JP2007266666A - 集積回路装置及び電子機器 - Google Patents

集積回路装置及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2007266666A
JP2007266666A JP2006085004A JP2006085004A JP2007266666A JP 2007266666 A JP2007266666 A JP 2007266666A JP 2006085004 A JP2006085004 A JP 2006085004A JP 2006085004 A JP2006085004 A JP 2006085004A JP 2007266666 A JP2007266666 A JP 2007266666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit block
register
signal
address
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006085004A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4775064B2 (ja
Inventor
Masami Takahashi
雅美 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2006085004A priority Critical patent/JP4775064B2/ja
Publication of JP2007266666A publication Critical patent/JP2007266666A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4775064B2 publication Critical patent/JP4775064B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Logic Circuits (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Abstract

【課題】静電気放電等を原因とする誤動作を防止できる集積回路装置等の提供。
【解決手段】集積回路装置はロジック回路ブロックと電源回路ブロックを含む。電源回路ブロックは、複数のレジスタを有し、ロジック回路ブロックからのアドレス信号のレジスタアドレスで指定されるレジスタに対して、ロジック回路ブロックからのデータ信号で設定される電圧調整データが書き込まれるレジスタ部を含む。ロジック回路ブロックは、有効なデータ信号が出力されるデータ有効期間TA以外の期間TBにおいて、第1のビットパターンのアドレス信号(Fh)を出力する。レジスタ部のレジスタマップでは、第1のビットパターンのアドレス信号(Fh)に対応するレジスタアドレス以外のレジスタアドレスに対して、電圧調整データが書き込まれるレジスタがマッピングされている。
【選択図】図4

Description

本発明は、集積回路装置及び電子機器に関する。
携帯電話機などの電子機器が、帯電した操作者からの静電気放電にさらされると、電子機器が内蔵する集積回路装置のトランジスタが静電破壊する場合がある。このような静電破壊を防止するために、集積回路装置には静電破壊用の保護素子が設けられる。
一方、操作者からの静電気放電により、トランジスタの静電破壊までは生じないが、電子機器の表示パネルの表示状態が異常状態になるなどの誤動作が生じる場合がある。そして、このような静電気放電を原因とする誤動作を検査するために、ESDイミュニティ試験(ElectroStatic Discharge immunity test)と呼ばれる試験が行われる場合がある。このESDイミュニティ試験は、帯電した操作者からの直接或いは近接した物体を介しての静電気放電にさらされる電子機器に対する試験である。
そして、近年、集積回路装置の製造プロセスの微細化が進むにつれて、このESDイミュニティの耐圧不足が問題になっており、電子機器が静電気放電にさらされても誤動作を生じないような集積回路装置の提供が望まれている。
特開2003−234647号公報
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、静電気放電等を原因とする誤動作を効果的に防止できる集積回路装置及びこれを含む電子機器を提供することにある。
本発明は、アドレス信号とデータ信号を出力するロジック回路ブロックと、前記ロジック回路ブロックにより制御されて電源電圧を生成する電源回路ブロックとを含み、前記電源回路ブロックは、複数のレジスタを有し、前記ロジック回路ブロックからのアドレス信号のレジスタアドレスで指定されるレジスタに対して、前記ロジック回路ブロックからのデータ信号で設定される電圧調整データが書き込まれるレジスタ部を含み、前記ロジック回路ブロックは、有効なデータ信号が出力されるデータ有効期間以外の期間において、第1のビットパターンのアドレス信号を出力し、前記レジスタ部のレジスタマップでは、前記第1のビットパターンのアドレス信号に対応するレジスタアドレス以外のレジスタアドレスに対して、前記電圧調整データが書き込まれるレジスタがマッピングされている集積回路装置に関係する。
本発明によれば、ロジック回路ブロックは、データ有効期間以外の期間において、第1のビットパターンのアドレス信号を出力する。そして、第1のビットパターンのアドレス信号に対応するレジスタアドレスには、電圧調整データが書き込まれるレジスタがマッピングされず、これ以外のレジスタアドレスに対してレジスタがマッピングされている。従って、静電気放電等を原因とするノイズが乗った場合にも、誤った電圧調整データがレジスタに書き込まれるのを防止でき、集積回路装置やこれが組み込まれる電子機器の誤動作を防止できる。
また本発明では、前記ロジック回路ブロックは、データ信号を取り込むためのラッチ信号を出力し、前記電源回路ブロックは、前記ロジック回路ブロックからのアドレス信号をデコードし、アドレス信号に対応するレジスタアドレス信号を出力するアドレスデコーダを含み、前記レジスタ部では、前記ロジック回路ブロックからのラッチ信号に基づいて、前記アドレスデコーダからのレジスタアドレス信号がアクティブとなっているレジスタに対して、前記電圧調整データが書き込まれ、前記アドレスデコーダは、前記ロジック回路ブロックからのアドレス信号が前記第1のビットパターン以外のアドレス信号である場合に、アクティブのレジスタアドレス信号を前記レジスタ部に出力するようにしてもよい。
このようにすれば、ロジック回路ブロックからのアドレス信号が第1のビットパターンのアドレス信号である場合には、アクティブのレジスタアドレス信号がレジスタ部に出力されないようになるため、誤った電圧調整データがレジスタに書き込まれるのを防止できる。
また本発明は、アドレス信号とデータ信号を出力するロジック回路ブロックと、前記ロジック回路ブロックにより制御されて電源電圧を生成する電源回路ブロックとを含み、前記電源回路ブロックは、複数のレジスタを有し、前記ロジック回路ブロックからのアドレス信号のレジスタアドレスで指定されるレジスタに対して、前記ロジック回路ブロックからのデータ信号で設定される電圧調整データが書き込まれるレジスタ部を含み、前記レジスタ部のレジスタマップでは、全てのビットが第1の論理レベル又は第2の論理レベルになるビットパターンのアドレス信号に対応するレジスタアドレス以外のレジスタアドレスに対して、前記電圧調整データが書き込まれるレジスタがマッピングされている集積回路装置に関係する。
本発明によれば、全てのビットが第1の論理レベル又は第2の論理レベルになるビットパターンのアドレス信号に対応するレジスタアドレスには、電圧調整データが書き込まれるレジスタがマッピングされないようになる。従って、静電気放電等を原因とするノイズが乗った場合にも、誤った電圧調整データがレジスタに書き込まれるのを防止できる。
また本発明では、前記レジスタ部のレジスタマップでは、Jビットのアドレス信号のビットのうち第1の論理レベル又は第2の論理レベルになるビットの数が[J/2]−1([X]はXを越えない整数)以下になるレジスタアドレス以外のレジスタアドレスに対して、前記電圧調整データが書き込まれるレジスタがマッピングされていてもよい。
このようにすれば、アドレス信号にノイズが乗った場合等にも、集積回路装置等の誤動作を防止できる。
また本発明では、データ信号の有効、無効を示すイネーブル信号を出力すると共に、前記イネーブル信号が第1の電圧レベルである第1の期間と、前記イネーブル信号が前記第1の電圧レベルから前記第2の電圧レベルに遷移する期間を含む第2の期間では、第1の電源により電圧レベルが設定されるアドレス信号を前記電源回路ブロックに出力し、前記イネーブル信号が前記第2の電圧レベルとなる第3の期間では、前記ロジック回路ブロックからのアドレス信号に応じたアドレス信号を前記電源回路ブロックに出力する誤動作防止回路を含むようにしてもよい。
このようにすれば、静電気放電等が原因となってノイズが乗った場合にも、誤動作防止回路の出力信号の電圧レベルが第1の電源の電圧レベルに維持されるため、集積回路装置等の誤動作を防止できる。
また本発明では、前記誤動作防止回路は、前記イネーブル信号を受け、前記イネーブル信号に対して信号遅延処理及びフィルタ処理の少なくと一方を施した信号を第2のイネーブル信号として出力する信号処理回路と、その第1の入力に前記第1の電源の電圧レベルが入力され、その第2の入力に前記ロジック回路ブロックからのアドレス信号が入力され、前記第2のイネーブル信号に基づいて前記第1、第2の入力のいずれかを選択して、前記ロジック回路ブロックからのアドレス信号に対応するアドレス信号を出力するセレクタとを含むようにしてもよい。
