JP2007262670A - コンクリート型枠の間隔保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】型枠支持を確実に行えて、コンクリート硬化後の突出部分の後処理も簡単であり、製造も簡単に行えるコンクリート型枠配置用の間隔保持具を提供すること。
【解決手段】一枚の台板11の一部を各型枠20の下端を支承することになる支承部12とし、この支承部12の両側に、各型枠20の下部両面にそれぞれ当接する少なくとも一対の支持突起13を立ち上げ形成し、台板11の支承部12の内側に、折り取り部14を形成するとともに、支持突起13の、支承部12の外側に位置する少なくとも1つについて、工具係合部15を形成したこと。
【選択図】図1

Description

本発明は、防湿基礎コンクリート上に布基礎コンクリートを形成する型枠を支持する間隔保持具に関し、特に、その大半がコンクリート内に埋め殺しされることになる型枠の間隔保持具に関するものである。
埋立地や地盤の悪い場所等において建物を建築する場合には、図3にも示すように、まず、地表面に形成された捨コンクリートの上面全体に防湿基礎コンクリート31を成形し、その防湿基礎コンクリート31の上部外周等に布基礎コンクリート32を成形することがなされている。
つまり、図3、図5あるいは図7に示すように、この布基礎コンクリート32の成形に際し、まず捨コンクリート上に「防湿基礎コンクリート用の型枠20」を組付配置すると共に鉄筋を組付配置して、その型枠20内に防湿基礎コンクリート31を打設成形する。そして、この防湿基礎コンクリート31が硬化した後に、その上部の外周等に「布基礎コンクリート用の型枠20」を組付配置して、その型枠20内に布基礎コンクリート32を打設成形するのである。
この「布基礎コンクリート用の型枠20」は、図3等にも示すように、防湿基礎コンクリート31の上部外周等に垂直に立った状態の布基礎コンクリート32を成形するものであるから、二枚のものが所定間隔を置いて対向配置されなければならない。そこで、必要になってくるのが、二枚の型枠20を所定間隔を置いて垂直状態に保つための「間隔保持具」であるが、このような間隔保持具としては、特許文献1や特許文献2にその具体例が見られる。
特開2001−032523号公報、要約、代表図 特開2001−193078号公報、要約、代表図
特許文献1に記載された「型枠支持具」は、「住宅の基礎構造のコンクリート打設工程において、住宅基礎のフーチング部及びスラブの高さの調節及び住宅基礎の立ち上がり部分の組み立てができる型枠間隔保持具を提供する」ことを目的としてなされたもので、図5及び図6に示すように、「2枚の型枠の下端を所定間隔で保持するための型枠受け部材と、該型枠受け部材を載置する台座を設けた支持部材に連設して高さを調節可能に形成された支持脚部を設けてなる保持部材、とからなる型枠間隔保持具」といった構成を有するものである。
確かに、この特許文献1の型枠支持具は、上記の構成を採用することによって、「住宅基礎のフーチング部及びスラブの高さの調節及び住宅基礎の立ち上がり部分の組み立てができる」と考えられるが、構造部材が多くて実際の作業には不向きではないかと考えられる。
それだけでなく、この特許文献1の型枠支持具では、型枠20を外側で支えている部分が布基礎コンクリート32完成後に露出することになり、これが風雨に晒されると腐食して変色し、建物の美しさを阻害することになる可能性がある。また、支持具の露出部分から布基礎コンクリート32内に水が浸み込むこともあり得ると考えられる。
この点、特許文献2の「ベタ基礎イッパツ仕上げ型枠止め金具及びその施工方法」では、「型枠を組む為にコンクリートベースに釘を打ち込む作業や型枠止め金具を伝って床下に水が入る等の不具合をなくし、作業の簡便さとコストの低減且つ強度のある高品質の高耐久住宅基礎工事を提供すること」を目的としてなされたものであるから、布基礎コンクリート32内に水が浸み込むことはないと考えられる。
しかしながら、この特許文献2の「型枠止め金具」では、図7及び図8に示すように、「帯状部材に適切な寸法と形状の型枠受け部(1)を持ち、基礎寸法出し部(2)を兼ねたコンクリート差し込み部(3)をもつ型枠止め金具4本体で適切な箇所から折り曲げて使用する」という構成を有するものであるから、図7に示したように、防湿基礎コンクリート31が硬化する前に施工しなければならないものである。何故なら、この特許文献2の「型枠止め金具」は、型枠止め金具4本体で適切な箇所から折り曲げて、そのコンクリート差し込み部(3)を硬化していない防湿基礎コンクリート31内に差し込まなければならないからである。
