JP2007260336A - 眼光学特性測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】波面収差の変化が大きい被測定眼に対しても波面収差の測定を可能とする。
【解決手段】演算部は、照明光束が被測定眼で反射し、ハルトマン板を介して受光された受光部の画像を取得する(S201)。また、初期グリッドを作成する(S203)。演算部は、中心のスポット位置がグリッド中心となるようにグリッドをシフトさせる(S207)。演算部は、シフトされたグリッドの各セル内のスポット位置を検出する(S213)。演算部は、瞳中心位置から解析半径Rでの波面収差を算出する(S215)。演算部は、得られた波面収差に基づきグリッドを歪曲させる(S219)。また、演算部は、波面収差の大きさにより差分半径△Rの値を変化させ(S221)、解析半径Rの値をR=R+△Rとして、ステップS213以降の処理を繰り返す(S223)。
【選択図】図6

Description

本発明は、眼光学特性測定装置に係り、特に、ハルトマン等点像である光のスポット位置から光学特性を求める眼光学特性測定装置に関する。
ハルトマン画像上でグリッドを形成し、処理する眼科特性装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
ハルトマン画像から波面収差を計算する場合にはスポットの位置を検出する処理が必要となる。検出されたスポットがレンズアレイのどのレンズに対応するかを対応づけることは非常に難しく、計算量も莫大なものとなっていた。このため、特許文献1などではレンズアレイの焦点距離を短くし、レンズアレイに対応するグリッドを作成し、グリッド内のみでスポットを検索することで処理の高速化を可能にしている。
特開2004−81725号公報
しかしながら、例えば円錐角膜眼や強度の乱視眼などでは波面収差の変化が大きすぎるために、スポットがグリッドの範囲を超えてしまい、波面収差の測定が不可能な場合があった。
本発明は、以上の点に鑑み、測定が困難であった波面収差の変化が大きい被測定眼に対しても波面収差の測定が可能な眼光学特性測定装置を提供することを目的とする。また、本発明は、波面収差の変化が大きい被測定眼に対しても高速に波面収差の測定をすることを目的のひとつとする。
本発明は、収差の変化に応じてグリッドを適時修正することをで、測定が困難であった波面収差の変化が大きい被測定眼に対しても高速に波面収差の測定が可能な眼光学特性測定装置を提供する。
本発明の解決手段によると、
眼底を照明する照明光源を含む照明光学系と、
上記照明光学系の照明光束で照明された被測定眼からの反射光束を、複数の光束に分割する光束分割素子を介して受け取り、受光信号を形成する受光部を含む受光光学系と、
上記受光部で形成された受光信号による画像上で、中心から周辺にかけて複数の領域に分割した複数の設定範囲を設け; 複数のセルを有する予め定められた初期グリッドを設定し; 上記受光部の受光信号によるハルトマン画像上の中心付近の上記設定範囲を含む第1領域のスポット位置から波面収差を求め; 該波面収差に基づき、ハルトマン画像の少なくとも上記第1領域のスポットがセルの範囲内に入るように初期グリッドを修正した第1の修正グリッドを設定し; 上記第1領域とその周囲の上記設定範囲とを含む第2領域のハルトマン画像のスポット位置から波面収差を求め; 該波面収差に基づき、第1の修正グリッドをさらに修正した第2の修正グリッドを設定し; 順次周囲の上記設定範囲をさらに含む領域のハルトマン画像のスポット位置から波面収差を求めて; 該波面収差に基づき修正グリッドを順次修正することにより第nの修正グリッドを求め; 第nの修正グリッドの各セルに対応した、ハルトマン画像のスポット位置を求めるスポット位置測定部と、
上記スポット位置測定部で測定されたスポット位置から眼の光学特性を測定する光学特性測定部と
を備えた眼光学特性測定装置が提供される。
本発明によると、測定が困難であった波面収差の変化が大きい被測定眼に対しても波面収差の測定が可能な眼光学特性測定装置を提供することができる。また、本発明によると、波面収差の変化が大きい被測定眼に対しても高速に波面収差の測定をすることができる。
以下、本実施の形態を図面を用いて説明する。
1.光学系構成
図1に、眼特性測定装置(眼光学特性測定装置)の光学系の構成図を示す。