このようにすれば、イネーブル信号の遷移期間を含む第2の期間において、セレクタの第1の入力が選択されて、第1の電源により電圧レベルが設定されるアドレス信号が電源回路ブロックに入力されるようになる。
また本発明では、前記第1の電源は、前記ロジック回路ブロックに供給される電源とは異なる電源であってもよい。
このようにすれば、ロジック回路ブロックに供給される電源にノイズ等が乗った場合にも、安定した第1の電源により電圧レベルが設定されるアドレス信号が電源回路ブロックに入力されるようになる。
また本発明では、集積回路装置の短辺である第1の辺から対向する第3の辺へと向かう方向を第1の方向とし、集積回路装置の長辺である第2の辺から対向する第4の辺へと向かう方向を第2の方向とした場合に、前記第1の方向に沿って配置される第1〜第Nの回路ブロックと、前記第1〜第Nの回路ブロックの前記第2の方向側に前記第4の辺に沿って設けられる第1のインターフェース領域と、前記第2の方向の反対方向を第4の方向とした場合に、前記第1〜第Nの回路ブロックの前記第4の方向側に前記第2の辺に沿って設けられる第2のインターフェース領域とを含み、前記第1〜第Nの回路ブロックは、前記電源回路ブロックと、前記ロジック回路ブロックと、データ線を駆動するための複数のデータドライバブロックを含み、前記電源回路ブロックと前記ロジック回路ブロックの間に、前記複数のデータドライバブロックが配置されるようにしてもよい。
本発明では、第1〜第Nの回路ブロックが第1の方向に沿って配置されるため、スリムな細長の集積回路装置を提供できる。そして本発明では、ロジック回路ブロックと電源回路ブロックの間に複数のデータドライバブロックが配置され、ロジック回路ブロックと電源回路ブロックが距離を離して配置された場合にも、誤動作を防止できる。従って、スリムな細長の集積回路装置の実現と誤動作の防止を両立できる。
また本発明では、前記第1の方向の反対方向を第3の方向とした場合に、前記電源回路ブロックの前記第3の方向側に走査ドライバブロックが配置され、前記走査ドライバブロックの出力線が、前記電源回路ブロック上を、前記走査ドライバブロックから、前記第1のインターフェース領域に配置される走査ドライバ用パッドに対して配線され、前記電源回路ブロックでは、前記走査ドライバブロックの出力線の下層にシールド線が配線されてもよい。
本発明によれば、電源回路ブロックでは、走査ドライバの出力線の下層にシールド線が配線されるため、出力線からのノイズをシールド線で除去できる。これにより、出力線の下層の電源回路ブロック内の回路の誤動作を防止できる。
また本発明は、アドレス信号とデータ信号を出力するロジック回路ブロックと、前記ロジック回路ブロックにより制御されて階調電圧を生成する階調電圧生成回路ブロックとを含み、前記階調電圧生成回路ブロックは、複数のレジスタを有し、前記ロジック回路ブロックからのアドレス信号のレジスタアドレスで指定されるレジスタに対して、前記ロジック回路ブロックからのデータ信号で設定される階調調整データが書き込まれるレジスタ部を含み、前記ロジック回路ブロックは、有効なデータ信号が出力されるデータ有効期間以外の期間において、第1のビットパターンのアドレス信号を出力し、前記レジスタ部のレジスタマップでは、前記第1のビットパターンのアドレス信号に対応するレジスタアドレス以外のレジスタアドレスに対して、前記階調調整データが書き込まれるレジスタがマッピングされている集積回路装置に関係する。
本発明によれば、第1のビットパターンのアドレス信号に対応するレジスタアドレスには、階調調整データが書き込まれるレジスタがマッピングされないようになる。従って、静電気放電等を原因とするノイズが乗った場合にも、集積回路装置等の誤動作を防止できる。
また本発明は、アドレス信号とデータ信号を出力するロジック回路ブロックと、前記ロジック回路ブロックにより制御されて階調電圧を生成する階調電圧生成回路ブロックとを含み、前記階調電圧生成回路ブロックは、複数のレジスタを有し、前記ロジック回路ブロックからのアドレス信号のレジスタアドレスで指定されるレジスタに対して、前記ロジック回路ブロックからのデータ信号で設定される階調調整データが書き込まれるレジスタ部を含み、前記レジスタ部のレジスタマップでは、全てのビットが第1の論理レベル又は第2の論理レベルになるビットパターンのアドレス信号に対応するレジスタアドレス以外のレジスタアドレスに対して、前記階調調整データが書き込まれるレジスタがマッピングされている集積回路装置に関係する。
本発明によれば、全てのビットが第1の論理レベル又は第2の論理レベルになるビットパターンのアドレス信号に対応するレジスタアドレスには、階調調整データが書き込まれるレジスタがマッピングされないようになる。従って、静電気放電等を原因とするノイズが乗った場合にも、誤った電圧調整データがレジスタに書き込まれるのを防止できる。
また本発明では、前記レジスタ部のレジスタマップでは、Jビットのアドレス信号のビットのうち第1の論理レベル又は第2の論理レベルになるビットの数が[J/2]−1([X]はXを越えない整数)以下になるレジスタアドレス以外のレジスタアドレスに対して、前記階調調整データが書き込まれるレジスタがマッピングされていてもよい。
また本発明では、データ信号の有効、無効を示すイネーブル信号を出力すると共に、前記イネーブル信号が第1の電圧レベルである第1の期間と、前記イネーブル信号が前記第1の電圧レベルから前記第2の電圧レベルに遷移する期間を含む第2の期間では、第1の電源により電圧レベルが設定されるアドレス信号を前記階調電圧生成回路ブロックに出力し、前記イネーブル信号が前記第2の電圧レベルとなる第3の期間では、前記ロジック回路ブロックからのアドレス信号に応じたアドレス信号を前記階調電圧生成回路ブロックに出力する誤動作防止回路を含んでもよい。
また本発明は、アドレス信号とデータ信号を出力する第Kの回路ブロックと、前記第Kの回路ブロックにより制御される第Lの回路ブロックを含み、前記第Lの回路ブロックは、複数のレジスタを有し、前記ロジック回路ブロックからのアドレス信号のレジスタアドレスで指定されるレジスタに対して、前記ロジック回路ブロックからのデータ信号で設定されるデータが書き込まれるレジスタ部を含み、前記第Kの回路ブロックは、有効なデータ信号が出力されるデータ有効期間以外の期間において、第1のビットパターンのアドレス信号を出力し、前記レジスタ部のレジスタマップでは、前記第1のビットパターンのアドレス信号に対応するレジスタアドレス以外のレジスタアドレスに対して、前記第Kの回路ブロックからのデータ信号で設定されるデータが書き込まれるレジスタがマッピングされている集積回路装置に関係する。
本発明によれば、第1のビットパターンのアドレス信号に対応するレジスタアドレスには、データ信号のデータが書き込まれるレジスタがマッピングされないようになる。従って、静電気放電等を原因とするノイズが乗った場合にも、集積回路装置等の誤動作を防止できる。
また本発明は、上記のいずれかに記載の集積回路装置と、前記集積回路装置により駆動される表示パネルとを含む電子機器に関係する。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.ESDイミュニティ
図1(A)に、表示パネル8と集積回路装置10(表示ドライバ)が組み込まれた表示モジュール6(広義には電子機器)に対するESDイミュニティ試験を概念的に示す。表示パネル8を駆動する集積回路装置10には、各種信号が入力されると共に電源が供給され、動作状態になっている。この状態で、静電気印加装置4により表示モジュール6に対して静電気を印加する。具体的には、正極性の静電気試験電圧(XkV)を印加し、その後に除電する操作を複数回(例えば10回)繰り返す。次に、負極性の静電気試験電圧(−XkV)を印加し、その後に除電する操作を複数回(例えば10回)繰り返す。そしてこれらの操作による試験をクリアした場合には、試験電圧(XkV)を例えば1kVステップで上昇させて、同様の試験を行う。
図1(A)のように静電気試験電圧を加えると、図1(B)に示すように、表示パネル8のガラス基板や液晶容量CLなどに生じた誘導電荷がGND側に放電される。具体的には、誘導電荷がデータ線、走査線、対向電極から集積回路装置10を介してGND側に放電される。この結果、集積回路装置10が誤動作して、表示パネル8の表示状態が異常状態になるなどの事態が生じる。具体的には、集積回路装置10が含むロジック回路ブロックと、電源回路ブロックとの間では、電圧調整データが通信される。従って、ESD等により通信信号にノイズが乗ると、誤った電圧調整データが電源回路ブロックのレジスタに対して書き込まれて、誤動作が生じる。特に、ロジック回路ブロックと電源回路ブロックの間の距離が長いと、通信信号にノイズが乗りやすくなり、誤動作を生じやすくなる。
2.電源回路ブロックの誤動作防止
図2(A)に本実施形態の集積回路装置が含むロジック回路ブロック20(広義には第Kの回路ブロック)、電源回路ブロック30(広義には第Lの回路ブロック)の例を示す。
ロジック回路ブロック20は集積回路装置内の回路ブロックを制御するための回路である。このロジック回路ブロック20は例えばゲートアレイ(G/A)などの自動配置配線により形成できる。具体的にはロジック回路ブロック20はアドレス信号A3〜A0とデータ信号D7〜D0を出力する。またデータ信号D7〜D0を取り込むためのラッチ信号LATも出力する。なおロジック回路ブロック20がラッチ信号LATを出力せずに、電源回路ブロック30が、自身のクロックによりアドレス信号A3〜A0、データ信号D7〜D0を取り込むようにする変形実施も可能である。またロジック回路ブロック20がデータ信号D7〜D0の有効、無効を示すためのイネーブル信号を出力するようにしてもよい。
