JP2007264745A - 電子機器及び機能制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】試験中の不正使用を容易に防止する。
【解決手段】親機電卓1が子機電卓2に対してプロテクト命令を送信すると、子機電卓2において所定機能の実行がプロテクトされた後、プロテクト完了信号が親機電卓1に対して送信される。その結果、親機電卓1のディスプレイ11では、プロテクト状態の子機電卓2のIDコードとユーザ名とが一覧表示される。
【選択図】図8

Description

本発明は、電子機器及び機能制御プログラムに関する。
従来より、入力される各種数式の演算を実行して演算結果を表示する電子機器として、関数電卓がある(例えば、特許文献1参照)。このような電子機器は、手計算では計算しきれないような複雑な演算を行うことができるため、数学や物理等の理工系の試験に使用されるようになっている。
但し、電子機器を試験に使用する場合には、実行してはいけない機能が不正に使用される場合があるため、電子機器の機能を制限する必要がある。
ところで、電子機器の機能を制限する技術としては、例えば、価格に応じて機能を制限する技術がある(例えば、特許文献2参照)。
また、試験会場等での不正を防止する技術として、例えば、在席状況を把握して管理する技術がある(例えば、特許文献3,4参照)。
特開平4−252351号公報 特開2004−252931号公報 特開2005−267355号公報 特開2002−290561号公報
しかしながら、上記特許文献2〜4に開示の技術を試験用の電子機器に単純に適用しても、試験監督にとっては、各受験者の電子機器に対して個別に機能制限の設定を行ったり、各受験者の電子機器が機能制限されているか否かを確認したりする必要があるため、試験の準備に手間がかかってしまう。
本発明の課題は、試験中の不正使用を容易に防止することができる電子機器及び機能制御プログラムを提供することである。
請求項1記載の発明は、電子機器(例えば、図1の子機電卓2)であって、
他の電子機器(例えば、図1の親機電卓1)との間で情報の送受信を行う通信手段(例えば、図4の通信部24)と、
所定機能の実行禁止を指示する機能制限命令を前記他の電子機器から前記通信手段が受信した場合に、自機における前記所定機能の実行を禁止する機能制限手段(例えば、図4のCPU28及び機能制御プログラム252;図11のステップT8)と、
自機の識別情報を記憶する識別情報記憶手段(例えば、図4のフラッシュROM26)と、
前記機能制限手段が前記所定機能の実行を禁止する場合に、前記識別情報を前記通信手段から前記他の電子機器に対して送信させる通信制御手段(例えば、図4のCPU28及び機能制御プログラム252;図11のステップT9)と、
を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電子機器において、
前記機能制限手段は、前記所定機能の実行禁止時間についての時間情報を前記他の電子機器から前記通信手段が受信した場合に、前記所定機能の実行の禁止を前記実行禁止時間の経過後に解除することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の電子機器において、
情報を表示する表示手段(例えば、図4の表示部210)と、
前記所定機能の実行禁止状態を報知する禁止画面についての画面情報を前記他の電子機器から前記通信手段が受信するとともに、前記機能制限手段が前記所定機能の実行を禁止する場合に、前記禁止画面を前記表示手段に表示させる表示制御手段(例えば、図4のCPU28及び機能制御プログラム252;図11のステップT6)と、
を備えることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の電子機器において、
前記通信制御手段は、前記表示手段における表示内容を前記通信手段から前記他の電子機器に対して送信させることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の電子機器において、
情報を記憶する記憶手段(例えば、図4のRAM27)を備え、
前記通信制御手段は、前記記憶手段の記憶内容を前記通信手段から前記他の電子機器に対して送信させることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の電子機器において、
前記通信制御手段によって前記記憶手段の記憶内容が送信された場合に、当該記憶内容を前記記憶手段から消去する記憶制御手段(例えば、図4のCPU28及び機能制御プログラム252;図11のステップT13)を備えることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、電子機器(例えば、図1の親機電卓1)であって、
他の電子機器(例えば、図1の子機電卓2)との間で情報の送受信を行う通信手段(例えば、図2の通信部14)と、
前記他の電子機器における所定機能の実行禁止を指示する機能制限命令と、前記所定機能の実行が禁止される場合に当該他の電子機器の識別情報について自機への送信を指示する識別情報送信命令とを前記通信手段から前記他の電子機器に対して送信させる通信制御手段(例えば、図2のCPU18及び機能制御プログラム152;図11のステップS5)と、
を備えることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の電子機器において、
前記通信制御手段は、前記所定機能の実行禁止時間についての時間情報を前記通信手段から前記他の電子機器に対して送信させることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項7または8記載の電子機器において、
前記通信制御手段は、前記所定機能の実行禁止状態を報知する禁止画面についての画面情報と、前記所定機能の実行が禁止される場合に前記禁止画面の表示を指示する表示命令とを前記通信手段から前記他の電子機器に対して送信させることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項7〜9の何れか一項に記載の電子機器において、
情報を表示する表示手段(例えば、図2の表示部110)と、
前記表示手段を制御する表示制御手段(例えば、図2のCPU18及び機能制御プログラム152)とを備え、
前記通信制御手段は、前記他の電子機器における表示内容について自機への送信を指示する表示内容送信命令を前記通信手段から前記他の電子機器に対して送信させ、
前記表示制御手段は、前記他の電子機器における表示内容を前記他の電子機器から前記通信手段が受信した場合に、この表示内容を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項10記載の電子機器において、
前記表示制御手段は、
前記表示手段の表示領域を分割して得られる複数の分割領域と、複数の前記他の電子機器の設置位置とをそれぞれ対応付けた状態で、各分割領域に、対応する前記他の電子機器の表示内容を表示させることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項7〜11の何れか一項に記載の電子機器において、
情報を記憶する記憶手段(例えば、図2のRAM17)と、
前記記憶手段を制御する記憶制御手段(例えば、図2のCPU18及び機能制御プログラム152)と、
を備え、
前記通信制御手段は、前記他の電子機器における記憶内容について自機への送信を指示する記憶内容送信命令を前記通信手段から前記他の電子機器に対して送信させ、
