JP2007257078A - 画像検索装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】侵入者などの検索目的物を高速で検索し、その後に行われるCPUなどによる処理の負担を軽減する。
【解決手段】画素毎にシリアルで入力される画像データから画像領域を検索する装置であって、画像の横方向の1ラインにおいて隣合う画素データを比較してエッジを検出する横方向エッジ検出部25と、エッジのアドレスのそれぞれの画素を注目画素とし、当該注目画素とその次のラインにおいて隣合う画素との画素データを互いに比較し、それらの差が所定の範囲内である画素を検出する縦方向検出部29と、縦方向検出部によって所定の範囲内であることが検出されたときに、検出された画素のアドレスを記憶する領域アドレス記憶部31と、領域アドレス記憶部に記憶されたアドレスからサイズ条件に合う領域を抽出する領域抽出部32とを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、横方向および縦方向にマトリックス状に配列された複数の画素からなる画像について画素毎に順次シリアルで入力される画素データから所定の画像領域を検索する画像検索装置に関する。
従来より、静止画カメラまたはビデオカメラを用い、撮影された画像に基づいて監視領域内の侵入者を検出することが行われている。例えば、所定の時間間隔で撮影された複数の画像を比較し、その変化を解析することにより侵入者を検知する(特許文献1)。
また、カメラによって連続撮影された監視エリアの画像データを分析し、今回撮影された画像と前回撮影された画像との画像データの差分の絶対値を全画素について算出した上で、あらかじめ設定されたしきい値と比較することによって侵入者を検出する(特許文献2)
特開2003−169321 特開2004−128899
上に述べたような侵入者の検出、またはダムや河川における水防監視など、画像から任意の物体の面情報を検索する場合に、CPUまたはDSPなどによって画像データをソフトウエア的に処理することによって目的を達している。
例えば、撮影された1枚の画像について、その画像データをメモリに一旦蓄積し、蓄積した画像データをソフトウエアの処理によってメモリから読み出し、それをソフトウエアの処理によって解析することによって物体などの検索を行っている。その場合に、検索に要する時間は1枚の画像を取り込んだ後となり、時間的な遅れがあることと、ソフトウエアの処理によるためCPUまたはDSPの処理負荷が大きいという問題がある。
具体的には、例えば、建物の周辺を監視して建物に侵入しようとする者を検出する場合に、通常時には図12(A)に示す画像GJ1が得られているとする。画像GJ1において、侵入者の監視を行う対象領域の画像TR1が得られる。そして、この画像GJ1の1フレーム後に、図12(B)に示す画像GJ2が得られ、対象領域の画像TR2が得られたとする。2つの画像TR1、TR2の間で輝度差のある箇所を検出し、後のフレームにおいて前のフレームと輝度差のある箇所の数が所定の数よりも多い場合に、その箇所の画像を解析処理して侵入者であるか否かを判断する。
また、検出された箇所の数だけでは、図12(C)に示す画像TR3のように侵入者でない目的外の物も検出してしまう可能性があるので、これを避けるため、検出された箇所を詳細に解析し、検出された物の大きさを算出する。そして、算出された大きさが所定の値以上であれば、目的の物を検出したとする。例えば、図12(D)の画像TR2では検出された箇所が所定の大きさ以上であるので侵入者と判断されるが、図12(E)の画像TR3では検出された箇所が所定の大きさ以下であるので侵入者と判断しない。
しかし、このような詳細な解析を最初から行うと、処理量が増えてCPUなどの負担が過大となる。そこで、最初に解像度を低下させた大まかなブロック単位で各フレームの画像TRを検出し、次に解像度を上げて詳細な処理を行う、といった段階的な処理を行う必要がある。それでも、これらの処理は全体としてCPUなどに大きな負荷となっており、そのため、例えばDSPの個数を増やして処理能力を上げたり分散処理などを行ったりすることが必要であった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、侵入者などの検索目的物を高速で検索し、その後に行われるCPUなどによる処理の負担を軽減することを目的とする。