電源回路ブロック30はロジック回路ブロック20により制御されて電源電圧を生成する。具体的には、入力電源電圧や内部電源電圧を、昇圧用キャパシタや昇圧用トランジスタを用いてチャージポンプ方式で昇圧して、電源電圧を生成する。この電源回路ブロック30は、図2(B)に示すように、1次〜4次昇圧回路31〜34、レギュレータ回路35、VCOM生成回路36、制御回路40を含むことができる。ここで1次〜4次昇圧回路31〜34は、1次〜4次昇圧トランジスタを含み、1次〜4次の昇圧動作を行う。レギュレータ回路35は昇圧電圧のレベル調整を行う。VCOM生成回路36は、表示パネルの対向電極に供給するVCOM電圧を生成して出力する。制御回路40は電源回路ブロック30の制御を行う。
制御回路40は、レジスタ部42、アドレスデコーダ44を含む。レジスタ部42は複数のレジスタR0〜RIを有する。そしてロジック回路ブロック20からのアドレス信号A3〜A0のレジスタアドレスで指定されるレジスタに対して、ロジック回路ブロック20からのデータ信号D7〜D0で設定される電圧調整データ(広義には調整データ)が書き込まれる。アドレスデコーダ44は、ロジック回路ブロック20からのアドレス信号をデコードし、アドレス信号に対応するレジスタアドレス信号を出力する。なお電源回路ブロック30は図2(B)の構成に限定されず、例えばチャージポンプ方式以外の方式で電源電圧を生成する回路であってもよい。
次に、図3の電位関係図を用いて電源回路ブロック30の動作について説明する。1次昇圧回路31は、図3に示すように、昇圧用基準電源電圧VDD2と接地電源電圧VSSの間の電圧を正方向に昇圧し、1次昇圧電圧である電源電圧VOUTを生成する。2次昇圧回路32は、基準電源電圧VDD2と接地電源電圧VSSの間の電圧を負方向に昇圧し、VSSよりも低電位の2次昇圧電圧である電源電圧VOUTMを生成する。3次昇圧回路33は、選択入力された電源電圧VDC31と接地電源電圧VSSの間の電圧を負方向に昇圧し、走査ドライバ用の負電源電圧VEE(ゲートオフ電圧)を生成する。4次昇圧回路34は、選択入力された電源電圧VDC41と電源電圧VEEの間の電圧を正方向に昇圧し、電源電圧VDDHG(ゲートオン電圧)を生成する。
レギュレータ回路35は、基準電源電圧VDD2の電位を調整(降圧)して、電源電圧VDD、VDDRL、VOSCを生成する。ここでVDD、VDDRL、VSOCは、各々、ロジック電源電圧、最小階調電圧、発振用電源電圧である。またレギュレータ回路35は、1次昇圧により得られた電源電圧VOUTの電位を調整して、電源電圧VDDHS、VREG、VDDRHを生成する。ここでVDDHS、VREG、VDDRHは、各々、データドライバ用電源電圧、基準電圧、最大階調電圧である。
図4(A)にアドレス信号A3〜A0、データ信号D7〜D0、ラッチ信号LATの信号波形例を示す。図4(A)に示すようにロジック回路ブロック20は、有効なデータ信号D7〜D0が出力されるデータ有効期間TA以外の期間TBでは、(Fh)=(1111)のビットパターン(広義には第1のビットパターン)のアドレス信号A3〜A0を出力する。即ち全てのビットが「1」(広義には第1の論理レベル)になるビットパターンのアドレス信号A3〜A0を出力する。なお「h」はヘキサ表示を意味する。
一方、ロジック回路ブロック20は、データ有効期間TAでは、レジスタ部42のレジスタR0〜RIのレジスタアドレスに対応するアドレス信号A3〜A0と、レジスタR0〜RIに書き込まれる電圧調整データに対応するデータ信号D7〜D0を出力する。またデータ信号D7〜D0を取り込むためのラッチ信号LATを出力する。即ちレジスタ部42では、ラッチ信号LAT(LATの立ち下がりエッジ)に基づいて、レジスタR0〜RIのうちアドレス信号A3〜A0のレジスタアドレスで指定されるレジスタに対して、データ信号D7〜D0の電圧調整データが書き込まれる。
図4(B)にレジスタ部42のレジスタマップを示す。このレジスタマップでは、アドレス信号A3〜A0のレジスタアドレス(0h)=(0000)、(1h)=(0001)、(2h)=(0010)・・・には、レジスタR0、R1、R2・・・がマッピングされている。そしてレジスタアドレス(0h)、(1h)、(2h)・・・にマッピングされるレジスタR0、R1、R2・・・に対して、データ信号D7〜D0で設定される電圧調整データDARO、DAR1、DAR2・・・が書き込まれる。例えばDARO、DAR1、DAR2は、図3の電位関係図に示すように、電源回路ブロック30が生成する電源電圧VDDHS、VCOMH、VDDRHの電圧調整データ(電圧設定データ、電子ボリュームデータ)になる。
具体的には集積回路装置の外部の処理部(CPU、MPU)は、電圧調整コマンドを発行すると共に、電圧調整データとなるパラメータを集積回路装置に出力する。すると、これを受けたロジック回路ブロック20は、そのパラメータに対応する電圧調整データを、アドレス信号A3〜A0とデータ信号D7〜D0を用いて、レジスタ部42のレジスタR0〜RIに書き込む。これにより、電圧回路ブロック30が生成する電源電圧のレベルを外部から調整できるようになり、表示パネルの表示品質を向上できる。
ところで、前述の図1(A)に示すような静電気電圧が表示パネル等に印加されると、図5のA1に示すようなノイズが期間TBにおいてラッチ信号LATに乗る可能性がある。すると、データ有効期間TA以外の期間TBにおいて、レジスタアドレス(Fh)のレジスタに対して、有効ではないデータ信号D7〜D0の電圧調整データが書き込まれてしまうおそれがある。そうすると、図3の電位関係図では意図していなかった電源電圧が生成されてしまう。これにより、集積回路装置が誤動作したり、表示パネルの表示状態が異常状態になるなどの事態を招く。特に、ロジック回路ブロック20と、電源回路ブロック30の間の距離が長いと、通信信号にノイズが乗りやすくなり、誤動作を生じやすくなる。
そこで本実施形態では図4(B)に示すように、レジスタ部42のレジスタマップでは、(Fh)のビットパターン(第1のビットパターン)のアドレス信号に対応するレジスタアドレスに対しては、レジスタ部42のレジスタをマッピングしないようにする。そして(Fh)のレジスタアドレス以外のレジスタアドレス(0h)、(1h)、(2h)・・・(Eh)に対して、電圧調整データが書き込まれるレジスタR0、R1、R2・・・RIをマッピングする。具体的には、アドレス信号A3〜A0のレジスタアドレスが(Fh)である場合には、図2(B)のアドレスデコーダ44は有効なレジスタアドレス信号を出力しない。またデータ保持部42のレジスタは、データ信号D7〜D0に対応する電圧調整データを保持しない。
このようにすれば、期間TBにおいて図5のA1に示すようなノイズがラッチ信号LAT等に乗った場合にも、レジスタアドレス(Fh)にはレジスタがマッピングされていないため、誤った電圧調整データがレジスタに書き込まれることはない。従って、静電気電圧の印加により集積回路装置10が誤動作したり表示パネルの表示状態が異常状態になるなどの事態を防止でき、ESDイミュニティの耐圧が高い集積回路装置や電子機器を提供できる。
なお、レジスタ部42においてレジスタをマッピングしないレジスタアドレスは、図4(B)のような(Fh)=(1111)には限定されない。例えば図6(A)に示すように、アドレス信号の全てのビットが「0」(広義には第2の論理レベル)になるビットパターンのレジスタアドレス(0h)=(0000)であってもよい。即ち、全てのビットが「1」又は「0」(第1の論理レベル又は第2の論理レベル)になるビットパターンのアドレス信号に対応するレジスタアドレスに対しては、レジスタをマッピングせずに、それ以外のレジスタアドレスに対してレジスタをマッピングすればよい。また、レジスタをマッピングしないレジスタアドレスは、図4(A)の期間TBで出力されるアドレス信号A3〜A0のレジスタアドレスである必要は必ずしも無い。
また静電気電圧の印加によりアドレス信号A3〜A0自体にノイズが乗ると、図4(B)、図6(A)のようなマッピング手法を用いても、誤った電源調整データが書き込まれてしまうおそれがある。例えば図4(B)のようにレジスタアドレス(Fh)に対してレジスタをマッピングしないようにしたとする。この場合でも、図5のA1のタイミングでラッチ信号LATのみならずアドレス信号のビットにもノイズが乗り、例えば(7h)=(0111)のアドレス信号になってしまうと、レジスタアドレス(7h)にマッピングされるレジスタに対して、誤った電圧調整データが書き込まれてしまう。
このような誤書き込みを防止するためには、Nビットのアドレス信号のビットのうち「1」又は「0」(第1の論理レベル又は第2の論理レベル)になるビットの数が[J/2]−1([X]はXを越えない整数)以下になるレジスタアドレスに対しては、レジスタをマッピングせずに、それ以外のレジスタアドレスに対してレジスタをマッピングすればよい。
例えば図6(B)ではアドレス信号A3〜A0のビット数はJ=4ビットである。この場合には、アドレス信号A3〜A0のビットのうち「1」又は「0」のビットの数が[J/2]−1=1以下になるレジスタアドレスに対しては、レジスタをマッピングしない。即ち「1」のビットの数が1以下になるレジスタアドレス「0h]、「1h」、「2h」、「4h」、「8h」・・・や、「0」のビットの数が1以下になるレジスタアドレス「7h」、「Fh」・・・に対しては、レジスタをマッピングしない。こうすれば、図5のA1で、アドレス信号A3〜A0にノイズが乗り、例えば(7h)のアドレス信号になったとしても、レジスタアドレス(7h)にはレジスタがマッピングされていないため、誤った電圧調整データが書き込まれてしまう事態を防止できる。
3.レジスタ部、アドレスデコーダの構成
図7にレジスタ部42、アドレスデコーダ44の構成例を示す。アドレスデコーダ44は、ロジック回路ブロック20からのアドレス信号A3〜A0をデコードし、アドレス信号に対応するレジスタアドレス信号RA0〜RAIを出力する。なお図7ではレジスタアドレス信号RA0〜RAIは負論理の信号になっている。
