JP2007262911A - 塗料圧送システム及び塗料圧送方法 - Google Patents

塗料圧送システム及び塗料圧送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エア駆動式のダイアフラムポンプを採用したシステムにあって、高い塗料吐出圧力を得ることができながらも、ダイアフラムの優れた耐久性を確保する。
【解決手段】塗料圧送システム21を、塗料Pを供給する塗料供給源22、この塗料供給源22の塗料Pを圧送するエア駆動式のダイアフラムポンプ23、このダイアフラムポンプ23に駆動用の高圧エアを供給するエア駆動機構24等から構成する。ダイアフラムポンプ23として、出力圧力と入力圧力との圧力比率が、例えば1.5:1のものを採用する。エア駆動機構24を、コンプレッサ48、このコンプレッサ48からのエアを2倍に増圧してダイアフラムポンプ23に向けて出力する増圧弁49から構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エア駆動機構により駆動されるエア駆動式のダイアフラムポンプを用いて塗料を圧送する塗料圧送システム及び塗料圧送方法に関する。
例えば塗装システムにおいて、塗料をスプレーガンに向けて移送(圧送)するためのポンプとして、図4に示すような、エア駆動式の複動型のダイアフラムポンプ1が知られている(例えば特許文献1参照)。このダイアフラムポンプ1は、第1,第2のポンプ部2,2′を図で左右対称的に有している。以下、第2のポンプ部2′における第1のポンプ部2と同等の部材には、共通の数字に「′」を付した符号とする。そのうち、図で左側の第1のポンプ部2においては、ボディ3とフランジ部4との間に、ダイアフラム5がその外周部が挟まれるようにして設けられている。
前記フランジ部4は、内側の面に円形(球面状)の凹部4aが形成されており、その凹部4aと前記ダイアフラム5との間がポンプ室6とされている。また、ボディ3とダイアフラム5との間がエア駆動室7とされている。フランジ部4の外側部には、上下方向に延びる塗料通路8が形成されており、この塗料通路8の中央部と前記凹部4a(ポンプ室6)の中心部とが出入口穴4bにより連通されている。そして、前記塗料通路8の下端部は、左右に延びる吸込パイプ9の左端部に接続され、この部分に逆止弁からなる吸入弁10が設けられている。塗料通路8の上端部は、左右に延びる吐出パイプ11の左端部に接続され、この部分に逆止弁からなる吐出弁12が設けられている。
一方、第2のポンプ部2′においても、フランジ部4′、ダイアフラム5′、ポンプ室6′、エア駆動室7´、塗料通路8′を備え、塗料通路8′の下端部が、前記吸込パイプ9の右端部に接続され、この部分に吸入弁10′が設けられ、塗料通路8′の上端部が前記吐出パイプ11の右端部に接続され、この部分に吐出弁12′が設けられている。前記吸込パイプ9の左端部には、塗料の供給源に接続される吸込口9aが設けられ、前記吐出パイプ11の左端部には、図示しないスプレーガンに接続される吐出口11aが設けられている。
そして、前記ダイアフラム5,5′は、ボディ3を図で左右に貫通するようなシャフト13により連結されている。図示はしないが、前記エア駆動室7,7′には、エア駆動機構が接続され、図示しない圧縮空気供給源(コンプレッサ)から、交互に高圧エア(たとえば0.5MPa)が供給されるように構成されている。これにて、ダイアフラム5,5′は、図で左右方向に所定のストロークで往復動するようになっている。
これにより、図示のように、ダイアフラム5,5′がシャフト13と一体に図で右方に変位したときには、第1のポンプ部2でポンプ室6に塗料が吸込まれると共に、第2のポンプ部2′でポンプ室6′から塗料が吐出される。一方、ダイアフラム5,5′がシャフト12と一体に図で左方に変位したときには、第1のポンプ部2でポンプ室6から塗料が吐出され、第2のポンプ部2′でポンプ室6′に塗料が吸入される。このように、第1,第2のポンプ部2,2′において、塗料の吸入工程、吐出工程が逆の関係で交互に行われ、塗料が連続的に圧送されるのである。
