JP2007264249A - 電気光学装置の製造方法、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

電気光学装置の製造方法、電気光学装置及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】電気光学装置における気泡による点欠陥異常を防止する電気光学装置を提供する

【解決手段】液晶装置には、2枚の基板11,21の間に液晶50が封入される。素子基
板11には、液晶50を封入するためのシール部12が枠状に表面の外周部に設けられて
いる。対向基板21には、素子基板11と貼り合わされたときに、シール部12の一部が
入り込む溝部22が設けられている。
【選択図】図6

Description

本発明は、電気光学装置の製造方法、電気光学装置及び電子機器に関し、特に、滴下注
入法に係る電気光学装置の製造方法、電気光学装置及び電子機器に関する。
従来より、電気光学装置である液晶表示装置を製造する場合に、一対の基板間に液晶層
を形成する方法として、滴下注入法がある。滴下注入法は、大型の基板間に、複数個の液
晶パネルに対応した複数の液晶層を形成する際に用いられる方法である。滴下注入法は、
貼り合わされた大型の基板から、いわゆる多数個取りが可能な液晶表示装置を製造する際
に用いられる方法である。
滴下注入法によれば、一方の基板にシール材を用いて枠状の複数のシール部を形成した
後、複数のシール部内に液晶を滴下し、その一方の基板に対して、他方の基板が減圧下で
重ね合せることにより、複数の液晶層が形成される。そして、複数のシール部を硬化させ
ることによって、基板の貼合せと液晶の注入及び封止とをほぼ同時に行なえ、比較的短時
間で複数の液晶層を形成することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−14953号公報
しかし、完全な真空中ではない、減圧下での2枚の基板の貼合せのため、2枚の基板と
シール部で囲まれた3次元領域内に気泡が閉じ込められる場合がある。図12は、2枚の
基板とシール部内に気泡が閉じ込められる場合を説明するための概略断面図である。
図12の(a)に示すように、表面上にシール部101が形成され、そのシール部の内
側に液晶102を滴下した素子基板103上に対して、減圧下で、対向基板104を近づ
けていく。液晶102に対向基板104が触れた後、さらに2枚の基板103、104が
近づいて行くと、図12の(b)に示すように、2枚の基板103,104を平面視する
方向からみると、液晶102は、素子基板103と対向基板104の間で広がって行く。
さらに2枚の基板103、104が近づくと、シール部101は、2枚の基板103,
104によって押し潰される。その2枚の基板が押し潰されて行く途中で、シール部10
1が、液晶102との間の減圧下のわずかな空気を含んだ状態で、液晶102を閉じ込め
てしまい、図12の(c)に示すように、2枚の基板間に封入された液晶102の液晶層
の中に気泡105が生じてしまうことがあった。
このような気泡105は、液晶102の層内に留まるため、表示画像の表示品質の低下
を招く。例えば、液晶表示パネルにおいて、画像を表示させたときに、輝点不良が生じて
しまう。また、このような気泡105は、2枚の基板103,104間で移動する場合も
あり、気泡105が画像表示領域内に入ったり、出たりしてしまう場合もあった。すなわ
ち、上述したような構成にかかる電気光学装置である液晶表示装置では、その気泡105
により、画像表示領域内でいわゆる点欠陥の異常が引き起こされるという問題があった。
そこで、本発明は、電気光学装置における気泡による点欠陥異常を防止する電気光学装
置を提供することを目的とする。
本発明の電気光学装置の製造方法は、一対の基板の一方の表面に複数の表示領域に対応
するように枠状のシール部を複数形成し、前記一対の基板の前記一方又は他方の基板面上
の前記表示領域に対応する位置に液晶を滴下し、大気圧よりも低い減圧下で前記一方の基
板と前記他方の基板とを貼り合わせて液晶の封入を行う多数個取りの電気光学装置の製造
方法であって、前記一方の基板と貼り合わされたときに、前記複数のシール部のそれぞれ
の一部が入り込むように、前記複数のシール部のそれぞれの形状に沿って、前記他方の基