眼特性測定装置は、第1照明光学系10と、第1光源部11と、第1測定部25Aと、前眼部照明部30と、前眼部観察部40と、第1調整光学部50と、第2調整光学部70と、視標光学部90を備える。また、第1測定部25Aは、第1受光光学系20Aと、第1受光部21Aを含む。なお、被測定眼100については、網膜(眼底)、角膜(前眼部)が示されている。
以下、各部について詳細に説明する。
第1照明光学系10は、第1光源部11からの光束で被測定眼100の眼底上で微小な領域を照明するためのものである。第1照明光学系10は、例えば、第1の集光レンズと、第1のシリンダーレンズと、第1リレーレンズとを備える。
第1光源部11は、第1波長の光束を発する。第1光源部11は、空間コヒーレンスが高く、時間コヒーレンスは高くないものが望ましい。ここでは、一例として、第1光源部11には、SLD(スーパールミネセンスダイオード)が採用されており、輝度が高い点光源を得ることができる。なお、第1光源部11は、SLDに限られるものではなく、レーザー光源の様に空間、時間ともコヒーレンスが高いものでも、回転拡散板などを挿入することにより、適度に時間コヒーレンスを下げることで利用できる。そして、LEDの様に、空間、時間ともコヒーレンスが高くないものでも、光量さえ充分であれば、ピンホール等を光路の光源の位置に挿入することで、使用可能になる。また、照明用の第1光源部11の波長は、例えば、赤外域の波長(例、780nm又は860nm)を使用することができる。
第1受光光学系20Aは、例えば、被測定眼100の網膜から反射して戻ってきた光束を受光し第1受光部21Aに導くためのものである。第1受光光学系20Aは、例えば、変換部材22A(例、ハルトマン板)と、アフォーカルレンズと、シリンダーレンズと、リレーレンズを備える。変換部材22Aは、反射光束を少なくとも17本の複数のビームに変換するためのレンズ部を有する波面変換部材である。変換部材22Aには、光軸と直交する面内に配置された複数のマイクロフレネルレンズを用いることができる。眼底からの反射光は、変換部材22Aを介して第1受光部21A上に集光する。第1受光部21Aは、変換部材22Aを通過した第1の受光光学系20Aからの光を受光し、第1信号を生成するためのものである。なお、波面変換部材は、長焦点又は高感度のレンズ部を有するものでもよいし、短焦点又は低感度のレンズ部を有するものでもよい。
移動部15は、第1照明光学系10と第1受光光学系20Aを一体に移動する。例えば、第1光源部11からの光束が集光する点で反射されたとして、その反射光による第1受光部21Aでの信号ピークが最大となる関係を維持して、連動して移動し、第1受光部21Aでの信号ピークが強くなる方向に移動し、強度が最大となる位置で停止することができる。
第1光源部11から被測定眼100への入射光は絞り12を偏心させることでレンズや角膜の頂点反射を防ぎ、ノイズを押さえられる。絞り12は、径がハルトマンプレート22Aの有効範囲より小さく、いわゆるシングルパスの収差計測(受光側だけに眼の収差が影響する方法)が成り立つことができる様になっている。レンズ13は、上記を満たすために眼底共役点を前側焦点位置に、さらに眼の瞳との共役関係を満たすために、後側焦点位置が絞り12と一致するように配置されている。
なお、第1光源部11から出た入射光線は、眼底から拡散反射された測定光線と共通光路になった後は、近軸的には、眼底から拡散反射された測定光線と同じ進み方をする。但し、シングルパス測定のときは、それぞれの光線の径は違い、入射光線のビーム径は、測定光線に比べ、かなり細く設定される。具体的には、入射光線のビーム径は、例えば、被測定眼100の瞳位置で1mm程度、測定光線のビーム径は、7mm程度になることもある。なお、光学系を適宜配置し、絞り12の径を大きくすることで、ダブルパス測定を行うこともできる。
ビームスプリッタ61は、例えば、第1波長の光束を反射するダイクロイックミラーで構成されている。また、眼底からの反射むら等による光を均一化するためのロータリープリズム62が配置されている。
