JP2007263475A - ガスクーラー - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造により伝熱面積を可変として、高温ガスを所定の温度に制御することができるガスクーラーを提案する。
【解決手段】ガスクーラー100は、上下方向に立設するガス管110と、ガス管110の一部を収容する容器120と、容器120内に冷媒Cを供給する供給部130と、容器120内に収容された冷媒Cを容器120外に送り出す排水部140とを備え、供給部130及び/又は排水部140における冷媒Cの流量を調整することにより、容器120内に収容される冷媒Cの水位を昇降させて、ガスGの温度を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、各種炉等から排出される高温の排ガスを所定の温度に冷却するガスクーラーに関する。
鋼材等に各種処理を施す熱処理炉や廃棄物等を焼却する焼却炉、或いはボイラ等では、炉から排出される高温ガスを外部に放出或いは次工程に送る前に冷却するガスクーラーが付設されている。このようなガスクーラーでは、炉から排出された高温ガスを流すガス管の周囲に冷媒を流して、冷媒との熱交換により高温ガスを冷却している。
ところで、各種炉等から排出される排ガスに二酸化硫黄ガスSOが含まれる場合には、その一部が水蒸気と結合して硫酸蒸気HSOに変化する。そして、この硫酸蒸気が凝縮すると、硫酸水溶液になって強い腐食環境を作り、ガス管や後工程の設備を腐食させてしまう。このため、ガスクーラーを通過した排ガスの温度を酸露点(硫酸蒸気の露点)以下に下げないことが必要となる。
このため、特開平5−271670号公報等に開示されるように、ガスクーラーにより冷却された排ガスの温度は、排ガスの流量或いは冷媒の流量を調整することにより、制御している。
特開平5−271670号公報(第3頁、第1図)
ところで、均熱炉の排ガス用バイパスライン等のように、排ガスの流量調整がほとんどできない場合には、冷媒の流量調整のみにより排ガスの温度制御を行う必要がある。
しかしながら、上述したガスクーラー等では、伝熱面積が一定であるため、調整できる排ガスの温度幅は、ポンプや冷却装置等の能力に依存してしまう。このため、冷媒の流量調整のみにより排ガスの温度制御を行うためには、高性能のポンプや冷却装置を必要とし、設備コストが上昇してしまうという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、高性能のポンプや冷却装置を必要とせずに、簡単な構造により伝熱面積を可変として、高温ガスを所定の温度に制御することができるガスクーラーを提案することを目的とする。
本発明に係るガスクーラーでは、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
第1の発明は、上下方向に立設するガス管と、ガス管の一部を収容する容器と、容器内に冷媒を供給する供給部と、容器内に収容された冷媒を容器外に送り出す排水部とを備えるガスクーラーにおいて、供給部及び/又は排水部における冷媒の流量を調整することにより、容器内に収容される冷媒の水位を昇降させて、ガスの温度を制御するようにした。この発明によれば、冷媒とガスとの間で熱交換が行われる伝熱面積を増減できるので、効率的にガスの冷却を行うことができるとともに、簡単な構造であるため設備コストを抑えることができる。
また、冷媒の潜熱を利用してガスの温度を制御するものでは、簡単に、かつ、より効率的にガスの冷却を行うことができる。
また、ガスの温度を検出するガス温度センサと、供給部及び/又は排水部に設けられて冷媒の流量を調整する流調弁とを更に備え、温度センサの計測情報に基づいて、流調弁のいずれか一方或いは両方の開放角を制御するようにしたものでは、流量計や水位計等の高価なセンサ類を必要とせずに、簡単な制御システムを構築できるので、設備コストを抑えることができる。
