以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明による電子番組表閲覧装置の第1の実施形態の全体構成を示す図であって、1は電子番組表閲覧装置、2は装置本体、3は表示装置、4は表示画面、5はスピーカ、6はアンテナ、7はリモコン、8は電源ボタン、9はメニューボタン、10はカーソルキー、10Uは上キー、10Dは下キー、10Lは左キー、10Rは右キー、11は決定キー、12は番組表ボタン、13は戻るキーである。
同図において、電子番組表閲覧装置1は、装置本体2と、表示画面4やスピーカ5などを備えた表示装置3と、放送信号を受信するアンテナ6と、装置本体2を制御するリモコン7とから構成されている。装置本体2は、リモコン7の指令のもとに、アンテナ6により、放送番組や電子番組表(EPG)を受信し、受信した放送番組の映像を表示装置3の表示画面に表示したり、録画したりするとともに、音声をスピーカ5から出力させ、また、受信した電子番組表を内蔵のメモリやハードディスクに記憶保持する。
なお、以下では、操作部として、リモコン7を用いた場合について説明するが、特に、リモコンに限るものではない。
リモコン7は、その操作面に電源ボタン8やメニューボタン9、カーソルキー10(即ち、上キー10U,下キー10D,左キー10L,右キー10R),決定キー11,番組表ボタン12,戻るボタン13などの操作ボタンを備えており、かかる操作ボタンを操作することにより、その操作に応じた指令信号が赤外線信号で装置本体2に送信される。装置本体2では、この赤外線信号によって指令信号を受信し、この指令信号に応じて制御されて指令された動作を実行する。
ここで、ユーザがリモコン7の電源ボタン8をON操作すると、装置本体2の電源が投入され、装置本体2がアンテナ6から放送番組を受信して、表示装置3にその受信番組を表示させる。放送番組に重畳されて受信された電子番組表情報は、装置本体2内のメモリやハードディスクに格納される。装置本体2に電源が投入された状態でリモコン7のメニューボタン9が操作されると、装置本体2の記録手段に格納されているメニュー画面が表示装置3の表示画面4に表示される。かかる状態でカーソルキー10のいずれかが操作されると、メニュー画面とともに表示されているカーソルがメニュー画面上を上下,左右に移動し、所望のメニューを指定することができる。カーソルが所望のメニューを指定した状態で決定キー11が操作されると、このメニューが選択決定され、操作本体2をこのメニューに応じた動作をさせることが可能となる。番組表ボタン12が操作されると、装置本体2はメモリやハードディスクに格納されている電子番組表情報を読み出し、表示装置3の表示画面4に電子番組表を表示させる。かかる状態でカーソルキー10のいずれかを操作することにより、表示されている電子番組表の閲覧や番組選択のための操作をすることができ、決定キー11を操作することにより、視聴や録画などのための所望の放送番組の選択を行なうことができる。
図2は図1における装置本体2内の回路構成の一具体例を示すブロック図であって、14はチューナ、15は番組情報抽出部、16は映像再生部、17は表示処理部、18はメモリ、19は画像生成部、20は音声再生部、21はHDD(ハードディスク装置)、22はDVD(デジタル多用途ディスク装置)、23は制御部、24はメモリ、25はリモコン受光部であり、図1に対応する部分には同一符号をつけている。
同図において、リモコン7(図1)からの赤外線信号はリモコン受光部25で受光され、これによって送られてくる指令信号が制御部23に供給される。制御部23はメモリ24に記憶されているプログラムを用いて動作し、リモコン7からの指令信号に応じた各部の制御を行なう。
アンテナ6で受信された放送信号はチューナ14に供給されて、リモコン7によって指定される所望のチャンネルの番組信号が選局される。この番組信号は、番組情報抽出部15により、映像信号と音声信号とに分離されるとともに、この番組信号に付加されている電子番組表情報が抽出される。映像信号は、映像再生部16で処理された後、表示処理部17を介して表示装置3(図1)に供給される。画像生成部19は後述するカーソルなどといったグラフィックデータなどの画像データを生成するものであって、かかる画像データは、表示処理部17により、メモリ18を用いて映像信号と合成され、表示装置3に供給される。これにより、表示装置3の表示画面4にかかる画像データによる画像が表示され、放送番組の映像に重畳してかかる画像を、あるいはかかる画像だけを閲覧することができる。また、音声信号は、音声再生部20で処理された後、表示装置3に供給される。
番組情報抽出部15で抽出された受信番組信号の映像信号と音声信号とは、また、リモコン7からの指令により、HDD21やDVD22に録画することができる。この場合、録画される受信番組信号には、それを検索できるようにするための検索情報が付加される。番組情報抽出部15で抽出された電子番組表情報も、HDD21に格納される。
また、HDD21には、先のメニュー画面の情報も格納されており、リモコン7でのメニューボタン9(図1)の操作により、メニュー画面の表示が指令されると、制御部23の制御により、HDD21からメニュー画面の情報が読み出され、映像再生部16,表示処理部17を介して表示装置3(図1)に供給される。これにより、表示装置3の表示画面4にメニュー画面が表示され、リモコン7でのカーソルキー10と決定キー11(図1)との操作により、HDD21またはDVD22への放送番組の予約録画モードやHDD21,DVD22からの録画番組の再生モード,電子番組表の表示モードなどの各モードの1つを指定することができる。
なお、リモコン7の番組表ボタン12(図1)を操作しても、リモコン7から装置本体2に電子番組表の表示指令が送られる。これにより、HDD21から電子番組表情報が読み出され、表示装置3の表示画面4に表示される。
表示装置3の表示画面4に電子番組表が表示された状態でリモコン7のカーソルキー10を操作することにより、この表示される電子番組表を操作することができ、決定キー11の操作と相俟って所望とするチャンネルの放送番組を選択することができるが、次に、この第1の実施形態での電子番組表の操作について説明する。
図1において、リモコン7の番組表ボタン12を操作して、あるいはメニューボタン9を操作して表示画面4にメニュー画面を表示させ、このメニュー画面から電子番組表のメニューを選択して電子番組表の表示を指示すると、図2において、制御部23の制御のもとにHDD21から記録されている電子番組表情報が読み出され、映像再生部16を介して表示処理部17に供給される。この表示処理部17では、供給された電子番組表情報を処理して所定のレイアウトの電子番組表の画像情報が作成され、また、画像生成部19で後述するカーソルが生成され、これらが合成されて表示装置3(図1)に供給されるとともに、メモリ18に記憶される。リモコン7からの操作に応じた指令による制御部23の制御により、メモリ18から読み出す記憶領域を変化させ、このようにして読み出した電子番組表の画像情報を表示装置3に供給することにより、表示装置3の表示画面4に表示される電子番組表をの表示箇所を、スクロールなどにより、変化させることができる。
表示装置3では、作成されたレイアウトの電子番組表の一部が表示されるが、リモコン7(図1)のカーソルキー10や決定キー11の操作により、電子番組表をスクロールなどして表示されていない部分も閲覧することができるようにすることができるが、かかるスクロールは、上記のように、メモリ18に記憶されている電子番組表の画像情報の他の部分が読み出されることにより、行なわれる。このため、メモリ18には、現在表示画面4で表示されている部分を含めて、所定の期間(例えば、2〜3日分)の電子番組表の画像情報が記憶されるが、かかる所定期間を越えた部分の表示が指定されるときには、新たに所定期間の電子番組表情報がHDD21から読み出され、表示処理装置17で処理されて電子番組表の画像情報が作成される。
図3は表示画面4での電子番組表の画面(以下、電子番組表という)の一表示状態を示す図であって、26Aは電子番組表、27はチャンネル欄、28はカーソル、29は時刻表示欄、30は日付表示欄である。
同図において、表示画面4に表示される電子番組表26Aは、横方向がチャンネル欄27が順次配列表示されるチャンネル軸をなし、縦軸がチャンネル欄27での番組が放送開始時刻順に順次配列表示される時間軸をなしている。
この電子番組表26Aには、予め決められた所定数のチャンネル欄27が同時に表示される。ここでは、5個のチャンネル欄27が表示されるものとしており、現在、左側からチャンネル11,12,1,2,3の5チャンネルが表示されているものとしている。
