JP2007259649A - 絶縁部材及びその組付け方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転電機の巻線を絶縁する絶縁部材において、巻線製造時における位置ずれを防止し、製造コストの上昇を抑えることができる絶縁部材及びその組付け方法を提供することを目的とする。
【解決手段】絶縁部材2は、第1絶縁部20と、第1絶縁部材20に屈曲可能に連結される第2絶縁部21と、第2絶縁部材の端部から第1絶縁部の軸心側に屈曲した状態で配設される第3絶縁部22とから構成されている。第1絶縁部20は、斜行部が形成されるセグメント導体の直線部の外周を全周に渡って包囲するよう、絶縁紙を角筒状に成形して構成されている。そして、第2絶縁部21を第1絶縁部20の反軸心側に屈曲させて直線部に嵌挿する。これにより、セグメント導体によって構成される巻線製造時に、絶縁部材が互いに擦れ合っても位置ずれを防止することができる。そのため、製造コストの上昇を抑えることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、回転電機の巻線を絶縁するための絶縁部材及びその組付け方法に関する。
従来、回転電機の巻線の製造方法として、例えば特開2005−253294号公報に開示されているものがある。この回転電機の巻線の製造方法は、配列工程と、絶縁シート挿入工程と、直線部移動工程と、電気導体挿入工程と、折り曲げ工程と、接合工程とから構成されている。配列工程は、U字状の複数の電気導体を周方向に配置する工程である。絶縁シート挿入工程は、隣接する電気導体のターン部間に絶縁シートを挿入する工程である。直線部移動工程は、ターン部を挟んで配置される電気導体の2つの直線部を周方向反対側に移動させて、これらの周方向距離を広げる工程である。電気導体挿入工程は、電気導体の各直線部を固定子鉄心に形成されたスロットに挿入する工程である。折り曲げ工程は、スロットに挿入された電気導体の反ターン部側を周方向に折り曲げる工程である。接合工程は、折り曲げられた隣接する電気導体の端部同士を接合する工程である。このような工程を経て回転電機の巻線が製造される。
また、特開2005−253294号公報には、絶縁シート挿入工程において用いられる絶縁シートについて、複数のものが開示されている。その中の1つとして、例えば第1の分割領域〜第5の分割領域を備えている絶縁シートがある。第1の分割領域は、ターン部に対して周方向に隣接して配置されている領域である。第2の分割領域は、連結部を介して第1の分割領域から軸方向に延在し、直線部移動工程によって形成される斜行部に対応する電気導体対して、周方向に隣接して配置されている領域である。第3の分割領域は、第1の分割領域から周方向に延在し、ターン部に対して径方向に隣接して配置されている領域である。第4の分割領域は、第2の分割領域から周方向に延在し、斜行部に対応する電気導体に対して径方向に隣接して配置されている領域である。第5の分割領域は、第1の分割領域から周方向に延在し、ターン部の軸方向端部を覆うように配置されている領域である。この絶縁シートにより、隣接する電気導体のターン部間及び斜行部間を絶縁することができる。
特開2005−253294号公報
前述したように、第1の分割領域〜第4の分割領域は、ターン部及び斜行部に対応する電気導体に対して、周方向及び径方向に隣接して配置されている。そのため、直線部移動工程において、直線部を周方向反対側に移動させて斜行部を形成する際に、絶縁シートが互いに擦れ合い、絶縁シートの位置が軸方向にずれてしまう恐れがある。また、絶縁シートが弾性の強い材質で構成されていた場合、その弾性力によっても位置がずれる可能性がある。この場合、位置ずれの発生した絶縁シートを手直ししなければならず、製造コストが上昇してしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、回転電機の巻線を絶縁する絶縁部材において、巻線製造時における位置ずれを防止し、製造コストの上昇を抑えることができる絶縁部材及びその組付け方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
そこで、本発明者は、この課題を解決すべく鋭意研究し試行錯誤を重ねた結果、斜行部の外周を全周に渡って包囲する筒状の第1絶縁部を設けることで、斜行部を形成する際に発生する絶縁部材の固定子鉄心の軸方向への位置ずれを抑えられること、また、斜行部が形成される前の直線部に第1絶縁部を嵌挿することで、絶縁部材を効率的に組付けられることを思いつき、本発明を完成するに至った。
