JP2007261478A - 車両用制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制動力調節装置10Bと操舵調節装置10Aとを制御部20により制御する。制御部20は、制動力調節装置を作動させて制動時の車輪のロックを抑制するアンチロックブレーキ制御を実行する。また、制御部20は、スプリット路面の走行中に制動に伴ってヨーモーメントが発生した場合に、ヨーモーメントを打ち消すべく高μ路側前輪をトーイン方向に操舵するとともに、低μ路側前輪の操舵方向を維持し、または車輪前後方向を対地速度方向へ操舵する。
【選択図】図7
Description
このヨーモーメントは、車輪のロック状態を防止するアンチロックブレーキ制御を行っている車両において特に発生しやすい。
しかし、この対策によると、高μ路側の路面摩擦力を十分に利用できないという問題がある。
そのため、スプリット路面に起因するヨーモーメントの発生を抑えつつ制動力を確保するために、ヨーモーメントを相殺する方向に前輪または後輪を操舵させる制御を行う技術も考案されている(特許文献1参照)。
つまり、例えば左車輪が高μ路、右車輪が低μ路に載るようなスプリット路面を走行している場合、急制動を掛けると車両が左に旋回するようなヨーモーメントが発生する。これに対し、左右の前輪をともに右向きに操舵させると、左の前輪は右旋回のヨーモーメントを発生するのに役立つが、右の前輪は、低μ路上に載っていて右旋回のヨーモーメントの発生には役立たないため、少しでも制動力を発揮するのが望ましい。
ところが、右前車輪も左前車輪と同じように単に右、つまりトーアウト方向へ操舵してしまうと、右前車輪(タイヤ)に対し路面が流れる方向は、右前車輪の前後方向(転がるべき方向)に対し、斜めまたは横方向になってしまう。この点、タイヤは、前後方向の摩擦力がもっとも大きくなるように設計してあるのが通常であるので、路面が右前車輪に対し斜め方向に流れるのでは、タイヤの制動能力を最大限に発揮できないことになる。また、アンチロックブレーキ制御を行ったところで、低μ路側の車輪は横滑りしているため、せっかくのアンチロックブレーキ制御によっても最大限の摩擦力の確保ができなくなる。
そこで、本発明では、スプリット路面において急制動を掛けたときに、できるだけ制動力を発揮しつつ、車両を安定させる車両用制御装置を提供することを課題とする。
このようにあらかじめ記憶しておいたテーブルなどを参照して車輪の操舵方向を決定すれば、演算処理が容易で素早い制御が可能になる。
このようにヨーレートが大きいほど補正操舵量を大きくすることで、車両の姿勢を素早く元へ戻すことが可能である。
参照する図面において、図1は、実施形態に係る車両用制御装置を備えた車両の構成図であり、図2は、操舵調節装置の液圧回路図であり、図3は、制動力調節装置の液圧回路図である。
ステアリングSには、その操作角度(ステアリング操作角)を検出する操作角センサ93が設けられている。操作角センサ93は、制御部20に接続され、制御部20により液圧ユニット10を介して各車輪Tの操舵方向が制御される。各車輪TのナックルアームKは、例えば、液圧シリンダからなるアクチュエータ30により作動される。具体的には、アクチュエータ30のピストンロッド31がナックルアームKに接続され、ピストンロッド31の作動により、各車輪Tの操舵方向を調節することが可能となっている。
制御部20は、例えば、CPU、RAM、ROMおよび入出力回路を備えており、車輪速センサ91や操舵角センサ92からの入力と、ROMに記憶されたプログラムやデータに基づいて各種演算処理を行うことによって、制御を実行する。
図2に示すように、液圧ユニット10は、ポンプ14と、ポンプ14を駆動する電動モータ16と、ポンプ14が発生した液圧を蓄圧するアキュムレータ15とを備えている。アキュムレータ15に蓄圧された高圧液は、2つの3ポート3位置の電磁弁11a,11bを介して、アクチュエータ30の2つのシリンダ室に供給される。電磁弁11a,11bは、通常時においてアキュムレータ15からの液圧の伝達を遮断して車輪Tの操舵方向を保持しているが、制御部20からの指令により電磁弁11a,11bの状態を変えることで、アクチュエータ30のピストンロッド31を左右にスライドさせてナックルアームKを回動させることが可能になっている。車輪Tは、ナックルアームKの回動に応じて操舵方向が調節される。また、アクチュエータ30のシリンダ室から逃がされた作動液は、リザーバ13へ還流するよう配管されている。