レジスタ部42はレジスタR0、R1、R2・・・RIを含む。レジスタR0、R1、R2・・・RIは、各々、DフリップフロップDF07〜DF00、DF17〜DF10、DF27〜DF20・・・DFI7〜DFI0を含む。DフリップフロップDF07〜DF00のデータ端子にはデータ信号D7〜D0が入力される。DF17〜DF10、DF27〜DF20・・・DFI7〜DFI0のデータ端子にも同様にデータ信号D7〜D0が入力される。DフリップフロップDF07〜DF00のクロック端子にはクロック信号CK0が入力される。DF17〜DF10、DF27〜DF20・・・DFI7〜DFI0のクロック端子には、各々、クロック信号CK1、CK2・・・CKIが入力される。なおDフリップフロップDF07〜DF00、DF17〜DF10、DF27〜DF20・・・DFI7〜DFI0のセット端子にはセット信号SETが入力され、リセット端子にはリセット信号RESが入力される。
NOR回路NOR0、NOR1、NOR2・・・NORIの第1の入力端子にはラッチ信号LATが入力され、第2の入力端子には、各々、レジスタアドレス信号RA0、RA1、RA2・・・RAIが入力される。そしてNOR回路NOR0、NOR1、NOR2・・・NORIは、各々、クロック信号CK0、CK1、CK2・・・CKIを出力する。
図7に示すように、レジスタ部42では、ロジック回路ブロック20からのラッチ信号LATに基づいて、レジスタR0〜RIのうち、アドレスデコーダ44からのレジスタアドレス信号RA0〜RAIがアクティブ(Lレベル)となっているレジスタに対して、電圧調整データが書き込まれる。例えばレジスタアドレス信号RA0がアクティブ(Lレベル)になると、ラッチ信号LATの立ち下がりエッジで、データ信号D7〜D0により設定される電圧調整データがレジスタR0に書き込まれる。またレジスタアドレス信号RA1がアクティブ(Lレベル)になると、ラッチ信号LATの立ち下がりエッジで、データ信号D7〜D0により設定される電圧調整データがレジスタR1に書き込まれる。
そして本実施形態ではアドレスデコーダ44は、アドレス信号A4〜A0が(Fh)のビットパターン以外のアドレス信号である場合に、アクティブのレジスタアドレス信号をレジスタ部42に出力する。即ちA4〜A0が、(Fh)のビットパターンのアドレス信号である場合には、アドレスデコーダ44はアクティブのレジスタアドレス信号を出力しない。またレジスタ部42のDフリップフロップもデータ信号D7〜D0の電圧調整データを保持しない。一方、A4〜A0が、(Fh)のビットパターン以外のアドレス信号である場合、即ち(0h)、(1h)、(2h)・・・(Eh)のビットパターンのアドレス信号である場合には、アクティブのレジスタアドレス信号RA0、RA1、RA2・・・RAIを出力する。このように図7のレジスタ部42では、(Fh)のビットパターンのアドレス信号に対応するレジスタアドレス以外のレジスタアドレスに対して、レジスタがマッピングされている。
4.階調電圧生成回路ブロックの誤動作防止
本実施形態において誤動作を防止する回路ブロックは電源回路ブロックに限定されない。例えば図8(A)では、集積回路装置が、ロジック回路ブロック20と階調電圧生成回路ブロック50(広義には第Lの回路ブロック)を含む。階調電圧生成回路ブロック50は、ロジック回路ブロック20により制御されて階調電圧を生成する。
図8(B)に、階調電圧生成回路ブロック50が含むレジスタ部52のレジスタマップを示す。このレジスタ部52のレジスタマップでは(Fh)のビットパターン(第1のビットパターン)のアドレス信号に対応するレジスタアドレス以外のレジスタアドレス(0h)、(1h)、(2h)・・・(Eh)に対して、階調調整データが書き込まれるレジスタR0、R1、R2・・・RIがマッピングされる。即ち、全てのビットが「1」又は「0」になるビットパターンのアドレス信号に対応するレジスタアドレス以外のレジスタアドレスに対して、レジスタがマッピングされる。或いはNビットのアドレス信号のビットのうち「1」又は「0」になるビットの数が[J/2]−1以下になるレジスタアドレス以外のレジスタアドレスに対して、レジスタをマッピングしてもよい。
図9に階調電圧生成回路ブロック50の構成例を示す。振幅調整レジスタ300、傾き調整レジスタ302、微調整レジスタ304には、階調特性の調整データが設定される。この調整データの設定(書き込み)はロジック回路ブロック20により行われる。例えば振幅調整レジスタ300に調整データを設定することで、階調電圧の振幅調整が可能になる。また傾き調整レジスタ302に調整データを設定することで、階調特性の傾き調整が可能になる。即ち傾き調整レジスタ302に設定される4ビットの調整データVRP3に基づいて、ラダー抵抗を構成する抵抗素子RL12の抵抗値が変化し、傾き調整が可能になる。VRP2〜VRP0についても同様である。また微調整レジスタ304に調整データを設定することで、階調特性の微調整が可能になる。即ち微調整レジスタ304に設定される3ビットの調整データVP8に基づいて、8to1セレクタ318が、抵抗素子RL11の8個のタップのうちから1つのタップを選択し、選択されたタップの電圧をVOP8として出力する。これにより階調特性の微調整が可能になる。VP7〜VP1についても同様である。
階調アンプ部320は、8to1セレクタ311〜318の出力VOP1〜VOP8やVDDH、VSSHに基づいて、階調電圧V0〜V63を出力する。具体的には階調アンプ部320は、VOP1〜VPOP8が入力される第1〜第8のインピーダンス変換回路(ボルテージフォロワ接続された演算増幅器)を含む。そして例えば第1〜第8のインピーダンス変換回路のうちの隣り合うインピーダンス変換回路の出力電圧を抵抗分割することで、階調電圧V1〜V62が生成される。
本実施形態によれば、図5の期間TBにおいてA1に示すようなノイズがラッチ信号LAT等に乗った場合にも、レジスタアドレス(Fh)にはレジスタ部52のレジスタはマッピングされていないため、誤った階調調整データがレジスタに書き込まれることはない。従って、静電気電圧の印加により集積回路装置10が誤動作したり表示パネルの表示状態が異常状態になるなどの事態を防止でき、ESDイミュニティの耐圧が高い集積回路装置や電子機器を提供できる。
5.誤動作防止回路
図10(A)では、回路ブロック60と回路ブロック90の間に誤動作防止回路70が設けられている。ここで回路ブロック60はロジック回路ブロック20等であり、回路ブロック90は電源回路ブロック30や階調電圧生成回路ブロック50等である。なお誤動作防止回路70を回路ブロック60や90に含ませてもよい。
図10(B)に示すように、回路ブロック60は、イネーブル信号ENBがLレベル(第1の電圧レベル)である場合には、(Fh)のビットパターンのアドレス信号と、非有効なデータ信号D7〜D0を出力する。一方、信号ENBがHレベル(第2の電圧レベル)である場合には、有効なデータ信号D7〜D0を出力する。
そして図10(B)に示すように誤動作防止回路70は、期間T1、T2では、電源VDDC(VDD2)により電圧レベルが設定されるアドレス信号PA3〜PA0を回路ブロック90に出力する。具体的には信号PA3〜PA0の信号レベルの組み合わせが(1111)=(Fh)となるアドレス信号を出力する。一方、誤動作防止回路70は、期間T3では、回路ブロック60からのアドレス信号A3〜A0に応じたアドレス信号PA3〜PA0を回路ブロック90に出力する。具体的には信号A3〜A0をバッファリングして信号PA3〜PA0として回路ブロック90に出力する。
このようにすれば、ESD等の印加時に電源にノイズが乗った場合にも、誤動作防止回路70のアドレス信号PA3〜PA0の電圧レベルは電源VDDCの電圧レベルに維持される。従って、外来サージ等のノイズにより調整データの誤書き込み等が行われる事態を防止でき、ESDイミュニティの耐圧を向上できる。
また図10(A)では、誤動作防止回路70に供給される電源VDDC(VDD2)は、回路ブロック60(ロジック回路ブロック)に供給される電源(VDD)とは異なる電源になっている。従ってESDにより電源にノイズが乗った場合にも、アドレス信号PA3〜PA0を、電源VDDCの安定した電圧レベルに設定でき、誤動作の防止を更に確実なものにできる。
図11に誤動作防止回路70の詳細な構成例を示す。誤動作防止回路70は信号処理回路82、セレクタ84を含む。信号処理回路82は、イネーブル信号ENBを受け、信号ENBに対して信号遅延処理やフィルタ処理を施した信号を、第2のイネーブル信号ENB2として出力する。具体的には、信号ENBの立ち上がりエッジに対してのみ信号遅延処理を行い、信号ENB2を生成する。或いは、信号ENBの立ち上がり及び立ち下がりの両方エッジに対して信号遅延処理を行い、信号ENB2を生成してもよい。なお、信号処理回路82は、信号遅延処理とフィルタ処理の一方のみを行ってもよいし、両方を行ってもよい。例えば信号処理回路82は、信号遅延回路(信号遅延&フィルタ回路)であってもよいし、抵抗素子やキャパシタにより実現されるフィルタ回路であってもよい。
セレクタ84は、その第1の入力に電源VDDCの電圧レベルが入力され、その第2の入力に回路ブロック60からのアドレス信号A3〜A0が入力される。そしてイネーブル信号ENB2に基づいて第1、第2の入力のいずれかを選択してアドレス信号PA3〜PA0を出力する。例えば図10(B)の期間T1、T2では信号ENB2がLレベル(第1の電圧レベル)になっており、セレクタ34の第1の入力が選択される。従ってセレクタ34は、電源VDDCの電圧レベルに設定されたアドレス信号PA3〜PA0を出力する。
一方、期間T3では信号ENB2がHレベル(第2の電圧レベル)になっており、セレクタ84の第2の入力が選択される。従ってセレクタ84は、回路ブロック60からのアドレス信号A3〜A0をアドレス信号PA3〜PA0として出力する。このようにすれば、外来サージ等により誤った信号が回路ブロック90に入力されて誤動作が生じるのを防止できる。