また、ガスクーラーが均熱炉から排出される排ガスを冷却するガスクーラーであるものでは、均熱炉から排出される高温ガスを効率的に冷却することができる。
また、ガスの温度をガスの酸露点以上に維持するものでは、排ガスが硫酸水溶液に変化することによる設備の腐食を防止することができる。
また、ガスの温度を200℃以上に維持するものでは、均熱炉から排出される排ガスのように、三酸化硫黄SOの濃度が高い場合であっても、排ガスは酸露点以上の200℃に維持されるので、排ガスが硫酸水溶液に変化することを防止して、設備の腐食を回避することができる。
本発明によれば以下の効果を得ることができる。
上下方向に立設するガス管と、ガス管の一部を収容する容器と、容器に冷媒を供給する供給部と、容器内に収容された冷媒を容器外に送り出す排水部とを備えるガスクーラーにおいて、供給部及び/又は排水部における冷媒の流量を調整することにより、容器内に収容される冷媒の水位を昇降させて、ガスの温度を制御するようにした。これにより、冷媒とガスとの間で熱交換が行われる伝熱面積を増減できるので、効率的にガスの冷却を行うことができるとともに、簡単な構造であるため設備コストを抑えることができる。
また、冷媒の潜熱を利用してガスの温度を制御するものでは、冷媒の蒸発潜熱を熱交換に利用することもできるので、効率的にガスの冷却を行うことが可能となると共に、特別な設備を必要としないので設備コストを抑えることができる。
また、冷媒の潜熱を利用してガスの温度を制御するようにしたので、新たな設備を必要とせずに、効率的なガス冷却を行うことができる。
また、ガスの温度を検出するガス温度センサと、供給部及び/又は排水部に設けられて冷媒の流量を調整する流調弁とを更に備え、温度センサの計測情報に基づいて、流調弁のいずれか一方或いは両方の開放角を制御するようにしたので、流量計や水位計等の高価なセンサ類を必要とせずに、簡単な制御システムを構築できるので、設備コストを抑えることができる。
また、ガスクーラーが均熱炉から排出される排ガスを冷却するガスクーラーであるので、均熱炉から排出される高温ガスを効率的に冷却することができる。
また、ガスの温度をガスの酸露点以上に維持するようにしたので、排ガスが硫酸水溶液に変化することによる設備の腐食を防止することができる。
また、ガスの温度を200℃以上に維持するようにしたので、均熱炉から排出される排ガスのように、三酸化硫黄SOの濃度が高い場合であっても、排ガスは酸露点以上の200℃に維持されるので、排ガスが硫酸水溶液に変化することを防止して、設備の腐食を回避することができる。
以下、本発明のガスクーラーの実施形態について図面を参照して説明する。図1は、ガスクーラーを備える均熱炉のシステム構成を示す概念図である。
均熱炉10の炉壁12には、一対のバーナー40A,40Bからなるリジェネレイティブバーナー40が備えられる。各バーナー40A,40Bの内部には、蓄熱体42A,42Bが設けられる。そして、各バーナー40A,40Bには、燃料ガスを供給するガス供給ライン50、及び給気ファン64から燃焼空気を供給する燃焼空気ライン60が連結される。なお、燃焼空気は、蓄熱体42A,42Bを介して各バーナー40A,40Bに供給されように配管される。そして、供給された燃焼ガスと燃焼空気とを混合して燃焼するようになっており、ガス供給ライン50に設けられた燃料ガス用流調弁52(52A,52B)及び燃焼空気ライン60に設けられた燃焼空気用流調弁62(62A,62B)の流量調整によって炉内温度を制御する。
また、各バーナー40A,40Bには、炉内で発生した排ガスを排気する排気ライン70が連結され、炉内の排ガスが蓄熱体42A,42Bを介して排気ファン74に吸引されて、外部に放出される。なお、排気ライン70には、排ガス用流調弁72(72A,72B)が設けられる。
また、均熱炉10には、炉内の排ガスを蓄熱体42A,42Bを介さずに、外部に排気する排気バイパス80が設けられ、排気ファン74の直前で排気ライン70に連結される。そして、排気バイパス80には、排ガスを冷却するガスクーラー100及びバイパス流調弁84が設けられる。
