JP2007264014A - 輝度制御装置、表示装置、輝度制御方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示部の破損を防止する輝度の制御が容易な表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置100は、画像信号入力部10からの入力画像信号に基づいて、表示部200の周辺表示領域および外周領域の予測温度差を予測する。表示装置100は、この予測した予測温度差の設定基準値以上である場合、周辺表示領域に表示される画像の輝度を低下させる制御をする。このため、入力画像信号のみを利用して予測温度差を予測して、この予測温度差を用いた演算を実施することなく、周辺表示領域に表示される画像の輝度を適切に制御することができる。したがって、表示部200の破損を防止する輝度の制御を容易にできる。
【選択図】図1
【解決手段】表示装置100は、画像信号入力部10からの入力画像信号に基づいて、表示部200の周辺表示領域および外周領域の予測温度差を予測する。表示装置100は、この予測した予測温度差の設定基準値以上である場合、周辺表示領域に表示される画像の輝度を低下させる制御をする。このため、入力画像信号のみを利用して予測温度差を予測して、この予測温度差を用いた演算を実施することなく、周辺表示領域に表示される画像の輝度を適切に制御することができる。したがって、表示部200の破損を防止する輝度の制御を容易にできる。
【選択図】図1
Description
本発明は、表示部に表示される画像の輝度を制御する輝度制御装置、表示装置、輝度制御方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体に関する。
従来、表示部の破損を防止するために、画像の輝度を調整する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のものは、映像信号からPDP(Plasma Display Panel)の表示画面の外周部の温度を表す温度推定値を求める。さらに、この温度推定値からパネル外周部温度設定器より出力されるパネル外周部の温度を表す基準値を減算して、温度差推定値を求める。そして、この温度差推定値に応じてコントローラおよび明るさ制御器にて、ディスプレイ部に表示される画像の輝度を制御する構成が採られている。
しかしながら、上述した特許文献1に記載のような構成では、温度推定値および基準値を用いた演算により温度差推定値を求めるため、輝度の制御処理が複雑になるおそれがあるという問題点が一例として挙げられる。
本発明の目的は、このような実情などに鑑みて、表示部の破損を防止する輝度の制御が容易な輝度制御装置、表示装置、輝度制御方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体を提供することである。
請求項1に記載の発明は、外部から入力される入力画像信号に応じた輝度で表示部に表示される画像の輝度を制御する輝度制御装置であって、前記表示部は、中央表示領域およびこの中央表示領域を囲む周辺表示領域を有し前記画像を表示可能な表示領域と、この表示領域を囲み前記画像を表示不可能な外周領域と、を備え、前記入力画像信号に基づいて、前記周辺表示領域および前記外周領域の予測温度差を予測する温度差予測部と、前記予測温度差の増加に応じて、前記周辺表示領域に表示される画像の輝度を低下させる状態に制御する輝度制御部と、を具備したことを特徴とした輝度制御装置である。
請求項7に記載の発明は、外部から入力される入力画像信号に応じた輝度で表示部に表示される画像の輝度を制御する輝度制御装置であって、前記表示部は、中央表示領域およびこの中央表示領域を囲む周辺表示領域を有し前記画像を表示可能な表示領域と、この表示領域を囲み前記画像を表示不可能な外周領域と、を備え、前記入力画像信号に基づいて、前記表示部へ出力され前記画像を表示させる表示画像信号を生成する表示画像信号生成部と、前記表示画像信号に基づいて、前記周辺表示領域および前記外周領域の予測温度差を予測する温度差予測部と、前記予測温度差の増加に応じて、前記周辺表示領域に表示される画像の輝度を低下させる状態に制御する輝度制御部と、を具備したことを特徴とした輝度制御装置である。
請求項18に記載の発明は、中央表示領域およびこの中央表示領域を囲む周辺表示領域を有し画像を表示可能な表示領域と、この表示領域を囲み前記画像を表示不可能な外周領域と、を備え、外部から入力される入力画像信号に応じた輝度で画像を表示させる表示部と、この表示部に表示される画像の輝度を制御する請求項1ないし請求項17のいずれかに記載の輝度制御装置と、を具備したことを特徴とした表示装置である。
請求項20に記載の発明は、演算手段により、外部から入力される入力画像信号に応じた輝度で表示部に表示される画像の輝度を制御する輝度制御方法であって、前記表示部は、中央表示領域およびこの中央表示領域を囲む周辺表示領域を有し前記画像を表示可能な表示領域と、この表示領域を囲み前記画像を表示不可能な外周領域と、を備え、前記演算手段は、前記入力画像信号に基づいて、前記周辺表示領域および前記外周領域の予測温度差を予測し、前記予測温度差の増加に応じて、前記周辺表示領域に表示される画像の輝度を低下させる状態に制御することを特徴とする輝度制御方法である。
請求項21に記載の発明は、演算手段により、外部から入力される入力画像信号に応じた輝度で表示部に表示される画像の輝度を制御する輝度制御方法であって、前記表示部は、中央表示領域およびこの中央表示領域を囲む周辺表示領域を有し前記画像を表示可能な表示領域と、この表示領域を囲み前記画像を表示不可能な外周領域と、を備え、前記演算手段は、前記入力画像信号に基づいて、前記表示部へ出力され前記画像を表示させる表示画像信号を生成し、前記表示画像信号に基づいて、前記周辺表示領域および前記外周領域の予測温度差を予測し、前記予測温度差の増加に応じて、前記周辺表示領域に表示される画像の輝度を低下させる状態に制御することを特徴とする輝度制御方法である。
請求項22に記載の発明は、演算手段を、請求項1ないし請求項17のいずれかに記載の輝度制御装置として機能させることを特徴とした輝度制御プログラムである。
請求項23に記載の発明は、請求項20または請求項21に記載の輝度制御方法を演算手段に実行させることを特徴とした輝度制御プログラムである。
請求項24に記載の発明は、請求項22または請求項23に記載の輝度制御プログラムが演算手段にて読取可能に記録されたことを特徴とする輝度制御プログラムを記録した記録媒体である。
以下に、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。この一実施の形態では、画像の輝度を表示部の破損を防止する状態に制御する表示装置を例示して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る表示装置の概略構成を示すブロック図である。図2は、表示部の概略構成を示す模式図であり、(A)は正面図であり、(B)は側面図である。図3〜図6は、ピーク検出用APLおよび静止画検出用APLを演算する対象のブロックを示す模式図である。図7は、各APL時の左右側周辺表示領域および外周領域における時間と温度との関係を示すグラフである。図8は、各APL時の画像が表示されている際の時間と左右側周辺表示領域および外周領域の温度差との関係を示すグラフである。図9は、予測温度差が設定基準値よりも小さい場合のAPLおよび輝度レベルの関係を示すグラフである。図10は、階調および輝度の関係を示すグラフである。図11は、予測温度差が設定基準値よりも大きい場合のAPLおよび輝度レベルの関係を示すグラフである。
なお、図7の温度、図8の温度差はいずれも通常はある程度の時間で飽和する。しかし、本発明者の実験では図7の温度、図8の温度差が飽和レベルに達する前に表示部の破損が発生することが分った。そこで、図7,8はそれぞれ温度、温度差が飽和レベルに達する以前の、経過時間に対して温度、温度差が略リニアに上昇する範囲のみを示している。
図1は、本発明の一実施の形態に係る表示装置の概略構成を示すブロック図である。図2は、表示部の概略構成を示す模式図であり、(A)は正面図であり、(B)は側面図である。図3〜図6は、ピーク検出用APLおよび静止画検出用APLを演算する対象のブロックを示す模式図である。図7は、各APL時の左右側周辺表示領域および外周領域における時間と温度との関係を示すグラフである。図8は、各APL時の画像が表示されている際の時間と左右側周辺表示領域および外周領域の温度差との関係を示すグラフである。図9は、予測温度差が設定基準値よりも小さい場合のAPLおよび輝度レベルの関係を示すグラフである。図10は、階調および輝度の関係を示すグラフである。図11は、予測温度差が設定基準値よりも大きい場合のAPLおよび輝度レベルの関係を示すグラフである。
なお、図7の温度、図8の温度差はいずれも通常はある程度の時間で飽和する。しかし、本発明者の実験では図7の温度、図8の温度差が飽和レベルに達する前に表示部の破損が発生することが分った。そこで、図7,8はそれぞれ温度、温度差が飽和レベルに達する以前の、経過時間に対して温度、温度差が略リニアに上昇する範囲のみを示している。
〔表示装置の構成〕
図1において、100は表示装置である。そして、この表示装置100は、表示部200と、演算手段としての輝度制御装置300と、などを備えている。
図1において、100は表示装置である。そして、この表示装置100は、表示部200と、演算手段としての輝度制御装置300と、などを備えている。
表示部200は、輝度制御装置300から出力される表示画像信号に基づく画像を表示する。そして、表示部200は、図2(A),(B)に示すように、PDP210と、放熱部材としての放熱用シャーシ270と、などを備えている。
PDP210は、対向する状態で配設された略長方形状の前面基板および背面基板などを備えている。このPDP210は、画像を表示可能な表示領域220と、画像を表示不可能な外周領域250と、を備えている。
表示領域220は、PDP210の外縁から所定距離離れた面内側に、長方形状に設けられている。この表示領域220に対応する部分には、図示しない電極、誘電体層、蛍光体層などが配置されている。そして、この表示領域220には、輝度制御装置300からの表示画像信号に基づく画像が適宜表示される。
