JP2007259331A - 固体撮像素子、及び、カメラ - Google Patents

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Hiroshi Totani
寛 戸谷
Masayuki Matsunaga
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Abstract

【課題】従来よりも、カメラを小型化、軽量化、及びコストダウンすることができる固体撮像素子を提供する。
【解決手段】受光量に応じた電荷を蓄積する単位セルが複数個配列されている固体撮像素子であって、各単位セルは、入射した光を光電変換して電荷を発生して出力する受光素子111と、出力された電荷を蓄積する検出部112と、受光素子111と検出部112との間を導通状態とするか非導通状態とするかを切り換え蓄積された電荷を蓄積領域に読み出すリードトランジスタ114と、画素ドレイン配線116と検出部112との間を導通状態とするか非導通状態とするかを切り換えるリセットトランジスタ113と、検出部112に読み出された電荷を増幅する増幅用トランジスタ115とを含み、当該撮像素子は単位セルが形成された同一チップ上に、さらに、ドレイン領域と、ドレイン領域にパルス電圧を供給するパルス電圧発生回路130とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、固体撮像素子、及び、カメラに関し、特に、MOS型固体撮像素子を有するカメラを小型化し、コストを低減するための技術に関する。
近年、デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の撮像機器が一般に普及している。
これらの撮像機器は、軽量化及び連続使用時間を延ばす為に消費電力を抑える必要があるので、CCD型撮像素子と比べ消費電力が著しく低いMOS型固体撮像素子を搭載しているものが増えている。
MOS型撮像素子には、ラインセレクトトランジスタを備えずに、リセットトランジスタ、リードトランジスタ、及び電源端子に与えるパルス電圧のタイミングにより行の選択を行い、トランジスタ数を減らして画素密度を上げたタイプがある(特許文献1、特許文献2、特許文献3)。
撮像機器において、小型化、軽量化、及びコストダウンは、常に求められている永遠の課題である。
特開2002−335455号公報 特開2003−46864号公報 特開2004−312472号公報
上記特許文献1では、ドレイン領域に供給するパルス電圧を発生するパルス電圧発生回路を、MOS型撮像素子のチップ外に設けている。
そこで、PMOS型撮像素子及びNMOS型撮像素子(これら2つを合わせて「単一MOS型撮像素子」という)において、小型化、軽量化、及びコストダウン等の観点から、パルス電圧発生回路を固体撮像素子のチップ内に内蔵することを検討したが、通常のチップ外に設けられたパルス電圧発生回路はバイポーラトランジスタと負荷抵抗とから構成されているので、これをそのまま単一MOS型撮像素子に内蔵するとプロセスが複雑になり現実的でないし、またバイポーラトランジスタを単純に単一MOS型に置き換えることも特性の違いによって現実的でなく、何らかの工夫が必要である。
そこで本発明は、従来よりも、カメラを小型化、軽量化、及びコストダウンすることができる固体撮像素子、及び小型化、軽量化、及びコストダウンされたカメラを提供することを第1の目的とする。
また本発明は、プロセスを複雑にすることなく、パルス電圧発生回路を同一チップ内に内蔵した固体撮像素子、及び、当該固体撮像素子を備えるカメラを提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る固体撮像素子は、受光量に応じた信号電荷を蓄積する単位セルが複数個配列されている固体撮像素子であって、各単位セルは、入射した光を光電変換して信号電荷を発生して出力する光電変換領域と、前記光電変換領域により出力された信号電荷を蓄積する蓄積領域と、前記光電変換領域と前記蓄積領域との間を導通状態とするか非導通状態とするかを切り換え蓄積された信号電荷を前記蓄積領域に読み出す読み出し用トランジスタと、ドレイン領域と前記蓄積領域との間を導通状態とするか非導通状態とするかを切り換えるリセット用トランジスタと、前記蓄積領域に読み出された信号電荷を増幅する増幅用トランジスタとを含み、当該撮像素子は、前記単位セルが形成された同一チップ上に、さらに、前記ドレイン領域と、前記ドレイン領域にパルス電圧を供給するパルス電圧発生回路とを備えることを特徴とする。
