JP2007264755A - 情報処理装置及びその起動方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも主電源41からの電源供給が途絶えている間は、SDRAM25のCKE入力を、クロック入力が無効となるレベル(Lレベル)に保持することにより(〜時刻T4,時刻T8〜T14)、SDRAM25をセルフリフレッシュモードが継続する状態に保持すると共に、主電源41からの電源供給が開始(再開)された時には、SDRAM25をセルフリフレッシュモードから解除し(時刻T4,T14)、SDRAM25の集中リフレッシュ(時刻T5〜T6,T15〜T16)を実行した後、SDRAM25の分散リフレッシュを開始すると共に、CPU41を起動する。
【選択図】図3
Description
このSDRAMは、一般的なDRAMと同様に、データを保持するために周期的にリフレッシュ動作を実行する必要があり、通常、規定時間当たり規定回数(例えば、8192回/64ms)以上のリフレッシュを行うように規定されている。
そして、SDRAMの状態がセルフリフレッシュモードからの起動の場合(データをバックアップしている状態からの起動の場合)と、電源OFF時からの起動の場合とで、同一の手順を用いるようにすると、SDRAMへのクロック入力を有効にした後、必ず待機時間の経過を待ってからオートリフレッシュモードでのリフレッシュ動作を開始することになる。
ところで、起動制御回路は、請求項3に記載のように、オートリフレッシュモードへの切替後、CPUの起動前に、ROMからDRAMへのデータ転送を実行するように構成されていてもよい。
また、主電源が、当該装置への給電に用いる低電圧電源と、その低電圧電源より給電電圧が高く設定された高電圧電源とからなる場合、請求項4に記載のように、バックアップ制御回路は、高電圧電源の給電電圧の低下を検出して、低電圧電源の給電電圧の低下前にDRAMのリフレッシュモード切替を行うことが望ましい。
そして、SDRAMの状態がセルフリフレッシュモードから起動の場合(データをバックアップしている状態からの起動の場合)と、電源OFF時からの起動の場合をいずれも同一の手順で起動しようとすると、セルフリフレッシュモードからの起動の場合でも待機時間を挿入する必要があり、クロックイネーブル信号によりクロック入力を有効とした後、待機時間が経過するまで待機してから、オートリフレッシュモードでのリフレッシュ動作を開始することになる。
図1は、本発明が適用された画像形成装置1の構成を示すブロック図である。
なお、本実施形態の画像形成装置1は、プリンタ,スキャナ,コピー機,FAXとしての機能を有する、いわゆる複合機として構成されたものである。
[画像形成装置の全体構成]
図1に示すように、画像形成装置1は、用紙等の印刷媒体に画像情報を印刷する画像形成部3と、原稿に記録された画像情報を読み取る画像読取部5と、一般公衆回線を介して画像情報を通信する回線通信部7と、各種設定や指令を入力するためのカーソルキーやスイッチ、及び各種メニュー項目が示されたメニュー画面や、利用者が入力した内容やエラー表示などを行う液晶パネルからなる操作パネル9と、各種記憶メディアを装着するためのカードスロット等からなる外部メモリカードインターフェース(I/F)11と、パラレルケーブルを介して外部のパーソナルコンピュータ等と画像データの入出力を行なうためのコネクタからなるパラレルI/F13と、USBケーブルを介して外部のパーソナルコンピュータ、デジタルカメラ等の外部機器と画像データの入出力を行なうためのコネクタからなるUSBI/F15とを備えている。
また、画像形成装置1は、操作パネル9を介して入力される指令や設定に従って、装置各部(画像形成部3,画像読取部5,回線通信部7,メモリI/F11,パラレルI/F13,USBI/F15)を制御することにより、プリンタ,スキャナ,コピー機,FAXとしての機能を実現する制御部20と、高電圧電源DH(本実施形態では5V)、低電圧電源DL(本実施形態では3.3V)、バックアップ付き低電圧電源BDL(本実施形態では3.3V)を発生させ、制御部20を含む装置各部に電源供給を行う電源供給部40とを備え得ている。
[主要部の構成]
次に、図2は、本発明の主要部に関わる構成、即ち、電源供給部40、及びASIC30のメモリ制御、及び起動制御に関わる構成を示すブロック図である。
[主要部の動作]
次に、電源供給部40及びASIC30の主要部の動作を図3に示すフローチャートに沿って説明する。
次に、電源供給部40による電源供給が停止又は何等かの理由で瞬断する等して、高電圧電源DHの給電電圧が所定値(4.7V)まで低下すると、高電圧電源監視回路45は、メモリバックアップ信号BUP_NをLレベル/バックアップ要求とし、これに応答して、バックアップ制御回路34は、セルフリフレッシュ要求信号SRRを出力する(時刻T7)。
すると、SDRAMコントローラ33は、現在実行中の動作の終了を待って、セルフリフレッシュ開始コマンドを発行する(CKEをLレベル/クロック無効)(時刻T8)。これにより、SDRAM25は、セルフリフレッシュモードでの動作を開始する。なお、SDRAMコントローラ33にはオートリフレッシュ制御回路35からのオートリフレッシュ要求信号ARRと、バックアップ制御回路34からのセルフリフレッシュ要求信号SRRが同時に入力されることになるが、バックアップ制御回路34からのセルフリフレッシュ要求信号SRRを優先して受け付けることとする。
このマスク信号CKEMによって、トライステートバッファ38の出力がハイインピーダンスとなることにより、SDRAM25のCKE入力はプルダウン抵抗RによってLレベル、即ち、セルフリフレッシュモードを継続する状態に保持され、また、CPUリセット信号CRST_Nにより、CPU31はリセットされる。
[効果]
以上詳述したように、画像形成装置1では、少なくとも主電源41からの電源供給が途絶えている間は、SDRAM25のCKE入力を、クロック入力が無効となるレベル(Lレベル)に保持することにより(〜時刻T4,時刻T8〜T14)、SDRAM25をセルフリフレッシュモードが継続する状態に保持すると共に、主電源41からの電源供給が開始(再開)された時には、SDRAM25をセルフリフレッシュモードから解除し、(時刻T4,T14)、SDRAM25の集中リフレッシュ(時刻T5〜T6,T15〜T16)を実行した後、SDRAM25の分散リフレッシュを開始すると共に、CPU41を起動している。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