すなわち、請求項1に記載の絶縁部材は、円柱状の固定子鉄心に形成された複数のスロットにそれぞれ挿入されるスロット挿入部と、固定子鉄心の軸方向端面から突出し、スロット挿入部の一端部からスロット挿入部に対して傾斜して形成される斜行部と、所定間隔隔てたスロットに挿入されたスロット挿入部の一端部に形成される斜行部を互いに連結するターン部とからなる回転電機の巻線を絶縁する絶縁部材において、絶縁部材は、斜行部の外周を全周に渡って包囲する筒状の第1絶縁部を有することを特徴とする絶縁部材。この構成によれば、回転電機の巻線製造時における絶縁部材の位置ずれを防止し、製造コストの上昇を抑えることができる。第1絶縁部は、筒状に形成され、斜行部の外周を全周に渡って包囲している。そのため、斜行部が形成される際に互いに擦れ合っても、第1絶縁部は斜行部から離れにくくなる。これにより、回転電機の巻線製造時における絶縁部材の位置ずれを防止し、製造コストの上昇を抑えることができる。
請求項2に記載の絶縁部材は、請求項1に記載の絶縁部材において、さらに、巻線は、一対の直線部と、直線部を連結するターン部とからなる複数の電気導体を、直線部を互いに固定子鉄心の周方向逆向きに移動させ、直線部のターン部側に斜行部を、反ターン部側にスロット挿入部をそれぞれ形成し、スロット挿入部をスロットにそれぞれ挿入し、直線部の端部を互いに接続することで構成されることを特徴とする。この構成によれば、一対の直線部とターン部とからなる電気導体によって構成される回転電機の巻線製造時における絶縁部材の位置ずれを防止し、製造コストの上昇を抑えることができる。第1絶縁部は、筒状に形成され、電気導体の直線部を互いに固定子鉄心の周方向逆向きに移動することで直線部のターン部側に形成される、斜行部の外周を全周に渡って包囲している。そのため、直線部が傾斜して斜行部が形成される際に、隣接する電気導体等と擦れ合っても、第1絶縁部は電気導体から離れにくくなる。これにより、回転電機の巻線製造時における絶縁部材の位置ずれを防止し、製造コストの上昇を抑えることができる。
請求項3に記載の絶縁部材は、請求項1又は2に記載の絶縁部材において、さらに、第1絶縁部は、長方形板状の絶縁材を筒状に成形して構成されていることを特徴とする。この構成によれば、斜行部の外周を全周に渡って確実に包囲することができる。
請求項4に記載の絶縁部材は、請求項3に記載の絶縁部材において、さらに、第1絶縁部は、長方形板状の絶縁材の一端部が他端部に重なった重なり部を有していることを特徴とする。この構成によれば、第1絶縁部の強度が増し、絶縁部材の位置ずれを確実に抑えることができる。なお、第1絶縁部は、長方形板状の絶縁材の一端部が他端部と突合さっていてもよい。
請求項5に記載の絶縁部材は、請求項4に記載の絶縁部材において、さらに、重なり部は、接着されていることを特徴とする。この構成によれば、第1絶縁部の強度がより増加し、絶縁部材の位置ずれをさらに確実に抑えることができる。
請求項6に記載の絶縁部材は、請求項4又は5に記載の絶縁部材において、さらに、第1絶縁部は、重なり部が、電気導体の斜行部の固定子鉄心側に配置されるように構成されていることを特徴とする。この構成によれば、重なり部が隣接する電気導体側に配設された場合に比べ、電気導体間の間隔を狭くすることができる。そのため、電気導体の占積率を向上させることができる。
請求項7に記載の絶縁部材は、請求項1〜6のいずれかに記載の絶縁部材において、さらに、第1絶縁部の軸方向端部に屈曲可能に連結され、ターン部の側面を覆う板状の第2絶縁部を有することを特徴とする。この構成によれば、ターン部の側面の絶縁性を向上することができる。
請求項8に記載の絶縁部材は、請求項7に記載の絶縁部材において、さらに、第2絶縁部の反第1絶縁部側の端部に屈曲可能に連結され、ターン部の頂面を覆う第3絶縁部を有することを特徴とする。この構成によれば、ターン部の頂面の絶縁性を向上することができる。
請求項9に記載の絶縁部材の組付け方法は、請求項2〜8のいずれかに記載の絶縁部材の組付け方法であって、第1絶縁部を電気導体の斜行部が形成される前の直線部に嵌挿する第1絶縁部嵌挿工程を有することを特徴とする。この方法によれば、請求項2〜8のいずれかに記載の絶縁部材を、電気導体に効率的に組付けることができる。そのため、回転電機の巻線製造時における絶縁部材の位置ずれを防止し、製造コストの上昇を抑えることができる。
