JP2007265482A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】SRAMセルのプルダウントランジスタのゲートリーク電流を測定することができるようにした半導体装置を提供する。
【解決手段】Pウエル51_0にはSRAMセルMC00〜MC30の第1のプルダウントランジスタを形成し、Pウエル51_j+1(j=0、1、2)にはSRAMセルMC0j〜MC3jの第2のプルダウントランジスタ及びSRAMセルMC0(j+1)〜MC3(j+1)の第1のプルダウントランジスタを形成し、Pウエル51_4にはSRAMセルMC03〜MC33の第2のプルダウントランジスタを形成する。Pウエル51_0、51_2、51_4はゲートリーク電流測定回路18の入力端子に接続し、Pウエル51_1、51_3はゲートリーク電流測定回路19の入力端子に接続する。
【選択図】図1
【解決手段】Pウエル51_0にはSRAMセルMC00〜MC30の第1のプルダウントランジスタを形成し、Pウエル51_j+1(j=0、1、2)にはSRAMセルMC0j〜MC3jの第2のプルダウントランジスタ及びSRAMセルMC0(j+1)〜MC3(j+1)の第1のプルダウントランジスタを形成し、Pウエル51_4にはSRAMセルMC03〜MC33の第2のプルダウントランジスタを形成する。Pウエル51_0、51_2、51_4はゲートリーク電流測定回路18の入力端子に接続し、Pウエル51_1、51_3はゲートリーク電流測定回路19の入力端子に接続する。
【選択図】図1
Description
本発明は、SRAM(static random access memory)セルを有する半導体装置に関する。
SRAMセルを有する半導体装置であるSRAMにおいては、SRAMセルを構成するフリップフロップのプルダウントランジスタのゲートリーク電流を測定し、ゲートリーク電流が許容外の不良セルを特定することが求められる。
従来、SRAMセルを視覚的に観察することにより不良セルを特定する方法が知られているが、この方法では、形状異常は確認できるが、SRAMセルを構成するフリップフロップのプルダウントランジスタのゲートリーク電流を測定することはできないという問題点がある。
なお、特許文献1には、ビット線のみをパスゲート等を介して外部端子に接続することによりビット線のリーク電流を測定する方法が開示されているが、SRAMセルを構成するフリップフロップのプルダウントランジスタのゲートリーク電流を測定する方法は開示されていない。
特開平5−304266号公報
本発明は、かかる点に鑑み、SRAMセルのプルダウントランジスタのゲートリーク電流を測定することができるようにし、ゲートリーク電流が許容外にある不良セルの特定を行うことができるようにした半導体装置を提供することを目的とする。
本発明中、第1の発明は、SRAMセルを有する半導体装置において、前記SRAMセルの第1のプルダウントランジスタは、第1のウエルを基盤として形成され、前記SRAMセルの第2のプルダウントランジスタは、第2のウエルを基盤として形成されているものである。
本発明中、第2の発明は、第1列〜第N列(但し、Nは2以上の整数)のSRAMセルを有し、前記第1列のSRAMセルの第1のプルダウントランジスタは、第1のウエルを基盤として形成され、前記第1列〜第N列のSRAMセルのうち、第k列(但し、kは1〜N−1の整数)のSRAMセルの第2のプルダウントランジスタ及び第k+1列の第1のプルダウントランジスタは、第k+1のウエルを基盤として形成され、前記第N列のSRAMセルの第2のプルダウントランジスタは、第N+1のウエルを基盤として形成され、前記第1のウエル〜前記第N+1のウエルのうち、奇数番目のウエルは、第1のゲートリーク電流測定回路に接続され、偶数番目のウエルは、第2のゲートリーク電流測定回路に接続されているというものである。
本発明中、第1の発明によれば、前記SRAMセルの第1のプルダウントランジスタのゲート電位がH(高)レベル、第2のプルダウントランジスタのゲート電位がL(低)レベルとなる状態にし、第1のウエルを介して第1のプルダウントランジスタのゲートリーク電流を読み出すことにより、前記SRAMセルの第1のプルダウントランジスタのゲートリーク電流を測定することができる。
また、前記SRAMセルの第1のプルダウントランジスタのゲート電位がLレベル、第2のプルダウントランジスタのゲート電位がHレベルとなる状態にし、第2のウエルを介して第2のプルダウントランジスタのゲートリーク電流を読み出すことにより、前記SRAMセルの第2のプルダウントランジスタのゲートリーク電流を測定することができる。
本発明中、第2の発明によれば、第k列の所定行のSRAMセルの第1のプルダウントランジスタのゲート電位がHレベル、第2のプルダウントランジスタのゲート電位がLレベルとなる状態にし、第kのウエルを介して第k列の所定行のSRAMセルの第1のプルダウントランジスタのゲートリーク電流を読み出すことにより、第k列の所定行のSRAMセルの第1のプルダウントランジスタのゲートリーク電流を測定することができる。
また、第k列の所定行のSRAMセルの第1のプルダウントランジスタのゲート電位がLレベル、第2のプルダウントランジスタのゲート電位がHレベルとなる状態にし、第k+1のウエルを介して第k列の所定行のSRAMセルの第2のプルダウントランジスタのゲートリーク電流を読み出すことにより、第k列の所定行のSRAMセルの第2のプルダウントランジスタのゲートリーク電流を測定することができる。
以下、図1〜図12を参照して、本発明の一実施形態について、本発明を単体としてのSRAM装置に適用した場合を例にして説明するが、本発明は、これに限定されず、SRAMを搭載した種々のLSIに適用することができるものである。
また、本発明の一実施形態では、2ビットのロウアドレス信号と2ビットのコラムアドレス信号を入力する場合を例にしているが、これは説明の便宜のためであり、ロウアドレス信号及びコラムアドレス信号のビット数は、これに限定されるものではない。
図1は本発明の一実施形態の構成の一部分を示す回路図である。図1中、1はSRAMセルが配列されたメモリセルアレイ、WL0〜WL3はワード線、BL0、BL0x〜BL3、BL3xはビット線である。
2、3はロウアドレス入力端子、4はロウアドレス入力端子2、3を介してロウアドレス信号A0、A1を取り込むロウアドレスバッファ、5はロウアドレスバッファ4が取り込んだロウアドレス信号A0、A1をデコードするロウデコーダ、6はロウデコーダ5のデコード結果に基づいてワード線WL0〜WL3を駆動するワード線駆動回路である。
