JP2007260545A - 放電生成ガスの溶解装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 放電により生成されたガスを水に溶解する装置において、最終的に溶解されずに残存した放電生成ガスの濃度を、大量の吸着材等を別途設け、予め除去する作業を伴うことなく、放電により生成されたガスが溶解した水を取り出すことが可能な放電生成ガス溶解装置を提供する。
【解決手段】 放電器と、貯水部と、前記貯水部から水を排出する排水路と、前記排水路の途上に設けられた第1の開閉弁と、ガス逃げ防止手段と、を備え、前記ガス逃げ防止手段は、前記導入口から導入された空気分解ガスのうちで前記貯水部に貯水された水に溶解しきれなかった空気分解ガスが前記排水路から下流側へ排出するのを防止するように機能する手段であることを特徴とする放電生成ガスの溶解装置が提供される。
【選択図】 図1
【解決手段】 放電器と、貯水部と、前記貯水部から水を排出する排水路と、前記排水路の途上に設けられた第1の開閉弁と、ガス逃げ防止手段と、を備え、前記ガス逃げ防止手段は、前記導入口から導入された空気分解ガスのうちで前記貯水部に貯水された水に溶解しきれなかった空気分解ガスが前記排水路から下流側へ排出するのを防止するように機能する手段であることを特徴とする放電生成ガスの溶解装置が提供される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、放電により生成されたガス、たとえば、二酸化窒素ガスを水に溶解させ硝酸水溶液を生成したり、オゾンガスを水に溶解させてオゾン水を生成したり、水中の有機物の酸化、脱臭、殺菌などに利用される放電によって生成されるガスの溶解装置に関する。
従来、放電によって発生するガスを溶解する装置の代表的なものとしてオゾン水生成装置がある。放電器で生成されたオゾンガスは貯水されたタンク内に排出され、水中でバブリングさせて溶解させている。オゾンガスは水への溶解性が悪いため、溶解しきれなかったオゾンガスは循環路を介して再度、放電器に送られ、再び水中でバブリングさせて溶解させることで、溶解しきれないオゾンガスを有効利用する循環方式のオゾン反応装置が開示されている。(特許文献1)
通常、オゾンガスの水への溶解度は低く、バブリング終了後には、溶解しきれなかった大量のオゾンガスがタンク内に残存することとなる。よって生成されたオゾン水をタンク排水路から下流側へ排出する際に、溶解しきれなかった大量のオゾンガスが外部へ漏洩する問題があった。
しかし、特許文献1に記載されたオゾン水生成装置では、生成されたオゾン水をタンク排水路から下流側へ排出する際に、溶解しきれなかった高濃度のオゾンガスが外部へ漏洩する手段としては、オゾン水を排出する前に、予め吸着材等などで除去していた。しかし高濃度のオゾンガスを吸着材で除去するためには、大量の吸着材が必要であり、設備が大型化し、かつコストがかかるなどの問題があった。
従って、本発明は、放電により生成されたガスを水に溶解する装置において、最終的に溶解されずに残存した放電生成ガスの濃度を、大量の吸着材等を別途設け、予め除去する作業を伴うことなく、放電により生成されたガスが溶解した水を取り出すことが可能な放電生成ガス溶解装置を提供する。
従って、本発明は、放電により生成されたガスを水に溶解する装置において、最終的に溶解されずに残存した放電生成ガスの濃度を、大量の吸着材等を別途設け、予め除去する作業を伴うことなく、放電により生成されたガスが溶解した水を取り出すことが可能な放電生成ガス溶解装置を提供する。
本発明の一態様によれば