そうすると、この特許文献2の「型枠止め金具」は、硬化していない防湿基礎コンクリート31上に設置しなければならなくなって、その位置決めが不安定な状態で行わなければならないことになる。それだけでなく、図7の記載からすると、防湿基礎コンクリート31上に立てた型枠20の図示右側下方には、依然として「型枠止め金具」が露出しているから、型枠20を外した後には、この露出部分の「後処理」を行わなければならない。
そこで、本発明者等は、防湿基礎コンクリート31の上部外周等に垂直に立った状態の布基礎コンクリート32を形成する際に使用する「コンクリート型枠」の間隔保持具について、型枠20を確実に位置決め支持することができて、後処理が容易となる間隔保持具とするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明の目的とするところは、型枠支持を確実に行えて、コンクリート硬化後の突出部分の後処理も簡単であり、製造も簡単に行えるコンクリート型枠配置用の間隔保持具を提供することにある。
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「一対の型枠20を所定間隔をおいて対向配置するための間隔保持具10であって、
一枚の台板11の一部を各型枠20の下端を支承することになる支承部12とし、この支承部12の両側に、各型枠20の下部両面にそれぞれ当接する少なくとも一対の支持突起13を立ち上げ形成し、台板11の支承部12の内側に、折り取り部14を形成するとともに、
支持突起13の、支承部12の外側に位置する少なくとも1つについて、工具係合部15を形成したことを特徴とするコンクリート型枠20のための間隔保持具10」
である。
すなわち、この請求項1に係る間隔保持具10は、図3に示すように、一対の型枠20を所定間隔をおいて対向配置するためのものである。そして、この間隔保持具10は、例えば一枚の金属板をプレス加工することにより、図1及び図4に示すように、防湿基礎コンクリート31上に載置されることになる台板11と、この台板11の両側に位置する支承部12と、これらの支承部12の周囲に形成した複数の支持突起13と、各支承部12と台板11との間に形成した折り取り部14と、複数の支持突起13の少なくとも1つに形成した工具係合部15とを形成したものである。
換言すれば、この間隔保持具10は、金属板を単にプレス加工することによって簡単に形成することができるのである。勿論、上記のような構造のものとして、例えば合成樹脂を材料としてもよく、その場合には、金属板を内部にモールドして製造しても良い結果がえられる。
台板11は、上述したように、防湿基礎コンクリート31の端部上面に載置されるものであり、その両側に形成した支承部12間の寸法を確実に維持することができる程度の剛性を有したものである。この台板11の、後述する折り取り部14より内側に位置する部分にも、図1及び図4に示すように、支持突起13が形成してある。
各支承部12は、型枠20の下端を支承するものであり、台板11の長さ方向に対する長さは、各型枠20の下端面の幅と同一となるようにしてある。勿論、各支承部12の長さは、その両側に位置する各支持突起13の端面間の距離によって決定されていることは言うまでもない。
各折り取り部14は、この部分によって当該間隔保持具10を折り取るために形成したものである。間隔保持具10の折り取られる部分としては、図3に示すように、防湿基礎コンクリート31より外側に出る部分であり、布基礎コンクリート32となるべき生コン40の打設硬化後に型枠20を外してから折り取られる。従って、この折り取り部14としては、後述するような貫通穴14aや貫通長穴、あるいは凹溝14bが具体的に考えられるのであり、金属板を折り取れるのであれば種々な形状のものが考えられる。
各支持突起13は、材料である金属板を立ち上げるように折り曲げて形成したものであり、間隔保持具10全体の剛性を確保するためにものであると同時に、各支承部12の周囲防湿基礎コンクリート31に立ち上がっていることにより、型枠20の載置及び収納空間を各支承部12上に形成するものでもある。