そして、均熱炉10を駆動させるために、不図示の制御部から、各ファン64,74、各流調弁52,62,72、及び各バーナー40A,40Bに指令を送り、均熱炉10の稼働プロセスが制御される。
図2は、ガスクーラー100の構成を示す断面図である。
ガスクーラー100は、均熱炉10から排出される高熱の排ガスGを通すガス管110と、そのガス管を収容するガスクーラー本体120とを備える。
ガスクーラー本体120は、例えば、円柱形等に形成された容器である。そして、ガスクーラー本体120の内部には、複数のガス管110が、ガスクーラー本体120の底面から上面に向けて上下方向に複数本に分岐して立設する。
また、ガスクーラー本体120の下方には、ガスクーラー本体120内部に冷媒Cを供給する冷媒供給管130と、ガスクーラー本体120内部の冷媒Cを外部に排出する冷媒排出管140が接続される。そして、冷媒供給管130及び冷媒排出管140には、それぞれ流調弁132,142が設けられる。
また、ガスクーラー本体120の上方には、ガスクーラー本体120内部と外部との間で空気若しくは冷媒Cの気化ガスを流通させる通気孔122が設けられる。
そして、複数本に分岐して延設されたガス管110は、ガスクーラー本体120の上方で連結されて、後工程に排ガスGを送るガス管に連結される。また、その連結部分には、ガスクーラー100を経て冷却された排ガスGの温度を測定する温度センサ150が設けられ、その計測情報は、ガス温度制御部152に送られる。
なお、ガス温度制御部152は、温度センサ150からの計測情報に基づいて流入管用流調弁132及び排出管用流調弁142に指令して、開放角を制御することができる。
以上のような構成を備えるガスクーラー100及び均熱炉10は、以下のように作用する。
まず、均熱炉10では、制御部からの指令に基づいて、燃料ガス用流調弁52A及び燃焼空気用流調弁62Aが開放されて、バーナー40Aを燃焼させる。この時、燃料ガス用流調弁52B及び燃焼空気用流調弁62Bは、閉鎖されている。
バーナー40Aを燃焼させることにより、炉内は、約1300℃に加熱され、その排ガスは、バーナー40Bに吸引されて、蓄熱体42Bが加熱される。そして、排ガスは、蓄熱体42Bにより熱を奪われて、約200℃程度まで冷やされて、外部に放出される。この際、排ガス流調弁72Bは開放され、一方、排ガス流調弁72A及びバイパス流調弁84は封鎖されている。
そして、設定時間(例えば、15秒〜60秒)が経過すると、バーナー40Aからバーナー40Bに燃焼を切り換えられる。すなわち、燃料ガス用流調弁52A及び燃焼空気用流調弁62Aを封鎖し、一方、燃料ガス用流調弁52B及び燃焼空気用流調弁62Bを開放する。また、排ガス流調弁72Aを開放し、排ガス流調弁72Bを封鎖する。そして、バーナー40Bに供給される燃焼用空気は、蓄熱体42Bを通過する際に余熱されて、炉温に近い温度まで上昇させられる。
このようにして、廃熱が利用されて、ガス使用量が削減される。一方、バーナー40Aは、排ガスを吸引し、蓄熱体42Aを過熱する。
以上の動作を繰り返して、燃焼を継続することにより、均熱処理が行われる。
上述したように均熱炉10が稼働すると、炉内温度は、約1300℃になる。そのため、排気バイパス80に流入される排ガスの温度も約1300℃となり、その高温の排ガスGは、ガスクーラー100の下方に送り込まれる。そして、ガスクーラー100に送り込まれた排ガスGは、分岐したガス管110に流入する。
一方、ガスクーラー本体120内部には、冷媒供給管130から冷媒Cが供給されるとともに、冷媒排出管140からは冷媒Cが排出されている。また、供給される冷媒Cの流量と排出される冷媒Cの流量が略同一に調整されるため、ガスクーラー本体120内の冷媒の水位は、一定に保たれつつ、常にガスクーラー本体120内部には冷媒Cが流通している。