特開2003−239866号公報
ところで、上記したような塗料圧送用のダイアフラムポンプ1は、ポンプ室6,6´から吐出される塗料の出力圧力と、エア駆動機構からエア駆動室7,7′に供給される高圧エアの入力圧力との圧力比率が、1:1とされている。このように、ダイアフラム5,5´の表裏両面側における塗料と空気との圧力比率が1:1とされていることにより、運転時においてダイアフラム5,5´に対してほとんど力(負荷)が作用しないものとなる。このため、ダイアフラム5,5´の高い耐久性(長寿命)を確保することができ、メンテナンスフリーで長時間(例えば数100時間)の連続的な運転が可能とされている。
これに対し、例えば粘度が高いもの等、塗料の種類によっては、移送途中のパイプやホースにおいて発生する圧力損失が大きいものがあり、そのような圧力損失を見込んだ高い圧力で塗料を圧送する必要が生ずる場合がある。上記した、圧力比率が1:1のダイアフラムポンプ1では、望まれる圧力を発生させることができない事情がある。
そこで、近年では、ダイアフラム5,5´と同軸上にエアシリンダ(或いは第2のダイアフラム)を組込んで、シャフト13に対する駆動力(機械的なアシスト力)を得るようにしたダイアフラムポンプが考えられている。これによれば、2:1或いは3:1の圧力比率を得ることができる。例えば、圧力比率を3:1としたダイアフラムポンプにあっては、入力される駆動用の高圧エアの圧力が、例えば0.5MPaであっても、その3倍、つまり1.5MPaの塗料吐出圧力を得ることができる。
ところが、そのように圧縮比率を2:1或いは3:1としたものでは、ダイアフラム5,5´の両面側の圧力の比率が、2:1或いは3:1となるので、ダイアフラム5,5´に大きな負荷が作用し、比較的短時間(例えば数時間程度)で破損してしまう不具合があった。
尚、塗料の高圧での圧送が必要な場合に、ダイアフラムポンプとは異なる種類のポンプ、例えばピストンポンプを採用するといったことも考えられる。しかし、ピストンポンプは、摺動部の発熱や、摺動部において塗料が漏れやすい等の事情があるので、熱硬化性の成分を含む塗料や、空気に触れると硬化する塗料等では、ピストンポンプは採用できず、ダイアフラムポンプを採用することが望ましいのである。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、エア駆動式のダイアフラムポンプを採用したものにあって、高い塗料吐出圧力を得ることができながらも、ダイアフラムの優れた耐久性を確保することができる塗料圧送システム及び塗料圧送方法を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の塗料圧送システムは、塗料供給源の塗料を圧送するためのエア駆動式のダイアフラムポンプと、このダイアフラムポンプに駆動用の高圧エアを供給するエア駆動機構とを具備してなるシステムにあって、前記エア駆動機構は、圧縮空気供給源と、この圧縮空気供給源から入力されるエアを増圧して前記ダイアフラムポンプに向けて出力する増圧手段とを備えて構成されているところに特徴を有する(請求項1の発明)。
上記構成によれば、エア駆動機構からの高圧エアによってダイアフラムポンプが駆動され、塗料が圧送されるのであるが、エア駆動機構においては、圧縮空気供給源からのエアが、増圧手段により増圧されてダイアフラムポンプに供給されるようになる。従って、圧縮空気供給源から出力されるエア圧力よりも高いエア圧力でダイアフラムポンプを駆動することができ、その分、高い塗料吐出圧力を得ることができる。この場合、ダイアフラムポンプ自体にさほど大きな圧力比率のものを用いる必要はないので、ダイアフラムに作用する負荷を小さく抑えることができる。
