JP2007266387A - レーザ発振器 - Google Patents

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Motoaki Tamaya
基亮 玉谷
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Abstract

【課題】ミラー保持部のミラーとの接触面の加工精度を高くしなくても、ミラーの変形量が許容範囲内に収まるようなミラーの取付けができるレーザ発振器を得る。
【解決手段】レーザ光を反射する円形状のミラー1と、ミラーを保持するホルダ2と、ミラー1を反射面側からホルダ2に押付け固定する弾性部材であるコイルバネ16とを備え、コイルバネ16は、ミラー1の質量、厚み、半径および縦弾性率ならびにミラー1とホルダ2との間の摩擦係数、レーザ光の波長および重力加速度に基づく式によって導出される押付力Fでミラー1を押付けた。
【選択図】図7

Description

この発明は、レーザ発振器における、レーザ光を反射するミラーの取付けに関する。
従来のレーザ発振器においては、レーザ発振器の内部にレーザ光を反射するミラーが備えられている。ミラーの反射面には、レーザ光の波面収差を許容範囲内に収めるために、レーザ光の波長の1/20以下に相当する高い平面度が求められる。また、ミラーはレーザ光の一部を吸収するので、放熱のためにミラーを冷却する必要がある。加工用のレーザ発振器の場合には、レーザ発振器の内部のレーザ光は高出力であり、光強度が高い。このため、ミラーを保持するミラーホルダには、高い冷却性能が要求される。
そこで、ミラーの反射面側をベンドブロック(ミラー保持部)に当接させてミラーを取付ける場合には、ミラーに接触するベンドブロックの接触面に超高精度平面加工を施している。これによって、ミラーを取付けるための押付力によるミラーの倣い変形を防止し、ミラーの反射面には高い平面度が維持される。ミラーは、ミラーホルダを介して冷却されている。ミラーとミラーホルダとの接触面積は小さいが、ミラーをボルトで強く押付けているので、ミラーとミラーホルダと接触面での熱伝達性が良く、冷却性能は高い(例えば、特許文献1参照)。また、ミラーの反射面側を押さえ板に当接させ、板バネ等の弾性部材によって、ミラーの反射面の反対側からミラーを押付けて、ミラーを取付けていた(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−257782公報(第2−3頁、第1図) 特開平9−61684公報(第3頁、第1図)
従来のレーザ発振器では、ミラーをボルトで強く押付けているので、ミラーの反射面に高い平面度を確保する必要があった。このため、ミラー保持部に超高精度平面加工(例えば、平面度0.5μm以下)を施す必要があり、ミラー保持部の加工が困難であるという問題点があった。また、ミラーの反射面側を押さえ板に当接させてミラーを取付ける場合には、反射面側はレーザ光の反射のための光学的有効領域に占有されるので、ミラーと押さえ板との接触面積が小さくなる。このため、ミラーと押さえ板との熱伝達特性が悪く、冷却性能が低くなる。熱伝達特性を良くするために、押さえ板のミラーへの押付力を大きくした場合には、押さえ板に高精度平面加工が施されていないので、押付けによってミラーが押し当て面に倣い変形し、ミラーの反射面の平面度が悪くなるという問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ミラーに接触するミラー保持部の接触面の加工精度を高くしなくても、ミラーの反射面の変形量を許容範囲内に収めた状態でミラーの取付けができるレーザ発振器を得るものである。
この発明に係るレーザ発振器は、レーザ光を反射する円形状のミラーと、ミラーを保持するミラー保持部と、ミラーを反射面側からミラー保持部に押付け固定する弾性部材とを備え、弾性部材は、所定の押付力Fでミラーを押付けたことを特徴とするものである。