請求項10に記載の絶縁部材の組付け方法は、請求項7又は8に記載の絶縁部材の組付け方法であって、第2絶縁部を第1絶縁部の反軸心側に屈曲させる第2絶縁部屈曲工程と、第2絶縁部を屈曲させた状態で、第1絶縁部を電気導体の斜行部が形成される前の直線部に嵌挿する第1絶縁部嵌挿工程と、第2絶縁部の屈曲を解除し、第2絶縁部がターン部の側面を覆うようにする第2絶縁部屈曲解除工程とを有することを特徴とする。この方法によれば、請求項7又は8に記載の絶縁部材を、電気導体により効率的に組付けることができる。第2絶縁部屈曲工程において第2絶縁部を屈曲させることで、第1絶縁部嵌挿工程において、第2絶縁部と電気導体との間の干渉を防止することができる。そのため、電気導体の斜行部が形成される直線部に、第1絶縁部を効率よく嵌挿することができる。また、第2絶縁部屈曲解除工程において第2絶縁部の屈曲を解除することで、第2絶縁部によって、ターン部の側面を効率よく覆うことができる。
請求項11に記載の絶縁部材の組付け方法は、請求項8に記載の絶縁部材の組付け方法であって、第3絶縁部を第1絶縁部の反軸心側に屈曲させる第3絶縁部屈曲工程と、第2絶縁部を第1絶縁部の反軸心側に屈曲させる第2絶縁部屈曲工程と、第2絶縁部及び第3絶縁部を屈曲させた状態で、第1絶縁部を電気導体の斜行部が形成される前の直線部に嵌挿する第1絶縁部嵌挿工程と、第2絶縁部の屈曲を解除し、第2絶縁部が前記ターン部の側面を覆うようにする第2絶縁部屈曲解除工程と、第3絶縁部の屈曲を解除し、第3絶縁部が前記ターン部の頂面を覆うようにする第3絶縁部屈曲解除工程とを有することを特徴とする。この方法によれば、請求項8に記載の絶縁部材を、電気導体にさらに効率的に組付けることができる。第3絶縁部屈曲工程において第3絶縁部を屈曲させることで、第2絶縁部屈曲工程において、第2絶縁部の屈曲を小さくしても電気導体との間の干渉を防止することができる。そのため、電気導体の斜行部が形成される直線部に、第1絶縁部をさらに効率よく嵌挿することができる。また、第3絶縁部屈曲解除工程において第3絶縁部の屈曲を解除することで、第3絶縁部によって、ターン部の頂面を効率よく覆うことができる。
請求項12に記載の絶縁部材の組付け方法は、請求項10に記載の絶縁部材の組付け方法において、第2絶縁部屈曲解除工程の後に、第3絶縁部を第1絶縁部の軸心側に屈曲させ、第3絶縁部によってターン部の頂面を覆うターン部頂面被覆工程を有することを特徴とする。この方法によれば、ターン部の頂面を効率よく覆うことができる。
次に実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。なお、回転電機の巻線の製造方法については、前述した特開2005−253294号公報により公知であるので、説明は省略する。ここでは、回転電機の巻線を構成する互いに隣接して配設される導体を絶縁するための絶縁部材及びその組付け方法について説明する。
(第1実施形態)
まず、図1及び図2を参照して、セグメント導体について説明する。ここで、図1は、固定子鉄心の径方向から見たセグメント導体の側面図である。図2は、図1におけるセグメント導体の上面図である。
図1及び図2に示すセグメント導体1は、回転電機の巻線を構成する導体である。図1及び図2に示すように、セグメント導体1は、直線部10、11と、直線部10、11を連結するターン部12とからなり、長方形状の断面を有する導体をU字状に成形して構成されている。直線部10、11は、径方向及び周方向にそれぞれ所定寸法隔てた状態で配置され、ターン部12によって連結されている。ここで、径方向及び周方向とは、回転電機を構成する円筒状の固定子鉄心(図略)の径方向及び周方向のことである。回転電機の巻線は、複数のセグメント導体1を、直線部10、11を互いに固定子鉄心の周方向に移動してそれぞれ成形し、固定子鉄心に軸方向に形成された複数のスロットにそれぞれ挿入し、直線部10、11の端部を互いに接続することで構成される。このとき、複数のセグメント導体1が、固定子鉄心の周方向に互いに隣接して配設されることとなる。
次に、図1〜図4を参照して、絶縁部材について説明する。ここで、図3はセグメント導体の一方の直線部に配設される第1実施形態における絶縁部材の斜視図である。図4はセグメント導体の他方の直線部に配設される第1実施形における絶縁部材の斜視図である。図3に示すように、絶縁部材2は、図1及び図2において、セグメント導体1の直線部10、11を互いに固定子鉄心の周方向に移動することで、直線部10のターン部12側に形成される後述する斜行部、及びターン部12の側面並びに頂面を絶縁する部材である。絶縁部材2は、第1絶縁部20と、第2絶縁部21と、第3絶縁部22とから構成されている。