板に複数の溝部を形成し、該複数の溝部のそれぞれに前記複数のシール部のそれぞれの一
部が入り込むように、前記一方の基板と前記他方の基板とを貼り合わせることを特徴とす
る。
このような構成によれば、電気光学装置における気泡による点欠陥異常を防止する電気
光学装置を提供することができる。
また、本発明の電気光学装置の製造方法において、前記他方の基板上に前記複数のシー
ル部の位置に沿って金属膜を形成し、該金属膜上に絶縁膜を形成し、前記複数の溝部のそ
れぞれに前記複数のシール部のそれぞれの一部が入り込むような形状に絶縁膜をエッチン
グすることによって、前記複数の溝部を形成することが望ましい。
このような構成によれば、容易に溝を形成することができる。
本発明の電気光学装置は、液晶が封入された電気光学装置であって、前記液晶を封入す
るためのシール部が枠状に表面の外周部に設けられた第1の基板と、前記第1の基板と貼
り合わされたときに、前記シール部の一部が入り込む溝部を有する第2の基板とを有する

このような構成によれば、電気光学装置における気泡による点欠陥異常を防止する電気
光学装置を提供することができる。
また、本発明の電気光学装置において、前記溝部は、前記第2の基板の前記溝部が設け
られた表面に平行な底面部と、前記溝部が設けられた表面に直交する側面部とからなるこ
とが望ましい。
このような構成によれば、容易に溝を形成することができる。
また、本発明の電気光学装置において、前記溝部は、前記第2の基板の前記溝部が設け
られた表面に平行な底面部と、前記溝部が設けられた表面に対して所定の角度を有する斜
面を有する側面部とからなることが望ましい。
このような構成によれば、配向膜の配向特性を良くすることができる。
また、本発明の電気光学装置において、前記溝部は、前記第2の基板の前記溝部が設け
られた表面に平行な底面部と、段部を有する側面部とからなることが望ましい。
このような構成によれば、容易に溝を形成することができる。
本発明の電子機器は、本発明の電気光学装置を利用したものであることを特徴とする。

このような構成によれば、電気光学装置における気泡による点欠陥異常を防止する電子
機器を提供する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
まず図1に基づき、本実施の形態に係わる液晶装置の構成を説明する。以下の実施の形
態は、本発明の電気光学装置を液晶装置に適用したものである。なお、以下の説明に用い
た各図においては、各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材毎に縮
尺を異ならせてある。
本実施の形態の電気光学装置は、大型の2枚の基板、すなわち複数の液晶装置を1回で
製造可能な2枚の基板を貼り合わせ、その後、スクライブすることによって分断して、複
数の液晶装置として製造される。図1は、大型の2枚の基板の貼り合わせを説明するため
の図である。図2は、2枚の基板を貼り合わせた状態の液晶装置の斜視図である。
図1に示すように、大型の素子基板11の片側の表面には、例えば、複数のTFT素子な
どが形成され、表面上には、配向膜が形成されている。素子基板11の表面上には、各液
晶装置において電気光学材料である液晶を封入するためのシール材により枠状に形成され
たシール部12が設けられている。各液層装置の表示領域は、素子基板11を平面視した
ときに、一筆書き状で矩形形状のシール部12の内側に位置する。また、大型の基板の貼
り合わせのために、複数のシール部12を囲むように、ダミーのシール部13が、素子基
板11の表面上に設けられている。ダミーシールは、大型の2枚の基板間に形成される複
数の液晶装置のセルギャップを互いに等しくするためのものである。
素子基板11の複数のシール部12が設けられた表面と対向する、対向基板21の表面
上には、対向基板21と素子基板11を貼り合わせたときに、素子基板11上の複数のシ
ール部12の一部が入り込むそれぞれの位置に、枠状のシール部12の形状に沿って、断
面形状が凹部である溝部22が設けられている。対向基板21上には、液晶装置毎にいわ
ゆる額縁と言われる遮光領域(図示せず)が矩形の枠状に設けられている。複数の溝部2
2は、それぞれ、複数の液晶装置のそれぞれの遮光領域の外側に、各遮光領域を囲むよう