この発明に係るレーザ発振器は、レーザ光を反射する円形状のミラーと、ミラーを保持するミラー保持部と、ミラーを反射面側からミラー保持部に押付け固定する弾性部材とを備え、弾性部材は、所定の押付力Fでミラーを押付けたので、ミラーに接触するミラー保持部の接触面の加工精度を高くしなくても、ミラーの反射面の変形量を許容範囲内に収めた状態でミラーの取付けが可能なレーザ発振器を得ることができる。また、ミラーの冷却性能を高くすることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1におけるレーザ発振器のミラー取付け部の構成図である。図2は、図1に示すミラー取付け部のA−A断面図である。図1には、ホルダ2を図示していない。図1および図2において、ミラー1は、円形状をしており、レーザ発振器内部で発振されたレーザ光を反射する。ミラー1の反射面の向きを調整することによって、レーザ光の光軸を調整する。ミラー1は、ミラー保持部であるホルダ2の凹部に挿入されて、保持されている。ミラー1の2つの平面のうちのレーザ光が反射する面が反射面(板バネ3と接触する面)である。ミラー1の厚みを、ホルダ2の凹部の深さより大きくすることによって、ミラー1の反射面とホルダ2の板バネ取付け面との間に段差ができるようにしている。この段差が板バネ3のたわみ量Lに相当する。
ミラー1の反射面の反対側の面は、ホルダ2と接触している。ミラー1は、板バネ3の押付力によってホルダ2へ押付け固定される。板バネ3は、ミラー1を反射面側からホルダ2に押付け固定する弾性部材である。板バネ3は、ネジ4によってホルダ2に固定される。本実施の形態において、ミラー1の材質は、シリコンである。ミラー1の反射面の表面には反射膜がコーティングされている。ホルダ2の材質は、熱伝導性のよいアルミニウムである。
ミラー1を取付ける面であるホルダ2のミラー取付け面には、超高精度加工が施されているわけではなく、平面度3〜5μmの一般的な機械加工が施されている。ホルダ2には、ミラー1を冷却するために、冷却水を流すための冷却管5が設けられている。ミラー1は、ホルダ2を介して反射面の反対側の面から冷却される。ミラー1の反射面の反対側の面の全面がホルダ2に密着しているので、冷却性能を高くすることができる。
一般的に、レーザ光の波面収差を許容範囲内に収めるためには、ミラーの反射面の平面度をレーザ光の波長λの1/20以下にする必要がある。レーザ発振器が炭酸ガスレーザの場合には、レーザ光の波長λが10.6μmであるので、ミラーの反射面の平面度を0.53μm以下にする必要がある。ミラーをホルダへ取付ける際の押付力が強い場合には、ミラーの反射面がホルダのミラー取付け面の表面形状に倣って、ミラーの反射面の平面度がホルダのミラー取付け面の平面度と同等に変形する。この場合、ミラーが歪むので、レーザ光の光軸がずれて、正確なレーザビームの伝送ができない。
そこで、ミラー1の反射面の変形量として曲げ変形量が許容範囲内に収まるミラー1の取付け条件について説明する。図3は本実施の形態1におけるミラー1の反射面の曲げ変形量を見積もるためのモデル図である。図3(a)はミラー1の反射面の反対側から見たミラー1の背面図である。ミラー1とホルダ2とは3点で接触しているとみなすことができる。ミラー1とホルダ2との接触位置は、ホルダ2のミラー取付け面の加工状態によって変化する。図3(a)に示すように、接触点6a,6b,6cの3点でミラー1とホルダ2とが接触している場合に、ミラー1に最も大きな曲げモーメントが作用する。しかしながら、力のモーメントの釣り合い条件によって、接触点6bには接触反力は作用していない。このため、接触点6bの位置に関係なく、接触点6aと接触点6cとがレンズ1の中心を挟んで対向する位置となった場合に、ミラー1の反射面の曲げ変形が最大となる。図3(b)に、ミラー1の反射面の曲げ変形が最大となるミラー1の断面の模式図を示す。