前眼部照明部30は、例えば、プラチドリング又はケラトリング等を用いて前眼部を所定パターンで照射する。ケラトリングの場合、ケラト像により角膜の曲率中心付近だけのパターンを得ることができる。前眼部観察部40は、例えば、リレーレンズ、CCDで構成される受光部を備え、例えば、プラチドリング、ケラトリング等の前眼部照明部30のパターンが、被測定眼100の前眼部から反射して戻ってくる光束を観察する。なお、テレセン絞りを設ければ、瞳孔径が正確に測定できる。
第1調整光学部50は、例えば、作動距離調整を主に行うものであって、光源部と、集光レンズと、受光部とを備える。ここで、作動距離調整は、例えば、光源部から射出された光軸付近の平行な光束を、被測定眼100に向けて照射すると共に、この被測定眼100から反射された光を、集光レンズを介して受光部で受光することにより行われる。また、被測定眼100が適正な作動距離にある場合、受光部の光軸上に、光源部からのスポット像が形成される。一方、被測定眼100が適正な作動距離から前後に外れた場合、光源部からのスポット像は、受光部の光軸より上又は下に形成される。なお、受光部は、光源部、光軸、受光部を含む面内での光束位置の変化を検出できればいいので、例えば、この面内に配された1次元CCD、ポジションセンシングデバイス(PSD)等を適用できる。
第2調整光学部70は、例えば、XY方向のアライメント調整を行うものであって、アライメント用光源部と、レンズと、ビームスプリッタとを備える。
視標光学部90は、例えば、被測定眼の風景チャート、固視や雲霧をさせる為の視標を投影する光路を含むものであって、光源部(例えば、ランプ)、固視標92、リレーレンズを備える。光源部からの光束で固視標92を眼底に照射することができ、被測定眼100にその像を観察させる。
(共役関係)
被測定眼100の眼底、視標光学部90の固視標92、第1光源部11、第1受光部21Aが共役である。また、被測定眼100の眼の瞳(虹彩)、ロータリープリズム62、第1受光光学系の変換部材(ハルトマン板)22A、第1照明光学系10の測定光入射側の絞り12が共役である。
上述の実施の形態は、主に、入射光線が細いシングルパスとして説明したが、本発明は、入射光線が太いダブルパスとしての眼特定測定装置に通用することも可能である。その際、光学系がダブルパス用構成で配置されるが、演算部による測定・計算処理は同様である。
2.電気系構成
図2は、眼特性測定装置の電気系の構成図である。
眼特性測定装置の電気系の構成は、演算部600と、制御部610と、入力部650と、表示部700と、メモリ800と、第1の駆動部910と、第2の駆動部911と、第3の駆動部912とを備える。演算部600は、例えば、スポット位置測定部601と、各種眼特性測定を行う光学特性測定部602とを含む。さらに、入力部650は、表示部700に表示された適宜のボタン、アイコン、位置、領域等を指示するためポインティングデバイス、各種データを入力するためのキーボード等を備える。
また、演算部600には、第1受光部21Aからの第1信号(4)と、前眼部観察部40からの信号(7)と、第1調整光学部50からの信号(10)が入力される。演算部600は、第1受光部21Aからの第1信号(4)により、例えば、光束の傾き角に基づき被測定眼100の光学特性を求める。また、演算部600は、この演算結果に応じた信号又は他の信号・データを、電気駆動系の制御を行う制御部610と、表示部700と、メモリ800とにそれぞれ適宜出力する。
制御部610は、演算部600からの制御信号に基づいて、第1光源部11の点灯、消灯を制御したり、第1の駆動部910〜第3の駆動部912を制御するためのものである。制御部610は、例えば、演算部600での演算結果に応じた信号に基づいて、第1光源部11に対して信号(1)を出力し、第2調整光学部70に対して信号(5)を出力し、前眼部照明部30に対して信号(6)を出力し、第1調整光学部50に対して信号(9)を出力し、視標光学部90に対して信号(11)を出力し、さらに、第1駆動部910〜第3駆動部912に対して信号を出力する。
第1駆動部910は、ロータリープリズム62を回動させるものであり、図示しない適宜のレンズ移動手段に対して信号(2)を出力すると共に、このレンズ移動手段を駆動する。
第2駆動部911は、例えば、演算部600に入力された第1受光部21Aからの受光信号(4)に基づいて、第1照明光学系10及び第1受光光学系20Aを光軸方向に移動させるものであり、図示しない適宜のレンズ移動手段に対して信号(3)を出力すると共に、このレンズ移動手段を駆動する。
