JP2007259918A - 成分濃度測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一定の距離を有する円周上で光音響信号を検出するので、超音波検出部に到達する光音響信号の音圧が小さく、従来の生体画像化装置は、光音響信号の検出精度が低下する課題がある。
【解決手段】成分濃度測定装置は、被検体から放射される光音響信号で共振する共振器と被検体から放射される光音響信号を反射する楕円体状の反射部とを備える。成分濃度測定装置は、容器の内部に被検体と略等しい音響インピーダンスを有する液体を充填し、共振器の半径が液体中を伝搬する光音響信号の半波長の整数倍とする。
【選択図】図1

Description

本願発明は、非侵襲的な生体の成分濃度測定装置、特に、生体内の血液成分としてヘモグロビンの分布又は濃度情報を測定する成分濃度測定装置に関する。
高齢化の進展にともなって、成人の循環器などの疾病への対応が社会的に大きな課題となっている。特に血液の循環に関する情報は健康維持、疾病の診断上重要な情報になるものとして注目されている。
図12及び図13を用いて、従来の生体画像化装置について説明する(例えば、非特許文献1を参照。)。図12は、生体画像化装置100の断面図である。図12には、被検体101、水槽111、水112、パルス光源121、凹面ミラー122、レンズ123、超音波検出部124、信号処理部125及びステップモータ128を図示している。
図13は、生体画像化装置100の上面図である。図13には、被検体101、水槽111、水112、超音波検出部124及び回転軌道130を図示している。
水槽111は、水112が充填される。被測定物101は、水112の中に沈められる。被測定物101は、パルス光源121で出力されたパルス状の光が凹面ミラー122及びレンズ123を介して照射される。例えば、被測定物101としては、呼吸器が装着されたラットをあげることができる。
被測定物101は、照射されたパルス状の光を被測定物101の内部で吸収し、パルス状の光音響信号と呼ばれる超音波が発生する。超音波検出部124は、ステップモータ128で被測定物101を中心とした回転軌道130を移動しながら光音響信号を検出し、光音響信号を音圧に比例した電気信号に変換する。信号処理部125は、超音波検出部124から入力された電気信号を元に、被測定物101の測定対象の成分濃度を算出する。
しかし、一定の距離を有する回転軌道130で光音響信号を検出するので、超音波検出部124に到達する光音響信号の音圧が小さく、生体画像化装置100は、光音響信号の検出精度が低下する課題がある。
本願発明は、前記課題を解決する為になされたもので、光音響信号の検出精度が高い成分濃度測定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願第1の発明は、被検体から放射される光音響信号で共振する共振器と被検体から放射される光音響信号を反射する楕円体面状の反射部とを備える成分濃度測定装置である。
具体的に、本願第1の発明は、光を発生させる光発生部と、前記光発生部が発生させる前記光をパルス変調してパルス光を出力する光パルス変調部と、前記光パルス変調部が出力する前記パルス光を被検体に照射する光照射部と、前記パルス光により前記被検体から放射される光音響信号で共振する球状又は円筒状の共振器と、前記被検体から放射される前記光音響信号を反射し、少なくとも一部が楕円体面状である反射部と、前記反射部が反射する又は前記被検体から放射される前記光音響信号を検出し、前記反射部の第1の焦点に配置される超音波検出部と、少なくとも前記共振器、前記反射部及び前記超音波検出部を搭載し、前記被検体を挿入して前記反射部の第2の焦点に配置するための挿入口を有する容器と、を備える成分濃度測定装置であって、前記共振器は、前記反射部の前記第2の焦点に配置する前記被検体を囲むように前記反射部の内部に配置されることを特徴とする成分濃度測定装置である。
楕円体面とは、長軸を中心として楕円を回転させた中空構造の形状である。
前記共振器が前記被検体から放射される前記光音響信号で共振し、前記共振器が前記被検体を囲むように配置されることで、前記被検体から放射される前記光音響信号は、振幅が増幅する。また、前記反射部の少なくとも一部が楕円体面状であることで、前記第2の焦点に配置する前記被検体から放射される前記光音響信号は、前記反射部の第1の焦点に効率よく反射される。よって、前記反射部の第1の焦点に配置された前記超音波検出部は、検出精度が高くなる。従って、光音響信号の検出精度が高い成分濃度測定装置を提供することができる。
上記目的を達成するために、本願第2の発明は、被検体から放射される光音響信号で共振する共振器と被検体から放射される光音響信号を反射する楕円筒状の反射部とを備える成分濃度測定装置である。
具体的に、本願第2の発明は、光を発生させる光発生部と、前記光発生部が発生させる前記光をパルス変調してパルス光を出力する光パルス変調部と、前記光パルス変調部が出力する前記パルス光を被検体に照射する光照射部と、前記パルス光により前記被検体から放射される光音響信号で共振する球状又は円筒状の共振器と、前記被検体から放射される前記光音響信号を反射し、少なくとも一部が楕円筒状である反射部と、前記反射部が反射する又は前記被検体から放射される前記光音響信号を検出し、前記反射部の第1の焦点に配置される超音波検出部と、少なくとも前記共振器、前記反射部及び前記超音波検出部を搭載し、前記被検体を挿入して前記反射部の第2の焦点に配置するための挿入口を有する容器と、を備える成分濃度測定装置であって、前記共振器は、前記反射部の前記第2の焦点に配置する前記被検体を囲むように前記反射部の内部に配置されることを特徴とする成分濃度測定装置である。
楕円筒とは、最小面積となる断面が楕円形となる筒である。