7、8はコラムアドレス入力端子、9はコラムアドレス入力端子7、8を介してコラムアドレス信号A2、A3を取り込むコラムアドレスバッファ、10はコラムアドレスバッファ9が取り込んだコラムアドレス信号A2、A3をデコードするコラムデコーダ、11はコラムデコーダ10のデコード結果に基づいてメモリセルアレイ1のコラムの選択を行うコラム選択回路である。
12はコラム選択回路11を介してメモリセルアレイ1から読み出したデータの増幅を行うセンスアンプ、13はデータの入出力を行うI/O回路、14〜17はデータ入出力端子、D0〜D3はデータである。なお、書き込み回路やコントロールパルス生成回路等は、図示を省略している。
18、19はメモリセルアレイ1に配列されているSRAMセルを構成するフリップフロップのプルダウントランジスタのゲートリーク電流を測定するゲートリーク電流測定回路、20はゲートリーク電流測定回路18によるゲートリーク電流測定結果が出力されるゲートリーク電流測定結果出力端子(外部端子)、21はゲートリーク電流測定回路19によるゲートリーク電流測定結果が出力されるゲートリーク電流測定結果出力端子(外部端子)である。
図2はメモリセルアレイ1の構成を示す回路図である。図2中、MC00〜MC33は4行4列に配置されたSRAMセル、25はビット線BL0、BL0x〜BL3、BL3xのプリチャージ時及びゲートリーク電流測定モード時の電位を制御するビット線制御回路である。
ビット線制御回路25において、S1はビット線BL0、BL0x〜BL3、BL3xのプリチャージを指示するビット線プリチャージ指示信号であり、ビット線プリチャージ時にはLレベル、それ以外の場合にはHレベルとされるものである。S2はゲートリーク電流測定モード信号であり、ゲートリーク電流測定モード時にはHレベル、それ以外の場合にはLレベルとされるものである。
26は電源電位VDDを供給するVDD電源線、27は接地電位VSSを供給するVSS電源線、28はビット線プリチャージ指示信号S1とゲートリーク電流測定モード信号S2とをOR処理するOR回路、29_0、29_0x〜29_3、29_3xはOR回路28の出力によりオン、オフが制御されるPMOSトランジスタ、30_0、30_0x〜30_3、30_3xはゲートリーク電流測定モード信号S2によりオン、オフが制御されるNMOSトランジスタである。
本例では、通常動作モード時には、ゲートリーク電流測定モード信号S2=Lレベルとなり、NMOSトランジスタ30_0、30_0x〜30_3、30_3xはオフとされる。そして、ビット線プリチャージ時には、ビット線プリチャージ信号S1=Lレベルとなり、OR回路28の出力=Lレベル、PMOSトランジスタ29_0、29_0x〜29_3、29_3xはオンとされる。この結果、ビット線BL0、BL0x〜BL3、BL3xは電源電位VDDにプリチャージされる。
これに対して、ゲートリーク電流測定モード時には、ゲートリーク電流測定モード信号S2=Hレベルとなり、NMOSトランジスタ30_0、30_0x〜30_3、30_3xはオンとされる。また、OR回路28の出力=Hレベルとなり、PMOSトランジスタ29_0、29_0x〜29_3、29_3xはオフとされる。この結果、ビット線BL0、BL0x〜BL3、BL3xは接地電位VSSに固定される。
図3はSRAMセルMC00〜MC33の構成を示す回路図である。図3中、35はCMOS型のフリップフロップであり、36、37はPMOSトランジスタからなる第1、第2のプルアップトランジスタ(負荷トランジスタ)、38、39はNMOSトランジスタからなる第1、第2のプルダウントランジスタ(駆動トランジスタ)、40、41は第1、第2の記憶ノードである。また、42、43はNMOSトランジスタからなる第1、第2のパストランジスタである。
第1のプルアップトランジスタ36は、ソースをVDD電源線44に接続し、ドレインを第1の記憶ノード40に接続し、ゲートを第2の記憶ノード41に接続している。第2のプルアップトランジスタ37は、ソースをVDD電源線44に接続し、ドレインを第2の記憶ノード41に接続し、ゲートを第1の記憶ノード40に接続している。
第1のプルダウントランジスタ38は、ドレインを第1の記憶ノード40に接続し、ソースをVSS電源線45に接続し、ゲートを第2の記憶ノード41に接続している。第2のプルダウントランジスタ39は、ドレインを第2の記憶ノード41に接続し、ソースをVSS電源線45に接続し、ゲートを第1の記憶ノード40に接続している。
第1のパストランジスタ42は、ドレインを第1の記憶ノード40に接続し、ソースをビット線BLに接続し、ゲートをワード線WLに接続している。第2のパストランジスタ43は、ドレインを第2の記憶ノード41に接続し、ソースをビット線BLxに接続し、ゲートをワード線WLに接続している。
なお、ワード線WLは、1行目のSRAMセルの場合はWL0、2行目のSRAMセルの場合はWL1、3行目のSRAMセルの場合はWL2、4行目のSRAMセルの場合はWL3である。ビット線BL、BLxは、1列目のSRAMセルの場合はBL0、BL0x、2列目のSRAMセルの場合はBL1、BL1x、3列目のSRAMセルの場合はBL2、BL2x、4列目のSRAMセルの場合はBL3、BL3xである。
図4はSRAMセルMC00、MC01の部分のレイアウト図である。SRAMセルMC00、MC01は、いわゆるシンメトリタイプとされており、図4中、50はP型シリコン基板に形成されたNウエル(Deep Nwell)、51_0、51_1、51_2はNウエル50に形成され、Nウエル50によりP型シリコン基板と分離されたPウエル、52_0、52_1はNウエル50に形成されたNウエルである。
53〜55はPウエル51_0に形成されたN型拡散層、56〜61はPウエル51_1に形成されたN型拡散層、62〜64はPウエル51_2に形成されたN型拡散層、65〜68はNウエル52_0に形成されたP型拡散層、69〜72はNウエル52_1に形成されたP型拡散層、73〜76はメタル層、77〜83はゲート層である。
P型拡散層66、67、69、72はVDD電源線に接続され、N型拡散層55、56、59、64はVSS電源線に接続され、N型拡散層53はビット線BL0に接続され、N型拡散層58はビット線BL0xに接続され、N型拡散層61はビット線BL1に接続され、N型拡散層62はビット線BL1xに接続され、ゲート層77、80、83はワード線WL0に接続される。
また、メタル層73とN型拡散層54は接続され、ゲート層79とメタル層73とP型拡散層65は接続され、ゲート層78とメタル層74とP型拡散層68は接続され、メタル層74とN型拡散層57は接続され、メタル層75とN型拡散層60は接続され、ゲート層82とメタル層75とP型拡散層70は接続され、ゲート層81とメタル層76とP型拡散層71は接続され、メタル層76とN型拡散層63は接続されている。