本発明においては、出力圧力と入力圧力との圧力比率が、1:1を超え、2:1未満の範囲内の、圧力比率の比較的小さいダイアフラムポンプを採用することができる(請求項2の発明)。これによれば、ダイアフラムポンプにおける出力圧力と入力圧力との圧力比率が1:1を超えるので、ダイアフラムポンプに供給されるエア圧力よりも大きい塗料吐出圧力を得ることができる。しかも、その圧力比率は、2:1未満に抑えられるので、ダイアフラムに大きな負荷が作用することを防止することができ、ダイアフラムの耐久性を確保することができる。
このように、出力圧力と入力圧力との圧力比率を、1:1を超え、2:1未満の範囲内とすることによって、塗料吐出圧力を高めることと、ダイアフラムの負荷を抑えることとのバランスを良好なものとすることができる。尚、ダイアフラムポンプの圧力比率としては、より好ましくは、1.5:1を中心としたその前後であり、例えば、1.4:1〜1.6:1の範囲内である。これにより、ダイアフラムの寿命を十分に高いものとすることができる。
上記した増圧手段として、具体的には、入口側に入力されたエアを増圧して出口側から出力する増圧弁を採用することができ、その増圧弁を1段又は複数段に設けて構成することができる(請求項3の発明)。この種の増圧弁は、増圧比が2倍、4倍のものが市販されており、増圧手段を簡易に構成することができる。増圧弁を複数段に設ければ、全体としての増圧比をより大きくすることが可能となる。
本発明の塗料圧送方法は、エア駆動機構により駆動されるエア駆動式のダイアフラムポンプを用いて塗料を圧送する方法にあって、前記エア駆動機構は、圧縮空気供給源から出力されるエア圧力を増圧手段により2倍又はそれ以上に増圧して前記ダイアフラムポンプに供給すると共に、前記ダイアフラムポンプは、機械的アシスト力の付加によって出力圧力と入力圧力との圧力比率が1.5:1又はそれ以上とされることにより、前記圧縮空気供給源のエア圧力の3倍以上の塗料圧送圧力を得るようにしたところに特徴を有する(請求項4の発明)。
これによれば、エア駆動機構においては、圧縮空気供給源からのエアが、増圧手段により2倍又はそれ以上に増圧されてダイアフラムポンプに供給され、ダイアフラムポンプは、出力圧力と入力圧力との圧力比率が1.5:1又はそれ以上とされていることによって、全体として、圧縮空気供給源のエア圧力の3倍以上の高い塗料圧送圧力を得ることができる。この場合、ダイアフラムポンプ自体にさほど大きな圧力比率のものを用いる必要はないので、ダイアフラムに作用する負荷を小さく抑えることができ、ダイアフラムの優れた耐久性を確保することができる。
本発明の塗料圧送システム及び塗料圧送方法によれば、エア駆動式のダイアフラムポンプを採用したものにあって、エア駆動機構において圧縮空気供給源からのエアが増圧手段により増圧されてダイアフラムポンプに供給されるように構成したので、高い塗料吐出圧力を得ることができながらも、ダイアフラムの優れた耐久性を確保することができるという優れた効果を奏するものである。
以下、本発明を塗装システムにおける塗料の圧送システムに適用した一実施例について、図1ないし図3を参照しながら説明する。まず、図1は、本実施例に係る塗料圧送システム21の全体構成を概略的に示している。
この塗料圧送システム21は、流体としての塗料Pを供給するための塗料供給源22、この塗料供給源22の塗料Pを、図示しない塗装装置(スプレーガン等)に向けて圧送するエア駆動式の複動型のダイアフラムポンプ23、このダイアフラムポンプ23に駆動用の高圧エアを供給するエア駆動機構24を備えて構成される。前記塗料供給源22とダイアフラムポンプ23の吸込口(後述)とは、塗料供給管25により接続され、また、ダイアフラムポンプ23の吐出口(後述)と塗装装置とは、塗料圧送ホース26により接続されるようになっている。
前記塗料供給源22は、塗料Pを収容するタンクから構成されている。また、図示はしないが、塗料Pに代えて、流体としてのシンナ等の洗浄液を供給することも可能にされている。この場合、例えば主剤と硬化剤とからなる二液性の塗料を供給する場合には、塗料供給源22を、主剤供給源及び硬化剤供給源、それら主剤と硬化剤とを所定の比率で混合する混合装置等を含んで構成することができる。更にこのとき、複数種類の塗料(及び洗浄液)を切替えるためのカラーチェンジバルブ等を設けるようにしても良い。