なお、冷媒Cがガスクーラー本体120内で沸騰して蒸発するように、冷媒Cの供給量と排出量を調整して、ガスクーラー本体120内の冷媒水位を調整してもよい。特に、冷媒Cが水のように蒸発潜熱が大きいものである場合には、この潜熱が熱交換に使用できるので、冷却効率が向上する。したがって、ガスクーラー本体120のコンパクト化を図ることが可能となる。
したがって、排ガスGは、ガス管110を通過する際に、ガス管110に接触する冷媒Cとの間で熱交換が行われて冷却される。
そして、冷却された排ガスGは、ガスクーラー本体120の上方で集約されて、温度センサ150により温度が測定された後に、次工程に送られる。
ガスクーラー100により冷却された排ガスGの温度は、約200℃程度になるように設定される。その理由は、以下の通りである。すなわち、均熱炉10から排出される排ガスGに含まれる二酸化硫黄ガスSOの一部が、排ガスG中の酸素で更に酸化されて三酸化硫黄SOとなり、水蒸気と結合して硫酸蒸気HSOに変化する。そして、硫酸蒸気が冷やされて硫酸水溶液になると、強い腐食環境を作り、ガス管110や後工程の設備を腐食させてしまう。このため、排ガスGの温度を酸露点(硫酸蒸気の露点)以上に維持して、設備の腐食を防止しようとするものである。
酸露点は、排ガス中のSO濃度と水分量により変化し、例えば、SO濃度が100ppm、水分15パーセントの場合では、160℃程度である。したがって、排ガスの温度を約200℃程度に維持することにより、硫酸水溶液の発生を防止することができ、硫酸による設備の腐食を回避することができる。
そして、ガス管110の上方(下流)に設けた温度センサ150は、冷却された排ガスGの温度を測定し、その温度情報をガス温度制御部152に送る。そして、ガス温度制御部152は、温度情報に基づいて流入管用流調弁132及び排出管用流調弁142の開放角を制御する。
例えば、排ガスGの温度が設定温度(約200℃)よりも高い場合には、ガスクーラー本体120内部に流れ込む冷媒Cの流量を排出される冷媒Cの流量よりも多くして、ガスクーラー本体120内部に収容される冷媒Cの水位を上昇させる。これにより、排ガスGと熱交換を行う伝熱面積(すなわち、冷媒と排ガスとの接触面積)が大きくなり、排ガスGを更に冷やすことができる。
一方、排ガスGの温度が設定温度よりも低い場合には、ガスクーラー本体120内部に流れ込む冷媒Cの流量を排出される流量よりも少なくして、ガスクーラー本体120内部の冷媒Cの水位を下降させる。これにより、排ガスGと熱交換を行う伝熱面積が小さくなり、排ガスGの冷やし過ぎを防止することができる。
なお、ガスクーラー本体120上部に通気孔122を設けているため、ガスクーラー本体120内部の冷媒Cの水位を円滑に昇降させることができるし、冷媒Cの蒸発潜熱を熱交換に利用する運用をする場合には、冷媒Cの蒸発ガスは、通気孔122を通過して、ガスクーラー120の外部に放出される。したがって、ガスクーラー120内の蒸発ガスによる圧力変動が冷媒水位の調整を阻害することがない。
また、流れ込む冷媒Cの流量を排出される流量よりも少なくしたり或いは多くしたりする方法としては、排出管用流調弁132或いは排出管用流調弁142のいずれか一方、若しくは両方を調整してもよい。いずれにしても、排出管用流調弁132と排出管用流調弁142の開放角に差が生じればよい。
そして、排出管用流調弁132或いは排出管用流調弁142の開放角及びその制御時間の間隔は、任意に定めることができる。すなわち、排ガスGの温度の変化が急激な場合には、制御のサンプリング時間や流調弁132,142の開放角を細かく制御する。一方、排ガスGの温度の変化が緩やかな場合には、制御のサンプリング時間や流調弁132,142の開放角は大まかに制御すればよい。
このように、流入管用流調弁132及び排出管用流調弁142の開放角の調整を行うことにより、ガスクーラー本体120内部に収容される冷媒Cの水位を間接的に制御して、排ガスGの温度を設定温度(約200℃)に維持(制御)することができる。