ガス流入口とガス流出口を有し、少なくとも一対の電極の間に電圧を印加することにより放電を生じさせ放電生成ガスを生成可能な放電器と、前記ガス流出口から排出された放電生成ガスを導入する導入口を有する貯水部と、前記導入口から導入された放電生成ガスのうち、前記貯水部に貯水された水に溶解しきれない放電生成ガスを再び前記ガス流入口に導入する循環路と、前記貯水部から水を排出する排水路と、前記排水路の途上に設けられた第1の開閉弁と、前記貯水部内に空気を導入する給排気口と前記放電器、前記第1の開閉弁を制御可能な制御部と、ガス逃げ防止手段と、を備え、前記ガス逃げ防止手段は、前記導入口から導入された空気分解ガスのうちで前記貯水部に貯水された水に溶解しきれなかった空気分解ガスが前記排水路から下流側へ排出するのを防止するように機能する手段であることを特徴としており、本発明によれば、最終的に溶解されずに残存した放電生成ガスを、最終的に溶解されずに残存した放電生成ガスの濃度を、大量の吸着材等を別途設け、予め除去する作業を伴うことなく、放電により生成されたガスが溶解した水を取り出すことが可能となる。
ガス流入口とガス流出口を有し、少なくとも一対の電極の間に電圧を印加することにより放電を生じさせ放電生成ガスを生成可能な放電器と、前記ガス流出口から排出された放電生成ガスを導入する導入口を有する貯水部と、前記導入口から導入された放電生成ガスのうち、前記貯水部に貯水された水に溶解しきれない放電生成ガスを再び前記ガス流入口に導入する循環路と、前記貯水部から水を排出する排水路と、前記排水路の途上に設けられた第1の開閉弁と、前記貯水部内に空気を導入する給排気口と前記放電器、前記第1の開閉弁を制御可能な制御部と、ガス逃げ防止手段と、を備え、前記ガス逃げ防止手段は、前記導入口から導入された空気分解ガスのうちで前記貯水部に貯水された水に溶解しきれなかった空気分解ガスが前記排水路から下流側へ排出するのを防止するように機能する手段であることを特徴としており、本発明によれば、最終的に溶解されずに残存した放電生成ガスを、最終的に溶解されずに残存した放電生成ガスの濃度を、大量の吸着材等を別途設け、予め除去する作業を伴うことなく、放電により生成されたガスが溶解した水を取り出すことが可能となる。
本発明によれば、放電により生成されたガスを水に溶解する装置において、最終的に溶解されずに残存した放電生成ガスの濃度を、大量の吸着材等を別途設け、予め除去する作業を伴うことなく、放電により生成されたガスが溶解した水を取り出すことが可能な放電生成ガス溶解装置を提供することができ、装置の初期コストおよびランニングコストの低減が可能になり、産業上のメリットは多大である。
以下、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる放電生成ガス溶解装置の要部構成を例示する模式図である。
図1に示すように、本発明の放電生成ガス溶解装置は、上部にガスが流入するガス流入口14と、下部にガスが流出するガス流出口13とを有する放電器10と、放電器10の下方にはガス流出口13から排出されたガスをガス導入管路23を経由して導入する導入口を上部に形成した貯水タンク30と、貯水タンク30の上部に接続され、水道水を貯水タンク30内に供給する給水管路22と、導入口から貯水タンク30内に一旦導入されたガスを再び放電器10のガス流入口14に送る循環管路22と、貯水タンク30の下部に設けられた排水部からU字トラップ42を介して、貯水タンク30内の液体を装置外に排出する排水管路43と、外部空気を導入する空気導入口70と、放電ガス溶解装置の作動を制御する制御装置80と、を有する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる放電生成ガス溶解装置の要部構成を例示する模式図である。
図1に示すように、本発明の放電生成ガス溶解装置は、上部にガスが流入するガス流入口14と、下部にガスが流出するガス流出口13とを有する放電器10と、放電器10の下方にはガス流出口13から排出されたガスをガス導入管路23を経由して導入する導入口を上部に形成した貯水タンク30と、貯水タンク30の上部に接続され、水道水を貯水タンク30内に供給する給水管路22と、導入口から貯水タンク30内に一旦導入されたガスを再び放電器10のガス流入口14に送る循環管路22と、貯水タンク30の下部に設けられた排水部からU字トラップ42を介して、貯水タンク30内の液体を装置外に排出する排水管路43と、外部空気を導入する空気導入口70と、放電ガス溶解装置の作動を制御する制御装置80と、を有する。