また、表示領域220は、周辺表示領域230と、中央表示領域240と、を備えている。
周辺表示領域230は、表示領域220を上下方向に4分割、左右方向に4分割、合わせて16分割した領域のうち、外周領域250に隣接する領域である。
中央表示領域240は、周辺表示領域230に囲まれた領域である。
なお、中央表示領域240の左右側に隣接する周辺表示領域230を左右側周辺表示領域230と、上下側に隣接する周辺表示領域230を上下側周辺表示領域230と、それぞれ適宜称して説明する。また、中央表示領域240の左右側、かつ中央表示領域240の上下側に位置する、周辺表示領域230であって、中央表示領域240の斜め上側及び斜め下側の4つの領域は左右側周辺表示領域230、上下側周辺表示領域230のいずれにも含めないことにする。
周辺表示領域230は、表示領域220を上下方向に4分割、左右方向に4分割、合わせて16分割した領域のうち、外周領域250に隣接する領域である。
中央表示領域240は、周辺表示領域230に囲まれた領域である。
なお、中央表示領域240の左右側に隣接する周辺表示領域230を左右側周辺表示領域230と、上下側に隣接する周辺表示領域230を上下側周辺表示領域230と、それぞれ適宜称して説明する。また、中央表示領域240の左右側、かつ中央表示領域240の上下側に位置する、周辺表示領域230であって、中央表示領域240の斜め上側及び斜め下側の4つの領域は左右側周辺表示領域230、上下側周辺表示領域230のいずれにも含めないことにする。
放熱用シャーシ270は、PDP210の背面に設けられている。この放熱用シャーシ270は、例えばアルミニウムなどの金属により、PDP210と略等しい長方形板状に形成された図示しないシャーシ基部を備えている。このシャーシ基部の外縁には、シャーシ基部の一面側に垂直方向に立設する側面部が一連に設けられている。また、シャーシ基部の一面には、例えば長手方向に略等間隔で設けられた複数の図示しない放熱フィンが設けられている場合もある。
そして、放熱用シャーシ270は、シャーシ基部における放熱フィンが設けられていない面がPDP210の背面に対向する状態で、接着材としての両面テープ275により固着されている。この両面テープ275は、表示領域220の外形状よりも大きく、かつ、外周領域250の外形状よりも小さい形状を有している。あるいは、両面テープ275は、表示領域220、外周領域250の全面に亘って貼付されている場合もある。このような構成の方が外周領域250と周辺表示領域230の温度差は生じにくい。
これらにより、PDP210が両面テープ275を介して放熱用シャーシ270に密接するため、PDP210から伝達された熱は、放熱用シャーシ270を介して放熱フィンから空気中に放出される。
そして、放熱用シャーシ270は、シャーシ基部における放熱フィンが設けられていない面がPDP210の背面に対向する状態で、接着材としての両面テープ275により固着されている。この両面テープ275は、表示領域220の外形状よりも大きく、かつ、外周領域250の外形状よりも小さい形状を有している。あるいは、両面テープ275は、表示領域220、外周領域250の全面に亘って貼付されている場合もある。このような構成の方が外周領域250と周辺表示領域230の温度差は生じにくい。
これらにより、PDP210が両面テープ275を介して放熱用シャーシ270に密接するため、PDP210から伝達された熱は、放熱用シャーシ270を介して放熱フィンから空気中に放出される。
輝度制御装置300は、図1に示すように、画像信号入力部10に着脱可能に接続されている。この輝度制御装置300は、画像信号入力部10から入力され、例えばγ補正などが施された入力画像信号を取得する。そして、この入力画像信号の画像の輝度を、表示領域220および外周領域250の温度差により表示部200が破損しない値に設定する。さらに、この設定した輝度の画像を表示させるための表示画像信号を、表示部200へ出力する。
そして、輝度制御装置300は、温度差予測部310と、平均信号レベル演算部としての全画面APL(Average Picture Level:平均信号レベル)演算部360と、表示画像信号生成部としても機能する輝度制御部370と、などを備えている。
そして、輝度制御装置300は、温度差予測部310と、平均信号レベル演算部としての全画面APL(Average Picture Level:平均信号レベル)演算部360と、表示画像信号生成部としても機能する輝度制御部370と、などを備えている。
温度差予測部310は、入力画像信号に基づいて、表示領域220の周辺表示領域230および外周領域250の予測温度差を予測する。
この温度差予測部310は、積算値演算部としてのピーク検出用APL演算部320と、動き信号生成部としての静止画検出用APL演算部330と、積算値記憶手段としてのメモリ340と、予測温度差演算部350と、などを備えている。
この温度差予測部310は、積算値演算部としてのピーク検出用APL演算部320と、動き信号生成部としての静止画検出用APL演算部330と、積算値記憶手段としてのメモリ340と、予測温度差演算部350と、などを備えている。
ピーク検出用APL演算部320は、周辺表示領域230を含む所定の領域における入力画像信号レベルの積算値としてのピーク検出用APLを演算して、予測温度差演算部350へ出力する。
このピーク検出用APL演算部320は、64個のAPL演算部321を備えている。これらのAPL演算部321は、画像信号入力部10と、予測温度差演算部350と、に接続され、画像信号入力部10から入力画像信号を取得して、図3〜図6に示すような周辺サブ領域としての64個のブロック231のそれぞれのAPL(以下、ピーク検出用APLと称す)を演算する。後述するように、予測温度差演算部350は、64個のAPLのうちから値の大きい10個のAPLや最大値のピークAPLを検出する。
このピーク検出用APL演算部320は、64個のAPL演算部321を備えている。これらのAPL演算部321は、画像信号入力部10と、予測温度差演算部350と、に接続され、画像信号入力部10から入力画像信号を取得して、図3〜図6に示すような周辺サブ領域としての64個のブロック231のそれぞれのAPL(以下、ピーク検出用APLと称す)を演算する。後述するように、予測温度差演算部350は、64個のAPLのうちから値の大きい10個のAPLや最大値のピークAPLを検出する。
ここで、第1〜第16のブロック231は、図3に示すように、中央表示領域240の上側の周辺表示領域230を左右方向に16分割したそれぞれの領域である。第17〜第32ブロック231は、図4に示すように、右側の周辺表示領域230を上下方向に16分割したそれぞれの領域である。第33〜第48ブロック231は、図5に示すように、下側の周辺表示領域230を左右方向に16分割したそれぞれの領域である。第49〜第64ブロック231は、図6に示すように、左側の周辺表示領域230を上下方向に16分割したそれぞれの領域である。
そして、これら第1〜第64ブロック231は、等しい面積を有し、等しい数の図示しない画素を有している。
そして、これら第1〜第64ブロック231は、等しい面積を有し、等しい数の図示しない画素を有している。
そして、APL演算部321は、以下のようにしてピーク検出用APLを演算する。
すなわち、APL演算部321は、対応するブロック231の各画素における入力画像信号に対応する階調を認識して、分布を求める。そして、階調が7以上の分布を利用して、以下の数1に基づいて、ピーク検出用APLを演算する。
すなわち、APL演算部321は、対応するブロック231の各画素における入力画像信号に対応する階調を認識して、分布を求める。そして、階調が7以上の分布を利用して、以下の数1に基づいて、ピーク検出用APLを演算する。
P=((G7)×7/15+(G8)×8/15+(G9)×9/15+(G10)×10/15+(G11)×11/15+(G12)×12/15+(G13)×13/15+(G14)×14/15+(G15)×15/15)/(GA))×100…(1)
P:APL(%)
GA:ブロック231の総画素数
GL(L=7〜15):階調がLの画素数
P:APL(%)
GA:ブロック231の総画素数
GL(L=7〜15):階調がLの画素数
APL演算部321は、例えば以下の表1に示すような分布の場合、ピーク検出用APLを約32%と演算する。
そして、APL演算部321は、例えば60秒ごとに、数1に基づくピーク検出用APLとして演算して、ブロック231のアドレスとともに予測温度差演算部350へ出力する。
静止画検出用APL演算部330は、64個の静止画APL演算部331を備えている。これら静止画APL演算部331は、画像信号入力部10と、予測温度差演算部350と、に接続され、画像信号入力部10から入力画像信号を取得して、第1〜第64ブロック231のそれぞれのAPL(以下、静止画検出用APLと称す)として演算する。
具体的には、静止画APL演算部331は、例えば10秒ごとに、上述した数1に基づくAPLを静止画検出用APLとして演算して、動き信号としての静止画検出用APL信号を生成する。そして、この静止画検出用APL信号をアドレスとともに予測温度差演算部350へ出力する。
具体的には、静止画APL演算部331は、例えば10秒ごとに、上述した数1に基づくAPLを静止画検出用APLとして演算して、動き信号としての静止画検出用APL信号を生成する。そして、この静止画検出用APL信号をアドレスとともに予測温度差演算部350へ出力する。
なお、ここでは、64個ずつのAPL演算部321を設けた構成について例示したが、例えば2個だけ設け、各APL演算部321に、32個のブロック231のピーク検出用APLを演算させる構成としてもよい。また、静止画APL演算部331についても、同様の構成としてもよい。さらに、ピーク検出用APLおよび静止画検出用APLの演算対象のブロック231の大きさを、異なる大きさにする構成としてもよい。
メモリ340は、予測温度差演算部350に接続されている。このメモリ340は、10個のブロック231に関するピーク検出用APLの後述するポイントの合計値を記憶可能な容量を有している。