ここで、固体撮像素子において、前記パルス電圧発生回路は、前記蓄積領域に蓄積された信号電荷をリセットする際に用いられるリセット電圧と、前記増幅用トランジスタをOFFさせるOFF電圧とを繰り返すパルス電圧を発生して、前記ドレイン領域に供給することを特徴とすることもできる。
ここで、固体撮像素子において、前記パルス電圧発生回路は、NMOS単一、及びPMOS単一の何れかで構成されていることを特徴とすることもできる。
ここで、固体撮像素子において、前記各単位セルに含まれるトランジスタは全て、前記パルス電圧発生回路を構成するものと同じ、NMOS単一、及びPMOS単一の何れかで構成されていることを特徴とすることもできる。
ここで、固体撮像素子において、前記パルス電圧発生回路は、1個以上のインバータトランジスタと、1個以上のドライバトランジスタとを含むことを特徴とすることもできる。
ここで、固体撮像素子において、前記パルス電圧発生回路は第1インバータトランジスタと第2インバータトランジスタと反転ドライバトランジスタと非反転ドライバトランジスタとを含み、第1インバータトランジスタのゲートには入力パルス用の外部端子が接続され、第2インバータトランジスタのゲートには第1インバータトランジスタの出力が接続され、反転ドライバトランジスタのゲートには第1インバータトランジスタの出力が接続され、非反転ドライバトランジスタのゲートには第2インバータトランジスタ出力が接続され、反転ドライバトランジスタと非反転ドライバトランジスタとは、基準電圧とグランド間に直列に接続され、反転ドライバトランジスタと非反転ドライバトランジスタとの接続部分から前記パルス電圧を供給することを特徴とすることもできる。
上記目的を達成するために、本発明に係るカメラは、前記固体撮像素子を有することを特徴とする。
課題を解決するための手段に記載した構成により、パルス電圧発生回路が全ての単位セルと同一のチップ上に形成されるので、カメラのアセンブリにおいて、パルス電圧発生回路のスペース、及び配線が不要になり、カメラを小型化、軽量化、及びコストダウンすることができる。
また、製造プロセスを複雑にすることなく、パルス電圧発生回路を同一チップ内に内蔵することができる。
ここで、固体撮像素子において、前記パルス電圧発生回路は、基準電圧と基準電圧よりも高い昇圧電圧とを用いて前記パルス電圧を供給することを特徴とすることもできる。
これにより、最終段のトランジスタによる電圧降下を考慮した昇圧電圧を用いることにより、基準電圧と同等の電圧を出力することができる。
ここで、固体撮像素子において、前記パルス電圧発生回路は、さらに、前記昇圧電源により発生するインバータトランジスタの耐圧ストレスを緩和する耐圧緩和トランジスタを含むことを特徴とすることもできる。
これにより、インバータトランジスタの耐圧を越える昇圧電圧を供給することができる。
(実施の形態1)
<構成>
図1(a)、図1(b)はそれぞれ、従来の撮像カメラ90、及び本発明の実施の形態1における撮像カメラ10の概要を示す図である。
図1(a)に示すように、従来の撮像カメラ90は、静止画を撮影することができる撮像装置であって、MOS型撮像素子91、電圧パルス回路92、MOS型撮像素子91に制御信号を供給して駆動及び制御するタイミング制御部93、MOS型撮像素子91から出力される信号電荷(輝度情報)を処理して静止画を生成して記憶する画像処理部94、レンズ95、光学系96を備える。撮像カメラ90は従来のカメラなので詳細な説明は省略する。
図1(b)に示すように、本発明の実施の形態1における撮像カメラ10は、静止画を撮影することができる撮像装置であって、MOS型撮像素子11、タイミング制御部93、駆動制御部94、レンズ95、光学系96を備え、従来の撮像カメラ90とは、MOS型撮像素子91及び電圧パルス回路92の代わりに、MOS型撮像素子11を有する点が異なる。
MOS型撮像素子11は、遮光装置を通過した光が結像する位置に配置され、受光量に応じた信号電荷(輝度情報)を出力する単位セルが複数個配列されている半導体素子及びその周辺回路であり、従来のMOS型撮像素子91とは、チップ上に電圧パルス回路12有する点が異なる。