かかる電子番組表26Aには、その中央部に番組選択用の枠状のカーソル28が表示されており、この中央部に表示される番組が指定(フォーカス)されている状態としている。ここでは、チャンネル1の番組「00 番組C−6」が、カーソル28によってフォーカスされていることにより、指定されているものとする。
また、電子番組表26Aの中央部に表示され、番組の1つがカーソル28でフォーカスされているチャンネル欄(以下、かかるチャンネル欄をフォーカスされたチャンネル欄という)27とその左隣りのチャンネル欄27との間に、即ち、中央部に表示されるチャンネル欄27の左辺に沿って時間の流れを示す時刻表示欄29が設けられ、同じくこの中央部に表示されてフォーカスされたチャンネル欄27の右辺に沿って日にちの流れを示す日付表示欄30が設けられている。かかる時刻表示欄29に表示される時刻はチャンネル欄27での各番組の放送時間と対応付けられており、かかる日付表示欄30に表示される日付も、チャンネル欄27での各番組の放送日と対応付けられている。従って、カーソル28でフォーカスされているチャンネル1の番組「00 番組C−6」は、11月15日(水)の13時00分から放送開始の30分番組ということになる。
図4は電子番組表が表示された図3の表示状態から縦方向(時間軸方向)に1番組分スクロールしたときの表示状態を示す図であって、26Bは電子番組表であり、図3に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図3に示す表示状態でリモコン7の下キー10D(図1)が操作されると、電子番組表26Aが上方にスクロールし、図4に示す表示状態となる。この下キー10Dはカーソル28を下方に移動させるものであるが、ここでは、カーソル28は画面中央部に固定して表示されるものであって、このため、相対的に電子番組表の画面が上方にスクロールする。この場合、下キー10Dを1回操作する毎に、画面の中央部に表示されるフォーカスされたチャンネル欄27での1番組分スクロールする。従って、図3に示す表示状態で下キー10Dを1回操作すると、図4に示すように、フォーカスされたチャンネル1のチャンネル表示欄27の1番組分電子番組表26Aがスクロールして、図4に示す電子番組表26Bでは、チャンネル1の番組「00 番組C−6」の次の番組「00 番組C−7」がカーソル28でフォーカスされた状態となる。
なお、この番組「00 番組C−7」も、番組「00 番組C−6」と同様、30分間の番組であるので、カーソルの大きさは変わらないが、次にフォーカスされた番組の放送時間が異なれば、カーソル28は、表示位置は変わらないが、大きさが変化する。後述の他の電子番組表についても同様である。
このようにして、リモコン7の上キー10Uまたは下キー10Dを操作することにより、このフォーカスされたチャンネル1の所望とする番組をカーソル28でフォーカスして指定することができ、さらに、リモコン7の決定キー11を操作すると、このフォーカスされた番組が選択決定される。番組が選択決定されると、例えば、この番組の受信や録画予約などのメニュー画面が表示され、そこでメニューを選択することにより、この番組の受信や録画予約などを行なわせることができる。後述する番組の選択決定が可能な他の電子番組表においても、同様である。
図5は、例えば、図4に示す表示状態でリモコン7の右キー10Rが操作されたときの表示状態を示す図であって、26Cは電子番組表、27aはチャンネル1のチャンネル欄、27bはチャンネル2のチャンネル欄、27cはチャンネル3のチャンネル欄、28aはカーソルであり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図4に示す表示状態でリモコン7の右キー10Rが操作されると、図5に示すように、フォーカスされたチャンネル欄27、即ち、チャンネル1のチャンネル欄27aの右側に表示される日付表示欄30をフォーカスするカーソル28aが表示される。このカーソル28aは、カーソル28を右方向に移動させることを示すものである。
図6は図5に示す表示状態でリモコン7の右キー10Rをさらに操作したときの表示状態を示す図であって、26Dは電子番組表であり、図5に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図5に示す表示状態でリモコン7のカーソル10Rがさらに操作されると、画面、即ち、チャンネル欄27の配列が左方向に1チャンネル分スクロールし、図6に示すように、チャンネル1のチャンネル欄27aの右隣りのチャンネル2のチャンネル欄27bがフォーカスされたチャンネル欄となり、その中央に表示される番組「30 番組D−4」がカーソル28でフォーカスされた状態となる。ここで、右キー10Rはカーソル28を右方に移動させるものであるが、ここでは、カーソル28は画面中央部に固定して表示されるものであるから、画面の方が相対的に左方にスクロールする。かかる表示状態で、さらに、リモコン7のカーソル10Rを操作すると、チャンネル欄27の配列が左方向に、さらに、1チャンネル欄分スクロールし、次のチャンネル3のチャンネル欄27cがフォーカスされたチャンネル欄となる。このようにして、日付表示欄30がカーソル28aでフォーカスされている状態では、リモコン7のカーソル10Rを操作する毎にチャンネル欄27の配列が左方向に1チャンネル欄ずつスクロールしていく。
図7は図6に示す表示状態でリモコン7の左キー10Lを操作したときの表示状態を示す図であって、図6に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図6に示す表示状態でリモコン7の左キー10Lが操作されると、カーソル28aの表示が解除され、図6に示す表示状態でカーソル28aだけが表示されない図7に示す電子番組表26Eが表示された状態となる。この電子番組表26Eでは、図6に示す電子番組表26Dと同様、フォーカスされたチャンネル2のチャンネル欄27bでの中央部に表示される番組「30 番組D−4」がカーソル28でフォーカスされた状態にある。
以上のように、リモコン7のカーソル10Rを操作することにより、電子番組表を左方にスクロールさせることができ、これにより、現在のフォーカスされたチャンネル欄27よりも右側に位置するチャンネル欄27をフォーカスされたチャンネル欄とすることができて、その所望の番組を選択できることが可能となる。
なお、図6に示す表示状態でリモコン7の上キー10Uが操作されると、図7において、電子番組表26Eが1番組分下方にスクロールして「00 番組D−3」がカーソル28でフォーカスされた表示状態となり、図6に示す表示状態でリモコン7の下キー10Dが操作されると、図7において、電子番組表26Eが1番組分上方にスクロールして「00 番組D−5」がカーソル28でフォーカスされた表示状態となる。
図8は、例えば、図4に示す表示状態でリモコン7の左キー10Lを操作したときの表示状態を示す図であって、26Fは電子番組表、27dはチャンネル12のチャンネル欄、27eはチャンネル11のチャンネル欄、28bはカーソルであり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図3に示す電子番組表26Aと同様、カーソルとしてカーソル28のみが表示され、このカーソル28によってチャンネル1のチャンネル欄27aがフォーカスされたチャンネル欄となっている状態でリモコン7の左キー10Lが操作されると、図8に示すように、このチャンネル欄27aの左隣りの、即ち、チャンネル欄27aとその左隣りのチャンネル12のチャンネル欄27dとの間の時刻表示欄29が新たなカーソル28bによってフォーカスされる。このカーソル28bは、カーソル28を左方向に移動させることを示すものである。
図9は図8に示す表示状態でリモコン7の左キー10Lをさらに操作したときの表示状態を示す図であって、26Gは電子番組表であり、図8に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図8に示す表示状態でリモコン7の左キー10Lをさらに操作すると、画面、即ち、チャンネル欄27の配列が右方向に1チャンネル分スクロールし、図9に示すように、チャンネル1のチャンネル欄27aの左隣りのチャンネル12のチャンネル欄27dがフォーカスされたチャンネル欄となり、その中央に表示される番組「00 番組B−4」がカーソル28でフォーカスされた状態となる。ここで、左キー10Lはカーソル28を左方に移動させるものであるが、ここでは、カーソル28は画面中央部に固定して表示されるものであるから、画面の方が相対的に右方にスクロールする。