に設けられる。対向基板21の表面上には、全面に渡って配向膜が形成されている。
素子基板11上の各シール部12の内側に液晶が滴下され、その素子基板11に対して
、対向基板21が大気圧よりも低い減圧環境下で重ね合せることにより、図2に示すよう
に、2枚の基板間に、それぞれに液晶層が形成された複数の液晶装置が製造される。貼り
合わされた2枚の基板を、いわゆるスクライブ等の手段によって分断することによって、
大型の2枚の基板から、複数の液晶装置が得られる。
次に各液晶装置における溝部22とシール部12の構成と、2枚の基板の貼り合わせ工
程について説明する。
図3は、図2のIII-III線に沿った断面図である。素子基板11と対向基板21が貼り
合わされたときに、シール材が矩形形状に塗布されて形成されたシール部12の一部が対
向基板21側の矩形状に形成された溝部22内に入り込むような位置関係になるように、
シール部12と溝部22は設けられている。なお、シール部12のシール材は、ここでは
紫外線硬化型の接着剤であり、2枚の基板が貼り合わされた後に、紫外線を照射すること
によって硬化する。図3に示すように、液晶50は、シール部12と素子基板11と対向
基板21とによって閉じ込められ、液晶50の層が2枚の基板間に形成される。
図4を用いて、素子基板11と対向基板21の貼り合わせ工程を説明する。図4は、素
子基板11と対向基板21の貼り合わせ工程を説明するための概略断面図である。
図4の(a)に示すように、表面上に矩形状のシール部12が形成され、そのシール部
12の内側に液晶50を滴下した素子基板11上に対して、減圧下で、対向基板21を近
づけていく。シール部12は、例えば、素子基板11表面からの高さd1が15μmであ
り、幅d2が0.1mmとなるように、シール材を塗布することによって形成される。
対向基板21の素子基板11側の表面には、素子基板11と対向基板21が貼り合わさ
れた2枚の基板を平面視したときに、複数の溝部22がそれぞれシール部12に重なるよ
うに形成されている。より具体的には、図3に示すように溝部22の中にシール部12の
突出部が入り込み、かつ所定のセルギャップになったときに溝部22内の表示領域側に液
晶50が入り込める隙間23が形成されるような位置関係あるいは形状に、シール部12
と溝部22が配置あるいは形成されている。例えば、溝部22の深さd3は、10μmか
ら50μm(ここでは10μm)であり、溝部22の幅d4は1mmである。
液晶50に対向基板21が触れた後、さらに2枚の基板11、21が相対的に近づいて
行くと、図4の(b)に示すように、2枚の基板11,21を平面視する方向からみると
、液晶50は、素子基板11と対向基板21の間で広がって行く。
さらに2枚の基板11、21が相対的に近づくと、シール部12は、硬化する前なので
、2枚の基板11,21によって押し潰されて変形する。素子基板11と対向基板21が
貼り合わされて2枚の基板間が所定のセルギャップとなったときに、液晶50は、シール
部12と溝部22との間の隙間23に液晶が入り込んだ状態で、液晶50は2枚の基板間
に封止される。
図5を用いて、その液晶50が2枚の基板間に封止された状態を説明する。
図5は、図3の点線Vで示す部分の断面図である。図5は、シール部12と溝部22の
位置関係あるいは形状を説明するための部分断面図である。図5に示すように、溝部22
の断面形状は、凹形である。素子基板11と対向基板21が貼り合わされて2枚の基板間
が所定のセルギャップとなったときに、溝部22内の表示領域側であって、シール部12
と溝部22との間の隙間23に液晶が入り込んだ状態で、液晶50は2枚の基板間に封止
される。なお、素子基板11と対向基板21が貼り合わされて2枚の基板間が所定のセル
ギャップとなったときに、溝部22内の表示領域とは反対側には、隙間23のような隙間
24はなくてもよい。例えば、図5において、シール部12は、溝部22内の表示領域と
は反対側では、点線12aで示したように溝部22内からはみ出してもよい。これは、シ
ール部12の中心を、溝部22の中心よりも外周側にずらしてシール材を塗布することに
よって、2枚の基板が貼り合わされたときに、溝部22内の表示領域とは反対側に隙間が
ないようにシール部12を形成することができる。
