JP2007259179A - 光通信装置 - Google Patents

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健 辻村
Izumi Mikawa
泉 三川
Koichi Yoshida
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Abstract

【課題】本発明の課題は、電源を必要としない光学部品のみを配置するだけでよく、光信号の電気信号への変換を行わずそのまま光信号を伝搬して光通信経路を実現する光通信装置を提供することにある。
【解決手段】本発明は、窓ガラス14によって隔てられた2地点間で光信号を伝送する光通信装置であって、光ファイバから出射する光信号を絞って窓ガラス14中に送信する光学レンズ23,28と、前記窓ガラス14を透過した光信号を集光して光ファイバに取り込む光学レンズ27,24とからなる信号伝送ユニット11,12を2個具備し、各信号伝送ユニット11,12は一方の光学レンズ23,28と他方の光学レンズ27,24がそれぞれ前記窓ガラス14を挟んで対向するように配置したことを特徴とするものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、光を透過する例えば窓ガラス等の光透過媒質によって隔てられた2地点間で光信号を伝送する光通信装置に関するものである。
光通信線路は電話局からユーザ宅まで光ファイバケーブルを敷設し、ユーザ宅のONU(Optical Network Unit)装置に配線されている。通常ONUから通信ケーブルをユーザ宅に導入しているが、家屋に穴を開けケーブルを通す工事の時間・費用等の点で問題があった。
また、電波により無線信号を伝送する方法もあるが、利用可能周波数の制限・干渉によるスループットの低下・セキュリティの問題等があった。
ガラスエクステンダ(例えば、特許文献1及び非特許文献1参照。)は窓ガラスの内外面に1対の装置を貼付し、ガラスを透過するレーザ光を用いて通信を行う技術である。各装置は、LEDとフォトダイオードを内蔵し、屋外通信機器(ONU)と屋内通信機器(HUB等)を結んで双方向通信を行う。
屋外通信機器(ONU)からの電気信号は窓ガラス外面装置のLEDによりE/O(電気信号/光信号)変換され、発生したレーザ光がガラスを透過する。窓ガラス内面装置のフォトダイオードでこれを受信してO/E(光信号/電気信号)変換した後、電気信号として屋内通信機器に送られる。逆方向も同様である。ガラスエクステンダを用いることにより家屋に穴を開けず簡易な通信配線が可能となる。窓ガラス外面装置のLEDとフォトダイオードに駆動電力を供給する必要があるが、コイルを内蔵し電磁誘導によりこれを実現するため、装置が大型煩雑になるという欠点があった。
特開2004-80595号公報 石下洋志 他著 「ガラスエクステンダ配線法」 NTTジャーナル 2003年6月号 p.54−57
窓ガラスの両面で単に光ファイバ端面を対向しただけでは、光信号を空間伝送することはできない。光ファイバ端面から発射される信号光が発散するため、信号強度が低下し発射方向を制御することもできない。また受信側でも、単純に光ファイバ端面を受光面としただけでは、受光面積が極めて小さい(シングルモードファイバで直径約10ミクロン)ため十分な光強度を取り込むことができず、光信号を集中して照射する場合にもターゲットとして制御困難な小ささである。光学的な問題として、光ファイバ切断面、窓ガラス表面でレーザ光が反射し戻り光により受信感度が劣化する。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、光ファイバから出射する光信号を絞って光透過媒質中に送信し、前記光透過媒質を透過した光信号を集光して光ファイバに取り込むことにより、電源を必要としない光学部品のみを配置するだけでよく、光信号の電気信号への変換を行わずそのまま光信号を伝搬して光通信経路を実現する光通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、光透過媒質によって隔てられた2地点間で光信号を伝送する光通信装置であって、光透過媒質の一方の地点側に設けられ、光ファイバから出射する光信号を絞って光透過媒質中に送信する光信号出射部と、前記光透過媒質の他方の地点側に前記光信号出射部と対向して設けられ、前記光透過媒質を透過した光信号を集光して光ファイバに取り込む光信号入射部とを具備することを特徴とするものである。
