JP2007262943A - 内接ギヤポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 軸方向寸法を抑えコンパクト化を図ることができる内接ギヤポンプを提供する。
【解決手段】 本発明の内接ギヤポンプ1は、外歯10aを有するインナロータ10と、外歯10aに噛み合う内歯5aを有するアウタロータ2と、アウタロータ2及びインナロータ10の両側側方に配置されてこれらを回転自在に保持する一対のポンプハウジング7,8と、を備えている。アウタロータ2の外周面には波状溝3が形成されており、この波状溝3に回転力を伝達するためのベルト50が巻掛けられることで、アウタロータ2が回転駆動される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、自動車のエンジンの潤滑油用ポンプ等に用いられる内接ギヤポンプに関する。
従来、自動車などのエンジンの潤滑油を圧送するためのポンプとしては、トロコイドポンプ等の内接ギヤポンプが使用されている。このような内接ギヤポンプには、外歯を有するインナロータと、前記外歯に噛み合う内歯を有するアウタロータと、内部に両ロータを収容したポンプハウジングと、前記インナロータに一体回転可能に取り付けられるとともに前記ポンプハウジングの外部に突出した駆動軸と、前記ポンプハウジングの外部に突出した前記駆動軸の突出部に一体回転可能に取り付けられエンジンの回転力を伝達するためのスプロケットと、を備えたものがある。上記構成の内接ギヤポンプは、スプロケットに伝達されるエンジンの回転力によって駆動軸が駆動され、インナロータを回転するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−286969号公報(図4)
上記従来例の内接ギヤポンプでは、スプロケットに伝達される回転力によって駆動軸を駆動し、インナロータを回転するように構成されているが、両ロータを収容するポンプハウジングと、前記インナロータを駆動するスプロケットとが軸方向に並列に配置されており、その軸方向寸法が比較的大きくなるという問題点を有していた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、軸方向寸法を抑えコンパクト化を図ることができる内接ギヤポンプを提供することを目的とする。
本発明の内接ギヤポンプは、外歯を有するインナロータと、内周に前記外歯に噛み合う内歯を有するアウタロータと、前記アウタロータ及び前記インナロータの両側側方に配置されてこれらを回転自在に保持する一対のポンプハウジングと、を備え、前記アウタロータの外周に、当該アウタロータに対して回転力を伝達する無端回動部材を巻掛ける軌道部を設けたことを特徴としている。
上記のように構成された内接ギヤポンプによれば、無端回動部材をアウタロータ外周の軌道部に巻掛けて、当該アウタロータを回転駆動するように構成したので、無端回動部材と両ロータとの軸方向位置をほぼ一致させることができる。さらに、上記従来例のようにインナロータもしくはアウタロータを駆動するためのスプロケット等をポンプハウジングに対して軸方向に並列配置する必要がないので、当該内接ギヤポンプの軸方向寸法が大きくなるのを抑えることができる。
上記内接ギヤポンプにおいて、前記一対のポンプハウジングの内の少なくとも一方側のポンプハウジングと、前記アウタロータとの間に配設され、前記アウタロータを回転自在に支持する転がり軸受をさらに有していることが好ましい。
この場合、無端回動部材が巻掛けられるアウタロータに作用するラジアル方向の負荷荷重を前記転がり軸受によって支持することができるので、無端回動部材の張力が過大である場合にもその張力を許容し、アウタロータ及びインナロータの回転動作によるポンプ動作を確実に行うことができる。
また、上記内接ギヤポンプにおいて、前記一対のポンプハウジングの内の少なくとも一方側のポンプハウジングと、前記アウタロータとの間に配設され、前記アウタロータを回転自在に支持する滑り軸受をさらに有していてもよい。
この場合、前記一対のポンプハウジングに対するアウタロータの支持構造を簡略化でき、当該内接ギヤポンプの製造コストの上昇を抑えることができる。