前記共振器が前記被検体から放射される前記光音響信号で共振し、前記共振器が前記被検体を囲むように配置されることで、前記被検体から放射される前記光音響信号は、振幅が増幅する。また、前記反射部の少なくとも一部が楕円筒状であることで、前記第2の焦点に配置する前記被検体から放射される前記光音響信号は、前記反射部の第1の焦点に効率よく反射される。よって、前記反射部の第1の焦点に配置された前記超音波検出部は、検出精度が高くなる。従って、光音響信号の検出精度が高い成分濃度測定装置を提供することができる。
上記目的を達成するために、本願第3の発明は、被検体から放射される光音響信号で共振する共振器と被検体から放射される光音響信号を反射し、それぞれの焦点を通る軸が一致するように内面が対向する2個の回転放物面状の反射部を備える成分濃度測定装置である。
具体的に、本願第3の発明は、光を発生させる光発生部と、前記光発生部が発生させる前記光をパルス変調してパルス光を出力する光パルス変調部と、前記光パルス変調部が出力する前記パルス光を被検体に照射する光照射部と、前記パルス光により前記被検体から放射される光音響信号で共振する球状又は円筒状の共振器と、前記被検体から放射される前記光音響信号を反射し、少なくとも一部が回転放物面状であり、それぞれの焦点を通る軸が一致するように内面が対向する2個の反射部と、前記反射部が反射する又は前記被検体から放射される前記光音響信号を検出し、一方の前記反射部の焦点に配置される超音波検出部と、少なくとも前記共振器、前記2個の反射部及び前記超音波検出部を搭載し、前記被検体を挿入して他方の前記反射部の焦点に配置するための挿入口を有する容器と、を備える成分濃度測定装置であって、前記共振器は、前記他方の反射部の焦点に配置する前記被検体を囲むように前記他方の反射部の前記内面の側に配置されることを特徴とする成分濃度測定装置である。
前記共振器が前記被検体から放射される前記光音響信号で共振し、前記共振器が前記被検体を囲むように配置されることで、前記被検体から放射される前記光音響信号は、振幅が増幅する。また、前記反射部の少なくとも一部が回転放物面状であり、前記2個の反射部の前記内面がそれぞれの焦点を通る軸を一致させるように対向することで、前記他方の反射部の焦点に配置する前記被検体から放射される前記光音響信号は、前記一方の反射部に効率よく反射される。さらに、前記2個の反射部を離すことで、前記超音波検出部は、ノイズを低減することができる。よって、前記一方の反射部の焦点に配置された前記超音波検出部は、検出精度が高くなる。従って、光音響信号の検出精度が高い成分濃度測定装置を提供することができる。
上記目的を達成するために、本願第4の発明は、被検体から放射される光音響信号で共振する共振器と被検体から放射される光音響信号を反射し、それぞれの焦点を通る軸が一致するように内面が対向する2個の放物湾曲板状の反射部を備える成分濃度測定装置である。
具体的に、本願第4の発明は、光を発生させる光発生部と、前記光発生部が発生させる前記光をパルス変調してパルス光を出力する光パルス変調部と、前記光パルス変調部が出力する前記パルス光を被検体に照射する光照射部と、前記パルス光により前記被検体から放射される光音響信号で共振する球状又は円筒状の共振器と、前記被検体から放射される前記光音響信号を反射し、少なくとも一部が放物湾曲板状であり、それぞれの焦点を通る軸が一致するように内面が対向する2個の反射部と、前記反射部が反射する又は前記被検体から放射される前記光音響信号を検出し、一方の前記反射部の焦点に配置される超音波検出部と、少なくとも前記共振器、前記2個の反射部及び前記超音波検出部を搭載し、前記被検体を挿入して他方の前記反射部の焦点に配置するための挿入口を有する容器と、を備える成分濃度測定装置であって、前記共振器は、前記他方の反射部の焦点に配置する前記被検体を囲むように前記他方の反射部の前記内面の側に配置されることを特徴とする成分濃度測定装置である。
放物湾曲板とは、横切る断面が放物線となる板である。
前記共振器が前記被検体から放射される前記光音響信号で共振し、前記共振器が前記被検体を囲むように配置されることで、前記被検体から放射される前記光音響信号は、振幅が増幅する。また、前記反射部の少なくとも一部が放物湾曲板状であり、前記2個の反射部の前記内面がそれぞれの焦点を通る軸を一致させるように対向することで、前記他方の反射部の焦点に配置する前記被検体から放射される前記光音響信号は、前記一方の反射部に効率よく反射される。さらに、前記2個の反射部を離すことで、前記超音波検出部は、ノイズを低減することができる。よって、前記一方の反射部に配置された前記超音波検出部は、検出精度が高くなる。従って、光音響信号の検出精度が高い成分濃度測定装置を提供することができる。
本願各発明において、前記容器は、内部に前記被検体と略等しい音響インピーダンスを有する液体が充填され、前記共振器は、半径が前記液体中を伝搬する前記光音響信号の波長のk/2倍であることが好ましい(kは、1以上の整数。)。
前記液体の音響インピーダンスと前記被検体の音響インピーダンスとが略等しいことで、前記光音響信号は、低減しにくくなる。また、前記共振器の前記半径が前記液体中を伝搬する前記光音響信号の波長のk/2倍であることで、前記光音響信号は、振幅がより増幅する。よって、前記超音波検出部は、前記光音響信号の検出精度がより高くなる。従って、光音響信号の検出精度がより高い成分濃度測定装置を提供することができる。
本願各発明において、高音響インピーダンス層は、前記高音響インピーダンス層の内部を伝搬する前記光音響信号の波長のm/4倍の厚さであり、低音響インピーダンス層は、前記低音響インピーダンス層の内部を伝搬する前記光音響信号の波長のn/4倍の厚さであり、前記反射部は、少なくとも一部が前記高音響インピーダンス層と前記低音響インピーダンス層とが交互に積層されることが好ましい(m及びnは、1以上の奇数。)。
2つの層の音響インピーダンスを比較し、音響インピーダンスが高い方を前記高音響インピーダンス層とし、音響インピーダンスが低い方を前記低音響インピーダンス層とする。