板バネ3によるミラー1への押付力については、ミラー1と板バネ3との間に微小な異物が挟まった場合等の最悪の状態を考慮する。この場合、図3(a)に示した押付力負荷点7a,7bの2点に対して、板バネ3によるミラー1への総押付力Fの1/2の力が作用し、ミラー1の反射面の曲げ変形が最大となる。ミラー1を、ミラー1に外接する3辺の長さが2r,2r,tの直方体とみなし、梁の曲げ理論によってミラー1の反射面の曲げ変形量yを算出する。ミラー1の反射面の曲げ変形量y[m]は、式(1)のように表わすことができる。
Figure 2007266387
ここで、Fは板バネ3によるミラー1への総押付力[N]、Eはミラー1の縦弾性率[Pa]、tはミラー1の厚み[m]、rはミラー1の半径[m]である。レーザ発振器において、ミラー1に許容される反射面の曲げ変形量yはy≦λ/20を満たす必要がある。この反射面の曲げ変形量yの関係式を式(1)に代入すると、式(2)が得られる。
Figure 2007266387
ここで、λはレーザ光の波長[m]である。式(2)を満たすように総押付力F[N]を設定することによって、ミラー1の反射面の平面度は許容範囲内に収まるので、正確なレーザビームの伝送ができる。ところで、外部からのレーザ発振器への振動に対して、ミラー1がホルダ2に対して位置ずれしないためには、総押付力F[N]は式(3)を満たす必要がある。
Figure 2007266387
ここで、Mはミラー質量[Kg]、aは加速度[m/s]、μはミラー1とホルダ2との摩擦係数である。加速度aは、レーザ発振器が外部からの衝撃に耐えられる耐衝撃性を表わしている。一般的な機器では、10G以上の耐衝撃性が必要であり、本実施の形態においても、aを98[m/s](=10×9.8[m/s])とする。式(2)および式(3)より、総押付力F[N]は式(4)を満たす必要がある。
Figure 2007266387
ミラー1を取付ける際には、ミラー1の反射面の反対側の面をホルダ2のミラー取付け面に当接させる。そして、均等な押付力が加わるように配置した弾性部材である板バネ3によってミラー1の反射面側からミラー1を押付けて取付ける。板バネ3の押付力の総押付力Fが式(4)を満たすように、ミラー1を押付ける。式(4)を満たすように板バネ3の総押付力Fでミラー1をホルダ2に押付けることによって、ミラー1の反射面の曲げ変形量を許容範囲内に収めることができる。このため、レーザ光の波面収差が許容範囲内に収まるので、光軸のずれが小さい、正確なレーザビームの伝送ができる。
総押付力Fでミラー1を押付ける方法は次のとおりである。バネ定数kが既知である板バネ3を固定する際に、板バネ3のたわみ量Lが所定値になるようにミラー1およびホルダ2の寸法を設定する。総押付力Fに相当する板バネ3の反力Fs[N]は式(5)より求めることができるので、反力Fsが式(4)を満たすようにバネ定数k[N/m]およびたわみ量L[m]を設定する。
Figure 2007266387
以上のように、板バネ3の総押付力Fを調整することによって、ホルダ2のミラー取付け面の加工精度を高くしなくても、ミラー1の反射面の変形量を許容範囲内に収めた状態でミラー1の取付けが可能なレーザ発振器を得ることができる。また、ミラー1の反射面の反対側の面をホルダ2のミラー取付け面に接触させて取付けることによって、ミラー1とホルダ2との接触面積が増加し、ミラー1の冷却性能が高くなる。
実施の形態2.
図4は、この発明を実施するための実施の形態2におけるレーザ発振器のミラー取付け部の構成図である。図5は、図4に示したミラー取付け部のB−B断面図である。図4には、ホルダ2を図示していない。図4および図5において、ミラー取付け部は、ミラー押付板11を介してコイルバネ12によってミラー1をホルダ2に押付けていることが実施の形態1と異なる。図4および図5において、図1および図2と同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することである。また、明細書全文に表れている構成要素の態様は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