また、上記内接ギヤポンプにおいて、前記インナロータには、その回転軸中心に一致した貫通孔が形成され、前記インナロータの両側面から突出して前記貫通孔に挿通されるとともに、その両端部が前記一対のポンプハウジングに固定されて前記インナロータを回転自在に支持する軸部材をさらに有していることが好ましい。
この場合、例えば、軸部材をインナロータと一体回転可能とし一対のポンプハウジングに対してインナロータとともに軸部材を回転自在に支持する場合と比較して、一対のポンプハウジングに固定された軸部材に対してインナロータのみを回転自在に支持するので、その構造を簡略化でき、製造コストを低減できる。
また、前記軸部材には、前記一対のポンプハウジングにそれぞれ当接して前記一対のポンプハウジングの間隔を規定する一対の側壁部が形成されていることが好ましい。
この場合、一対の側壁部によって、一対のポンプハウジングの間隔を所定の寸法に規定することで、一対のポンプハウジングの間に配置されるインナロータ及びアウタロータと、当該ポンプハウジングとのクリアランスを適正な寸法に設定し、維持することができる。これによって、ポンプハウジングと両ロータとの摩擦摩耗を抑制するとともに、当該電動ギヤポンプによって給排される液体がポンプ内部から漏洩するのを防止できる。
本発明の内接ギヤポンプによれば、アウタロータを無端回動部材で回転駆動するように構成したので、当該内接ギヤポンプの軸方向寸法を抑えコンパクト化を図ることができる。
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第一の実施形態である内接ギヤポンプの構成を示す断面図であり、図2は、図1中II−II線矢視断面図である。この内接ギヤポンプ1は、自動車のエンジン内部の潤滑油を圧送するためのポンプとして用いられるものであり、内歯式のギヤポンプの一種であるトロコイドポンプを構成している。
この内接ギヤポンプ1は、ほぼ円筒状に形成されたアウタロータ2を有している。このアウタロータ2の外周面には、図示しないエンジンからの回転力を伝達するための無端回動部材であるベルト50が巻掛けられる軌道部としての波状溝3が形成されている。アウタロータ2の内周面4には、内周方向に突出する内歯5aが形成された内側面5を有するロータ部6が形成されている。
また、アウタロータ2の内周面4と後述する第1及び第2のポンプハウジング7,8との間には、一対の玉軸受9が配設されており、アウタロータ2は、第1及び第2のポンプハウジング7,8に対して回転自在に支持されている。
また、ロータ部6の内側面5側には、内歯5aに噛み合う外歯10aを有するインナロータ10が配置されている。インナロータ10には、その回転軸中心に一致した貫通孔10bが形成されており、この貫通孔10bには、インナロータ10の両側面から突出した軸部材11が一体回転可能に圧入されている。
ロータ部6及びインナロータ10の両側側方には、第1及び第2のポンプハウジング7,8が、これらを挟むように配置されており、アウタロータ2及びインナロータ10を保持している。両ポンプハウジング7,8は、例えばアルミニウム合金を用いて形成されており、アウタロータ2及びインナロータ10を保持するほぼ円柱状の保持部7a,8aと、これら保持部7a,8aの軸方向外側端縁から径外方向に延びる鍔部7b,8bを有している。これら両鍔部7b,8bの外周端部には、それぞれ孔部7c,8cが形成されている。孔部7cの内周面には、雌ねじが形成されており、孔部8cに挿通されたボルト12が螺合されている。このように、両鍔部7b,8bをボルト12によって連結することで、両ポンプハウジング7,8の軸方向への移動を阻止し、アウタロータ2及びインナロータ10は、両ポンプハウジング7,8によって確実に保持される。
両ポンプハウジング7,8の保持部7a,8aの外周面には、上述したように、一対の玉軸受9が外嵌されている。この玉軸受9は、その外輪9aがアウタロータ2の内周面4に内嵌されるとともに、内輪9bが保持部7a,8aの外周面に外嵌されており、アウタロータ2が保持部7a,8aの軸線Aを回転中心として支持されている。
また、一対の玉軸受9は、それぞれロータ部6の側面に当接して挟持するように配置されており、このように配置することで一対の玉軸受9の軸方向間隔が規定される。玉軸受9の外方側には、それぞれ、アウタロータ2の内周面4と保持部7a,8a外周面との開口を閉塞するシール部材13,14が配設されている。