予測温度差演算部350は、全画面APL演算部360と、輝度制御部370と、に接続されている。この予測温度差演算部350は、全画面APL演算部360から後述する白画面検出用APLと、静止画検出用APLと、ピーク検出用APLと、に基づいて、予測温度差を演算する。ここで、詳しくは後述するが、白画面検出用APLは、入力画像信号に基づいて求められる。すなわち、予測温度差演算部350は、入力画像信号のみに基づいて、周辺表示領域230および外周領域250の予測温度差を演算する。
ここで、予測温度差を演算する際に利用する、入力画像信号および予測温度差の関係について説明する。
表示部200は、上述したように、PDP210に放熱用シャーシ270を設けた構成を有しているので、以下のような特性を有していることが実験的にわかっている。
表示部200は、上述したように、PDP210に放熱用シャーシ270を設けた構成を有しているので、以下のような特性を有していることが実験的にわかっている。
すなわち、左右側周辺表示領域230、つまり、例えば図4に示すような第25のブロック231と、この第25のブロック231近傍の外周領域250と、における各APL時での時間と温度との関係は、図7に示すようになる。また、放熱用シャーシ270を設けているので、画像表示前の状態において、周辺表示領域230および外周領域250の温度差は、略0になる。
これらより、時間と第25のブロック231および外周領域250の温度差との関係を、図8に示すような関係と考えることができる。つまり、第25のブロック231および外周領域250の温度差は、所定時間をΔtとすると、時刻(T−Δt)から時刻Tに外周領域250に与えたエネルギー、すなわち駆動パルス数の総和により決定できる。
また、一般的に、左右側周辺表示領域230での温度差は、上下側周辺表示領域230よりも大きくなりやすい傾向がある。これは、熱が上下方向に伝導しやすいためと考えられる。
これらのことから、上下側周辺表示領域230の温度差が左右側と比べて小さくなるため、予測温度差演算部350は、図8に示す関係に基づいて、予測温度差を演算する。
これらより、時間と第25のブロック231および外周領域250の温度差との関係を、図8に示すような関係と考えることができる。つまり、第25のブロック231および外周領域250の温度差は、所定時間をΔtとすると、時刻(T−Δt)から時刻Tに外周領域250に与えたエネルギー、すなわち駆動パルス数の総和により決定できる。
また、一般的に、左右側周辺表示領域230での温度差は、上下側周辺表示領域230よりも大きくなりやすい傾向がある。これは、熱が上下方向に伝導しやすいためと考えられる。
これらのことから、上下側周辺表示領域230の温度差が左右側と比べて小さくなるため、予測温度差演算部350は、図8に示す関係に基づいて、予測温度差を演算する。
具体的には、予測温度差演算部350は、全画面APL演算部360から1秒ごとに白画面検出用APLを取得する。そして、連続する10個の白画面検出用APLのうち20%以下のものが9個以上であることを認識すると、この状態が3分間継続したか否かを判断する。そして、3分間継続したと判断すると、表示領域220に全体的に白い画像、すなわち輝度が高い画像が連続して表示されているため、周辺表示領域230および外周領域250に温度差が生じて破損する(以下、パネル割れと適宜称す)おそれがある(以下、条件1を満たすと称す)と認識する。
また、10個のうち20%以下のものが9個以上の状態が3分間継続していないと判断すると、条件1を満たさないと認識する。
また、10個のうち20%以下のものが9個以上の状態が3分間継続していないと判断すると、条件1を満たさないと認識する。
また、予測温度差演算部350は、静止画検出用APL演算部330から10秒ごとに静止画検出用APL信号を取得する。そして、全てのブロック231において、直前に取得した静止画検出用APL信号の静止画検出用APLとの差が1%以上変化していないことを認識すると、この状態が3分間継続したか否かを判断する。そして、3分間継続したと判断すると、周辺表示領域230に静止画に近い画像が連続して表示されているため、この静止画が全体的に白い、すなわち条件1を満たす場合に、周辺表示領域230および外周領域250に温度差が生じてパネル割れのおそれがある(以下、条件2を満たすと称す)と認識する。
また、上述した差が1%以上変化していない状態が3分間継続していないと判断すると、条件2を満たさないと認識する。
また、上述した差が1%以上変化していない状態が3分間継続していないと判断すると、条件2を満たさないと認識する。
さらに、予測温度差演算部350は、ピーク検出用APL演算部320から60秒ごとに各ブロックごとのピーク検出用APLを取得し、そのうちAPL値が相対的に大きい10個のAPL値を、以下の表2に基づいてポイントに換算する。ポイントに換算するのはAPL値の累積とパネル割れの関係がリニアではないため、実験に基づいて表2のような換算表を設定したものである。
この表2に示すポイントは、表示領域220に白い画像、すなわちAPL100%の画像が最低3分間継続したとき、APLが20%の状態が11分間継続したときに、表示部200がパネル割れしやすいという実験結果に基づいて設定されている。
具体的には、予測温度差演算部350は、各APL演算部321の演算したピーク検出用APLから値が大きい、すなわち輝度が高い上位10個の値を表2に従ってポイント換算し、そのポイントおよびそのAPL演算部321に対応するブロック231のアドレスを摘出して、メモリ340に記憶させる。
さらに、ピーク検出用APLを取得すると、表2に基づいてポイントを検出して、上位10個のブロック231を認識する。そして、下位54個のブロック231のポイントがメモリ340に記憶されている場合、このポイントをアドレスとともに削除する。
また、上位10個のブロック231のポイントがメモリ340に記憶されている場合、この記憶されているポイントと合計する。さらに、記憶されていない場合、アドレスとともにメモリ340に記憶させる。
さらに、ピーク検出用APLを取得すると、表2に基づいてポイントを検出して、上位10個のブロック231を認識する。そして、下位54個のブロック231のポイントがメモリ340に記憶されている場合、このポイントをアドレスとともに削除する。
また、上位10個のブロック231のポイントがメモリ340に記憶されている場合、この記憶されているポイントと合計する。さらに、記憶されていない場合、アドレスとともにメモリ340に記憶させる。
さらに、予測温度差演算部350は、最初にピーク検出用APLを取得してから11分以内に、条件1および条件2を満たしていることを認識すると、ポイントが150以上のブロック231が存在するか否かを判断する。そして、存在していると判断すると、ピーク輝度のブロック231を特定できた(以下、条件3を満たすと称す)と認識する。
また、11分以内に、ポイントが150以上のブロック231が存在しないと判断すると、条件3を満たさないと認識する。
また、11分以内に、ポイントが150以上のブロック231が存在しないと判断すると、条件3を満たさないと認識する。
そして、予測温度差演算部350は、条件1、条件2、および、条件3を全て満たすと認識すると、PDP210がパネル割れする可能性があると判断して、予測温度差を演算する。
特定のサブ領域としてのブロック231のAPLが継続的に同じ値をとる場合は、図8のグラフが所定の温度差Dになったとき、パネル割れする可能性があると判断する。しかし、実際にはブロック231ごとのAPLも変化する場合が多いので、後述するようにAPL値を表2によりポイント換算し、ポイントの累積値により予測温度差を演算する。
この演算の際、例えば表2に基づくポイントが150ポイント以上である場合に、予測温度差を、パネル割れする可能性がある例えば30℃以上であると演算する。
特定のサブ領域としてのブロック231のAPLが継続的に同じ値をとる場合は、図8のグラフが所定の温度差Dになったとき、パネル割れする可能性があると判断する。しかし、実際にはブロック231ごとのAPLも変化する場合が多いので、後述するようにAPL値を表2によりポイント換算し、ポイントの累積値により予測温度差を演算する。
この演算の際、例えば表2に基づくポイントが150ポイント以上である場合に、予測温度差を、パネル割れする可能性がある例えば30℃以上であると演算する。
全画面APL演算部360は、画像信号入力部10と、輝度制御部370と、に接続されている。全画面APL演算部360は、入力画像信号に基づいて、白画面検出用APLを演算する。
具体的には、全画面APL演算部360は、例えば10秒ごとに入力画像信号を取得して、表示領域220の全範囲についてのAPLを演算する。そして、このAPLを白画面検出用APLとして、予測温度差演算部350へ出力する。また、全画面APL演算部360は、APLを適宜演算して、輝度制御部370へ出力する。
具体的には、全画面APL演算部360は、例えば10秒ごとに入力画像信号を取得して、表示領域220の全範囲についてのAPLを演算する。そして、このAPLを白画面検出用APLとして、予測温度差演算部350へ出力する。また、全画面APL演算部360は、APLを適宜演算して、輝度制御部370へ出力する。
輝度制御部370は、表示部200に接続されている。輝度制御部370は、予測温度差演算部350からの予測温度差に基づいて、入力画像信号の画像の輝度を制御する。
具体的には、輝度制御部370は、予測温度差を認識すると、この予測温度差があらかじめ設定された設定基準値、例えば30℃よりも大きいか否かを判断する。そして、設定基準値よりも小さいと判断した場合、パネル割れのおそれが少ないと認識して、図9に示すような輝度の制御を実施する。
すなわち、全画面APL演算部350から取得した入力画像信号のAPLが5%よりも小さい場合に、輝度レベルつまり最大輝度を100%にする状態に制御し、5%よりも大きい場合に、APLの増加に伴い最大輝度を直線的に低くする状態に制御する。また、このとき、実際の階調に対応する輝度は、255階調を白色として、0階調を黒色として、階調および輝度が略リニアとなる状態に制御される。このため、輝度制御部370は、図9に示すような制御をする際に、図10に示すように、階調に対して駆動パルス数をほぼ比例させる状態で制御する。
そして、輝度制御部370は、この図9に基づく状態に制御した画像の表示画像信号を生成して、表示部200へ出力する。