そして、この間隔保持具10は、上述した各支持突起13の、支承部12の外側に位置する少なくとも1つについて、図1及び図4に示すように、工具係合部15を形成したのである。
この工具係合部15は、上述した折り取り部14にて当該間隔保持具10の一部を折り取る際に使用されるものであり、例えばドライバーやバールの先が挿入できる程度の穴としてある。つまり、この工具係合部15にドライバーやバールの先を挿入して、このドライバーやバールを強制的に捻ったり回したりすることによって、当該間隔保持具10の防湿基礎コンクリート31より外になった部分が折り取り部14から折り取られるのである。
なお、後述する最良形態では、図3にも示すように、この工具係合部15を形成した支持突起13に対向している支持突起13の高さを、工具係合部15の位置より低くなるようにしてある。これにより、工具係合部15に挿通したドライバーやバールの先端を他の支持突起13の上に係合させることができるのであり、折り取り部14での間隔保持具10の折り取りをより一層容易にしている。
以上のようにして使用する工具係合部15としては、図1にも示した穴で有れば十分であるが、他に、例えば支持突起13に対して折り曲げた「引っ掛かり部分」としたり、支持突起13の端部に形成した「凹部」としたり、種々な形態のものが考えられる。
さて、図3に示すように、以上のように構成した当該間隔保持具10を介在させながら、布基礎コンクリート32を防湿基礎コンクリート31上に形成するための型枠20を立設した後に、これらの型枠20内に生コン40を打設する。この生コン40が硬化した後に両型枠20を取り外せば、当該間隔保持具10の両折り取り部14より先の部分が布基礎コンクリート32の下端の両側に露出することになる。
図3の図示左側に出ている支承部12や支持突起13は、その全体をハンマー等によって叩けば、防湿基礎コンクリート31の左端面上方に位置している折り取り部14によって簡単に折り取ることができる。このときできた間隔保持具10の破断面は台板11の板厚程度で露出することになるが、この破断面についてはモルタル塗布等の養生を行えば、雨の侵入や錆の発生を簡単に防止できる。
一方、図3の図示右側に出ている支承部12や支持突起13は、上述したように、支持突起13に設けておいた工具係合部15にドライバーやバールの先を挿入して、このドライバーやバールを強制的に捻ったり回したりすることによって、当該間隔保持具10の防湿基礎コンクリート31より外になった部分が折り取り部14にて折り取られるのである。このときできた間隔保持具10の破断面についても、モルタル塗布等の養生を行えば、雨の侵入や錆の発生を簡単に防止できる。
なお、生コン40が完全に硬化していないときに、上記のような各折り取り部14での折り取り作業を行う場合があり得るが、その場合には、各型枠20の内側にあった支持突起13及び台板11が半硬化状態の生コン40内に存在しているから、折り取り作業時の抵抗を発生させる部材となる。つまり、支持突起13や台板11が存在していることによって、これらの台板11や支持突起13の周囲にある半硬化状態の生コン40に対して折り取り作業時の衝撃を分散させるため、半硬化状態の生コン40に亀裂が発生したり、破損させるようなことはない。
従って、この請求項1に係る間隔保持具10は、型枠支持を確実に行えて、コンクリート硬化後の突出部分の後処理も簡単であり、製造も簡単に行えるものとなっているのである。
また、上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1に記載のコンクリート型枠20のための間隔保持具10について、
「折り取り部14は、台板11に形成した貫通穴14aによって構成したこと」
である。
すなわち、この請求項2の間隔保持具10では、その各折り取り部14を、図1及び図2に示すように、台板11に形成した貫通穴14aによって構成したものである。この場合、図1に示すような小さな丸穴である貫通穴14aを複数直線状に並べて配置してもよいし、1つの貫通穴14aを長穴形状のものとして実施してもよい。これにより、折り取り部14には貫通部分が出来ていることになるから、防湿基礎コンクリート31から出る間隔保持具10の部分の折り取り作業をより一層容易にするのである。
従って、この請求項2に係る間隔保持具10は、上記請求項1のそれと同様な機能を発揮する他、間隔保持具10の折り取り作業がより一層容易になっているのである。