しかし、図4に戻って、その2枚の基板の距離が短くなって行く途中で、シール部12
が、液晶50との間の減圧下のわずかな空気を含んだ状態で、液晶50を閉じ込めてしま
い、図4の(c)に示すように、2枚の基板間に封入された液晶50の液晶層の中に気泡
51が入り込んでしまうことがある。具体的には、15μmの高さのシール部12に対向
基板21が触れたときに、液晶50とシール部12との間に空間が存在していると、対向
基板21と素子基板11とシール部12によって、僅かな空気が閉じ込められた状態とな
る。その状態で、さらに対向基板21と素子基板11との間の距離が短くなっていくと、
閉じ込められた僅かな空気は、逃げ道がなく、液晶50とシール部12の間に閉じ込めら
れてしまう。最終的には、例えばセルギャップd5が2μm程度までになるまで、対向基
板21は素子基板11に対して相対的に近づけられるが、その僅かな空気が気泡となって
、液晶50の層内に生じる。すなわち、対向基板21は素子基板11に対して相対的に近
づくにつれて、液晶50は徐々にシール部12に向かって広がっていくが、途中で閉じ込
められた僅かな空気は、逃げ道がなく、液晶50とシール部12の間に閉じ込められてし
まい、結果として、気泡が液晶50の層内に残ってしまう。
表示領域に気泡があると、例えばプロジェクタ等の表示装置として液晶装置が利用され
たときには、スクリーン等に画像が拡大表示されるため輝点不良となってしまう。携帯電
話等の表示装置に液晶装置が利用されたときにも、輝点不良の大きさによっては、表示品
質が所定のレベルに達しないこともあり得る。
しかし、図4(c)に示すように、気泡51は、シール部12の表示領域側であって、
溝部22とシール部12の間の隙間に入り込んでトラップされる。図6は、気泡が溝部2
2とシール部12の間の隙間に入り込んでトラップされた状態を説明するための図である
従って、気泡51は、シール部12と溝部22との間の隙間23に入り込んでトラップ
された状態となるため、気泡51は、液晶装置の表示領域に移動することはない。
次に、対向基板21の表面に溝部22を設ける方法について説明する。
図7と図8は、対向基板21の表面に溝部22を設ける方法を説明するため図である。
図7に示すように、ガラス基板である対向基板21の表面には、アルミニウム等の金属材
料からなる枠形状部31が、各シール部12の形状に沿って形成する。なお、上述したよ
うに、額縁として遮光膜36は、枠形状部31の内側に設けられている。さらに、いわゆ
るブラックマトリクス部37が、遮光膜36の内側であって、液晶装置の表示領域に設け
られている。
そして、対向基板21の全面にシリコン酸化膜(SiO2)の絶縁層32を蒸着などにより
設ける。さらに、図7の点線で示すように、絶縁層32の溝部22を形成する場所に、フ
ォトレジストを用いて、エッチングにより溝33を形成する。
そして、図8に示すように、透明電極膜(ITO膜)34を設け、さらにそのITO膜34の上
から配向膜35を設ける。その結果、溝部33に沿った溝部22を対向基板21上に形成
することができる。
なお、ガラス基板である対向基板21の表面を、レジストにより溝部22の形状に沿っ
たパターニングをしておき、フッ酸によってエッチング処理によって形成するようにして
もよい。
以上のように、本実施の形態によれば、液晶装置の液晶層内に発生した気泡を溝部内に
トラップするようにしたので、液晶装置における輝点不良などの点欠陥の異常を防止する
ことができる。
次に本実施の形態の変形例を説明する。
図9は、第1の変形例に係る液晶装置のシール部と溝部の位置関係あるいは形状を説明
するための部分断面図であり、図3の点線Vで示す部分に対応する部分の断面図である。
図9に示すように、溝部22Aは、対向基板21の表面に対して平行な表面を有する底
面部22Aaを有する。底面部22Aaが、対向基板21の表面に対して平行な理由は、シー
ル材内に混入されているビーズによるセルギャップ値を正確に維持するためである。
そして、溝部22Aは、溝部22Aの底面部22Aaの面に対して直交しない、所定の角度
θを有する側壁表面部22Abを有する。すなわち、溝部22Aの断面形状においては、溝
部22Aの開口部の幅よりも底面部22Aaの幅がせまくなる斜面の側面部を、溝部22Aは