ミラー1は、ミラー押付板11を介してコイルバネ12の押付力によってホルダ2に取付けられる。つまり、コイルバネ12は、ミラー押付板11を介してミラー1を押付けている。コイルバネ12は、ミラー1の反射面側からミラー1をホルダ2に押付け固定する弾性部材である。ミラー押付板11は、ミラー1を押えるドーナツ形状の部分と、コイルバネ12およびネジ13によってホルダ2に固定される3箇所の外径側への突き出し部分とよって構成されている。ミラー1の反射面に平行な方向に対して、ミラー押付板11が大きく位置ずれしないように、ネジ13によって位置が固定されている。コイルバネ12は、ネジ13によってミラー押付板11に押付けられて固定されている。ネジ13は段付きネジであり、ホルダ2に対してネジ締めを行うことで、コイルバネ12の弾性変形量を所望の値にすることができる。ホルダ2には、ミラー1を冷却するために、冷却水を流す冷却管5が設けられている。
実施の形態1と同様に、コイルバネ12の総押付力Fは、ミラー1の反射面の変形量が許容範囲内に収まるように設定される。ミラー1の固定は次のように行う。バネ定数kが既知のコイルバネ12を用いて、ミラー押付板11を介してミラー1を固定する際のコイルバネ12のそれぞれの長さSが所定値になるように、ミラー押付板11およびネジ13を設置する。本実施の形態では、コイルバネ12が3箇所に設置されているので、それぞれのコイルバネ12の合力の作用点がミラー1の中心に位置するようにコイルバネ12の反力Fsi[N](i=1,2,3)をそれぞれ求める。そして、総押付力F(=ΣFsi(i=1,2,3))が式(4)を満たすように、コイルバネ12のバネ定数k[N/m]および縮み量Li[m](i=1,2,3)を設定する。それぞれのコイルバネ12の縮み量Liは、それぞれのコイルバネ12の定常状態での長さS0からミラー1の固定状態での長さSを差し引いた長さになる。なお、コイルバネ12の反力Fsiとバネ定数kおよび縮み量Liとの関係は、式(5)においてFsをFsi、LをLiと読み替えれば求めることができる。なお、図4ではミラー1の反射面の中心を円心とする同心円を3等分割した位置に3つのコイルバネ12が配置されているが、それぞれのコイルバネ12の合力の作用点がミラー1の中心に位置するのであれば、コイルバネ12は任意の位置に配置してよい。
コイルバネ12は、ねじれ反力を利用している。コイルバネ12は、弾性部分が長いので小さなバネ定数が得られ、コイルバネ12が歪んだときにコイルバネ12内部に生じる応力が均等に分布しているため、コイルバネ12が破損することなく、十分な押付力を得ることができる。また、ミラー取付け部のミラー1、ホルダ2、ミラー押付板11などの部材の寸法には製造ばらつきがあるので、取付けられるコイルバネ12の弾性変形量にもばらつきが生じる。このため、ミラー1への押付力もばらつく。しかしながら、コイルバネ12は、板バネなどの他の弾性部材と比較してバネ定数が小さいので、コイルバネ12を用いることによって、ミラー1への押付力のばらつきが小さく、ミラー押付力の選定可能範囲を広くすることができる。
また、ミラー押付板11を介してミラー1を押付けているので、コイルバネ12はミラー1の外側に配置することができる。このため、レーザ光を反射する際にミラー1の反射面を有効に利用できるので、ミラー1を固定するためにミラー1の直径を大きくする必要はない。
以上のように、ミラー押付板11を介してコイルバネ12の総押付力Fを調整することによって、ホルダ2のミラー取付け面の加工精度を高くしなくても、ミラー1の反射面の変形量を許容範囲内に収めた状態でミラー1の取付けが可能なレーザ発振器を得ることができる。また、ミラー1の反射面の反対側の面をホルダ2のミラー取付け面に接触させて取付けることによって、ミラー1とホルダ2との接触面積が増加しミラー1の冷却性能が高くなる。
実施の形態3.