ここで、メモリセルMC00では、P型拡散層65、66とゲート層78とで第1のプルアップトランジスタ(図3に示す第1のプルアップトランジスタ36)が構成され、N型拡散層54、55とゲート層78とで第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)が構成され、N型拡散層53、54とゲート層77とで第1のパストランジスタ(図3に示す第1のパストランジスタ42)が構成されている。
また、P型拡散層67、68とゲート層79とで第2のプルアップトランジスタ(図3に示す第2のプルアップトランジスタ37)が構成され、N型拡散層56、57とゲート層79とで第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)が構成され、N型拡散層57、58とゲート層80とで第2のパストランジスタ(図3に示す第2のパストランジスタ43)が構成されている。
また、メモリセルMC01では、P型拡散層69、70とゲート層81とで第1のプルアップトランジスタ(図3に示す第1のプルアップトランジスタ36)が構成され、N型拡散層59、60とゲート層81とで第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)が構成され、N型拡散層60、61とゲート層80とで第1のパストランジスタ(図3に示す第1のパストランジスタ42)が構成されている。
また、P型拡散層71、72とゲート層82とで第2のプルアップトランジスタ(図3に示す第2のプルアップトランジスタ37)が構成され、N型拡散層63、64とゲート層82とで第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)が構成され、N型拡散層62、63とゲート層83とで第2のパストランジスタ(図3に示す第2のパストランジスタ43)が構成されている。
本例では、SRAMセルMC00、MC02、MC20、MC22は同一のレイアウトとされ、SRAMセルMC01、MC03、MC21、MC23は同一のレイアウトとされている。
また、SRAMセルMC10は、図上、上下方向においてSRAMセルMC00と線対称のレイアウト、即ち、図上、横方向の線を対称線としてSRAMセルMC00と線対称のレイアウトとされ、SRAMセルMC10、MC12、MC30、MC32は同一のレイアウトとされている。
また、SRAMセルMC11は、図上、上下方向においてSRAMセルMC01と線対称のレイアウト、即ち、図上、横方向の線を対称線としてSRAMセルMC01と線対称のレイアウトとされ、SRAMセルMC11、MC13、MC31、MC33は同一のレイアウトとされている。
したがって、本発明の一実施形態では、Pウエル51_0、51_1、51_2のほかに、図5に示すように、Pウエル51_3、51_4が設けられている。なお、これらPウエル51−3、51−4も、Pウエル51_0、51_1、51_2と同様にNウエル50に形成され、Nウエル50によりP型シリコン基板と分離されている。
本発明の一実施形態では、1列目のSRAMセルMC00、MC10、MC20、MC30については、第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)及び第1のパストランジスタ(図3に示す第1のパストランジスタ42)はPウエル51_0を基盤として形成され、第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)及び第2のパストランジスタ(図3に示す第2のパストランジスタ43)はPウエル51_1を基盤として形成されている。
この場合、1列目のSRAMセルMC00、MC10、MC20、MC30から見て、Pウエル51_0は、本発明の半導体装置における第1のウエルということになり、Pウエル51_1は、本発明の半導体装置における第2のウエルということになる。
また、2列目のSRAMセルMC01、MC11、MC21、MC31については、第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)及び第1のパストランジスタ(図3に示す第1のパストランジスタ42)はPウエル51_1を基盤として形成され、第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)及び第2のパストランジスタ(図3に示す第2のパストランジスタ43)はPウエル51_2を基盤として形成されている。
この場合、2列目のSRAMセルMC01、MC11、MC21、MC31から見て、Pウエル51_1は、本発明の半導体装置における第1のウエルということになり、Pウエル51_2は、本発明の半導体装置における第2のウエルということになる。
また、3列目のSRAMセルMC02、MC12、MC22、MC32については、第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)及び第1のパストランジスタ(図3に示す第1のパストランジスタ42)はPウエル51_2を基盤として形成され、第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)及び第2のパストランジスタ(図3に示す第2のパストランジスタ43)はPウエル51_3を基盤として形成される。
この場合、3列目のSRAMセルMC02、MC12、MC22、MC32から見て、Pウエル51_2は、本発明の半導体装置における第1のウエルということになり、Pウエル51_3は、本発明の半導体装置における第2のウエルということになる。
また、4列目のSRAMセルMC03、MC13、MC23、MC33については、第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)及び第1のパストランジスタ(図3に示す第1のパストランジスタ42)はPウエル51_3を基盤として形成され、第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)及び第2のパストランジスタ(図3に示す第2のパストランジスタ43)はPウエル51_4を基盤として形成されている。
この場合、4列目のSRAMセルMC03、MC13、MC23、MC33から見て、Pウエル51_3は、本発明の半導体装置における第1のウエルということになり、Pウエル51_4は、本発明の半導体装置における第2のウエルということになる。
そして、本発明の一実施形態では、図上、左側から数えて奇数番目のPウエル51_0、51_2、51_4はゲートリーク電流測定回路18の入力端子に接続されている。また、偶数番目のPウエル51_1、51_3は、ゲートリーク電流測定回路19の入力端子に接続されている。