図2は、本発明の実施の形態1におけるMOS型撮像素子11の概略構成を示す図である。
図2に示すように、本発明の実施の形態1におけるMOS型撮像素子11は、撮像部1、負荷部2、行選択エンコーダ3、列選択エンコーダ4、信号処理部5、出力部6、及び、パルス電圧発生部7から構成される。
撮像部1は、単位セルが1次元又は2次元上に配列された撮像領域である。ここでは、3×3の2次元上に配列された9個の単位セルからなる18画素分しか記載していないが、実際の画素数は、1次元で数千個、2次元で数十万〜数百万個程度である。
負荷部2は、縦1列毎に同一の回路が1個接続されており、出力電圧を読み出す為に、列単位で撮像部1の画素に負荷をかける回路である。
行選択エンコーダ3は、横1行毎に、“RESET”、“READ”の2本の制御線を備え、撮像部1の画素に対して、行単位で、リセット(初期化)、及び、リード(読み出し)を制御する。
列選択エンコーダ4は、制御線を備え、列を順次選択する。
信号処理部5は、縦1列毎に同一の回路が1個接続されており、撮像部1からの列単位の出力を処理して、順次出力する。
出力部6は、信号処理部5の出力に、外部に出力する為に必要な変換を施して出力する回路である。
パルス電圧発生部7は、蓄積領域に蓄積された信号電荷をリセットする際に用いられるリセット電圧と、増幅用トランジスタをOFFさせるOFF電圧とを繰り返すパルス電圧を発生する回路である。
図3は、実施の形態1の固体撮像素子の回路の概略を示す図である。
図3に示すように、実施の形態1の固体撮像素子の回路は、負荷回路100、画素回路110、信号処理回路120、パルス電圧発生回路130を備える。
負荷回路100は、図2の負荷部2中の1個の回路を記載したものであり、第1信号出力線とグランド(GND)との間に接続された負荷用トランジスタ101を含み、負荷電圧(LG)が供給される。
画素回路110は、図2の撮像部1中の1個の単位セルを記載したものであり、初期化時の電圧を増幅したリセット電圧と読み出し時の電圧を増幅したリード電圧とを第1信号出力線に出力することを特徴とし、入射した光を光電変換して信号電荷(輝度情報)を発生して蓄積し、蓄積した信号電荷を電圧信号として出力する光電変換領域であるフォトダイオード等の受光素子111と、受光素子111により発生した信号電荷を蓄積する蓄積領域である検出部112と、検出部112の示す電圧が初期電圧(ここではVdd)になるようにリセットするリセットトランジスタ113と、受光素子111により出力される信号電荷を検出部112に供給するリードトランジスタ114と、検出部112の示す電圧に追従して変化する電圧を出力する増幅用トランジスタ115とを含む。
画素ドレイン配線116は、検出部112に蓄積された信号電荷をリセットする際に用いられるリセット電圧(Vdd)と増幅用トランジスタ115をOFFさせるOFF電圧(GND)とを周期的に繰り返す、パルス電圧発生部7が発生するパルス電圧を入力する部分であり、ここではこの領域をドレイン領域と呼ぶ。
信号処理回路120は、図2の信号処理部5中の縦1列用の1個の回路を記載したものであり、当該単位セルにより出力されるリセット電圧とリード電圧との差分を示す輝度情報を出力することを特徴とし、第1信号出力線と第2信号出力線との間に直列に接続されたサンプリングトランジスタ121及びクランプ容量122と、第2信号出力線とGNDとの間に直列に接続されたサンプリング容量123と、第2信号出力線と基準電圧端子(ここではVdd)との間に直列に接続されたクランプトランジスタ124とを含む。
パルス電圧発生回路130は、図2のパルス電圧発生部7の回路を記載したものであり、インバータトランジスタ131、インバータ負荷トランジスタ132、立ち下がりトランジスタ133、立ち上がりトランジスタ134、立ち下がりトランジスタ135、立ち上がりトランジスタ136、CHP昇圧電源137、立ち上がりトランジスタ138、耐圧緩和トランジスタ139、入力パルス用端子、基準電圧端子(Vdd)、及びグランド端子(GND)で構成される。
ここで、Vdd−GND間にインバータ負荷トランジスタ132とインバータトランジスタ131とが直列に接続されて第1インバータ回路が構成され、第1インバータ回路はインバータトランジスタ131のゲートを入力とし、インバータ負荷トランジスタ132とインバータトランジスタ131との接続部を出力とする。