前記記憶制御手段は、前記他の電子機器における記憶内容を前記他の電子機器から前記通信手段が受信した場合に、この記憶内容を前記記憶手段に記憶させることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項12記載の電子機器において、
前記通信制御手段は、前記記憶内容送信命令と、前記他の電子機器における送信済みの記憶内容の消去を指示する記憶内容消去命令とを前記通信手段から前記他の電子機器に対して送信させることを特徴とする。
請求項14記載の発明は、機能制御プログラム(例えば、図4の機能制御プログラム252)であって、
コンピュータ(例えば、図1の子機電卓2)に、
他の電子機器(例えば、図1の親機電卓)との間で情報の送受信を行う通信機能と、
所定機能の実行禁止を指示する機能制限命令を前記他の電子機器から前記通信機能によって受信した場合に、前記コンピュータにおける前記所定機能の実行を禁止する機能制限機能(例えば、図11のステップT8)と、
自機の識別情報を記憶する識別情報記憶機能と、
前記機能制限機能によって前記所定機能の実行を禁止する場合に、前記識別情報を前記通信機能から前記他の電子機器に対して送信させる通信制御機能(例えば、図11のステップT9)と、
を実現させることを特徴とする。
請求項15記載の発明は、機能制御プログラム(例えば、図2の機能制御プログラム252)であって、
コンピュータ(例えば、図1の親機電卓1)に、
他の電子機器(例えば、図1の子機電卓2)との間で情報の送受信を行う通信機能と、
前記他の電子機器における所定機能の実行禁止を指示する機能制限命令と、前記所定機能の実行が禁止される場合に当該他の電子機器の識別情報について前記コンピュータへの送信を指示する識別情報送信命令とを前記通信機能から前記他の電子機器に対して送信させる通信制御機能(例えば、図11のステップS5)と、
を実現させることを特徴とする。
請求項1,14記載の発明によれば、電子機器(コンピュータ)が機能制限命令を受信した場合に、当該電子機器(コンピュータ)における前記所定機能の実行が禁止されるので、他の電子機器から機能制限命令を送信することによって、複数の電子機器(コンピュータ)における所定機能の実行禁止を一括して設定することができる。また、所定機能の実行を禁止する場合に、自機(コンピュータ)の識別情報が他の電子機器に対して送信されるので、この識別情報を他の電子機器で受信することによって、電子機器(コンピュータ)が機能制限されているか否かを確認することができる。
よって、電子機器(コンピュータ)を受験者用とし、他の電子機器を試験監督用とすることにより、従来と比較して、試験中の不正使用を容易に防止することができる。
請求項2記載の発明によれば、所定機能の実行禁止時間についての時間情報を受信した場合に、前記所定機能の実行の禁止が実行禁止時間の経過後に解除されるので、試験終了後に各受験者の電子機器に対して実行禁止の解除設定を行う手間を省くことができる。
請求項3記載の発明によれば、前記所定機能の実行を禁止する場合に、禁止状態を報知する禁止画面が表示されるので、電子機器が機能制限されているか否かを容易に確認することができる。従って、試験中の不正使用をいっそう容易に防止することができる。
請求項4記載の発明によれば、表示手段における表示内容が送信されるので、電子機器の表示内容を他の電子機器で確認することができる。従って、試験中の不正使用をいっそう容易に防止することができる。
請求項5記載の発明によれば、記憶手段の記憶内容が送信されるので、電子機器の記憶内容を他の電子機器で確認することができる。従って、試験中の不正使用をいっそう容易に防止することができる。
請求項6記載の発明によれば、記憶手段の記憶内容が送信された場合に、当該記憶内容が記憶手段から消去されるので、記憶手段の記憶内容が試験中に使用されるのを防止することができる。従って、試験中の不正使用をいっそう容易に防止することができる。
請求項7,15記載の発明によれば、他の電子機器における所定機能の実行禁止を指示する機能制限命令が他の電子機器に対して送信されるので、複数の他の電子機器における所定機能の実行禁止を一括して設定することができる。また、前記所定機能の実行が禁止される場合に当該他の電子機器の識別情報について自機(コンピュータ)への送信を指示する識別情報送信命令が他の電子機器に対して送信されるので、この識別情報の受信によって、他の電子機器が機能制限されているか否かを確認することができる。
よって、電子機器(コンピュータ)を試験監督用とし、他の電子機器を受験者用とすることにより、従来と比較して、試験中の不正使用を容易に防止することができる。
請求項8記載の発明によれば、前記所定機能の実行禁止時間についての時間情報が送信されるので、他の電子機器では所定機能の実行の禁止が実行禁止時間の経過後に解除される。従って、試験終了後に各受験者の他の電子機器に対して実行禁止の解除設定を行う手間を省くことができる。
請求項9記載の発明によれば、前記所定機能の実行禁止状態を報知する禁止画面の画面情報と、前記所定機能の実行が禁止される場合に禁止画面の表示を指示する表示命令とが送信されるので、他の電子機器が機能制限されているか否かを、当該他の電子機器の表示内容によって容易に確認することができる。従って、試験中の不正使用をいっそう容易に防止することができる。
請求項10記載の発明によれば、他の電子機器における表示内容について自機への送信を指示する表示内容送信命令が送信され、他の電子機器における表示内容を受信した場合に、この表示内容が表示手段に表示されるので、表示手段で他の電子機器における表示内容を確認することができる。従って、試験中の不正使用をいっそう容易に防止することができる。
請求項11記載の発明によれば、表示手段の表示領域を分割して得られる各分割領域に、他の電子機器の表示内容が表示されるので、複数の他の電子機器の表示内容を、表示手段で同時に確認することができる。また、分割領域と他の電子機器の設置位置とがそれぞれ対応付けられているので、他の電子機器の設置位置を容易に把握することができる。従って、試験中の不正使用をいっそう容易に防止することができる。
請求項12記載の発明によれば、他の電子機器における記憶内容について自機への送信を指示する記憶内容送信命令が送信されるので、他の電子機器における記憶内容を自機で確認することができる。従って、試験中の不正使用をいっそう容易に防止することができる。
また、他の電子機器における記憶内容を受信した場合に、この記憶内容を記憶手段に記憶させるので、試験終了後に当該記憶内容を他の電子機器に対して返却することができる。
請求項13記載の発明によれば、記憶内容送信命令と、他の電子機器における送信済みの記憶内容の消去を指示する記憶内容消去命令とが送信されるので、他の電子機器の記憶内容が送信された後に消去される。従って、記憶手段の記憶内容が試験中に使用されるのを防止することができるため、試験中の不正使用をいっそう容易に防止することができる。
以下、本発明に係る電子機器について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、電子機器が試験会場で試験監督や受験者によって使用されるものとし、更には、試験監督に使用される電子機器を親機、受験者に使用される電子機器を子機として説明を行う。
〔第1実施形態〕
まず、本発明に係る電子機器の第1実施形態について説明する。
[1.構成]
[1.1 外観構成]
図1は、本発明に係る電子機器を適用したグラフ関数電卓の親機(以下、親機電卓とする)1,子機(以下、子機電卓とする)2の正面図である。
この図に示すように、親機電卓1,子機電卓2は、各種キー群10,20と、ディスプレイ11,21とを備えている。