なお図12(A)に示すように、データ信号D7〜D0に対して誤動作防止回路72を設けてもよい。この場合には誤動作防止回路72は、期間T1、T2では、電源VDDCにより電圧レベルが設定されるデータ信号PD7〜PD0を回路ブロック90に出力し、期間T3では、回路ブロック60からのデータ信号D7〜D0に応じたデータ信号PD7〜PD0を回路ブロック90に出力する。或いは図12(B)に示すように、アドレス信号A3〜A0とデータ信号D7〜D0の両方に誤動作防止回路70、72を設けてもよい。
6.集積回路装置の回路構成例
図13に本実施形態の集積回路装置が表示ドライバである場合の詳細な回路構成例を示す。表示パネル512は、複数のデータ線(ソース線)と、複数の走査線(ゲート線)と、データ線及び走査線により特定される複数の画素を有する。そして各画素領域における電気光学素子(狭義には、液晶素子)の光学特性を変化させることで、表示動作を実現する。この表示パネル512は、TFT、TFDなどのスイッチング素子を用いたアクティブマトリクス方式のパネルにより構成できる。なお表示パネル512は、アクティブマトリクス方式以外のパネルであってもよいし、液晶パネル以外のパネル(有機ELパネル等)であってもよい。
メモリ520(RAM)は画像データを記憶する。メモリセルアレイ522は複数のメモリセルを含み、少なくとも1フレーム(1画面)分の画像データ(表示データ)を記憶する。このメモリ520は、ローアドレスデコーダ524(MPU/LCDローアドレスデコーダ)、カラムアドレスデコーダ526(MPUカラムアドレスデコーダ)、ライト/リード回路528(MPUライト/リード回路)を含む。
ロジック回路540は、表示タイミングやデータ処理タイミングを制御するための表示制御信号を生成する。このロジック回路540は例えばゲートアレイ(G/A)などの自動配置配線により形成できる。制御回路542は各種制御信号を生成したり、装置全体の制御を行う。表示タイミング制御回路544は表示タイミングの制御信号を生成し、メモリ520から表示パネル512側への画像データの読み出しを制御する。ホスト(MPU)インターフェース回路546は、ホストからのアクセス毎に内部パルスを発生してメモリ520にアクセスするホストインターフェースを実現する。RGBインターフェース回路548は、ドットクロックにより動画のRGBデータをメモリ520に書き込むRGBインターフェースを実現する。
データドライバ550は、表示パネル512のデータ線を駆動するためのデータ信号を生成する回路である。具体的にはデータドライバ550は、メモリ520から画像データである階調データを受け、階調電圧生成回路610から複数(例えば64段階)の階調電圧(基準電圧)を受ける。そして、これらの複数の階調電圧の中から、階調データに対応する電圧を選択して、データ信号(データ電圧)として表示パネル512の各データ線に出力する。
走査ドライバ570は表示パネルの走査線を駆動するための走査信号を生成する回路である。具体的には、内蔵するシフトレジスタにおいて信号(イネーブル入出力信号)を順次シフトし、このシフトされた信号をレベル変換した信号を、走査信号(走査電圧)として表示パネル512の各走査線に出力する。なお走査ドライバ570に、走査アドレス生成回路やアドレスデコーダを含ませ、走査アドレス生成回路が走査アドレスを生成して出力し、アドレスデコーダが走査アドレスのデコード処理を行うことで、走査信号を生成してもよい。
電源回路590は各種の電源電圧を生成する回路であり、階調電圧生成回路(γ補正回路)610は階調電圧を生成する回路である。
7.細長の集積回路装置
図14に集積回路装置10の配置例を示す。この集積回路装置10は、D1方向に沿って配置される第1〜第Nの回路ブロックCB1〜CBN(Nは2以上の整数)を含む。また集積回路装置10は、第1〜第Nの回路ブロックCB1〜CBNのD2方向側に辺SD4に沿って設けられる出力側I/F領域12(広義には第1のインターフェース領域)を含む。また第1〜第Nの回路ブロックCB1〜CBNのD4方向側に辺SD2に沿って設けられる入力側I/F領域14(広義には第2のインターフェース領域)を含む。より具体的には、出力側I/F領域12(第1のI/O領域)は、回路ブロックCB1〜CBNのD2方向側に、例えば他の回路ブロック等を介さずに配置される。また入力側I/F領域14(第2のI/O領域)は、回路ブロックCB1〜CBNのD4方向側に、例えば他の回路ブロック等を介さずに配置される。即ち少なくともデータドライバブロックが存在する部分において、D2方向において1つの回路ブロック(データドライバブロック)だけが存在する。なお集積回路装置10をIP(Intellectual Property)コアとして用いて他の集積回路装置に組み込む場合等には、I/F領域12、14の少なくとも一方を設けない構成とすることもできる。
出力側(表示パネル側)I/F領域12は、表示パネルとのインターフェースとなる領域であり、パッドや、パッドに接続される出力用トランジスタ、保護素子などの種々の素子を含む。具体的には、データ線へのデータ信号や走査線への走査信号を出力するための出力用トランジスタなどを含む。なお表示パネルがタッチパネルである場合等には、入力用トランジスタを含んでもよい。
入力側(ホスト側)I/F領域14は、ホスト(MPU、画像処理コントローラ、ベースバンドエンジン)とのインターフェースとなる領域であり、パッドや、パッドに接続される入力用(入出力用)トランジスタ、出力用トランジスタ、保護素子などの種々の素子を含むことができる。具体的には、ホストからの信号(デジタル信号)を入力するための入力用トランジスタやホストへの信号を出力するための出力用トランジスタなどを含む。
なお、短辺である辺SD1、SD3に沿った出力側又は入力側I/F領域を設けるようにしてもよい。また外部接続端子となるバンプ等は、I/F(インターフェース)領域12、14に設けてもよいし、それ以外の領域(第1〜第Nの回路ブロックCB1〜CBN)に設けてもよい。I/F領域12、14以外の領域に設ける場合には、金バンプ以外の小型バンプ技術(樹脂をコアとするバンプ技術など)を用いることで実現される。
また第1〜第Nの回路ブロックCB1〜CBNは、少なくとも2つ(或いは3つ)の異なる回路ブロック(異なる機能を持つ回路ブロック)を含むことができる。集積回路装置10が表示ドライバである場合を例にとれば、回路ブロックCB1〜CBNは、データドライバ、メモリ、走査ドライバ、ロジック回路、階調電圧生成回路、電源回路のブロックの少なくとも2つを含むことができる。更に具体的には回路ブロックCB1〜CBNは、少なくともデータドライバ、ロジック回路のブロックを含むことができ、更に階調電圧生成回路のブロックを含むことができる。またメモリ内蔵タイプの場合には更にメモリのブロックを含むことができる。
図15に集積回路装置10の平面レイアウトの詳細例を示す。図15において、第1〜第Nの回路ブロックCB1〜CBNは、第1〜第4のメモリブロックMB1〜MB4(広義には第1〜第Iのメモリブロック。Iは2以上の整数)を含む。また第1〜第4のメモリブロックMB1〜MB4の各々に対して、D1方向に沿ってその各々が隣接して配置される第1〜第4のデータドライバブロックDB1〜DB4(広義には第1〜第Iのデータドライバブロック)を含む。具体的にはメモリブロックMB1とデータドライバブロックDB1がD1方向に沿って隣接して配置され、メモリブロックMB2とデータドライバブロックDB2がD1方向に沿って隣接して配置される。そしてデータドライバブロックDB1がデータ線を駆動するために用いる画像データ(表示データ)は、隣接するメモリブロックMB1が記憶し、データドライバブロックDB2がデータ線を駆動するために用いる画像データは、隣接するメモリブロックMB2が記憶する。
なお本実施形態の集積回路装置10のレイアウト配置は図15に限定されない。例えばメモリブロックやデータドライバブロックのブロック数を2、3或いは5以上にしてもよいし、メモリブロックやデータドライバブロックをブロック分割しない構成にしてもよい。またメモリブロックとデータドライバブロックが隣接しないようにする変形実施も可能である。またメモリブロック、走査ドライバブロック、電源回路ブロック又は階調電圧生成回路ブロックなどを設けない構成としてもよい。また回路ブロックCB1〜CBNと出力側I/F領域12や入力側I/F領域14の間に、D2方向での幅が極めて狭い回路ブロック(WB以下の細長回路ブロック)を設けてもよい。また回路ブロックCB1〜CBNが、異なる回路ブロックがD2方向に多段に並んだ回路ブロックを含んでもよい。例えば走査ドライバ回路と電源回路を1つの回路ブロックとした構成としてもよい。
図16(A)に、集積回路装置10のD2方向に沿った断面図の例を示す。ここでW1、WB、W2は、各々、出力側I/F領域12、回路ブロックCB1〜CBN、入力側I/F領域14のD2方向での幅である。この幅W1、WB、W2は、各々、出力側I/F領域12、回路ブロックCB1〜CBN、入力側I/F領域14のトランジスタ形成領域(バルク領域、アクティブ領域)の幅(最大幅)であり、バンプの形成領域は含まない。またWは集積回路装置10のD2方向での幅である。
本実施形態では図16(A)に示すように、D2方向において、回路ブロックCB1〜CBNと出力側、入力側I/F領域12、14との間に他の回路ブロックが介在しない構成にできる。従って、W1+WB+W2≦W<W1+2×WB+W2とすることができる。或いは、W1+W2<WBが成り立つため、W<2×WBとすることもできる。
一方、図16(B)の配置手法では、2以上の複数の回路ブロックがD2方向に沿って配置される。具体的にはデータドライバブロックとメモリブロックがD2方向に沿って配置される。
例えば図16(B)においてホスト側からの画像データはメモリブロックに書き込まれる。そしてデータドライバブロックは、メモリブロックに書き込まれたデジタルの画像データをアナログのデータ電圧に変換して、表示パネルのデータ線を駆動する。従って画像データの信号の流れはD2方向である。このため図16(B)では、この信号の流れに合わせて、メモリブロックとデータドライバブロックをD2方向に沿って配置している。