少なくとも一部が所定の厚さの前記高音響インピーダンス層及び前記低音響インピーダンス層であることで、前記反射部は、反射率をより高くすることができる。よって、前記超音波検出部は、前記光音響信号の検出精度がより高くなる。従って、光音響信号の検出精度がより高い成分濃度測定装置を提供することができる。
本願各発明において、高音響インピーダンス層は、前記高音響インピーダンス層の内部を伝搬する前記光音響信号の波長のp/4倍の厚さであり、低音響インピーダンス層は、前記低音響インピーダンス層の内部を伝搬する前記光音響信号の波長のq/4倍の厚さであり、前記共振器は、少なくとも一部が前記高音響インピーダンス層と前記低音響インピーダンス層とが交互に積層されることが好ましい(p及びqは、1以上の奇数。)。
少なくとも一部が所定の厚さの前記高音響インピーダンス層及び前記低音響インピーダンス層であることで、前記共振器は、反射率をより高くすることができる。よって、前記超音波検出部は、前記光音響信号の検出精度がより高くなる。従って、光音響信号の検出精度がより高い成分濃度測定装置を提供することができる。
本願発明は、光音響信号の検出精度が高い成分濃度測定装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、全体の動作を制御する制御部などの通常の技術により実現できる部分は図示していない。
(実施の形態1)
本願第1の実施形態は、光を発生させる光発生部と、前記光発生部が発生させる前記光をパルス変調してパルス光を出力する光パルス変調部と、前記光パルス変調部が出力する前記パルス光を被検体に照射する光照射部と、前記パルス光により前記被検体から放射される光音響信号で共振する球状又は円筒状の共振器と、前記被検体から放射される前記光音響信号を反射し、少なくとも一部が楕円体面状である反射部と、前記反射部が反射する又は前記被検体から放射される前記光音響信号を検出し、前記反射部の第1の焦点に配置される超音波検出部と、少なくとも前記共振器、前記反射部及び前記超音波検出部を搭載し、前記被検体を挿入して前記反射部の第2の焦点に配置するための挿入口を有する容器と、を備える成分濃度測定装置であって、前記共振器は、前記反射部の前記第2の焦点に配置する前記被検体を囲むように前記反射部の内部に配置されることを特徴とする成分濃度測定装置である。
図1及び図2を用いて本願第1の実施形態に係る成分濃度測定装置10について説明する。図1は、成分濃度測定装置10の概略図である。図1には、光発生部21、光パルス変調部22、光照射部23、共振器24、支柱24a、反射部25、超音波検出部26、容器27、挿入口27a、窓部27b、光ファイバ28、支持体29、前置増幅器30、信号処理部31及び被検体90を図示している。
図2は、成分濃度測定装置10を上面から見た透視図である。図2には、共振器24、反射部25、超音波検出部26、容器27、窓部27b、パルス光41、光音響信号42及び被検体90を図示している。なお、パルス光41は、光照射部23から被検体90に照射される光であり、光音響信号42は、パルス光41により被検体90の内部で発生するものである。また、被検体90は、人体の指である。
成分濃度測定装置10の構成について説明する。光発生部21は、光を発生させる。光発生部21は、光信号伝達手段を介して光パルス変調部22に接続してもよい。例えば、光発生部21としては、例えば、ランプ、半導体レーザ、固体レーザ、発光ダイオードなどの発光素子をあげることができる。また、光信号伝達手段としては、光ファイバ又は光導波路をあげることができ、以下の説明においても同様である。
後述する理由により、成分濃度測定装置10は、容器27の内部に被検体90と略同じ音響インピーダンスを有する液体を充填することが好ましい。例えば、被検体90の音響インピーダンスは、水の音響インピーダンスと略等しい。よって、容器27の内部に水を充填する場合、光発生部21は、水が特徴的な吸収を示さずに血液が吸収を呈する波長であり、かつ、レーザや発光素子等で発光できる波長の光を発生することが好ましい。例えば、波長800nmでは水の吸収係数はおよそ0.023cm−1であり、血液の吸収係数はおよそ1.0cm−1であり、上記の条件に合致する。
光パルス変調部22は、光発生部21が発生させる光をパルス変調してパルス光41を出力する。光パルス変調部22は、光信号伝達手段を介して光照射部23に接続してもよい。例えば、光パルス変調部22としては、光発生部21から供給される光を電気的あるいは電気光学的に変調する方式がある。
パルス光41を被検体90に照射して、被検体90による吸収を適切に光音響信号42に反映させるためには、パルス光41のパルス幅は、10ナノ秒以下が好ましく、パルス光41の繰り返し周波数は、測定時間を短縮するために1キロヘルツ以上であることが好ましい。
また、半導体レーザを直接変調すると、光発生部21と光パルス変調部22とを一体化することができる。例えば、直接変調すると、半導体レーザは、10ナノ秒以下のパルス幅のパルス光41を発生することができる。さらに、QスイッチYAGレーザは、上記と同様のパルス光41を発生することができる。
光照射部23は、光パルス変調部22が出力するパルス光41を被検体90に照射する。光照射部23は、光ファイバ28の一方の端部に接続してもよい。例えば、光照射部23は、ガラス、プラスチックのその他のパルス光41に対して透明な素材であってもよい。また、容器27の内部に被検体90と略同じ音響インピーダンスを有する液体を充填し、光照射部23が上記の液体に接する場合、光照射部23は、上記の液体と化学的に反応しない素材であってもよい。例えば、容器27の内部に水を充填する場合、光照射部23は、石英ガラス、光学ガラス、サファイアガラスであってもよい。
光ファイバ28の他方の端部は、後述する容器27の窓部27bの外側の面に接続してもよい。すると、光発生部21及び光パルス変調部22の配置場所の自由度を大きくすることができる。また、光ファイバ28を省いて、光照射部23は、窓部27bの外側の面に接続してもよい。あるいは、窓部27bを取り除いて、光照射部23は、容器27及び反射部25の内部に設けてもよい。