排ガスGの温度を制御する方法としては、例えば、冷媒供給管130及び冷媒排出管140に流量計を設けたり、或いはガスクーラー本体120内部に水位計を設けたりして、ガスクーラー本体120内部の冷媒Cの水位を計測し、排ガスGの温度と冷媒Cの水位との関係に基づいて、流入管用流調弁132及び排出管用流調弁142の開放角を調整するようにしてもよい。
本発明に係るガスクーラー100が付設される装置としては、均熱炉に限らず、高温の排ガスが排出される炉等であればよい。例えは、鋼材等に無酸化加熱処理、光輝加熱処理、浸炭処理、ろう付け、焼結などの雰囲気熱処理を施す熱処理炉、廃棄物等を焼却する焼却炉、或いはボイラ等であってもよい。したがって、ガスクーラーに流入する排ガスの温度及び冷却後の排ガスの温度は、上述した温度に限らない。また、ガスクーラーに流入する排ガスの温度が変動する場合であってもよく、冷却後の排ガスの温度を必要に応じて変動させてもよい。
また、ガスクーラー100内に収容されるガス管110は、上下方向に直線的に立設する場合に限らず、波形、螺旋形に形成して伝熱面積を増してもよい。また、ガス管にフィン状のヒートシンクを取り付けてもよい。
また、排ガスGは、ガス管110内を下方から上方に流れる場合に限らず、上方から下方に流れるように変更してもよい。
更に、上述した実施形態では、冷媒供給管130及び冷媒排出管140の両方に流調弁132,142を設けたが、これに限らない。例えは、冷媒供給管130には、流調弁を設けずに、常に一定の冷媒をガスクーラー本体120内部に供給するようにし、冷媒排出管140から排出される冷媒Cの流量を制御して、冷媒Cの水位を調整してもよい。逆に、冷媒排出管140には、流調弁を設けずに、常に一定の冷媒Cがガスクーラー本体120から外部に排出されるようにし、冷媒供給管130から供給される冷媒Cの流量を制御して、冷媒Cの水位を調整してもよい。
ガスクーラーを備える均熱炉のシステム構成を示す概念図 ガスクーラーの構成を示す断面図
符号の説明
10…均熱炉
100…均熱炉
110…ガス管
120…本体(容器)
130…冷媒供給管(供給部)
132…管用流調弁(流調弁)
140…排出管(排水部)
142…排出管用流調弁(流調弁)
150…温度センサ
C…冷媒
G…排ガス


Claims (6)

  1. 上下方向に立設するガス管と、該ガス管の一部を収容する容器と、該容器内に冷媒を供給する供給部と、前記容器内に収容された前記冷媒を前記容器外に送り出す排水部と、を備え、
    前記供給部及び/又は前記排水部における冷媒の流量を調整することにより、前記容器内に収容される前記冷媒の水位を昇降させて、前記ガスの温度を制御することを特徴とするガスクーラー。
  2. 前記冷媒の潜熱を利用して前記ガスの温度を制御することを特徴とする請求項1に記載のガスクーラー。
  3. ガスの温度を検出するガス温度センサと、供給部及び/又は排水部に設けられて前記冷媒の流量を調整する流調弁とを更に備え、
    前記温度センサの計測情報に基づいて、前記流調弁のいずれか一方或いは両方の開放角を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガスクーラー。
  4. 前記ガスクーラーは、均熱炉から排出される排ガスを冷却するガスクーラーであることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載のガスクーラー。
  5. 前記ガスの温度を、前記ガスの酸露点以上に維持することを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載のガスクーラー。
  6. 前記ガスの温度を、200℃以上に維持することを特徴とする請求項5に記載のガスクーラー。


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