第3駆動部912は、例えば、視標光学部90を移動させるものであり、図示しない適宜の移動手段に対して信号(12)を出力すると共に、この移動手段を駆動する。
3.スポットとグリッド
図3に、ハルトマン画像の図の一例を示す。図3Aは、例えば、収差が小さい場合であり、ハルトマンの格子(グリッド)の各セルの範囲内に各スポットが存在する。一方、図3Bは、例えば、収差が大きい場合であり、ハルトマンの格子の範囲外にもスポットが存在する場合がある。
図4に、スポットとグリッドについての説明図を示す。図4Aは、例えば、収差が小さい場合であり、スポット位置のずれが小さくハルトマンの格子の範囲内にある。したがって、各スポットと格子点との対応付けがしやすい。また、スポット像の欠損位置を容易に検出でき、又は各スポット像の検出範囲が重複することなく画一的に検出できる。一方,図4Bでは、例えば、収差が大きい場合であり、スポット位置のずれが大きくハルトマンの格子の範囲外にもスポットが存在することもある。したがって、あまりにスポット位置がずれてしまうと、各スポットと格子点との対応付けが難しい場合がある。また、スポット像の欠損位置を認識することは極めて難しい。そこで、本実施の形態では、グリッドをシフトさせ及び歪曲させて、スポットがセルの範囲内に入るようにする。その結果、各スポットと格子点との対応付けをしやすくする。
4.フローチャート
図5は、光学特性測定の全体フローチャートである。
まず、演算部600は、被測定眼100の瞳位置のX、Y、Z軸をアライメントする(S101)。次に、演算部600は、測定装置の移動部の原点移動をする(S103)。例えば、ハルトマン板やプラチドリング等をゼロディオプターに合わせる。その後、演算部600は被測定眼のディオプターを第1測定部25Aの第1受光部21Aから取得した画像から計算する、あるいは入力部650からの入力により設定し、制御部610の第2駆動部911、第3駆動部912に信号を送り移動部15、視標光学部90を設定量動作させる。
演算部600(例えば、スポット位置測定部601)は、グリッド作成収差測定処理を実行する(S105)。処理の詳細は後述する。演算部600(例えば、光学特性測定部602)は、任意の瞳径での波面収差を算出する(S107)。瞳径は、例えば、予め定められた値をメモリ800等に記憶しておいてもよいし、入力部650から所望の瞳径を適宜入力してもよい。なお、ステップS105において求められた波面収差を用いる場合には、ステップS107の処理を省略してもよい。演算部600は、結果を表示部700に表示し、メモリ800に保存する(S109)。例えば、瞳径、算出された波面収差等の光学特性、修正グリッド、ハルトマン画像等を表示・保存する。
ここで、波面収差の算出について説明する。
演算部600は、第1測定部25Aの第1受光部21Aから取得した画像に基づき高速に眼特性を計算処理する。すなわち、演算部600は、スポット像のスポット位置を検出し、無収差でのスポット位置を中心とする矩形エリア内でそのスポットと対応するスポット位置を探すことで高速に計算可能となるように対応付けする。
より具体的には、演算部600は、第1測定部25Aの画像からスポットの移動量を求め、i番目のスポットの移動量を△xi、△yiとする。これは、図4又は図5に説明するように、決められたセルを越えないとする。これは変換部材(ハルトマンプレート)22Aと第1受光部(CCD)21Aの距離が近いため、通常は満足できる。逆にこれを超えるような収差は従来の装置では測定が困難な場合があったが、本装置では、グリッドをシフト・歪曲等させることによって、セルを越えないようにしている。このスポットの移動量と波面収差Wは、以下の偏微分方程式によって関係付けられる。
Figure 2007260336
(f:第1測定部25Aのハルトマン板とCCDとの距離)
ここで、波面収差Wをゼルニケ多項式Z 2j−1を使った展開であらわすと、
Figure 2007260336
上の2つの式と、測定で求められた△x、△y、(よって、X、Yも含む)に関する測定値を使って、ゼルニケ係数c 2j−1の各値を求めることができる。この方法では、スポットが、ある決められた範囲内に存在するようになっているので、非常に高速な処理が可能である。
なお、図9、図10に、ゼルニケ多項式についての説明図(1)及び(2)を示す。