共振器24は、パルス光41により被検体90から放射される光音響信号42で共振する。共振器24は、半球面状であってもよい。また、共振器24は、支柱24aを介して反射部25に固定されてもよい。なお、共振器24は、後述するように、楕円筒状や球状であってもよい。
反射部25は、パルス光41により被検体90から放射される光音響信号42を反射する。反射部25は、容器27の内部に配置してもよく、容器27の内面からなるものであってもよい。また、容器27の内部に被検体90と略同じ音響インピーダンスを有する液体を充填する場合、反射部25は、光音響信号42に対して反射率が高く、上記の液体と化学的に反応しない安定した素材であってもよい。例えば、容器27の内部に水を充填する場合、反射部25の素材としては、ステンレスやアルミをあげることができる。
反射部25は、楕円体面状であることで、2個の焦点を有する。以後、上記2個の焦点の一方を第1の焦点、他方を第2の焦点とする。なお、いずれの焦点を、第1の焦点としてもよい。
容器27は、少なくとも共振器24、反射部25及び超音波検出部26を搭載する。また、容器27は、被検体90を第2の焦点に配置する為の挿入口27aを上面の一部に設け、側面に窓部27bを設けてもよい。例えば、容器27の素材としては、エポキシ樹脂に酸化チタンや酸化タングステンなどの金属酸化物の粉末を含むものをあげることができる。窓部27bを設けることで、容器27は、内面の凹凸が減少し、光音響信号42の不要な反射を低減することができる。
支持体29は、内部に信号伝達手段を配置する空間を有し、容器27の上面から反射部25及び容器27を貫通して設けてもよい。また、後述する超音波検出部26が反射部25の第1の焦点に配置されるように、支持体29を、設けてもよい。例えば、支持体29の素材としては、光音響信号42を反射しない容器27と同様の素材をあげることができる。
超音波検出部26は、反射部25で反射される光音響信号42を検出する。超音波検出部26は、支持体29の端部に設けられ、反射部25の第1の焦点に配置され、支持体29の中を貫通する信号伝達手段を介して前置増幅器30に接続してもよい。例えば、超音波検出部26としては、圧電効果又は電歪効果を利用したセラミックマイクロフォン、セラミック超音波センサ等、電磁誘導を利用したダイナミックマイクロフォン、リボンマイクロフォン等、静電効果を利用したコンデンサーマイクロフォン等、磁歪効果を利用した磁歪振動子等又は光反射・回折効果を利用した光マイクロフォン等をあげることができる。さらに、圧電効果を利用する場合としてはPZTの結晶又はPVDFの結晶等により構成してもよい。また、信号伝達手段としては、銅ケーブルをあげることができ、以下の説明においても同様である。
例えば、容器27の内部に水を充填する場合、超音波検出部26が水中を伝わる光音響信号42を検出するので、超音波検出部26としては、ニードロハイドロフォン等の水中マイクロフォンをあげることができる。また、超音波検出部26の表面には、水との音響インピーダンス整合のために、シリコンゴムの整合層を設けてもよい。
前置増幅器30は、超音波検出部26から送信される光音響信号42を検出した信号を受信し、光音響信号42を増幅してから信号処理部31に送信してもよい。前置増幅器30は、信号伝達手段を介して信号処理部31に接続してもよい。
信号処理部31は、前置増幅器30から送信された光音響信号42を検出した信号をもとに、被検体90の測定対象とする成分の濃度を演算してもよい。また、信号処理部31は、上記の演算結果を表示する手段、被検体90の内部における測定対象の成分の濃度分布を画像化する手段や上記の演算結果等を記録する手段を有してもよい。
例えば、成分濃度測定装置10は、容器27の上面に挿入口27aから侵入するノイズを低減するための吸音材を配置してもよい。
例えば、容器27の内部に水を充填する場合、成分濃度測定装置10は、容器27の内部に水の温度を検出する温度検出手段及び水の温度を調整することができる温度調整手段を有してもよい(図1及び図2には図示していない。)。
成分濃度測定装置10の光音響信号の検出精度が高い点について説明する。まず、パルス光41は、被検体90に照射される。被検体90に照射されたパルス光41は、被検体90の内部に吸収される。パルス光41を吸収した被検体90は、光音響信号42を全方向へ放射する。光音響信号42で共振器24が共振することで、被検体90から放射された光音響信号42は、振幅が増幅する。また、反射部25の少なくとも一部が楕円体面状であることで、反射部25は、振幅が増幅した光音響信号42を第1の焦点に配置された超音波検出部26に効率よく反射する。超音波検出部26は、振幅が増幅した光音響信号42を検出した信号を前置増幅器30に送信する。上記のように、前置増幅器30が増大した光音響信号42をもとに、信号処理部31は、被検体90の測定対象とする成分の濃度を演算する。上記のように、光音響信号42の振幅が増幅し、反射部25が光音響信号42を超音波検出部26に効率よく反射することで、超音波検出部26は、検出精度が高くなる。従って、光音響信号の検出精度が高い成分濃度測定装置を提供することができる。
本願第1の実施形態において、前記容器は、内部に前記被検体と略等しい音響インピーダンスを有する液体が充填され、前記共振器は、半径が前記液体中を伝搬する前記光音響信号の波長のk/2倍であることが好ましい(kは、1以上の整数。)。
図3(a)は、球状の共振器24の上面から見た拡大図である。図3(b)は、球状の共振器24の側面から見た拡大図である。図3(a)及び図3(b)には、共振器24を図示している。また、共振器24の半径をrと図示している。
容器27は、内部に被検体90と略等しい音響インピーダンスを有する液体を充填することが好ましい。上記のように、人体の指である被検体90と略等しい音響インピーダンスを有する液体として、水をあげることができる。水の音響インピーダンスと被検体90の音響インピーダンスとが略等しいことで、光音響信号42は、被検体90から水へ効率よく伝達し、低減しにくくなる。