また、放電器10内には後述する一対の放電電極15に電圧を印加する高圧電源11と高電圧投入スイッチ12が直列に配列されている。つまり、高電圧投入スイッチ12をONにすると放電器10に高電圧が印加され、高電圧投入スイッチ12をOFFにすると放電器10に電圧は印加されない構造となっている。
また、貯水タンク30に水道水を供給する給水管路20の途上には水の流入用開閉弁21が設けられており、この水の流入用開閉弁21の開閉を行うことで貯水タンク30内への水の供給/止水を切替えている。
この貯水タンク30の上部に形成された導入口には、放電器10のガス流出口13に接続された導入管路23が貫通されており、導入管路23のガス流出口13とは逆側の端部にはバブラ31が取り付けられている。このバブラ31の微小孔は貯水タンク30の下方に配置され、貯水タンク30内に水が流入された状態で水没するようになっている。バブラ31は内面と外面を貫通した多数の微小孔が形成されている。このようにして、バブラ31で放電生成ガスを貯水タンク30内の水にバブリングした際に溶解されなかった放電生成ガスは貯水タンク30の上部に形成された循環口から循環管路22に送られるようになっている。
また、排水管路のU字トラップ部42より下流側には生成水排出用開閉弁41が設けられており、貯水タンク30内の水を排水管路下流側に排出/止水とを切替えている。更に、貯水タンク30の上部には給排気口70が設けられている。
更に導入管路23の途上にはガス移動手段としてのダイアフラムを有するエアポンプ60を設け、放電生成ガスを導入管路23のガス流出口13とは逆側の端部に送り出すようにしている。
更に導入管路23の途上にはガス移動手段としてのダイアフラムを有するエアポンプ60を設け、放電生成ガスを導入管路23のガス流出口13とは逆側の端部に送り出すようにしている。
次に、図9に示すフローチャートと、図2〜図8に示す図を用いて、本発明の実施の形態にかかる放電生成ガス溶解装置の動作を説明する。
装置の起動が開始されると、制御装置80によって溶解装置が次の作動する。
まず、図2に示すように、貯水タンク30に水道水を流入するために、生成水排出用開閉弁41を閉じ、水の流入用開閉弁21を開け、給水管路20から水道水を、貯水タンク30に流入する。この際、給排気口70に開閉弁(図示しない)を設けた場合には開閉弁を開にしておく。
まず、図2に示すように、貯水タンク30に水道水を流入するために、生成水排出用開閉弁41を閉じ、水の流入用開閉弁21を開け、給水管路20から水道水を、貯水タンク30に流入する。この際、給排気口70に開閉弁(図示しない)を設けた場合には開閉弁を開にしておく。
つぎに、図3に示すように、貯水タンク30内に流れ込んだ水道水の水位が、諸望の量になった後、水道水の流入を止めるために水の流入用開閉弁21を閉じる。尚、この際に貯水タンク30内にあった空気は給排気口70を経て外部に排出される。
つぎに、図4に示すように、高圧電源11の高電圧投入スイッチ12を投入し、放電器10に高電圧を印加する。これにより放電器10内で放電が発生し放電生成ガスが生成される。少し時間を遅らせてエアポンプ60を駆動し、放電生成ガスを放電器10のガス流出口13からバブラ31を通して、水中でバブリングさせ、放電生成ガスを水道水に溶解させる。その際に、溶解しきれなかった放電生成ガスは、再度放電器10のガス流入口14に戻り、放電器10、放電器の流出口13を通過し、再度バブラ31を通して、水中でバブリングさせ、放電生成ガスを水に溶解させる。この際、エアポンプ60を駆動しているため循環管路22内に溶解しきれなかった放電生成ガスのほとんどは流れ込み、給排気口70からは排出されにくい。給排気口70に開閉弁(図示しない)を設けた場合には開閉弁を閉にしておく。
つぎに、図5に示すように、所定時間経過後、たとえば放電生成ガスが窒素酸化物ガスであれば、生成水が硝酸水溶液になり、pHが諸望の値になった時間経過後、もしくは放電生成ガスがオゾンガスの場合、生成水がオゾン水になり、水中オゾン濃度が諸望の値になった時間経過後に、高圧電源11の高電圧投入スイッチ12を切断し、放電器10内での放電を停止し、かつエアポンプ60を停止し、水中への放電生成ガスのバブリングを終了させる。この際、少しでも放電生成ガスを有効利用すること、放電生成ガスの濃度を最終的に極力、低下させるために放電器10を停止した後も所定時間、エアポンプ60のみを駆動させても良い。