各種キー群10,20は、ユーザから数値や演算記号等の数式構成要素の入力操作を受けたり、各種処理の指示操作を受けたりするためのキー群であり、例えばテンキーや、関数キー、各種モードキー、DELキー、方向キーなど、それぞれ固有の機能を割り当てられた複数のキーを備えている。
ディスプレイ11,21は、各種キー群10,20の押下に応じた文字や符号、数式、演算結果などの他、親機電卓1,子機電卓2を使用するために必要な各種データが表示される部分である。なお、本実施の形態におけるディスプレイ11,21は、ドットマトリクス液晶で構成されているものとして説明するが、例えば、TFT(Thin Film Transistor)液晶や、PDP(Plasma Display Panel)等、他の表示装置でも良いことは勿論である。
[1.2 親機電卓1の機能構成]
続いて、親機電卓1の機能構成について説明する。
図2は、親機電卓1の機能構成を示すブロック図である。この図に示すように、親機電卓1は、入力部100、表示部110、カウントダウンタイマ13、通信部14、インターフェース15、フラッシュROM(Read Only Memory)16、RAM(Random Access Memory)17及びCPU(Central Processing Unit)18等の機能部を備えており、各機能部はバス19で接続されている。
[1.2.1 入出力部等]
入力部100は、上述の各種キー群10を備えており、押下されたキーの信号をCPU18に出力するようになっている。より詳細には、入力部100は、上述の各種モードキーの押下により、CPU18にプロテクト設定モードやプロテクト解除モード、子機データ保存モード、子機データ返却モード、在席確認モード、子機画面確認モードなどを実行させるようになっている。
ここで、プロテクト設定モードとは、子機電卓2における所定機能の実行を禁止、つまりプロテクトするためのモードであり(図5のステップS4〜ステップS5参照)、プロテクト解除モードとは、子機電卓2におけるプロテクトを解除するためのモードである(図5のステップS12参照)。
また、子機データ保存モードとは、子機電卓2における後述のフラッシュROM26やRAM27、記憶媒体250内に記憶されたユーザ作成データを送信させて親機電卓1内に保存した後、子機電卓2内のユーザ作成データを消去させるためのモードであり(図5のステップS9参照)、子機データ返却モードとは、親機電卓1内に保存している子機電卓2のユーザ作成データを子機電卓2に対して返却するためのモードである(図5のステップS15参照)。なお、ユーザ作成データとは、例えば、子機電卓2にデフォルトで格納されているデータ以外のものをいう。
また、在席確認モードとは、子機電卓2にIDコードを送信させることにより、受験者の出欠を確認するためのモードであり(図5のステップS7参照)、子機画面確認モードとは、子機電卓2のディスプレイ21に表示されている内容を確認するためのモードである(図5のステップS11参照)。
表示部110は、上述のディスプレイ11を備えており、CPU18からの信号に基づいて各種情報をディスプレイ11に表示するようになっている。
カウントダウンタイマ13は、CPU18からの信号に基づいて所定時間のカウントダウンを行うものである。
通信部14は、子機電卓2における後述の通信部24との間で無線データ通信を行うものであり、本実施の形態においては、ブルートゥース方式によってデータ通信を行うようになっている。但し、この通信部14は、他の方式によって無線データ通信を行うこととしても良いし、LANケーブル等によって有線データ通信を行うこととしても良い。なお、通信部14から送信されるデータには、フラッシュROM16中のIDコードが含まれている。
インターフェース15は、記憶媒体150と着脱自在に接続されて、当該記憶媒体150と親機電卓1との間でのデータ通信を可能とするものである。
この記憶媒体150は、プログラムやデータ等を記憶するものであり、磁気的または光学的な記憶媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記憶媒体150は、本実施の形態においては、SDカード(Secure Digital Card)であり、試験モードテーブル151と、本発明に係る機能制御プログラム152とを記憶している。
試験モードテーブル151は、図3に示すように、「通常試験」,「1学期試験」,「2学期試験」,…等の試験モードと、「子機間通信機能」,「プログラム実行機能」,「積分機能」,「グラフ表示機能」等の機能についての実行の可否とを対応付けて記憶している。例えば、この試験モードテーブル151においては、試験モード「通常試験」では、「通信機能」及び「プログラム実行機能」の実行が禁止される一方、他の機能については実行が禁止されない旨が記憶されている。
なお、「子機間通信機能」とは、子機電卓2,2間での通信機能であり、親機電卓1と子機電卓2との間の通信機能を含まない。また、「プログラム実行機能」とは、フラッシュROM16や記憶媒体150内のプログラムを実行する機能である。また、「積分機能」とは、積分演算を実行する機能であり、「グラフ表示機能」とは、グラフ表示を実行する機能である。
また、図2に示すように、機能制御プログラム152は、後述のプロテクト処理(図5〜図6参照)をCPU18に実行させるものである。
[1.2.2 記憶装置]
フラッシュROM16は、親機電卓1におけるメニュー表示処理や各種設定処理、各種演算処理等の動作に係る各種プログラムや、親機電卓1の備える種々の機能を実現するためのプログラム等を格納しており、本実施の形態においては、親機電卓1に固有のIDコードを格納している。
RAM17は、CPU18が実行する各種プログラムや、これらのプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持する随時書き込み可能なメモリであり、本実施形態においては、プロテクト画面テーブル171、子機情報テーブル170及び子機メモリデータ記憶領域172を有している。
プロテクト画面テーブル171は、プロテクト画面番号とプロテクト画面データとを対応付けて複数記憶している。ここで、プロテクト画面とは、例えば後述の図12(a)等に示すように、子機電卓2がプロテクト状態である旨を報知する画面である。
子機情報テーブル170は、子機電卓2のIDコードとユーザ名(受験者名)とを対応付けて記憶している。
子機メモリデータ記憶領域172は、上述の子機データ保存モードの実行によって子機電卓2から送信されるユーザ作成データを、子機電卓2のIDコードと対応付けて記憶している。
[1.2.3 CPU]
CPU18は、入力される指示に基づいて、フラッシュROM16または記憶媒体150から所定のプログラムを読み出してRAM17に一時格納し、当該プログラムに基づく各種処理を実行して親機電卓1の各部を集中制御する。すなわち、CPU18は、読み出した所定プログラムに基づいて各種処理を実行し、その処理結果をRAM17内のワークエリアに格納するとともに、表示部110に表示させる。
[1.3 子機電卓2の機能構成]
続いて、子機電卓2の機能構成について説明する。
図4は、子機電卓2の機能構成を示すブロック図である。この図に示すように、子機電卓2は、入力部200、表示部210、カウントダウンタイマ23、通信部24、インターフェース25、フラッシュROM26、RAM27及びCPU28等の機能部を備えており、各機能部はバス29で接続されている。
なお、これら子機電卓2の機能部のうち、表示部210,カウントダウンタイマ23,CPU28に関しては、上述の親機電卓1における表示部110,カウントダウンタイマ13,CPU18と同様の構成であるため、その説明を省略する。