第1絶縁部20は、図1及び図2における直線部10に形成される斜行部を、隣接するセグメント導体の斜行部から絶縁する部位である。第1絶縁部20は、斜行部が形成される直線部10の外周を全周に渡って包囲するよう、長方形状の絶縁紙を角筒状に成形して構成されている。絶縁紙の端部には、一端部が他端部に重なった重なり部200が形成されている。
第2絶縁部21は、図1及び図2におけるセグメント導体1のターン部12の側面の一部を、隣接するセグメント導体のターン部から絶縁する部位である。第2絶縁部21は、ターン部12の周方向の一側面及び径方向の両側面を覆うよう、長方形状の絶縁紙をコの字状に成形して構成され、第1絶縁部20の軸方向端部に屈曲可能に連結されている。
第3絶縁部22は、図1及び図2におけるセグメント導体1のターン部12の頂面を、直線部10、11を互いに固定子鉄心の周方向に移動する際に用いられる治具から保護するとともに、他部から絶縁する部位である。第3絶縁部22は、長方形状の絶縁紙で構成され、第2絶縁部21の反第1絶縁部20側の端部から第1絶縁部20の軸心側に屈曲した状態で、ターン部12の頂面を覆うように配設されている。
図4に示すように、絶縁部材3は、図1及び図2においてセグメント導体1の直線部10、11を互いに固定子鉄心の周方向に移動することで、直線部11のターン部12側に形成される後述する斜行部、及びターン部12の側面並びに頂面を絶縁する部材である。絶縁部材3は、第1絶縁部30と、第2絶縁部31と、第3絶縁部32とから構成されているが、第2絶縁部31を除いて、図3における絶縁部材2と同一構成である。ここでは、第2絶縁部31について説明し、第1絶縁部30及び第3絶縁部32については説明を省略する。
第2絶縁部31は、図1及び図2におけるセグメント導体1のターン部12の側面の一部を、隣接するセグメント導体のターン部から絶縁する部位である。第2絶縁部31は、ターン部12の周方向の他側面を覆うよう、長方形状の絶縁紙で構成され、第1絶縁部30の軸方向端部に屈曲可能に連結されている。
次に、図5〜図14を参照して、絶縁部材のセグメント導体への組付け方法、及びその後のセグメント導体の成形について説明する。ここで、図5は、第2絶縁部屈曲工程を説明する説明図である。図6は、第2絶縁部屈曲工程を説明する別の説明図である。図7は、第2絶縁部屈曲工程を説明するさらに別の説明図である。図8は、第1絶縁部嵌挿工程を説明する説明図である。図9は、第2絶縁部屈曲解除工程を説明する説明図である。図10は、固定子鉄心の径方向から見た絶縁部材組付け後のセグメント導体側面図である。図11は、図10における絶縁部材組付け後のセグメント導体の上面図である。図12は、固定子鉄心の径方向から見た斜行部形成後のセグメント導体の側面図である。図13は、図12における斜行部形成後のセグメント導体の上面図である。図14は、図13におけるB−B矢視断面図である。なお、図5〜図9は、図2においてA方向から見た図である。また、図6は、絶縁部材2と、絶縁部材2が配設される直線部10について、図7は、絶縁部材3と、絶縁部材3が配設される直線部11についてそれぞれ限定して示した図である。
絶縁部材2、3は、第2絶縁部屈曲工程、第1絶縁部嵌挿工程、及び第2絶縁部屈曲解除工程を経て、セグメント導体1に組付けられる。
図5に示すように、第2絶縁部屈曲工程は、第2絶縁部21、31を第1絶縁部20、30の反軸心側に屈曲させる工程である。図6に示すように、第1絶縁部20は、重なり部200を図において右側に向けた状態で、その軸心が直線部10の軸心と一致するように配置される。そして、第3絶縁部22の端部が直線部10と干渉しない程度に、第2絶縁部21が、第1絶縁部20の反軸心側に屈曲される。図7に示すように、第1絶縁部30は、重なり部300を図において左側に向けた状態で、その軸心が直線部11の軸心と一致するように配置される。そして、第3絶縁部32の端部が直線部11と干渉しない程度に、第2絶縁部31が、第1絶縁部30の反軸心側に屈曲される。