図9に示す表示状態で、さらに、リモコン7の左キー10Lが操作されると、チャンネル欄27の配列が右方向に、さらに、1チャンネル欄分スクロールし、図示しないが、次のチャンネル11のチャンネル欄27eがフォーカスされたチャンネル欄となって、そのチャンネル11のチャンネル欄27eの中央部に表示される番組「30 番組A−3」がカーソル28でフォーカスされた状態になる。このようにして、時刻表示欄29がカーソル28bでフォーカスされている状態では、リモコン7の左キー10Lを操作する毎にチャンネル欄27の配列が右方向に1チャンネル欄分ずつスクロールしていく。
図10は図9に示す表示状態でリモコン7の右キー10Rを操作したときの表示状態を示す図であって、26Hは電子番組表であり、図9に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図9に示す表示状態でリモコン7の右キー10Rが操作されると、カーソル28aの表示が解除され、図9に示す表示状態でカーソル28aだけが表示されない図10に示す電子番組表26Hが表示された状態となる。この電子番組表26Hでは、図9に示す電子番組表26Gと同様、フォーカスされたチャンネル12のチャンネル欄27dでの中央部に表示される番組「00 番組B−4」がカーソル28でフォーカスされた状態にある。
以上のように、リモコン7の左キー10Lを操作することにより、電子番組表を右方にスクロールさせることができ、これにより、現在のフォーカスされたチャンネル欄27よりも左側に位置するチャンネル欄27をフォーカスされたチャンネル欄とすることができる。そして、先に説明したように、リモコン7のカーソル10Rを操作することにより、電子番組表を左方にもスクロールさせることができるから、リモコン7のカーソル10R,10Lを操作することにより、任意のチャンネルの番組を選択することができる。
なお、図9に示す表示状態でリモコン7の上キー10Uが操作されると、図10において、電子番組表26Hが1番組分下方にスクロールして「00 番組B−3」がカーソル28でフォーカスされた表示状態となり、図9に示す表示状態でリモコン7の下キー10Dが操作されると、図10において、電子番組表26Hが1番組分上方にスクロールして「50 番組B−5」がカーソル28でフォーカスされた表示状態となる。
図11は図5に示す表示状態でリモコン7の決定キー11(図1)が操作されたときの表示状態を示す図であって、26Iは電子番組表、28cはカーソル、31は日付一覧表示エリアであり、図5に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図5に示すように電子番組表26Cが表示されている状態でリモコン7の決定キー11が操作されると、日付表示欄30に重なって縦長の日付一覧表示エリア31が表示される電子番組表26Iが表示される。この日付一覧表示エリア31には、現在日付表示欄30に表示されている日付(ここでは、11月15日(水))を含む複数の日付(ここでは、8日分)が縦列で順番に表示されており、そのうちの1つがカーソル28cでフォーカスされて指定されている。この電子番組表26Iが表示開始されるときには、カーソル28cでフォーカスされる日付は現在日付表示欄30に表示されている日付である。
かかる表示状態でリモコン7の上キー10Uまたは下キー10Dが操作されると、カーソル28cが上方または下方に移動し、表示されている日付のいずれかを指定することができる。カーソル28cが最上位の日付をフォーカスした状態でさらに上キー10Uが操作されると、日付の列が下方にスクロールしてこれまで表示されていなかった日付が上から日付一覧表示エリア31に現われて表示されるようになり、また、カーソル28cが最下位の日付をフォーカスした状態でさらに下キー10Dが操作されると、日付の列が上方にスクロールしてこれまで表示されていなかった日付が下から日付一覧表示エリア31に現われて表示されるようになる。これにより、所望の日付を指定することができる。
図12は図11に示す表示状態で日付を変更した電子番組表を示す図であって、26Jは電子番組表であり、図11に対応する部分には同一符号をつけて説明を省略する。
図13は図12に示す表示状態でリモコンの決定キーを操作したときの表示状態を示す図であって、26Kは電子番組表であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図12に示す日付一覧表示エリア31で「11/14火」の日付がフォーカスされている電子番組表26Jの表示状態でリモコン7の決定キー11が操作されると、図13に示すように、フォーカスされたチャンネル欄であるチャンネル1のチャンネル欄27aでの中央部に表示される番組「30 番組C−107」がカーソル28でフォーカスされた電子番組表26Kの表示状態となる。この電子番組表26Kでは、図12で示した日付一覧表示エリア31が表示されず、代わりに日付表示欄30がカーソル28aによってフォーカスされている。即ち、図5に示す電子番組表26Cと同様の状態の画面となるが、図12に示す電子番組表26Jでの日付の変更操作により、日付表示欄30での日付が変更され、これとともに、各チャンネル欄27での表示される番組がこの日付表示欄30の日付(11月14日(火))の番組となっている。
この電子番組表26Kの表示状態でリモコン7の決定キー11が操作されると、再び図12に示す日付一覧表示エリア31が表示された電子番組表26Jが表示され、上記のようにして、表示画面4に表示する電子番組表を変更することができる。
このようにして、日付一覧表示エリア31を表示させることにより、閲覧を希望する日付の電子番組表の表示を簡単に行なわせることができ、従来の番組の検索方法のように、電子番組表を長々とスクロールさせる必要はなく、日付の異なる番組の検索の手間を大幅に軽減できることになる。
図14は図8に示す表示状態でリモコン7の決定キー11(図1)が操作されたときの表示状態を示す図であって、26Lは電子番組表、28dはカーソル、32は時刻一覧表示エリアであり、図8に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図8に示すように電子番組表26Fが表示されている状態でリモコン7の決定キー11が操作されると、図14に示すように、時刻表示欄29に重なって縦長の時刻一覧表示エリア32が表示される電子番組表26Lが表示される。この時刻一覧表示エリア32には、現在時刻表示欄29に表示されている時刻のうちのカーソルでフォーカスされている番組の放送時刻(図8では、13時)を含む複数の時刻(ここでは、08時から18時まで)が縦列で順番に表示されており、そのうちの1つがカーソル28dでフォーカスされて指定されている。この電子番組表26Lが表示開始されるときには、カーソル28dでフォーカスされる時刻は現在時刻表示欄29に表示されている時刻である。
かかる表示状態でリモコン7の上キー10Uまたは下キー10Dが操作されると、カーソル28dが上方または下方に移動し、表示されている時刻のいずれかを指定することができる。カーソル28dが最上位の時刻をフォーカスした状態でさらに上キー10Uが操作されると、時刻の列が下方にスクロールしてこれまで表示されていなかった時刻が上から時刻一覧表示エリア32に現われて表示されるようになり、また、カーソル28dが最下位の時刻をフォーカスした状態でさらに下キー10Dが操作されると、時刻の列が上方にスクロールしてこれまで表示されていなかった時刻が下から時刻一覧表示エリア32に現われて表示されるようになる。これにより、所望の時刻を指定することができる。
図15は図14に示す表示状態で時刻を変更した電子番組表を示す図であって、26Mは電子番組表であり、図14に対応する部分には同一符号をつけて説明を省略する。
図16は図15に示す表示状態でリモコン7の決定キー11を操作したときの表示状態を示す図であって、26Nは電子番組表であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図15に示す時刻一覧表示エリア32で「18時」と時刻がフォーカスされている電子番組表26Mの表示状態でリモコン7の決定キー11が操作されると、図16に示すように、フォーカスされたチャンネル欄であるチャンネル1のチャンネル欄27aでの中央部に表示される放送時刻が18時の番組「00 番組C−16」がカーソル28でフォーカスされた電子番組表26Nの表示状態となる。この電子番組表26Nでは、図15で示した時刻一覧表示エリア32が表示されず、代わりに時刻表示欄29がカーソル28bによってフォーカスされている。即ち、図8に示す電子番組表26Fと同様の画面となるが、図15に示す電子番組表26Mでの時刻の変更操作により、時刻表示欄29での時刻が変更され、これとともに、各チャンネル欄27での表示される番組がこの時刻表示欄29の時刻(11月15日(水)の17時〜19時)で放送開始される番組となっている。