本発明に係る画像検索装置は、横方向および縦方向にマトリックス状に配列された複数の画素からなる画像について画素毎に順次シリアルで入力される画像データから所定の画像領域を検索する装置であって、検索すべき画像領域のサイズ条件を記憶するサイズ条件記憶部と、前記画像の横方向の1ラインにおいて隣合う画素の画素データを比較することによりエッジを検出する横方向エッジ検出部と、検出されたエッジのアドレスを記憶するエッジアドレス記憶部と、前記エッジアドレス記憶部に記憶されたアドレスのそれぞれの画素を注目画素とし、当該注目画素と当該注目画素の次のラインにおいて隣合う画素との画素データを互いに比較し、それらの差が所定の範囲内である画素を検出する縦方向検出部と、前記縦方向検出部によって所定の範囲内であることが検出されたときに、検出された画素のアドレスを領域エッジアドレスとして記憶する領域アドレス記憶部と、
前記領域アドレス記憶部に記憶された領域アドレスから、前記サイズ条件記憶部に記憶されたサイズ条件に合う領域を抽出する領域抽出部と、を有する。
好ましくは、前記横方向エッジ検出部は、順次入力される画素の1つを注目画素とし、当該注目画素と当該注目画素に隣合う画素との画素データを互いに比較し、それらの差が所定の範囲内であった連続する画素群の両端の画素を前記エッジとして検出する。
また、前記縦方向検出部は、前記注目画素の次のラインにおいて同じ横方向位置にある画素およびその両側の画素の3つの画素を前記隣合う画素として互いに比較する。
また、前記入力された画像データを1ライン分遅延させるラインメモリが設けられており、縦方向検出部は、前記ラインメモリによって遅延された画像データの中から前記注目画素の画素データを取得する。
本発明に係る他の形態の装置は、検索すべき画像領域のサイズ条件を記憶するサイズ条件記憶部と、前記入力される画像データの1画素分の画素データを記憶するバッファメモリと、前記入力される画素データを1ライン分遅延させるラインメモリと、前記ラインメモリによって遅延されることにより前記バッファメモリに記憶される画素に対し1ライン分遅延した画素の画素データを記憶する一時メモリと、前記バッファメモリに記憶された画素データとその横方向に隣合う画素の画素データとを比較することにより横方向のエッジを検出する横方向エッジ検出部と、検出されたエッジのアドレスを記憶するエッジアドレス記憶部と、前記バッファメモリに記憶された画素データと前記一時メモリに記憶された画素データとを比較し、それらの差が所定の範囲内である画素を検出する縦方向検出部と、前記縦方向検出部によって所定の範囲内であることが検出されたときに、検出された画素のアドレスを領域エッジアドレスとして記憶する領域アドレス記憶部と、前記領域アドレス記憶部に記憶された領域アドレスから、前記サイズ条件記憶部に記憶されたサイズ条件に合う領域を抽出する領域抽出部と、を有する。
本発明によると、侵入者などの検索目的物を高速で検索し、その後に行われるCPUなどによる処理の負担が軽減される。
図1は本発明に係る監視システム1の全体の構成を示すブロック図、図2は画像検索装置5の構成を示すブロック図、図3はカメラ3から出力される1フレームの画像データGDの構成を示す図、図4は画像GD1の例を示す図、図5は侵入者SNとそれに対応する画像領域GG1の例を示す図、図6は画像データGD3の例を示す図、図7は画像検索装置5の各部で一時的に記憶される画素データSDの例を示す図である。
図1において、監視システム1は、カメラ3、監視処理装置4、キーボード7、マウス8、およびディスプレイ9などからなる。
カメラ3は、工場、ダム、河川など、監視すべき場所に設置され、監視領域内における画像または映像を撮影して画素データSDを出力する。カメラ3からは、所定のサイズの画像データGDが、毎秒30フレーム出力される。なお、画素データSDは、ケーブルによって伝送されてもよく、またネットワークや無線通信などによって伝送されてもよい。
図3に示すように、1フレームの画像データGDは、m×n画素がマトリックス状に配列された画像である。つまり、横方向(主走査方向、ライン方向、X方向)にm個の画素、縦方向(副走査方向、Y方向)にn個の画素が配列されている。図3の左上端が原点(X0,Y0 )であり、各行(ライン)においてX0 からXmまで、各列においてY0 からYnまである。任意の画素GSのアドレスは(Xx,Yy)で表される。