共振器24は、半径が液体中を伝搬する光音響信号42の波長のk/2倍であることが好ましい。例えば、大気中において、パルス光41を照射すると被検体90が1605キロヘルツの周波数の光音響信号42を放射する場合、水中における上記の光音響信号42は、波長が2.47ミリメートルとなる。例えば、kを10として、共振器24の半径rを12.35ミリメートルとしてもよい。すると、共振器24がより強く共振し、光音響信号42は、振幅がより増幅する。よって、超音波検出部26は、前記光音響信号の検出精度がより高くなる。従って、光音響信号の検出精度がより高い成分濃度測定装置を提供することができる。
本願第1の実施形態において、高音響インピーダンス層は、前記高音響インピーダンス層の内部を伝搬する前記光音響信号の波長のm/4倍の厚さであり、低音響インピーダンス層は、前記低音響インピーダンス層の内部を伝搬する前記光音響信号の波長のn/4倍の厚さであり、前記反射部は、少なくとも一部が前記高音響インピーダンス層と前記低音響インピーダンス層とが交互に積層されることが好ましい(m及びnは、1以上の奇数。)。
図4は、反射部25の断面の拡大図である。図4には、高音響インピーダンス層33、低音響インピーダンス層34を図示している。
高音響インピーダンス層33の素材が金属であれば、低音響インピーダンス層34の素材は、ガラス又はプラスチックであってもよい。また、高音響インピーダンス層33の素材が金属又はガラスであれば、低音響インピーダンス層34の素材は、プラスチックであってもよい。高音響インピーダンス層33と低音響インピーダンス層34との音響インピーダンスの差や加工性を考慮すると、高音響インピーダンス層33の素材を金属とし、低音響インピーダンス層34の素材をプラスチックとすることが好ましい。例えば、高音響インピーダンス層33として17.3×10Ns/mの音響インピーダンスを有するアルミニウム(Al)、低音響インピーダンス層34として6.7×10Ns/mの音響インピーダンスを有するエポキシをあげることができる。
高音響インピーダンス層33の厚さaは、高音響インピーダンス層33の内部を伝搬する光音響信号42の波長のm/4倍とすることが好ましい。また、低音響インピーダンス層34の厚さbは、低音響インピーダンス層34の内部を伝搬する光音響信号42の波長のn/4倍とすることが好ましい(m及びnは、1以上の奇数。)。例えば、高音響インピーダンス層33がアルミニウムであり、低音響インピーダンス層34がエポキシであるとする。大気中において、被検体90がパルス光41を照射すると1605キロヘルツの周波数の光音響信号42を放射する場合、アルミニウム中における光音響信号42の波長が4.00ミリメートルとなり、エポキシ中における光音響信号42の波長が1.55ミリメートルとなる。そこで、mを1として、高音響インピーダンス層33の厚さaを1.00ミリメートルとし、nを1として、低音響インピーダンス層34の厚さbを0.39ミリメートルとしてもよい。なお、mとnとは、同じ値にする必要はない。
少なくとも一部が所定の厚さの高音響インピーダンス層33及び低音響インピーダンス層34であることで、反射部25は、反射率をより高くすることができる。よって、超音波検出部26は、光音響信号42の検出精度がより高くなる。従って、光音響信号の検出精度がより高い成分濃度測定装置を提供することができる。なお、以後の本願各実施形態において、反射部25の少なくとも一部を所定の厚さの高音響インピーダンス層33及び低音響インピーダンス層34とする効果は同様であり、上記の説明は省略する。
なお、所定の厚さの高音響インピーダンス層33及び低音響インピーダンス層34の反射率は、下記数(1)から数(3)より求めることができる。
Figure 2007259918
Figure 2007259918
Figure 2007259918
ここで、Rは反射率、pは密度、Nは反射の次数、zは外界物質(例えば、水や空気。)の音響インピーダンス密度、zは高音響インピーダンス層33の音響インピーダンス密度、zは低音響インピーダンス層34の音響インピーダンス密度、zは基板物質(例えば、反射部25の材料。)の音響インピーダンス密度、hは高音響インピーダンス層33の膜厚、hは低音響インピーダンス層34の膜厚及びλは光音響信号42の波長である。
本願第1の実施形態において、高音響インピーダンス層は、前記高音響インピーダンス層の内部を伝搬する前記光音響信号の波長のp/4倍の厚さであり、低音響インピーダンス層は、前記低音響インピーダンス層の内部を伝搬する前記光音響信号の波長のq/4倍の厚さであり、前記共振器は、少なくとも一部が前記高音響インピーダンス層と前記低音響インピーダンス層とが交互に積層されることが好ましい(p及びqは、1以上の奇数。)。
上記と同様に、共振器24の少なくとも一部は、所定の厚さの高音響インピーダンス層33及び低音響インピーダンス層34とすることが好ましい。すると、共振器24は、反射率をより高くすることができる。よって、超音波検出部26は、光音響信号42の検出精度がより高くなる。従って、光音響信号の検出精度がより高い成分濃度測定装置を提供することができる。なお、以後の本願各実施形態において、共振器24の少なくとも一部を所定の厚さの高音響インピーダンス層33及び低音響インピーダンス層34とする効果は同様であり、上記の説明は省略する。また、pとqとは、同じ値にする必要はない。
(実施の形態2)
本願第2の実施形態は、光を発生させる光発生部と、前記光発生部が発生させる前記光をパルス変調してパルス光を出力する光パルス変調部と、前記光パルス変調部が出力する前記パルス光を被検体に照射する光照射部と、前記パルス光により前記被検体から放射される光音響信号で共振する球状又は円筒状の共振器と、前記被検体から放射される前記光音響信号を反射し、少なくとも一部が楕円筒状である反射部と、前記反射部が反射する又は前記被検体から放射される前記光音響信号を検出し、前記反射部の第1の焦点に配置される超音波検出部と、少なくとも前記共振器、前記反射部及び前記超音波検出部を搭載し、前記被検体を挿入して前記反射部の第2の焦点に配置するための挿入口を有する容器と、を備える成分濃度測定装置であって、前記共振器は、前記反射部の前記第2の焦点に配置する前記被検体を囲むように前記反射部の内部に配置されることを特徴とする成分濃度測定装置である。