有している。これは、対向基板21の表面の配向膜をラビングしたときに、配向品質が、
図5のような側壁表面部が底面部の面に対して直交する場合に比べて、良くなるようにす
るためである。図5に示す断面形状の溝22は容易に形成することができるが、図9に示
す断面形状の溝22Aは、配向膜の配向特性もよい。
図10は、第2の変形例に係る液晶装置のシール部と溝部の位置関係あるいは形状を説
明するための部分断面図であり、図9と同様に、図3の点線Vで示す部分に対応する部分
の断面図である。
図10に示すように、溝部22Bは、対向基板21の表面に対して平行な表面を有する
底面部22Baを有する。溝部22Bは、側面部に、段部22Bbを有する。このような形状
でも、上述した実施の形態と同様の効果を生じる。なお、ここでは、段部22Bbは、1つ
であるが、2以上あってもよい。図10に示す断面形状の溝22Bは容易に形成すること
ができる
図11は、本実施形態に係わる液晶装置を、電子機器としての液晶プロジェクタに応用
した
次に、以上詳細に説明した液晶装置をライトバルブとして用いた電子機器の一例たる投
射型カラー表示装置の例について、その全体構成、特に光学的な構成について説明する。
ここに、図11は、投射型カラー表示装置の説明図である。
図11において、本実施の形態における投射型カラー表示装置の一例たる液晶プロジェ
クタ1100は、駆動回路がTFTアレイ基板10上に搭載された液晶装置1を含む液晶
モジュールを3個用意し、それぞれRGB用のライトパルブ100R、100G及び10
0Bとして用いたプロジェクタとして構成されている。液晶プロジェクタ1100では、
メタルハライドランプ等の白色光源のランプユニット1102から投射光が発せられると
、3枚のミラー1106及び2枚のダイクロックミラー1108によって、RGBの三原
色に対応する光成分R、G及びBに分けられ、各色に対応するライトバルブ100R、1
00G及び100Bにそれぞれ導かれる。この際、特に、B光は、長い光路による光損失
を防ぐために、入射レンズ1122、リレーレンズ1123及び出射レンズ1124から
なるリレーレンズ系1121を介して導かれる。そして、ライトバルブ100R、100
G及び100Bによりそれぞれ変調された三原色に対応する光成分は、ダイクロックプリ
ズム1112により再度合成された後、投射レンズ1114を介してスクリーン1120
にカラー画像として投射される。そして、投射されたカラー画像は、配向不良の少ない液
晶装置によって形成されるので、画質のよいカラー画像となる。
なお、本実施の形態に係る電気光学装置が適用できる電子機器としては、投射型カラー
表示装置(プロジェクタ)の他に、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants(携帯情
報端末)、携帯型パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、車載用モニタ、デジタルビ
デオカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型もしくは直視型ビデオテープレコーダ、カ
ーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーシ
ョン、テレビ電話機、POS端末機等がある。
また、本発明の電気光学装置は、TFTを利用したアクティブマトリクス型の液晶表示
装置だけでなく、TFD(薄膜ダイオード)をスイッチング素子として備えた液晶表示パ
ネル、さらに、パッシブマトリクス型の液晶表示装置等の各種の電気光学装置においても
本発明を同様に適用することが可能である。
以上のように、本実施の形態によれば、電気光学装置における気泡による点欠陥異常を
防止する電気光学装置を提供することができる。特に、電気光学装置の高画素化が進展す
ると、より電気光学材料内の気泡の問題が顕著になると考えられるので、本実施の形態に
係る電気光学装置は、本実施の形態に係る電気光学装置、及びそれを用いた電子機器にお
いては、有効となる。
なお、溝部の深さd3と幅d4のそれぞれの値は、電気光学装置の製造工程における電
圧された圧力値、あるいはシール部の高さd1と幅d2に応じて、変更される。
また、以上の説明では、液晶の滴下は、素子基板11上に行ったが、対向基板21の基