図6はロウデコーダ5及びワード線駆動回路6の構成を示す回路図である。図6中、a0、/a0、a1、/a1はロウアドレスバッファ4が出力する内部ロウアドレス信号であり、a0はロウアドレス信号A0と同相の信号、/a0はロウアドレス信号A0と逆相の信号、a1はロウアドレス信号A1と同相の信号、/a1はロウアドレス信号A1と逆相の信号である。
また、ロウデコーダ5において、90_0は内部ロウアドレス信号a0、a1とゲートリーク電流測定モード信号S3とをNAND処理するNAND回路、90_1は内部ロウアドレス信号a0、/a1とゲートリーク電流測定モード信号S3とをNAND処理するNAND回路、90_2は内部ロウアドレス信号/a0、a1とゲートリーク電流測定モード信号S3とをNAND処理するNAND回路、90_3は内部ロウアドレス信号/a0、/a1とゲートリーク電流測定モード信号S3とをNAND処理するNAND回路である。
ゲートリーク電流測定モード信号S3は、通常動作モード時にはHレベル、ゲートリーク電流測定モード時にはLレベルになる。したがって、通常動作モード時には、NAND回路90_0は、内部ロウアドレス信号a0、a1に対してNAND回路として機能し、NAND回路90_1は、内部ロウアドレス信号a0、/a1に対してNAND回路として機能し、NAND回路90_2は内部ロウアドレス信号/a0、a1に対してNAND回路として機能し、NAND回路90_3は内部ロウアドレス信号/a0、/a1に対してNAND回路として機能し、ゲートリーク電流測定モード時には、NAND回路90_0〜90_3の出力はHレベルに固定される。
ワード線駆動回路6において、91_0〜91_3はインバータである。インバータ91_0は、NAND回路90_0の出力がLレベルになり、ワード線WL0が選択されると、ワード線WL0を電源電位VDDで駆動する。インバータ91_1は、NAND回路90_1の出力がLレベルになり、ワード線WL1が選択されると、ワード線WL1を電源電位VDDで駆動する。インバータ91_2は、NAND回路90_2の出力がLレベルになり、ワード線WL2が選択されると、ワード線WL2を電源電位VDDで駆動する。インバータ91_3は、NAND回路90_3の出力がLレベルになり、ワード線WL3が選択されると、ワード線WL3を電源電位VDDで駆動する。
図7はゲートリーク電流測定回路18、19の第1構成例の回路図である。第1構成例では、ゲートリーク電流測定回路18は、リファレンス電流源95と、差動増幅回路96〜98を備えており、ゲートリーク電流測定回路19は、リファレンス電流源99と、差動増幅回路100〜102を備えている。
ここで、Pウエル51_0、51_2、51_4は、差動増幅回路96の非反転入力端子及び差動増幅回路97の反転入力端子に接続されている。リファレンス電流源95は、上流端をVDD電源線に接続し、下流端を差動増幅回路96の反転入力端子及び差動増幅回路97の非反転入力端子に接続している。また、差動増幅回路98は、反転入力端子を差動増幅回路96の出力端子に接続し、非反転入力端子を差動増幅回路97の出力端子に接続し、出力端子をゲートリーク電流測定結果出力端子20に接続している。
また、Pウエル51_1、51_3は、差動増幅回路100の非反転入力端子及び差動増幅回路101の反転入力端子に接続されている。リファレンス電流源99は、上流端をVDD電源線に接続し、下流端を差動増幅回路100の反転入力端子及び差動増幅回路101の非反転入力端子に接続している。また、差動増幅回路102は、反転入力端子を差動増幅回路100の出力端子に接続し、非反転入力端子を差動増幅回路101の出力端子に接続し、出力端子をゲートリーク電流測定結果出力端子21に接続している。
即ち、第1構成例では、ゲートリーク電流測定回路18は、Pウエル51_0、51_2又は51_4を介してして入力されるゲートリーク電流測定対象のSRAMセルのプルダウントランジスタのゲートリーク電流とリファレンス電流Irefとの大小関係を電圧値で出力するように構成されている。
また、ゲートリーク電流測定回路19は、Pウエル51_1又は51_3を介して入力されるゲートリーク電流測定対象のSRAMセルのプルダウントランジスタのゲートリーク電流とリファレンス電流Irefとの大小関係を示す電圧値で出力するように構成されている。
なお、リファレンスセルを設け、リファレンス電流源95、99が出力するリファレンス電流Irefの代わりにリファレンスセルのプルダウントランジスタのゲートリーク電流を使用するように構成しても良い。
また、ゲートリーク電流測定回路18として、Pウエル51_0、51_2又は51_4を介して入力されるゲートリーク電流測定対象のSRAMセルのプルダウントランジスタのゲートリーク電流を増幅する電流増幅回路を設けると共に、ゲートリーク電流測定回路19として、Pウエル51_1又は51_3を介して入力されるゲートリーク電流測定対象のSRAMセルのプルダウントランジスタのゲートリーク電流を増幅する電流増幅回路を設けるように構成しても良い。
図8はゲートリーク電流測定回路18、19の第2構成例の回路図である。第2構成例のゲートリーク電流測定回路18は、差動増幅回路98の後段にDフリップフロップ105を設け、差動増幅回路98の出力端子をDフリップフロップ105のD入力端子に接続し、Dフリップフロップ105のQ出力端子をゲートリーク電流測定結果出力端子20に接続し、その他については、第1構成例のゲートリーク電流測定回路18と同様に構成したものである。
また、第2構成例のゲートリーク電流測定回路19は、差動増幅回路102の後段にDフリップフロップ106を設け、差動増幅回路102の出力端子をDフリップフロップ106のD入力端子に接続し、Dフリップフロップ106のQ出力端子をゲートリーク電流測定結果出力端子21に接続し、その他については、第1構成例のゲートリーク電流測定回路19と同様に構成したものである。
即ち、第2構成例のゲートリーク電流測定回路18は、Pウエル51_0、51_2又は51_4を介して入力されるゲートリーク電流測定対象のSRAMセルのプルダウントランジスタのゲートリーク電流とリファレンス電流Irefとの大小関係を示す論理値をDフリップフロップ105を介して出力するように構成されている。
また、第2構成例のゲートリーク電流測定回路19は、Pウエル51_1又は51_3を介して入力されるゲートリーク電流測定対象のSRAMセルのプルダウントランジスタのゲートリーク電流とリファレンス電流Irefとの大小関係を示す論理値をDフリップフロップ106を介して出力するように構成されている。
なお、第2構成例の場合、外部端子であるゲートリーク電流測定結果出力端子20、21を設けず、スキャンテスト時に、Dフリップフロップ105、106がラッチする論理値をスキャンデータとして出力させるように構成しても良い。