さらに、上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項1に記載のコンクリート型枠20のための間隔保持具10について、
「折り取り部14は、台板11に形成した凹溝14bであること」
である。
すなわち、この請求項3の間隔保持具10では、その各折り取り部14を、図4に示すように、台板11上に形成した凹溝14bによって構成したものである。これにより、折り取り部14には言わば「折り目」が出来ていることになるから、防湿基礎コンクリート31から出る間隔保持具10の部分の折り取り作業をより一層容易にするのである。
従って、この請求項3に係る間隔保持具10も、上記請求項1のそれと同様な機能を発揮する他、間隔保持具10の折り取り作業がより一層容易になっているのである。
そして、上記課題を解決するために、請求項4に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載のコンクリート型枠20のための間隔保持具10について、
「少なくとも1つの支持突起13について、これを他の支持突起13とは反対側に折り曲げて、その内側端部13aが防湿基礎コンクリート31の外端面に当接し得るようにしたこと」
である。
すなわち、この請求項4に係る間隔保持具10では、図4及び図3中の仮想線にて示すように、1つの支持突起13について、これを他の支持突起13とは反対側に折り曲げたものであり、その内側端部13aを防湿基礎コンクリート31の外端面に当接するようにしたものである。
この結果、この請求項4の間隔保持具10は、これを設置するに際して、台板11を防湿基礎コンクリート31上に載置するとともに、支持突起13の内側端部13aを防湿基礎コンクリート31の外端面(垂直面)に当接させれば、図3に示すように、その設置位置が自動的にきまるのであり、メジャー等を使用して位置決めを行う必要が全くないのである。
従って、この請求項4に係る間隔保持具10は、上記請求項1〜請求項3の何れかに係るそれと同様な機能を発揮する他、当該間隔保持具10の設置及び位置決め作業を非常に簡単に行えるものとなっているのである。
以上、説明した通り、本発明は、
「一対の型枠20を所定間隔をおいて対向配置するための間隔保持具10であって、
一枚の台板11の一部を各型枠20の下端を支承することになる支承部12とし、この支承部12の両側に、各型枠20の下部両面にそれぞれ当接する少なくとも一対の支持突起13を立ち上げ形成し、台板11の支承部12の内側に、折り取り部14を形成するとともに、
支持突起13の、支承部12の外側に位置する少なくとも1つについて、工具係合部15を形成したこと」
にその構成上の主たる特徴があり、これにより、
型枠支持を確実に行えて、コンクリート硬化後の突出部分の後処理も簡単であり、製造も簡単に行えるコンクリート型枠20ための間隔保持具10を提供することができるのである。
次に、以上のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した最良の形態である間隔保持具10について説明するが、この最良形態の間隔保持具10は実施例1と実施例2のものがある。
(実施例1)
図1〜図3には、本発明の実施例1に係る間隔保持具10が示してあるが、この間隔保持具10は、一枚の台板11の一部を各型枠20の下端を支承することになる支承部12とし、この支承部12の両側に、各型枠20の下部両面にそれぞれ当接する少なくとも一対の支持突起13を立ち上げ形成し、台板11の支承部12の内側に、折り取り部14を形成するとともに、支持突起13の、支承部12の外側に位置する少なくとも1つについて、工具係合部15を形成したものである。
台板11は、図3に示したように、完成された防湿基礎コンクリート31の端部に載置されるものであり、その上に布基礎コンクリート32が形成されることになる部分である。もし、この台板11を介して防湿基礎コンクリート31と布基礎コンクリート32とを一体化したい場合には、この台板11にその必要な剛性を喪失させない程度に穴を形成し、この穴を通して布基礎コンクリート32側の生コン40が防湿基礎コンクリート31に接触するように実施してもよい。
上記台板11の両側部分に形成した各支承部12は、各型枠20の下端面を支承するものであるから、各型枠20の幅程度の広さのものに形成してある。勿論、これらの支承部12も平面的である方がよいが、この最良形態では、この支承部12の側面にも、後述する支持突起13が折曲形成してある。