ここで、演算部600は、測定処理が可能か判断する。演算部600は、例えば、スポット位置が所定の数以上(例えば3分の1)取れない、もしくは各スポットのぼけが大きい(例えば、無収差時の20倍以上など)、もしくは、隣接するスポット像と分離できずに検出できない点が所定の数以上あるなど、予め定められたひとつ又は複数の適宜の条件に従い判断する。
ここで、処理不可能な場合、演算部600は、解析不可能通知、さらに必要であれば第1受光部からのハルトマン像を表示し、一方、処理可能な場合、演算部600は、球面度数S、乱視度数C、乱視軸A、高次収差を得ることができる。すなわち、演算部600は、求められたゼルニケ係数c 2j−1と光学系の配置(例、移動位置が初期条件でどこに来ているかなどの情報)により、既知の方法をつかって、球面度数S、乱視度数C、乱視軸A、高次球面収差を得ることができる。演算部600は、次式のようにゼルニケ係数の2次項から球面度数S、乱視度数C、乱視軸Aを求めることができる。演算部600は、得られた各値を適宜メモリに記憶する。
Figure 2007260336
(ここで、SE:等価球面度数、Smove:固視移動分の球面度数、r:瞳半径mm)
図6は、上述のステップS105のグリッド作成収差測定フローチャートである。また、図8は、グリッド作成の説明図である。図6のフローチャートは、演算部600(例えば、スポット位置測定部601)により実行される。
演算部600は、第1受光部21Aで得られる画像(受光信号(4))を取得する(S201)。図8(a)に取得される原画像の例を示す。次に、演算部600は、初期グリッドを作成する(S203)。図8(b)に、初期グリッドの例を示す。初期のグリッドは、ハルトマン板(レンズアレイ)より決定できる。例えばレンズアレイの配置に応じて、矩形のグリッドを用いることができる。ハルトマン板のレンズ間隔をd、第1受光部21Aの受光素子の1画素の1辺のサイズをAとすると、グリッド間隔はd/Aとすることができる。なお、グリッドの行数、列数はハルトマン板のレンズの行数、列数と合わせる。なお、初期グリッドは中心付近のみ設定してもよい。グリッドは、例えば、グリッド位置(Gx、Gy)で表すことができる。ここで、グリッド位置は、例えばグリッドの線を表すための点の集まりである。これらの各点を移動させることにより線を曲げてグリッドをゆがませる。
演算部600は、各セル内のスポット位置を検出する(S205)。ここで、図8(b)に示すような場合、セル内にスポットがひとつ存在する場合にはそのセルに対応するスポットが検出できるが、ひとつのセル内にスポットが複数存在する場合などには、求められるスポットの位置は、各スポットの位置の平均になり、正確なスポット位置を検出できないことがあった。
演算部600は、中心のスポット位置がグリッド中心となるようにグリッドをシフトさせる(S207)。
図7は、グリッドのシフトの説明図である。中心のスポット位置とは、例えば、前眼部観察部40の受光部の受光信号(7)から得られた瞳中心(瞳孔円の中心)に対応する受光信号(4)の画像の位置から一番近いスポット位置のことである。より具体的には、まず、演算部600は、受光信号(7)から瞳孔の中心位置を求め、瞳孔の中心位置と光軸との「ずれ」を求める。瞳孔の中心は、例えば、受光信号(7)で得られる前眼部像の画像上の濃淡から瞳エッジを検出し、検出された瞳エッジの中心を求めることにより得ることができる。なお、これ以外にも適宜の手法を用いてもよい。演算部600は、受光信号(4)の画像上で瞳孔中心がどの位置に対応するかを算出する。例えば、受光信号(7)の光軸位置と、受光信号(4)の光軸位置は予め対応がとれているので、上述の光軸と瞳孔の中心位置とのずれに基づき、受光信号(4)の画像上で瞳孔中心がどの位置に対応するかを算出できる。演算部600は、その位置から一番近いスポット(又はその近傍のスポット)を「中心のスポット」とする。そして、演算部600は、中心のスポット位置がグリッド全体の中心となるようにグリッドをシフトさせる。グリッドのシフト量を、例えば(Sx、Sy)とする。
次に、演算部600は、初期解析半径R、差分半径△R、最大解析半径Rmaxを設定する(S209)。初期解析半径は比較的小さい値が良く、差分半径はそれに対して例えば半分以下の値で始めることができる。例えばRを0.5mm、△Rを0.25mm、Rmaxを3mmなどとすることができる。