[1.3.1 入出力部等]
入力部200は、上述の各種キー群20を備えており、押下されたキーの信号をCPU28に出力するようになっている。なお、この入力部200は、上述の入力部100とは異なり、プロテクト設定モードやプロテクト解除モード、子機データ保存モード、子機データ返却モード、在席確認モード、子機画面確認モードなどの実行操作をすることができないようになっている。
通信部24は、親機電卓1の通信部14との間で無線データ通信を行うものである。なお、通信部24から送信されるデータには、フラッシュROM26中のIDコードが含まれている。
インターフェース25は、記憶媒体250と着脱自在に接続されて、当該記憶媒体250と子機電卓2との間でのデータ通信を可能とするものである。
この記憶媒体250は、プログラムやデータ等を記憶するものであり、磁気的または光学的な記憶媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記憶媒体250は、本実施の形態においては、SDカードであり、試験モードテーブル251と、本発明に係る機能制御プログラム252とを記憶している。
試験モードテーブル251は、上述の試験モードテーブル151と同様のテーブルである。
機能制御プログラム252は、後述のプロテクト処理(図10〜図11参照)をCPU28に実行させるものである。
[1.3.2 記憶装置]
フラッシュROM26は、子機電卓2におけるメニュー表示処理や各種設定処理、各種演算処理等の動作に係る各種プログラムや、子機電卓2の備える種々の機能を実現するためのプログラム等を格納しており、本実施の形態においては、子機電卓2に固有のIDコードを格納している。
RAM27は、CPU28が実行する各種プログラムや、これらのプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持する随時書き込み可能なメモリであり、本実施形態においては、プロテクト画面テーブル271及びプロテクトデータ記憶領域270を有している。
プロテクト画面テーブル271は、上述のプロテクト画面テーブル171と同様のものである。
プロテクトデータ記憶領域270は、後述のステップS5において親機電卓1から送信されるプロテクトデータ、具体的には、プロテクト画面テーブル171内の何れかのプロテクト画面番号と、試験モードテーブル151内の何れかの試験モードと、プロテクト状態を継続すべき時間、つまり試験時間とに関するデータを記憶している。
[2.1 親機電卓1の動作]
続いて、親機電卓1の動作について説明する。図5〜図6は、CPU18が記憶媒体150から機能制御プログラム152を読み出して実行するプロテクト処理の動作を説明するためのフローチャートである。
図5に示すように、まず、CPU18は、ユーザにより各種キー群10が操作されるか否かを判定し(ステップS1)、操作されたと判定した場合(ステップS1;Yes)には、各種キー群10の操作によって前記プロテクト設定モードの実行が指示されているか否かを判定する(ステップS2)。
このステップS2においてプロテクト設定モードの実行が指示されていると判定した場合(ステップS2;Yes)には、CPU18は、プロテクト画面テーブル171内の何れかのプロテクト画面番号と、試験モードテーブル151内の何れかの試験モードと、試験時間とに関するプロテクトデータを作成する(ステップS4)。次に、CPU18は、試験モードに対応する所定機能の実行禁止を指示するプロテクト命令と、ステップS4で作成したプロテクトデータとを子機電卓2に対して送信し(ステップS5)、上述のステップS1の処理に移行する。また、このとき、CPU18は、図7(a)に示すように、子機電卓2の機能をプロテクトする旨をディスプレイ11に表示させる。
また、図5に示すように、ステップS2においてプロテクト設定モードの実行が指示されていないと判定した場合(ステップS2;No)には、CPU18は、各種キー群10の操作によって前記在席確認モードの実行が指示されているか否かを判定する(ステップS6)。
このステップS6において在席確認モードの実行が指示されていると判定した場合(ステップS6;Yes)には、CPU18は、自機へのIDコードの送信を指示するIDコード送信命令を子機電卓2に対して送信し(ステップS7)、上述のステップS1の処理に移行する。
また、ステップS6において在席確認モードの実行が指示されていないと判定した場合(ステップS6;No)には、CPU18は、各種キー群10の操作によって前記子機データ保存モードの実行が指示されているか否かを判定する(ステップS8)。
このステップS8において子機データ保存モードの実行が指示されていると判定した場合(ステップS8;Yes)には、CPU18は、自機へのRAM27やフラッシュROM26、記憶媒体250内のユーザ作成データの送信と、送信済みユーザ作成データの消去とを指示する子機データ送信・消去命令を子機電卓2に対して送信し(ステップS9)、上述のステップS1の処理に移行する。
また、ステップS8において子機データ保存モードの実行が指示されていないと判定した場合(ステップS8;No)には、CPU18は、各種キー群10の操作によって前記子機画面確認モードの実行が指示されているか否かを判定する(ステップS10)。
このステップS10において子機画面確認モードの実行が指示されていると判定した場合(ステップS10;Yes)には、CPU18は、自機へのディスプレイ21の表示内容の送信を指示する画面データ送信命令を子機電卓2に対して送信し(ステップS11)、上述のステップS1の処理に移行する。
また、ステップS10において子機画面確認モードの実行が指示されていないと判定した場合(ステップS10;No)には、CPU18は、各種キー群10の操作によって前記プロテクト解除モードの実行が指示されているか否かを判定する(ステップS12)。
このステップS12においてプロテクト解除モードの実行が指示されていると判定した場合(ステップS12;Yes)には、CPU18は、プロテクト命令によって行われたプロテクトの解除を指示するプロテクト解除命令を子機電卓2に対して送信し(ステップS13)、上述のステップS1の処理に移行する。
また、ステップS12においてプロテクト解除モードの実行が指示されていないと判定した場合(ステップS12;No)には、CPU18は、各種キー群10の操作によって前記子機データ返却モードの実行が指示されているか否かを判定する(ステップS14)。
このステップS14において子機データ返却モードの実行が指示されていると判定した場合(ステップS14;Yes)には、CPU18は、子機メモリデータ記憶領域172内の各ユーザ作成データを、当該ユーザ作成データと対応するIDコードの子機電卓2に対して送信し(ステップS15)、上述のステップS1の処理に移行する。
また、ステップS14において子機データ返却モードの実行が指示されていないと判定した場合(ステップS14;No)には、CPU18は、各種キー群10の操作が有効であるか否かを判定し(ステップS16)、有効でないと判定した場合(ステップS16;No)には上述のステップS1の処理に移行し、有効であると判定した場合(ステップS16;Yes)には他の処理へ移行する。
一方、上述のステップS1において各種キー群10が操作されていないと判定した場合(ステップS1;No)には、図6に示すように、CPU18は、子機電卓2からのデータ受信があるか否かを判定し(ステップS20)、データ受信がないと判定した場合(ステップS20;No)には、図5に示すように、上述のステップS1の処理に移行する。