そして、本実施例では、前記ダイアフラムポンプ23として、出力圧力と入力圧力との圧力比率が、1:1を超え、2:1未満の範囲内の、圧力比率の比較的小さいものが採用されている。具体的には、圧力比率が、1.5:1のダイアフラムポンプ23が採用されている。図2は、前記ダイアフラムポンプ23の構成を示している。以下、このダイアフラムポンプ23の構成について簡単に述べる。
即ち、ダイアフラムポンプ23の中央部には、ボディ27が配設され、そのボディ27の図で左側にシリンダ28が配設され、更にそのシリンダ28の図で左側にハウジング29が配設されている。前記ボディ27には、その中心部を図で左右方向に貫通する貫通孔27aが設けられおり、前記ハウジング29にも、中心部を図で左右方向に貫通する貫通孔29aが設けられている。前記ハウジング29の左側面部には、円形の凹部29bが形成されており、前記ボディ27の右側面部には、円形の凹部27bが前記凹部29bと対称的に形成されている。
そして、ダイアフラムポンプ23は、前記ハウジング29の左側部位及びボディ27の右側部位に、第1及び第2のポンプ部30,30′を左右対称的に有して構成される。なお、第2のポンプ部30′における第1のポンプ部30と同等の部材(部位)には、共通の数字に「′」を付した符号とする。
そのうち、図で左側の第1のポンプ部30においては、前記ハウジング29の図で左側面部に、フランジ部31がねじ止めにより取付けられるようになっており、それらの間には、合成樹脂(例えばナイロン)製のほぼ円形状をなすダイアフラム32が、その外周縁部を挟むようにして設けられている。さらに、このダイアフラム32の中心部は、シャフト33の左端部に連結されている。
このシャフト33は、図で左右方向に延び、前記ボディ27の貫通孔27a、及び、ハウジング29の貫通孔29aを貫通して設けられている。このとき、詳しく図示はしないが、ボディ27の貫通孔27a、及び、ハウジング29の貫通孔29aの内周部には、ドライベアリングやOリング等が配設されており、これにて、シャフト33は、気密性を確保した状態で、摺動自在に設けられている。
前記フランジ部31は、内側の面(図で右側面)に円形の凹部31aが形成されており、前記ダイアフラム32との間にポンプ室34が設けられる。この場合、前記凹部31aは、その底面の円形の平坦面部と、その外周のテーパー面部とを有して構成され、本実施例においては、この凹部31aの底面(円形の平坦面部)の中央部には、円形の開口部31bが形成されている。また、ダイアフラム32の図で右側には、前記ハウジング29の凹部29bとの間にエア駆動室35が設けられる。これにより、ダイアフラム32の変形可能な空間が確保され、ダイアフラム32の図で左右方向への往復変位によってポンプ室34内への液体(塗料)を吸込む吸入工程と、ポンプ室34内の液体(塗料)を吐出する吐出工程とが実行されるようになっている。
そして、前記フランジ部31の外面(図で左側面)側には、マニホールド36がねじ止め等により取付けられている。このマニホールド36には、上下方向に延びる液体通路37が形成されており、この液体通路37の下端部には、バルブシート、バルブボール、スプリング等を備える逆止弁からなる吸入弁38が組込まれ、液体通路37の上端部には、同様の逆止弁からなる吐出弁39が組込まれている。
さらに、前記マニホールド36(液体通路37)の下端には、前記ボディ27等の下部を左右方向に延びる吸込パイプ40の左端部が接続されており、マニホールド36(液体通路37)の上端には、ボディ27等の上部を左右方向に延びる吐出パイプ41の左端部が接続されている。前記吸込パイプ40には吸込口40aが設けられ、この吸込口40aに前記塗料供給管25の先端部が接続されるようになっている。また、前記吐出パイプ41には吐出口41aが設けられ、この吐出口41aに前記ホース26の基端部が接続されるようになっている。