この電子番組表26Nの表示状態でリモコン7の決定キー11が操作されると、再び図15に示す時刻一覧表示エリア32が表示される電子番組表26Mが表示され、上記のようにして、表示画面4に表示する電子番組表を変更することができる。
このようにして、時刻一覧表示エリア32を表示させることにより、閲覧を希望する時刻の電子番組表の表示を簡単に行なわせることができ、閲覧する時刻を大きく変更する場合でも、従来の番組の検索方法のように、電子番組表を長々とスクロールさせる必要はなく、時刻の異なる番組の検索の手間を大幅に軽減できることになる。
ところで、これまでは、日付一覧表示エリア31を表示させて日付の変更を行ない、また、時刻一覧表示エリア32を表示させて時刻の変更を行なうものであったが、この実施形態では、さらに、これら表示エリア31,32を表示させなくとも、日付や時刻の変更を行なうことができる。以下、これについて説明する。
即ち、図5に示すように、日付表示欄30がカーソル28aでフォーカスされて選択されている表示状態でリモコン7の上キー10Uが操作されると、現在表示されている番組の一覧よりも1日前の日付で放送時刻が変わらない番組の一覧の表示状態に切り換わる。同様に、図5に示す表示状態で、リモコン7の下キー10Dが操作されると、現在表示されている番組の一覧よりも1日後の日付で放送時刻が変わらない番組の一覧の表示状態に切り換わる。例えば、図5に示す電子番組表26Cが表示された状態で、リモコン7の上キー10Uが操作されると、この電子番組表26Cよりも1日前の日付の電子番組表、即ち、図13に示す電子番組表26Kの表示状態に切り換わる。
また、図8に示すように、時刻表示欄29がカーソル28bでフォーカスされて選択されている表示状態で、リモコン7の上キー10Uが操作されると、予めメモリ24(図2)に記憶されている時刻変更量が読み出され、現在カーソル28でフォーカスされて選択されている番組の放送開始時刻よりも、この時刻変更量分、早く放送開始される番組がカーソル28でフォーカスされて選択された表示状態に切り換わる。これとともに、時刻表示欄29に表示される時刻も切り換わるし、日付表示欄30でも、1日前の時刻に変更されたときには、表示される日付も切り換わる。同様にして、図8に示す表示状態で、リモコン7の下キー10Dが操作されると、現在カーソル28でフォーカスされて選択されている番組の放送開始時刻よりも、上記の時刻変更量分、遅く放送開始される番組がカーソル28でフォーカスされて選択された表示状態に切り換わる。これとともに、時刻表示欄29に表示される時刻も切り換わるし、日付表示欄30でも、次の日の時刻に変更されたときには、表示される日付も切り換わる。例えば、メモリ24に記憶されている上記の時刻変更量が4時間30分とすると、図8に示す表示状態でリモコン7の下キー10Dが操作されたときには、このとき表示されている電子番組表26Fでカーソル28によってフォーカスされて選択されている番組の放送開始時刻13時30分よりも4時間30分後の、即ち、放送開始時刻18時00分の番組がカーソル28でフォーカスされて選択された図16に示す電子番組表26Nが表示された状態に切り換わる。
以上のように、この第1の実施形態においては、カーソルキー10や決定キー11による簡単な操作でかつ迅速に、希望する日時の番組表を閲覧することが可能となる。また、カーソル28によってフォーカスされる番組のチャンネル欄の左右両側に時刻表示欄29と日付表示欄30とが表示されるので、電子番組表26を時間軸方向にスクロールするときには、時刻表示欄29と日付表示欄30とを同時に見ることが容易となり、時刻と日にちを確認しながらのスクロール操作が容易となる。
図17は本発明による電子番組表閲覧装置の第2の実施形態での電子番組表の一表示状態を示す図であって、33Aは電子番組表であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
この第2の実施形態も、その構成は図1,図2に示した構成をなしており、そのリモコン7の操作も同様である。
かかる第2の実施形態において、上記と同様にして、リモコン7の電子番組表の表示のための操作をすると、図17に示す電子番組表33Aが表示装置3の表示画面4に表示される。なお、この第2の実施形態での電子番組表も、上記第1の実施形態での上記電子番組表と同じレイアウトをなすものであり、ここでは、図17に示す電子番組表は図3に示す電子番組表26Aと同じものである。
図18は図17に示す表示状態でリモコン7の右キー10R(図1)を操作したときの状態を示す図であって、33Bは電子番組表であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図17に示す表示状態でリモコン7の右キー10Rを操作すると、図18に示す電子番組表33Bが表示される。この電子番組表33Bでは、フォーカスされたチャンネル欄であるチャンネル1のチャンネル欄27aの右側に表示される日付表示欄30をフォーカスするカーソル28aが表示される。このカーソル28aは、カーソル28を右方向に移動させることを示すものである。
図19は図18に示す表示状態でリモコン7の右キー10Rをさらに操作したときの表示状態を示す図であって、33Cは電子番組表であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図18に示す表示状態でリモコン7の右キー10Rをさらに操作すると、図19に示す電子番組表33Cが表示される。この電子番組表33Cでは、カーソル28が右方向真横に1チャンネル欄分移動し、チャンネル2のチャンネル欄27bでの、チャンネル1のチャンネル欄27aでフォーカスされていた番組(ここでは、番組「30 番組C−7」)の右横の番組(ここでは、番組「30 番組D−4」)をフォーカスする。即ち、カーソル28が右隣りに移ってフォーカスする。従って、チャンネル1のチャンネル欄27aがフォーカスされたチャンネル欄となる。
また、これとともに、カーソル28aでフォーカスされている日付表示欄30がチャンネル2のチャンネル欄27bの右側、即ち、このチャンネル2のチャンネル欄27bの右隣りのチャンネル3のチャンネル欄27cとの間に移り、時刻表示欄29がチャンネル2のチャンネル欄27bの左側、即ち、このチャンネル2のチャンネル欄27bの左隣りのチャンネル1のチャンネル欄27aとの間に移る。即ち、カーソル28とともに、日付表示欄30と時刻表示欄29も1チャンネル欄分右方に移動する。さらに、リモコン7の右キー10Rを操作すると、カーソル28と日付表示欄30と時刻表示欄29とがさらに1チャンネル欄分右方に移動する。
同様にして、リモコン7の左キー10Lを操作すると、その操作毎にカーソル28と日付表示欄30と時刻表示欄29とが1チャンネル欄分左方に移動する。
上記第1の実施形態では、リモコン7の右キー10R,左キー10Lを操作することにより、チャンネル欄27の配列が左方向,右方向にスクロールするものであったが、この第2の実施形態では、同様の操作により、カーソル28と日付表示欄30と時刻表示欄29とが一体となってその逆方向に移動するものである。これにより、フォーカスされたチャンネル欄を順次変更することができるが、この第2の実施形態においても、カーソル28と日付表示欄30と時刻表示欄29とが一体となって移動することから、いずれかの番組がカーソル28でフォーカスされたチャンネル欄の右隣りに常に日付表示欄30が配置され、左隣りに時刻表示欄29が配置される。
なお、電子番組表の右端のチャンネル欄(図18,図19において、チャンネル3のチャンネル欄27c)がフォーカスされたチャンネル欄となった場合には、リモコン7の右キー10Rを操作しても、カーソル28と日付表示欄30と時刻表示欄29とが右方に移動することができないから、上記第1の実施形態と同様、チャンネル欄27の配列が左方にスクロールすることになる。電子番組表の左端のチャンネル欄がフォーカスされたチャンネル欄となった場合も同様である。
以上の点以外については、第1の実施形態と同様であり、先の図11〜図16で説明した操作を行なうことができる。従って、この第2の実施形態も、第1の実施形態と同様の効果が得られるものである。