図5及び図6を用いて本願第2の実施形態に係る成分濃度測定装置11について説明する。図5は、成分濃度測定装置11の概略図である。図5には、光発生部21、光パルス変調部22、光照射部23、共振器24、反射部25、超音波検出部26、容器27、挿入口27a、窓部27b、光ファイバ28、支持体29、信号処理部31、前置増幅器30、パルス光41、光音響信号42及び被検体90を図示している。
図6は、成分濃度測定装置11を上面から見た透視図である。図6には、共振器24、反射部25、超音波検出部26、容器27、窓部27b、パルス光41、光音響信号42及び被検体90を図示している。なお、成分濃度測定装置11について、図1及び図2を用いて説明した成分濃度測定装置10と異なる部分について説明する。また、被検体90は、人体の指である。
共振器24は、円筒状であってもよい。また、共振器24は、一方の端部が反射部25に固定されてもよい。
反射部25は、楕円筒状であることで、焦点の集合である2本の仮想線を有する。以後、いずれかの仮想線上の任意の点を第1の焦点、他方の仮想線上の任意の点を第2の焦点とする。
成分濃度測定装置11の光音響信号の検出精度が高い点について説明する。図1及び図2の成分濃度測定装置10と同様に、成分濃度測定装置11では、パルス光41を被検体90に照射し、被検体90が光音響信号42を全方向へ放射し、光音響信号42で共振器24が共振する。すると、光音響信号42は、振幅が増幅する。また、反射部25の少なくとも一部が楕円筒状であることで、反射部25は、振幅が増幅した光音響信号42を第1の焦点に配置された超音波検出部26に効率よく反射する。図1及び図2の成分濃度測定装置10と同様に、光音響信号42の振幅が増幅し、反射部25が光音響信号42を超音波検出部26に効率よく反射することで、超音波検出部26は、検出精度が高くなる。従って、光音響信号の検出精度が高い成分濃度測定装置を提供することができる。
本願第2の実施形態において、前記容器は、内部に前記被検体と略等しい音響インピーダンスを有する液体が充填され、前記共振器は、半径が前記液体中を伝搬する前記光音響信号の波長のk/2倍であることが好ましい(kは、1以上の整数。)。
図7(a)は、円筒状の共振器24の上面から見た拡大図である。図7(b)は、円筒状の共振器24の側面の側から見た拡大図である。図7(a)及び図7(b)には、共振器24を図示している。また、共振器24の半径をrと図示している。
上記と同様に、容器27は、内部に被検体90と略等しい音響インピーダンスを有する液体を充填することが好ましい。また、共振器24は、半径が液体中を伝搬する光音響信号42の波長のk/2倍であることが好ましい(kは、1以上の整数。)。すると、共振器24がより強く共振し、光音響信号42は、振幅がより増幅する。よって、超音波検出部26は、前記光音響信号の検出精度がより高くなる。従って、光音響信号の検出精度がより高い成分濃度測定装置を提供することができる。なお、以後の本願各実施形態において、容器27の内部に上記の液体を充填し、共振器24の半径rが液体中を伝搬する光音響信号42の波長のk/2倍とする効果は同様であり、上記の説明は省略する。
(実施の形態3)
本願第3の実施形態は、光を発生させる光発生部と、前記光発生部が発生させる前記光をパルス変調してパルス光を出力する光パルス変調部と、前記光パルス変調部が出力する前記パルス光を被検体に照射する光照射部と、前記パルス光により前記被検体から放射される光音響信号で共振する球状又は円筒状の共振器と、前記被検体から放射される前記光音響信号を反射し、少なくとも一部が回転放物面状であり、それぞれの焦点を通る軸が一致するように内面が対向する2個の反射部と、前記反射部が反射する又は前記被検体から放射される前記光音響信号を検出し、一方の前記反射部の焦点に配置される超音波検出部と、少なくとも前記共振器、前記2個の反射部及び前記超音波検出部を搭載し、前記被検体を挿入して他方の前記反射部の焦点に配置するための挿入口を有する容器と、を備える成分濃度測定装置であって、前記共振器は、前記他方の反射部の焦点に配置する前記被検体を囲むように前記他方の反射部の前記内面の側に配置されることを特徴とする成分濃度測定装置である。
図8及び図9を用いて本願第3の実施形態に係る成分濃度測定装置12について説明する。図8は、成分濃度測定装置12の概略図である。図8には、光発生部21、光パルス変調部22、光照射部23、共振器24、支柱24a、反射部25、超音波検出部26、容器27、挿入口27a、窓部27b、光ファイバ28、支持体29、前置増幅器30、信号処理部31、パルス光41、光音響信号42及び被検体90を図示している。
図9は、成分濃度測定装置12を上側の面から見た透視図である。図9には、共振器24、反射部25、超音波検出部26、容器27、窓部27b、パルス光41、光音響信号42及び被検体90を図示している。また、被検体90は、ラット等の小動物である。なお、成分濃度測定装置12について、図1及び図2を用いて説明した成分濃度測定装置10と異なる部分について説明する。
反射部25は、少なくとも一部が回転放物面状である。また、反射部25は、それぞれの焦点を通る軸が一致し、かつ、内面が対向するように容器27の両側面に固定する。少なくとも一部が回転放物面状であることで、反射部25は、1個の焦点を有する。なお、2個の反射部25のうち、いずれの反射部25の焦点に超音波検出器26を配置してもよく、残りの反射部25の焦点に被検体90を配置してもよい。
共振器24は、球体であってもよい。例えば、共振器24は、気密を保つことができ、開閉できる扉を介して被検体90を内部に収容してもよい。すると、容器27の内部にラット等である被検体90と略等しい音響インピーダンスを有する液体を充填しても、被検体90は、一定時間、共振器24の内部で呼吸することができる。