また、CHP昇圧電源137−GND間に立ち上がりトランジスタ134と立ち下がりトランジスタ133とが直列に接続されて第2インバータ回路が構成され、第2インバータ回路は立ち下がりトランジスタ133のゲートを入力とし、立ち上がりトランジスタ134と立ち下がりトランジスタ133との接続部を出力とする。なお、CHP昇圧電源137、及び、立ち上がりトランジスタ134と立ち下がりトランジスタ133との間に挿入されている耐圧緩和トランジスタ139については後述する。
また、Vdd−GND間に立ち上がりトランジスタ136と立ち下がりトランジスタ135とが直列に接続されて出力増幅ドライブバッファが構成され、出力増幅ドライブバッファは立ち下がりトランジスタ135のゲートをロー電圧用の入力とし、立ち上がりトランジスタ136のゲートをハイ電圧用の入力とし、立ち上がりトランジスタ136と立ち下がりトランジスタ135との接続部を出力とする。
入力パルスが第1インバータ回路の入力(インバータトランジスタ131のゲート)に接続され、第1インバータ回路の出力(インバータトランジスタ131のドレイン側)が第2インバータ回路の入力(立ち下がりトランジスタ133のゲート)及び出力増幅ドライブバッファのロー電圧出力用の入力(立ち下がりトランジスタ135のゲート)に接続され、第2インバータ回路の出力(立ち下がりトランジスタ133のドレイン側)が出力増幅ドライブバッファのハイ電圧出力用の入力(立ち上がりトランジスタ136のゲート)に接続される。
CHP昇圧電源137は、Vddを越える電圧であり、立ち上がりトランジスタ134へ供給されている。この電源をVddとせずにVddを越える電圧としたのは、立ち上がりトランジスタ136のゲートに入力されるパルスを、Vddを越える電圧にして、出力パルスのハイ電圧の出力レベルをVddに近づけるためである。
立ち上がりトランジスタ138は、そのゲートに入力パルスが入力され、立ち上がりトランジスタ136のゲートに入力されるパルスがハイレベルとなる際の立ち上がり時間を向上させるために設けられている。
例えば立ち上がりトランジスタ138無しで電源パルスの立ち上がり時間を向上させようとすると、CHP昇圧電源137からの電流が増加するので、CHP昇圧電源137の電圧が低下し、この電圧低下により立ち上がりトランジスタ136のゲート電圧が低下して、出力パルスのハイ電圧の出力レベルを低下させる。そこで、立ち上がりトランジスタ138を追加することにより、CHP昇圧電源137からの電流の増加を抑え、電圧の低下を抑制して出力パルスのハイ電圧の出力レベルの低下を抑制するとともに、出力パルスの立ち上がり時間を向上させている。
耐圧緩和トランジスタ139は、立ち下がりトランジスタ133にかかる耐圧ストレスを緩和するために、立ち下がりトランジスタ133と立ち上がりトランジスタ134との間に、ゲートにVddを入力したオン状態で挿入している。
立ち下がりトランジスタ133には、CHP昇圧電源137とGNDとの間に発生する他のトランジスタよりも大きな耐圧ストレスがかかるので、耐圧緩和トランジスタ139を挿入することにより、ゲート−ドレイン間、及びゲート−ソース間の耐圧ストレスを緩和させているのである。
ここで特に、インバータ負荷トランジスタ132と立ち上がりトランジスタ134とを、デプレッション型トランジスタとし、他のトランジスタをエンハンス型トランジスタとすると前記インバータ回路の出力が反転される時に電流を流せ、かつトランジスタサイズを縮小可能なので望ましい。
<動作>
本発明の固体撮像素子は、パルス電圧発生回路130の部分だけが従来と異なるので、他の部分の詳細な動作は、特許文献1〜3に示された従来の固体撮像装置と同様である。
以下に図3に示す実施の形態1の固体撮像素子の回路の基本動作を説明する。
(1)入力パルスのハイレベルが、インバータトランジスタ131のゲートに入力されると、インバータ負荷トランジスタ132の負荷によって入力パルスが反転されてローレベルとなり、立ち下がりトランジスタ133のゲートに入力される。
(2)次に立ち下がりトランジスタ133ゲートに、ローレベルが入力されると、立ち上がりトランジスタ134の負荷によって反転された入力パルスが再び反転されて非反転状態に戻ってハイレベルとなり、立ち上がりトランジスタ136のゲートに入力される。
(3)最後に立ち上がりトランジスタ136のゲートに、ハイレベルが入力されることにより、ハイ電圧が出力される。
(4)一方、入力パルスのローレベルが、インバータトランジスタ131のゲートに入力されると、インバータ負荷トランジスタ132の負荷によって入力パルスが反転されてハイレベルとなり、立ち下がりトランジスタ135のゲートに入力される。
(5)次に立ち下がりトランジスタ135のゲートに、ハイレベルが入力されることにより、ロー電圧が出力される。
<まとめ>
以上のように、本発明の実施の形態1によれば、パルス電圧発生回路を、単位セルと同一の単一MOS型撮像素子で、単位セルと同一のチップ上に形成したので、製造プロセスを複雑にすることなく、カメラのアセンブリにおいて、パルス電圧発生回路のスペース、及び配線が不要になり、カメラを小型化、軽量化、及びコストダウンすることができる。
また、パルス電圧発生回路を単位セルや他の回路等と同一のチップ上に形成したので、トランジスタの特性のバラツキが抑えられ、制御上有利であり、ダイナミックレンジを適切にとることが容易になり、画質を向上させることができる。
(変形例1)
図4は、変形例1の固体撮像素子の回路の概略を示す図である。
なお、実施の形態1と同様の構成要素には同一番号を付し、その説明を省略する。
図4に示すように、変形例1の固体撮像素子の回路は、負荷回路100、画素回路110、信号処理回路120、パルス電圧発生回路140を備える。
変形例1のパルス電圧発生回路140は、実施の形態1のパルス電圧発生回路130に、立ち上がりトランジスタ141が追加されたものである。
立ち上がりトランジスタ141は、パルス電圧のロー電圧を、GNDよりも高い電圧にしたい場合に有効なものである。
ここで、ロー電圧は、立ち下がりトランジスタ135と立ち上がりトランジスタ141との電圧降下特性の比により設計され、ハイ電圧は立ち上がりトランジスタ134と立ち上がりトランジスタ136とCHP昇圧電源137との設定により設計される。
なお、本実施の形態1及び変形例1では、従来と同じ入力パルスを用いることができるようにインバータ回路を2つ用いたが、従来の入力パルスが反転された入力パルスを用いるようにすれば、インバータ回路を1つにすることができる。
また、立ち上がりトランジスタ138のゲートに入力パルスを入力する間に、1〜2段のバッファを挿入する等してタイミングを調整すれば、立ち下がりトランジスタ135と立ち上がりトランジスタ136とが同時にONする時間を減らして消費電力を抑えることができ、また立ち下がりトランジスタ133と立ち上がりトランジスタ134とが同時にONする時間を減らしてCHP昇圧電源137の電圧低下を抑えることもできる。
また、本実施の形態1及び変形例1では、固体撮像素子の回路をNMOSトランジスタのみで構成した例を示したが、極性を反転すればPMOSトランジスタのみで構成することもできる。
本発明は、ビデオカメラやデジタルスチルカメラなどの撮像機器に適用することができる。本発明によって、MOS型撮像素子において、パルス電圧発生回路が全ての単位セルと同一のチップ上に形成されるので、カメラのアセンブリにおいて、パルス電圧発生回路のスペース、及び配線が不要になり、カメラを小型化、軽量化、及びコストダウンに寄与することができ、その産業的利用価値は極めて高い。
(a)、(b)はそれぞれ、従来の撮像カメラ90、及び本発明の実施の形態1における撮像カメラ10の概要を示す図である。 本発明の実施の形態1におけるMOS型撮像素子11の概略構成を示す図である。 実施の形態1の固体撮像素子の回路の概略を示す図である。 変形例1の固体撮像素子の回路の概略を示す図である。
符号の説明
1 撮像部
2 負荷部
3 行選択エンコーダ
4 列選択エンコーダ
5 信号処理部
6 出力部
7 パルス電圧発生部
10 撮像カメラ
11 MOS型撮像素子
12 電圧パルス回路
100 負荷回路
101 負荷用トランジスタ
110 画素回路
111 受光素子
112 検出部
113 リセットトランジスタ
114 リードトランジスタ
115 増幅用トランジスタ
116 画素ドレイン配線
120 信号処理回路
121 サンプリングトランジスタ