次に、本発明の電子番組表閲覧装置の第3の実施形態について説明する。この第3の実施形態も、先の実施形態と同様、図1及び図2の構成をなすものであり、リモコン7からの操作に応じた指令に応じて制御部23が各部の制御を行ない、表示層3の表示画面4に電子番組表を閲覧可能に表示するものである。
この第3の実施形態では、地上デジタル放送や地上アナログ放送といった放送形態毎に下位階層として放送局(チャンネル)が展開されており、さらに、各放送局毎に下位階層として放送番組が展開された階層構造をなし、所望とする放送形態の放送局を選択することにより、この選択された放送局の番組リストが表示されるようにしたものである。かかる選択は、リモコン7のカーソルキー10や決定キー11の操作で行なうことができる。
図20はかかる選択操作によって選択された放送局「Aテレビ」の電子番組表を示す図であって、40Aは電子番組表、41,41a,41bは番組リスト表示エリア、42は番組表示エリア、42Xはフォーカスされた番組表示エリア、43はカーソル、43Lは左マーク、43Rは右マーク、44はチャンネル表示エリア、44aは会社マーク、44bはチャンネル番号、44cは放送会社(放送局)名、45は関連情報表示エリア、46は時刻リスト表示エリア、47は放送時刻表示マーク、48は日付リスト表示エリア、48aは指定番組の放送日表示、49は表示形式選択欄、49aは放送日表示である。
同図において、この電子番組表40Aでは、中央部に番組リスト表示エリア41が配置され、この番組リスト表示エリア41をその中央部で跨ぐようにして、横長のチャンネル表示エリア44が配置され、これに放送局(チャンネル)に関する情報、例えば、会社マーク44aやそのチャンネル番号44b,放送局名44cなどが表示される。ここでは、会社マークとして「A・TV」が、チャンネル番号として「011」が、放送会社名として「Aテレビ」が夫々表示されている。従って、番組リスト表示エリア41は、このチャンネル表示エリア44により、上下に2つの番組リスト表示エリア41a,41bに2分されている。
これら番組リスト表示エリア41a,41bには夫々、チャンネル表示エリア44にチャンネル番号44bや放送局名44cが表示されるチャンネルの下位階層となる番組を表わす横長の番組表示エリア42が上下に配列されて表示されている。そして、これら番組表示エリア42のうちの1つがカーソル43によってフォーカスされており、これにより、ここでは、上側の番組リスト表示エリア41aでの最も下側の番組表示エリア42がフォーカスされた番組表示エリア42Xとして、このフォーカスされた番組表示エリア42Xに表示される番組「番組CA−05」が指定(フォーカス)された状態にある。かかる表示状態でリモコン7の決定キー11(図1)が操作されると、このフォーカス番組表示エリア42Xの番組が選択決定されたことになり、先の実施形態と同様、メニューが表示されてこの選択された番組の受信予約や録画予約などを行なうことができる。
番組リスト表示エリア41a,41bのうちのフォーカス番組表示エリア42Xが表示されている方には(ここでは、番組リスト表示エリア41a)、関連情報表示エリア45が表示されており、そこに現在フォーカスされている番組表示エリア42Xに表示される番組の関連情報(例えば、番組の概要や出演者など)が表示されている。
番組リスト表示エリア41の右辺に沿って時刻リスト表示エリア46が縦長に配置されている。この時刻表示エリア46には、00時から24時(00時)までの24個の時刻が縦に配列表示されている。この時刻リスト表示エリア46は、番組リスト表示エリア41で表示される番組表示エリア42のうちでフォーカスされている番組表示エリア42Xで表示される番組の放送開始時刻を表示するものであり、この放送開始時刻が放送時刻表示マーク47によって表示されている。ここで、現在のフォーカスされた番組表示エリア42Xの番組の放送開始時刻は「20:00〜20:45」内であるから、放送時刻表示マーク47は時刻リスト表示エリア46で「20」と「21」との間に跨って表示されており、フォーカスされた番組の放送開始時刻が20時から21時の間であることを表わしている。従って、この時刻リスト表示エリア46で放送時刻表示マーク47の表示位置を見ることにより、フォーカスされた番組の放送開始時刻を知ることができる。
また、この時刻リスト表示エリア46の右側には、日付リスト表示エリア48が配置されており、これに数日間にわたる日付が順番に表示されている。この日付リスト表示エリア48は番組リスト表示エリア41でのフォーカスされた番組表示エリア42での指定番組の放送日とその前後の日付とを表示するものであり、この指定番組の放送開始日を表わす放送日表示48aが白黒反転で表示され、目立つように表示される。
さらに、番組リスト表示エリア41の左側には、番組リストの各種の表示形式を選択できるようにした表示形式選択欄49が表示されており、選択された表示形式、即ち、表示済み表示形式49aが白黒反転で表示されて、目立つようにしている。ここでは、「リスト形式」が選択されているものとし、この表示形式で電子番組表40Aが表示されている。
ここで、カーソル43は、リモコン7の上キー10U,下キー10Dの操作により、番組リスト表示エリア41で番組表示エリア42を1つずつ上下に移動する。これにより、番組リスト表示エリア41のいずれかの番組表示エリア42をフォーカスして指定することができる。また、カーソル43は、上側の番組リスト表示エリア41aから下側の番組表示エリア41bに移るとき、また、その逆方向に移るとき、チャンネル表示エリア44をフォーカスする。
また、カーソル43の左端部には、このカーソル43を左方に移動させることが可能であることを示す左マーク43Lが付されている。この左マーク43Lが付されているとき、リモコン7の左キー10L(図1)が操作されると、後述するように、このカーソル43は左方向に移動する。また、カーソル43の右端部には、このカーソル43を右方に移動させることが可能であることを示す右マーク43Rが付されている。この右マーク43Rが付されているとき、リモコン7の右キー10R(図1)が操作されると、後述するように、このカーソル43は右方向に移動する。図20の場合、カーソル43は左右いずれの方向にも移動可能である。
図21はこのチャンネル表示エリア44がフォーカスされた状態にある電子番組表40Bを示すものであって、図20に対応する部分には同一符号をつけている。
同図において、このチャンネル表示エリア44がフォーカスされたときには、時刻リスト表示エリア46や日付リスト表示エリア48,表示形式選択欄49の表示状態はそのままの表示状態が保持される。即ち、番組リスト表示エリア41での番組表示エリア42がカーソル43でフォーカスされている状態からチャンネル表示エリア44がフォーカスされる状態に遷移しても、時刻リスト表示エリア46や日付リスト表示エリア48,表示形式選択欄49の表示状態は変化しない。
図22は図21に示す表示状態でリモコン7の下キー10Dを操作したときの表示状態を示す図であって、40Cは電子番組表であり、図20,図21に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図21に示す表示状態でリモコン7の下キー10Dが操作されると、カーソル43はチャンネル表示エリア44に続く下側の番組リスト表示エリア41bの最上位の番組表示エリア42に移り、これをフォーカスされた番組表示エリア42Xとする。
これとともに、関連情報表示エリア45も下側の番組リスト表示エリア41bに表示され、このフォーカスされた番組表示エリア42Xに表示される番組「番組CA−06」の関連情報が表示される。また、時刻リスト表示エリア46の放送時刻表示マーク47がこのフォーカスされた番組表示エリア42Xの番組「番組CA−06」の放送時刻を、日付リスト表示エリア48での指定番組の放送日表示48aもその番組の放送日を夫々表わすことになる。ここでは、図20で示すフォーカスされた番組表示エリア42Xでの指定番組と変わりないので、これらの表示内容も変わりない。
図23は図22に示す状態でリモコン7の左キー10Lを操作したときの表示状態を示す図であって、40Dは電子番組表、43aはカーソルであり、図20〜図22に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図22に示す状態でリモコン7の左キー10Lが操作されると、図23に示すように、フォーカスされた番組表示エリア42X(図22)でのカーソル43が左方に移動したようにして、この番組表示エリア42Xの左方に配置されている表示形式選択欄49でカーソル43aが表示され、このカーソル43aによって表示形式の1つがフォーカスされる。ここでは、現状の指定されている表現形式「リスト形式」がフォーカスされる。リモコン7の上キー10Uまたは下キー10Dを操作することにより、このカーソル43aを上下に移動させることができ、これにより、表示形式選択欄49での任意の表示形式を指定することができるし、リモコン7の決定キー11を操作することにより、指定されている表示形式を選択決定することができて、電子番組表40Dの表示形式がこの決定された表示形式となる。