前記マニホールド36の図で右側壁部には、右方に若干量だけ凸となる円形の凸部36aが一体に設けられており、この凸部36a部分が、前記フランジ部31の円形の開口部31bに嵌合するようになっている。そして、この部分に、前記液体通路37の途中部と、前記フランジ部31の凹部31a内(ポンプ室34)とを連通させるための、この場合入口穴と出口穴とを兼用する複数個例えば4個(2個のみ図示)の出入口穴42が90°間隔で設けられている。
詳しく図示はしないが、これら出入口穴42は、前記フランジ部31の凹部31aの軸方向に対して例えば30°程度傾斜して延び、且つ、径方向に対して例えば5°程度傾いて設けられ、フランジ部31の凹部31a(ポンプ室34)の中心部から外周側にややずれた位置で開口するように形成されている。これにて、ポンプ室34内に旋回流が形成されるようになっている。
一方、前記第2のポンプ部30′においても、凹部31a′及び開口部31b′を有するフランジ部31′、ダイアフラム32′、ポンプ室34′、エア駆動室35´、液体通路37′並びに吸入弁38′及び吐出弁39′を有するマニホールド36′を備えている。液体通路37′の下端部が、前記吸込パイプ40の右端部に接続され、液体通路37′の上端部が前記吐出パイプ41の右端部に接続されている。また、前記マニホールド36′には、上記マニホールド36と同様に、円形の凸部36a′、4個の出入口穴42′が設けられている。
前記ダイアフラム32′の中心部が、前記シャフト33の右端部に連結されている。このとき、ダイアフラム32,ダイアフラム32′及びシャフト33は、後述するエア駆動機構24により、図で左右方向に所定のストロークで一体的に往復動するようになっている。その際、図1に示すように、一方のダイアフラム32が吸入工程にあるときに、他方のダイアフラム32′が吐出工程となることを、逆の関係で交互に繰返すようになるのである。
そして、前記シリンダ28内(ボディ27とハウジング29との間)には、前記ダイアフラム32,32′の往復移動に関し、機械的なアシスト力を発生させるためのピストン43が設けられる。このピストン43は、ほぼ円筒状をなし、前記シャフト34の外周に固定的に取付けられている。このピストン43は、その外周面が、シリンダ28の内周面に対し、気密状態を保持したままで、左右方向に摺動自在に設けられている。これにて、シリンダ28内には、ピストン43の図で左側面とハウジング29の右側面との間に第1のシリンダ室44が形成されると共に、ピストン43の図で右側面とボディ27の左側面との間に第2のシリンダ室45が形成される。
このとき、ダイアフラムポンプ23内には、図で上部に位置して、パイプ等からなる第1のエア供給路46が、前記第1のシリンダ室44と前記第2のポンプ部30´のエア駆動室35´とをつなぐように設けられている。これと共に、図で下部に位置して、パイプ等からなる第2のエア供給路47が、前記第2のシリンダ室45と前記第1のポンプ部30のエア駆動室35とをつなぐように設けられている。また、本実施例では、前記ピストン43の図で左右両側面の有効面積(圧力を受ける面積)が、ダイアフラム32,32´の有効面積の1/2とされている。
これにより、第1のエア供給路46を通して、第1のシリンダ室44及びエア駆動室35´に高圧エアが供給されることにより、図1に示すように、ダイアフラム32′が右方に変位して、第2のポンプ室30´において吐出工程が行われる。この際、第1のシリンダ室44に対する高圧エアの供給により、ピストン43が図で右方に摺動変位し、シャフト33に右方への駆動力(加圧力)が付与される。このときにピストン43により付加されるアシスト力は、有効面積の比からダイアフラム32´のみの圧力の0.5倍となるから、全体として1.5倍の加圧力(吐出圧力)が得られるようになる。つまり、出力圧力と入力圧力との圧力比率が、1.5:1とされている。