ところが図16(B)の配置手法には以下のような課題がある。
第1に、表示ドライバなどの集積回路装置では、低コスト化のためにチップサイズの縮小が要求される。ところが、微細プロセスを採用し、集積回路装置を単純にシュリンクしてチップサイズを縮小すると、短辺方向のみならず長辺方向も縮小されてしまい、狭ピッチのために実装が困難になる。
第2に、表示ドライバでは、表示パネルの種類(アモルファスTFT、低温ポリシリコンTFT)や画素数(QCIF、QVGA、VGA)や製品の仕様などに応じて、メモリやデータドライバの構成が変わる。従って図16(B)の配置手法では、ある製品ではパッドピッチとメモリのセルピッチとデータドライバのセルピチが一致していたとしても、メモリやデータドライバの構成が変わると、これらのピッチが一致しなくなる。ピッチが一致しなくなると、回路ブロック間に、ピッチの不一致を吸収するための無駄な配線領域を形成しなければならなくなる。この結果、集積回路装置のD2方向での幅が大きくなり、チップ面積が増加し、コスト増を招く。一方、このような事態を避けるために、パッドピッチとセルピッチが揃うようにメモリやデータドライバのレイアウトを変更すると、開発期間が長期化し、結局、コスト増を招く。
これに対して図14、図15の配置手法では複数の回路ブロックCB1〜CBNがD1方向に沿って配置される。また図16(A)では、パッド(バンプ)の下にトランジスタ(回路素子)を配置できる(能動面バンプ)。また回路ブロック内の配線であるローカル配線よりも上層(パッドよりも下層)で形成されるグローバル配線により、回路ブロック間や、回路ブロックとI/F領域間等での信号線を形成できる。従って、集積回路装置10のD1方向での長さを維持したままで、D2方向での幅Wを狭くでき、スリムな細長チップを実現できる。
また図14、図15の配置手法では回路ブロックCB1〜CBNがD1方向に沿って配置されるため、製品の仕様変更等に容易に対応できる。即ち共通のプラットフォームを用いて様々な仕様の製品を設計できるため、設計効率を向上できる。例えば図15において、表示パネルの画素数や階調数が増減した場合にも、メモリブロックやデータドライバブロックのブロック数や、1水平走査期間での画像データの読み出し回数等を増減するだけで対応できる。また図15はメモリ内蔵のアモルファスTFTパネル用の例であるが、メモリ内蔵の低温ポリシリコンTFTパネル用の製品を開発する場合には、回路ブロックCB1〜CBNの中から走査ドライバブロックを取り除くだけで済む。またメモリ非内蔵の製品を開発する場合には、メモリブロックを取り除けば済む。そしてこのように仕様に合わせて回路ブロックを取り除いても、それが他の回路ブロックに及ぼす影響が最小限に抑えられるため、設計効率を向上できる。
また図14、図15の配置手法では、各回路ブロックCB1〜CBNのD2方向での幅(高さ)を、例えばデータドライバブロックやメモリブロックの幅(高さ)に統一できる。そして各回路ブロックのトランジスタ数が増減した場合には、各回路ブロックのD1方向での長さを増減することで調整できるため、設計を更に効率化できる。例えば図15において、階調電圧生成回路ブロックや電源回路ブロックの構成が変更になり、トランジスタ数が増減した場合にも、階調電圧生成回路ブロックや電源回路ブロックのD1方向での長さを増減することで対応できる。
8.ロジック回路ブロック、電源回路ブロックの配置
本実施形態では図17に示すように、回路ブロックCB1〜CBNが、電源電圧の調整データの設定を行うロジック回路ブロックLB(広義には第Kの回路ブロック)と、設定された調整データに基づいて電源電圧を生成する電源回路ブロックPB(広義には第Lの回路ブロック。1≦K<L≦N)を含む。また図17では、ロジック回路ブロックLBと電源回路ブロックPBの間に、データ線を駆動するための複数のデータドライバブロックDB1、DB2等が配置される。
図17の配置によれば、データドライバブロックDB1、DB2等を集積回路装置の中央付近に集中して配置できるようになるため、DB1、DB2等からのデータ信号の出力線を、出力側I/F領域12において効率良く配線できる。従って、出力側I/F領域12や入力側I/F領域14での配線効率や配置効率を向上でき、集積回路装置のD2方向での幅Wを小さくでき、スリムな細長の集積回路装置を実現できる。
ところで、図17のようにロジック回路ブロックLB、電源回路ブロックPBを配置すると、LBとPBの間の距離が離れてしまう。特に図14、図15の配置手法を採用すると、集積回路装置の長辺方向(D1方向)の長さLDは15mm<LD<27mmとなり、非常にスリムで細長のチップになる。従って、ロジック回路ブロックLB、電源回路ブロックPB間の距離は非常に離れてしまう。
そして、このようにロジック回路ブロックLB、電源回路ブロックPB間の距離が離れると、これらのブロックを接続する電源電圧調整用の信号線(A3〜A0、D7〜D0、LAT)の長さも長くなる。従って、ESD等のノイズにより誤った調整データが電源回路ブロックPBのレジスタに書き込まれる可能性が高くなる。
この点、本実施形態では、図4(B)等で説明したように、(Fh)のビットパターンのアドレス信号に対応するレジスタアドレス以外のレジスタアドレスに対して、電圧調整データが書き込まれるレジスタがマッピングされる。或いは図10(A)のように、回路ブロック60であるロジック回路ブロックLBと、回路ブロック90である電源回路ブロックPBの間に、誤動作防止回路70を設けることもできる。従って、図17に示すようにロジック回路ブロックLBと電源回路ブロックPBを距離を離して配置した場合にも、ESD等のノイズによる調整データの誤書き込みを防止できる。
また図17では、データドライバブロックDB1、DB2等は、電源回路ブロックPBとロジック回路ブロックLBの間に配置される。また図17では、集積回路装置の両端に走査ドライバブロックSB1、SB2が配置される。即ちロジック回路ブロックLBのD1方向側に走査ドライバブロックSB1が配置され、電源回路ブロックPBのD3方向側に走査ドライバブロックSB2が配置される。
そしてこのように集積回路装置の両端に走査ドライバブロックSB1、SB2を配置した場合には、走査信号が出力される走査ドライバ用パッドについても、集積回路装置の両端に配置することが、配線効率を考慮すると望ましい。一方、データドライバブロックDB1、DB2等は、集積回路装置の中央付近に配置される。従って、データ信号が出力されるデータドライバ用パッドについては、集積回路装置の中央付近に配置することが、配線効率を考慮すると望ましい。
このため図17では、走査ドライバ用パッドの配置領域を出力側I/F領域12の両端に設け、これらの走査ドライバ用パッド配置領域の間に、データドライバ用パッドの配置領域を設けている。こうすることで、走査ドライバブロックSB1、SB2の出力線やデータドライバブロックDB1、DB2の出力線を、走査ドライバ用パッド配置領域のパッドやデータドライバ用パッド配置領域のパッドに対して、効率良く接続できる。
特に図17では、回路面積が大きい電源回路ブロックPBやロジック回路ブロックLBを、データドライバブロックDB1、DB2等の両側に配置している。このようにすれば、これらの回路面積が大きい電源回路ブロックPBやロジック回路ブロックLBのD2方向側の空き領域(B1、B2に示す領域)を有効活用して、走査ドライバ用パッド配置領域を形成できる。従って、出力側I/F領域12での配線効率を向上でき、集積回路装置のD2方向での幅Wを小さくでき、スリムな細長の集積回路装置を実現できる。
図18に、走査ドライバブロックSB2と電源回路ブロックPBの付近の詳細なレイアウトを示す。図18では、走査ドライバブロックSB2の走査ドライバ出力線GLS2(走査ドライバ用グローバル線)が、電源回路ブロックPB上を、走査ドライバブロックSB2から、出力側I/F領域12の走査ドライバ用パッドに対して配線される。
図18において、走査ドライバ用パッドの個数は多く、走査ドライバブロックSB2の出力線の本数も多い。このため走査ドライバ出力線GLS2の配線領域の占有面積も大きくなる。この結果、図18では、電源回路ブロックPB上に、走査ドライバ出力線GLS2の配線領域が広く形成される。
そして走査ドライバブロックSB2の出力トランジスタは、例えば30Vというような高い電源電圧(HV)で動作する。従って、走査ドライバ出力線GLS2が、図18のように電源回路ブロックPB上に配線されると、走査ドライバ用出力線GLS2の電圧レベルの変化によるノイズや、ESDによるノイズが、寄生のカップリング容量を介して電源回路ブロックPB内の回路(レジスタ部)や信号線に伝達される。この結果、回路が誤動作するなどの問題が生じるおそれがある。
そこで本実施形態では、電源回路ブロックPBにおいて、走査ドライバ用出力線GLS2の下層に、シールド線を配線している。具体的には、走査ドライバ用出力線GLS2が第5のアルミ配線層ALEで形成される場合には、その下層の第4のアルミ配線層ALD等で形成されるシールド線を配線する。
このようなシールド線を配線すれば、走査ドライバ用出力線GLS2の電圧レベルの変化によるノイズが、カップリング容量により電源回路ブロックPB内の回路や信号線に伝達するのが防止される。この結果、電源回路ブロックPBのレジスタ部のレジスタに対して、誤った電源調整データが書き込まれてしまう事態を防止でき、ノイズ耐性を向上できる。
9.電子機器
図19(A)(B)に本実施形態の集積回路装置10を含む電子機器(電気光学装置)の例を示す。なお電子機器は図19(A)(B)に示されるもの以外の構成要素(例えばカメラ、操作部又は電源等)を含んでもよい。また本実施形態の電子機器は携帯電話機には限定されず、デジタルカメラ、PDA、電子手帳、電子辞書、プロジェクタ、リアプロジェクションテレビ、或いは携帯型情報端末などであってもよい。