図6は、この発明を実施するための実施の形態3におけるレーザ発振器のミラー取付け部の構成図である。図7は、図6に示したミラー取付け部のC−C断面図である。図6には、ホルダ14を図示していない。図6および図7において、ホルダ14およびミラー押付板15に凸部を設けたことが実施の形態2と異なる。
ミラー1は、ミラー1側に凸である突起15aを設けたミラー押付板15を介してコイルバネ16の押付力によってホルダ14に取付けられる。コイルバネ16は、ミラー1を反射面側からホルダ14に押付け固定する弾性部材である。ミラー押付板15は、ミラー1を押えるドーナツ形状の部分と、コイルバネ16およびネジ17によってホルダ14に固定される3箇所の外径側への突き出し部分とよって構成されている。ミラー1の反射面に平行な方向に対して、ミラー押付板15が大きく位置ずれしないように、ネジ17によって位置が固定されている。また、ミラー押付板15は、ミラー1の反射面の中心を円心とする同心円を略3等分割した位置に対応してミラー1側に3つの突起15aを有している。突起15aは、コイルバネ16が設置される位置に対応して、ミラー1の反射面の中心側に設けられる。
コイルバネ16は、ネジ17によってミラー押付板15に押付けられて固定されている。ネジ17は段付きネジであり、ホルダ14に対してネジ締めを行うことで、コイルバネ16の弾性変形量を所望の値にすることができる。ホルダ14には、ミラー1との当接面においてミラー1の反射面の中心を円心とする同心円を略3等分割した位置に広がり角度60°未満のくさび形を成す段差部である浮彫部14aが、ミラー押付板15の突起15aに対応する3箇所の位置に設けられている。また、ホルダ14には、ミラー1を冷却するために、冷却水を流す冷却管5が設けられている。
次に、ミラー1の反射面の変形量として曲げ変形量が許容範囲内に収まるミラー1の取付け条件について説明する。図8は、本実施の形態3におけるミラー1の反射面の曲げ変形量を見積もるためのモデル図である。図8(a)はミラー1の反射面の反対側から見たミラー1の背面図である。図8(a)において、コイルバネ16の押付力が、それぞれの突起15aに対応するミラー1の反射面側の120°間隔で位置する押付力負荷点20a,20b,20cの3点において作用しており、押付力負荷点20a,20b,20cに作用する押付力は、バネの総押付力Fの1/3がそれぞれ作用している。ミラー1とホルダ14とは3点で接触しているとみなせる。ミラー1とホルダ14との接触位置は、ホルダ14のミラー取付け面の加工状態によって変化するが、図8(a)に示すように、接触点19a,19b,19cの3点でミラー1とホルダ14とが接触している場合に、ミラー1に最も大きな曲げモーメントが作用する。なお、力のモーメントの釣り合い条件によれば、接触点19bには接触反力は作用していないため、接触点19bの位置に関係なく、接触点19aと接触点19cとがレンズ1の中心を挟んで対向する位置となった場合に、ミラー1の反射面の曲げ変形が最大となる。
図8(b)に、ミラー1の反射面の曲げ変形が最大となるミラー1の断面の模式図を示す。図8(b)において、力の作用点xは、x=−r×cos(120°)=r/2となる。押付力は、押付力負荷点20aと押付力負荷点20cとの2カ所にF/3の力が作用しているので、合力はF/3×2=2×F/3となる。ミラー1を3辺の長さが2r,2r,tの一様断面の片持ち梁とみなし、梁の曲げ理論からミラー1の反射面の曲げ変形量y[m]を算出すると、ミラー1の反射面の曲げ変形量y[m]は式(6)のように表わすことができる。
Figure 2007266387
ここで、Fはコイルバネ16によるミラー1への総押付力[N]、Eはミラー1の縦弾性率[Pa]、tはミラー1の厚み[m]、rはミラー1の半径[m]である。レーザ発振器において正確にレーザ光を伝送するためには、ミラー1に許容される曲げ変形量yはy≦λ/20を満たす必要がある。そこで、式(6)と式(1)とを比較して、式(4)から本実施の形態における総押付力F[N]の許容範囲を示す式(7)が導出できる。
Figure 2007266387
ここで、λはレーザ光の波長[m]、Mはミラー質量[Kg]、aは加速度[m/s]、μはミラー1とホルダ14との摩擦係数である。
ミラー押付板15にコイルバネ16の押付力をミラー1へ負荷するための突起15aが設けられているので、弾性部材であるコイルバネ16の総押付力Fの上限を式(4)で示した値から式(7)で示した値へ大きくできる。また、コイルバネ16の総押付力Fが変わらない場合には、ミラー押付板15に突起15aを設けたことによって、ミラー1の反射面の曲げ変形量yを小さくすることができる。