また、図6に示すように、ステップS20においてデータ受信があると判定した場合(ステップS20;Yes)には、CPU18は、受信したデータから送信元の子機電卓2のIDコードを読み取る(ステップS21)。
次に、CPU18は、読み取ったIDコードに対応する受験者の氏名を子機情報テーブル170から読み取る(ステップS22)。
次に、CPU18は、受信データが後述のプロテクト完了信号(図11のステップT9参照)、つまり、子機電卓2がプロテクト状態となった旨の信号であるか否かを判定し(ステップS24)、プロテクト完了信号ではないと判定した場合(ステップS24;No)には、後述のステップS26の処理に移行する。
また、ステップS24においてプロテクト完了信号であると判定した場合(ステップS24;Yes)には、CPU18は、図7(b),(c)に示すように、プロテクト完了信号の受信回数に応じて、プロテクト状態の子機電卓2の台数をディスプレイ11に表示させる(ステップS25)。なお、このときCPU18は、図8に示すように、プロテクト状態の子機電卓2のIDコードと氏名とを一覧表示させることとしても良い。また、CPU18は、図9に示すように、ステップS21でIDコードを読み取った子機電卓2の中に、プロテクト状態となっていない子機電卓2がある場合には、当該子機電卓2のIDコードと共に警告表示をディスプレイ11に表示させることとしても良い。
次に、図6に示すように、CPU18は、受信データが子機電卓2の画面データ(図11のステップT14参照)であるか否かを判定し(ステップS26)、画面データでないと判定した場合(ステップS26;No)には、後述のステップS28の処理に移行する。
また、ステップS26において画面データであると判定した場合(ステップS26;Yes)には、CPU18は、受信した画面データをディスプレイ11に出力させる(ステップS27)。
次に、CPU18は、受信データがユーザ作成データ(図11のステップT12参照)であるか否かを判定し(ステップS28)、ユーザ作成データでないと判定した場合(ステップS28;No)には、後述のステップS30の処理に移行する。
また、ステップS28においてユーザ作成データであると判定した場合(ステップS28;Yes)には、CPU18は、受信したユーザ作成データを子機メモリデータ記憶領域172に保存するとともに、その旨をディスプレイ11に表示させる(ステップS29)。
次に、CPU18は、受信データが後述のプロテクト解除済み信号(図11のステップT16参照)、つまり、子機電卓2がプロテクト状態ではなくなった旨の信号であるか否かを判定し(ステップS30)、プロテクト解除済み信号でないと判定した場合(ステップS30;No)には、図5に示すように、上述のステップS1の処理に移行する。
また、図6に示すように、ステップS30においてプロテクト解除済み信号であると判定した場合(ステップS30;Yes)には、CPU18は、図7(d)に示すように、プロテクト状態の子機電卓2の台数を変更してディスプレイ11に表示させる(ステップS31)。
[2.2 子機電卓2の動作]
続いて、子機電卓2の動作について説明する。図10〜図11は、CPU18が記憶媒体250から機能制御プログラム252を読み出して実行するプロテクト処理の動作を説明するためのフローチャートである。
図10に示すように、まず、CPU28は、親機電卓1からのデータ受信があるか否かを判定し(ステップT1)、データ受信があると判定した場合(ステップT1;Yes)には、図11に示すように、受信データを解析し、上述のプロテクト命令、IDコード送信命令、子機データ送信・消去命令、画面データ送信命令、プロテクト解除命令、ユーザ作成データの何れが含まれているかを判定する(ステップT2)。
このステップT2においてプロテクト命令(図5のステップS5参照)が含まれていると判定した場合(ステップT2;プロテクト命令)には、CPU28は、プロテクト命令と共に送信されたプロテクトデータをプロテクトデータ記憶領域270に記憶させる(ステップT3)。
次に、CPU28は、試験モードテーブル251内の情報に基づいて、プロテクト対象の機能が実行中であるか否かを判定し(ステップT4)、実行中でないと判定した場合(ステップT4;No)には後述のステップT6の処理に移行する。
また、ステップT4においてプロテクト対象の機能が実行中であると判定した場合(ステップT4;Yes)には、CPU28は、当該機能によって編集中のデータをRAM27やフラッシュROM26、記憶媒体250などに記憶させる(ステップT5)。
次に、CPU28は、図12(a)に示すように、プロテクトデータで指示された画面データ番号に対応するプロテクト画面をディスプレイ21に表示させ(ステップT6)、カウントダウンタイマ23に試験時間をセットした後(ステップT7)、子機電卓2における所定機能のプロテクトを開始する(ステップT8)。
次に、図11に示すように、CPU28は、プロテクト完了信号を親機電卓1に対して送信し(ステップT9)、図10に示すように、上述のステップT1の処理に移行する。なお、上述したように、親機電卓1への送信データには、子機電卓2のIDコードが含まれている。
また、図11に示すように、ステップT2においてIDコード送信命令(図5のステップS7参照)が含まれていると判定した場合(ステップT2;IDコード送信命令)には、CPU28は、子機電卓2のIDコードを親機電卓1に対して送信した後(ステップT11)、図10に示すように、上述のステップT1の処理に移行する。
また、図11に示すように、ステップT2において子機データ送信・消去命令(図5のステップS9参照)が含まれていると判定した場合(ステップT2;子機データ送信・消去命令)には、CPU28は、RAM27やフラッシュROM26、記憶媒体250内のユーザ作成データを親機電卓1に対して送信した後(ステップT12)、送信したユーザ作成データをRAM27等から消去して(ステップT13)、図10に示すように、上述のステップT1の処理に移行する。
また、図11に示すように、ステップT2において画面データ送信命令(図5のステップS11参照)が含まれていると判定した場合(ステップT2;画面データ送信命令)には、CPU28は、ディスプレイ21の表示画面の画面データを親機電卓1に対して送信した後(ステップT14)、図10に示すように、上述のステップT1の処理に移行する。
また、図11に示すように、ステップT2においてプロテクト解除命令(図5のステップS13参照)が含まれていると判定した場合(ステップT2;プロテクト解除命令)には、CPU28は、プロテクト状態を解除した後(ステップT15)、上述のプロテクト解除済み信号を親機電卓1に対して送信し(ステップT16)、図10に示すように、上述のステップT1の処理に移行する。
また、図11に示すように、ステップT2においてユーザ作成データ(図5のステップS15参照)が含まれていると判定した場合(ステップT2;ユーザ作成データ)には、CPU28は、受信したユーザ作成データをRAM27やフラッシュROM26、記憶媒体250等に記憶させた後(ステップT17)、図10に示すように、上述のステップT1の処理に移行する。
一方、上述のステップT1においてデータ受信がないと判定した場合(ステップT1;No)には、CPU28は、ユーザにより各種キー群20が操作されるか否かを判定し(ステップT20)、操作されていると判定した場合(ステップT20;Yes)には、当該操作に対応する処理を行い(ステップT21)、上述のステップT1の処理に移行する。ここで、本実施の形態においては、ユーザによりプロテクト対象の機能の実行操作が行われた場合には、CPU28は当該操作を無効とし、図12(b)に示すように、その旨を表示するようになっている。