なお、このように表示形式選択欄49にカーソルが移ったときの電子番組表40Dでは、番組リスト表示エリア41でのフォーカスされた番組表示エリア42Xは、番組名「番組CA−06」などの表示内容が白黒反転表示され、フォーカスされていることが明示される。関連情報表示エリア45や時刻リスト表示エリア46,日付リスト表示エリア48の表示内容は変化しない。
カーソル43aには、このカーソル43aが右方向に移動可能であることを示す右マーク43Rが付加されている。このカーソル43aは左方向に移動できないので(移動できるものがないので)、左マーク43L(図22)は付されていない。そこで、リモコン7の右キー10Rが操作されると、図22に示す電子番組表40Cが表示される状態に戻る。
図24は図22に示す表示状態でリモコン7の右キー10Rを操作したときの表示状態を示す図であって、40Eは電子番組表、43bはカーソルであり、図22に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図22に示す電子番組表40Cの表示状態でリモコン7の右キー10Rが操作されると、フォーカスされた番組表示エリア42Xの右側の最も近い位置に表示される関連情報表示エリア45にカーソル43が移動したようになり、図24に示すように、この関連情報表示エリア45がカーソル43bでフォーカスされた電子番組表40Eの表示状態となる。
ここで、フォーカスされた番組表示エリア42Xの番組の関連情報が複数種類ある場合、これらは概念的にリング状に配列されていて、そのうちの1つが関連情報表示エリア45に表示されている。
この電子番組表40Eにおいて、関連情報表示エリア45が、上記のように、フォーカスされた状態にあるとき、リモコン7の下キー10Dまたは上キー10Uが操作されると、このリング状の関連情報の配列がスクロールする。即ち、リモコン7の下キー10Dが操作されると、関連情報のリング状の配列がスクロールすることにより、関連情報表示エリア45で関連情報が上方に移動して下側から次に配列されている関連情報が現われて表示される。また、リモコン7の上キー10Uが操作されると、逆方向のスクロールにより、関連情報表示エリア45で関連情報が下方に移動し、上側から次に配列されている関連情報が現われて表示される。
また、関連情報表示エリア45がフォーカスされている状態でリモコン7の決定キー11が操作されると、関連情報表示エリア45に関連情報の表示(文字など)を選択するモードとなり、関連情報表示エリア45内にかかるモードを選択するための選択カーソルが表示される。かかる表示状態でリモコン7の戻るキー13(図1)が操作されると、図24に示す関連情報表示エリア45がフォーカスされた状態の電子番組表40Eの表示状態に戻る。
このようにして、フォーカスすることによって指定した番組表示エリア42Xの番組の関連情報を、リモコン7のカーソルキー10の操作でもって、全て閲覧することができ、簡単な操作で所望の関連情報を見つけ出すことができる。
カーソル43bは、左マーク43Lが付加されており、左方に移動可能となっている。そこで、リモコン7の左キー10Lが操作されると、カーソル43bが左方に移動するようになって、図22に示す電子番組表40Cが表示された状態に戻る。また、カーソル43bは右マーク43Rも付加されており、右方にも移動可能となっている。
図25は図24に示す表示状態でリモコン7の右キー10Rを操作したときの表示状態を示す図であって、40Fは電子番組表、43cはカーソルであり、図24に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図24に示す電子番組表40Eの表示状態でリモコン7の右キー10Rが操作されると、カーソル43bが右方に移動するようになって、図25に示す電子番組表40Fが表示された状態となる。この電子番組表40Fでは、関連情報表示エリア45の直ぐ右側にある時刻リスト表示エリア46にカーソルが移るようにして、この時刻リスト表示エリア46がカーソル43cによってフォーカスされた状態となる。
時刻リスト表示エリア46がフォーカスされた状態でリモコン7の上キー10Uまたは下キー10Dが操作されると、放送時刻表示マーク47が上下に移動し、これにより、番組リスト表示エリア41でフォーカスされた番組表示エリア42Xで表示する番組を異なる放送開始時刻の番組に変更できる。
図26は図25に示す表示状態で、このように、リモコン7の上キー10Uを操作したときの表示状態を示す図であって、40Gは電子番組表であり、図25に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。重複する説明を省略する。
図25に示す電子番組表40Fでは、フォーカスされた番組表示エリア42Xでの番組「番組CA−06」の放送時間は「20:45〜21:00」であって、放送開始時刻が20時台であり、このため、時刻リスト表示エリア46では、時刻を表わす「20」と「21」とに跨って放送時刻表示マーク47が表示されている。
かかる表示状態でリモコン7の上キー10Uを操作し、図26に示すように、時刻リスト表示エリア46において、放送時刻表示マーク47を放送開始時刻を表わす「08」と「09」とに跨るように移動させると、同じ日にちの(日付リスト表示エリア48については変更していない)の8時台で放送開始される番組のうち最も早く放送開始する番組の番組表示エリア42がフォーカスされた番組表示エリア42Xとなるように、番組リスト表示エリア41で表示される番組リストが変更される。即ち、図25に示す電子番組表40Fでフォーカスされていた番組表示エリア42Xに代わって、図26に示す電子番組表40Gでは、放送時間が「08:15〜08:30」の番組「番組CA−56」がフォーカスされた番組表示エリア42Xに表示されることになり、これより放送開始時刻が早い番組がこのフォーカスされた番組表示エリア42Xより上側の番組表示エリア42に放送開始時刻順に表示され、これより放送開始時刻が遅い番組がこのフォーカスされた番組表示エリア42Xより下側の番組表示エリア42に放送開始時刻順に表示される。
このようにして、同じ日付の希望する放送開始時刻の放送番組を指定する場合、番組リスト表示エリア41内でカーソル43を移動させるようにしてもよいが、リモコン7のカーソルキー10の簡単な操作により、時刻リスト表示エリア46でこの希望する番組の放送開始時刻を指定することができ、かかる指定操作により、希望する放送時刻の番組がフォーカスされた状態で、あるいはその近傍の位置に直ちに表示されることになり、希望する放送開始時刻の番組を手間や時間を掛けることなく、閲覧可能とすることができる。
図26に示す電子番組表40Gでの時刻リスト表示エリア46をフォーカスするカーソル43cにも、これが左方に移動可能であることを示す左マーク43Lが付加されており、リモコン7の左キー10Lが操作されると、カーソル43cが左方に移動するようにして、図25に示す電子番組表40Fが表示された状態に戻る。また、カーソル43cは右マーク43Rも付加されており、右方にも移動可能となっている。
図27は図26に示す表示状態でリモコン7の右キー10Rを操作したときの表示状態を示す図であって、40Hは電子番組表、43dはカーソルであり、図26に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図26に示す電子番組表40Gの表示状態でリモコン7の右キー10Rが操作されると、カーソル43cが右方に移動するようにして、図27に示す電子番組表40Hが表示された状態となる。この電子番組表40Hでは、時刻リスト表示エリア46の右側にある日付リスト表示エリア48にカーソルが移るようにして、この日付リスト表示エリア48での白黒反転による放送日表示48aの放送日がカーソル43dによってフォーカスされた状態となる。