容器27は、超音波検出器26が配置された反射分25と他方の反射部25の焦点に被検体90を配置する挿入口27aを設けてもよい。容器27は、挿入口27aを開閉する扉部27cを有してもよい。被検体90を共振器24に収容するときに、扉部27cを開き、被検体90を共振器24に収容したら、扉部27cを閉じてもよい。扉部27cを閉じることで、成分濃度測定装置12は、容器27の上面に挿入口27aから侵入するノイズを低減することができる。
成分濃度測定装置12の光音響信号の検出精度が高い点について説明する。図1及び図2の成分濃度測定装置10と同様に、パルス光41を被検体90に照射し、被検体90が光音響信号42を全方向へ放射し、共振器24が共振する。すると、光音響信号42は、振幅が増幅する。反射部25の少なくとも一部が回転放物面状であり、それぞれの焦点を通る軸を一致させるように内面が対向することで、一方の反射部25は、振幅が増幅した光音響信号42を他方の反射部25の焦点に配置された超音波検出部26に効率よく反射する。図1及び図2の成分濃度測定装置10と同様に、光音響信号42の振幅が増幅し、反射部25が光音響信号42を超音波検出部26に効率よく反射することで、超音波検出部26は、検出精度が高くなる。従って、光音響信号の検出精度が高い成分濃度測定装置を提供することができる。
(実施の形態4)
本願第4の実施形態は、光を発生させる光発生部と、前記光発生部が発生させる前記光をパルス変調してパルス光を出力する光パルス変調部と、前記光パルス変調部が出力する前記パルス光を被検体に照射する光照射部と、前記パルス光により前記被検体から放射される光音響信号で共振する球状又は円筒状の共振器と、前記被検体から放射される前記光音響信号を反射し、少なくとも一部が放物湾曲板状であり、それぞれの焦点を通る軸が一致するように内面が対向する2個の反射部と、前記反射部が反射する又は前記被検体から放射される前記光音響信号を検出し、一方の前記反射部の焦点に配置される超音波検出部と、少なくとも前記共振器、前記2個の反射部及び前記超音波検出部を搭載し、前記被検体を挿入して他方の前記反射部の焦点に配置するための挿入口を有する容器と、を備える成分濃度測定装置であって、前記共振器は、前記他方の反射部の焦点に配置する前記被検体を囲むように前記他方の反射部の前記内面の側に配置されることを特徴とする成分濃度測定装置である。
図10及び図11を用いて本願第4の実施形態に係る成分濃度測定装置13について説明する。図10は、成分濃度測定装置13の概略図である。図10には、光発生部21、光パルス変調部22、光照射部23、共振器24、反射部25、超音波検出部26、容器27、挿入口27a、窓部27b、光ファイバ28、支持体29、前置増幅器30、信号処理部31、パルス光41、光音響信号42及び被検体90を図示している。
図11は、成分濃度測定装置13を上側の面から見た透視図である。図11には、共振器24、反射部25、超音波検出部26、容器27、窓部27b、パルス光41、光音響信号42及び被検体90を図示している。また、被検体90は、人体の指である。なお、成分濃度測定装置13について、図8及び図9を用いて説明した成分濃度測定装置12と異なる部分について説明する。
反射部25は、少なくとも一部が放物湾曲板状である。また、反射部25は、それぞれの焦点を通る軸が一致し、かつ、内面が対向するように容器27の両側面に固定する。少なくとも一部が放物湾曲板状であることで、反射部25は、1個の焦点を有する。なお、2個の反射部25のうち、いずれの反射部25の焦点に超音波検出器26を配置してもよく、残りの反射部25の焦点に被検体90を配置してもよい。
共振器24は、図5及び図6と同様な円筒状であってもよい。
成分濃度測定装置13の光音響信号の検出精度が高い点について説明する。図8及び図9の成分濃度測定装置12と同様に、パルス光41を被検体90に照射し、被検体90が光音響信号42を全方向へ放射し、共振器24が共振する。すると、光音響信号42は、振幅が増幅する。また、反射部25の少なくとも一部が放物湾曲板状であり、それぞれの焦点を通る軸を一致させるように内面が対向することで、一方の反射部25は、振幅が増幅した光音響信号42を他方の反射部25の焦点に配置された超音波検出部26に効率よく反射する。図8及び図9の成分濃度測定装置12と同様に、光音響信号42の振幅が増幅し、反射部25が光音響信号42を超音波検出部26に効率よく反射することで、超音波検出部26は、検出精度が高くなる。従って、光音響信号の検出精度が高い成分濃度測定装置を提供することができる。
本発明の成分濃度測定装置は、医療診断に用いられるだけでなく、日常の健康管理や美容上の診断に利用することができる。
本願第1の実施形態に係る成分濃度測定装置の概略図である。 図1の成分濃度測定装置を上面から見た透視図である。 図1の共振器の上面及び側面から見た拡大図である。 反射部の断面の拡大図である。 本願第2の実施形態に係る成分濃度測定装置の概略図である。 図5の成分濃度測定装置を上面から見た透視図である。 図5の共振器の上面及び側面から見た拡大図である。 本願第3の実施形態に係る成分濃度測定装置の概略図である。 図8の成分濃度測定装置を上面から見た透視図である。 本願第4の実施形態に係る成分濃度測定装置の概略図である。 図10の成分濃度測定装置を上面から見た透視図である。 従来の生体画像化装置の断面図である。 従来の生体画像化装置の上面図である。
10、11、12、13 成分濃度測定装置
21 光発生部
22 光パルス変調部
23 光照射部
24 共振器
24a 支柱
25 反射部
26 超音波検出部
27 容器
27a 挿入口
27b 窓部
27c 扉部
28 光ファイバ
29 支持体
30 前置増幅器
31 信号処理部
33 高音響インピーダンス層
34 低音響インピーダンス層
41 パルス光
42 光音響信号