また本発明は、光透過媒質によって隔てられた2地点間で光信号を伝送する光通信装置であって、光ファイバから出射する光信号を絞って光透過媒質中に送信する光信号出射部と、前記光透過媒質を透過した光信号を集光して光ファイバに取り込む光信号入射部とからなる信号伝送ユニットを2個具備し、各信号伝送ユニットは一方の光信号出射部と他方の光信号入射部がそれぞれ前記光透過媒質を挟んで対向するように配置したことを特徴とするものである。
また本発明は、前記光通信装置において、各信号伝送ユニットが光信号出射部と光信号入射部を一体の光学系で兼用するように構成され、双方向通信することを特徴とするものである。
また本発明は、前記光通信装置において、各信号伝送ユニットが波長多重化装置を内蔵し、前記波長多重化装置にて一本の通信線路を伝送する上り波長と下り波長を前記信号伝送ユニット間だけ上り経路・下り経路に分離し、各経路ごとに光信号を伝送することを特徴とするものである。
また本発明は、前記光通信装置において、光透過媒質透過光の光軸が該光透過媒質反射面に対して非垂直となるよう配置したことを特徴とするものである。
また本発明は、前記光通信装置において、少なくとも光信号を出射する光ファイバの端面が光ファイバの光軸に対して非垂直となるように形成したことを特徴とするものである。
また本発明は、前記光通信装置において、光信号出射部もしくは光信号入射部と光透過媒質面との隙間に屈折率を整合する物質を充填したことを特徴とするものである。
また本発明は、前記光通信装置において、光信号出射部もしくは光信号入射部と光透過媒質とを光学的に密着したことを特徴とするものである。
また本発明は、前記光通信装置において、光信号出射部もしくは光信号入射部の少なくとも一方は、光ファイバ先端に、集光レンズ、拡大したコア、屈折率分布型ロッドレンズ、もしくは光ファイバ先端部分をレンズ状に加工した加工部を配した構造であることを特徴とするものである。
本発明の光通信装置は、光ファイバから出射する光信号を絞って光透過媒質中に送信し、前記光透過媒質を透過した光信号を集光して光ファイバに取り込むことにより、電源を必要としない光学部品のみを配置するだけでよく、光信号の電気信号への変換を行わずそのまま光信号を伝搬して光通信経路を実現する。また、光ファイバ切断面、光透過媒質表面で反射戻り光を防いだり屈折率差を抑えることができる。したがって、ONUをユーザ宅内に配置し、電話局からONUまでの光通信経路において光透過媒質である例えば窓ガラス部分を通信化することが可能である。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る光通信経路を示す構成説明図である。図1に示すように、光通信装置の屋内側信号伝送ユニット11と屋外側信号伝送ユニット12はユーザ宅13の窓ガラス14を挟んで対向して取り付けられる。ユーザ宅13内にはONU装置15が設置され、前記ONU装置15は前記屋内側信号伝送ユニット11と光ファイバケーブル16により接続される。前記屋外側信号伝送ユニット12は電話局17と光ファイバケーブル18により接続される。19は電柱、20は端末である。電話局17からONU装置15まで光通信装置の屋内側信号伝送ユニット11と屋外側信号伝送ユニット12を介して光通信経路が構成され、この光通信経路に沿って光信号が伝搬されて有線光通信が行われる。この場合、屋内側信号伝送ユニット11と屋外側信号伝送ユニット12の間は窓ガラス14を光透過媒質として光信号が伝搬する。すなわち、屋内側信号伝送ユニット11と屋外側信号伝送ユニット12は光透過媒質の一例である窓ガラス14によって隔てられた2地点に設けられ、前記屋内側信号伝送ユニット11と屋外側信号伝送ユニット12間で光信号を伝送する光通信装置が構成される。
図2は本発明の実施形態に係る第1の光通信装置を示す構成説明図である。図2では窓ガラス面に対して垂直な断面を示している。図2に示すように、窓ガラス14の屋内側には信号伝送ユニット11が取り付けられ、前記信号伝送ユニット11の外面にはコネクタ21、22が設けられる。前記コネクタ21には光ファイバ161が接続され、前記光ファイバ161の先端には光ファイバから出射する光信号を絞って窓ガラス14中に送信する光信号出射部の一例である光学レンズ23が設けられる。前記コネクタ22には光ファイバ162が接続され、前記光ファイバ162の先端には窓ガラス14を透過した光信号を集光して光ファイバ162に取り込む光信号入射部の一例である光学レンズ24が設けられる。前記コネクタ21、22には光ファイバケーブル16を介してONU装置15が接続される。