演算部600は、解析半径RをR=Rとする(S211)。演算部600は、セル内のスポット位置を検出する(S213)。ここでは、グリッドがシフトされた状態で、再度セル内のスポット位置を検出する。演算部600は、瞳中心位置から解析半径Rでの波面収差を算出する(S215)。例えば、図8(c)に、中心のスポット位置にグリッド中心が来るようにシフトさせ、半径Rで波面収差計算を行う概念図を示す。例えば、太線の円内のグリッドに対応するスポットを用いて、局部波面収差を計算する。グリッドがシフトされた状態では、仮に収差が大きくても図8(c)のように中心付近のスポットは各グリッドの範囲内に収まっている。そのため、この範囲内のスポットから波面収差が高速に計算できる。なお、波面収差の算出については、上述と同様である。
演算部600は、解析半径Rが最大解析半径Rmax以下か判断する(S217)。演算部600は、解析半径Rが最大解析半径Rmax以下なら(S217:Yes)、ステップS219へ移る。一方、演算部600は、解析半径Rが最大解析半径Rmax以下でなければ(S217:No)、ステップS107(図中B)へ移る。
ステップS219では、演算部600は、得られた波面収差よりグリッドを歪曲させる(S219)。例えば、上述のステップS215で計算された半径Rでの波面収差W(x、y)の値を基に、スポットがグリッドの範囲内に入るようにグリッドを歪曲させる。また、少なくとも半径R内のハルトマン画像のスポットが、セルの中心又は中心近傍にくるようにグリッドを歪曲させてもよい。
より具体的には、初期グリッド位置(Gx、Gy)にあるグリッドを新たな位置(Hx、Hy)に移動させる。これを例えばすべての位置のグリッドに行うことでグリッドを歪曲させる。
その関係式は、ハルトマン板の焦点距離をf、ステップS207でのグリッドのシフトを(Sx、Sy)としたときに、次式で表される。
Figure 2007260336
求められた解析半径Rの波面収差に従い、半径Rの外側の波面収差を仮定し、グリッド全体を歪曲させる。一例として、解析半径Rの外側に関しては多項式の延長上の近傍にあるという推測を基に行う。
図8(d)は、歪曲後のグリッドの例である。例えば、中心付近だけではなく、その周囲のスポットも各グリッドの範囲内に近づいてくる。
次に、演算部600は、波面収差の大きさに応じて、差分半径△Rの値を変化させる(S221)。例えば、比較的収差量の小さい場合(予め定められた閾値より小さい場合)には、解析半径の外側の変化も小さいと推測されるので、△Rの値を大きくし処理の回数を減らす。逆に、収差量が大きい場合(予め定められた閾値より大きい場合)には変化が大きいと推測されるので、△Rの値を小さくしグリッドを細かく歪曲する。なお、ステップS221の処理は省略してもよい。
演算部600は、Rの値をR=R+△Rとし(S223)、ステップS213へ移る。演算部600は、新たに設定された半径R=R+△Rを用いてステップS213以降の処理を再度実行する。この処理をR>Rmaxまで続ける(S217)。ここでは、解析半径Rを順次大きくするが、図8(d)に示すように、グリッドがシフト・歪曲されることにより、この範囲内ではスポットはグリッドの範囲内にあり、高速に波面収差を計算することができる。
図8(e)に最終修正グリッド(第nの修正グリッド)を示す。図示のように、各スポットが各セル内に収まり、格子点とスポット位置との対応付けが容易となる。上述のステップS107では、歪曲された最終修正グリッドと、ハルトマン画像のスポット位置に基づき、光学特性(例えば、波面収差)を求める。
本発明は、例えば、眼光学特性測定装置、ハルトマン等点像である光のスポット位置から光学特性を求める測定装置に関する産業に利用可能である。
眼特性測定装置(眼光学特性測定装置)の光学系の構成図。 眼特性測定装置の電気系の構成図。 ハルトマン画像の図の一例。 スポットとグリッドについての説明図。 光学特性測定の全体フローチャート。 上述のステップS105のグリッド作成収差測定フローチャート。 グリッドのシフトの説明図。 グリッド作成の説明図。 ゼルニケ多項式についての説明図(1)。 ゼルニケ多項式についての説明図(2)。
符号の説明
10 第1照明光学系
11 第1光源部
12 絞り