図9はSRAMセルMC00の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)のゲートリーク電流を測定する場合を説明するための回路図である。
SRAMセルMC00の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)のゲートリーク電流を測定する場合、Pウエル51_0には、SRAMセルMC00の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)のゲートリーク電流が流れ、同一列のSRAMセルMC10、MC20、MC30の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)のゲートリーク電流が流れないようにする。
即ち、SRAMセルMC00の第1の記憶ノード(図3に示す第1の記憶ノード40)にはLレベルを記憶し、第2の記憶ノード(図3に示す第2の記憶ノード41)にはHレベルを記憶する。また、SRAMセルMC10、MC20、MC30の第1の記憶ノード(図3に示す第1の記憶ノード40)にはHレベルを記憶し、第2の記憶ノード(図3に示す第2の記憶ノード41)にはLレベルを記憶する。
また、Pウエル51_2には、2列目のSRAMセルMC01、MC11、MC21、MC31の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)のゲートリーク電流及び3列目のSRAMセルMC02、MC12、MC22、MC32の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)のゲートリーク電流が流れないようにする。
即ち、SRAMセルMC01、MC11、MC21、MC31の第1の記憶ノード(図3に示す第1の記憶ノード40)にはLレベルを記憶し、第2の記憶ノード(図3に示す第2の記憶ノード41)にはHレベルを記憶する。また、SRAMセルMC02、MC12、MC22、MC32の第1の記憶ノード(図3に示す第1の記憶ノード40)にはHレベルを記憶し、第2の記憶ノード(図3に示す第2の記憶ノード41)にはLレベルを記憶する。
また、Pウエル51_4には、4列目のSRAMセルMC03、MC13、MC23、MC33の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)のゲートリーク電流が流れないようにする。即ち、SRAMセルMC03、MC13、MC23、MC33の第1の記憶ノード(図3に示す第1の記憶ノード40)にはLレベルを記憶し、第2の記憶ノード(図3に示す第2の記憶ノード41)にはHレベルを記憶する。
このようにして、ゲートリーク電流測定モードにすると、Pウエル51_0には、SRAMセルMC00の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)のみのゲートリーク電流が流れ、Pウエル51_2、51_4にはゲートリーク電流が流れないので、ゲートリーク電流測定回路18によりSRAMセルMC00の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)のゲートリーク電流Ig1を測定することができる。
同様の手法により、ゲートリーク電流測定回路18で、1列目のSRAMセルMC10、MC20、MC30及び3列目のSRAMセルMC02、MC12、MC22、MC23の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)のゲートリーク電流を測定することができる。
図10はSRAMセルMC00の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)のゲートリーク電流を測定する場合を説明するための回路図である。
SRAMセルMC00の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)のゲートリーク電流を測定する場合、Pウエル51_1には、SRAMセルMC00の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)のゲートリーク電流が流れ、SRAMセルMC10、MC20、MC30の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)のゲートリーク電流及び2列目のSRAMセルMC01、MC11、MC21、MC31の第1のプルダウントランジスタ(図3の第1のプルダウントランジスタ38)のゲートリーク電流が流れないようにする。
即ち、SRAMセルMC00の第1の記憶ノード(図3に示す第1の記憶ノード40)にはHレベルを記憶し、第2の記憶ノード(図3に示す第2の記憶ノード41)にはLレベルを記憶する。また、SRAMセルMC10、MC20、MC30の第1の記憶ノード(図3に示す第1の記憶ノード40)にはLレベルを記憶し、第2の記憶ノード(図3に示す第2の記憶ノード41)にはHレベルを記憶する。また、SRAMセルMC01、MC11、MC21、MC31の第1の記憶ノード(図3に示す第1の記憶ノード40)にはHレベル、第2の記憶ノード(図3に示す第2の記憶ノード41)にはLレベルを記憶する。
また、Pウエル51_3には、3列目のSRAMセルMC02、MC12、MC22、MC32の第2のプルダウントランジスタ(図3に示すプルダウントランジスタ39)のゲートリーク電流及び4列目のSRAMセルMC03、MC13、MC23、MC33の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)のゲートリーク電流が流れないようにする。
即ち、SRAMセルMC02、MC12、MC22、MC32の第1の記憶ノード(図3に示す第1の記憶ノード40)にはLレベルを記憶し、第2の記憶ノード(図3に示す第2の記憶ノード41)にはHレベルを記憶する。また、SRAMセルMC03、MC13、MC23、MC33の第1の記憶ノード(図3に示す第1の記憶ノード40)にはHレベルを記憶し、第2の記憶ノード(図3に示す第2の記憶ノード41)にはLレベルを記憶する。
このようにして、ゲートリーク電流測定モードにすると、Pウエル51_1には、SRAMセルMC00の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ38)のみのゲートリーク電流が流れ、Pウエル51_3にはゲートリーク電流が流れないので、ゲートリーク電流測定回路19により、SRAMセルMC00の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)のゲートリーク電流Ig2を測定することができる。