また、ホルダ14に浮彫部14aを設けたことによって、次のような効果が得られる。浮彫部14aがなく接触点19aと接触点19cのなす角度が丁度180°の場合には、力のモーメントの釣り合い条件から、接触点19bの接触反力は0となる。このため、外部振動によって、ミラー1に慣性力が作用した場合には、接触点19bが浮き上がるので、ミラー1が傾く可能性がある。本実施の形態においては、同心円を略3等分割した位置に角度60°未満の広がりを有するくさび形を成す浮彫部14aを設けたので、ミラー1とホルダ14のミラー取付け面とは、それぞれの浮彫部14aにおいて1点ずつ接触し、接触点19aと接触点19bとのなす角の最大値が180°未満となる。このため、力のモーメントの釣り合い条件から接触点19bの接触反力は0より大きくなり、外部振動によってミラーが傾くことがなく、ミラー1の設置状態は安定になる。
ミラー1の固定は次のように行う。バネ定数kが既知のコイルバネ16を用いて、ミラー押付板15を介してミラー1を固定する際のコイルバネ16の長さSが所定値になるように、ミラー押付板15およびネジ17を設置する。本実施の形態では、コイルバネ16が3箇所に設置されているので、それぞれのコイルバネ16で総押付力Fの1/3に相当するコイルバネ16の反力Fs[N]を求める。そして、総押付力F(=Fs×3)が式(7)を満たすように、コイルバネ16のバネ定数k[N/m]およびコイルバネ16の縮み量Li[m](i=1,2,3)を設定する。それぞれのコイルバネ16の縮み量Liは、それぞれのコイルバネ16の定常状態での長さS0からミラー1の固定状態での長さSを差し引いた長さになる。
以上のように、突起15aを有するミラー押付板15を介してコイルバネ16の総押付力Fを調整することによって、ホルダ14のミラー取付け面の加工精度を高くしなくても、ミラー1の反射面の変形量を許容範囲内に収めた状態でミラー1の取付けが可能なレーザ発振器を得ることができる。また、ミラー1の反射面の反対側の面をホルダ14のミラー取付け面に接触させて取付けることによって、ミラー1とホルダ14との接触面積が増加しミラー1の冷却性能が高くなる。
実施の形態4.
図9は、この発明を実施するための実施の形態4におけるレーザ発振器のミラー取付け部の構成図である。図10は、図9に示したミラー取付け部のD−D断面図である。図9には、ホルダ2を図示していない。図9および図10において、コイルバネ23でミラー1を押付け固定したことが実施の形態3と異なる。
ミラー1は、コイルバネ23の押付力によってホルダ2へ取付けられる。コイルバネ23は、コイルバネ23を保持する弾性部材保持部であるコイルバネ押え24によってミラー1の反射面へ押付けられている。コイルバネ押え24は、コイルバネ23が位置ずれしないように、コイルバネ23を包み込む形状になっている。コイルバネ押え24は、ネジ25によってホルダ2に固定される。なお、コイルバネ押え24は、3箇所のコイルバネ23に対応して個別に設けられている。コイルバネ23は、ミラー1を反射面側からホルダ2に押付け固定する弾性部材である。また、コイルバネ23は、コイルバネ押え24とミラー1との間に設置されている。ホルダ2には、ミラー1を冷却するために、冷却水を流す冷却管5が設けられている。
本実施の形態においては、ミラー1の反射面の中心を円心とする同心円を略3等分割した位置に3つのコイルバネ23を配置することによって、実施の形態3と同様にミラー1を押付けることができる。このため、コイルバネ23による総押付力Fは、ミラー1の反射面の曲げ変形量yが許容範囲内に収まるように、式(7)を満たすように設定する。
ミラー取付け部のミラー1、ホルダ2、コイルバネ押え24などの部材の寸法には製造ばらつきがあるので、コイルバネ23の弾性変形量がばらつき、ミラー1の反射面の変形量にもばらつきが発生する。曲げ反力を利用した板バネを用いた場合には、板バネの根本に応力が集中するため、バネ定数を小さくできない。本実施の形態においては、コイルバネ23は、弾性部分が長いので小さなバネ定数が得られる。コイルバネ23が歪んだ場合でもコイルバネ23内部に生じる応力が均等に分布するので、コイルバネ23が破損することなく、十分な押付力を得ることができる。このため、コイルバネ23を用いた場合には、ホルダ2において製造時の寸法ばらつきが生じても、ミラー1への押付力が一定となり、ミラー1の反射面の平面度を許容範囲内に保つことができる。なお、実施の形態3で示したような浮彫部を有するホルダを用いてもよい。
ミラー1の固定は次のように行う。バネ定数kが既知のコイルバネ23を用いてミラー1を固定する際のコイルバネ23の長さSが所定値になるように、ネジ25を設置する。本実施の形態では、コイルバネ23が3箇所に設置されているので、それぞれのコイルバネ23で総押付力Fの1/3に相当するコイルバネ23の反力Fs[N]を求める。そして、総押付力F(=Fs×3)が式(7)を満たすように、コイルバネ23のバネ定数k[N/m]およびコイルバネ23の縮み量Li[m](i=1,2,3)を設定する。それぞれのコイルバネ23の縮み量Liは、それぞれのコイルバネ23の定常状態での長さS0からミラー1の固定状態での長さSを差し引いた長さになる。
以上のように、コイルバネ23でミラー1を押付け固定し、コイルバネ23の総押付力Fを調整することによって、ホルダ2のミラー取付け面の加工精度を高くしなくても、ミラー1の反射面の変形量を許容範囲内に収めた状態でミラー1の取付けが可能なレーザ発振器を得ることができる。また、ミラー1の反射面の反対側の面をホルダ2のミラー取付け面に接触させて取付けることによって、ミラー1とホルダ2との接触面積が増加しミラー1の冷却性能が高くなる。
なお、いずれの実施の形態においても、コイルバネ、板バネを用いる代わりに、他のバネ、ゴムなどの弾性部材を用いても良い。
この発明の実施の形態1を示すレーザ発振器のミラー取付け部の構成図である。 図1に示すミラー取付け部のA−A断面図である。 この発明の実施の形態1におけるミラーの反射面の変形量を見積もるためのモデル図である。 この発明の実施の形態2を示すレーザ発振器のミラー取付け部の構成図である。 図4に示すミラー取付け部のB−B断面図である。 この発明の実施の形態3を示すレーザ発振器のミラー取付け部の構成図である。 図6に示すミラー取付け部のC−C断面図である。 この発明の実施の形態3におけるミラーの反射面の変形量を見積もるためのモデル図である。 この発明の実施の形態4を示すレーザ発振器のミラー取付け部の構成図である。 図9に示すミラー取付け部のD−D断面図である。
符号の説明
1 ミラー、2,14 ホルダ、3 板バネ、4,13,17,25 ネジ、5 冷却管、6a,6b,6c,19a、19b、19c 接触点、7a,7b,20a,20b,20c 押付力負荷点、11,15 ミラー押付板、12,16,23 コイルバネ、14a 浮彫部、15a 突起、24 コイルバネ押え。

Claims (8)

  1. レーザ光を反射する円形状のミラーと、
    前記ミラーを保持するミラー保持部と、
    前記ミラーを反射面側から前記ミラー保持部に押付け固定する弾性部材とを備え、
    前記弾性部材は、式(1)の関係を満たす押付力Fで前記ミラーを押付けたことを特徴とするレーザ発振器。
    Figure 2007266387
    ただし、
    F:押付力[N]
    M:ミラーの質量[Kg]
    a:加速度[m/s
    μ:摩擦係数
    E:ミラーの縦弾性率[Pa]
    t:ミラーの厚み[m]
    r:ミラーの半径[m]
    λ:レーザ光の波長[m]。
  2. 弾性部材は、ミラー押付板を介してミラーを押付けたことを特徴とする請求項1に記載のレーザ発振器。
  3. ミラー押付板は、ドーナツ形状であることを特徴とする請求項2に記載のレーザ発振器。
  4. ミラー押付板は、ミラーの反射面の中心を円心とする同心円を略3分割した位置に対応して前記ミラー側に3つの突起を有することを特徴とする請求項2に記載のレーザ発振器。
  5. ミラー保持部は、ミラー押付板の突起に対応した位置に段差部を有することを特徴とする請求項4に記載のレーザ発振器。
  6. 弾性部材は、前記弾性部材を保持する弾性部材保持部とミラーとの間に設置されたことを特徴とする請求項1に記載のレーザ発振器。
  7. 弾性部材は、コイルバネを用いたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のレーザ発振器。
  8. 弾性部材は、板バネを用いたことを特徴とする請求項1に記載のレーザ発振器。
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