つぎに、図6に示すように、生成水を取り出すために、生成水排出用開閉弁41を開放し、給排気口70から外気を自然導入させながら、生成水を生成水排出口40から取り出す。その際、U字トラップ42があるために、貯水タンク30内の、最終的に溶解しきれなかった放電生成ガスはU字トラップ42の下流側に排出されることが無いため、生成水流出用開閉弁40から外部へ漏れ出すことは無い。また、生成水流出用開閉弁41が開放されて生成水を取り出している間は貯水タンク30内に負圧が発生しているため、貯水タンク30内に残存した放電生成ガスが給排気口70から排出されることはない。この際、給排気口70に開閉弁(図示しない)を設けた場合には開閉弁を開にしておく。
以後、図7に示すように、貯水タンク30に水を流入するために、生成水排出用開閉弁41を閉じ、図8(=図2)に示すように、水の流入用開閉弁21を開放し、給水管路20から水道水を、貯水タンク30に流入し、以後、図2(=図8)〜図7の一連の動作を繰り返すことにより、何度でも生成水を作り出すことが可能になる。
生成水に接する部分の部材は、耐酸性、耐オゾン性に優れる材料で形成することが好ましい。たとえばフッ素樹脂やガラス材料、セラミックス材料を用いることが好ましい。
なお、本願明細書において「放電生成ガス」とは、空気中で放電させることにより生成されるガスをいい、空気を構成するガスが単に分解したガスのみならず、これら分解したガスが新たに結合して生成されるガスも含むものとする。例えば、単に窒素(N2)あるいは酸素(O2)などが分解したガスのみならず、窒素と酸素が新たに結合して生成される窒素酸化物ガス、酸素と活性酸素(O)が新たに結合して生成されるオゾンガスも「放電生成ガス」に含まれるものとする。
以上説明したように、本実施形態によれば、最終的に溶解されずに残存した放電生成ガスの濃度を、大量の吸着材等を別途設け、予め除去する作業を伴うことなく、放電により生成されたガスが溶解した水を取り出すことが可能になる。
尚、本実施例においては導入管路23の途上にエアポンプ60を設けていたが、エアポンプ60の位置はこれに限定されるものではなく同様の効果を果たすことができれば良い。例えば循環管路22の途上に設けても良い。
図10は本実施形態に係る放電器10の一例の模式図であり、図11はそのA−A線の断面図である。
図10及び図11に表したように、放電器10としては、Packed Bed方式の放電リアクタを用いることができる。この放電リアクタは、例えば、円柱状の内側電極15と、その周囲を取り囲むように設けられた円筒状の外側電極16との間に、多数の誘電体ペレット17を充填した構造を有する。例えば、内側電極15と外側電極16との間隔を14ミリメータ程度とし、誘電体ペレット17の粒径を直径1ミリメータ程度とした場合、電極15、16間に、数ヘルツ〜数百キロヘルツ、数キロボルト〜数十キロボルトの交流電圧を印加すると、誘電体ペレット17の空隙において放電が発生する。そこに、空気を通気させると、空気が窒素原子や酸素原子などに一旦分解された後、再結合により例えば、NO(一酸化窒素)やNO2(二酸化窒素)などの窒素酸化物ガスや、O3(オゾン)などの放電生成ガスが生成される。
ここで、誘電体ペレットの材料としては、例えばチタン酸バリウム(BaTiO3)等の強誘電体を用いることができる。
放電器10としては、上記構造のPacked Bed方式の放電リアクタに限らず、同心円筒型、沿面放電型、無声放電型など、放電により放電生成ガスを生成できるものであれば、放電器の形態は限定しない。
ここで、放電器に5キロボルト(kV)程度の高電圧を印加し、空気を分解した場合、NOxガスリッチな混合ガスが生成される。一方、2キロボルト(kV)程度の低電圧を印加した場合は、逆にO3ガスリッチの混合ガスが生成される。これは、N2ガスの解離エネルギーとO2ガスとの解離エネルギーが異なるからであり、放電により与えるエネルギーが高いとNOxガスリッチな混合ガスが得られ、放電により与えるエネルギーが低いとオゾンガスリッチな混合ガスが生成される。