その後、第1絶縁部嵌挿工程へと進む。図8に示すように、第1絶縁部嵌挿工程は、第2絶縁部21、31を屈曲させた状態で、第1絶縁部20、30を直線部10、11に嵌挿する工程である。第1絶縁部20は、第2絶縁部21を屈曲させた状態で直線部10に嵌挿され、斜行部の形成される直線部10のターン部12側に配置される。第2絶縁部21は、ターン部12の周方向の一側面及び径方向の両側面を覆うような寸法に設定されていため、直線部10、11及びターン部12と干渉することはない。また、第2絶縁部21が第1絶縁部20の反軸心側に屈曲しているため、第3絶縁部22も、直線部10、11及びターン部12と干渉することはない。第1絶縁部30は、第2絶縁部31を屈曲させた状態で直線部11に嵌挿され、斜行部の形成される直線部11のターン部12側に配置される。第2絶縁部31は、ターン部12の径方向の他側面のみを覆うため、直線部10、11及びターン部12と干渉することはない。また、第2絶縁部31が第1絶縁部30の反軸心側に屈曲しているため、第3絶縁部32も、直線部10、11及びターン部12と干渉することはない。
その後、第2絶縁部屈曲解除工程へと進む。図9に示すように、第2絶縁部屈曲解除工程は、第2絶縁部21、31の屈曲を解除し、第2絶縁部21、31がターン部12の側面を覆うとともに、第3絶縁部22、32がターン部12の頂面を覆うようにする工程である。第2絶縁部21の屈曲が解除されると、第2絶縁部21は、ターン部12の周方向の一側面及び径方向の両側面を覆う。また、第3絶縁部22は、ターン部12の頂面を覆う。第2絶縁部31の屈曲が解除されると、第2絶縁部31は、ターン部12の径方向の他側面を覆う。また、第3絶縁部32は、第3絶縁部22とともにターン部12の頂面を覆う。
これにより、図10及び図11に示すように、斜行部が形成される直線部10のターン部12側には、絶縁部材2の第1絶縁部20が配設され、外周を全周に渡って包囲する。このとき、重なり部200は、直線部10の周方向右側面に配置されることとなる。また、ターン部12の周方向左側面及び径方向両側面を覆うように第2絶縁部21が配設される。さらに、ターン部12の頂面を覆うように第3絶縁部22のが配設される。これに対し、斜行部が形成される直線部11のターン部12側には、絶縁部材3の第1絶縁部30が配設され、外周を全周に渡って包囲する。このとき、重なり部300は、直線部11の周方向左側面に配置されることとなる。また、ターン部12の周方向右側面を覆うように第2絶縁部31が配設される。さらに、第3絶縁部22とともにターン部12の頂面を覆うように第3絶縁部32が配設される。
その後、第2絶縁部21、31及び第3絶縁部22、32で覆われたターン部12を治具によって保持した状態で、直線部10を周方向左側に、直線部11を周方向右側にそれぞれ移動させる。さらに、円筒状の固定鉄心に軸方向に形成されたスロットに挿入される。これにより、図12及び図13に示すように、直線部10、11のターン部側に、直線部10、11に対して傾斜した斜行部100、110が形成される。このとき、図12及び図14に示すように、重なり部200、300は、斜行部100、110の電機子鉄心4側に配置されることとなる。ここで、直線部10、11を互いに固定子鉄心の周方向に移動させる工程は、複数のセグメント導体1が、周方向に互いに隣接した状態で同時に行われる。そのため、斜行部100、110が形成される際に、隣接したセグメント導体の第1絶縁部が互いに擦れ合う。しかし、第1絶縁部20、30は、斜行部100、110の外周を全周に渡って包囲しているため、擦れ合っても位置ずれを生じにくくなる。
その後、直線部10、11の端部が互いに接続され、回転電機の巻線が構成される。
最後に、具体的効果について説明する。第1実施形態における絶縁部材2、3によれば、回転電機の巻線製造時における絶縁部材2、3の位置ずれを防止でき、製造コストの上昇を抑えることができる。第1絶縁部20、30は、角筒状に形成され、斜行部100、110の外周を全周に渡って包囲している。そのため、斜行部100、110が形成される際に、隣接するセグメント導体の第1絶縁部が互いに擦れ合っても、第1絶縁部20、30は直線部10、11から離れにくくなる。また、第2絶縁部21、31によってターン部12の側面を、第3絶縁部22、32によってターン部12の頂面をそれぞれ覆うことができる。これにより、絶縁部材2、3の位置ずれを抑え、互いに隣接して配設されるセグメント導体間を絶縁することができる。従って、絶縁性を確保するとともに、回転電機の巻線製造時における絶縁部材2,3の位置ずれを防止し、製造コストの上昇を抑えることができる。