また、保持部7aの内側面7a1、及び保持部8aの内側面8a1には、それぞれインナロータ10に圧入された軸部材11が挿入された孔部7a2,8a2が、軸線Aに対して上方に位置する軸線Bを中心軸として形成されている。この孔部7a2,8a2の内周面には、それぞれ、軸部材11の外周面との間に介在することで滑り軸受を構成するブシュ15,16が圧入されており、インナロータ10を両ポンプハウジング7,8に対して回転自在に支持している。
上記構成の内接ギヤポンプ1は、ベルト50によってエンジンからの回転力が伝達されると、アウタロータ2は、軸線Aを中心に回転する。アウタロータ2が回転すると、アウタロータ2のロータ部5の内歯5aに噛み合う外歯10aを有するインナロータ10は、軸線Bを中心として従動回転する。すなわち、インナロータ10は、アウタロータ2の回転中心である軸線Aに対して偏心した状態で従動回転する。このとき、外歯10a及び内歯5a2によって形成される空間の容積変化によってポンプ作用が生じる。なお、第2のポンプハウジング8の保持部8aには、内側面8a1と外部とを連通して潤滑油を吸入する吸入口17と、内側面8a1と外部とを連通して潤滑油を吐出する吐出口18が設けられており、アウタロータ2及びインナロータ10のポンプ作用によって、当該内接ギヤポンプ1は潤滑油を圧送することができる。
上記のように構成された本実施形態の内接ギヤポンプ1によれば、ベルト50をアウタロータ2の外周に形成した波状溝3に巻掛けて、アウタロータ2を回転駆動するように構成したので、ベルト50と両ロータ2,10との軸方向位置をほぼ一致させることができる。さらに、上記従来例のようにインナロータ10もしくはアウタロータ2を駆動するためのスプロケット等をポンプハウジング7,8に対して軸方向に並列配置する必要がないので、内接ギヤポンプ1の軸方向寸法が大きくなるのを抑えることができ、コンパクト化を図ることができる。
また、本実施形態では、アウタロータ2は、両ポンプハウジング7,8との間に配設された一対の転がり軸受9によって回転自在に支持したので、ベルト50が巻掛けられるアウタロータ2に作用するラジアル方向の負荷荷重を一対の転がり軸受9によって支持することができ、ベルト50の張力が過大である場合にもその張力を許容し、アウタロータ2及びインナロータ10の回転動作によるポンプ動作を確実に行うことができる。
図3は、本発明の第二の実施形態である内接ギヤポンプ1を示した一部断面図である。本実施形態と第一の実施形態との主な相違点は、軸部材11が、両ポンプハウジング7,8に圧入固定され、インナロータ10が軸部材11に対して回転自在である点、両ポンプハウジング7,8に当接しこれら両ポンプハウジング7,8の軸方向間隔を規定する一対の側壁部が軸部材11の外周面に形成されている点、及び、アウタロータ2が両ポンプハウジング7,8に対して滑り軸受で支持されている点である。その他の点については、第一の実施形態と同様なので説明を省略する。また、図3では、図の理解を容易とするため、ロータ部6及びインナロータ10と、両ポンプハウジング7,8との間の隙間を誇張して示している。
図3中、軸部材11は、その両端に形成され両ポンプハウジング7,8の孔部7a2,8a2に圧入固定された小径部11aと、小径部11aより大径に形成されインナロータ10を支持している大径部11bとを有している。小径部11aと大径部11bとの間には、軸方向直交面に平行にかつ軸方向外側に向く側壁部11cが、大径部11bの両側に一対形成されている。
また、インナロータ10の貫通孔10bの内周面には、軸部材11の大径部11bの外周面とともに滑り軸受を構成する筒状のブシュ19が圧入されており、インナロータ10は、軸部材11に対して回転自在である。
すなわち、軸部材11は、小径部11aをインナロータ10の両側側面から突出した状態で、ブシュ19を介して貫通孔10bに挿通されるとともに、小径部11aが両ポンプハウジング7,8の孔部7a2,8a2に圧入固定されて、インナロータ10を回転自在に支持している。