同様の手法により、ゲートリーク電流測定回路19で、1列目のSRAMセルMC10、MC20、MC30及び3列目のSRAMセルMC02、MC12、MC22、MC32の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)のゲートリーク電流Ig2を測定することができる。
図11はSRAMセルMC01の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)のゲートリーク電流を測定する場合を説明するための回路図である。
SRAMセルMC01の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)のゲートリーク電流を測定する場合、Pウエル51_1には、SRAMセルMC01の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)のゲートリーク電流が流れ、SRAMセルMC11、MC21、MC31の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)のゲートリーク電流及び1列目のSRAMセルMC00、MC10、MC20、MC30の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)のゲートリーク電流が流れないようにする。
即ち、SRAMセルMC01の第1の記憶ノード(図3に示す第1の記憶ノード40)にはLレベルを記憶し、第2の記憶ノード(図3に示す第2の記憶ノード41)にはHレベルを記憶する。また、SRAMセルMC11、MC21、MC31の第1の記憶ノード(図3に示す第1の記憶ノード40)にはHレベルを記憶し、第2の記憶ノード(図3に示す第2の記憶ノード41)にはLレベルを記憶する。また、SRAMセルMC00、MC10、MC20、MC30の第1の記憶ノード(図3に示す第1の記憶ノード40)にはLレベルを記憶し、第2の記憶ノード(図3に示す第2の記憶ノード41)にはHレベルを記憶する。
また、Pウエル51_3には、3列目のSRAMセルMC02、MC12、MC22、MC32の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)のゲートリーク電流及び4列目のSRAMセルMC03、MC13、MC23、MC33の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)のゲートリーク電流が流れないようにする。
即ち、SRAMセルMC02、MC12、MC22、MC32の第1の記憶ノード(図3に示す第1の記憶ノード40)にはLレベルを記憶し、第2の記憶ノード(図3に示す第2の記憶ノード41)にはHレベルを記憶する。また、SRAMセルMC03、MC13、MC23、MC33の第1の記憶ノード(図3に示す第1の記憶ノード40)にはHレベルを記憶し、第2の記憶ノード(図3に示す第2の記憶ノード41)にはLレベルを記憶する。
このようにして、ゲートリーク電流測定モードにすると、Pウエル51_1には、SRAMセルMC01の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)のみのゲートリーク電流が流れ、Pウエル51_3にはゲートリーク電流が流れないので、ゲートリーク電流測定回路19により、SRAMセルMC01の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)のゲートリーク電流Ig1を測定することができる。
同様の手法により、ゲートリーク電流測定回路19で、2列目のSRAMセルMC11、MC21、MC31及び4列目のSRAMセルMC03、MC13、MC23、MC33の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)のゲートリーク電流Ig1を測定することができる。
図12はSRAMセルMC01の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)のゲートリーク電流を測定する場合を説明するための回路図である。
SRAMセルMC01の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)のゲートリーク電流を測定する場合には、Pウエル51_2には、SRAMセルMC01の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)のゲートリーク電流が流れ、SRAMセルMC11、MC21、MC31の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)のゲートリーク電流及び3列目のSRAMセルMC02、MC12、MC22、MC32の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)のゲートリーク電流が流れないようにする。
即ち、SRAMセルMC01の第1の記憶ノード(図3に示す第1の記憶ノード40)にはHレベルを記憶し、第2の記憶ノード(図3に示す第2の記憶ノード41)にはLレベルを記憶する。また、SRAMセルMC11、MC21、MC31の第1の記憶ノード(図3に示す第1の記憶ノード40)にはLレベルを記憶し、第2の記憶ノード(図3に示す第2の記憶ノード41)にはHレベルを記憶する。また、SRAMセルMC02、MC12、MC22、MC32の第1の記憶ノード(図3に示す第1の記憶ノード40)にはHレベルを記憶し、第2の記憶ノード(図3に示す第2の記憶ノード41)にはLレベルを記憶する。
また、Pウエル51_0には、1列目のSRAMセルMC00、MC10、MC20、MC30の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ39)のゲートリーク電流が流れないようにする。即ち、SRAMセルMC00、MC10、MC20、MC30の第1の記憶ノード(図3に示す第1の記憶ノード40)にはHレベルを記憶し、第2の記憶ノード(図3に示す第2の記憶ノード41)にはLレベルを記憶する。
また、Pウエル51_4には、4列目のSRAMセルMC03、MC13、MC23、MC33の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)のゲートリーク電流が流れないようにする。即ち、SRAMセルMC03、MC13、MC23、MC33の第2の記憶ノード(図3に示す第1の記憶ノード40)にはLレベルを記憶し、第2の記憶ノード(図3に示す第2の記憶ノード41)にはHレベルを記憶する。