また、図10に示すように、ステップT20において各種キー群20が操作されていないと判定した場合(ステップT20;No)には、CPU28は、子機電卓2がプロテクト状態であるか否かを判定し(ステップT22)、プロテクト状態でないと判定した場合(ステップT22;No)には、上述のステップT1の処理に移行する。
また、ステップT22においてプロテクト状態であると判定した場合(ステップT22;Yes)には、CPU28は、カウントダウンタイマ23に試験時間をカウントダウンさせる(ステップT23)。
次に、CPU28は、試験時間が0になったか否かを判定し(ステップT24)、0になっていないと判定した場合(ステップT24;No)には、上述のステップT1の処理に移行する。
また、ステップT24において試験時間が0になったと判定した場合(ステップT24;Yes)には、CPU28は、プロテクト解除処理として、プロテクト状態を解除するとともに、ステップT3で記憶したプロテクトデータを消去する処理を行った後(ステップT25)、上述のプロテクト解除済み信号を親機電卓1に対して送信し(ステップT26)、上述のステップT1の処理に移行する。
以上の親機電卓1,子機電卓2によれば、図11のステップT8に示したように、子機電卓2がプロテクト命令を受信した場合に、子機電卓2において試験モードに対応する所定機能の実行がプロテクトされるので、親機電卓1からプロテクト命令を送信することによって、複数の子機電卓2における所定機能の実行のプロテクトを一括して設定することができる。また、図11のステップT9に示したように、所定機能の実行をプロテクトする場合に、子機電卓2のIDコードやプロテクト完了信号が親機電卓1に対して送信されるので、これらIDコードやプロテクト完了信号の受信によって、子機電卓2が機能制限されているか否かを確認することができる。
よって、従来と比較して、試験中の不正使用を容易に防止することができる。
また、図11のステップT6に示したように、子機電卓2において所定機能の実行がプロテクトされる場合に、プロテクト状態を報知するプロテクト画面が表示されるので、子機電卓2が機能制限されているか否かを容易に確認することができる。従って、試験中の不正使用をいっそう容易に防止することができる。
また、図11のステップT14,図6のステップS27に示したように、子機電卓2に画面データ送信命令が送信され、子機電卓2のディスプレイ21の画面データが親機電卓1に送信された場合に、この画面データが親機電卓1のディスプレイ11に表示されるので、子機電卓2における表示内容を親機電卓1で確認することができる。従って、試験中の不正使用をいっそう容易に防止することができる。
また、図11のステップT12に示したように、子機電卓2にメモリデータ送信・消去命令が送信された場合に、子機電卓2のRAM27やフラッシュROM26、記憶媒体250内のユーザ作成データが親機電卓1に対して送信されるので、子機電卓2におけるユーザ作成データを親機電卓1で確認することができる。従って、試験中の不正使用をいっそう容易に防止することができる。
また、図11のステップT13に示したように、子機電卓2にメモリデータ送信・消去命令が送信された場合に、子機電卓2のユーザ作成データが親機電卓1に送信された後、消去されるので、ユーザ作成データが試験中に使用されるのを防止することができる。従って、試験中の不正使用をいっそう容易に防止することができる。
また、図6のステップS29,図5のステップS15に示したように、子機電卓2におけるユーザ作成データを受信した場合に、この記憶内容を子機メモリデータ記憶領域172に保存するので、試験終了後に当該ユーザ作成データを子機電卓2に対して返却することができる。
また、図10のステップT23〜ステップT25に示したように、プロテクト命令と、試験時間に関するデータを含むプロテクトデータとを受信した場合に、子機電卓2において所定機能の実行のプロテクトが試験時間の経過後に解除されるので、試験終了後に各受験者の子機電卓2に対してプロテクトの解除設定を行う手間を省くことができる。
〔第2実施形態〕
続いて、本発明に係る電子機器の第2実施形態について説明する。なお、上記第1実施の形態との間で互いに対応する部分が同様に構成されている場合には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図13は、本発明に係る電子機器を適用したパーソナルコンピュータの親機(以下、親機パソコンとする)1A,子機(以下、子機パソコンとする)2Aの正面図である。これら親機パソコン1A及び子機パソコン2Aは、図14に示すように、試験会場において試験監督,受験者の席にそれぞれ配設されている。
親機パソコン1Aは、上述の図2に示すように、ディスプレイ11A及びRAM17Aを備えている。
ディスプレイ11Aには、受験者の座席位置と、氏名及びIDコードとを対応付けた座席表が表示可能となっている。
RAM17Aは、子機情報テーブル170Aを有している。この子機情報テーブル170Aは、子機電卓2のIDコードと、ユーザ名(受験者名)と、座席位置とを対応付けて記憶している。
また、図13に示すように、親機パソコン1Aのインターフェース15に接続される記憶媒体150には、機能制御プログラム152Aが記憶されている。
この機能制御プログラム152Aは、後述のプロテクト処理(図5,図15参照)をCPU18に実行させるものである。
続いて、親機パソコン1Aの動作について説明する。図5,図15は、CPU18が記憶媒体150から機能制御プログラム152Aを読み出して実行するプロテクト処理の動作を説明するためのフローチャートである。なお、親機パソコン1Aの動作は、上述の親機電卓1の動作と比較してステップS1〜ステップS16(図5参照),ステップS20〜ステップS21(図6参照)の処理が同一であるため、これらの処理については説明を省略する。
まず、図15に示すように、親機パソコン1AのCPU18は、ステップS21の処理が終わると、ステップS21で読み取ったIDコードに対応する受験者の座席位置及び氏名を子機情報テーブル170Aから読み取る(ステップS42)。
次に、CPU18は、図16に示すように、ディスプレイ11Aの表示領域を座席位置に対応させて複数の分割領域Rに分割した後、ステップS42で読み取った座席位置と対応する分割領域Rを太線枠で囲って識別表示させ、当該太線枠内に受験者の氏名を表示させる(ステップS43)。なお、図16及び後述の図17,図18では、太線枠で囲まれていない一部の分割領域Rについて、図示を省略している。
次に、図15に示すように、CPU18は、受信データが上述のプロテクト完了信号(図11のステップT9参照)であるか否かを判定し(ステップS44)、プロテクト完了信号ではないと判定した場合(ステップS44;No)には、後述のステップS46の処理に移行する。
また、ステップS44においてプロテクト完了信号であると判定した場合(ステップS44;Yes)には、CPU18は、図17に示すように、ディスプレイ11Aの複数の分割領域Rのうち、受信データ中のIDコードと対応する分割領域Rに、プロテクト状態であることを示すプロテクト済みマークを表示させる(ステップS45)。但し、プロテクト済みマークを表示させる代わりに、例えば分割領域Rを黄色の枠で囲むこととしても良い。
次に、図15に示すように、CPU18は、受信データが子機電卓2の画面データ(図11のステップT14参照)であるか否かを判定し(ステップS46)、画面データでないと判定した場合(ステップS46;No)には、後述のステップS48の処理に移行する。