具体的には、輝度制御部370は、予測温度差を認識すると、この予測温度差があらかじめ設定された設定基準値、例えば30℃よりも大きいか否かを判断する。そして、設定基準値よりも小さいと判断した場合、パネル割れのおそれが少ないと認識して、図9に示すような輝度の制御を実施する。
すなわち、全画面APL演算部350から取得した入力画像信号のAPLが5%よりも小さい場合に、輝度レベルつまり最大輝度を100%にする状態に制御し、5%よりも大きい場合に、APLの増加に伴い最大輝度を直線的に低くする状態に制御する。また、このとき、実際の階調に対応する輝度は、255階調を白色として、0階調を黒色として、階調および輝度が略リニアとなる状態に制御される。このため、輝度制御部370は、図9に示すような制御をする際に、図10に示すように、階調に対して駆動パルス数をほぼ比例させる状態で制御する。
そして、輝度制御部370は、この図9に基づく状態に制御した画像の表示画像信号を生成して、表示部200へ出力する。
また、輝度制御部370は、予測温度差が設定基準値よりも大きいと判断した場合、パネル割れのおそれが大きいと認識して、図11に示すような輝度の制御を実施する。
すなわち、入力画像信号のAPLが60%よりも小さい場合に、最大輝度を60%にする状態に制御し、60%よりも大きい場合に、例えば図9に示すような関係と同様にAPLの増加に伴い最大輝度を直線的に低くする状態に制御する。ここで、この図11に示すような制御をする際にも、図9の制御をする際と同様に、図10に示すような駆動パルス数の制御を実施する。
そして、輝度制御部370は、この図11に基づく状態に制御した画像の表示画像信号を表示部200へ出力する。
すなわち、入力画像信号のAPLが60%よりも小さい場合に、最大輝度を60%にする状態に制御し、60%よりも大きい場合に、例えば図9に示すような関係と同様にAPLの増加に伴い最大輝度を直線的に低くする状態に制御する。ここで、この図11に示すような制御をする際にも、図9の制御をする際と同様に、図10に示すような駆動パルス数の制御を実施する。
そして、輝度制御部370は、この図11に基づく状態に制御した画像の表示画像信号を表示部200へ出力する。
〔表示装置の動作〕
次に、表示装置100の動作を、図面を参照して説明する。
図12は、輝度制御処理を示すフローチャートである。図13は、白画面検出処理を示すフローチャートである。図14は、静止画検出処理を示すフローチャートである。図15は、周辺表示領域のピーク輝度検出処理を示すフローチャートである。
次に、表示装置100の動作を、図面を参照して説明する。
図12は、輝度制御処理を示すフローチャートである。図13は、白画面検出処理を示すフローチャートである。図14は、静止画検出処理を示すフローチャートである。図15は、周辺表示領域のピーク輝度検出処理を示すフローチャートである。
まず、表示装置100は、温度差予測部310にて、画像信号入力部10からの入力画像信号が入力されたことを認識すると、図12に示すように、映像モードが輝度を明るくする設定になっているか否かを判断する(ステップS101)。このステップS101において、明るくする設定になっていないと判断した場合、輝度制御処理を終了する。
一方、明るくする設定になっていると判断した場合、ピーク検出用APL演算部320および静止画検出用APL演算部330にて、ピーク検出用APLおよび静止画検出用APLを演算する。そして、予測温度差演算部350は、全画面APL演算部360からの白画面検出用APLを適宜取得して、白画面検出処理を実施する(ステップS102)。また、静止画検出用APLを適宜取得して、静止画検出処理を実施する(ステップS103)。さらに、ピーク検出用APLを適宜取得して、周辺表示領域230のピーク輝度検出処理を実施する(ステップS104)。
これらステップS102〜S104の処理を実施した後、予測温度差演算部350は、条件1,2,3を全て満たしているか否かを判断する(ステップS105)。このステップS105において、条件1〜3を全て満たしていないと判断した場合、輝度制御処理を終了する。
一方、条件1〜3を全て満たしていると判断した場合、パネル割れの可能性があると判断して、図8に示す関係などに基づいて、予測温度差を決定する(ステップS106)。そして、予測温度差演算部350は、この予測温度差を輝度制御部370へ出力する。
一方、条件1〜3を全て満たしていると判断した場合、パネル割れの可能性があると判断して、図8に示す関係などに基づいて、予測温度差を決定する(ステップS106)。そして、予測温度差演算部350は、この予測温度差を輝度制御部370へ出力する。
輝度制御部370は、予測温度差演算部350から予測温度差を取得すると、この予測温度差、図9〜図11に示す関係などに基づいて、画像の輝度を下げる制御をする(ステップS107)。
この後、表示装置100は、入力切換が発生したか否かを判断する(ステップS108)。このステップS108において、発生したと判断した場合、輝度制御処理を終了する。一方、入力切換が発生していないと判断した場合、入力画像信号に変化があるか否かを判断する(ステップS109)。そして、ステップS109において、変化があると判断した場合、輝度制御処理を終了する。また、入力画像信号に変化がないと判断した場合、ワイド画面へ切り換えるか否かを判断する(ステップS110)。
この後、表示装置100は、入力切換が発生したか否かを判断する(ステップS108)。このステップS108において、発生したと判断した場合、輝度制御処理を終了する。一方、入力切換が発生していないと判断した場合、入力画像信号に変化があるか否かを判断する(ステップS109)。そして、ステップS109において、変化があると判断した場合、輝度制御処理を終了する。また、入力画像信号に変化がないと判断した場合、ワイド画面へ切り換えるか否かを判断する(ステップS110)。
そして、このステップS110において、ワイド画面へ切り換えると判断した場合、輝度制御処理を終了する。また、ワイド画面へ切り換えないと判断した場合、画面位置を調整するか否かを判断する(ステップS111)。このステップS111において、画面位置調整すると判断した場合、輝度制御処理を終了する。一方、画面位置調整しないと判断した場合、輝度が設定した値よりも下がっているか否かを判断する(ステップS112)。
このステップS112において、下がっていないと判断した場合、ステップS108の処理を実施する。一方、下がっていると判断した場合、条件1〜3の全てを満たす状態が継続しているか否かを判断する(ステップS113)。このステップS113において、条件1〜3の全てを満たしていると判断した場合、所定時間経過後にステップS113の処理を実施する。
一方、ステップS113において、条件1〜3の全てを満たしていないと判断した場合、パネル割れの可能性がないと判断する(ステップS114)。そして、輝度を徐々に戻す処理をして(ステップS115)、輝度制御処理を終了する。
一方、ステップS113において、条件1〜3の全てを満たしていないと判断した場合、パネル割れの可能性がないと判断する(ステップS114)。そして、輝度を徐々に戻す処理をして(ステップS115)、輝度制御処理を終了する。
また、ステップS102における白画面検出処理では、図13に示すように、全画面APL演算部360にて、APLを1秒ごとに計測して(ステップS201)、白画面検出用APLとして、予測温度差演算部350へ出力する。そして、予測温度差演算部350は、この取得した10個の白画面検出用APLのうち20%以下のもの9個以上か否か、すなわち計測された10回中9回以上が20%以下か否かを判断する(ステップS202)。このステップS202において、10回中9回以上が20%以下でないと判断した場合、条件1を満たさないと認識して、白画面検出処理を終了する。
一方、ステップS202において、10回中9回以上が20%以下であると判断した場合、この状態が3分間継続するか否かを判断する(ステップS203)。そして、ステップS203において、3分間継続しないと判断した場合、白画面検出処理を終了する。一方、ステップS203において、3分間継続したと判断した場合、条件1を満たすと認識して(ステップS204)、白画面検出処理を終了する。
さらに、ステップS103における静止画検出処理では、静止画検出用APL演算部330にて、APLを10秒ごとに計測して、静止画検出用APLとして、予測温度差演算部350へ出力する。予測温度差演算部350は、図14に示すように、周辺表示領域230の静止画検出用APLの変化、すなわち直前に取得した静止画検出用APLとの差を10秒ごとに認識する(ステップS301)。そして、1%以上変化しない状態が3分間継続したか否かを判断する(ステップS302)。このステップS302において、3分間継続しないと判断した場合、条件2を満たさないと認識して、静止画検出処理を終了する。
一方、ステップS302において、3分間継続したと判断した場合、条件2を満たすと認識して(ステップS303)、静止画検出処理を終了する。前述のように、周辺サブ領域としての各ブロック全てが条件2を満たしたとき、条件2が成立したとみなす。ただし、部分的に画像が変化しただけで該当ブロック231では条件2が満たされなくなるため、静止画検出用のブロックの大きさをピーク検出用APLのブロックより大きくしたり、周辺領域全体を静止画検出用のブロックとしたりすることもある。
一方、ステップS302において、3分間継続したと判断した場合、条件2を満たすと認識して(ステップS303)、静止画検出処理を終了する。前述のように、周辺サブ領域としての各ブロック全てが条件2を満たしたとき、条件2が成立したとみなす。ただし、部分的に画像が変化しただけで該当ブロック231では条件2が満たされなくなるため、静止画検出用のブロックの大きさをピーク検出用APLのブロックより大きくしたり、周辺領域全体を静止画検出用のブロックとしたりすることもある。
また、ステップS104における周辺表示領域230のピーク輝度検出処理では、予測温度差演算部350は、図15に示すように、図示しない第1のタイマの計測時間T1を0秒に設定して(ステップS401)、第1のタイマの計測を開始するとともに、周辺表示領域230を64個のブロック231に分割する(ステップS402)。また、各ブロック231のポイントを0p(ポイント)、変数Mを0、図示しない第2のタイマの計測時間T2を0秒に設定して(ステップS403)、第2のタイマの計測を開始する。