このようにして、ゲートリーク電流測定モードにすると、Pウエル51_1には、SRAMセルMC01の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)のみのゲートリーク電流が流れ、Pウエル51_0、51_4にはゲートリーク電流が流れないので、ゲートリーク電流測定回路18により、SRAMセルMC01の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)のゲートリーク電流Ig2を測定することができる。
同様の手法で、ゲートリーク電流測定回路18により、2列目のSRAMセルMC11、MC21、MC31及び4列目のSRAMセルMC03、MC13、MC23、MC33の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)のゲートリーク電流を測定することができる。
以上のように、本発明の一実施形態においては、P型シリコン基板とNウエル50で分離されたPウエル51_0〜51_4が設けられ、Pウエル51_0には、1列目のSRAMセルMC00〜MC30の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)が形成されている。
また、Pウエル51_1には、1列目のSRAMセルMC00〜MC30の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)及び2列目のSRAMセルMC01〜MC31の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)が形成されている。
また、Pウエル51_2には、2列目のSRAMセルMC01〜MC31の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)及び3列目のSRAMセルMC02〜MC32の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)が形成されている。
また、Pウエル51_3には、3列目のSRAMセルMC02〜MC32の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)及び4列目のSRAMセルMC03〜MC33の第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)が形成されている。
また、Pウエル51_4には、4列目のSRAMセルMC03〜MC33の第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)が形成されている。そして、Pウエル51_0、51_2、51_4は、ゲートリーク電流測定回路18の入力端子に接続され、Pウエル51_1、51_3は、ゲートリーク電流測定回路19の入力端子に接続されている。
また、本発明の一実施形態においては、ゲートリーク電流測定モード時、ゲートリーク電流測定モード信号S3により、ワード線WL0〜WL3は接地電位VSSに固定されると共に、ゲートリーク電流測定モード信号S2により、ビット線BL0、BL0x〜BL3、BL3xは接地電位VSSに固定される。
したがって、いずれかのSRAMセルの第1のプルダウントランジスタ(図3に示す第1のプルダウントランジスタ38)のゲートリーク電流を測定する場合には、ゲートリーク電流測定対象のSRAMセルの第1のプルダウントランジスタが形成されているPウエルにはゲートリーク電流測定対象のSRAMセルの第1のプルダウントランジスタのゲートリーク電流のみが流れ、ゲートリーク電流測定対象のSRAMセルの第1のプルダウントランジスタが形成されているPウエルと共にゲートリーク電流測定回路に接続されているPウエルにはゲートリーク電流が流れないように、全てのSRAMセルMC00〜MC33にデータを記憶することにより、ゲートリーク電流測定対象のSRAMセルの第1のプルダウントランジスタのゲートリーク電流を測定することができる。
また、いずれかのSRAMセルの第2のプルダウントランジスタ(図3に示す第2のプルダウントランジスタ39)のゲートリーク電流を測定する場合には、ゲートリーク電流測定対象のSRAMセルの第2のプルダウントランジスタが形成されているPウエルにはゲートリーク電流測定対象のSRAMセルの第2のプルダウントランジスタのゲートリーク電流のみが流れ、ゲートリーク電流測定対象のSRAMセルの第2のプルダウントランジスタが形成されているPウエルと共にゲートリーク電流測定回路に接続されているPウエルにはゲートリーク電流が流れないように、全てのSRAMセルMC00〜MC33にデータを記憶することにより、ゲートリーク電流測定対象のSRAMセルの第2のプルダウントランジスタのゲートリーク電流を測定することができる。
このように、本発明の一実施形態によれば、SRAMセルMC00〜MC33のプルダウントランジスタ(図3に示すプルダウントランジスタ38、39)のゲートリーク電流を測定し、ゲートリーク電流が許容外にある不良セルの特定を行うことができる。
ここで、本発明の半導体装置を整理すると、本発明の半導体装置には、少なくとも、以下の半導体装置が含まれる。
(付記1)SRAMセルを有する半導体装置において、前記SRAMセルの第1のプルダウントランジスタは、第1のウエルを基盤として形成され、前記SRAMセルの第2のプルダウントランジスタは、第2のウエルを基盤として形成されていることを特徴とする半導体装置。
(付記2)前記第1、第2のウエルは、基板と第3のウエルで分離されていることを特徴とする付記1記載の半導体装置。
(付記3)前記第1のウエルに接続され、前記第1のプルダウントランジスタのゲートリーク電流を測定する第1のゲートリーク電流測定回路と、前記第2のウエルに接続され、前記第2のプルダウントランジスタのゲートリーク電流を測定する第2のゲートリーク電流測定回路を有することを特徴とする付記1又は2記載の半導体装置。
(付記4)前記第1のゲートリーク電流測定回路は、前記第1のプルダウントランジスタのゲートリーク電流と第1のリファレンス電流とを比較する第1の比較回路を有し、前記第2のゲートリーク電流測定回路は、前記第2のプルダウントランジスタのゲートリーク電流と第2のリファレンス電流とを比較する第2の比較回路を有することを特徴とする付記3記載の半導体装置。
(付記5)前記第1の比較回路の出力をラッチする第1のフリップフロップと、前記第2の比較回路の出力をラッチする第2のフリップフロップを有することを特徴とする付記4記載の半導体装置。
(付記6)ゲートリーク電流測定モード時、ワード線を接地電位に固定するワード線制御回路を有することを特徴とする付記1〜5のいずれか一の付記に記載の半導体装置。