かかる状態でリモコン7の上キー10Uまたは下キー10Dが操作されると、カーソル43dが上下に移動し、これにより、フォーカスされる放送日を変更できる。カーソル43dが上方に移動して最上の日付(ここでは、「02月02日(金)」)をフォーカスした状態となって、さらに、リモコン7の上キー10Uが操作されると、カーソル43dはそのままの位置に固定されて日付のリストが下方にスクロールし、上から表示されていなかった日付が順番に現われて表示される。同様に、カーソル43dが下方に移動して最下の日付(ここでは、「02月09日(金)」)をフォーカスした状態となって、さらに、リモコン7の下キー10Dが操作されると、カーソル43dはそのままの位置に固定されて日付のリストが上方にスクロールし、下から表示されていなかった日付が順番に現われて表示される。これにより、任意の所望の日付を指定することができる。
図28は図27に示す表示状態でリモコン7の下キー10Dを操作したときの表示状態を示す図であって、40Iは電子番組表であり、図27に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。重複する説明を省略する。
図27に示す電子番組表40Hでは、日付リスト表示エリア48において、日付「02月05日(月)」がカーソル43dでフォーカスされているが、かかる表示状態でリモコン7の下キー10Dが操作されると、カーソル43dが日付の1個分下方に移動し、図28に示すように、日付リスト表示エリア48において、「02月05日(月)」の次の日付の「02月06日(火)」がカーソル43dによってフォーカスされた電子番組表40Iが表示される状態に遷移する。
そして、この電子番組表40Iでは、日付リスト表示エリア48で新たに日付「02月06日(火)」がフォーカスされるとともに、番組リスト表示エリア41では、フォーカスされている番組表示エリア42Xに表示される番組が、このフォーカスされている日付(即ち、「02月06日(火)」)の時刻リスト表示エリア46で放送時刻表示マーク47によって指定される放送開始時刻の番組に表示が変更される。ここでは、02月06日(火)の放送時間08:15〜08:30の番組「番組CA−86」がフォーカスされた番組表示エリア42Xに表示されている。そして、この番組「番組CA−86」よりも放送開始時刻が早い番組がこのフォーカスされた番組表示エリア42Xより上側の番組表示エリア42に放送開始時刻順に表示され、これより放送開始時刻が遅い番組がこのフォーカスされた番組表示エリア42Xより下側の番組表示エリア42に放送開始時刻順に表示される。
このようにして、異なる日にちに放送開始される放送番組を指定する場合、番組リスト表示エリア41内でカーソル43を移動させるようにしてもよいが、リモコン7のカーソルキー10の簡単な操作により、日付リスト表示エリア48でこの希望する放送日を指定することができ、かかる指定操作により、希望する放送日の番組がフォーカスされた状態で、あるいはその近傍の位置に直ちに表示されることになり、希望する放送日の番組を手間や時間を掛けることなく、閲覧可能とすることができる。
図28に示す電子番組表40Iでの日付リスト表示エリアのカーソル43dには、左方に移動可能であることを示す左マーク43Lが付されており、また、右方に移動できるものがないため、右マーク43Rは付けられていない。
そこで、この電子番組表40Iの表示状態でリモコン7の左キー10Lが操作されると、カーソル43dが日付リスト表示エリア48から左方に移動したようにして、図29に示すように、時刻リスト表示エリア46がカーソル43cでフォーカスされた電子番組表40Jが表示される状態となる。この電子番組表40Jは図26に示す電子番組表40Gと同様であり、日付リスト表示エリア48でのフォーカスされる日付が異なる分番組リスト表示エリア41で表示される番組が異なるだけである。次に、この電子番組表40Jの表示状態でリモコン7の左キー10Lが操作されると、カーソル43cが時刻リスト表示エリア46から左方に移動したようにして、図30に示すように、関連情報表示エリア45がカーソル43bでフォーカスされた電子番組表40Kが表示される状態となる。この電子番組表40Kは図24に示す電子番組表40Eと同様であり、日付リスト表示エリア48でのフォーカスされる日付が異なる分番組リスト表示エリア41で表示される番組が異なるだけである。次に、この電子番組表40Kの表示状態でリモコン7の左キー10Lが操作されると、カーソル43cが関連情報表示エリア45から左方に移動したようにして、図31に示すように、番組リスト表示エリア41での白黒反転表示でフォーカスされている番組表示エリア42Xがカーソル43でフォーカスされた電子番組表40Lが表示される状態となる。この電子番組表40Lは図22に示す電子番組表40Cと同様であり、日付リスト表示エリア48でのフォーカスされる日付が異なる分番組リスト表示エリア41で表示される番組が異なるだけである。
ところで、番組リスト表示エリア41での番組表示エリア42の1つがカーソル43でフォーカスされている状態、例えば、図31に示す電子番組表40Lの表示状態でリモコン7の下キー10Dが操作されていくと、カーソル43が順次下方に移動していき、ついには、図32に示す電子番組表40Mのように、下端の番組表示エリア42がカーソル43でフォーカスされた状態になる。かかる状態で、さらに、リモコン7の下キー10Dが操作されると、カーソル43はこれ以上下方に移動することができず、代わりに番組表示エリア42の列、即ち、電子番組表が上方にスクロールし、下側からこれまで表示されなかった番組の番組表示エリア42が順次現われて表示されるようになる。
図33は、かかる操作により、図32に示す表示状態から1番組表示エリア分番組表示エリア42が上方にスクロールして表示される電子番組表40Nを示すものであり、下端から現われる新たな番組「番組CA−91」を表わす番組表示エリアがカーソル43でフォーカスされた番組表示エリア42Xとなる。従って、リモコン7の下キー10Dを順次操作すると、番組リスト表示エリア41の下端から順次新たな番組を表わす番組表示エリアが現われるが、下キー10Dの操作に伴って新たに現われる番組表示エリア42がカーソル43でフォーカスされた番組表示エリア42Xとなる。
リモコン7の上キー10Uの操作によってカーソル43が番組リスト表示エリア41の上端に達した場合も、同様である。
ところで、地上デジタル放送や地上アナログ放送といった放送形態においては、夫々複数のチャンネル(放送局)があり、夫々の放送形態毎に複数のチャンネルが概念的にリング状に配列されており、その1つが番組リスト表示エリア41でのチャンネル表示エリア44に表示される。図20〜図34に示す番組リスト表示エリア41には、放送形態が「地上デジタル放送」のチャンネルの1つであるチャンネル「011」の「Aテレビ」が表示されているものとする。
チャンネル表示エリア44がカーソル43でフォーカスされた図34に示す電子番組表40Oにおいて、リモコン7の左キー10Lまたは右キー10Rを操作することにより、放送形態「地上デジタル放送」のチャンネルのリング状の配列がスクロールし、これにより、番組リスト表示エリア41に番組を表示するチャンネル(放送局)を変更することができる。
図35は図34に示す表示状態でリモコン7の左キー10Lを操作したときの表示状態を示す図であって、40Pは電子番組表であり、図34に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
チャンネル表示エリア44がフォーカスされた図34に示す電子番組表40Oが表示されている状態でリモコン7の左キー10Lが操作されると、チャンネル配列のスクロールにより、チャンネル表示エリア44でのチャンネル表示「A−TV 011Aテレビ」が右方に移動し、これとともに、このチャンネル表示エリア44の左側から次に配列されるチャンネル表示が現われてきて、図34に示すように、放送形態「地上デジタル放送」のチャンネル「A−TV 011Aテレビ」の次に配列されているチャンネル「Z 010Z放送」がチャンネル表示エリア44に表示される電子番組表40Pが、図34に示す電子番組表40Oと同じレイアウトで表示された状態となる。なお、このチャンネル表示の切り替えは瞬時に行なわれる。
この電子番組表40Pでは、その番組リスト表示エリア41にチャンネル「Z 010Z放送」の番組のリストが一連の番組表示エリア42で表示される。この場合、日付リスト表示エリア48で放送日表示48aによって指定される日にち(ここでは、2月6日(火))の時刻リスト表示エリア46の放送時刻表時マーク47で指定される時間帯(ここでは、8時〜9時)に放送開始される番組(ここでは、「番組CB−36」)を中心として、その前後に放送開始されるチャンネル「Z 010Z放送」の番組の番組表示エリア42が表示される。