第2のエア供給路47を通して、第2のシリンダ室45及びエア駆動室35に高圧エアが供給されたときには、上記とは逆に、ダイアフラム32が左方に変位して、第1のポンプ室30において吐出工程が行われる。この際には、ピストン43が図で左方に摺動変位してシャフト33に左方への駆動力(加圧力)が付与され、やはり1.5倍の加圧力(吐出圧力)が得られるのである。尚、シリンダ室44,45及びエア駆動室35,35´のうちの高圧エアが供給されない側は、内部の圧力が放出されるようになっている。
さて、上記したダイアフラムポンプ23に駆動用のエアを供給するエア駆動機構24は、次のように構成されている。即ち、このエア駆動機構24は、図1に示すように、圧縮空気供給源としてのコンプレッサ48と、このコンプレッサ48からのエアを増圧して前記ダイアフラムポンプ23に向けて出力する増圧手段としての増圧弁49とを備えている。前記コンプレッサ48としては、出力されるエア圧力が、例えば0.4MPa〜0.7MPa程度の汎用のものが採用されている。
前記コンプレッサ48から出力されたエアは、エアパイプ50を通して増圧弁49の入口側(入口ポート58)に入力される。増圧弁49は、後述するように、入力されたエアを増圧して出口側(出口ポート59)から出力する。出力された高圧エアは、エア供給管51を通してダイアフラムポンプ23に入力される。このとき、本実施例では、増圧弁49として、増圧比が2倍のもの(例えば、SMC株式会社製の増圧弁「VBA」)を採用している。
尚、詳しく図示はしないが、エア供給管51には切替弁が接続され、この切替弁が、前記ダイアフラムポンプ23の第1のエア供給路46及び第2のエア供給路47に接続されている。その切替弁によって、第1のエア供給路46及び第2のエア供給路47に交互に高圧エアが供給されるように構成されている。
図3は、前記増圧弁49の構成を模式的に示す断面図である。この増圧弁49は、隔壁部52の左右両側に、第1及び第2のシリンダ53,53´を対称的に備えている。尚、これら第1及び第2のシリンダ53,53´に関しても、第2のシリンダ53´においては、第1のシリンダ53に設けられるものと、同等の部材(部位)には、共通の数字に「′」を付した符号とする。
第1及び第2のシリンダ53,53´内には、夫々ピストン54,54´が設けられる。これらピストン54,54´は、前記隔壁部52を貫通して左右方向に延びるロッド55によって連結されている。ロッド55は、隔壁部52を気密且つ左右方向に摺動自在に貫通している。第1のシリンダ53内は、ピストン54の外側(図で左側)が駆動室56とされ、ピストン54の内側が増圧室57とされる。第2のシリンダ53´内は、ピストン54´の外側(図で右側)が駆動室56´とされ、ピストン54´の内側が増圧室57´とされる。
前記隔壁部52には、図で上部に位置して入口ポート58が設けられ、図で下部に位置して出口ポート59及び排気ポート60が設けられている。隔壁部52内には、切替弁61が組込まれている。この切替弁61は、第1〜第4のポート61a〜61dを有する4ポート2位置切替弁から構成されている。また、切替弁61は、切替えのためのプッシュロッド61e及び61fを左右部位に夫々有し、それらプッシュロッド61e及び61fの先端部は、夫々、前記増圧室57及び57´内に突出配置されている。これらプッシュロッド61e及び61fは、夫々ピストン54,54´によって作動されるようになっている。
そして、隔壁部52には、以下に述べるような空気流路が設けられる。即ち、隔壁部52の図で上部には、基端側が前記入口ポート58に連通する第1の入口流路62が設けられている。この第1の入口流路62の先端部は二股に分岐し、前記増圧室57及び57´に夫々連通されている。このとき、第1の入口流路62の先端部の分岐部より下流の部分には、増圧室57及び57´内への空気の流入のみを許容するための第1及び第2の入口チェック弁63,63´が設けられている。