15 移動部
20A 第1受光光学系
21A 第1受光部
22A 変換部材(例、ハルトマン板)
25A 第1測定部
30 前眼部照明部
40 前眼部観察部
50 第1調整光学部
61 ビームスプリッタ
70 第2調整光学部
90 視標光学部
92 固視標
100 被測定眼

Claims (8)

  1. 眼底を照明する照明光源を含む照明光学系と、
    上記照明光学系の照明光束で照明された被測定眼からの反射光束を、複数の光束に分割する光束分割素子を介して受け取り、受光信号を形成する受光部を含む受光光学系と、
    上記受光部で形成された受光信号による画像上で、中心から周辺にかけて複数の領域に分割した複数の設定範囲を設け; 複数のセルを有する予め定められた初期グリッドを設定し; 上記受光部の受光信号によるハルトマン画像上の中心付近の上記設定範囲を含む第1領域のスポット位置から波面収差を求め; 該波面収差に基づき、ハルトマン画像の少なくとも上記第1領域のスポットがセルの範囲内に入るように初期グリッドを修正した第1の修正グリッドを設定し; 上記第1領域とその周囲の上記設定範囲とを含む第2領域のハルトマン画像のスポット位置から波面収差を求め; 該波面収差に基づき、第1の修正グリッドをさらに修正した第2の修正グリッドを設定し; 順次周囲の上記設定範囲をさらに含む領域のハルトマン画像のスポット位置から波面収差を求めて; 該波面収差に基づき修正グリッドを順次修正することにより第nの修正グリッドを求め; 第nの修正グリッドの各セルに対応した、ハルトマン画像のスポット位置を求めるスポット位置測定部と、
    上記スポット位置測定部で測定されたスポット位置から眼の光学特性を測定する光学特性測定部と
    を備えた眼光学特性測定装置。
  2. 上記修正グリッドの設定は、既に設定した修正グリッド又は初期グリッドのスポット位置から求めた波面収差を示すゼルニケ係数を利用して設定していることを特徴とする請求項1記載の眼光学特性測定装置。
  3. 上記スポット位置測定部が、ハルトマン画像のスポットが、各セルの範囲内に入るようにグリッドを修正設定するのは、グリッドをシフトさせること、又は、グリッドに歪曲処理を施すこと、又は、それらの双方であることを特徴とする請求項1に記載の眼光学特性測定装置。
  4. 上記スポット位置測定部が、求められた波面収差量に基づき、該収差量が予め定められた閾値より小さいときには、上記設定範囲の径方向距離を長くし、該収差量が予め定められた閾値より大きいときは、上記設定範囲の径方向距離を短くすることを特徴とする請求項1に記載の眼光学特性測定装置。
  5. 被測定眼前眼部を所定のパターンで照明する前眼部照明部と、
    該被測定眼前眼部から反射して戻ってくる光束を受光する前眼部観察部と
    をさらに備え、
    上記グリッドをシフトさせることは、
    上記スポット位置測定部が、
    上記前眼部観察部の受光信号から瞳孔の中心位置を求め、上記受光部で形成された受光信号による画像上で、瞳孔中心がどの位置に対応するかを算出し、
    該位置に一番近いスポット又は該位置の近傍のスポットを中心のスポットとし、
    該中心のスポットがグリッド全体の中心となるように、グリッド全体をシフトさせることを特徴とする請求項3に記載の眼光学特性測定装置。
  6. 上記歪曲処理は、
    上記スポット位置測定部が、初期グリッド又は修正グリッド上の位置(Gx、Gy)にあるグリッド又は点を、次式に従い新たな位置(Hx、Hy)に移動させることを特徴とする請求項3に記載の眼光学特性測定装置。
    Figure 2007260336
    (ここで、fは上記光束分割素子の焦点距離、(Sx、Sy)はグリッドのシフト、W(x、y)は波面収差)
  7. 上記光学特性測定部は、求められた光学特性、第nの修正グリッド及びハルトマン画像のいずれか又は複数をメモリに記憶すること又は表示部に表示する請求項1に記載の眼光学特性測定装置。
  8. 上記修正グリッドは、少なくとも波面収差を求めるために用いたハルトマン画像のスポットが、セルの中心又は中心近傍にくるようにグリッドが修正されたものである請求項1に記載の眼光学特性測定装置。
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