また、窓ガラス14の屋外側には信号伝送ユニット12が取り付けられ、前記信号伝送ユニット12の外面にはコネクタ25、26が設けられる。前記コネクタ25には光ファイバ182が接続され、前記光ファイバ182の先端には窓ガラス14を透過した光信号を集光して光ファイバ182に取り込む光信号入射部の一例である光学レンズ27が設けられる。前記コネクタ26には光ファイバ181が接続され、前記光ファイバ181の先端には光ファイバから出射する光信号を絞って窓ガラス14中に送信する光信号出射部の一例である光学レンズ28が設けられる。前記コネクタ25、26には光ファイバケーブル18を介して電話局17が接続される。前記屋内側信号伝送ユニット11と屋外側信号伝送ユニット12は光学レンズ23と光学レンズ27が窓ガラス14を挟んで対向して配置されると共に、光学レンズ24と光学レンズ28が窓ガラス14を挟んで対向して配置される。
すなわち、各信号伝送ユニット11、12は送信用光ファイバ161,181と受信用光ファイバ162,182を内蔵し、送信光を絞り、受信光を集光する光学部品として光学レンズ23,24,27,28を備えている。例えば、電話局17からユーザ宅13へ向かう光信号は屋外側信号伝送ユニット12内の送信用光ファイバ181から放射し光学レンズ28によって絞られた後、窓ガラス14中に入射する。窓ガラス14を透過した光信号は屋内側信号伝送ユニット11の光学レンズ24により受信用光ファイバ162に集光される。一方、ユーザ宅13から電話局17へ向かう光信号は屋内側信号伝送ユニット11内の送信用光ファイバ161から放射し光学レンズ23によって絞られた後、窓ガラス14中に入射する。窓ガラス14を透過した光信号は屋外側信号伝送ユニット12の光学レンズ27により受信用光ファイバ182に集光される。
尚、光学レンズ23,24,27,28と窓ガラス14とを光学的に密着するようにしてもよい。
図3は本発明の実施形態に係る第2の光通信装置を示す構成説明図である。図3では窓ガラス面に対して垂直な断面を示している。図3に示すように、双方向通信を1本の光ファイバで実行する場合の構成例を示している。屋内側信号伝送ユニット11ではコネクタ31を介して屋内配線用の光ファイバケーブル16と信号伝送ユニット内配線用光ファイバ32が接続され、前記信号伝送ユニット内配線用光ファイバ32の先端には光ファイバ32から出射する光信号を絞って窓ガラス14中に送信する光信号出射部及び窓ガラス14を透過した光信号を集光して光ファイバ32に取り込む光信号入射部を一体の光学系で兼用するように構成された光学レンズ33が設けられる。屋外側信号伝送ユニット12ではコネクタ34に屋外配線用の光ファイバケーブル18が接続され、前記コネクタ34の先端にはコネクタ34から出射する光信号を絞って窓ガラス14中に送信する光信号出射部及び窓ガラス14を透過した光信号を集光してコネクタ34に取り込む光信号入射部を一体の光学系で兼用するように構成された光学レンズ35が設けられる。この場合、コネクタ34の先端を光学レンズ35の焦点位置となるよう配置することにより、屋外側信号伝送ユニット12内の配線を不要とすることができる。電話局17及びユーザ宅13は屋内側信号伝送ユニット11及び屋外側信号伝送ユニット12を介して送信信号・受信信号を伝送する。
図4は本発明の実施形態に係る第3の光通信装置を示す構成説明図である。図4では窓ガラス面に対して垂直な断面を示している。図4に示すように、屋内側信号伝送ユニット11ではコネクタ41を介して屋内配線用の光ファイバケーブル16と信号伝送ユニット内配線用光ファイバ42が接続され、前記信号伝送ユニット内配線用光ファイバ42の先端には光ファイバ42から出射する光信号を絞って窓ガラス14中に送信する光信号出射部及び窓ガラス14を透過した光信号を集光して光ファイバ42に取り込む光信号入射部を一体の光学系で兼用するように構成された光学レンズ43が設けられる。屋外側信号伝送ユニット12ではコネクタ44を介して屋外配線用の光ファイバケーブル18と信号伝送ユニット内配線用光ファイバ45が接続され、前記信号伝送ユニット内配線用光ファイバ45の先端には光ファイバ45から出射する光信号を絞って窓ガラス14中に送信する光信号出射部及び窓ガラス14を透過した光信号を集光して光ファイバ45に取り込む光信号入射部を一体の光学系で兼用するように構成された光学レンズ46が設けられる。前記光学レンズ43と光学レンズ46は窓ガラス14を挟んで対向して設けられ、前記光学レンズ43と光学レンズ46の共通したレンズ光軸47は窓ガラス14の両面に対して所定の角度を持つように配置される。