この後、変数Mに1を加えた値を新たな変数Mとして設定する処理をして(ステップS404)、第Mのブロック231のアドレス、ポイントを検出する(ステップS405)。すなわち、ステップS405では、第Mのブロック231に対応するAPL演算部321からピーク検出用APLおよびアドレスを取得して、表2に基づいて、ピーク検出用APLに対応するポイントを検出する処理をする。
この後、変数Mに1を加えた値を新たな変数Mとして設定する処理をして(ステップS404)、第Mのブロック231のアドレス、ポイントを検出する(ステップS405)。すなわち、ステップS405では、第Mのブロック231に対応するAPL演算部321からピーク検出用APLおよびアドレスを取得して、表2に基づいて、ピーク検出用APLに対応するポイントを検出する処理をする。
そして、変数Mが64か否か、すなわち64個のブロック231に対してステップS404の処理を実施したか否かを判断する(ステップS406)。このステップS406において、変数Mが64でないと判断した場合、ステップS404の処理を実施する。
一方、変数Mが64であると判断した場合、64個のブロック231のうち、ポイントが大きい上位10個のブロック231のアドレスおよびポイントを摘出する(ステップS407)。この後、下位54個のブロック231のアドレスおよびポイントを、メモリ340から削除する(ステップS408)。さらに、上位10個のブロック231について、摘出したポイントをメモリ340に記憶された前回までのポイントと合計する処理をする(ステップS409)。なお、このステップS409において、メモリ340に前回までのポイントが記憶されていない場合、アドレスとともにメモリ340に新たに記憶させる処理をする。
一方、変数Mが64であると判断した場合、64個のブロック231のうち、ポイントが大きい上位10個のブロック231のアドレスおよびポイントを摘出する(ステップS407)。この後、下位54個のブロック231のアドレスおよびポイントを、メモリ340から削除する(ステップS408)。さらに、上位10個のブロック231について、摘出したポイントをメモリ340に記憶された前回までのポイントと合計する処理をする(ステップS409)。なお、このステップS409において、メモリ340に前回までのポイントが記憶されていない場合、アドレスとともにメモリ340に新たに記憶させる処理をする。
この後、予測温度差演算部350は、計測時間T2が60秒よりも長いか否かを判断する(ステップS410)。そして、ステップS410において、60秒よりも長いと判断した場合、ステップS403の処理を実施する。
一方、ステップS410において、60秒よりも短いと判断した場合、条件1を満たしているか否かを判断する(ステップS411)。このステップS411において、条件1を満たしていないと判断した場合、ステップS401に戻る。一方、ステップS411において、条件1を満たしていると判断した場合、条件2を満たしているか否かを判断する(ステップS412)。このステップS412において、条件2を満たしていないと判断した場合、ステップS401に戻る。また、ステップS412において、条件2を満たしていると判断した場合、計測時間T1が11分よりも長いか否かを判断する(ステップS413)。
一方、ステップS410において、60秒よりも短いと判断した場合、条件1を満たしているか否かを判断する(ステップS411)。このステップS411において、条件1を満たしていないと判断した場合、ステップS401に戻る。一方、ステップS411において、条件1を満たしていると判断した場合、条件2を満たしているか否かを判断する(ステップS412)。このステップS412において、条件2を満たしていないと判断した場合、ステップS401に戻る。また、ステップS412において、条件2を満たしていると判断した場合、計測時間T1が11分よりも長いか否かを判断する(ステップS413)。
そして、予測温度差演算部350は、ステップS413において、11分よりも長いと判断した場合、ステップS401に戻る。また、ステップS413において、11分よりも短いと判断した場合、ポイントが150p以上のブロック231が存在しているか否かを判断する(ステップS414)。
このステップS414において、150p以上のブロック231が存在していないと判断した場合、ステップS403に戻る。一方、ステップS414において、150p以上のブロック231が存在していると判断した場合、条件3を満たすと認識して(ステップS415)、ピーク輝度検出処理を終了する。
このステップS414において、150p以上のブロック231が存在していないと判断した場合、ステップS403に戻る。一方、ステップS414において、150p以上のブロック231が存在していると判断した場合、条件3を満たすと認識して(ステップS415)、ピーク輝度検出処理を終了する。
〔表示装置の作用効果〕
上述したように、上記実施の形態では、表示装置100は、予測温度差演算部350にて、画像信号入力部10からの入力画像信号に基づいて、表示部200の周辺表示領域230および外周領域250の予測温度差を予測する。そして、この予測した予測温度差が設定基準値以上である場合、周辺表示領域230に表示される画像の輝度を低下させる制御をする。すなわち、予測温度差の増加に応じて、輝度を低下させる制御をする。
このため、入力画像信号のみを利用して予測温度差を予測して、この予測温度差を用いた演算を実施することなく、周辺表示領域230に表示される画像の輝度を適切に制御することができる。
したがって、温度推定値および基準値を用いた演算により予測温度差を求める従来の構成と比べて、表示部200の破損を防止する輝度の制御を容易にできる。
上述したように、上記実施の形態では、表示装置100は、予測温度差演算部350にて、画像信号入力部10からの入力画像信号に基づいて、表示部200の周辺表示領域230および外周領域250の予測温度差を予測する。そして、この予測した予測温度差が設定基準値以上である場合、周辺表示領域230に表示される画像の輝度を低下させる制御をする。すなわち、予測温度差の増加に応じて、輝度を低下させる制御をする。
このため、入力画像信号のみを利用して予測温度差を予測して、この予測温度差を用いた演算を実施することなく、周辺表示領域230に表示される画像の輝度を適切に制御することができる。
したがって、温度推定値および基準値を用いた演算により予測温度差を求める従来の構成と比べて、表示部200の破損を防止する輝度の制御を容易にできる。
また、周辺表示領域230を、64個のブロック231で構成している。表示装置100は、ピーク検出用APL演算部320にて、ブロック231に表示される入力画像信号のピーク検出用APLをブロック231ごとに演算する。そして、表2に基づくポイントが最も大きいブロック231、すなわちピーク検出用APLが最も大きいブロック231のピーク検出用APLに基づいて、予測温度差を演算する。
このため、ピーク検出用APLが最も大きい、すなわち実際の温度差が最も大きいブロック231の予測温度差に基づいて、輝度を制御することにより、破損を防止する輝度制御をより適切にできる。
このため、ピーク検出用APLが最も大きい、すなわち実際の温度差が最も大きいブロック231の予測温度差に基づいて、輝度を制御することにより、破損を防止する輝度制御をより適切にできる。
さらに、表示装置100は、ブロック231に表示される入力画像信号の静止画検出用APL信号を生成する。そして、この静止画検出用APL信号の静止画検出用APLに基づいて、周辺表示領域230に静止画に近い画像が連続して表示されていることを認識すると、予測温度差を演算する。
このため、動画と比べて温度が変化しにくい、すなわち高温が保たれやすい静止画が表示されている状態における、実際の温度差が最も大きい周辺表示領域230の予測温度差を演算することができ、破損を防止する輝度制御をさらに適切にできる。
このため、動画と比べて温度が変化しにくい、すなわち高温が保たれやすい静止画が表示されている状態における、実際の温度差が最も大きい周辺表示領域230の予測温度差を演算することができ、破損を防止する輝度制御をさらに適切にできる。
また、表示装置100は、周辺表示領域230の各ブロック231に対応させてポイントを記憶可能なメモリ340を備えている。そして、表示装置100は、所定のブロック231のピーク検出用APLを取得すると、このピーク検出用APLのポイントをメモリ340に記憶されているポイントと合計して、この合計したポイントに基づいて、予測温度差を演算する。
このため、複数のピーク検出用APLのポイントを合計した値に基づいて、温度差が最も大きい状態が所定時間継続するブロック231の予測温度差を演算することができ、破損を防止する輝度制御をさらに適切にできる。
このため、複数のピーク検出用APLのポイントを合計した値に基づいて、温度差が最も大きい状態が所定時間継続するブロック231の予測温度差を演算することができ、破損を防止する輝度制御をさらに適切にできる。
そして、表示装置100は、ピーク検出用APLのポイントが小さい下位54個のブロック231のポイントをメモリ340から削除するとともに、上位10個のブロック231のポイントをメモリ340のポイントと合計する。
このため、メモリ340に最大10個のブロック231のポイントを記憶させるので、全てのブロック231のポイントをメモリ340に記憶させておく構成と比べて、メモリ340の容量を小さくできる。
このため、メモリ340に最大10個のブロック231のポイントを記憶させるので、全てのブロック231のポイントをメモリ340に記憶させておく構成と比べて、メモリ340の容量を小さくできる。
さらに、表示装置100は、図11に示すように、予測温度差に基づいて、表示画像信号の画像の最大輝度を設定する。
このため、入力画像信号のAPLが大きい場合であっても、最大輝度よりも輝度が高い画像を表示させないので、破損をより確実に防止できる。
このため、入力画像信号のAPLが大きい場合であっても、最大輝度よりも輝度が高い画像を表示させないので、破損をより確実に防止できる。
また、表示装置100は、図11に示すように、表示領域220の全範囲についてのAPLの増加に応じて、最大輝度を低下させる制御をする。
このため、表示領域220のAPLの増加に応じて最大輝度を低下させるので、APLの増加にかかわらず最大輝度を低下させない構成と比べて、破損をさらに確実に防止できるとともに、画像の表示状態を適切に制御できる。
このため、表示領域220のAPLの増加に応じて最大輝度を低下させるので、APLの増加にかかわらず最大輝度を低下させない構成と比べて、破損をさらに確実に防止できるとともに、画像の表示状態を適切に制御できる。
そして、表示装置100は、図11に示すように、最大輝度を設定すると、入力画像信号のAPLおよび表示画像信号の最大輝度の関係を一意的に決定する。
このため、入力画像信号のAPLを演算するだけで表示画像信号の最大輝度を決定でき、輝度制御をより容易にできる。
このため、入力画像信号のAPLを演算するだけで表示画像信号の最大輝度を決定でき、輝度制御をより容易にできる。
また、表示部200に、放熱用シャーシ270を設けている。
このため、画像表示前において、周辺表示領域230および外周領域250の温度差を略0にすることができる。
したがって、図8に示すように、外周領域250の温度を考慮に入れることなく予測温度差を決定することができ、輝度制御をより容易にできる。
このため、画像表示前において、周辺表示領域230および外周領域250の温度差を略0にすることができる。
したがって、図8に示すように、外周領域250の温度を考慮に入れることなく予測温度差を決定することができ、輝度制御をより容易にできる。
〔実施の形態の変形〕
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
すなわち、周辺表示領域230を図16に示すような構成としてもよい。
つまり、図16に示すように、表示領域220の周辺表示領域410において、互いに一部が重複する周辺サブ領域としてのブロック411A,411B,411Cのポイントを認識する構成としてもよい。
つまり、図16に示すように、表示領域220の周辺表示領域410において、互いに一部が重複する周辺サブ領域としてのブロック411A,411B,411Cのポイントを認識する構成としてもよい。
また、図17に示すような構成としてもよい。
図17に示す構成では、表示領域220の周辺表示領域430において、周辺サブ領域としての左右側のブロック431Aの場合に、表2に基づくポイントを例えば2倍にした値を認識し、このブロック431Aと等しい画素数を有する周辺サブ領域としての上下側のブロック431Bの場合に、表2に基づくポイントをそのまま認識する。つまり、左右側のブロック431Aのポイントを、上下側のブロック431Bよりも重み付けして演算する。
このような構成にすれば、一般的に上下側よりも破損が発生しやすい左右側のブロック431Aのポイントを重み付けしているので、この破損が生じやすい左右側のブロック431Aのポイントに基づいて、破損を防止する輝度制御をより適切にできる。
図17に示す構成では、表示領域220の周辺表示領域430において、周辺サブ領域としての左右側のブロック431Aの場合に、表2に基づくポイントを例えば2倍にした値を認識し、このブロック431Aと等しい画素数を有する周辺サブ領域としての上下側のブロック431Bの場合に、表2に基づくポイントをそのまま認識する。つまり、左右側のブロック431Aのポイントを、上下側のブロック431Bよりも重み付けして演算する。
このような構成にすれば、一般的に上下側よりも破損が発生しやすい左右側のブロック431Aのポイントを重み付けしているので、この破損が生じやすい左右側のブロック431Aのポイントに基づいて、破損を防止する輝度制御をより適切にできる。
そして、左右側の周辺サブ領域のポイントを、上下側の周辺サブ領域よりも重み付けして演算する構成としては、図18や図19に示すような構成としてもよい。
図18に示す構成では各ブロックに含まれる画素数に比例した重み付けを行う。すなわち、表示領域220の周辺表示領域450において、左右側のブロック451Aの場合、および、このブロック451Aよりも少ない画素数を有する上下側のブロック451Bの場合、表2に基づくポイントを認識する。
また、図19に示す構成では、表示領域220の周辺表示領域470において、左右側のブロック471Aのピーク検出用APLと、このブロック471Aの上下側のブロック471B,471Cのピーク検出用APLとの差が所定値よりも大きい場合、つまり、ブロック471Aと、ブロック471B,471Cと、の温度差が所定値よりも大きい場合に、ブロック471Aの表2に基づくポイントを2倍にした値を認識する。また、表示装置の縦横を変えて利用する場合は、表示装置の縦置き、横置きの検出手段を設ける必要がある。
これらのような構成にしても、図17に示す構成と同様に、破損を防止する輝度制御をより適切にできる。
なお、ブロック451A,451B,471A,471B,471Cが、本発明の周辺サブ領域に対応する。
図18に示す構成では各ブロックに含まれる画素数に比例した重み付けを行う。すなわち、表示領域220の周辺表示領域450において、左右側のブロック451Aの場合、および、このブロック451Aよりも少ない画素数を有する上下側のブロック451Bの場合、表2に基づくポイントを認識する。
また、図19に示す構成では、表示領域220の周辺表示領域470において、左右側のブロック471Aのピーク検出用APLと、このブロック471Aの上下側のブロック471B,471Cのピーク検出用APLとの差が所定値よりも大きい場合、つまり、ブロック471Aと、ブロック471B,471Cと、の温度差が所定値よりも大きい場合に、ブロック471Aの表2に基づくポイントを2倍にした値を認識する。また、表示装置の縦横を変えて利用する場合は、表示装置の縦置き、横置きの検出手段を設ける必要がある。
これらのような構成にしても、図17に示す構成と同様に、破損を防止する輝度制御をより適切にできる。
なお、ブロック451A,451B,471A,471B,471Cが、本発明の周辺サブ領域に対応する。
そして、予測温度差演算部350にて、以下のように予測温度差を演算する構成としてもよい。
具体的には、静止画検出用APLに基づいて、ピーク検出用APLのポイントが最大のブロック231の画像が静止画か否かを判断する。そして、静止画の場合に、このブロック231のAPLに基づいて予測温度差を演算し、動画の場合に、ポイントの大きさが2番目以降のブロック231のうちポイントが最も大きい静止画のブロック231のAPLに基づいて予測温度差を演算する構成としてもよい。すなわち、静止画のブロック231のうち、ポイントが最も大きいブロック231のAPLに基づいて、予測温度差を演算する構成としてもよい。
なお、ブロック231が静止画か否かを判断する手法としては、現フレームと前のフレームの同じブロック231の入力画像信号の変化に基づいて判断する手法や、動きベクトルを用いて判断する方法等、公知の手法を適宜利用してもよい。また、静止画かどうかの判断はブロック単位でなく、フレーム単位で行ってもいい。
具体的には、静止画検出用APLに基づいて、ピーク検出用APLのポイントが最大のブロック231の画像が静止画か否かを判断する。そして、静止画の場合に、このブロック231のAPLに基づいて予測温度差を演算し、動画の場合に、ポイントの大きさが2番目以降のブロック231のうちポイントが最も大きい静止画のブロック231のAPLに基づいて予測温度差を演算する構成としてもよい。すなわち、静止画のブロック231のうち、ポイントが最も大きいブロック231のAPLに基づいて、予測温度差を演算する構成としてもよい。
なお、ブロック231が静止画か否かを判断する手法としては、現フレームと前のフレームの同じブロック231の入力画像信号の変化に基づいて判断する手法や、動きベクトルを用いて判断する方法等、公知の手法を適宜利用してもよい。また、静止画かどうかの判断はブロック単位でなく、フレーム単位で行ってもいい。
さらに、予測温度差演算部350にて、以下のように予測温度差を演算する構成としてもよい。
具体的には、静止画検出用APLおよびピーク検出用APLに基づいて、各ブロック231のそれぞれについて予測候補温度差を演算する。この予測候補温度差を演算する方法としては、所定のブロック231が静止画の場合に、図8に基づき求められる温度差を例えば1.5倍した値を予測候補温度差として演算し、動画の場合に、図8で求められる温度差を予測候補温度差として演算する方法が例示できるが、これに限られない。
そして、各ブロック231の予測候補温度差のうち、最も大きい予測候補温度差を予測温度差として、輝度制御部370へ出力する構成としてもよい。
具体的には、静止画検出用APLおよびピーク検出用APLに基づいて、各ブロック231のそれぞれについて予測候補温度差を演算する。この予測候補温度差を演算する方法としては、所定のブロック231が静止画の場合に、図8に基づき求められる温度差を例えば1.5倍した値を予測候補温度差として演算し、動画の場合に、図8で求められる温度差を予測候補温度差として演算する方法が例示できるが、これに限られない。
そして、各ブロック231の予測候補温度差のうち、最も大きい予測候補温度差を予測温度差として、輝度制御部370へ出力する構成としてもよい。
さらに、図20に示すように、入力画像信号の画像の輝度を制御する構成としてもよい。
すなわち、予測温度差が30℃よりも大きい場合に、図11と同様に輝度制御をする。そして、20℃〜30℃の場合、入力画像信号のAPLが30%よりも小さい場合に、最大輝度を80%にする状態に制御し、30%よりも大きい場合に、30℃よりも大きい場合と同様にAPLの増加に伴い最大輝度を直線的に低くする状態に制御する構成としてもよい。
このような構成にすれば、上記実施の形態の構成と比べて、画像の状態にあわせてより細かに制御できる。
すなわち、予測温度差が30℃よりも大きい場合に、図11と同様に輝度制御をする。そして、20℃〜30℃の場合、入力画像信号のAPLが30%よりも小さい場合に、最大輝度を80%にする状態に制御し、30%よりも大きい場合に、30℃よりも大きい場合と同様にAPLの増加に伴い最大輝度を直線的に低くする状態に制御する構成としてもよい。
このような構成にすれば、上記実施の形態の構成と比べて、画像の状態にあわせてより細かに制御できる。
また、入力画像信号の画像の輝度を以下のように制御する構成としてもよい。
具体的には、所定のブロック231のピーク検出用APLを演算する。そして、例えば図9に基づき求められる最大輝度に基づいて、表示画像信号のAPLに換算する。さらに、この換算値を、温度上昇値に換算する。このとき、静止画検出用APLを考慮に入れて、ブロック231が静止画の場合の温度上昇値が、動画の場合よりも大きくするように換算する。そして、この温度上昇値を所定時間ごとに合計し、いずれかのブロック231の合計値が所定値以上になったときに、例えば図11に示すような輝度制御を開始する構成としてもよい。
さらに、このような構成や、上記実施の形態の構成において、入力画像信号のAPLに関わらず、図11の輝度制御を所定時間である例えば30分間継続した後に、図9の輝度制御に戻る構成としてもよい。
具体的には、所定のブロック231のピーク検出用APLを演算する。そして、例えば図9に基づき求められる最大輝度に基づいて、表示画像信号のAPLに換算する。さらに、この換算値を、温度上昇値に換算する。このとき、静止画検出用APLを考慮に入れて、ブロック231が静止画の場合の温度上昇値が、動画の場合よりも大きくするように換算する。そして、この温度上昇値を所定時間ごとに合計し、いずれかのブロック231の合計値が所定値以上になったときに、例えば図11に示すような輝度制御を開始する構成としてもよい。
さらに、このような構成や、上記実施の形態の構成において、入力画像信号のAPLに関わらず、図11の輝度制御を所定時間である例えば30分間継続した後に、図9の輝度制御に戻る構成としてもよい。
さらに、上記実施の形態では、入力画像信号に基づいて予測温度差を演算したが、図21に示すような構成として、表示画像信号に基づいて予測温度差を演算する構成としてもよい。
この図21に示す表示装置500の演算手段としての輝度制御装置600は、温度差予測部610と、表示画像信号生成部としても機能する輝度制御部670と、の機能が上記実施の形態と異なっている。すなわち、温度差予測部610は、ピーク検出用APL演算部320および静止画検出用APL演算部330が画像信号入力部10ではなく輝度制御部670に接続されている構成と、予測温度差演算部650の機能と、が上記実施の形態と異なっている。
この図21に示す表示装置500の演算手段としての輝度制御装置600は、温度差予測部610と、表示画像信号生成部としても機能する輝度制御部670と、の機能が上記実施の形態と異なっている。すなわち、温度差予測部610は、ピーク検出用APL演算部320および静止画検出用APL演算部330が画像信号入力部10ではなく輝度制御部670に接続されている構成と、予測温度差演算部650の機能と、が上記実施の形態と異なっている。
ピーク検出用APL演算部320および静止画検出用APL演算部330は、輝度制御部670から入力画像信号に対して例えば図9に示すような輝度制御がされた表示画像信号を取得する。そして、この表示画像信号に基づいて、ピーク検出用APLおよび静止画検出用APLを演算して、予測温度差演算部650へ出力する。
予測温度差演算部650は、表示画像信号に基づくピーク検出用APLおよび静止画検出用APLと、白画面検出用APLと、などに基づいて、上記実施の形態の予測温度差演算部350と同様の処理をして、予測温度差を求めて輝度制御部670へ出力する。
そして、輝度制御部670は、予測温度差演算部650からの表示画像信号に基づき演算された予測温度差に基づいて、輝度制御をする。
このような構成にしても、上記実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。また、実際に表示部200に表示される画像における予測温度差を演算するので、上記実施の形態の構成と比べて、より適切に輝度を制御できる。
予測温度差演算部650は、表示画像信号に基づくピーク検出用APLおよび静止画検出用APLと、白画面検出用APLと、などに基づいて、上記実施の形態の予測温度差演算部350と同様の処理をして、予測温度差を求めて輝度制御部670へ出力する。
そして、輝度制御部670は、予測温度差演算部650からの表示画像信号に基づき演算された予測温度差に基づいて、輝度制御をする。
このような構成にしても、上記実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。また、実際に表示部200に表示される画像における予測温度差を演算するので、上記実施の形態の構成と比べて、より適切に輝度を制御できる。
そして、上述した実施の形態の変形の構成を、適宜組み合わせた構成としてもよい。
また、予測温度差演算部350,650にて、静止画検出用APLおよび白画面検出用APLのうち少なくともいずれか一方を利用せずに、予測温度差を演算する構成としてもよい。
このような構成にすれば、予測温度差の演算処理時の負荷を低減できる。
このような構成にすれば、予測温度差の演算処理時の負荷を低減できる。
そして、メモリ340の容量を64個のブロック231のポイントを記憶可能な容量として、常時64個のブロック231のポイントを記憶させておく構成としてもよい。
このような構成にすれば、予測温度差の演算処理時の負荷をさらに低減できる。
このような構成にすれば、予測温度差の演算処理時の負荷をさらに低減できる。
さらに、表示部200に放熱用シャーシ270を設けない構成としてもよい。
また、放熱用シャーシ270の代わりに、熱伝導性シートなどの放熱部材を設ける構成としてもよい。
また、放熱用シャーシ270の代わりに、熱伝導性シートなどの放熱部材を設ける構成としてもよい。
上述した各機能をプログラムとして構築したが、例えば回路基板などのハードウェアあるいは1つのIC(Integrated Circuit)などの素子にて構成するなどしてもよく、いずれの形態としても利用できる。なお、プログラムや別途記録媒体から演算手段としてのコンピュータで読み取らせる構成とすることにより、取扱が容易で、利用の拡大が容易に図れる。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
〔実施形態の作用効果〕
上述したように、上記実施の形態では、表示装置100は、画像信号入力部10からの入力画像信号に基づいて、表示部200の周辺表示領域230および外周領域250の予測温度差を予測する。そして、この予測した予測温度差の設定基準値以上である場合、周辺表示領域230に表示される画像の輝度を低下させる制御をする。
このため、入力画像信号のみを利用して予測温度差を予測して、この予測温度差を用いた演算を実施することなく、周辺表示領域230に表示される画像の輝度を適切に制御することができる。
したがって、温度推定値および基準値を用いた演算により予測温度差を求める従来の構成と比べて、表示部200の破損を防止する輝度の制御が容易な表示装置100および輝度制御装置300を提供できる。
上述したように、上記実施の形態では、表示装置100は、画像信号入力部10からの入力画像信号に基づいて、表示部200の周辺表示領域230および外周領域250の予測温度差を予測する。そして、この予測した予測温度差の設定基準値以上である場合、周辺表示領域230に表示される画像の輝度を低下させる制御をする。
このため、入力画像信号のみを利用して予測温度差を予測して、この予測温度差を用いた演算を実施することなく、周辺表示領域230に表示される画像の輝度を適切に制御することができる。
したがって、温度推定値および基準値を用いた演算により予測温度差を求める従来の構成と比べて、表示部200の破損を防止する輝度の制御が容易な表示装置100および輝度制御装置300を提供できる。
そして、他の実施の形態では、表示装置500は、輝度制御部670からの表示画像信号に基づいて、予測温度差を予測する。そして、この予測温度差に基づいて、周辺表示領域230に表示される画像の輝度を低下させる制御をする。
このため、表示画像信号のみを利用して予測温度差を予測して、この予測温度差を用いた演算を実施することなく、周辺表示領域230に表示される画像の輝度を適切に制御することができ、表示部200の破損を防止する輝度の制御が容易な表示装置500および輝度制御装置600を提供できる。
このため、表示画像信号のみを利用して予測温度差を予測して、この予測温度差を用いた演算を実施することなく、周辺表示領域230に表示される画像の輝度を適切に制御することができ、表示部200の破損を防止する輝度の制御が容易な表示装置500および輝度制御装置600を提供できる。
100,500…表示装置
200…表示部
220…表示領域
230,410,430,450,470…周辺表示領域
231,411A,411B,411C,431A,431B,451A,451B,471A,471B,471C…周辺サブ領域としてのブロック
240…中央表示領域
250…外周領域
270…放熱部材としての放熱用シャーシ
275…接着材としての両面テープ
300,600…演算手段としての輝度制御装置
310,610…温度差予測部
320…積算値演算部としてのピーク検出用APL演算部
330…動き信号生成部としての静止画検出用APL演算部
340…積算値記憶手段としてのメモリ
350,650…予測温度差演算部
360…平均信号レベル演算部としての全画面APL演算部
370,670…表示画像信号生成部としても機能する輝度制御部
200…表示部
220…表示領域
230,410,430,450,470…周辺表示領域
231,411A,411B,411C,431A,431B,451A,451B,471A,471B,471C…周辺サブ領域としてのブロック
240…中央表示領域
250…外周領域
270…放熱部材としての放熱用シャーシ
275…接着材としての両面テープ
300,600…演算手段としての輝度制御装置
310,610…温度差予測部
320…積算値演算部としてのピーク検出用APL演算部
330…動き信号生成部としての静止画検出用APL演算部
340…積算値記憶手段としてのメモリ
350,650…予測温度差演算部
360…平均信号レベル演算部としての全画面APL演算部
370,670…表示画像信号生成部としても機能する輝度制御部
Claims (24)
- 外部から入力される入力画像信号に応じた輝度で表示部に表示される画像の輝度を制御する輝度制御装置であって、
前記表示部は、中央表示領域およびこの中央表示領域を囲む周辺表示領域を有し前記画像を表示可能な表示領域と、この表示領域を囲み前記画像を表示不可能な外周領域と、を備え、
前記入力画像信号に基づいて、前記周辺表示領域および前記外周領域の予測温度差を予測する温度差予測部と、
前記予測温度差の増加に応じて、前記周辺表示領域に表示される画像の輝度を低下させる状態に制御する輝度制御部と、
を具備したことを特徴とした輝度制御装置。 - 請求項1に記載の輝度制御装置であって、
前記温度差予測部は、
前記周辺領域に表示される前記入力画像信号の動き量を示す動き信号を生成する動き信号生成部を備え、
前記予測温度差演算部は、前記動き信号に基づいて、前記予測温度差を演算する
ことを特徴とした輝度制御装置。 - 請求項1に記載の輝度制御装置であって、
前記周辺表示領域は、前記中央表示領域の外縁に沿った複数の周辺サブ領域で構成され、
前記温度差予測部は、
前記周辺サブ領域に表示される前記入力画像信号の信号レベルを前記周辺サブ領域ごとに積算した積算値を演算する積算値演算部と、
この演算された前記積算値が最も大きい前記周辺サブ領域の積算値に基づいて、前記予測温度差を演算する予測温度差演算部と、
を備えたことを特徴とした輝度制御装置。 - 請求項3に記載の輝度制御装置であって、
前記中央表示領域の右側または左側に位置する前記周辺サブ領域は、前記中央表示領域の上側または下側に位置する前記周辺サブ領域よりも重み付けされ、
前記積算値演算部は、前記右側または左側の周辺サブ領域の前記積算値として、前記重み付けを反映させて前記周辺サブ領域に表示される前記入力画像信号の信号レベルを積算した前記積算値を演算し、前記上側または下側の周辺サブ領域の前記積算値として、前記周辺サブ領域に表示される前記入力画像信号の信号レベルを積算した前記積算値を演算する
ことを特徴とした輝度制御装置。 - 請求項3または請求項4に記載の輝度制御装置であって、
前記温度差予測部は、
前記周辺サブ領域に表示される前記入力画像信号の動き量を示す動き信号を前記周辺サブ領域ごとに生成する動き信号生成部を備え、
前記予測温度差演算部は、前記動き信号に基づいて、前記予測温度差を演算する
ことを特徴とした輝度制御装置。 - 請求項1に記載の輝度制御装置であって、
前記周辺表示領域は、前記中央表示領域の外縁に沿った複数の周辺サブ領域で構成され、
前記温度差予測部は、
前記周辺サブ領域に表示される前記入力画像信号の信号レベルを前記周辺サブ領域ごとに積算した積算値を演算する積算値演算部と、
前記周辺サブ領域に表示される前記入力画像信号の動き量を示す動き信号を前記周辺サブ領域ごとに生成する動き信号生成部と、
前記周辺サブ領域ごとに前記積算値および前記動き信号に基づいて予測候補温度差を演算し、これら演算した予測候補温度差のうち値が最も大きい予測候補温度差を前記予測温度差として設定する予測温度差演算部と、
を備えたことを特徴とした輝度制御装置。 - 外部から入力される入力画像信号に応じた輝度で表示部に表示される画像の輝度を制御する輝度制御装置であって、
前記表示部は、中央表示領域およびこの中央表示領域を囲む周辺表示領域を有し前記画像を表示可能な表示領域と、この表示領域を囲み前記画像を表示不可能な外周領域と、を備え、
前記入力画像信号に基づいて、前記表示部へ出力され前記画像を表示させる表示画像信号を生成する表示画像信号生成部と、
前記表示画像信号に基づいて、前記周辺表示領域および前記外周領域の予測温度差を予測する温度差予測部と、
前記予測温度差の増加に応じて、前記周辺表示領域に表示される画像の輝度を低下させる状態に制御する輝度制御部と、
を具備したことを特徴とした輝度制御装置。 - 請求項7に記載の輝度制御装置であって、
前記温度差予測部は、
前記周辺領域に表示される前記表示画像信号の動き量を示す動き信号を生成する動き信号生成部を備え、
前記予測温度差演算部は、前記動き信号に基づいて、前記予測温度差を演算する
ことを特徴とした輝度制御装置。 - 請求項7に記載の輝度制御装置であって、
前記周辺表示領域は、前記中央表示領域の外縁に沿った複数の周辺サブ領域で構成され、
前記温度差予測部は、
前記周辺サブ領域に表示される前記表示画像信号の信号レベルを前記周辺サブ領域ごとに積算した積算値を演算する積算値演算部と、
この演算された前記積算値が最も大きい前記周辺サブ領域の積算値に基づいて、前記予測温度差を演算する予測温度差演算部と、
を備えたことを特徴とした輝度制御装置。 - 請求項9に記載の輝度制御装置であって、
前記中央表示領域の右側または左側に位置する前記周辺サブ領域は、前記中央表示領域の上側または下側に位置する前記周辺サブ領域よりも重み付けされ、
前記積算値演算部は、前記右側または左側の周辺サブ領域の前記積算値として、前記重み付けを反映させて前記周辺サブ領域に表示される前記表示画像信号の信号レベルを積算した前記積算値を演算し、前記上側または下側の周辺サブ領域の前記積算値として、前記周辺サブ領域に表示される前記表示画像信号の信号レベルを積算した前記積算値を演算する
ことを特徴とした輝度制御装置。 - 請求項9または請求項10に記載の輝度制御装置であって、
前記温度差予測部は、
前記周辺サブ領域に表示される前記表示画像信号の動き量を示す動き信号を前記周辺サブ領域ごとに生成する動き信号生成部を備え、
前記予測温度差演算部は、前記動き信号に基づいて、前記予測温度差を演算する
ことを特徴とした輝度制御装置。 - 請求項7に記載の輝度制御装置であって、
前記周辺表示領域は、前記中央表示領域の外縁に沿った複数の周辺サブ領域で構成され、
前記温度差予測部は、
前記周辺サブ領域に表示される前記表示画像信号の信号レベルを前記周辺サブ領域ごとに積算した積算値を演算する積算値演算部と、
前記周辺サブ領域に表示される前記表示画像信号の動き量を示す動き信号を前記周辺サブ領域ごとに生成する動き信号生成部と、
前記周辺サブ領域ごとに前記積算値および前記動き信号に基づいて予測候補温度差を演算し、これら演算した予測候補温度差のうち値が最も大きい予測候補温度差を前記予測温度差として設定する予測温度差演算部と、
を備えたことを特徴とした輝度制御装置。 - 請求項3ないし請求項5、請求項9ないし請求項11のいずれかに記載の輝度制御装置であって、
前記周辺サブ領域に対応させて前記積算値を記憶する積算値記憶手段を具備し、
前記積算値演算部は、所定時間ごとに前記積算値を演算し、
前記予測温度差演算部は、前記積算値演算部で前記積算値が演算されると、この積算値を前記積算値記憶手段の前記積算値に積算して、この積算された積算値が最も大きい前記周辺サブ領域の積算値に基づいて、前記予測温度差を演算する
ことを特徴とした輝度制御装置。 - 請求項13に記載の輝度制御装置であって、
前記予測温度差演算部は、前記積算値演算部で前記積算値が演算されると、この積算値が大きい順に前記周辺サブ領域の優先度を設定して、この優先度が所定の優先度よりも高い前記周辺サブ領域の前記積算値を前記積算値記憶手段の前記積算値に積算し、前記優先度が所定の優先度よりも低い前記周辺サブ領域の前記積算値記憶手段に記憶された積算値を削除する
ことを特徴とした輝度制御装置。 - 請求項1ないし請求項14のいずれかに記載の輝度制御装置であって、
前記入力画像信号に基づいて、前記表示部へ出力され前記画像を表示させる表示画像信号を生成する表示画像信号生成部を具備し、
前記輝度制御部は、前記予測温度差に基づいて、前記表示画像信号の最大輝度を設定する
ことを特徴とした輝度制御装置。 - 請求項15に記載の輝度制御装置であって、
前記表示領域に表示される前記入力画像信号の信号レベルを計数し、前記入力画像信号の平均信号レベルを演算する平均信号レベル演算部を具備し、
前記輝度制御部は、前記平均信号レベルの増加に応じて前記最大輝度を低下させる状態に制御する
ことを特徴とした輝度制御装置。 - 請求項16に記載の輝度制御装置であって、
前記輝度制御部は、前記最大輝度を設定すると、前記入力画像信号および前記表示画像信号の関係を一意的に決定する
ことを特徴とした輝度制御装置。 - 中央表示領域およびこの中央表示領域を囲む周辺表示領域を有し画像を表示可能な表示領域と、この表示領域を囲み前記画像を表示不可能な外周領域と、を備え、外部から入力される入力画像信号に応じた輝度で画像を表示させる表示部と、
この表示部に表示される画像の輝度を制御する請求項1ないし請求項17のいずれかに記載の輝度制御装置と、
を具備したことを特徴とした表示装置。 - 請求項18に記載の表示装置であって、
前記表示領域および前記外周領域の裏面に設けられた放熱部材を具備した
ことを特徴とした表示装置。 - 演算手段により、外部から入力される入力画像信号に応じた輝度で表示部に表示される画像の輝度を制御する輝度制御方法であって、
前記表示部は、中央表示領域およびこの中央表示領域を囲む周辺表示領域を有し前記画像を表示可能な表示領域と、この表示領域を囲み前記画像を表示不可能な外周領域と、を備え、
前記演算手段は、
前記入力画像信号に基づいて、前記周辺表示領域および前記外周領域の予測温度差を予測し、
前記予測温度差の増加に応じて、前記周辺表示領域に表示される画像の輝度を低下させる状態に制御する
ことを特徴とする輝度制御方法。 - 演算手段により、外部から入力される入力画像信号に応じた輝度で表示部に表示される画像の輝度を制御する輝度制御方法であって、
前記表示部は、中央表示領域およびこの中央表示領域を囲む周辺表示領域を有し前記画像を表示可能な表示領域と、この表示領域を囲み前記画像を表示不可能な外周領域と、を備え、
前記演算手段は、
前記入力画像信号に基づいて、前記表示部へ出力され前記画像を表示させる表示画像信号を生成し、
前記表示画像信号に基づいて、前記周辺表示領域および前記外周領域の予測温度差を予測し、
前記予測温度差の増加に応じて、前記周辺表示領域に表示される画像の輝度を低下させる状態に制御する
ことを特徴とする輝度制御方法。 - 演算手段を、請求項1ないし請求項17のいずれかに記載の輝度制御装置として機能させる
ことを特徴とした輝度制御プログラム。 - 請求項20または請求項21に記載の輝度制御方法を演算手段に実行させる
ことを特徴とした輝度制御プログラム。 - 請求項22または請求項23に記載の輝度制御プログラムが演算手段にて読取可能に記録された
ことを特徴とする輝度制御プログラムを記録した記録媒体。
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