隔壁部52の図で上部には、前記入口ポート58に連通する第2の入口流路64が、前記第1の入口流路62に並列に設けられている。この第2の入口流路64は、空気圧力を一定に保持するためのガバナ65を介して、前記切替弁61の第1のポート61aに接続されている。尚、前記ガバナ65のパイロット管路は、前記出口ポート59に接続されている。
隔壁部52の図で下部には、先端部が前記出口ポート59に連通する出口流路66が設けられている。この出口流路66の基端部は二股に分岐し、前記第1及び第2の増圧室57及び57´に夫々連通されている。このとき、出口流路66の基端部の分岐部より上流の部分には、増圧室57及び57´内からの空気の流出のみを許容する第1及び第2の出口チェック弁67,67´が設けられている。増圧室57,57´間に圧力差が生じている場合には、第1及び第2の出口チェック弁67,67´によって、圧力の高い側からの空気の流出は許容されるが、圧力の低い側からの空気の流出が阻止される。
前記駆動室56には、第1の連通路68が接続され、この第1の連通路68が前記切替弁61の第4のポート61dに接続されている。前記駆動室56´には、第2の連通路69が接続され、この第2の連通路69が前記切替弁61の第2のポート61bに接続されている。切替弁61の第3のポート61cは、前記排気ポート60に接続されている。
上記構成の増圧弁49においては、切替弁61が図示の状態にあるときには、入口ポート58から第1の入口流路62を通して増圧室57及び57´に高圧の空気が供給されると共に、第2の入口流路64を通して駆動室56´に高圧の空気が供給される。これにより、増圧室57及び駆動室56´のエア圧によりピストン54,54´が図で左方に移動して増圧室57´内の空気が2倍に増圧され、出口流路66を通して出口ポート59から出力される。
そして、ピストン54´が、ストロークエンドに至ると、切替弁61のプッシュロッド61fが押圧されて、切替弁61が切替わり、今度は、第2の入口流路64を通して駆動室56に高圧の空気が供給される。これにより、駆動室56及び増圧室57´のエア圧によりピストン54,54´が図で右方に移動して増圧室57内の空気が2倍に増圧され、出口流路66を通して出口ポート59から出力される。ピストン54が、ストロークエンドに至ると、切替弁61のプッシュロッド61eが押圧されて、切替弁61が再び図示の位置に切替わる。これを繰返すことにより、2倍に増圧されたエアが出口ポート59から連続的に出力されるようになっている。
次に、上記構成の作用について述べる。上記した塗料圧送システム21においては、エア駆動機構24から供給される高圧エアによってダイアフラムポンプ23が駆動され、塗料供給源22の塗料Pが圧送される。このとき、エア駆動機構24においては、コンプレッサ48からのエアが、増圧弁49により2倍に増圧されてダイアフラムポンプ23に供給されるようになる。
更に、ダイアフラムポンプ23においては、ピストン43による機械的なアシスト力によって、出力圧力と入力圧力との圧力比率が、1.5:1とされているので、全体として、コンプレッサ48からのエア圧力の3倍の塗料吐出圧力を得ることができる。例えば、コンプレッサ48の出力圧力が0.4MPaの場合には、1.2MPaの塗料吐出圧力を得ることができ、コンプレッサ48の出力圧力が0.6MPaの場合には、1.8MPaの塗料吐出圧力を得ることができる。
これにより、粘度が高いため移送途中のパイプやホースにおいて発生する圧力損失が大きい塗料Pであっても、圧力損失を見込んだ高い圧力で塗料Pを圧送することができる。また、熱硬化性の成分を含む塗料や空気に触れると硬化する塗料等、ピストンポンプが採用できない種類の塗料Pであっても、ダイアフラムポンプ23を採用して高圧での圧送を行うことができるのである。
しかも、ダイアフラムポンプ23自体は、圧力比率が1.5:1と比較的小さく抑えられているので、ダイアフラム32,32´における表裏面側の圧力差が比較的小さく、ダイアフラム32,32´に作用する負荷を小さく抑えることができる。この結果、ダイアフラム32,32´の十分な耐久性を確保することができ、長期間の使用が可能となるものである。