すなわち、窓ガラス14の透過光の光軸は窓ガラス14の反射面に対して非垂直となるように配置される。したがって、光学レンズを経由して窓ガラスに入射する光信号は、光信号の一部が窓ガラスの表面で反射するが、窓ガラスの反射面と透過光の光軸が直交しないため窓ガラスからの反射光が送信側光ファイバに戻ることによる信号劣化を防ぐことができる。
図5は本発明の実施形態に係る第4の光通信装置を示す構成説明図である。図5では窓ガラス面に対して垂直な断面を示している。図5に示すように、屋内側信号伝送ユニット11ではコネクタ51を介して屋内配線用の光ファイバケーブル16と信号伝送ユニット内配線用光ファイバ52が接続され、前記信号伝送ユニット内配線用光ファイバ52の先端には光ファイバ52から出射する光信号を絞って窓ガラス14中に送信する光信号出射部及び窓ガラス14を透過した光信号を集光して光ファイバ52に取り込む光信号入射部を一体の光学系で兼用するように構成された光学レンズ53が設けられる。屋外側信号伝送ユニット12ではコネクタ54を介して屋外配線用の光ファイバケーブル18と信号伝送ユニット内配線用光ファイバ55が接続され、前記信号伝送ユニット内配線用光ファイバ55の先端には光ファイバ55から出射する光信号を絞って窓ガラス14中に送信する光信号出射部及び窓ガラス14を透過した光信号を集光して光ファイバ55に取り込む光信号入射部を一体の光学系で兼用するように構成された光学レンズ56が設けられる。前記光学レンズ53と光学レンズ56は窓ガラス14を挟んで対向して設けられ、前記光ファイバ52,55の先端はそれぞれ光ファイバ光軸57に対して斜めに研磨して形成される。
すなわち、少なくとも光信号を出射する光ファイバの端面は光ファイバの光軸に対して非垂直となるように形成される。光信号が光ファイバから屈折率の異なる媒質に放射するときに、光ファイバ端面で反射が発生し、信号劣化の原因となる。そこで、光ファイバの先端をファイバ光軸に対して斜めに研磨することにより光ファイバの端面からの反射光は光ファイバ内を逆行する戻り光となることはない。
図6は本発明の実施形態に係る第5の光通信装置を示す構成説明図である。図6では窓ガラス面に対して垂直な断面を示している。図6に示すように、屋内側信号伝送ユニット11ではコネクタ61を介して屋内配線用の光ファイバケーブル16と信号伝送ユニット内配線用光ファイバ62が接続され、前記信号伝送ユニット内配線用光ファイバ62は光ファイバ62から出射する光信号を窓ガラス14中に送信する光信号出射部及び窓ガラス14を透過した光信号を光ファイバ62に取り込む光信号入射部を一体の光学系で兼用するように構成される。前記信号伝送ユニット内配線用光ファイバ62は光ファイバ自体を加工して光ファイバ62のコア部をコネクタ61側から光ファイバ62の先端に行くに従って径を漸次大きくしたテーパ状に拡大したテーパ光ファイバが用いられる。また、屋外側信号伝送ユニット12ではコネクタ63を介して屋外配線用の光ファイバケーブル18と信号伝送ユニット内配線用光ファイバ64が接続され、前記信号伝送ユニット内配線用光ファイバ64は光ファイバ64から出射する光信号を窓ガラス14中に送信する光信号出射部及び窓ガラス14を透過した光信号を光ファイバ64に取り込む光信号入射部を一体の光学系で兼用するように構成される。前記信号伝送ユニット内配線用光ファイバ64は光ファイバ自体を加工して光ファイバ64のコア部をコネクタ63側から光ファイバ64の先端に行くに従って径を漸次大きくしたテーパ状に拡大したテーパ光ファイバが用いられる。すなわち、光信号出射部もしくは光信号入射部の少なくとも一方は、光ファイバ先端に、拡大したコアを配した構造とすることにより、窓ガラス14を透過した光信号を光ファイバに取り込む時のターゲット面積が大きいため設置位置決めが容易となる。
図7は本発明の実施形態に係る第6の光通信装置を示す構成説明図である。図7では窓ガラス面に対して垂直な断面を示している。図7に示すように、屋内側信号伝送ユニット11ではコネクタ71を介して屋内配線用の光ファイバケーブル16と信号伝送ユニット内配線用光ファイバ72が接続され、前記信号伝送ユニット内配線用光ファイバ72の先端には光ファイバ72から出射する光信号を絞って窓ガラス14中に送信する光信号出射部及び窓ガラス14を透過した光信号を光ファイバ72に取り込む光信号入射部を一体の光学系で兼用するように構成された屈折率分布型光ファイバレンズ73が設けられる。また、屋外側信号伝送ユニット12ではコネクタ74を介して屋外配線用の光ファイバケーブル18と信号伝送ユニット内配線用光ファイバ75が接続され、前記信号伝送ユニット内配線用光ファイバ75の先端には光ファイバ75から出射する光信号を絞って窓ガラス14中に送信する光信号出射部及び窓ガラス14を透過した光信号を光ファイバ75に取り込む光信号入射部を一体の光学系で兼用するように構成された屈折率分布型光ファイバレンズ76が設けられる。屈折率分布型光ファイバレンズ73,76は、光ファイバの屈折率に分布を持たせることにより、光学レンズと等価な光学的機能を実現する屈折率分布型ロッドレンズとして用いるものである。