また、長方形状の絶縁紙を角筒状に成形して第1絶縁部20、30を構成することで、斜行部100、110の外周を確実に包囲することができる。
さらに、第1絶縁部20、30に重なり部200、300を設けるとことで、強度が増し、絶縁部材2,3の位置ずれを確実に抑えることができる。
加えて、重なり部200、300が斜行部100、110の固定子鉄心4側に配置されることで、重なり部100、110が、隣接するセグメント導体側、つまり、周方向側に配設された場合に比べ、セグメント導体1間の間隔を狭くすることができる。そのため、セグメント導体1の周方向の占積率を向上させることができる。
第1実施形態における絶縁部材2、3の組付け方法によれば、セグメント導体1に、絶縁部部材2、3を効率的に組付けることができる。そのため、回転電機の巻線製造時における絶縁部材2、3の位置ずれを防止し、製造コストの上昇を抑えることができる。第2絶縁部屈曲工程において第2絶縁部21、31を屈曲させることで、第1絶縁部嵌挿工程において、第2絶縁部21、31及び第3絶縁部22、32と、セグメント導体1との間の干渉を防止することができる。そのため、斜行部100、110が形成される直線部10、11に、第1絶縁部20、30を効率よく嵌挿することができる。また、第2絶縁部屈曲解除工程において第2絶縁部21、31の屈曲を解除することで、第2絶縁部21、31及び第3絶縁部22、32によって、ターン部12の側面及び頂面を効率よく覆うことができる。これにより、セグメント導体1に絶縁部材2、3を効率的に組付けることができる。
なお、第1実施形態では、第2絶縁部21が、ターン部12の周方向の一側面及び径方向の両側面を覆うように、また、第2絶縁部31が、ターン部12の周方向の他側面を覆うようにそれぞれ構成されている例を挙げているが、これに限られるものではない。例えば図15に示すように、第2絶縁部51は、ターン部12の周方向の一側面及び径方向の一側面を覆うよう、長方形状の絶縁紙をL字状に成形して構成されていてもよい。この場合、形状の異なる2種類の絶縁部材を用意することなく、図16に示すように、同一形状の2つの絶縁部材5によって、ターン部12の側面を全周に渡って覆うことができる。
また、第1実施形態では、第1絶縁部20、30に重なり部200、300を設けているが、重なり部200、300は、それぞれ接着によって固定されていてもよい。これにより、第1絶縁部20、30の強度がより増し、絶縁部材2、3の位置ずれをさらに確実に抑えることができる。
さらに、第1実施形態では、第2絶縁部21、31を屈曲させた状態で第1絶縁部20、30を直線部10、11に嵌挿している例を挙げているが、これに限られるものではない。第1絶縁部20、30を直線部10、11に嵌挿する前に、第3絶縁部22、32を第1絶縁部20、30の反軸心側に屈曲させ、嵌挿した後に、第3絶縁部22、32の屈曲を解除し、第3絶縁部22、32がターン部12の頂面を覆うようにしてもよい。これにより、第2絶縁部21、31の屈曲を小さくしても、セグメント導体1との間の干渉を防止することができる。そのため、直線部10、11に、第1絶縁部20、30を効率よく嵌挿することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態における絶縁部材の構成について、図17及び図18を参照して説明する。ここで、図17はセグメント導体の一方の直線部に配設される第2実施形態における絶縁部材の斜視図である。図18はセグメント導体の他方の直線部に配設される第2実施形態における絶縁部材の斜視図である。
第2実施形態における絶縁部材は、第1実施形態における絶縁部材に対して、第3絶縁部を屈曲可能に配設したものである。ここでは、第1実施形態における絶縁部材との相違部分である第3絶縁部及び絶縁部材の組付け方法についてのみ説明し、共通する部分については必要とされる箇所以外説明を省略する。なお、第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付して説明する。
図17に示すように、絶縁部材6は、第1絶縁部60と、第2絶縁部61と、第3絶縁部62とから構成されている。第3絶縁部62は、長方形状の絶縁紙で構成され、第2絶縁部61の反第1絶縁部60側の端部から第1絶縁部60の軸方向に延在し、第1絶縁部60の軸心側に屈曲可能に配設されている。
図18に示すように、絶縁部材7は、第1絶縁部70と、第2絶縁部71と、第3絶縁部72とから構成されている。第3絶縁部72は、長方形状の絶縁紙で構成され、第2絶縁部71の反第1絶縁部70側の端部から第1絶縁部70の軸方向に延在し、第1絶縁部70の軸心側に屈曲可能に配設されている。