図3に示すように、液圧ユニット10は、マスタシリンダMと車輪ブレーキFL,RR,RL,FRとの間に配置されている。マスタシリンダMの二つの出力ポートM1,M2は、液圧ユニット10の入口ポート121に接続され、出口ポート122が、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに接続されている。そして、通常時は液圧ユニット10内の入口ポート121から出口ポート122までが連通した油路となっていることで、ブレーキペダルPの踏力が各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに伝達されるようになっている。
ポンプ4は、リザーバ3で吸収されているブレーキ液を吸入し、そのブレーキ液をダンパ5やオリフィス5aを介してマスタシリンダMへ戻す機能を有している。これにより、リザーバ3によるブレーキ液圧の吸収によって減圧された各出力液圧路81,82の圧力状態が回復される。
図4に示すように、制御部20は、記憶部21と、アンチロックブレーキ制御部22と、操舵制御部23とを有する。制御部20は、車輪速センサ91、操舵角センサ92、操作角センサ93およびヨーレートセンサ94から入力される各情報に基づき、液圧ユニット10内の各電磁弁11a,11bおよび電動モータ16などを駆動する信号を出力するように構成されている。なお、例示したセンサ類からの情報以外にも、制御の精度を向上させるため気温や湿度など、適宜必要な情報を制御部20に入力してもよい。
SL=(VCR−VT)/VCR×100(%)
により算出することができる。
例えば、スリップ率SLが、所定値より小さい場合には、アンチロックブレーキ制御をする必要がないから、ブレーキ制御量を「0(ゼロ)」とすることができる。
また、一旦スリップ率SLが所定値を超えた場合には、スリップ率SLが目標スリップ率SLTに近づくように、目標スリップ率SLTとスリップ率SLの差や割合に応じてブレーキ制御量を決定することができる。つまり、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに対応するホイールシリンダWに付与するブレーキ液圧の保持または減圧・増圧とその動作量を決定する。
なお、車両CRの車両速度VCRに応じて後輪を前輪と同相または逆相に制御する4WS制御を行うため、前輪と同様に、左右の後輪の目標操舵角を算出してもよい。
具体的には、マスタシリンダMのブレーキ液圧(マスタシリンダ圧)などからブレーキ操作の有無を判断する。そして、急制動の操作があった場合には、ヨーモーメントの大きさをヨーレートVYなどから推定し、ステアリング操作角および車両速度VCRから求まる通常のヨーモーメントと比較して、大きなヨーモーメントが発生していた場合には、スプリット路面での急制動により車両CRが旋回し始めたと判定する。
なお、マスタシリンダ圧は、液圧ユニット10内の所定の箇所の圧力を検出することで取得することができる。また、ブレーキ操作の有無は、ブレーキランプのスイッチの情報を取得して判断することができる。さらに、ブレーキペダルPに操作量を検出するセンサを設けておき、ブレーキ操作量の大きさ、速さから急制動の有無まで判断してもよい。
補正操舵量演算部23cは、ヨーモーメントが所定の基準を上回っていない場合には、前輪のみの補正操舵量を算出し、上回っている場合には、前輪と後輪の補正操舵量を算出する。
補正操舵量演算部23cは、ヨーモーメントの大きさ、厳密にはステアリング操作による通常のヨーモーメントを超えて発生した分のヨーモーメントの大きさに応じて各車輪Tの補正操舵量dθを算出する。なお、特許請求の範囲にいうヨーモーメントは、この超過分のヨーモーメントをいう。また、補正操舵量dθは、ステアリング操作角から決まる通常の車輪Tの操舵角SAを基準として、スプリット路での車両CRの姿勢変化を修正するために操舵する量(角度)をいう。
例えば、図5に示すように、ヨーレートVY(またはヨーモーメント)と各輪の補正操舵量dθの関係を記憶部21に記憶しておき、この関係を参照して補正操舵量を算出することができる。この関係は、ヨーレートVYが大きいほど補正操舵量dθを大きくしておくとよい。このような関係とすることで、車両CRが大きく振れたときほど速く姿勢を回復させるように大きなカウンターヨーモーメントを発生させることができる。
また、ヨーレートVYと補正操舵量dθの関係は、比例させるよりは、ヨーレートVYが大きくなるほど補正操舵量dθの増加率を小さくするのが好ましい。このような関係とすることで、過度なカウンターヨーモーメントの発生を防止して、車両CRの振れ戻しを防止できる。また、運転者の操作に違和感を与えにくくなる。
