JP2007263386A - 空気調和装置の室外ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】室外ユニット1は、室外ファン5と、ベルマウス53と、ケーシング2と、多孔質材8とを備えている。ベルマウス53は、室外ファン5の軸流羽根車51の外周側を囲んでいる。ケーシング2は、天板21、左板22、右板23、前板24及び後板25を有している。左板22、右板23、前板24及び後板25は、ベルマウス53の外周側を囲んでいる。天板部21は、ベルマウス53に対応する吹出開口21aが形成されている。多孔質材8は、前板24及び後板25のベルマウス53の外周側に対向する部分とベルマウス53との間に配置されている。
【選択図】図3
Description
この空気調和装置の室外ユニットでは、多孔質材が、外周板部のベルマウス側の面に装着されているため、室外ユニットの組立前から、外周板部を構成する部品に多孔質材を装着しておくことができるようになり、室外ユニットの組立性が向上する。
この空気調和装置の室外ユニットでは、多孔質材が、ベルマウスと外周板部との隙間が最も小さい部分に少なくとも配置されているため、音の漏れを効果的にかつ確実に防ぐことができる。
この空気調和装置の室外ユニットでは、音の漏れが生じた際に目立つ前板や後板からの音の漏れを防ぐことができるようになる。特に、室外ユニットを複数台並べて配置する等のように、左板や右板からの音の漏れが少なくなるように室外ユニットが配置される場合には、前板や後板からの音の漏れを効果的に防ぐことができる。
この空気調和装置の室外ユニットでは、多孔質材が装着された板からの音の漏れを確実に防ぐことができる。
第1の発明では、ベルマウスから外周板部に向かって伝達される軸流ファンの振動に起因する音が、この多孔質材によって吸収されて、外周板部のうちベルマウスの外周側に対向する部分からの音の漏れを減らすことができる。
第2の発明では、室外ユニットの組立前から、外周板部を構成する部品に多孔質材を装着しておくことができるようになり、室外ユニットの組立性が向上する。
第4の発明では、軸流羽根車の外半径に対する隙間長さの比が0.15以下という、ベルマウスと外周板部との隙間が非常に小さい部分を有しているにもかかわらず、音の漏れを効果的にかつ確実に防ぐことができる。
第6の発明では、多孔質材が装着された板からの音の漏れを確実に防ぐことができる。
第7の発明では、ベルマウスから外周板部に向かって伝達される軸流ファンの振動に起因する音を効率的に吸収することができる。
(1)室外ユニットの全体構成
図1〜図6に本発明の一実施形態にかかる空気調和装置の室外ユニット1を示す。室外ユニット1は、例えば、ビルの屋上等に設置されており、図示しない室内ユニットに冷媒連絡管を介して接続されている。ここで、図1は、ファングリル27を取り除いた状態における室外ユニット1の外観斜視図である。図2は、ファングリル27、天板21(後述)、前板24(後述)、室外ファン用羽根車51及び冷媒回路部品の一部を取り除いた状態における室外ユニット1の斜視図である。図3は、右板23(後述)を取り除いた状態おける室外ユニット1の側面図である。図4は、ファングリル27及び天板21を取り除いた状態における室外ユニット1の平面図である。図5は、図4のA−A断面図であって、天板21、ベルマウス53及び上部前板24aを示す図である。図6は、図4のB−B断面図であって、天板21、ベルマウス53及び上部後板25aを示す図である。尚、これらの図においては、説明を容易にするために、冷媒配管等の図示を省略している。また、図4における点Oは、室外ファン5の回転中心を示している。さらに、以下の説明における「左」及び「右」とは、前板24側から室外ユニット1を見た場合を基準とする。
(2)ケーシングの基本構成
ケーシング2は、本実施形態において、略直方体形状の箱体であり、主として、ケーシング2の天面を構成する天面部としての天板21と、ケーシング2の外周面を構成する外周面部としての左板22、右板23、前板24及び後板25と、底板26とから構成されている。
(3)冷媒回路構成部品等の構成
冷媒回路構成部品である圧縮機3や熱交換器4は、底板26に支持されている。圧縮機3は、本実施形態において、ケーシング2の平面視略中央付近に配置されている。熱交換器4は、本実施形態において、ケーシング2の平面視において、略U字形状の熱交換器パネルであり、吸入開口22a、23a、25cに対向するように配置されている。また、熱交換器4は、底板26の上面から上方に延びており、吸入開口22a、23a、25cの上端とほぼ同じ高さまで達している。これにより、吸入開口22a、23a、25cからケーシング2内に吸入された空気は、熱交換器4を通過し、この際に、熱交換器4内を流れる冷媒と熱交換を行うことになる。また、ケーシング2内には、前板24(より具体的には、中部前板24b)に対向するように、室外ユニット1(及び、図示しない室内ユニット)の構成機器の動作を制御するための電装品が収容された電装品ボックス6が配置されている。
室外ファン5は、軸流ファンであり、主として、軸流羽根車としての室外ファン用羽根車51と、室外ファン用羽根車51を回転駆動する室外ファン用モータ52と有している。
室外ファン用羽根車51は、本実施形態において、複数(ここでは、4枚)のブレード51aの内周部がハブ51bに固定又は一体成形された構造を有するプロペラファンロータである。室外ファン5は、ケーシング2の上部において、室外ファン用羽根車51が吹出開口21aに対応するように配置されている。そして、室外ファン用羽根車51は、室外ファン用モータ52によって回転駆動された際に、下方から空気を吸入して上方に向かって吹き出すように配置されている。室外ファン用羽根車51は、本実施形態において、上部前板24a、上部後板25a、左板22の上部(具体的には、左板22のうち吸入開口22aよりも上側の部分)、及び、右板23の上部(具体的には、右板23のうち吸入開口23aよりも上側の部分)よって囲まれるように配置されている。
