JP2007265834A - サージアブソーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は電流リークによる性能の劣化やショートの問題が生じにくい、十分なサージ寿命を有する小型で表面実装の可能なサージアブソーバを提供することを目的とする。
【解決手段】サージアブソーバ1の一対の端子電極部材2、3を、ともに凹部9を有する突出部8を備える構造とする。すると突出部8が壁になって、主放電の際に端子電極部材2、3から飛散する金属が突出部8の外側面8bとセラミクス碍子管4の内面との隙間11部分のセラミクス碍子管4の内壁に付着しない。
【選択図】図1

Description

本発明は、異常電圧(サージ電圧)から様々な機器を保護し、事故を未然に防ぐのに使用されるサージアブソーバに関する。
電話機、ファクシミリ、モデム等の通信機器用の電子機器が通信線と接続する部分、電子機器が電源線に接続される部分、アンテナ或いはCRT駆動回路等、雷サージや静電気等のサージ電圧による電撃を受けやすい部分には、異常電圧によって電子機器やこの機器を搭載するプリント基板の熱的損傷又は発火等による破壊を防止するために、サージアブソーバが接続されている。
従来、通信線や電源ライン用には例えばアレスタと呼ばれるサージアブソーバが多く使用されている。このサージアブソーバでは、リード線を有する一対の封止電極が、側壁に1本または複数本のトリガー線が引かれたセラミックス管の両端に設けられ、その電極間に所望の電気特性を得るために組成を調整されたガス(以下、封止ガスとする。)が封止されている。この種のサージアブソーバはサージ耐量に優れるものが求められる。
一方、昨今の電子機器等における高密度実装化の流れで、この電源ライン用の放電型サージアブソーバにあっても小型化して表面実装部品とすることが求められており、このような要求を満たすために双方の封止電極を凸状に形成した、小型で表面実装が可能なサージアブソーバが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1記載のサージアブソーバでは、主放電電極間でサージ電圧によるアーク放電(以下、主放電とする。)が行われる際に、主放電により主放電電極が高温となり、主放電電極を構成する金属成分が電極表面から飛散する現象が起きる。このとき飛散した金属が絶縁性管の内壁に付着し堆積するとこの金属を伝って電流リークが発生し、ショートを引き起こす恐れがある。
特開2005−63721号公報
本発明は電流リークによる性能の劣化やショートの問題が生じにくい、十分なサージ寿命を有する小型で表面実装の可能なサージアブソーバを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供している。
本発明に係るサージアブソーバは、主放電間隙を介して対向配置された一対の端子電極部材と、前記一対の端子電極部材を両端に配して内部に封止ガスを封止する絶縁性管とを備えたサージアブソーバであって、前記一対の端子電極部材のうち少なくとも一方は、金属製の電極基体部と、この電極基体部から前記絶縁性管の内周面との間に間隙を開けて軸方向に突出する突出部とから構成されるとともに、前記突出部の中心領域に凹部を備えることを特徴とする。
このサージアブソーバは、少なくとも一方の端子電極部材が上記の構成を備えているので、主放電の際に飛散する金属は突出部が壁になって突出部の外側面と絶縁性管の内面との間に入り込みにくい。このため、この部分の絶縁性管の内壁には飛散した金属が付着しにくく、付着した金属を伝うことによって生じる一対の端子電極部材間の電流のリークやショートが起きにくい。この結果、サージアブソーバの寿命を長くすることができる。
また、本発明に係るサージアブソーバは、主放電間隙を介して対向配置された一対の端子電極部材と、前記一対の端子電極部材を両端に配して内部に封止ガスを封止する絶縁性管とを備えたサージアブソーバであって、前記一対の端子電極部材の双方が、金属製の電極基体部と、この電極基体部から前記絶縁性管の内周面との間に間隙を開けて内側かつ軸方向に突出する突出部とから構成されるとともに、前記突出部の中心領域に凹部を備えることを特徴とする。
一対の端子電極部材の双方を上記の構成とすれば、放電によって飛散した金属が付着しにくい領域を双方の端子電極部材に近接した絶縁性管の内壁に作ることができ、電流のリークやショートを生じる可能性をより減少させることができる。
また、本発明に係るサージアブソーバは、主放電間隙を介して対向配置された一対の端子電極部材と、前記一対の端子電極部材を両端に配して内部に封止ガスを封止する絶縁性管とを備えたサージアブソーバであって、前記一対の端子電極部材の一方が、金属製の電極基体部と、この電極基体部から前記絶縁性管の内周面との間に間隙を開けて内側かつ軸方向に突出する突出部とから構成されるとともに、前記突出部の中心領域に前記凹部を備え、他方の前記端子電極部材は、内表面に前記一方の端子電極部材に向けて延びるピン状電極が固着されていることを特徴とする。
このサージアブソーバは上記の構成を有しているので、ピン状電極と、このピン状電極に対向する端子電極部材との間にもトリガーギャップが形成される。そして、多くのトリガーギャップが形成されれば放電しやすくなり、放電開始電圧を安定化することができる。
また、ピン状電極の長さを変化させて端子電極部材との間隔を調節できるので、放電開始電圧を容易に調節することができる。
さらに、本発明のサージアブソーバは、前記突出部は先端方向に向かって断面積を減ずるように形成されていることを特徴とする。
このサージアブソーバでは、一方の端子電極部材に設けられた突出部の先端部と他方の端子電極部材との間が、主放電を誘発するためのトリガー放電を生じさせるトリガーギャップとなっている。このトリガーギャップにおける放電をしやすくするためには突出部の先端は広い面上であるよりも狭い面上のほうが好ましく、また、面上であるよりは頂部を有するほうが好ましい。このサージアブソーバは上記の構成を有するので、トリガー放電を生じやすくすることができ、放電開始電圧を安定させることができる。
また、本発明のサージアブソーバは、前記絶縁性管は内壁に1本または複数本のトリガー線を備えていることを特徴とする。
このサージアブソーバはトリガー線を絶縁性管の内壁に備えるので、このトリガー線と端子電極部材との間にもトリガーギャップを形成することができる。そして、トリガーギャップが増えることによって放電しやすくなり、放電開始電圧を安定化させることができる。
さらに、本発明のサージアブソーバは、前記一対の端子電極部材が前記絶縁性管の外周面より突出した外縁部を有することを特徴とする。
このサージアブソーバの主用途を電源ライン用とした場合、通信線用などに比べるとサージ電流が高くなる。端子電極部材の外縁部が絶縁性管の外周面より突出していると、このサージアブソーバを基板から浮かせた状態で実装することができ、高電流の放電が起きたときにサージアブソーバに発生する熱によって基板が焦げるなどの問題を防止することができる。
本発明によれば、電流リークによる性能の劣化やショートの問題が生じにくい、十分なサージ寿命を有する小型で表面実装の可能な電源ライン用のサージアブソーバを提供することができる。
また、一対の端子電極部材のうちの一方の端子電極部材にピン状電極を固着する、または絶縁性管の内壁にトリガー線を備える構成にすると、放電開始電圧が安定した、十分なサージ寿命を有する小型で表面実装の可能な電源ライン用のサージアブソーバを提供することができる。
本発明の第1の実施形態について、図1から図3を参照して説明する。
本実施形態に係るサージアブソーバ1は全体としては直方体状であって、図1に示すように、一対の対向配置された端子電極部材2、3と、これら端子電極部材2、3を両端に配して内部がアルゴン(Ar)等の封止ガスで封止された絶縁性のセラミクス碍子管4とから構成される。
一対の端子電極部材2、3は、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、鉄(Fe)の合金であるコバール(KOVAR:登録商標)またはニッケル(Ni)と鉄(Fe)の合金である42アロイからなり、図2および図3に示すように、長方形板状の電極基体部7とこの電極基体部7からセラミクス碍子管4の内側かつ軸方向に突出する突出部8とから構成されている。電極基体部7はセラミクス碍子管4の端面にロウ材5を介して当接される周縁部6を備え、突出部8は逆円錐台状に形成された凹部9を中心領域に有する。そして、この突出部8の先端が互いに対向してトリガーギャップを形成している。
一方セラミクス碍子管4は、アルミナ(Al)等のセラミクスからなり、両端面外周が端子電極部材2、3の周縁部6の外周寸法と一致している。このセラミクス碍子管4の両端面にはモリブデン(Mo)−タングステン(W)合金層とニッケル(Ni)層との2層構造からなるメタライズ層10が備えられている。そして、セラミクス碍子管4のメタライズ層10を備えた端面が銀(Ag)または銅(Cu)系のロウ材5を介して端子電極部材2、3の周縁部6に当接されて閉塞されており、内部をAr等の封止ガスで封止されている。
次に、以上の構成からなる本実施形態のサージアブソーバ1の製造方法について説明する。
まず、一対の端子電極部材2、3を打ち抜き加工によって上記の形状に成形する。
続いて、セラミクス碍子管4の両端面に、モリブデン(Mo)−タングステン(W)層とNi層とをこの順に形成し、ロウ材5とのぬれ性を向上させるためのメタライズ層10を形成する。
そして、端子電極部材2の周縁部6上に枠状のロウ材5を載置しその上にセラミクス碍子管4を載置する。さらにセラミクス碍子管4の上部にもロウ材5を載置し、端子電極部材2の凹部9と端子電極部材3の凹部9とが互いに対向するように端子電極部材3を載置して仮組する。
上述のように仮組した状態で十分に真空引きした後、封止ガス雰囲気中で加熱しロウ材5を溶融して封止し、その後急速に冷却しサージアブソーバ1を製造する。
こうして製造されたサージアブソーバ1は、プリント基板等の上に形成されたランドとサージアブソーバ1の一対の端子電極部材2、3の外面とを半田付けにて固定され、使用される。
このような構成のサージアブソーバ1にサージ電圧が印加されると、まず互いに対向する突出部8の先端に形成されたトリガーギャップで放電が起こり、この放電でイオン化されたアルゴン(Ar)によって主放電が誘起される。この主放電によってサージ電圧を逃がすことによってサージアブソーバ1が取り付けられている電子機器をサージ電圧によるダメージから守ることができる。
このサージアブソーバ1によれば、一対の端子電極部材2、3がともに凹部9を有する突出部8を備えているので、主放電の際に端子電極部材2、3から金属が飛散しても、突出部8が壁になって突出部8の外側面8bとセラミクス碍子管4の内壁との隙間11に飛散する金属が入り込みにくい。このため主放電の際に飛散した金属がセラミクス碍子管4の内壁に付着し堆積したとしても、この隙間11部分のセラミクス碍子管4の内壁には飛散した金属が付着せず絶縁性を保つので、一対の端子電極部材2、3間の電流のリークやショートが生じにくい。このためサージアブソーバ1の寿命を長くすることができる。
なお、この実施形態においては一対の端子電極部材をともに上記の構成としたが、どちらか一方のみをこのような構成として他方を平板の電極としてもよい。
次に、本発明に係る第2の実施形態について、図4を参照して説明する。なお、以下の説明において、上記実施形態1において説明した構成要素には同一符号を付し、その説明は省略する。
第2の実施形態が上記第1の実施形態と異なる点は、図4に示すように、第1の実施形態における端子電極部材2がピン状電極26を中央域に固着された板状の主放電電極板24である点である。
主放電電極板24は長方形状の板状に形成され、その外周寸法がセラミクス碍子管4の端面の外周寸法と一致している。また、ピン状電極26は、厚みが主放電電極板24より厚い長方形板状の基台部23とこの基台部23の中央から相対する端子電極部材3に向かって延びるピン状部22とから構成されている。主放電電極板24とピン状電極26とはともにニッケル(Ni)、コバルト(Co)、鉄(Fe)の合金であるコバール(KOVAR:登録商標)またはニッケル(Ni)と鉄(Fe)の合金である42アロイからなり、基台部23は主放電電極板24に銀(Ag)または銅(Cu)系のロウ材25で固着されている。そしてこのピン状部22の頂部と、端子電極部材3に設けられた凹部9の底面9aおよび突出部8の内側面8aとが複数のトリガーギャップを形成している。
次に、以上の構成からなる第2の実施形態のサージアブソーバ21の製造方法について説明する。
まず、端子電極部材3、主放電電極板24およびピン状電極26を成形する。次にセラミクス碍子管4の両端面にモリブデン(Mo)−タングステン(W)合金層とニッケル(Ni)層とをこの順に成形し、ロウ材5、25との濡れ性を向上させるためのメタライズ層10を形成する。
そして、主放電電極板24上に固形で平面状のロウ材25を設置し、続いてその中央領域にピン状電極26を設置し、主放電電極板24の周縁部6の上にロウ材25を介してセラミクス碍子管4を設置する。さらに、セラミクス碍子管4の上に枠状のロウ材5を載置し、その上に端子電極部材3を、ピン状電極26のピン状部22が凹部9の中心に配置されるように載置して仮組みする。この後、第1の実施形態のサージアブソーバ1と同様にしてサージアブソーバ21を製造する。
このサージアブソーバ21によれば、端子電極部材3が凹部9を有する突出部8を備えているので、主放電の際に端子電極部材3と主放電電極板24およびピン状電極26とから金属が飛散しても、突出部8が壁になって飛散する金属は突出部8の外側面8bとセラミクス碍子管4の内面との隙間11に入り込みにくい。このため第1の実施形態のサージアブソーバ1と同様の効果を得ることができる。
また、このサージアブソーバ21ではピン状部22の先端部と凹部9の底面9aおよび突出部8の内側面8aとの間に複数のトリガーギャップが形成されるので、トリガー放電がされやすく放電開始電圧が安定する。
なお、本実施態様において、ピン状部22を基台部23に取り付けてピン状電極26としたが、基台部23を介せずに直接主放電電極板24に取り付けても良い。
また、本実施態様ではピン状電極26を細い円柱状としたが、三角錐状などの先端に向かって外周の内径を減ずる形状にして、ピン状電極26の先端と対向する端子電極部材3との間のトリガー放電を生じやすくしてもよい。
また、打ち抜き加工で作製した金属平板を円周状に丸めた、図6に示すような形状でも良い。図6に示した突出電極51は薄いチタン(Ti)などの金属板をT字型に打ち抜き、T字型の横棒にあたる横部分52を円周状に丸めた後、T字型の縦棒にあたる縦部分53を、円周状に丸めた横部分52の中心方向に押し曲げして形成している。この場合、円周状に丸めた横部分52の端部を端子電極部材24に溶接などで固着して使用する。この突出電極51では、金属板を打ち抜いた後曲げ加工するだけで突出電極51を作製できるので、柱状、錐状またはらせん状の電極に比べ安価に作製することができる。
さらに、ピン状電極26を端子電極部材24に固定する場合、図7(a)に示すように、端子電極部材24に小さい穴71を空け、図7(b)に示すように、前記穴71にピン状電極26を圧入した後ロウ材で固着しても良い。また、ピン状電極26の圧入も、図7(c)に示すように、端子電極部材24を突き抜けるように圧入し、その後、図7(d)に示すように、端子電極部材24から突き抜けたピン状電極26の端部72をプレスする事で端子電極部材24に固着、又は、端子電極部材24から突き抜けたピン状電極26の端部72のみをプレスし、その後、図7(e)に示すように、端子電極部材24に対して折り曲げるようにプレスすることで端子電極部材24とピン状電極26を固着一体化させても良い。この様にする事で、端子電極部材24とピン状電極26をより一層安定して固定する事が出来る。
次に、本発明に係る第3の実施形態について、図5を参照して説明する。なお、以下の説明において、上記実施形態1において説明した構成要素には同一符号を付し、その説明は省略する。
第3の実施形態のサージアブソーバ41が前記第1の実施形態のサージアブソーバ1と異なる点は、図5に示すように、セラミクス碍子管4の内壁に1本のカーボントリガー線42が設けられている点と、一対の端子電極部材2、3にセラミクス碍子管4の外周面より突出した外縁部43が備えられている点とである。
カーボントリガー線42はセラミクス碍子管4の内壁に、端子電極部材2に設けられた突出部8の外側面8bとセラミクス碍子管4の内壁との隙間11aから端子電極部材3に設けられた突出部8の外側面8bとセラミクス碍子管4の内壁との隙間11bまで、軸方向に直線で引かれている。そしてこのカーボントリガー線42と、突出部8の外側面8bとの間にトリガーギャップが形成されている。また、一対の端子電極部材2、3は、外縁部43がセラミクス碍子管4の外周面より突出するように形成されている。
このサージアブソーバ41によれば、第1の実施形態のサージアブソーバ1と同様に、一対の端子電極部材2、3がともに凹部9を有する突出部8を備えているので、第1の実施形態のサージアブソーバ1と同様の効果を得ることができる。
また、このサージアブソーバ41ではカーボントリガー線42と、突出部8の外側面8bとの間にトリガーギャップが形成されるので、トリガー放電がされやすく放電開始電圧が安定する。
さらに、このサージアブソーバ41をプリント基板等に実装すると、端子電極部材2と端子電極部材3との外縁部43がセラミクス碍子管4の外周面から突出している分だけ、セラミクス碍子管4をプリント基板等から浮いた状態にすることができる。そして、プリント基板等とセラミクス碍子管4との間に隙間があることによって、高電流の放電が起きた際にサージアブソーバ41に発生する熱によって基板が焦げるなどの問題を防止することができる。
なお、以上に示した第1から第3の実施形態において、突出部8の上面8cは平面となっているが、先端に向かって断面積を減ずるように形成することによってトリガー放電を生じやすくしても良い。
また、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、端子電極部材2、3は、CuやNi系の合金でもよい。
また、セラミクス碍子管4の両端面のメタライズ層10は、Ag、Cu、Au、Mo−Mnでも良く、また、メタライズ層10を用いず活性金属のロウ材5、25だけで封止しても構わない。
封止ガスは、所望の電気特性を得るために組成を調整された、例えば、大気(空気)でもよく、Ar、N、Ne、He、Xe、H、SF、C、C、CO等、及びこれらの混合ガスでもよい。
本発明の第1の実施形態に係るサージアブソーバ1を示す軸方向断面図である。 端子電極部材2、3の平面図である。 端子電極部材2、3の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るサージアブソーバ21を示す軸方向断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るサージアブソーバ41を示す軸方向断面図である。 突出電極の一例を示す斜視図である。 突出電極の固定方法を示す縦断面図である。
符号の説明
1、21、41 サージアブソーバ
2、3 端子電極部材
4 セラミクス碍子管(絶縁性管)
5、25 ロウ材
6 周縁部
7 電極基体部
8 突出部
8a 内側面
8b 外側面
8c 上面
9 凹部
9a 底面
10 メタライズ層
11、11a、11b 隙間
22 ピン状部
23 基台部
24 主放電電極板
26 ピン状電極
42 カーボントリガー線(トリガー線)
43 外縁部
51 突出電極
52 横部分
53 縦部分
71 穴
72 端部

Claims (6)

  1. 主放電間隙を介して対向配置された一対の端子電極部材と、前記一対の端子電極部材を両端に配して内部に封止ガスを封止する絶縁性管とを備えたサージアブソーバであって、
    前記一対の端子電極部材のうち少なくとも一方は、金属製の電極基体部と、この電極基体部から前記絶縁性管の内周面との間に間隙を開けて内側かつ軸方向に突出する突出部とから構成されるとともに、
    前記突出部の中心領域に凹部を備えることを特徴とするサージアブソーバ。
  2. 主放電間隙を介して対向配置された一対の端子電極部材と、前記一対の端子電極部材を両端に配して内部に封止ガスを封止する絶縁性管とを備えたサージアブソーバであって、
    前記一対の端子電極部材の双方が、金属製の電極基体部と、この電極基体部から前記絶縁性管の内周面との間に間隙を開けて内側かつ軸方向に突出する突出部とから構成されるとともに、
    前記突出部の中心領域に凹部を備えることを特徴とするサージアブソーバ。
  3. 主放電間隙を介して対向配置された一対の端子電極部材と、前記一対の端子電極部材を両端に配して内部に封止ガスを封止する絶縁性管とを備えたサージアブソーバであって、
    前記一対の端子電極部材の一方が、金属製の電極基体部と、この電極基体部から前記絶縁性管の内周面との間に間隙を開けて内側かつ軸方向に突出する突出部とから構成されるとともに、
    前記突出部の中心領域に前記凹部を備え、
    他方の前記端子電極部材は、内表面に前記一方の端子電極部材に向けて延びるピン状電極が固着されていることを特徴とするサージアブソーバ。
  4. 前記突出部は先端方向に向かって断面積を減ずるように形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のサージアブソーバ。
  5. 前記絶縁性管は内壁に1本または複数本のトリガー線を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のサージアブソーバ。
  6. 前記一対の端子電極部材が前記絶縁性管の外周面より突出した外縁部を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のサージアブソーバ。

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