このように、本実施例の塗料圧送システム21及び塗料圧送方法によれば、エア駆動式のダイアフラムポンプ23を採用したものにあって、高い塗料吐出圧力を得ることができながらも、ダイアフラム32,32´の優れた耐久性を確保することができるという優れた効果を得ることができる。特に本実施例では、エア駆動機構24の増圧手段として、入力圧力を2倍に増圧して出力する市販の増圧弁49を採用したことにより、増圧手段を簡易に構成することができる。
しかも、本実施例では、出力圧力と入力圧力との圧力比率が、1.5:1のダイアフラムポンプ23を採用したので、ダイアフラムポンプ23自体にさほど大きな圧力比率のものを用いる必要がなく、塗料吐出圧力を高めることと、ダイアフラム32,32´の負荷を抑えて十分な耐久性を確保することとのバランスを良好なものとすることができる。この場合、出力圧力と入力圧力との圧力比率が、1:1を超え、2:1未満の範囲内の、圧力比率の比較的小さいダイアフラムポンプを採用することにより、ダイアフラムの十分な耐久性を確保することができるのである。
尚、上記実施例では、圧力比率が1.5:1のダイアフラムポンプ23を採用するようにしたが、従来と同様の、圧力比率が1:1のダイアフラムポンプを採用しても良く、これによっても、エア駆動機構に増圧手段を設けることによって、所期の目的を達成することができる。また、増圧手段としても、増圧比が2倍の増圧弁49に限らず、増圧比が4倍のもの等であっても良く、更には、増圧弁を複数段に設ければ、全体としての増圧比をより大きくすることが可能となる。その他、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で、適宜変更して実施し得るものである。
本発明の一実施例を示すもので、塗料圧送システムの全体構成を概略的に示す図 ダイアフラムポンプの構成を示す縦断面図 増圧弁の構成を模式的に示す縦断面図 従来例を示すもので、ダイアフラムポンプの縦断面図
符号の説明
図面中、21は塗料圧送システム、22は塗料供給源、23はダイアフラムポンプ、22はエア駆動機構、32,32´はダイアフラム、43はピストン、48はコンプレッサ(圧縮空気供給源)、49は増圧弁(増圧手段)、Pは塗料を示す。

Claims (4)

  1. 塗料供給源の塗料を圧送するためのエア駆動式のダイアフラムポンプと、このダイアフラムポンプに駆動用の高圧エアを供給するエア駆動機構とを具備してなる塗料圧送システムであって、
    前記エア駆動機構は、圧縮空気供給源と、この圧縮空気供給源から入力されるエアを増圧して前記ダイアフラムポンプに向けて出力する増圧手段とを備えて構成されていることを特徴とする塗料圧送システム。
  2. 前記ダイアフラムポンプは、出力圧力と入力圧力との圧力比率が、1:1を超え、2:1未満の範囲内のものとされることを特徴とする請求項1記載の塗料圧送システム。
  3. 前記増圧手段は、入口側に入力されたエアを増圧して出口側から出力する増圧弁を、1段又は複数段に備えて構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の塗料圧送システム。
  4. エア駆動機構により駆動されるエア駆動式のダイアフラムポンプを用いて塗料を圧送する方法であって、
    前記エア駆動機構は、圧縮空気供給源から出力されるエア圧力を増圧手段により2倍又はそれ以上に増圧して前記ダイアフラムポンプに供給すると共に、
    前記ダイアフラムポンプは、機械的アシスト力の付加によって出力圧力と入力圧力との圧力比率が1.5:1又はそれ以上とされることにより、
    前記圧縮空気供給源のエア圧力の3倍以上の塗料圧送圧力を得るようにしたことを特徴とする塗料圧送方法。
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