図19(A)(B)においてホストデバイス410は、例えばMPU、ベースバンドエンジンなどである。このホストデバイス410は、表示ドライバである集積回路装置10の制御を行う。或いはアプリケーションエンジンやベースバンドエンジンとしての処理や、圧縮、伸長、サイジングなどのグラフィックエンジンとしての処理を行うこともできる。また図19(B)の画像処理コントローラ420は、ホストデバイス410に代行して、圧縮、伸長、サイジングなどのグラフィックエンジンとしての処理を行う。
図19(A)の場合には、集積回路装置10としてメモリ内蔵のものを用いることができる。即ちこの場合には集積回路装置10は、ホストデバイス410からの画像データを、一旦内蔵メモリに書き込み、書き込まれた画像データを内蔵メモリから読み出して、表示パネルを駆動する。一方、図19(B)の場合には、集積回路装置10としてメモリ非内蔵のものを用いることができる。即ちこの場合には、ホストデバイス410からの画像データは、画像処理コントローラ420の内蔵メモリに書き込まれる。そして集積回路装置10は、画像処理コントローラ420の制御の下で、表示パネル400を駆動する。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語(第Kの回路ブロック、第Lの回路ブロック、調整データ等)と共に記載された用語(ロジック回路ブロック、電源回路ブロック・階調電圧生成回路ブロック、電圧調整データ・階調調整データ等)は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また集積回路装置や電子機器の構成、配置、動作も本実施形態で説明したものに限定に限定されず、種々の変形実施が可能である。
図1(A)(B)はESDイミュニティの説明図。 図2(A)(B)はロジック回路ブロック、電源回路ブロックの構成例。 電源回路ブロックの動作を説明するための電位関係図。 図4(A)(B)は本実施形態の手法の説明図。 静電気放電による発生するノイズについての説明図。 図6(A)(B)はレジスタアドレスのマッピングの他の例。 アドレスデコーダ、レジスタ部の構成例。 図8(A)(B)はロジック回路ブロック、階調電圧生成回路ブロックの構成例及びレジスタアドレスのマッピング例。 階調電圧生成回路ブロックの詳細な構成例。 図10(A)(B)は回路ブロック間に誤動作防止回路を設ける手法の説明図。 誤動作防止回路の詳細な構成例。 図12(A)(B)はデータ信号に誤動作防止回路を設ける手法の説明図。 集積回路装置である表示ドライバの回路構成例。 集積回路装置の配置例。 集積回路装置の詳細な配置例。 図16(A)(B)は集積回路装置の断面図の例。 ロジック回路ブロック、電源回路ブロックの配置手法の説明図。 電源回路ブロック、走査ドライバブロックのレイアウト例。 図19(A)(B)は電子機器の構成例。
符号の説明
4 静電気印加装置、6 表示モジュール、8 表示パネル、10 集積回路装置、
20 ロジック回路ブロック、30 電源回路ブロック、
31〜34 1次〜4次昇圧回路、35 レギュレータ回路、36 VCOM生成回路、
40 制御回路、42 レジスタ部、44 アドレスデコーダ、
50 階調電圧生成回路ブロック、52 レジスタ部、
60 回路ブロック(第Kの回路ブロック)、70、72 誤動作防止回路、
90 回路ブロック(第Lの回路ブロック)、92 レジスタ部

Claims (15)

  1. アドレス信号とデータ信号を出力するロジック回路ブロックと、
    前記ロジック回路ブロックにより制御されて電源電圧を生成する電源回路ブロックとを含み、
    前記電源回路ブロックは、
    複数のレジスタを有し、前記ロジック回路ブロックからのアドレス信号のレジスタアドレスで指定されるレジスタに対して、前記ロジック回路ブロックからのデータ信号で設定される電圧調整データが書き込まれるレジスタ部を含み、
    前記ロジック回路ブロックは、
    有効なデータ信号が出力されるデータ有効期間以外の期間において、第1のビットパターンのアドレス信号を出力し、
    前記レジスタ部のレジスタマップでは、前記第1のビットパターンのアドレス信号に対応するレジスタアドレス以外のレジスタアドレスに対して、前記電圧調整データが書き込まれるレジスタがマッピングされていることを特徴とする集積回路装置。
  2. 請求項1において、
    前記ロジック回路ブロックは、
    データ信号を取り込むためのラッチ信号を出力し、
    前記電源回路ブロックは、
    前記ロジック回路ブロックからのアドレス信号をデコードし、アドレス信号に対応するレジスタアドレス信号を出力するアドレスデコーダを含み、
    前記レジスタ部では、
    前記ロジック回路ブロックからのラッチ信号に基づいて、前記アドレスデコーダからのレジスタアドレス信号がアクティブとなっているレジスタに対して、前記電圧調整データが書き込まれ、
    前記アドレスデコーダは、前記ロジック回路ブロックからのアドレス信号が前記第1のビットパターン以外のアドレス信号である場合に、アクティブのレジスタアドレス信号を前記レジスタ部に出力することを特徴とする集積回路装置。
  3. アドレス信号とデータ信号を出力するロジック回路ブロックと、
    前記ロジック回路ブロックにより制御されて電源電圧を生成する電源回路ブロックとを含み、
    前記電源回路ブロックは、
    複数のレジスタを有し、前記ロジック回路ブロックからのアドレス信号のレジスタアドレスで指定されるレジスタに対して、前記ロジック回路ブロックからのデータ信号で設定される電圧調整データが書き込まれるレジスタ部を含み、
    前記レジスタ部のレジスタマップでは、全てのビットが第1の論理レベル又は第2の論理レベルになるビットパターンのアドレス信号に対応するレジスタアドレス以外のレジスタアドレスに対して、前記電圧調整データが書き込まれるレジスタがマッピングされていることを特徴とする集積回路装置。
  4. 請求項3において、
    前記レジスタ部のレジスタマップでは、Jビットのアドレス信号のビットのうち第1の論理レベル又は第2の論理レベルになるビットの数が[J/2]−1([X]はXを越えない整数)以下になるレジスタアドレス以外のレジスタアドレスに対して、前記電圧調整データが書き込まれるレジスタがマッピングされていることを特徴とする集積回路装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    データ信号の有効、無効を示すイネーブル信号を出力すると共に、前記イネーブル信号が第1の電圧レベルである第1の期間と、前記イネーブル信号が前記第1の電圧レベルから前記第2の電圧レベルに遷移する期間を含む第2の期間では、第1の電源により電圧レベルが設定されるアドレス信号を前記電源回路ブロックに出力し、前記イネーブル信号が前記第2の電圧レベルとなる第3の期間では、前記ロジック回路ブロックからのアドレス信号に応じたアドレス信号を前記電源回路ブロックに出力する誤動作防止回路を含むことを特徴とする集積回路装置。
  6. 請求項5において、
    前記誤動作防止回路は、
    前記イネーブル信号を受け、前記イネーブル信号に対して信号遅延処理及びフィルタ処理の少なくと一方を施した信号を第2のイネーブル信号として出力する信号処理回路と、
    その第1の入力に前記第1の電源の電圧レベルが入力され、その第2の入力に前記ロジック回路ブロックからのアドレス信号が入力され、前記第2のイネーブル信号に基づいて前記第1、第2の入力のいずれかを選択して、前記ロジック回路ブロックからのアドレス信号に対応するアドレス信号を出力するセレクタとを含むことを特徴とする集積回路装置。
  7. 請求項5又は6において、
    前記第1の電源は、前記ロジック回路ブロックに供給される電源とは異なる電源であることを特徴とする集積回路装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかにおいて、
    集積回路装置の短辺である第1の辺から対向する第3の辺へと向かう方向を第1の方向とし、集積回路装置の長辺である第2の辺から対向する第4の辺へと向かう方向を第2の方向とした場合に、前記第1の方向に沿って配置される第1〜第Nの回路ブロックと、
    前記第1〜第Nの回路ブロックの前記第2の方向側に前記第4の辺に沿って設けられる第1のインターフェース領域と、
    前記第2の方向の反対方向を第4の方向とした場合に、前記第1〜第Nの回路ブロックの前記第4の方向側に前記第2の辺に沿って設けられる第2のインターフェース領域とを含み、
    前記第1〜第Nの回路ブロックは、
    前記電源回路ブロックと、
    前記ロジック回路ブロックと、
    データ線を駆動するための複数のデータドライバブロックを含み、
    前記電源回路ブロックと前記ロジック回路ブロックの間に、前記複数のデータドライバブロックが配置されることを特徴とする集積回路装置。
  9. 請求項8において、
    前記第1の方向の反対方向を第3の方向とした場合に、前記電源回路ブロックの前記第3の方向側に走査ドライバブロックが配置され、
    前記走査ドライバブロックの出力線が、前記電源回路ブロック上を、前記走査ドライバブロックから、前記第1のインターフェース領域に配置される走査ドライバ用パッドに対して配線され、
    前記電源回路ブロックでは、前記走査ドライバブロックの出力線の下層にシールド線が配線されることを特徴とする集積回路装置。
  10. アドレス信号とデータ信号を出力するロジック回路ブロックと、
    前記ロジック回路ブロックにより制御されて階調電圧を生成する階調電圧生成回路ブロックとを含み、
    前記階調電圧生成回路ブロックは、
    複数のレジスタを有し、前記ロジック回路ブロックからのアドレス信号のレジスタアドレスで指定されるレジスタに対して、前記ロジック回路ブロックからのデータ信号で設定される階調調整データが書き込まれるレジスタ部を含み、
    前記ロジック回路ブロックは、