次に、図19〜図22を参照して、絶縁部材のセグメント導体への組付け方法について説明する。図19は、第2絶縁部屈曲工程を説明する説明図である。図20は、第1絶縁部嵌挿工程を説明する説明図である。図21は、第2絶縁部屈曲解除工程を説明する説明図である。図22は、ターン部頂面被覆工程を説明する説明図である。ここで、図19〜図22は、図2においてA方向から見た図である。
絶縁部材2、3は、第2絶縁部屈曲工程、第1絶縁部嵌挿工程、第2絶縁部屈曲解除工程、及びターン部頂面被覆工程を経て、セグメント導体1に組付けられる。図19〜図21に示すように、第2絶縁部屈曲工程、第1絶縁部嵌挿工程、及び第2絶縁部屈曲解除工程は、第1実施形態に対して絶縁部材の形状が変わったのみで、工程の内容としては同一である。
第2絶縁部屈曲解除工程が完了すると、ターン部頂面被覆工程へと進む。図22に示すように、ターン部頂面被覆工程は、第3絶縁部62、72を第1絶縁部60、70の軸心側に屈曲させ、第3絶縁部62、72が、ターン部12の頂面を覆うようにする工程である。第3絶縁部62がターン部12の頂面を覆った後、第3絶縁部72が第3絶縁部62とともにターン部12の頂面を覆う。
最後に、具体的効果について説明する。第2実施形態における絶縁部材6、7においても、第1実施形態における絶縁部材2、3と同様の効果を得ることができる。
第2実施形態における絶縁部材6、7の組付け方法によれば、セグメント導体1に絶縁部材6、7を効率的に組付けることができる。そのため、回転電機の巻線製造時における絶縁部材6、7の位置ずれを防止し、製造コストの上昇を抑えることができる。第2絶縁部屈曲工程において第2絶縁部61、71を屈曲させることで、第1絶縁部嵌挿工程において、第2絶縁部61、71及び第3絶縁部62、72と、セグメント導体1との間の干渉を防止することができる。そのため、斜行部100、110が形成される直線部10、11に、第1絶縁部60、70を効率よく嵌挿することができる。また、第2絶縁部屈曲解除工程において第2絶縁部61、71の屈曲を解除することで、第2絶縁部61、71によって、ターン部12の側面を効率よく覆うことができる。さらに、ターン部頂面被覆工程において第3絶縁部62、72を屈曲させることで、ターン部12の頂面を効率よく覆うことができる。これにより、セグメント導体1に絶縁部材6、7を効率的に組付けることができる。
なお、第2実施形態では、第3絶縁部62、72が、第2絶縁部61、71の反第1絶縁部60、70側の端部から第1絶縁部60、70の軸方向に延在している例を挙げているが、これに限られるものではない。第3絶縁部62、72は、第1絶縁部60、70の軸心側に傾斜してもよい。
また、第2実施形態では、第2絶縁部屈曲解除工程完了後にターン部頂面被覆工程を実施しているが、これに限られるものではない。第2絶縁部屈曲解除工程とターン部頂面被覆工程を同時に実施してもよい。
固定子鉄心の径方向から見たセグメント導体の側面図である。 図1におけるセグメント導体の上面図である。 セグメント導体の一方の直線部に配設される第1実施形態における絶縁部材の斜視図である。 セグメント導体の他方の直線部に配設される第1実施形態における絶縁部材の斜視図である。 第2絶縁部屈曲工程を説明する説明図である。 第2絶縁部屈曲工程を説明する別の説明図である。 第2絶縁部屈曲工程を説明するさらに別の説明図である。 第1絶縁部嵌挿工程を説明する説明図である。 第2絶縁部屈曲解除工程を説明する説明図である。 固定子鉄心の径方向から見た絶縁部材組付け後のセグメント導体側面図である。 図10における絶縁部材組付け後のセグメント導体の上面図である。 固定子鉄心の径方向から見た斜行部形成後のセグメント導体の側面図である。 図12における斜行部形成後のセグメント導体の上面図である。 図13におけるB−B矢視断面図である。 第1実施形態における絶縁部材の変形例を示す斜視図である。 変形例における絶縁部材組付け後のセグメント導体の上面図である。 セグメント導体の一方の直線部に配設される第2実施形態における絶縁部材の斜視図である。 セグメント導体の他方の直線部に配設される第2実施形態における絶縁部材の斜視図である。 第2絶縁部屈曲工程を説明する説明図である。 第1絶縁部嵌挿工程を説明する説明図である。 第2絶縁部屈曲解除工程を説明する説明図である。 ターン部頂面被覆工程を説明する説明図である。
符号の説明
1・・・セグメント導体、10、11・・・直線部、12・・・ターン部、2、3、5、6、7・・・絶縁部材、20、30、50、60、70・・・第1絶縁部、200、300、500、600、700・・・重なり部、21、31、51、61、71・・・第2絶縁部、22、32、52,62、72・・・第3絶縁部、4・・・固定子鉄心

Claims (12)

  1. 円柱状の固定子鉄心に形成された複数のスロットにそれぞれ挿入されるスロット挿入部と、該固定子鉄心の軸方向端面から突出し、該スロット挿入部の一端部から該スロット挿入部に対して傾斜して形成される斜行部と、所定間隔隔てた該スロットに挿入された該スロット挿入部の該一端部に形成される該斜行部を互いに連結するターン部とからなる回転電機の巻線を絶縁する絶縁部材において、
    該絶縁部材は、該斜行部の外周を全周に渡って包囲する筒状の第1絶縁部を有することを特徴とする絶縁部材。
  2. 前記巻線は、一対の直線部と、該直線部を連結する前記ターン部とからなる複数の電気導体を、該直線部を互いに前記固定子鉄心の周方向逆向きに移動させ、該直線部のターン部側に前記斜行部を、反ターン部側に前記スロット挿入部をそれぞれ形成し、前記スロット挿入部を前記スロットにそれぞれ挿入し、該直線部の端部を互いに接続することで構成されることを特徴とする請求項1に記載の絶縁部材。
  3. 前記第1絶縁部は、長方形板状の絶縁材を筒状に成形して構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の絶縁部材。
  4. 前記第1絶縁部は、長方形板状の絶縁材の一端部が他端部に重なった重なり部を有していることを特徴とする請求項3に記載の絶縁部材。
  5. 前記重なり部は、接着されていることを特徴とする請求項4に記載の絶縁部材。
  6. 前記第1絶縁部は、前記重なり部が、前記電気導体の前記斜行部の前記固定子鉄心側に配置されるように構成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の絶縁部材。
  7. 前記第1絶縁部の軸方向端部に屈曲可能に連結され、前記ターン部の側面を覆う板状の第2絶縁部を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の絶縁部材。
  8. 前記第2絶縁部の反第1絶縁部側の端部に屈曲可能に連結され、前記ターン部の頂面を覆う第3絶縁部を有することを特徴とする請求項7に記載の絶縁部材。
  9. 請求項2〜8のいずれかに記載の絶縁部材の組付け方法であって、
    前記第1絶縁部を前記電気導体の前記斜行部が形成される前の前記直線部に嵌挿する第1絶縁部嵌挿工程を有することを特徴とする絶縁部材の組付け方法。
  10. 請求項7又は8に記載の絶縁部材の組付け方法であって、
    前記第2絶縁部を前記第1絶縁部の反軸心側に屈曲させる第2絶縁部屈曲工程と、
    前記第2絶縁部を屈曲させた状態で、前記第1絶縁部を前記電気導体の前記斜行部が形成される前の前記直線部に嵌挿する第1絶縁部嵌挿工程と、
    前記第2絶縁部の屈曲を解除し、前記第2絶縁部が前記ターン部の側面を覆うようにする第2絶縁部屈曲解除工程とを有することを特徴とする絶縁部材の組付け方法。
  11. 請求項8に記載の絶縁部材の組付け方法であって、
    前記第3絶縁部を前記第1絶縁部の反軸心側に屈曲させる第3絶縁部屈曲工程と、
    前記第2絶縁部を前記第1絶縁部の反軸心側に屈曲させる第2絶縁部屈曲工程と、
    前記第2絶縁部及び前記第3絶縁部を屈曲させた状態で、
    前記第1絶縁部を前記電気導体の前記斜行部が形成される前の前記直線部に嵌挿する第1絶縁部嵌挿工程と、
    前記第2絶縁部の屈曲を解除し、前記第2絶縁部が前記ターン部の側面を覆うようにする第2絶縁部屈曲解除工程と、
    前記第3絶縁部の屈曲を解除し、前記第3絶縁部が前記ターン部の頂面を覆うようにする第3絶縁部屈曲解除工程とを有することを特徴とする絶縁部材の組付け方法。
  12. 前記第2絶縁部屈曲解除工程の後に、前記第3絶縁部を前記第1絶縁部の軸心側に屈曲させ、前記第3絶縁部によって前記ターン部の頂面を覆うターン部頂面被覆工程を有することを特徴とする請求項10に記載の絶縁部材の組付け方法。
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