これに対して、例えば、軸部材11をインナロータ10と一体回転可能とした場合、両ポンプハウジング7,8に対してインナロータ10とともに軸部材11軸部材11を回転自在に支持することとなり、軸部材11の両端2箇所それぞれにブシュ等の滑り軸受を設ける必要性が生じる。
一方、本実施形態では、両ポンプハウジング7,8に圧入固定された軸部材11に対してインナロータ10のみを回転自在に支持するため、このインナロータ10に対して、滑り軸受を構成するブシュ19を一箇所設ければよく、その構造を簡略化でき、製造コストを低減できる。
また、軸部材11の側壁部11cは、両ポンプハウジング7,8の内側面7a1,8a1に当接しており、軸部材11の大径部11bは、両ポンプハウジング7,8によって挟持されている。このように、両ポンプハウジング7,8の間に、両側の側壁部11cを当接させた状態で軸部材11の大径部11bを介在させることによって、両ポンプハウジング7,8の軸方向の間隔を所定の寸法に規定している。なお、両ポンプハウジング7,8間の間隔Cは、例えば、ロータ部6及びインナロータ10の軸方向の厚み寸法Dに対して、20〜100μm程度大きくなるように設定され、ロータ部6及びインナロータ10の両側に10〜50μm程度のクリアランスが確保できるように設定されている。
本実施形態では、軸部材11に形成された一対の側壁部11cによって、両ポンプハウジング7,8の間隔を上記のように所定の寸法に規定することで、両ポンプハウジング7,8の間に配置されるインナロータ10及びロータ部6と、両ポンプハウジング7,8とのクリアランスを適正な寸法に設定し、維持することができる。これによって、両ポンプハウジング7,8とインナロータ10及びロータ部6との摩擦摩耗を抑制するとともに、当該内接ギヤポンプ1によって給排される潤滑油がポンプ内部から漏洩するのを防止できる。
また、アウタロータ2の内周面4には、ロータ部6を挟んで一対のブシュ20が圧入されている。このブシュ20は筒状に形成されており、ブシュ20の内周面と両ポンプハウジング7,8の保持部7a,8aの外周面との間で滑り軸受を構成している。この滑り軸受によって、アウタロータ2は、両ポンプハウジング7,8に対して回転自在に支持されている。
この場合、両ポンプハウジング7,8に対するアウタロータ2の支持構造を簡略化できるので、当該内接ギヤポンプ1の製造コストの上昇を抑えることができる。
図4は、本発明の第三の実施形態である内接ギヤポンプ1を示した断面図である。本実施形態において、両ポンプハウジング7,8の孔部7a2,8a2は、それぞれ軸方向に貫通して形成されており、軸部材11は、その外周面に両ポンプハウジング7,8の軸方向間隔を規定する一対の側壁部11cが形成されるとともに、軸方向に貫通する貫通孔11dが形成されている。両ポンプハウジング7,8は、この貫通孔11dに挿通されたボルト21及びこのボルト21に螺合するナット22によって連結されている。
図4において、両ポンプハウジング7,8の孔部7a2,8a2には、両ポンプハウジング7,8の内側面7a1,8a1に側壁部11cを当接させた状態で、軸部材11の小径部11aが圧入されている。軸部材11には、上述のように軸方向に貫通するとともにボルト21の軸部21aが挿通された貫通孔11dが形成されている。
両ポンプハウジング7,8の外側面7c,8cには、ナット22、及びボルト21の頭部21bが収められるざぐり部7c1,8c1が形成されており、軸部材11は、その小径部11aの端面が、ざぐり部7c1,8c1の底面7c2,8c2よりもわずかに軸方向内方となるように設定されている。
従って、第1のポンプハウジング7は、軸部材11の貫通孔11dに挿通されたボルト21及びナット22を締め込むことによって、紙面右側の側壁部11cとナット22との間で挟持される。また、第2のポンプハウジング8は、紙面左側の側壁部11cとボルト21の頭部21aとの間で挟持される。
このようにして、両ポンプハウジング7,8及び軸部材11は、ボルト21及びナット22によって一体に固定され、両ポンプハウジング7,8によって、アウタロータ2及びインナロータ10を確実に保持する。
また、軸部材11には、上記第二の実施形態と同様、一対の側壁部11cを設けているので、両ポンプハウジング7,8の軸方向の間隔を所定の寸法に規定することができる。