本実施形態において、多孔質材8は、ベルマウス53と上部前板24aとの間に配置される前側多孔質材81と、ベルマウス53と上部後板25aとの間に配置される後側多孔質材82とを有している。ここで、前側多孔質材81及び後側多孔質材82の材料としては、種々の材料を使用することができるが、本実施形態においては、ポリエステル繊維を含む材料を使用している。
これにより、室外ユニット1では、室外ユニット1の組立前から、ケーシング2の外周板部を構成する部品としての上部前板24a、上部後板25aに多孔質材81、82をそれぞれ装着しておくことができるようになり、室外ユニット1の組立性が向上する。特に、本実施形態のように、前板24や後板25が上下分割構造である場合には、上部前板24aや上部後板25aが比較的小型の部材になるため、組立時やメンテナンス時における取り扱いも容易である。また、ベルマウス53から空間Sを介して上部前板24aや上部後板25aに伝達する音としては、ベルマウス53から空間Sのみを介して上部前板24aや上部後板25aに伝達する音だけでなく、ベルマウス53から空間Sを介して天板21に到達し、再び空間Sに反射した後に上部前板24aや上部後板25aに伝達する音もあるが、このような音についても確実に吸収することができる。
(6)他の実施形態
以上、本発明の実施形態及びその変形例について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
上述の実施形態では、図4に示されるように、ベルマウス53と前板24(具体的には、上部前板24a)との間、及び、ベルマウス53と後板25(具体的には、上部後板25a)との間の両方に、多孔質材8(具体的には、前側多孔質材81及び後側多孔質材82)を配置しているが、ベルマウス53と前板24(具体的には、上部前板24a)との間、又は、ベルマウス53と後板25(具体的には、上部後板25a)との間の一方のみに、多孔質材8(具体的には、前側多孔質材81及び後側多孔質材82)を配置するようにしてもよい。
上述の実施形態では、図4に示されるように、ベルマウス53と前板24(具体的には、上部前板24a)との間、及び、ベルマウス53と後板25(具体的には、上部後板25a)との間に、多孔質材8(具体的には、前側多孔質材81及び後側多孔質材82)を配置しているが、図7に示されるように、ベルマウス53と左板22(具体的には、左板22のうち吸入開口22aよりも上側の部分)との間やベルマウス53と右板23(具体的には、右板23のうち吸入開口23aよりも上側の部分)との間にも、多孔質材8(具体的には、左側多孔質材83及び右側多孔質材84)を配置するようにしてもよい。
2 ケーシング
5 室外ファン(軸流ファン)
8 多孔質材
21 天板(天板部)
22 左板(外周板部)
23 右板(外周板部)
24 前板(外周板部)
25 後板(外周板部)
21a 吹出開口
22a、23a、25c 吸入開口
51 室外ファン用羽根車(軸流羽根車)
53 ベルマウス
Claims (7)
- 下方から空気を吸入して上方に向けて吹き出すように配置された軸流羽根車(51)を有する軸流ファン(5)と、
前記軸流羽根車の外周側を囲むベルマウス(53)と、
前記ベルマウスの外周側を囲んでおり前記ベルマウスの外周側に対向する部分よりも下側に吸入開口(22a、23a、25c)が形成された外周板部(22、23、24、25)と、前記ベルマウスに対応する吹出開口(21a)が形成されており前記外周板部の上端と前記ベルマウスの上端との間に形成される開口を覆う天板部(21)とを有するケーシング(2)と、
前記外周板部のうち前記ベルマウスの外周側に対向する部分と前記ベルマウスとの間に配置された多孔質材(8)と、
を備えた空気調和装置の室外ユニット(1)。 - 前記多孔質材(8)は、前記外周板部(22、23、24、25)のベルマウス側の面に装着されている、請求項1に記載の空気調和装置の室外ユニット(1)。
- 前記多孔質材(8)は、前記外周板部(22、23、24、25)のうち前記軸流羽根車(51)の軸中心(O)からの距離が最も短い部分に対応する位置に少なくとも配置されている、請求項1又は2に記載の空気調和装置の室外ユニット(1)。
- 前記ケーシング(2)の平面視において、前記外周板部(22、23、24、25)のうち前記軸流羽根車(51)の軸中心(O)からの距離が最も短い部分と前記軸流羽根車の最外周端との距離を隙間長さ(L)とすると、前記軸流羽根車の外半径(R)に対する前記隙間長さの比(L/R)は、0.15以下である、請求項3に記載の空気調和装置の室外ユニット(1)。
- 前記天板部(21)は、平面視が略長方形状であり、
前記外周板部(22、23、24、25)は、前記天板部の周縁から下方に向かって延びる前板(23)、左板(22)、右板(23)及び後板(25)を有しており、
前記多孔質材(8)は、前記前板のベルマウス側の面、及び/又は、前記後板のベルマウス側の面に少なくとも装着されている、
請求項2に記載の空気調和装置の室外ユニット(1)。 - 前記多孔質材(8)は、前記ケーシング(2)の平面視において、前記前板(24)、前記左板(22)、前記右板(23)及び前記後板(25)のうち前記多孔質材が装着されるもののベルマウス側の面の70%以上を覆っている、請求項5に記載の空気調和装置の室外ユニット(1)。
- 前記多孔質材(8)は、ポリエステル繊維を含む材料からなる、請求項1〜6のいずれかに記載の空気調和装置の室外ユニット(1)。
Priority Applications (1)
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JP2006085175A JP2007263386A (ja) | 2006-03-27 | 2006-03-27 | 空気調和装置の室外ユニット |
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- 2006-03-27 JP JP2006085175A patent/JP2007263386A/ja active Pending
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