    有効なデータ信号が出力されるデータ有効期間以外の期間において、第1のビットパターンのアドレス信号を出力し、
    前記レジスタ部のレジスタマップでは、前記第1のビットパターンのアドレス信号に対応するレジスタアドレス以外のレジスタアドレスに対して、前記階調調整データが書き込まれるレジスタがマッピングされていることを特徴とする集積回路装置。
  11. アドレス信号とデータ信号を出力するロジック回路ブロックと、
    前記ロジック回路ブロックにより制御されて階調電圧を生成する階調電圧生成回路ブロックとを含み、
    前記階調電圧生成回路ブロックは、
    複数のレジスタを有し、前記ロジック回路ブロックからのアドレス信号のレジスタアドレスで指定されるレジスタに対して、前記ロジック回路ブロックからのデータ信号で設定される階調調整データが書き込まれるレジスタ部を含み、
    前記レジスタ部のレジスタマップでは、全てのビットが第1の論理レベル又は第2の論理レベルになるビットパターンのアドレス信号に対応するレジスタアドレス以外のレジスタアドレスに対して、前記階調調整データが書き込まれるレジスタがマッピングされていることを特徴とする集積回路装置。
  12. 請求項11において、
    前記レジスタ部のレジスタマップでは、Jビットのアドレス信号のビットのうち第1の論理レベル又は第2の論理レベルになるビットの数が[J/2]−1([X]はXを越えない整数)以下になるレジスタアドレス以外のレジスタアドレスに対して、前記階調調整データが書き込まれるレジスタがマッピングされていることを特徴とする集積回路装置。
  13. 請求項10乃至12のいずれかにおいて、
    データ信号の有効、無効を示すイネーブル信号を出力すると共に、前記イネーブル信号が第1の電圧レベルである第1の期間と、前記イネーブル信号が前記第1の電圧レベルから前記第2の電圧レベルに遷移する期間を含む第2の期間では、第1の電源により電圧レベルが設定されるアドレス信号を前記階調電圧生成回路ブロックに出力し、前記イネーブル信号が前記第2の電圧レベルとなる第3の期間では、前記ロジック回路ブロックからのアドレス信号に応じたアドレス信号を前記階調電圧生成回路ブロックに出力する誤動作防止回路を含むことを特徴とする集積回路装置。
  14. アドレス信号とデータ信号を出力する第Kの回路ブロックと、
    前記第Kの回路ブロックにより制御される第Lの回路ブロックを含み、
    前記第Lの回路ブロックは、
    複数のレジスタを有し、前記ロジック回路ブロックからのアドレス信号のレジスタアドレスで指定されるレジスタに対して、前記ロジック回路ブロックからのデータ信号で設定されるデータが書き込まれるレジスタ部を含み、
    前記第Kの回路ブロックは、
    有効なデータ信号が出力されるデータ有効期間以外の期間において、第1のビットパターンのアドレス信号を出力し、
    前記レジスタ部のレジスタマップでは、前記第1のビットパターンのアドレス信号に対応するレジスタアドレス以外のレジスタアドレスに対して、前記第Kの回路ブロックからのデータ信号で設定されるデータが書き込まれるレジスタがマッピングされていることを特徴とする集積回路装置。
  15. 請求項1乃至14のいずれかに記載の集積回路装置と、
    前記集積回路装置により駆動される表示パネルと、
    を含むことを特徴とする電子機器。
JP2006085004A 2006-03-27 2006-03-27 集積回路装置及び電子機器 Expired - Fee Related JP4775064B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006085004A JP4775064B2 (ja) 2006-03-27 2006-03-27 集積回路装置及び電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006085004A JP4775064B2 (ja) 2006-03-27 2006-03-27 集積回路装置及び電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007266666A true JP2007266666A (ja) 2007-10-11
JP4775064B2 JP4775064B2 (ja) 2011-09-21

Family

ID=38639282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006085004A Expired - Fee Related JP4775064B2 (ja) 2006-03-27 2006-03-27 集積回路装置及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4775064B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115547215A (zh) * 2022-04-21 2022-12-30 荣耀终端有限公司 显示屏esd软复位方法、电子设备及计算机存储介质

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001249707A (ja) * 2000-03-07 2001-09-14 Toshiba Corp プログラマブルコントローラシステム
JP2007135184A (ja) * 2005-10-11 2007-05-31 Seiko Epson Corp 集積回路装置及び電子機器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001249707A (ja) * 2000-03-07 2001-09-14 Toshiba Corp プログラマブルコントローラシステム
JP2007135184A (ja) * 2005-10-11 2007-05-31 Seiko Epson Corp 集積回路装置及び電子機器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115547215A (zh) * 2022-04-21 2022-12-30 荣耀终端有限公司 显示屏esd软复位方法、电子设备及计算机存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP4775064B2 (ja) 2011-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7561478B2 (en) Integrated circuit device and electronic instrument
US8310478B2 (en) Integrated circuit device and electronic instrument
US8054710B2 (en) Integrated circuit device and electronic instrument
US7567479B2 (en) Integrated circuit device and electronic instrument
US7411804B2 (en) Integrated circuit device and electronic instrument
US7764278B2 (en) Integrated circuit device and electronic instrument
US20070001974A1 (en) Integrated circuit device and electronic instrument
US7564734B2 (en) Integrated circuit device and electronic instrument
JP4998313B2 (ja) 集積回路装置及び電子機器
US20070013635A1 (en) Integrated circuit device and electronic instrument
US20070001975A1 (en) Integrated circuit device and electronic instrument
US20070001886A1 (en) Integrated circuit device and electronic instrument
KR20070003635A (ko) 집적 회로 장치 및 전자 기기
JP2007096266A (ja) 集積回路装置及び電子機器
US7450037B2 (en) Integrated circuit device and electronic instrument that transfers data through a serial bus
JP2008129426A (ja) 集積回路装置及び電子機器
US8125269B2 (en) Integrated circuit device and electronic instrument
JP4775064B2 (ja) 集積回路装置及び電子機器
JP2007043030A (ja) 集積回路装置及び電子機器
JP4650291B2 (ja) 集積回路装置及び電子機器
JP4840211B2 (ja) 集積回路装置及び電子機器
JP2008040337A (ja) 集積回路装置及び電子機器
JP2007212898A (ja) 集積回路装置及び電子機器
JP2011077527A (ja) 表示ドライバ及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110613

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4775064

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees