JP2007265732A - 電気と水素の供給システム - Google Patents

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井 輝 浩 桜
Tsutomu Tokumoto
本 勉 徳
Takao Ogata
方 隆 雄 緒
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Abstract

【課題】水素の長距離輸送に伴う問題を解消し、電気と水素を総合的に効率良く利用する事が出来る様な電気と水素の供給システムの提供。
【解決手段】高温作動型燃料電池(1)及び水素を消費する複数の需要家(2)より成るユニット(E)と、該ユニット(E)に対してメタンを主成分とする気体を供給するガス供給ライン(4)とを有し、該ガス供給ライン(4)は高温作動型燃料電池(1)に連通しており、高温作動型燃料電池(1)と複数の需要家(2)とは水素供給ライン(50、5)で接続されており、該水素供給ライン(50、5)には高温作動型燃料電池(1)で生成された水素が流過する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気と水素を需要者に適切に供給するための技術に関する。
長距離パイプラインの様な水素供給ラインを設けて、一般家庭、その他の末端のユーザーに水素を供給する事業は、従来から計画或いは提案されている。
末端のユーザーにおいては、複数のユーザーでエリアを構成し、該エリアに環状の水素供給ラインを設け、環状の水素供給ラインによって、エリア内の各ユーザーへ水素を供給し、或いは、エリア内のユーザー間で水素を融通し合う様なシステムが好適であると考えられている。
エリアまでの水素輸送に関しては、水素は天然ガス等よりも漏れ易く、現状の都市ガスパイプラインを使った長距離輸送法では、大量の水素が漏出してしまうことが予想される。従って、その様な大量の水素の漏出に対しては、対応策を講じておく必要がある。
水素の燃焼熱は、都市ガスの主成分であるメタン(CH)と比較すると1/4倍程度と低い。従って、メタンと同じカロリーを得るためには、水素はメタンの4倍量が必要となる。
そのため、水素を輸送する場合には、メタンの4倍流量程度を輸送する必要があり、輸送時の送圧はメタンの場合の4倍程度に加圧する必要がある。このことも、水素の長距離輸送を困難にする一因となっている。
以上の理由により、上述した水素の長距離輸送ラインを用いた供給システムの実現は、大変困難な状況である。
図8は、従来から提案されている水素及び電力供給システムを示している。
図8において、全体を符号100で示す水素及び電力供給システム(以下、水素及び電力供給システムをシステムと略記する)は、水素を消費する複数の需要家2と、その複数の需要家2の一部(図8では2軒)に装備された固体高分子形燃料電池(PEFC)30と、前記複数の需要家2を結ぶ水素供給ライン5と、水素供給源90と、該水素供給源90と前記水素供給ライン5とを接続する水素供給本管50とを有している。
複数の需要家2は電力ライン6によって接続されている。さらに、システム100は、発電所(電力供給源)7と前記電力ライン6とを電源ライン8で接続している。
しかし、図8で示すシステムは、上述した水素の長距離輸送の問題を包含している。
また、図8において、固体高分子形燃料電池(PEFC)30は、システム構成として内部に改質器を有する構成の物が主流である。
しかし、システムに内蔵された改質器の改質効率が決して高くないために、PEFC30の全体発電効率(33%)も単体発電効率よりも低下する。
その他の従来技術として、例えば、他の燃料電池からのオフガスを固体酸化物形燃料電池(SOFC)へ導入して、水素を生成する技術が知られている(特許文献1参照)。
しかし、係る技術では、燃料電池同士で、オフガスを融通しあうことにより、エネルギを融通しあうことを目的とするものであり、上述した様な水素ガスの長距離輸送の問題その他を解決するものではない。
特開2004−6281号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、水素の長距離輸送に伴う問題を解消し、かつ電気と水素を総合的に効率良く利用する事が出来る様な電気と水素の供給システムの提供を目的としている。
本発明の電気と水素の供給システムは、高温作動型燃料電池(1:固体酸化物形燃料電池(SOFC)或いは溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC))及び水素を消費する複数の設備(2、21:需要家)より成るユニット(エリアE)と、該ユニット(エリアE)に対してメタンを主成分とする気体(例えば、天然ガス)を供給するガス供給ライン(4)とを有し、該ガス供給ライン(4)は高温作動型燃料電池(1:SOFC、MCFC)に連通しており、高温作動型燃料電池(1:SOFC、MCFC)と複数の設備(2:需要家)とは水素供給ライン(50、5)で接続されており、該水素供給ライン(50、5)には高温作動型燃料電池(1:SOFC、MCFC)で生成された水素が流過することを特徴としている(請求項1:図1〜図7)。
本発明において、前記水素を消費する複数の設備(2、21:需要家)は燃料電池(3:例えば固体高分子形燃料電池(PEFC)を具備しているのが好ましい(請求項2)。
また、この場合(請求項2の場合)、前記水素を消費する複数の設備(需要家2)は該設備内に設けられた燃料電池(3)で発電した電力を消費することが出来ると共に、系統連系(8)により電力会社(発電所7)からの電力が供給可能に構成されているのが好ましい(請求項3)。
そして、高温作動型燃料電池(1:SOFC、MCFC)と前記水素を消費する複数の設備(2:需要家)とは電力供給ライン(6、60)で接続されており、水素供給ライン(50、5)を介して高温作動型燃料電池(1:SOFC、MCFC)から前記水素を消費する複数の設備(2:需要家)へ水素が供給されると共に、電力供給ライン(6、60)を介して高温作動型燃料電池(1:SOFC、MCFC)で発電された電力が前記水素を消費する複数の設備(2:需要家)へ供給される様に構成されているのが好ましい(請求項4)。
さらに、前記水素供給ライン(50)には水素貯蔵装置(水素バッファ9)が設けられているのが好ましい(請求項5:図3〜図5)。
本発明の実施に際して、前記ユニット(エリアE)が複数設けられており、水素貯蔵装置(水素バッファ9)は複数のユニット(エリアE)における水素供給ライン(5)に接続する様に構成することが可能である(図5)。
前記ユニット(エリアE)は、例えば、高温作動型燃料電池(1:SOFC、MCFC)を備えた工場その他の比較的大型の施設と、一般家庭の様な複数の設備(2:需要家)とから構成され、当該施設と複数の一般家庭(設備:需要家2)は同一地域内に存在しているのが好ましい。
或いは、前記ユニット(エリアEm)を、例えば、マンション(10)その他の集合住宅で構成しても良い(図6、図7)。
前記ユニット(エリアEm)がマンション(10)の様な集合住宅で構成される場合、高温作動型燃料電池(1:SOFC、MCFC)を共用部(15)に設置し、高温作動型燃料電池(1:SOFC、MCFC)で発電される電力は、少なくとも共用部(15)における電力需要を負担できる様に構成することが出来る(図7)。
上述する構成を具備する本発明によれば、ガス供給ライン(4)を介してユニット(エリアE)の高温作動型燃料電池(1:SOFC、MCFC)にメタンを主成分とする気体(例えば、天然ガス)が供給され、高温作動型燃料電池(1:SOFC、MCFC)は発電を行うと共に、メタンの改質を行って水素を生成し、生成した水素を水素供給ライン(50、5)により複数の設備(一般家庭:需要家2)に供給している。従って、水素を消費する設備(2:需要家)に水素が確実に供給される。
ここで本発明では、水素がパイプライン等で搬送されるのではなく、メタンを主成分とする気体(例えば、天然ガス)がガス供給ライン(4)で搬送される。メタンを主成分とする気体(例えば、天然ガス)の長距離輸送については技術が確立しており、水素を長距離に亘って輸送する際における各種問題点は発生しない。
すなわち、本発明によれば、水素ではなくメタンを主成分とする気体(例えば、天然ガス)が長距離輸送されて、ユニット(エリアE)にて水素が生成され、「末端のユーザー」である設備(2:需要家)に供給される。
ここで、ユニット(エリアE)にて水素を生成するのは、高温作動型燃料電池(1:SOFC、MCFC)であり、メタンの改質と同じ手順で水素が生成される。
メタン(CH)の改質反応は吸熱反応であり、改質反応に必要な速度をうるためにも高温(700℃)環境下で改質を行う必要があるが、高温作動型燃料電池(1:SOFC、MCFC)においては、作動温度がメタン(CH)の改質温度に近く、余剰熱があるため、改質反応に必要な熱を自前で賄うことが出来る。そのため、高温作動型燃料電池(1)を用いて、メタン(CH)から水素(H)を生成(改質)することが出来る。
換言すれば、基本的な電力負荷を賄う高温作動型燃料電池(1)が、ユニット(エリアE)における水素供給源、或いは分散型の水素供給源としても作用する点で、本発明は特許文献1とは大きく相違する。
ここで、設備(2:需要家)が燃料電池(3:例えば固体高分子形燃料電池(PEFC))を具備していれば(請求項2)、設備(2:需要家)は燃料電池(3)で発電した電力で、自らの電力需要の少なくとも一部を賄うことが出来る。
設備(2:需要家)の燃料電池が固体高分子形燃料電池(3:PEFC)である場合に、水素供給ライン(50、5)を介して高温作動型燃料電池(1:SOFC、MCFC)で生成された水素が供給されるので、設備(2:需要家)のPEFC(3)に改質器を別途用意する必要は無い。
すなわち、本発明によれば、PEFC(3)に水素が供給され、改質器を必要としないので、PEFC(3)の発電効率が向上する。
本発明において、系統連系(8)により電気会社(7)からの電力が供給可能な構成にし(請求項3)、例えば、設備(2:需要家)が燃料電池(3:例えば固体高分子形燃料電池(PEFC))を具備する場合(請求項2)や、高温作動型燃料電池(1:SOFC、MCFC)と複数の設備(2:需要家)とを電力供給ライン(6)で接続して、電力供給ライン(6)を介して高温作動型燃料電池(11:SOFC、MCFC)で発電された電力が設備(2:需要家)へ供給される様に構成した場合(請求項4)に、設備(2:需要家)の電力需要が固体高分子形燃料電池(3:PEFC)や高温作動型燃料電池(1:SOFC、MCFC)で賄い切れない場合に、電気会社(7)からの買電で不足分をカバーすることが可能である。
本発明において、前記水素供給ライン(50)に水素貯蔵装置(水素バッファ9)を設ければ、設備(2:需要家)の電力負荷、水素負荷が、急激に増加しても、高温作動型燃料電池(1:SOFC、MCFC)の水素生成量を急激に変動させることなく、水素貯蔵装置(水素バッファ9)から設備(2:需要家)の燃料電池(3:例えばPEFC)へ負荷の増大に見合った量の水素を供給して、対処することが出来る。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図示の実施形態では、高温作動型燃料電池として、固体酸化物形燃料電池(SOFC)が用いられている。
先ず、図1を参照して第1実施形態を説明する。
図1の第1実施形態では、電気と水素の供給システムは、ガス供給ライン(例えば、都市ガスライン)を介して需要家(ユーザー:設備)側へ都市ガス(メタンガス)を送り、ユーザー側で水素を発生させる実施形態である。
ここで、需要家(ユーザー)を、小口需要家と大口需要家に分け、以下、断りが無い限り、小口需要家を「需要家」、大口需要家を「大口需要家」、双方を指す場合「ユーザー」と記述する。
ユーザー側で水素を生成する態様については、従来の都市ガスの水蒸気改質と同様であり、水素生成の反応式は以下の通りである。
CH+HO→CO+3H
そして、副産物のCOは、COシフトコンバーターにより、
CO+HO→CO+H
という反応を行わしめ、或いは、COを選択的に酸化して(選択酸化)COとする。
或いは、プレッシャー スウィング アドソープション(PSA)によりCOを除去することも可能である。すなわち、圧力を付加して吸着剤にCOを吸着させ、その後、圧力を開放してCOを吸着状態から開放することも出来る。
係る改質反応は吸熱反応であって、高温作動型燃料電池(SOFC)で水素を改質してやれば、電気と水素とを得ることが出来る(電気と水素のコ・プロダクションが出来る)。
そして、SOFCで発生した水素と電気とを複数の需要者で利用するためには、水素の配管網と、電気の供給網とを整備してやればよい。
図1において、全体を符号101で示す水素及び電力供給システム(以下、システムと言う)は、エリアE内共用の高温作動型燃料電池(固体酸化物形燃料電池(SOFC)或いは溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC);以下、高温作動型燃料電池を代表して「SOFC」と記載する)1と、水素を消費する複数の需要家2とで構成されるユニット(以下、ユニットをエリアと言う)Eと、該エリアEに対してメタンを主成分とする気体(例えば、天然ガス)を供給するガス供給ライン(都市ガスライン)4、とにより概略構成されている。
SOFC1は、エリアE内の工場等の大口需要家20において、設置されている。
該ガス供給ライン4はSOFC1に連通しており、一方、エリアE内の全需要家2は環状の水素供給ライン(以下水素ラインと言う)5で接続されている。
水素ライン5は水素供給本管50でSOFC1と接続されている。そして、SOFC1で生成された水素が水素供給本管50及び水素ライン5を流過して、エリアE内の全需要家2に供給される。
図1の第1実施形態では、需要家2の全戸が燃料電池(例えば固体高分子形燃料電池(PEFC);以下、固体高分子形燃料電池をPEFCと言う)3を備えている。そして前記水素供給ライン5から各戸のPEFC3に供給された水素を用いて各戸のPEFC3は発電が可能に構成されている。
図1において、エリアE内にはSOFC1を設置した大口需要家20に加えて、その他の大口需要家21が存在する。この大口需要家21は、SOFC1もPEFC3も備えておらず、水素は消費しないが、大量の電量を消費する。大口需要者21には、電力供給ライン61によってSOFC1が発電した電力が供給される。
全ての需要家2は環状の電力ライン6によって接続され、その電力ライン6は電気会社(発電所)7と電力供給ライン(系統連系)8によって接続されている。
その結果、需要家2は自家用のPEFC3で発電した電力により電力負荷を賄うことが出来ると共に、系統連携8により電力会社(発電所)7からの電力が供給可能となっている。
図8の従来技術では、需要家2が所有するPEFC30は改質器を内蔵するタイプであり、そのため、発電効率が低かった。それに対して図1の第1実施形態では、需要家2は改質器を内蔵していないPEFC3を設置している。
需要家2のPEFC3には、共用のSOFC1からの水素ライン5を介して水素が供給されるので、個々のPEFC3については、改質器が不要となる。
図8の従来技術において需要家2が所有するPEFC30の様に、内部に改質器を有する燃料電池システムとして販売されているPEFCは、現状では、発電効率が決して高くない(33%)。
これに対して、水素を直接PEFCに供給すると、発電効率が40%を超え、火力発電の発電効率を上回ることが出来る。そのため、需要家2のPEFC3に水素を直接供給する図1の第1実施形態によれば、従来技術では達成できない程度の、高い発電効率(40%)を達成することが出来る。
ガス供給ライン4を介して供給された都市ガスを利用して、電気と水素とを生成するSOFC1は、熱自立する程度に規模が大きい。具体的には、出力が数10kW或いは数100kW程度の規模であれば、いわゆる「熱余り」状態となり、改質反応に必要な余剰熱を生じ、その余剰熱を差し引いた状態でも熱自立が出来る。
図1の第1実施形態において、SOFC1は、エリアE内では、工場等の大口需要家20に、唯1台だけ設置されている。
エリア内の全ての需要家、例えば一般家庭を含む小口需要家2の各々について、SOFC1は設けられていない。
換言すれば、単一のSOFC1と、当該SOFC1で賄える程度の水素需要家2とにより、上述したエリアE(ユニット)は構成されているのである。
SOFC1の発電能力では賄いきれない場合を想定して、当該エリアEは、発電所7から系統連携8により商用電力を購入する様に構成されている。
図1では図示の簡略化のため、発電所7はエリアEの近接部に設けられている様に表現されている。しかし、実際には、発電所7は山間部の様に、当該エリアEから遠隔の地にある。
図1において、都市ガスライン4は、水素を長距離輸送するには困難な程度に長距離のラインである。その様な長距離のラインであっても、天然ガスの輸送は可能である。
ここで、天然ガスは、メタンだけではなくて、プロパンやエタンも含む。
SOFC(固体酸化物型燃料電池)1は、プロパン、エタンの様に炭素数の多い物質は直接改質できないが、メタンであれば、燃料電池内部で改質が可能である。
そのため、SOFCに供給する以前の段階で、燃料ガスを事前に改質(予備改質)することにより、プロパン、エタンのように炭素数の多い燃料ガスをメタンにする反応を行う。
エタンをメタンとする反応の反応式を示すと次の通りである。
+HO→CH+2H+CO
やCが存在するガスについては、Oが不足すると、或る温度以上では炭素が析出してしまう。炭素が析出すると、燃料電池の破損や、配管の閉塞と言ったトラブルが生じる。そのため、予備改質では、少なくとも、CHまでの反応を進行させている。
明確には図示されていないが、SOFC1には、上述した様な予備改質を行う機構が設けられている。
図1の第1実施形態によれば、SOFC1を中心とする複数の需要家2のエリアEを形成し、各エリアEで水素を供給するオンサイト水素供給(分散型の水素供給)が実現できる。
そして、都市ガスライン4を介してSOFC1側へ都市ガス(メタン)を送り、SOFC1側で水素を生成させているので、図8の従来技術等における問題点、すなわち水素をパイプラインで搬送する際の問題点が解消されるのである。
次に、図2を参照して第2実施形態(システム全体を符号102で示す)を説明する。
図1の第1実施形態では、PEFC3を所有する需要家2には、SOFC1から水素供給本管50、水素ライン5を介して水素のみを供給しており、SOFC1から需要家2へは電気は供給していない。電力ライン61を介してSOFC1から電力を供給されるのは、PEFC3を有しない大口需要家21のみである。換言すれば、図1の第1実施形態では、SOFC1から電力と水素の双方を供給される需要家は存在しない。
これに対して、図2の第2実施形態では、全戸の需要家2が、SOFC1から電力と水素の双方を供給されている。
図2の第2実施形態では、全ての需要家2は電力ライン6で環状に接続されており、電力ライン6とSOFC1とが電力供給ライン60で接続されている。その結果、電力供給ライン60及び電力ライン6を介して、全ての需要家2にSOFC1で発電された電力が供給される。
それと共に、水素供給本管50及び水素ライン5を介して、全ての需要家2にSOFC1で生成された水素が供給される。
なお、図2の第2実施形態では、水素を消費せずに電力のみを消費する大口需要家21が省略されている点も、図1の第1実施形態とは異なっている。
図2の第2実施形態におけるその他の構成及び作用効果については、図1の第1実施形態と同様である。
次に、図3を参照して、本発明の第3実施形態(システム全体を符号103で示す)を説明する。
図2の第2実施形態においては、各需要家における基本的な電力負荷、すなわちエリアE全体の電力負荷は、基本的にはSOFC1の発電で賄うが、基本的な電力負荷を超えた分(電力負荷)については、PEFC3で対応している。
ここで、PEFC3を備えた需要家2の電力負荷、給湯負荷が、急激に増加する事態が想定される。係る事態においては、各PEFC3へ供給される水素量を増加して対処する必要がある。
しかし、エリアE全体の水素需要量が増加した場合において、SOFC1の水素生成量を急激に変動させることは難しい。
図3の第3実施形態では、その様な事態、すなわちエリアE全体の水素需要量が増加する事態に対処するため、図2の第2実施形態に対して、SOFC1で生成した水素を、一時的に貯蔵する水素貯蔵装置(水素バッファ)9を水素供給本管50の途中に設けている。
図3の第3実施形態では、何等かの原因により、エリアE全体における水素需要が急激に増加した場合に、水素貯蔵装置(水素バッファ)9から、増加した需要量に相当する水素を需要家2へ供給するように構成されている。
そのように構成することにより、SOFC1における水素生成量を変動すること無く、エリアE全体における水素需要の急増に対処している。
SOFC1は負荷変動の追従性が良くないが、PEFC3では負荷変動の追従性が優れている。従って、PEFC3で消費される水素を確保することが出来れば、需要家2における電力負荷の変動については、PEFC3で対応出来る。従って、水素貯蔵装置(水素バッファ)9で溜めておいた水素を、需要家2における電力負荷の増加に追従させて、PEFC3に供給すれば、エリアE全体において、PEFC3を備えた需要家2の電力負荷、給湯負荷が、急激に増加してしまう事態に対処することが出来る。
水素貯蔵装置(水素バッファ)9への水素の貯蔵については、例えば、一般家庭である需要家2のPEFC3が停止している夜間において、SOFC1を稼動させ、夜間に水素を生成して、水素貯蔵装置(水素バッファ)9に溜めることが出来る。
図3の第3実施形態においては、水素貯蔵装置(水素バッファ)9を設けることにより、エリアE内の負荷変動に対処して、水素供給と発電とについて最適化を行うことが可能になるのである。
図3の第3実施形態におけるその他の構成及び作用効果については、図2の第2実施形態と同様である。
次に、図4を参照して第4実施形態(システム全体を符号104で示す)を説明する。
図1の実施形態では、PEFC3を備えた各需要家2において、必要な電力は、各家庭のPEFC3及び発電所7から供給されている。また、図2、図3の各実施形態では、各需要家2における電力は、SOFC1、発電所7、各家庭のPEFC3により供給されている。
それに対して、図4の第4実施形態では、各需要家2のPEFC3は、エリアEにおいて環状に配置された電力ライン6に接続されているので、各需要家2のPEFC3で発電した電力の余剰分を、他の需要家2に供給することが可能である。そして、各需要家2に対して、SOFC1、各々に設けたPEFC3、系統連携により発電所7から供給される電力に加えて、他の需要家2のPEFC3で発電した電力の余剰分を供給することが可能となる様に構成されている。
図4において、SOFC1とPEFC3により構成されるエリアEにおいては、マイクログリッドを形成しており、相互に電力負荷をチェックして、発電し合い、必要に応じて電力を供給し合う、或いは電力を融通し合うことが出来る様に構成されている。
すなわち、図4において、各需要家2のPEFC3は、エリアEにおいて環状に配置された電力ライン6に接続されており、電力ライン6は電力供給ライン60を介してSOFC1と電気的に連通している。
全ての需要家2に対して、SOFC1で発電された電力が、電力供給ライン60と電力ライン6とを介して供給される。
ここで、PEFC3の発電出力が余剰な需要家2と、PEFC3の発電出力が不足している需要家2が存在する場合には、余剰な発電出力が電力ライン6を介して電力需要に対して発電出力が不足しているPEFC3の需要家2へ供給する事が出来る。
すなわち、図4の第4実施形態によれば、特定のエリアE内の需要者2同士で、PEFC3で発電した電力を融通し合うことが可能である。その結果、図4においては、図1の第1実施形態〜図3の第3実施形態とは異なり、発電所7との系統連系を省略することも可能である。
図4の第4実施形態は、例えば、エリアE内に、自前の発電設備(PEFCその他のFC)を有していない大口の電力需要家(例えば、ビルやマンション、その他:図4では図示せず)が存在する場合であって、SOFC1の発電出力が、その様な大口需要家による電力需要を賄うのに用いられてしまう場合等に、有効である。
図4の第4実施形態におけるその他の構成及び作用効果については、図1〜図3の各実施形態と同様である。
図5は、第4実施形態の変形例(システム全体を符号104Bで示す)を示す。
図5においては、複数のエリア(図示では2つのエリア)E1、E2について、図4で説明したようなマイクログリッドが形成されている。
図5では、二つのエリアE1、E2に対して、1台の水素貯蔵装置9を設けている。
SOFC1−1からエリアE1への水素供給本管50−1と、SOFC1−2からエリアE−2への水素供給本管50−2は、共に、水素貯蔵装置9を経由して、各々のエリアにおける水素ライン5に接続されている。
図5において、水素供給本管50−1、50−2が長くなり過ぎない様に注意する必要がある。水素供給本管50−1、50−2が長くなり過ぎてしまうと、図8を参照して説明した従来技術と同様に、水素ガスの漏洩の恐れが生じるからである。
図5の変形例のその他の構成及び作用効果については、図4の実施形態と同様である。
次に、図6、図7を参照して第5実施形態を説明する。
図6、図7の第5実施形態では、図1〜図5の各実施形態におけるエリアE、E1、E2が、集合住宅(例えばマンション)となっている。
図6、図7において、マンション10がエリアEmであり、マンション10の各部屋(各家庭)が需要者2である。そして、SOFC1により、各需要者2に水素及び/又は電力を供給して、電力需要を賄っている。
ここで、集合住宅における各戸においては、PEFCを設けていなくとも水素需要は存在する。水素はPEFCの燃料としての需要のみが存在するのでは無く、各種燃焼機器で燃料として使用することも可能だからである。
もちろん、図7で示す様に、PEFC3を設置している部屋においては、PEFC3の燃料として水素を消費することとなる。
先ず、図6に基づいて、何れの需要家2も燃料電池PEFCを有していない場合(システム全体を符号105Aで示す)について説明する。
マンション10の全戸の需要家2がエリアEmを構成しており、マンション10の一部にはSOFC1が設置されている。
SOFC1にはガス供給ライン(都市ガスライン)4が接続されており、SOFC1は供給された都市ガスによって、発電を行うと共に、水素を生成している。
マンション10(エリアEm)における一部の需要家2には、SOFC1から水素を供給するための水素ライン5が配管されている。
また、エリアEmの全需要家2に対して、SOFC1が発電した電力を供給するための電力供給ライン6が接続されている。
全需要家2にはSOFC1の発電出力が供給される。それと共に、水素ライン5が配管されている一部の需要家2に対しては、各種燃焼機器で消費される燃料としての水素が、SOFC1から水素ライン5を介して供給されるのである。
図7の場合には、マンション(エリアEm)に燃料電池PEFCを設けた部屋(需要家2)が存在する場合(システム全体を符号105Bで示す)について説明する。
それと共に、図7の場合には、全需要家2には、SOFC1から水素供給ライン5が接続されている。なお、図7において、水素供給ライン5が接続されていない部屋が設けられているが、これは図示の簡略化のためであり、全ての部屋に水素供給ラインが接続されている。
図7において、前記共用部15は電力供給ライン6でSOFC1と接続されており、SOFC1で発電した電力が共用部分15に供給されるように構成されている。
そして、全ての部屋に水素供給ライン5を介して水素が供給される。供給された水素は、PEFC3を有する部屋ではその燃料として消費される。PEFC3を設置していない部屋では、供給された水素は各種燃焼機器の燃料として使用される。
図7において、SOFC1で発電した電力を、電力供給ライン6を介して全ての部屋に供給することも可能である。
マンション10の各戸(各部屋或いは各家庭)における負荷は別々でも、マンション全体の電力負荷はフラットとなる。
従って、図6、図7の第5実施形態において、負荷変動に対する追随性が良好ではないSOFC1であっても、マンション10全体の電力負荷を賄うことが可能となる(いわゆる「アグリゲーション」)。
或いは、図7で示すように、マンション10の共用部15における電力負荷も比較的変動が少ないことが予想されるので、SOFC1の発電出力で賄う様に構成することも可能である(「アグリゲーション」の変形)。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術範囲を限定する趣旨の記述ではない。
例えば、図示の実施形態では、各エリアにおいて水素を生成する燃料電池は固体酸化物形燃料電池(SOFC)であるが、溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)であっても良い。
本発明の第1実施形態のブロック図。 本発明の第2実施形態のブロック図。 本発明の第3実施形態のブロック図。 本発明の第4実施形態のブロック図。 第4実施形態の変形例を説明するブロック図。 第5実施形態の一例を説明するブロック図。 第5実施形態の図6とは別の例を説明するブロック図。 従来技術を説明するブロック図。
符号の説明
1・・・高温作動型燃料電池/SOFC
2・・・需要家(小口需要家)
3・・・固体高分子形燃料電池/PEFC
4・・・ガス供給ライン/都市ガスライン
5・・・水素供給ライン/水素ライン
6・・・電力供給ライン/電力ライン
7・・・電力会社/発電所
8・・・系統連携/電力供給ライン
9・・・水素貯蔵装置/水素バッファ
10・・・マンション
15・・・共用部
Em・・・ユニット/エリア

Claims (5)

  1. 高温作動型燃料電池及び水素を消費する複数の設備より成るユニットと、該ユニットに対してメタンを主成分とする気体を供給するガス供給ラインとを有し、該ガス供給ラインは高温作動型燃料電池に連通しており、高温作動型燃料電池と複数の設備とは水素供給ラインで接続されており、該水素供給ラインには高温作動型燃料電池で生成された水素が流過することを特徴とする電気と水素の供給システム。
  2. 前記水素を消費する複数の設備には燃料電池が含まれていることを特徴とする請求項1の電気と水素の供給システム。
  3. 前記水素を消費する複数の設備は該設備内に設けられた燃料電池で発電した電力を消費することが出来ると共に、系統連系により電力会社からの電力が供給可能に構成されている請求項2の電気と水素の供給システム。
  4. 高温作動型燃料電池と前記水素を消費する複数の設備とは電力供給ラインで接続されており、水素供給ラインを介して高温作動型燃料電池から前記水素を消費する複数の設備へ水素が供給されると共に、電力供給ラインを介して高温作動型燃料電池で発電された電力が前記水素を消費する複数の設備へ供給される様に構成されている請求項1〜3の何れか1項の電気と水素の供給システム。
  5. 前記水素供給ラインには水素貯蔵装置が設けられている請求項1〜4の何れか1項の電気と水素の供給システム。
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