122 クランプ容量
123 サンプリング容量
124 クランプトランジスタ
130 パルス電圧発生回路
131 インバータトランジスタ
132 インバータ負荷トランジスタ
133 立ち下がりトランジスタ
134 立ち上がりトランジスタ
135 立ち下がりトランジスタ
136 立ち上がりトランジスタ
137 CHP昇圧電源
138 立ち上がりトランジスタ
139 耐圧緩和トランジスタ
140 パルス電圧発生回路
141 立ち上がりトランジスタ

Claims (9)

  1. 受光量に応じた信号電荷を蓄積する単位セルが、複数個配列されている固体撮像素子であって、
    各単位セルは、
    入射した光を光電変換して信号電荷を発生して出力する光電変換領域と、
    前記光電変換領域により出力された信号電荷を蓄積する蓄積領域と、
    前記光電変換領域と前記蓄積領域との間を、導通状態とするか非導通状態とするかを切り換え、蓄積された信号電荷を前記蓄積領域に読み出す読み出し用トランジスタと、
    ドレイン領域と前記蓄積領域との間を、導通状態とするか非導通状態とするかを切り換えるリセット用トランジスタと、
    前記蓄積領域に読み出された信号電荷を増幅する増幅用トランジスタとを含み、
    当該撮像素子は、前記単位セルが形成された同一チップ上に、さらに、
    前記ドレイン領域と、
    前記ドレイン領域にパルス電圧を供給するパルス電圧発生回路とを備えること
    を特徴とする固体撮像素子。
  2. 前記パルス電圧発生回路は、前記蓄積領域に蓄積された信号電荷をリセットする際に用いられるリセット電圧と、前記増幅用トランジスタをOFFさせるOFF電圧とを繰り返すパルス電圧を発生して、前記ドレイン領域に供給すること
    を特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 前記パルス電圧発生回路は、NMOS単一、及びPMOS単一の何れかで構成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
  4. 前記各単位セルに含まれるトランジスタは全て、前記パルス電圧発生回路を構成するものと同じ、NMOS単一、及びPMOS単一の何れかで構成されていること
    を特徴とする請求項3に記載の固体撮像素子。
  5. 前記パルス電圧発生回路は、1個以上のインバータトランジスタと、1個以上のドライバトランジスタとを含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
  6. 前記パルス電圧発生回路は、第1インバータトランジスタと、第2インバータトランジスタと、反転ドライバトランジスタと、非反転ドライバトランジスタとを含み、
    第1インバータトランジスタのゲートには、入力パルス用の外部端子が接続され、
    第2インバータトランジスタのゲートには、第1インバータトランジスタの出力が接続され、
    反転ドライバトランジスタのゲートには、第1インバータトランジスタの出力が接続され、
    非反転ドライバトランジスタのゲートには、第2インバータトランジスタ出力が接続され、
    反転ドライバトランジスタと、非反転ドライバトランジスタとは、基準電圧とグランド間に、直列に接続され、反転ドライバトランジスタと非反転ドライバトランジスタとの接続部分から、前記パルス電圧を供給すること
    を特徴とする請求項5に記載の固体撮像素子。
  7. 前記パルス電圧発生回路は、
    基準電圧と、基準電圧よりも高い昇圧電圧とを用いて、前記パルス電圧を供給すること
    を特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
  8. 前記パルス電圧発生回路は、さらに、
    前記昇圧電源により発生するインバータトランジスタの耐圧ストレスを緩和する耐圧緩和トランジスタを含むこと
    を特徴とする請求項7に記載の固体撮像素子。
  9. 受光量に応じた信号電荷を蓄積する単位セルが、複数個配列されている固体撮像素子を有するカメラであって、
    請求項1に記載の固体撮像素子を有することを特徴とするカメラ。
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