すなわち、光信号出射部もしくは光信号入射部の少なくとも一方は、光ファイバ先端に、屈折率分布型ロッドレンズを配した構造を用いることにより光学レンズなしに光信号を絞ることができる。
また、図7では、屈折率分布型光ファイバレンズ73,76と窓ガラス14のすきまに屈折率整合剤77を充填している。これによりガラスと空気の屈折率差に起因する光信号の反射を抑えることができる。すなわち、光信号出射部もしくは光信号入射部と光透過媒質面との隙間に屈折率を整合する物質を充填するようにしてもよい。
図8は本発明の実施形態に係る第7の光通信装置を示す構成説明図である。図8では窓ガラス面に対して垂直な断面を示している。図8に示すように、屋内側信号伝送ユニット11ではコネクタ81を介して屋内配線用の光ファイバケーブル16と信号伝送ユニット内配線用光ファイバ82が接続され、前記信号伝送ユニット内配線用光ファイバ82の先端には光ファイバ82から出射する光信号を絞って窓ガラス14中に送信する光信号出射部及び窓ガラス14を透過した光信号を集光して光ファイバ82に取り込む光信号入射部を一体の光学系で兼用するように構成されたレンズ状加工部が設けられる。また、屋外側信号伝送ユニット12ではコネクタ83を介して屋外配線用の光ファイバケーブル18と信号伝送ユニット内配線用光ファイバ84が接続され、前記信号伝送ユニット内配線用光ファイバ84の先端には光ファイバ84から出射する光信号を絞って窓ガラス14中に送信する光信号出射部及び窓ガラス14を透過した光信号を集光して光ファイバ84に取り込む光信号入射部を一体の光学系で兼用するように構成されたレンズ状加工部が設けられる。
すなわち、光信号出射部もしくは光信号入射部の少なくとも一方は、光ファイバ先端に、光ファイバ先端部分をレンズ状に加工した加工部を配した構造を用いることにより光学レンズを光ファイバ前方に置いたと同様の効果が実現でき、光信号を絞ることができる。
図9は本発明の実施形態に係る第8の光通信装置を示す構成説明図である。図9では窓ガラス面に対して垂直な断面を示している。図9中、図2と同一部分は同一符号を付して説明する。図9において、屋内側信号伝送ユニット11内には波長多重化装置91が設けられ、前記波長多重化装置91には光ファイバ161,162を介して光学レンズ23,24がそれぞれ対応して接続される。前記波長多重化装置91はコネクタ92を介して光ファイバケーブル16に接続される。また、屋外側信号伝送ユニット12内には波長多重化装置93が設けられ、前記波長多重化装置93には光ファイバ182,181を介して光学レンズ27,28がそれぞれ対応して接続される。前記波長多重化装置93はコネクタ94を介して光ファイバケーブル18に接続される。ユーザ宅からの波長1は光ファイバケーブル16内を伝送し、電話局からの波長2は光ファイバケーブル18内を伝送する。例えば波長1は屋内側信号伝送ユニット11内蔵の波長多重化装置91でフィルタリングされ送信用光ファイバ161及び光学レンズ23を経由して窓ガラス14に送信され空間光となる。窓ガラス14を透過した空間光は光学レンズ27及び受信用光ファイバ182を経て屋外側信号伝送ユニット12内蔵の波長多重化装置93により電話局に向かう光ファイバケーブル18に集光される。波長2は、屋外側信号伝送ユニット12内蔵の波長多重化装置93−送信用光ファイバ181−光学レンズ28−窓ガラス14−光学レンズ24−受信用光ファイバ162−屋内側信号伝送ユニット11内蔵の波長多重化装置91−光ファイバケーブル16、という経路をとる。
すなわち、各信号伝送ユニットが波長多重化装置を内蔵し、前記波長多重化装置にて一本の通信線路を伝送する上り波長と下り波長を前記信号伝送ユニット間だけ上り経路・下り経路に分離し、各経路ごとに光信号を伝送することにより、それぞれの波長に最適化した光学系設計ができるため、光路を共通にする場合と比較して通信品質が向上する。
なお、本発明は、上記実施形態例そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態例に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態例に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態例に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明の実施形態に係る光通信経路を示す構成説明図である。 本発明の実施形態に係る第1の光通信装置を示す構成説明図である。 本発明の実施形態に係る第2の光通信装置を示す構成説明図である。 本発明の実施形態に係る第3の光通信装置を示す構成説明図である。 本発明の実施形態に係る第4の光通信装置を示す構成説明図である。 本発明の実施形態に係る第5の光通信装置を示す構成説明図である。 本発明の実施形態に係る第6の光通信装置を示す構成説明図である。 本発明の実施形態に係る第7の光通信装置を示す構成説明図である。 本発明の実施形態に係る第8の光通信装置を示す構成説明図である。
符号の説明
11…屋内側信号伝送ユニット、12…屋外側信号伝送ユニット、13…ユーザ宅、14…窓ガラス、15…ONU装置、16,18…光ファイバケーブル、17…電話局、21,22,25,26…コネクタ、23,24,27,28…光学レンズ、161,162,181,182…光ファイバ、47…レンズ光軸、57…光ファイバ光軸、62,64…テーパ光ファイバ、76…屈折率分布型光ファイバレンズ、77…屈折率整合剤、84…先端加工光ファイバ、91,93…波長多重化装置。

Claims (9)

  1. 光透過媒質によって隔てられた2地点間で光信号を伝送する光通信装置であって、
    光透過媒質の一方の地点側に設けられ、光ファイバから出射する光信号を絞って光透過媒質中に送信する光信号出射部と、
    前記光透過媒質の他方の地点側に前記光信号出射部と対向して設けられ、前記光透過媒質を透過した光信号を集光して光ファイバに取り込む光信号入射部と
    を具備することを特徴とする光通信装置。
  2. 光透過媒質によって隔てられた2地点間で光信号を伝送する光通信装置であって、
    光ファイバから出射する光信号を絞って光透過媒質中に送信する光信号出射部と、前記光透過媒質を透過した光信号を集光して光ファイバに取り込む光信号入射部とからなる信号伝送ユニットを2個具備し、
    各信号伝送ユニットは一方の光信号出射部と他方の光信号入射部がそれぞれ前記光透過媒質を挟んで対向するように配置したことを特徴とする光通信装置。
  3. 請求項2に記載の光通信装置において、
    各信号伝送ユニットが光信号出射部と光信号入射部を一体の光学系で兼用するように構成され、双方向通信することを特徴とする光通信装置。
  4. 請求項2に記載の光通信装置において、
    各信号伝送ユニットが波長多重化装置を内蔵し、前記波長多重化装置にて一本の通信線路を伝送する上り波長と下り波長を前記信号伝送ユニット間だけ上り経路・下り経路に分離し、各経路ごとに光信号を伝送することを特徴とする光通信装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の光通信装置において、
    光透過媒質透過光の光軸が該光透過媒質反射面に対して非垂直となるよう配置したことを特徴とする光通信装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の光通信装置において、
    少なくとも光信号を出射する光ファイバの端面が光ファイバの光軸に対して非垂直となるように形成したことを特徴とする光通信装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の光通信装置において、
    光信号出射部もしくは光信号入射部と光透過媒質面との隙間に屈折率を整合する物質を充填したことを特徴とする光通信装置。
  8. 請求項1乃至6のいずれかに記載の光通信装置において、
    光信号出射部もしくは光信号入射部と光透過媒質とを光学的に密着したことを特徴とする光通信線路。
  9. 請求項1乃至7のいずれかに記載の光通信装置において、
    光信号出射部もしくは光信号入射部の少なくとも一方は、光ファイバ先端に、集光レンズ、拡大したコア、屈折率分布型ロッドレンズ、もしくは光ファイバ先端部分をレンズ状に加工した加工部を配した構造であることを特徴とする光通信装置。
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