以下、リモコン7の左キー10Lを操作することに、番組のリスト表示するチャンネルが順次変更され、リモコン7の右キー10Rを操作した場合も同様であり、このように、チャンネル表示エリア44がフォーカスされた状態でリモコン7の左キー10L,右キー10Rを操作することにより、同じ放送形態内で番組をリスト表示するチャンネルを変更することができる。
また、図34や図35に示すチャンネル表示エリア44がフォーカスされている表示状態でリモコン7の決定キー11を操作することにより、放送形態が異なるチャンネルを選択可能な状態とすることができる。以下、図35に示すチャンネル表示エリア44がフォーカスされている表示状態でリモコン7の決定キー11が操作された場合について説明する。
図36は図35に示す表示状態でリモコン7の決定キー11を操作したときの表示状態を示す図であって、50はチャンネルリスト表示エリア、51はチャンネル表示エリア、51Xはフォーカスされたチャンネル表示エリア、52は放送形態表示エリア、53はカーソル、53Lは左マーク、53Rは右マークであり、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
チャンネル表示エリア44がフォーカスされている図35に示す電子番組表40Pが表示されている状態で、リモコン7の決定キー11が操作されと、図36に示すように、この電子番組表40P上にこれまで電子番組表が表示されていたチャンネルを含む放送形態、即ち、「地上デジタル放送」での各チャンネルを表わすチャンネルリスト表示エリア50が重なって表示される。
このチャンネルリスト表示エリア50では、その上下の中央部にこの放送形態「地上デジタル放送」を表わす放送形態表示エリア52が設けられており、その上側と下側とにこの放送形態「地上デジタル放送」での各チャンネルを表わすチャンネル表示エリア51が上下に配列表示されている。そして、このチャンネル表示エリア51には、放送会社の関する情報、例えば、上記の会社マーク51a,チャンネル番号51b,放送会社名51cなどが表示されている。
かかるチャンネルリスト表示エリア50には1つのカーソル53が設けられており、チャンネル表示エリア51と放送形態表示エリア52とのいずれか1つをフォーカスしている。この場合には、図35に示すチャンネル「010」の「Z放送」の番組リストの電子番組表40Pを表示した状態でかかるチャンネルリスト表示エリア50が表示されたものであるから、このチャンネルリスト表示エリア50では、このチャンネル「010」の「Z放送」が選択、即ち、フォーカスされた状態にある。従って、かかるチャンネルリスト表示エリア50でリモコン7の決定キー11が操作されると、図35に示す電子番組表40Pの表示状態に戻る。
図36に示す表示状態でリモコン7の上キー10Uが操作されると、図37に示すように、カーソル53が1つ上のチャンネル「005」の「G放送」のチャンネル表示エリア51に移り、これをフォーカスされたチャンネル表示エリア51Xとする。この表示状態でリモコン7の決定キー11が操作されると、このチャンネル「005」の「G放送」の番組リストを表示した図35の電子番組表40Pと同様のレイアウトの電子番組表が表示された状態となる。
図37に示す表示状態で、さらに、リモコン7の上キー10Uが操作されると、カーソル53がさらに上方に移動して放送形態表示エリア52に移り、この放送形態表示エリア52がフォーカスされて表示状態となる。
図38はかかるフォーカス状態を示す図であって、53Lは左マーク、53Rは右マークであり、前出図面に対応する部分には、同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、放送形態表示エリア52をフォーカスしたときのカーソル53には、その左端に左マーク53Lが、その右端に右マーク53Rが夫々付されている。この左マーク53Lはカーソル53を左方にスクロールすることが可能であることを示すものであり、右マーク53Rはカーソル53を右方にスクロールすることが可能であることを示すものである。
図38に示す表示状態でさらにリモコン7の上キー10Uが操作されると、カーソル53がさらに1つ上のチャンネル「041」のチャンネル表示エリア51に移り、以下、リモコン7の上キー10Uが操作される毎にチャンネル表示エリア51を1つずつ移動していく。そして、カーソル53は最上位のチャンネル表示エリア51に達するが、上記のように、放送形態の複数のチャンネルが概念的にリング状に配列されていることから、かかる状態で、さらに、リモコン7の上キー10Uが操作されると、カーソル53の表示位置は最上位のチャンネル表示エリア51にそのまま維持されて、チャンネルの表示リストが下方にスクロールし、かかるリストの表示エリアの上端から順次新たなチャンネルを表示したチャンネル表示エリア51が現われて表示される。
以上のことは、リモコン7の下キー10Dが操作された場合も同様であり、このようにして、放送形態表示エリア52で表示される放送形態のいずれのチャンネルも表示させることができて、選択することができる。
ここで、チォンネルリスト表示エリア50の放送形態表示エリア52で表示される各種の放送形態の表示は、概念的にリング状に配列されており、その1つが放送形態表示エリア52で表示される。図38において、放送形態表示エリア52をフォーカスしたときのカーソル53に付された左マーク53L,右マーク53Rは、かかる放送形態のリング上の配列をスクロールさせることができることを示すものである。図38に示す状態でリモコン7の左キー10Lが操作されると、放送形態のリング状の配列が放送形態表示エリア52上で左側から右側に移動するようにスクロールし、リモコン7の右キー10Rが操作されると、放送形態のリング状の配列がチャンネル表示エリア52上で右側から左側に移動するようにスクロールする。
図39は図38に示す表示状態でリモコン7の、例えば、左キー10Lが操作されたときの表示状態を示す図であって、図38に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図38に示す放送形態表示エリア52がフォーカスされた表示状態でリモコン7の、例えば、左キー10Lが操作されると、図39に示すように、選択した放送形態を「地上アナロク放送」とする、即ち、放送形態表示エリア52に「地上アナログ放送」が表示されたチャンネルリスト表示エリア50が表示され、このチャンネルリスト表示エリア50にこの放送形態「地上アナログ放送」のチャンネルが順次のチャンネル表示エリア51に表示される。
図40は図39に示す表示状態でリモコン7の上キー10Uを操作したときの表示状態を示す図であって、図39に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図39に示す表示状態でリモコン7の上キー10Uが操作されると、図40に示すように、カーソル53が放送形態表示エリア52の1つ上側のチャンネル表示エリア51に移り、これをフォーカスされたチャンネル表示エリア51Xとする。そして、かかるフォーカス状態でリモコン7の決定キー11(図1)が操作されると、このフォーカスされているチャンネル表示エリア51Xに表示されているチャンネルが選択されたことになり、これにより、先に説明したように、この選択されたチャンネルの電子番組表40が表示され、所望の番組が選択できるようになる。
図41は図40に示す表示状態でリモコン7の決定キー11を操作したときの表示状態を示す図であって、40Qは電子番組表であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図40に示す表示状態でリモコン7の決定キー11が操作されると、このときのフォーカスされたチャンネル表示エリア51Xに表示される地上アナログ放送のチャンネル「4」の「テレビF」局が選択され、図41に示すように、このチャンネル「4」の番組リスト表示エリア41を示す電子番組表40Qが、上記のレイアウトで表示される。そして、この電子番組表40Qの番組リスト表示エリア41には、日付リスト表示エリア48で放送日表示48aによって指定される日にち(ここでは、2月6日(火))の時刻リスト表示エリア46の放送時刻表時マーク47で指定される時間帯(ここでは、8時〜9時)に放送開始される番組(ここでは、「番組F−35」)とその前後の番組の番組表示エリア42が表示される。
この電子番組表40Pの操作も、上記の電子番組表の場合と同様である。
以上のようにして、リモコン7の方向キー10と決定キーとの簡単な操作により、放送形態を変更できて、所望とする放送形態のチャンネルでの番組を任意に選択することができる。