例えば、車両の振れが増加傾向にあるときは、求めた補正操舵量dθをそのまま用い、減少傾向にあるときは、求めた補正操舵量dθに1より小さい定数α(0<α<1)を乗じて、新たな補正操舵量dθを得るように構成することができる。振れの増加傾向と減少傾向とは、ヨーレートの向きの反転、すなわち、ヨーレートの符号が入れ替わったかどうかで判定することができる。
このように車両CRの振れが減少傾向のときに小さい補正操舵量dθをとるように設定することで、車両CRの姿勢の変化が回復し始めたら、操舵補正を少なくして車両CRの振れ戻しを抑制することが可能となる。
まず、高μ路側の車輪Tと同じように、図5に示すように、ヨーレートVY(またはヨーモーメント)と各輪の補正操舵量dθの関係を記憶部21に記憶しておき、この関係(θ2,θ3)を参照して補正操舵量dθを算出することができる。
例えば、図7(a)に示すように、車両CRの低μ路側前輪の補正操舵量dθ(=θ2)を求める場合、次のようにして求めることができる。まず、予め記憶しておいた、または各車輪Tに掛かる車重から推定した車両CRの重心位置Gと、ヨーレートVYとから、低μ路側前輪の位置での車両CRの回転速度成分ω1を求める。次に、記憶部21に記憶していた車両速度VCRの履歴から、急制動前の車両速度VCRを参照し、元の操舵方向に向いた低μ路側前輪の速度成分VCR1とする。そして、この速度成分VCR1と回転速度成分ω1とを合成して速度ベクトルV1(対地速度)を求め、速度ベクトルV1の方向を、その車輪Tが路面に対し進行している方向と推定する。つまり、速度ベクトルV1の方向を、その車輪Tを操舵すべき方向(θ2)と決定することができる。
まず、補正操舵量演算部23cは、ヨーレートセンサ94からヨーレートVYを取得する(ステップS21)。
次に、補正操舵量演算部23cは、ヨーモーメントの大きさに応じて高μ路側車輪の補正操舵量dθを算出する(ステップS22)。このとき、前輪であれば、補正操舵量dθをトーイン方向に設定し、後輪であれば、補正操舵量dθをトーアウト方向に設定する。
そして、補正操舵量演算部23cは、ヨーレートの向き(符号)が反転したか否か判断し、反転前であれば(ステップS23,No)、算出した補正操舵量dθをそのまま用い、反転後であれば(ステップS23,Yes)、算出した補正操舵量dθをα(但し、0<α<1)倍する(ステップS24)。
次に、この推定した低μ路側車輪の位置での進行方向に基づき、低μ路側車輪の補正操舵量dθを算出する(ステップS26)。このとき、前輪であれば、補正操舵量dθは、通常トーイン方向に設定され、後輪であればトーアウト方向に設定される。もっとも、前記した低μ路側車輪の位置での進行方向の推定を省略して、単に低μ路側前輪および低μ路側後輪の操舵方向を維持してもよい。
この結果、図7(b)に示すように、高μ路側の車輪Tは、高いトラクションにより車両CRの姿勢を元へ戻そうとするカウンターヨーモーメントを発生する。そして、低μ路側の車輪Tは、その進行方向へ向き、かつアンチロックブレーキ制御がなされていることで、極力高いトラクションを発生する範囲で路面に追従し、車両CRのコントロールが可能となる。また、車輪Tは、路面の移動方向に転動することから、タイヤの性能を最大限に発揮することができる。
図8に示すように、高速で走行していた場合には、急制動前の低μ路側前輪(右前車輪)Tの速度成分VCR1が大きいため、車両CRが左にある程度旋回した後では、右前の車輪Tの位置では、車両CRに対し地面が流れる方向は、車両CRに対しわずかに左の後方向となる。言い換えると、対地速度方向は、車両CRに対しわずかに右前方向となる。そこで、回転速度成分ω1と速度成分VCR1を合成した速度成分V1の方向に右前の車輪Tの前後方向を向けると、その車輪は、若干トーアウト方向へ向くことになる。
このように高速時においては、回転速度成分ω1に比較して直進の速度成分V1が大きいため、車両の旋回量によっては、低μ側前輪がトーアウト方向を向くこともある。
このとき、低μ側後輪も同様に操舵され、図8に示した例では、若干トーアウト方向を向く。
また、発生したヨーモーメントが大きい場合には、後輪も同様に、高μ路側をトーアウト方向に補正操舵して車両CRの姿勢を回復させるとともに、低μ路側の車輪Tを路面の相対的移動方向に沿う方向へ操舵するので、同車輪Tの性能を引き出すことができる。
さらに、車両CRのヨーモーメントの向きが反転したら、補正操舵量を小さくするので、車両CRの振れ戻しを抑制することができる。