また、インナロータ10は、第二の実施形態と同様、軸部材11の大径部11bにブシュ19を介して回転自在に支持されている。また、アウタロータ2は、第一の実施形態と同様、両ポンプハウジング7,8との間に一対の転がり軸受9を介在することで、両ポンプハウジング7,8に対して回転自在である。
上記構成の内接ギヤポンプ1は、第2のポンプハウジング8に形成された、径外方向に延びるフランジ部8dによって、エンジン等に固定し用いられる。
本実施形態の内接ギヤポンプ1によれば、両ポンプハウジング7,8及び軸部材11をボルト21及びナット22によって一体に固定したので、上記第一及び第二の実施形態のように、両ポンプハウジング7,8に、当該両ポンプハウジング7,8を連結するための鍔部7b,8bを設ける必要がないので、径方向及び軸方向の寸法をより抑えることができ、当該内接ギヤポンプ1をよりコンパクトなものにできる。
なお、本発明の内接ギヤポンプは、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記各実施形態では、内歯式のギヤポンプの一種であるトロコイドポンプを適用した場合を例示したが、例えば、インボリュート、パラコイド、ハイポサイクロイド等、他の内歯式のギヤポンプを適用することもできる。
また、上記第一の実施形態では、吸入口17と吐出口18を第2のポンプハウジング8に設けたが、いずれか一方もしくは第1のポンプハウジング7に設けてもよいし、両方共第1のポンプハウジング7に設けてもよい。
また、上記各実施形態では、アウタロータ2の外周面には、ベルト50が巻掛けられる波状溝3を形成したが、例えば、図5に示すように、無端回動部材としてのローラチェーン51等が巻掛けられて噛み合う歯部23をアウタロータ2の外周面に多数設け、アウタロータ2にスプロケットとしての機能を付加させ、ローラチェーン51によってアウタロータ2を回転駆動するように構成することもできる。
本発明の第一の実施形態である電動ギヤポンプの構成を示す断面図である。 図1中、II−II線矢視断面図である。 本発明の第二の実施形態である内接ギヤポンプ1を示した一部断面図である。 本発明の第三の実施形態である内接ギヤポンプ1を示した断面図である。 アウタロータにスプロケットとしての機能を付加した場合の一例を示した一部断面図である。
符号の説明
1 内接ギヤポンプ
2 アウタロータ
3 波状溝
5a 内歯
7 第1のポンプハウジング
8 第2のポンプハウジング
9 玉軸受(転がり軸受)
10 インナロータ
10a 外歯
10b 貫通孔
11 軸部材
11c 側壁部
50 ベルト(無端回動部材)
51 ローラチェーン(無端回動部材)

Claims (5)

  1. 外歯を有するインナロータと、
    内周に前記外歯に噛み合う内歯を有するアウタロータと、
    前記アウタロータ及び前記インナロータの両側側方に配置されてこれらを回転自在に保持する一対のポンプハウジングと、を備え、
    前記アウタロータの外周に、当該アウタロータに対して回転力を伝達する無端回動部材を巻掛ける軌道部を設けたことを特徴とする内接ギヤポンプ。
  2. 前記一対のポンプハウジングの内の少なくとも一方側のポンプハウジングと、前記アウタロータとの間に配設され、前記アウタロータを回転自在に支持する転がり軸受をさらに有している請求項1に記載の内接ギヤポンプ。
  3. 前記一対のポンプハウジングの内の少なくとも一方側のポンプハウジングと、前記アウタロータとの間に配設され、前記アウタロータを回転自在に支持する滑り軸受をさらに有している請求項1に記載の内接ギヤポンプ。
  4. 前記インナロータには、その回転軸中心に一致した貫通孔が形成され、
    前記インナロータの両側面から突出して前記貫通孔に挿通されるとともに、その両端部が前記一対のポンプハウジングに固定されて前記インナロータを回転自在に支持する軸部材をさらに有している請求項1〜3のいずれか一項に記載の内接ギヤポンプ。
  5. 前記軸部材には、前記一対のポンプハウジングにそれぞれ当接して前記一対のポンプハウジングの間隔を規定する一対の側壁部が形成されている請求項4に記載の内接ギヤポンプ。
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