクを張る相手となる他のMAP10(経路情報)についてのみパラメータを決定してもよく、自MAP10が送信する電波の送信電力についてのみパラメータを決定してもよい。
また、上述した第1実施形態では、制御装置30のネットワーク情報管理部32は、無線メッシュネットワークのトポロジー(無線メッシュネットワークを構成するMAP10の識別子や位置など)をネットワーク情報として予め管理しているが、これに限定されるものではない。例えば、制御装置30のネットワーク情報管理部32は、各MAP10が他のMAP10から受信した電波の到来方向を示す情報に基づいて、無線メッシュネットワークのトポロジーを構築してもよい。
さらに、上述した第1実施形態及び第2実施形態では、MAP10は、他のMAP10が張る無線リンク(与干渉リンク)から受けた干渉によって生じたパケットロスが所定の閾値を越えた場合に、与干渉リンクによる干渉を受けたことを示すメッセージ(与干渉リンクによる干渉の抑制を要求するパラメータ変更メッセージ)を送信するが、これに限定されるものではない。
具体的には、MAP10は、他のMAP10が張る無線リンク(与干渉リンク)の干渉電力が所定の閾値を超えた場合に、与干渉リンクによる干渉を受けたことを示すメッセージ(与干渉リンクによる干渉の抑制を要求するパラメータ変更メッセージ)を送信してもよい。
また、上述した第2実施形態では、与干渉アクセスポイントであるMAP10が、自MAP10に設定するパラメータを決定していたが、これに限定されるものではない。
具体的には、被干渉アクセスポイントであるMAP10が、与干渉アクセスポイントであるMAP10に設定するパラメータを決定して、決定したパラメータを与干渉アクセスポイントであるMAP10に通知してもよい。例えば、被干渉アクセスポイントであるMAP10は、与干渉リンクの受信電力が所定の閾値以下となるように、与干渉アクセスポイントであるMAP10が送信する電波の送信電力のパラメータを決定する。
本発明の第1実施形態に係るネットワークの構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る制御装置30による制御の概念を示す図である(その1)。 本発明の第1実施形態に係る制御装置30による制御の概念を示す図である(その2)。 本発明の第1実施形態に係る制御装置30による制御の概念を示す図である(その3)。 本発明の第1実施形態に係る制御装置30の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るMAP10の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る無線メッシュネットワークの容量の計算方法を示す図である(その1)。 本発明の第1実施形態に係る無線メッシュネットワークの容量の計算方法を示す図である(その2)。 本発明の第1実施形態に係る無線メッシュネットワークの容量の計算方法を示す図である(その3)。 本発明の第1実施形態に係る無線メッシュネットワークの容量の計算方法を示す図である(その4)。 本発明の第1実施形態に係る無線メッシュネットワークの容量の計算方法を示す図である(その5)。 本発明の第1実施形態に係る無線メッシュネットワークの容量の計算方法を示す図である(その6)。 本発明の第1実施形態に係る制御装置30の動作を示すフロー図である。 本発明の第2実施形態に係るMAP10の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るMAP10の動作を示すフロー図である(その1)。 本発明の第2実施形態に係るMAP10の動作を示すフロー図である(その2)。 本発明の第3実施形態に係るネットワークの構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る経路選択の一例を示す図である。
符号の説明
MAP10、アンテナ11、通信部12、メッセージ処理部13、パラメータ決定部13b、指向性制御部14、送信電力制御部15、伝送レート制御部16、ルーティング情報記憶部17、干渉検出部18、メッセージ生成部19、GW20、制御装置30、通信部31、ネットワーク情報管理部32、パラメータ決定部33、容量比較部34、メッセージ生成部35、LAN40、端末50

Claims (8)

  1. 複数の無線リンクが張られた無線メッシュネットワークにおいて前記無線リンクを張る複数の無線アクセスポイントを管理する制御装置であって、
    前記無線リンクの一つである与干渉リンクが前記無線リンクの一つである被干渉リンクに干渉を与えることを示す与干渉リンク情報を取得する与干渉リンク情報取得部と、
    前記与干渉リンク情報取得部によって取得された前記与干渉リンク情報に基づいて、前記無線リンクの設定を決定する設定決定部と、
    前記設定決定部によって決定された前記無線リンクの設定を、前記与干渉リンクを張る前記無線アクセスポイントである与干渉アクセスポイントに通知する設定通知部とを備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記設定決定部は、前記与干渉アクセスポイントが送信する電波の指向性及び前記与干渉アクセスポイントが前記無線リンクを張る前記無線アクセスポイントを前記無線リンクの設定として決定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記設定決定部は、前記与干渉アクセスポイントが送信する電波の送信電力を前記無線リンクの設定として決定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記設定決定部によって前記無線リンクの設定が決定される前から設定されている前記無線リンクの設定に対応する前記無線メッシュネットワークの容量である決定前容量と、前記設定決定部によって決定された前記無線リンクの設定に対応する前記無線メッシュネットワークの容量である決定後容量とを比較するネットワーク容量比較部をさらに備え、
    前記設定通知部は、前記決定後容量が前記決定前容量よりも大きい場合に、前記設定決定部によって決定された前記無線リンクの設定を前記与干渉アクセスポイントに通知することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  5. 前記ネットワーク容量比較部は、前記無線メッシュネットワークの構成に応じて隠れ端末問題の影響を考慮し、前記無線メッシュネットワークの容量を算出することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 無線メッシュネットワークを構成する無線アクセスポイントであって、
    前記無線メッシュネットワークを構成する他の無線アクセスポイントが張る無線リンクである与干渉リンクによる干渉を受けたことを検出する干渉検出部と、
    前記干渉検出部によって前記与干渉リンクによる干渉を受けたことが検出された場合に、前記与干渉リンクによる干渉の抑制を前記他の無線アクセスポイントに要求する干渉抑制要求部とを備えることを特徴とする無線アクセスポイント。
  7. 前記干渉抑制要求部は、前記他の無線アクセスポイントが送信する電波の送信電力の抑制を前記他の無線アクセスポイントに要求することを特徴とする請求項6に記載の無線アクセスポイント。
  8. 前記干渉抑制要求部は、前記他の無線アクセスポイントが送信する電波の指向性の変更を前記他の無線アクセスポイントに要求することを特徴とする請求項6に記載の無線アクセスポイント。

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