各支持突起13は、上記支承部12を囲むような状態で複数形成してあるが、図3にも示すように、それぞれの高さは同一ではない。特に、後述する工具係合部15を形成した支持突起13については、この工具係合部15が他の支持突起13より上方になるように、高さが高いものとしてある。また、これらの支持突起13は、支承部12上にはめ込んだ型枠20の位置決めの機能をも発揮するものである。
折り取り部14としては、この実施例1では、複数の貫通穴14aによって形成してある。この場合、端部に位置することになる貫通穴14aについては、「穴」ではなく「凹部」となるようにしておき、この部分が折り取り時の応力集中部分とするようにして、折り取り作業が簡単かつ確実となるようにしてある。
支持突起13の凹溝14bの1つについて形成した最良形態の工具係合部15は、図3に示したように「丸穴」であるが、この形状には拘らないものである。要するに、この工具係合部15は、ドライバーやバール等の工具が係止できれば十分であり、支持突起13に対して折り曲げられた突起であってもよいものである。
(実施例2)
図4には、実施例2に係る間隔保持具10が示してあるが、この間隔保持具10の、実施例1のそれと異なる点は、少なくとも1つの支持突起13について、これを他の支持突起13とは反対側に折り曲げて、その内側端部13aが防湿基礎コンクリート31の外端面に当接し得るようにしたことと、折り取り部14として凹溝14bを採用したことである。
他の支持突起13とは反対側に折り曲げた少なくとも1つの支持突起13が存在することによって、図3中の仮想線にて示したように、この支持突起13についてみてみると、その内側端部13aが防湿基礎コンクリート31の外端面に当接し得るものとなる。何故なら、当該支持突起13以外は台板11より上方に位置しているからである。
勿論、折り取り部14として凹溝14bを採用したことによって、この折り取り部14から外側が完成された布基礎コンクリート32の外側に出るものであることが認識でき、当該間隔保持具10を防湿基礎コンクリート31上に設置する際の大きな目安、メジャーとなるものである。
本発明の実施例1に係る間隔保持具の斜視図である。 同間隔保持具の平面図である。 同間隔保持具を防湿基礎コンクリート上に設置したときの正面図である。 本発明の実施例2に係る間隔保持具の斜視図である。 従来の技術を示す斜視図である。 図5中において使用されている間隔保持具の拡大斜視図である。 従来の他の技術を示す部分断面図である。 図7に示された間隔保持具を示すもので、(a)はその一部を折り曲げた時の斜視図、(b)は通常時の斜視図である。
符号の説明
10 間隔保持具
11 台板
12 支承部
13 支持突起
13a 内側端部
14 折り取り部
14a 貫通穴
14b 凹溝
15 工具係合部
20 型枠
31 防湿基礎コンクリート
32 布基礎コンクリート
40 生コン

Claims (4)

  1. 一対の型枠を所定間隔をおいて対向配置するための間隔保持具であって、
    一枚の台板の一部を前記各型枠の下端を支承することになる支承部とし、この支承部の両側に、前記各型枠の下部両面にそれぞれ当接する少なくとも一対の支持突起を立ち上げ形成し、前記台板の前記支承部の内側に、折り取り部を形成するとともに、
    前記支持突起の、前記支承部の外側に位置する少なくとも1つについて、工具係合部を形成したことを特徴とするコンクリート型枠のための間隔保持具。
  2. 前記折り取り部は、前記台板に形成した貫通穴によって構成したことを特徴とする請求項1に記載のコンクリート型枠のための間隔保持具。
  3. 前記折り取り部は、前記台板に形成した凹溝であることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート型枠のための間隔保持具。
  4. 少なくとも1つの前記支持突起について、これを他の前記支持突起とは反対側に折り曲げて、その内側端部が防湿基礎コンクリートの外端面に当接し得るようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のコンクリート型枠のための間隔保持具。
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