JP2007266179A - ヒートシンク - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ヒートシンク10は、基体部11と、該基体部11から突出し、前記プリント配線基板14にハンダ付けされる脚部12と、該脚部12が設けられた前記基体部11の両側に切掛けた2つの切掛け部13、13とを備え、該切掛け部13、13は、前記脚部12から離間する方向、かつ、前記基体部11の面に対して交差する方向へ延びるように曲げ加工されていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
そこで、従来技術において、公開文献1のようにハンダ付け片の左右両面に沿って切り込みを設けて、ハンダ付け片から本体へ熱が逃げにくくなるように構成されていた。
図3に示す如く、ヒートシンクの本体部50から、プリント配線基板の孔に挿通されハンダ付けされるハンダ付け片51が延設されている。そして、ハンダ付け片51の左右両側には、切れ込み部52、52が設けられている。切れ込み部52、52は、ハンダ付けの際、ハンダ付け片51から本体部50へ流れる熱の放熱路を狭める作用がある。さらに、切れ込み部52、52のハンダ付け時の熱伝導下流側には、孔部53が設けられている。孔部53も切れ込み部52、52と同様に放熱路を狭める作用がある。従って、切れ込み部52、52と孔部53とによって、ハンダ付けの際のハンダ付け片51から本体部50への放熱効果を低減することができる。その結果、比較的ハンダ付けに必要な温度を低くすることができ、また、ハンダ付けに要する時間を短縮することができる。
ここで、ハンダ付けされた後も、前記切掛け部が前記基体部を姿勢良く安定させることができるのは勿論である。
さらに、前記切掛け部は、ハンダ付けされる前記脚部から前記基体部までの放熱路を狭めて、熱抵抗を増大させることができる。従って、ハンダ付けの際、熱伝導が遅くなり、比較的短時間、かつ、低温度で前記脚部をハンダ付けすることができる。
本発明の第3の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記2つの切掛け部は、互いに反対方向へ延設されている。即ち、前記2つの切掛け部は、前記基体部において、他に曲げ加工が施されていない場合であっても、前記基体部を姿勢良く安定させることができる。
図1(A)〜(D)に示すのは、本発明に係るヒートシンクである。このうち、(A)は平面図であり、(B)は正面図であり、(C)は底面図であり、(D)は側面図である。
図1(A)〜(D)に示す如く、板材を加工したヒートシンク10は、基体部11と、基体部11から延設されプリント配線基板14の孔に挿通されハンダ付けされる脚部12とを備えている。このうち、基体部11は、脚部12が延設された中央部11aと、中央部11aの両側であって曲げ加工によってコ字状に設けられた側部11b、11bとを備えている。また、中央部11aにおける脚部12が延設された両側には、切掛け加工によって切掛け部13a、13bが設けられている。切掛け加工は、脚部12の両側面から基体部11に向かって脚部12の幅と同じ幅、かつ、平行に切掛けた後、互いに脚部12から離間し側部11b、11bへ向かって切掛けられている。
尚、ハンダ付け後においても、切掛け部13a、13bが、基体部11の姿勢を安定させることができるのは勿論である。
さらに、切掛け部13a、13bの切断面が生じ、曲げ加工によって、該切断面が表面に現れるので、ヒートシンク10としての放熱面積を増加させることができる。従って、その分、放熱効果を向上させることができる。
尚、ヒートシンク10は、ハンダ付けをすることが可能な亜鉛等の板材で形成されている。また、切掛け部13a、13bの形状な上記形状に限られるものではないのは勿論である。
図2(A)〜(D)に示すのは、他の実施形態に係るヒートシンクである。このうち、(A)は平面図であり、(B)は正面図であり、(C)は底面図であり、(D)は側面図である。
図2(A)〜(D)に示す如く、ヒートシンク20は、基体部21と、基体部21から延設されプリント配線基板14の孔に挿通されハンダ付けされる脚部22とを備えている。このうち、基体部21における脚部22が延設された両側には、切掛け加工によって第1切掛け部23aおよび第2切掛け部23bが設けられている。切掛け加工は、脚部22の両側面から基体部21に向かって脚部22の幅と同じ幅、かつ、平行に切掛けた後、互いに脚部22から離間する方向へ向かって切掛けられている。
このうち、他の実施形態の第1切掛け部23aおよび第2切掛け部23bは、互いに反対方向へ延設されていることを特徴とする。
13a 切掛け部、13b 切掛け部、14 プリント配線基板、
20 (他の実施形態の)ヒートシンク、21 基体部、22 脚部、
23a 第1切掛け部、23b 第2切掛け部、50 (従来のヒートシンク)本体部、
51 ハンダ付け片、52 切れ込み部、53 孔部
Claims (3)
- プリント配線基板にハンダ付けによって取り付けられる板材を加工したヒートシンクであって、
基体部と、
該基体部から突出し、前記プリント配線基板にハンダ付けされる脚部と、
該脚部が設けられた前記基体部の両側に切掛けた2つの切掛け部とを備え、
該切掛け部は、前記脚部から離間する方向、かつ、前記基体部の面に対して交差する方向へ延びるように曲げ加工されていることを特徴とするヒートシンク。 - 請求項1において、前記基体部は、
前記脚部が設けられた中央部と、
該中央部の両側に位置する2つの側部とを備え、
該2つ側部は、前記脚部が延設されている方向から見て、コ字状になるように曲げ加工され、
前記2つの切掛け部は、前記2つの側部と反対方向へ延設されていることを特徴とするヒートシンク。 - 請求項1において、前記2つの切掛け部は、互いに反対方向へ延設されていることを特徴とするヒートシンク。
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JPH088562A (ja) * | 1994-06-23 | 1996-01-12 | Akai Electric Co Ltd | ヒートシンクの取付方法及びヒートシンク |
JP2007227528A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Funai Electric Co Ltd | 放熱板の取付構造 |
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