(付記7)ゲートリーク電流測定モード時、ビット線を接地電位に固定するビット線制御回路を有することを特徴とする付記1〜5のいずれか一の付記に記載の半導体装置。
(付記8)前記第1、第2のプルダウントランジスタはNMOSトランジスタであり、前記第1、第2のウエルはPウエルであり、前記基板はP型シリコン基板であり、前記第3のウエルはNウエルであることを特徴とする付記2〜7のいずれか一の付記に記載の半導体装置。
(付記9)第1列〜第N列(但し、Nは2以上の整数)のSRAMセルを有し、前記第1列のSRAMセルの第1のプルダウントランジスタは、第1のウエルを基盤として形成され、前記第1列〜第N列のSRAMセルのうち、第k列(但し、kは1〜N−1の整数)のSRAMセルの第2のプルダウントランジスタ及び第k+1列の第1のプルダウントランジスタは、第k+1のウエルを基盤として形成され、前記第N列のSRAMセルの第2のプルダウントランジスタは、第N+1のウエルを基盤として形成され、前記第1のウエル〜前記第N+1のウエルのうち、奇数番目のウエルは、第1のゲートリーク電流測定回路に接続され、偶数番目のウエルは、第2のゲートリーク電流測定回路に接続されていることを特徴とする半導体装置。
(付記10)前記第1のウエル〜前記第N+1のウエルは、それぞれ基板と他のウエルで分離されていることを特徴とする付記9記載の半導体装置。
(付記11)前記第1のゲートリーク電流測定回路は、前記ゲートリーク電流測定対象のSRAMセルの一方のプルダウントランジスタのゲートリーク電流と第1のリファレンス電流とを比較する第1の比較回路を有し、前記第2のゲートリーク電流測定回路は、前記ゲートリーク電流測定対象のSRAMセルの他方のプルダウントランジスタのゲートリーク電流と第2のリファレンス電流とを比較する第2の比較回路を有することを特徴とする付記9又は10記載の半導体装置。
(付記12)前記第1の比較回路の出力をラッチする第1のフリップフロップと、前記第2の比較回路の出力をラッチする第2のフリップフロップを有することを特徴とする付記11記載の半導体装置。
(付記13)ゲートリーク電流測定モード時、ワード線を接地電位に固定するワード線制御回路を有することを特徴とする付記9〜12のいずれか一の付記に記載の半導体装置。
(付記14)ゲートリーク電流測定モード時、ビット線を接地電位に固定するビット線制御回路を有することを特徴とする付記9〜12のいずれか一の付記に記載の半導体装置。
(付記15)前記プルダウントランジスタはNMOSトランジスタであり、前記第1のウエル〜前記第N+1のウエルはPウエルであり、前記基板はP型シリコン基板であり、前記他のウエルはNウエルであることを特徴とする付記10〜14記載のいずれか一の付記に記載の半導体装置。
1…メモリセルアレイ、2、3…ロウアドレス入力端子、4…ロウアドレスバッファ、5…ロウデコーダ、6…ワード線駆動回路、7、8…コラムアドレス入力端子、9…コラムアドレスバッファ、10…コラムデコーダ、11…コラム選択回路、12…センスアンプ、13…I/O回路、14〜17…データ入出力端子、18…ゲートリーク電流測定回路、19…ゲートリーク電流測定回路、20…ゲートリーク電流測定結果出力端子、21…ゲートリーク電流測定結果出力端子、25…ビット線制御回路、26…VDD電源線、27…VSS電源線、28…OR回路、29_0、29_0x〜29_3、29_3x…PMOSトランジスタ、30_0、30_0x〜30_3、30_3x…NMOSトランジスタ、35…フリップフロップ、36…第1の負荷トランジスタ、37…第2の負荷トランジスタ、38…第1のラッチトランジスタ、39…第2のラッチトランジスタ、40…第1の記憶ノード、41…第2の記憶ノード、42…第1のパストランジスタ、43…第2のパストランジスタ、50…Nウエル、51_0、51_1、51_2…Pウエル、52_0、52_1…Nウエル、53〜64…N型拡散層、65〜72…P型拡散層、73〜76…メタル層、77〜82…ゲート層、90_0〜90_3…NAND回路、91_0〜91_3…インバータ、95…リファレンス電流源、96〜98…差動増幅回路、99…リファレンス電流源、100〜102…差動増幅回路、105、106…Dフリップフロップ
Claims (5)
- SRAMセルを有する半導体装置において、
前記SRAMセルの第1のプルダウントランジスタは、第1のウエルを基盤として形成され、
前記SRAMセルの第2のプルダウントランジスタは、第2のウエルを基盤として形成されている
ことを特徴とする半導体装置。 - 前記第1、第2のウエルは、基板と第3のウエルで分離されている
ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 前記第1のウエルに接続され、前記第1のプルダウントランジスタのゲートリーク電流を測定する第1のゲートリーク電流測定回路と、
前記第2のウエルに接続され、前記第2のプルダウントランジスタのゲートリーク電流を測定する第2のゲートリーク電流測定回路を有する
ことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置。 - 第1列〜第N列(但し、Nは2以上の整数)のSRAMセルを有し、
前記第1列のSRAMセルの第1のプルダウントランジスタは、第1のウエルを基盤として形成され、
前記第1列〜第N列のSRAMセルのうち、第k列(但し、kは1〜N−1の整数)のSRAMセルの第2のプルダウントランジスタ及び第k+1列の第1のプルダウントランジスタは、第k+1のウエルを基盤として形成され、
前記第N列のSRAMセルの第2のプルダウントランジスタは、第N+1のウエルを基盤として形成され、
前記第1のウエル〜前記第N+1のウエルのうち、奇数番目のウエルは、第1のゲートリーク電流測定回路に接続され、偶数番目のウエルは、第2のゲートリーク電流測定回路に接続されている
ことを特徴とする半導体装置。 - 前記第1のウエル〜前記第N+1のウエルは、それぞれ基板と他のウエルで分離されている
ことを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
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2006
- 2006-03-28 JP JP2006086896A patent/JP2007265482A/ja active Pending
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A711 | Notification of change in applicant |
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