図12は、給排気口70に、給排気用開閉弁51を設置したものである。
これにより、給排気口70からの外部への放電生成ガスの流出を、より確実に防止することが可能となる。
これにより、給排気口70からの外部への放電生成ガスの流出を、より確実に防止することが可能となる。
図13は、放電器10への水の逆流を防止するために、導入管路の途上に逆止弁92を設置したものである。放電器10への水の流入は、放電を阻害し、放電生成ガスの低下を引き起こす。
逆止弁92を設置することにより、放電生成ガスの生成量の低下を防止できる。
逆止弁92を設置することにより、放電生成ガスの生成量の低下を防止できる。
図14は、放電器10への水の流入を防止するために、貯水タンク30の循環口に脱気膜93を設置したものである。放電器10への水の流入は、放電を阻害し、放電生成ガスの低下を引き起こす。
脱気膜93を設置することにより、放電生成ガスの低下を防止できる。
脱気膜93を設置することにより、放電生成ガスの低下を防止できる。
尚、万が一脱気膜を水分が通過してしまったり、結露によって放電器10内に水分が供給された場合においても、貯水タンク30の上方に放電器10が配置されているため、放電器10下部に形成されたガス流出口13から水滴は重力落下して放電器10内に水分が留まりにくくなり放電効率の低下を抑制することができる。
同様に、エアポンプ60内に水分が供給された場合においても、入口または/および出口をエアポンプ60の下部に形成することでエアポンプ60内、特にダイアフラム内に水が留まりにくくなり、ガスの循環効率の低下を抑制することができる。
同様に、エアポンプ60内に水分が供給された場合においても、入口または/および出口をエアポンプ60の下部に形成することでエアポンプ60内、特にダイアフラム内に水が留まりにくくなり、ガスの循環効率の低下を抑制することができる。
更に、エアポンプ60を駆動する前に、所定時間放電器10のみを運転するようにすれば、誘電体ペレット17の表面に付着した硝酸アンモニウムを除去することができるため、誘電体ペレット17の表面はリフレッシュされ、放電性能を低下させずに済む。
図15は、貯水タンク30内の水位を検知するフロートスイッチ94を設け、制御装置80によって、生成水排出用開閉弁41を開いて、貯水タンク30から空気分解ガスが溶解された水を生成水排水口40より下流側に排出する際に、水位センサーにより、貯水タンクに貯水された水に溶解しきれなかった空気分解ガスが生成水排水口40より下流側へ排出するのを防止する封水が無くなる前に生成水排出用開閉弁41を閉じるように制御しても良い。
また、ガス逃げ防止手段はU字形トラップに限らずワントラップ構造であっても良く、同じ封水を形成するものであれば良い。
あるいは、貯水タンク30から流出した水量を測定する水量計(図示しない)をさらに備え、制御装置80によって、生成水排出用開閉弁41を開いて、貯水タンク30から空気分解ガスが溶解された水を生成水排水口40より下流側に排出する際に、水量計により、貯水タンク30に貯水された水に溶解しきれなかった空気分解ガスが生成水排水口より下流側へ排出するのを防止する封水が無くなる前に生成水排出用開閉弁41を閉じるように制御しても良い。
あるいは、貯水タンク30から流出した水量を測定する水量計(図示しない)をさらに備え、制御装置80によって、生成水排出用開閉弁41を開いて、貯水タンク30から空気分解ガスが溶解された水を生成水排水口40より下流側に排出する際に、水量計により、貯水タンク30に貯水された水に溶解しきれなかった空気分解ガスが生成水排水口より下流側へ排出するのを防止する封水が無くなる前に生成水排出用開閉弁41を閉じるように制御しても良い。
また、本発明を放電器10で生成されるガスが、主に窒素酸化物ガスであって、酸性水を生成する場合に用いた具体例について説明したが、本発明はこれら具体例に限定されるものではない。
例えば、放電器で生成されるガスが、主にオゾンガスの場合、オゾン水生成装置やオゾンによる水の殺菌装置としても利用できる。