例えば、実施形態におけるステアリングSと各車輪Tは、機械的に接続しない場合を例にしたが、ステアリングSと各車輪Tとを機械的に接続するかどうかは任意である。例えば、ステアリングSの操作は、機械的に車輪Tに伝えられるようにされた上で、各車輪Tの操舵方向を微調整するように、ステアリング機構の一部にアクチュエータを組み込むように構成してもよい。
また、前記実施形態においては、便宜上、液圧ユニット10は、アンチロックブレーキ制御と操舵制御の両方が一つのユニットとして構成される例を説明したが、これらは別体でもよいし、それぞれ電動装置を利用するなど液圧の装置でなくても構わない。
さらに、前記実施形態においては、4輪の自動車を前提に説明したが、前2輪、後4輪の自動車などに対しても同様に適用することができる。
20 制御部
21 記憶部
22 アンチロックブレーキ制御部
23 操舵制御部
23a 目標操舵角演算部
23b 補正判定部
23c 補正操舵量演算部
23d 操舵量演算部
23e 駆動部
31 ピストンロッド
91 車輪速センサ
92 操舵角センサ
93 操作角センサ
94 ヨーレートセンサ
100 車両用制御装置
CR 車両
T 車輪
Claims (8)
- 各車輪の制動力を個別に調節可能な制動力調節装置と、
車両の各車輪の操舵方向を個別に調節可能な操舵調節装置と、
前記車両の運転状態に基づいて少なくとも前記制動力調節装置および前記操舵調節装置を制御する制御部とを備えた車両用制御装置であって、
前記制御部は、
前記制動力調節装置を作動させて制動時の車輪のロックを抑制する制御を実行するアンチロックブレーキ制御部と
スプリット路面の走行中にブレーキ操作による制動に伴ってヨーモーメントが発生した場合に、前記操舵調節装置を作動させて、前記ヨーモーメントを打ち消すべく高μ路側前輪をトーイン方向に操舵するとともに、低μ路側前輪の操舵方向を維持し、または車輪前後方向を対地速度方向へ操舵する前輪補正操舵部とを備えることを特徴とする車両用制御装置。 - スプリット路面の走行中にブレーキ操作による制動に伴ってヨーモーメントが発生した場合に、前記操舵調節装置を作動させて、前記ヨーモーメントを打ち消すべく高μ路側後輪をトーアウト方向へ操舵するとともに、低μ路側後輪の操舵方向を維持し、または車輪前後方向を対地速度方向へ操舵する後輪補正操舵制御を実行する後輪補正操舵部を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
- 前記後輪補正操舵部は、車両のヨーモーメントが所定の基準を上回った場合に前記後輪補正操舵制御を実行することを特徴とする請求項2に記載の車両用制御装置。
- 各車輪の制動力を個別に調節可能な制動力調節装置と、
車両の各車輪の操舵方向を個別に調節可能な操舵調節装置と、
前記車両の運転状態に基づいて少なくとも前記制動力調節装置および前記操舵調節装置を制御する制御部とを備えた車両用制御装置であって、
前記制御部は、
前記制動力調節装置を作動させて制動時の車輪のロックを抑制する制御を実行するアンチロックブレーキ制御部と
スプリット路面の走行中にブレーキ操作による制動に伴ってヨーモーメントが発生した場合に、前記操舵調節装置を作動させて、前記ヨーモーメントを打ち消すべく高μ路側後輪をトーアウト方向に操舵するとともに、低μ路側後輪の操舵方向を維持し、または車輪前後方向を対地速度方向へ操舵する後輪補正操舵部とを備えることを特徴とする車両用制御装置。 - 前記低μ路側の車輪は、前記ブレーキ操作前の当該車輪の速度成分と、現在の当該車輪位置での回転速度成分とを合成した方向に向けて操舵されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両用制御装置。
- 車両速度とヨーレートのうち少なくともいずれか一方に対応させて、制御対象となる低μ路側の車輪の操舵方向をあらかじめ記憶した記憶部を備え、前記記憶部の記憶している対応関係に基づき低μ路側の車輪を操舵することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両用制御装置。
- 前記高μ路側の車輪は、ヨーレートが大きいほど補正操舵量が大きく制御されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車両用制御装置。
- 前記高μ路側の車輪は、ヨーレートの向きが反転する前の補正操舵量よりも反転した後の補正操舵量が小さく制御されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の車両用制御装置。
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