板表面上の表示領域に対応する位置に行ってもよい。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範
囲において、種々の変更、改変等が可能である。
本発明の実施の形態に係わる2枚の基板の貼り合わせを説明するための図。 本発明の実施の形態に係わる液晶装置の斜視図。 図2のIII-III線に沿った断面図。 素子基板と対向基板の貼り合わせ工程を説明するための概略断面図。 図3の点線Vで示す部分の断面図である。 気泡がトラップされた状態を説明するための図。 対向基板の表面に溝部を設ける方法を説明するため図。 対向基板の表面に溝部を設ける方法を説明するため図。 第1の変形例に係る液晶装置の部分断面図。 第2の変形例に係る液晶装置の部分断面図。 投射型カラー表示装置の説明図。 2枚の基板とシール部内に気泡が閉じ込められる場合を説明する概略断面図。
符号の説明
11 素子基板、12 シール部、13 ダミーシール、21 対向基板、22、22A
、22B 溝部、23、24 隙間、31 枠、50 液晶、51 気泡

Claims (7)

  1. 一対の基板の一方の表面に複数の表示領域に対応するように枠状のシール部を複数形成
    し、前記一対の基板の前記一方又は他方の基板面上の前記表示領域に対応する位置に液晶
    を滴下し、大気圧よりも低い減圧下で前記一方の基板と前記他方の基板とを貼り合わせて
    液晶の封入を行う多数個取りの電気光学装置の製造方法であって、
    前記一方の基板と貼り合わされたときに、前記複数のシール部のそれぞれの一部が入り
    込むように、前記複数のシール部のそれぞれの形状に沿って、前記他方の基板に複数の溝
    部を形成し、
    該複数の溝部のそれぞれに前記複数のシール部のそれぞれの一部が入り込むように、前
    記一方の基板と前記他方の基板とを貼り合わせることを特徴とする電気光学装置の製造方
    法。
  2. 前記他方の基板上に前記複数のシール部の位置に沿って金属膜を形成し、該金属膜上に
    絶縁膜を形成し、前記複数の溝部のそれぞれに前記複数のシール部のそれぞれの一部が入
    り込むような形状に絶縁膜をエッチングすることによって、前記複数の溝部を形成するこ
    とを特徴とする請求項1記載の電気光学装置の製造方法。
  3. 液晶が封入された電気光学装置であって、
    前記液晶を封入するためのシール部が枠状に表面の外周部に設けられた第1の基板と、
    前記第1の基板と貼り合わされたときに、前記シール部の一部が入り込む溝部を有する
    第2の基板とを有することを特徴とする電気光学装置。
  4. 前記溝部は、前記第2の基板の前記溝部が設けられた表面に平行な底面部と、前記溝部
    が設けられた表面に直交する側面部とからなることを特徴とする請求項3記載の電気光学
    装置。
  5. 前記溝部は、前記第2の基板の前記溝部が設けられた表面に平行な底面部と、前記溝部
    が設けられた表面に対して所定の角度を有する斜面を有する側面部とからなることを特徴
    とする請求項3記載の電気光学装置。
  6. 前記溝部は、前記第2の基板の前記溝部が設けられた表面に平行な底面部と、段部を有
    する側面部とからなることを特徴とする請求項3記載の電気光学装置。
  7. 請求項3から6のいずれか一つに記載の電気光学装置を用いた電子機器。
JP2006088309A 2006-03-28 2006-03-28 電気光学装置の製造方法、電気光学装置及び電子機器 Withdrawn JP2007264249A (ja)

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WO2012074010A1 (ja) * 2010-12-03 2012-06-07 シャープ株式会社 液晶表示パネルおよび液晶表示装置
CN103543561A (zh) * 2012-07-16 2014-01-29 乐金显示有限公司 液晶显示器件
CN106707633A (zh) * 2017-04-06 2017-05-24 厦门天马微电子有限公司 液晶显示面板

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