例えば、放電器で生成されるガスが、主にオゾンガスの場合、オゾン水生成装置やオゾンによる水の殺菌装置としても利用できる。
10 放電器
11 高圧電源
12 高圧投入スイッチ
13 ガス流出口
14 ガス流入口
15 内側電極
16 外側電極
17 誘電体ペレット
20 給水管路
21 水の流入用開閉弁
22 循環管路
23 導入管路
30 貯水タンク
31 バブラ
40 生成水排出口
41 生成水排出用開閉弁
42 U字トラップ
51 給排気用開閉弁
60 エアポンプ
70 給排気口
80 制御装置
92 逆止弁
93 脱気膜
94 フロートスイッチ
L 水の流れ
G ガスの流れ
W 水
11 高圧電源
12 高圧投入スイッチ
13 ガス流出口
14 ガス流入口
15 内側電極
16 外側電極
17 誘電体ペレット
20 給水管路
21 水の流入用開閉弁
22 循環管路
23 導入管路
30 貯水タンク
31 バブラ
40 生成水排出口
41 生成水排出用開閉弁
42 U字トラップ
51 給排気用開閉弁
60 エアポンプ
70 給排気口
80 制御装置
92 逆止弁
93 脱気膜
94 フロートスイッチ
L 水の流れ
G ガスの流れ
W 水
Claims (6)
- ガス流入口とガス流出口を有し、少なくとも一対の電極の間に電圧を印加することにより放電を生じさせ放電生成ガスを生成可能な放電器と、前記ガス流出口から排出された放電生成ガスを導入する導入口を有する貯水部と、前記導入口から導入された放電生成ガスのうち、前記貯水部に貯水された水に溶解しきれない放電生成ガスを再び前記ガス流入口に導入する循環路と、前記貯水部から水を排出する排水路と、前記排水路の途上に設けられた第1の開閉弁と、前記貯水部内に空気の給気と排気を行う給排気部と、制御部と、ガス逃げ防止手段と、を備え、前記ガス逃げ防止手段は、前記導入口から導入された空気分解ガスのうちで前記貯水部に貯水された水に溶解しきれなかった空気分解ガスが前記排水路から下流側へ排出するのを防止するように機能する手段であることを特徴とする放電生成ガスの溶解装置。
- 前記ガス逃げ防止手段は、排水路の途上にトラップ部を設けたことを特徴とする請求項1記載の放電生成ガスの溶解装置。
- 前記貯水部内の水位を検知する水位センサを設け、前記ガス逃げ防止手段は、前記制御手段によって、前記第1の開閉弁を開いて、前記貯水部から空気分解ガスが溶解された水を前記排水路より下流側に排出する際に、前記水位センサにより、前記貯水部に貯水された水に溶解しきれなかった空気分解ガスが前記排水路から下流側へ排出するのを防止する封水が無くなる前に前記第一の開閉弁を閉じるように制御することを特徴とする請求項1記載の放電生成ガスの溶解装置。
- 前記貯水部から流出した水量を測定する水量計をさらに備え、前記ガス逃げ防止手段は、前記制御手段によって、前記第1の開閉弁を開いて、前記貯水部から空気分解ガスが溶解された水を前記排水路より下流側に排出する際に、前記水量計により、前記貯水部に貯水された水に溶解しきれなかった空気分解ガスが前記排水路から下流側へ排出するのを防止する封水が無くなる前に前記第一の開閉弁を閉じるように制御することを特徴とする請求項1記載の放電生成ガスの溶解装置。
- 前記放電生成ガスを導入する導入口の前段に逆止弁を備えたことを特徴とする請求項1〜4記載の放電生成ガスの溶解装置。
- 前記貯水部の循環路の途上に脱気膜を備えたことを特徴とする請求項1〜5記載の放電生成ガスの溶解装置。
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WO2022064929A1 (ja) * | 2020-09-23 | 2022-03-31 | サンデン・アドバンストテクノロジー株式会社 | オゾン液生成装置 |
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2006
- 2006-03-28 JP JP2006088051A patent/JP2007260545A/ja active Pending
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