また、ステップS46において画面データであると判定した場合(ステップS46;Yes)には、CPU18は、図18,図19に示すように、ディスプレイ11Aの複数の分割領域Rのうち、受信データ中のIDコードと対応する分割領域Rに、受信した画面データを縮小して出力させる(ステップS47)。但し、CPU18は、図20に示すように、受信した画面データをディスプレイ11Aに全画面表示させることとしても良い。
次に、図15に示すように、CPU18は、受信データがユーザ作成データ(図11のステップT12参照)であるか否かを判定し(ステップS48)、ユーザ作成データでないと判定した場合(ステップS48;No)には、後述のステップS50の処理に移行する。
また、ステップS48においてユーザ作成データであると判定した場合(ステップS48;Yes)には、CPU18は、受信したユーザ作成データを子機メモリデータ記憶領域172に保存するとともに、ディスプレイ11Aの複数の分割領域Rのうち、受信データ中のIDコードと対応する分割領域Rに、ユーザ作成データを受信した旨を表示させる(ステップS49)。
次に、CPU18は、受信データが上述のプロテクト解除済み信号(図11のステップT16参照)であるか否かを判定し(ステップS50)、プロテクト解除済み信号でないと判定した場合(ステップS50;No)には、図5に示すように、上述のステップS1の処理に移行する。
また、図15に示すように、ステップS50においてプロテクト解除済み信号であると判定した場合(ステップS50;Yes)には、CPU18は、ディスプレイ11Aの複数の分割領域Rのうち、受信データ中のIDコードと対応する分割領域Rに、子機電卓2のプロテクト状態が解除されたことを示す解除済みマークを、前記設定済みマークの代わりに表示させる(ステップS51)。但し、解除済みマークを表示させる代わりに、例えば分割領域Rを青色の枠で囲むこととしても良い。
以上の親機パソコン1A,子機パソコン2Aによれば、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、図15のステップS45,ステップS47,ステップS49,ステップS51で示したように、複数の子機パソコン2Aが試験会場に配設されている場合に、各子機パソコン2Aのプロテクト状態となっているか否かや、子機パソコン2Aの表示画面の内容、子機パソコン2Aがユーザ作成データを送信しているか否か等の情報が親機パソコン1Aで一覧表示されるので、複数の子機パソコン2Aについてのこれらの情報を、親機パソコン1Aで同時に確認することができる。また、ディスプレイ11Aの表示領域を分割して得られる各分割領域Rと、子機パソコン2Aの設置位置とがそれぞれ対応付けられているので、子機パソコン2Aの設置位置を容易に把握することができる。従って、試験中の不正使用をいっそう容易に防止することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々の改良及び設計の変更をおこなっても良い。
例えば、ステップT9(図11参照)においては、子機電卓2または子機パソコン2A(以下、子機2,2Aとする)が機能制御プログラム252を実行することでプロテクト完了信号を親機電卓1または親機パソコン1A(以下、親機1,1Aとする)に送信することとして説明したが、親機1,1Aが子機2,2Aに対してプロテクト命令とともにプロテクト完了信号送信命令を送信することにより、このプロテクト完了信号送信命令に基づいて子機2,2Aがプロテクト完了信号を送信することとしても良い。この場合には、プロテクト完了信号送信命令に基づいて、プロテクト完了信号と子機2,2AのIDコードとが親機1,1Aに送信されることとなる。
また、ステップT6(図11参照)においては、子機2,2Aが機能制御プログラム252を実行することでプロテクト画面を表示することとして説明したが、親機1,1Aが子機2,2Aに対してプロテクトデータと、当該プロテクトデータ中のプロテクト画面データ番号に対応するプロテクト画面の表示命令とを送信することにより、この表示命令に基づいて子機2,2Aがプロテクト画面を表示することとしても良い。
また、ステップT14(図11参照)においては、子機2,2Aが画面データ送信命令に基づいて画面データを親機1,1Aに送信することとして説明したが、機能制御プログラム252を実行することで一定時間ごとに画面データを送信することとしても良い。
また、ステップT12(図11参照)においては、子機2,2Aがメモリデータ送信・消去命令に基づいてユーザ作成データを親機1,1Aに送信することとして説明したが、機能制御プログラム252を実行することで一定時間ごとにユーザ作成データを送信することとしても良い。
また、ステップT15(図11参照)においては、子機2,2Aがメモリデータ送信・消去命令に基づいてユーザ作成データを消去することとして説明したが、機能制御プログラム252を実行することで、送信済みのユーザ作成データを消去することとしても良い。
また、機能制御プログラム152(152A),252が記憶媒体150,250に記憶されることとして説明したが、記憶媒体150にまとめて記憶され、必要に応じて一部が親機1,1Aから子機2,2Aに対して送信されることとしても良い。
また、ステップS5(図5参照)においては、プロテクト設定モードの実行が指示された場合にプロテクト命令を送信することとして説明したが、一旦プロテクト設定モードの実行が指示された後には、定期的にプロテクト命令を送信することとしても良い。この場合には、親機1,1Aにおいてプロテクト設定モードが実行された後に子機2,2Aが起動された場合であっても、当該子機2,2Aをプロテクト状態とすることができる。
また、ステップS25(図6参照)においては、IDコードを読み取った子機2,2Aの中に、プロテクト状態となっていない子機2,2Aがある場合に、当該子機2,2AのIDコードと共に警告表示をディスプレイ11に表示させることとして説明したが、子機2,2Aに対するキー操作の有無を子機2,2Aから親機1,1Aに送信させ、子機2,2Aに一定時間、キー操作がされていない場合に、IDコードと警告表示とを表示させることとしても良い。
また、ステップS5(図5参照)においては、プロテクト画面番号を含むプロテクトデータを送信することとして説明したが、プロテクト画面の画像データ自体を送信することとしても良い。
また、ステップS27(図6),ステップS47(図15参照)においては、子機2,2Aから受信した画面データをディスプレイ11,11Aに出力させることとして説明したが、更に、当該画面データに基づいて親機1,1Aが試験問題の正誤を判定し、判定結果を子機に送信することとしても良い。
また、親機1,1A及び子機2,2Aをそれぞれ関数電卓またはパソコンとして説明したが、図21に示すように、親機1,1Aをパソコン及び関数電卓とし、子機2,2Aを関数電卓としても良いし、図22に示すように、親機1,1A及び子機2,2Aをそれぞれパソコン及び関数電卓としても良い。
本発明に係る電子機器を適用した親機電卓,子機電卓の正面図である。 本発明に係る電子機器を適用した親機電卓のブロック図である。 試験モードテーブルを示す図である。 本発明に係る電子機器を適用した子機電卓のブロック図である。 親機電卓のプロテクト処理を示すフローチャートである。 親機電卓のプロテクト処理を示すフローチャートである。 親機電卓のディスプレイの表示画面を示す図である。 親機電卓のディスプレイの表示画面を示す図である。 親機電卓のディスプレイの表示画面を示す図である。 子機電卓のプロテクト処理を示すフローチャートである。 子機電卓のプロテクト処理を示すフローチャートである。 子機電卓のディスプレイの表示画面を示す図である。 本発明に係る電子機器を適用した親機パソコン,子機パソコンの正面図である。 試験会場の平面図である。 親機パソコンのプロテクト処理を示すフローチャートである。 親機パソコンのディスプレイの表示画面を示す図である。 親機パソコンのディスプレイの表示画面を示す図である。 親機パソコンのディスプレイの表示画面を示す図である。 親機パソコンのディスプレイの表示画面を示す図である。 親機パソコンのディスプレイの表示画面を示す図である。 本発明に係る電子機器を適用した親機パソコン,子機電卓の正面図である。 本発明に係る電子機器を適用した親機電卓,子機電卓の正面図である。