90 被検体
100 生体画像化装置
101 被検体
111 水槽
112 水
121 パルス光源
122 凹面ミラー
123 レンズ
124 超音波検出部
125 信号処理部
128 ステップモータ
130 回転軌道

Claims (7)

  1. 光を発生させる光発生部と、
    前記光発生部が発生させる前記光をパルス変調してパルス光を出力する光パルス変調部と、
    前記光パルス変調部が出力する前記パルス光を被検体に照射する光照射部と、
    前記パルス光により前記被検体から放射される光音響信号で共振する球状又は円筒状の共振器と、
    前記被検体から放射される前記光音響信号を反射し、少なくとも一部が楕円体面状である反射部と、
    前記反射部が反射する又は前記被検体から放射される前記光音響信号を検出し、前記反射部の第1の焦点に配置される超音波検出部と、
    少なくとも前記共振器、前記反射部及び前記超音波検出部を搭載し、前記被検体を挿入して前記反射部の第2の焦点に配置するための挿入口を有する容器と、を備える成分濃度測定装置であって、
    前記共振器は、前記反射部の前記第2の焦点に配置する前記被検体を囲むように前記反射部の内部に配置されることを特徴とする成分濃度測定装置。
  2. 光を発生させる光発生部と、
    前記光発生部が発生させる前記光をパルス変調してパルス光を出力する光パルス変調部と、
    前記光パルス変調部が出力する前記パルス光を被検体に照射する光照射部と、
    前記パルス光により前記被検体から放射される光音響信号で共振する球状又は円筒状の共振器と、
    前記被検体から放射される前記光音響信号を反射し、少なくとも一部が楕円筒状である反射部と、
    前記反射部が反射する又は前記被検体から放射される前記光音響信号を検出し、前記反射部の第1の焦点に配置される超音波検出部と、
    少なくとも前記共振器、前記反射部及び前記超音波検出部を搭載し、前記被検体を挿入して前記反射部の第2の焦点に配置するための挿入口を有する容器と、を備える成分濃度測定装置であって、
    前記共振器は、前記反射部の前記第2の焦点に配置する前記被検体を囲むように前記反射部の内部に配置されることを特徴とする成分濃度測定装置。
  3. 光を発生させる光発生部と、
    前記光発生部が発生させる前記光をパルス変調してパルス光を出力する光パルス変調部と、
    前記光パルス変調部が出力する前記パルス光を被検体に照射する光照射部と、
    前記パルス光により前記被検体から放射される光音響信号で共振する球状又は円筒状の共振器と、
    前記被検体から放射される前記光音響信号を反射し、少なくとも一部が回転放物面状であり、それぞれの焦点を通る軸が一致するように内面が対向する2個の反射部と、
    前記反射部が反射する又は前記被検体から放射される前記光音響信号を検出し、一方の前記反射部の焦点に配置される超音波検出部と、
    少なくとも前記共振器、前記2個の反射部及び前記超音波検出部を搭載し、前記被検体を挿入して他方の前記反射部の焦点に配置するための挿入口を有する容器と、を備える成分濃度測定装置であって、
    前記共振器は、前記他方の反射部の焦点に配置する前記被検体を囲むように前記他方の反射部の前記内面の側に配置されることを特徴とする成分濃度測定装置。
  4. 光を発生させる光発生部と、
    前記光発生部が発生させる前記光をパルス変調してパルス光を出力する光パルス変調部と、
    前記光パルス変調部が出力する前記パルス光を被検体に照射する光照射部と、
    前記パルス光により前記被検体から放射される光音響信号で共振する球状又は円筒状の共振器と、
    前記被検体から放射される前記光音響信号を反射し、少なくとも一部が放物湾曲板状であり、それぞれの焦点を通る軸が一致するように内面が対向する2個の反射部と、
    前記反射部が反射する又は前記被検体から放射される前記光音響信号を検出し、一方の前記反射部の焦点に配置される超音波検出部と、
    少なくとも前記共振器、前記2個の反射部及び前記超音波検出部を搭載し、前記被検体を挿入して他方の前記反射部の焦点に配置するための挿入口を有する容器と、を備える成分濃度測定装置であって、
    前記共振器は、前記他方の反射部の焦点に配置する前記被検体を囲むように前記他方の反射部の前記内面の側に配置されることを特徴とする成分濃度測定装置。
  5. 前記容器は、内部に前記被検体と略等しい音響インピーダンスを有する液体が充填され、前記共振器は、半径が前記液体中を伝搬する前記光音響信号の波長のk/2倍であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の成分濃度測定装置(kは、1以上の整数。)。
  6. 高音響インピーダンス層は、前記高音響インピーダンス層の内部を伝搬する前記光音響信号の波長のm/4倍の厚さであり、低音響インピーダンス層は、前記低音響インピーダンス層の内部を伝搬する前記光音響信号の波長のn/4倍の厚さであり、前記反射部は、少なくとも一部が前記高音響インピーダンス層と前記低音響インピーダンス層とが交互に積層されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の成分濃度測定装置(m及びnは、1以上の奇数。)。
  7. 高音響インピーダンス層は、前記高音響インピーダンス層の内部を伝搬する前記光音響信号の波長のp/4倍の厚さであり、低音響インピーダンス層は、前記低音響インピーダンス層の内部を伝搬する前記光音響信号の波長のq/4倍の厚さであり、前記共振器は、少なくとも一部が前記高音響インピーダンス層と前記低音響インピーダンス層とが交互に積層されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の成分濃度測定装置(p及びqは、1以上の奇数。)。
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