この場合、分散リフレッシュ開始と、CPU31のリセット(CRST_N)解除のタイミングを分け、分散リフレッシュ開始(時刻T6)の後、ROM21からSDRAM25へのプログラムの転送を行い、転送終了後にCPU31のリセット(CRST_N)を解除すればよい。
Claims (6)
- クロックに同期してデータがリード/ライトされると共に、クロックによらず内部で自動的にリフレッシュ動作を実行するセルフリフレッシュモード、及び外部からの要求に従ってクロックに同期したリフレッシュ動作を実行するオートリフレッシュモードを有したDRAMと、
プログラムが格納されたROMと、
前記ROMに格納されたプログラム、または前記プログラムのコピーである前記DRAMに格納されたプログラムに従って処理を実行するCPUと、
主電源の給電電圧が予め設定されたバックアップ閾値以下に低下すると、少なくとも一定期間の間は前記DRAMへの給電を継続するバックアップ給電回路と、
前記DRAMのリフレッシュ動作の切替、及びオートリフレッシュモードでのリフレッシュ動作を制御するDRAM制御回路と、
規定時間内に規定回数分のリフレッシュ動作を前記DRAMに実行させるための要求を、前記DRAM制御回路に出力するオートリフレッシュ制御回路と、
前記主電源の給電電圧の低下を検出して、セルフリフレッシュ動作を前記DRAMに実行させるための要求を前記DRAM制御回路に出力するバックアップ制御回路と、
を備えた情報処理装置の起動方法であって、
前記主電源の給電電圧が、少なくとも前記バックアップ閾値以下である間、前記DRAMをセルフリフレッシュモードが継続する状態に保持し、
前記主電源からの給電電圧が前記バックアップ閾値を越えて上昇すると、前記オートリフレッシュ制御回路を起動し、前記DRAMをオートリフレッシュモードに切り替えた後、前記CPUを起動することを特徴とする情報処理装置の起動方法。 - クロックに同期してデータがリード/ライトされると共に、クロックによらず内部で自動的にリフレッシュ動作を実行するセルフリフレッシュモード、及び外部からの要求に従ってクロックに同期したリフレッシュ動作を実行するオートリフレッシュモードを有したDRAMと、
プログラムが格納されたROMと、
前記ROMに格納されたプログラム、または前記プログラムのコピーである前記DRAMに格納されたプログラムに従って処理を実行するCPUと、
主電源の給電電圧が予め設定されたバックアップ閾値以下に低下すると、少なくとも一定期間の間は前記DRAMへの給電を継続するバックアップ給電回路と、
前記DRAMのリフレッシュ動作の切替、及びオートリフレッシュモードでのリフレッシュ動作を制御するDRAM制御回路と、
規定時間内に規定回数分のリフレッシュ動作を前記DRAMに実行させるための要求を、前記DRAM制御回路に出力するオートリフレッシュ制御回路と、
前記主電源の給電電圧の低下を検出して、セルフリフレッシュ動作を前記DRAMに実行させるための要求を前記DRAM制御回路に出力するバックアップ制御回路と、
前記主電源からの給電電圧が、少なくとも前記バックアップ閾値以下である間、前記DRAMをセルフリフレッシュモードが継続する状態に保持する保持回路と、
前記主電源からの給電電圧が前記バックアップ閾値を越えて上昇すると、前記オートリフレッシュ制御回路を起動し、前記DRAMをオートリフレッシュモードに切り替えた後、前記CPUを起動する起動制御回路と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記起動制御回路は、前記オートリフレッシュモードへの切替後、前記CPUの起動前に、前記ROMから前記DRAMへのデータ転送を実行することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記主電源は、当該装置への給電に用いる低電圧電源と、該低電圧電源より給電電圧が高く設定された高電圧電源とからなり、
前記バックアップ制御回路は、前記高電圧電源の給電電圧の低下を検出して、前記低電圧電源の給電電圧の低下前に前記DRAMのモード切替を行うことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記起動制御回路は、前記オートリフレッシュ制御回路に、前記規定回数分のリフレッシュ動作を前記規定時間内の一時期に集中して行う集中リフレッシュを実行させた後に、前記規定回数分のリフレッシュ動作を前記規定時間内の全体に渡って平均的に行う分散リフレッシュを実行させ、この集中リフレッシュから分散リフレッシュへの切替以降に前記CPUを起動することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
- 前記情報処理装置は、通信回線を介して画像データを受信するFAX機能を有し、
前記DRAMには、前記FAX機能により受信された画像データが格納されることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の情報処理装置。
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---|---|---|---|---|
WO2009107172A1 (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-03 | パナソニック株式会社 | 外部入出力信号とdramリフレッシュ信号の再同期化手法及びその回路 |
JP2013058143A (ja) * | 2011-09-09 | 2013-03-28 | Fuji Xerox Co Ltd | メモリ制御装置及びメモリ制御プログラム |
US9336089B2 (en) | 2013-04-23 | 2016-05-10 | Fujitsu Limited | Processing apparatus, method, and non-transitory computer-readable storage medium |
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