符号の説明
1 親機電卓(電子機器、コンピュータ)
2 子機電卓(電子機器、コンピュータ)
1A 親機パソコン(電子機器、コンピュータ)
2A 子機パソコン(電子機器、コンピュータ)
14,24 通信部(通信手段)
16,26 フラッシュROM(識別情報記憶手段、記憶手段)
17,27 RAM(記憶手段)
18,28 CPU(機能制御手段、通信制御手段、表示制御手段、記憶制御手段)
110,210 表示部(表示手段)
150,250 記憶媒体(記憶手段)
152,252 機能制御プログラム
152A, 機能制御プログラム

Claims (15)

  1. 他の電子機器との間で情報の送受信を行う通信手段と、
    所定機能の実行禁止を指示する機能制限命令を前記他の電子機器から前記通信手段が受信した場合に、自機における前記所定機能の実行を禁止する機能制限手段と、
    自機の識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
    前記機能制限手段が前記所定機能の実行を禁止する場合に、前記識別情報を前記通信手段から前記他の電子機器に対して送信させる通信制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1記載の電子機器において、
    前記機能制限手段は、前記所定機能の実行禁止時間についての時間情報を前記他の電子機器から前記通信手段が受信した場合に、前記所定機能の実行の禁止を前記実行禁止時間の経過後に解除することを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1または2記載の電子機器において、
    情報を表示する表示手段と、
    前記所定機能の実行禁止状態を報知する禁止画面についての画面情報を前記他の電子機器から前記通信手段が受信するとともに、前記機能制限手段が前記所定機能の実行を禁止する場合に、前記禁止画面を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の電子機器において、
    前記通信制御手段は、前記表示手段における表示内容を前記通信手段から前記他の電子機器に対して送信させることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の電子機器において、
    情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記通信制御手段は、前記記憶手段の記憶内容を前記通信手段から前記他の電子機器に対して送信させることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項5記載の電子機器において、
    前記通信制御手段によって前記記憶手段の記憶内容が送信された場合に、当該記憶内容を前記記憶手段から消去する記憶制御手段を備えることを特徴とする電子機器。
  7. 他の電子機器との間で情報の送受信を行う通信手段と、
    前記他の電子機器における所定機能の実行禁止を指示する機能制限命令と、前記所定機能の実行が禁止される場合に当該他の電子機器の識別情報について自機への送信を指示する識別情報送信命令とを前記通信手段から前記他の電子機器に対して送信させる通信制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  8. 請求項7記載の電子機器において、
    前記通信制御手段は、前記所定機能の実行禁止時間についての時間情報を前記通信手段から前記他の電子機器に対して送信させることを特徴とする電子機器。
  9. 請求項7または8記載の電子機器において、
    前記通信制御手段は、前記所定機能の実行禁止状態を報知する禁止画面についての画面情報と、前記所定機能の実行が禁止される場合に前記禁止画面の表示を指示する表示命令とを前記通信手段から前記他の電子機器に対して送信させることを特徴とする電子機器。
  10. 請求項7〜9の何れか一項に記載の電子機器において、
    情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段を制御する表示制御手段とを備え、
    前記通信制御手段は、前記他の電子機器における表示内容について自機への送信を指示する表示内容送信命令を前記通信手段から前記他の電子機器に対して送信させ、
    前記表示制御手段は、前記他の電子機器における表示内容を前記他の電子機器から前記通信手段が受信した場合に、この表示内容を前記表示手段に表示させることを特徴とする電子機器。
  11. 請求項10記載の電子機器において、
    前記表示制御手段は、
    前記表示手段の表示領域を分割して得られる複数の分割領域と、複数の前記他の電子機器の設置位置とをそれぞれ対応付けた状態で、各分割領域に、対応する前記他の電子機器の表示内容を表示させることを特徴とする電子機器。
  12. 請求項7〜11の何れか一項に記載の電子機器において、
    情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段を制御する記憶制御手段と、
    を備え、
    前記通信制御手段は、前記他の電子機器における記憶内容について自機への送信を指示する記憶内容送信命令を前記通信手段から前記他の電子機器に対して送信させ、
    前記記憶制御手段は、前記他の電子機器における記憶内容を前記他の電子機器から前記通信手段が受信した場合に、この記憶内容を前記記憶手段に記憶させることを特徴とする電子機器。
  13. 請求項12記載の電子機器において、
    前記通信制御手段は、前記記憶内容送信命令と、前記他の電子機器における送信済みの記憶内容の消去を指示する記憶内容消去命令とを前記通信手段から前記他の電子機器に対して送信させることを特徴とする電子機器。
  14. コンピュータに、
    他の電子機器との間で情報の送受信を行う通信機能と、
    所定機能の実行禁止を指示する機能制限命令を前記他の電子機器から前記通信機能によって受信した場合に、前記コンピュータにおける前記所定機能の実行を禁止する機能制限機能と、
    自機の識別情報を記憶する識別情報記憶機能と、
    前記機能制限機能によって前記所定機能の実行を禁止する場合に、前記識別情報を前記通信機能から前記他の電子機器に対して送信させる通信制御機能と、
    を実現させることを特徴とする機能制御プログラム。
  15. コンピュータに、
    他の電子機器との間で情報の送受信を行う通信機能と、
    前記他の電子機器における所定機能の実行禁止を指示する機能制限命令と、前記所定機能の実行が禁止される場合に当該他の電子機器の識別情報について前記コンピュータへの送信を指示する識別情報送信命令とを前記通信機能から前記他の電子機器に対して送信させる通信制御機能と、
    を実現させることを特徴とする機能制御プログラム。
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