なお、本実施形態において、画像データGDは、モノクロ画像であり、それぞれの画素GSは、8ビット(256階調)の輝度値(輝度データ)を持つ。最も暗い部分の輝度値は「0」であり、最も明るい部分の輝度値は「255」である。
カメラ3からは、フレーム毎に、画像データGDの左上端の画素GSから右方向に、つまり1番目のラインの左から右に向かって、順次、各画素GSの輝度値つまり画素データSDが出力され、次に2番目のライン、3番目のライン、というように、最後のラインの右端の画素GSまで、画素GS毎に順次シリアルに出力される。なお、ここでの説明のように画素GS毎に出力する場合には8ビットパラレルの出力となるが、その8ビットをシリアル(ビットシリアル)に出力することも可能である。なお、「画像データ」を「画像」と記載することがある。
監視処理装置4は、画像検索装置5および画像処理装置6からなる。画像検索装置5は、カメラ3から入力される画像データGDから所定の画像領域GRを検索し、検索結果KDを画像処理装置6に出力する。詳細は後で説明する。
画像処理装置6は、画像検索装置5から出力された検索結果KDに基づいて、その詳細な解析を行い、侵入者の有無、異常の有無などを判断するなど、監視のための種々の処理を行い、必要に応じて警報信号などを出力する。
キーボード7およびマウス8は、監視処理装置4に対して種々の指令を与えたり、設定データを入力するために用いられる。ディスプレイ9は、カメラ3で撮影された画像GDを表示し、また、監視処理装置4において処理された画像、データ、またはメッセージなどを表示する。
このような監視処理装置4は、全体としてコンピュータを用いて実現することが可能である。その場合に、画像検索装置5については、専用のハードウエア回路を用いて実現することが好ましいが、一部にDSPまたはCPUによる処理を含ませることが可能である。また、画像検索装置5を独立したユニットとして構成し、画像処理装置6とは別個に設けるようにしてもよい。
図2において、画像検索装置5には、シリアル−パラレル変換部21、バッファメモリ22、ラインメモリ23、一時メモリ24、横比較部(横方向エッジ検出部)25、横範囲設定部26、エッジアドレス記憶部27、横アドレス比較部28、縦比較部(縦方向検出部)29、縦範囲設定部30、領域アドレス記憶部31、領域抽出部32、サイズ条件記憶部33、およびカウンタ34などが設けられている。また、図示は省略したが、全体を制御するためのCPUまたはDSPなども必要に応じて設けられる。
シリアル−パラレル変換部21は、画像データGDがシリアルで入力された場合に、それをパラレルデータに変換する。したがって、シリアル−パラレル変換部21からは、画素GS毎に輝度値を示す8ビットのデータ(画素データ)SDが出力される。なお、画素毎の8ビットのパラレルデータが入力された場合は、シリアル−パラレル変換部21はスルーとなる。
バッファメモリ22は、シリアル−パラレル変換部21から順次出力される画素データSDを、適当画素分例えば1画素分だけ一時的に記憶する。つまり、シリアル−パラレル変換部21から出力された画素データSDは、バッファメモリ22を通過してラインメモリ23に送られるが、バッファメモリ22には1画素分のデータが一時的に記憶される。なお、バッファリングのために、複数画素の画素データSDを記憶するようにしてもよい。
ラインメモリ23は、画像の1ライン分を記憶するFIFOメモリであり、バッファメモリ22を通って入力された画素データSDを1ライン分遅延させる。ラインメモリ23から送り出された画素データSDは、一時メモリ24に入力される。
一時メモリ24は、ラインメモリ23から送り出された画素データSDを、順次、3画素分記憶する。このとき、3画素の中央の画素が、ラインメモリ23から丁度送りだされたばかりの画素となり、その両側の画素は中央の画素の両隣の画素となる。つまり、中央の画素は、バッファメモリ22に記憶された1画素に対して1ライン分前の画素となり、したがってそれらのXアドレスは同じとなる。したがって、中央の画素のアドレスADTを(Xx,Yy)とすると、その両側の画素のアドレスは(Xx−1 ,Yy)、(Xx+1 ,Yy)となり、バッファメモリ22に記憶された1画素のアドレスADMは(Xx,Yy+1 )となる。一時メモリ24に新しい画素データSDが入力されると、その3画素前の画素データSDは捨てられる。
なお、以降において、XアドレスまたはYアドレスを示す際に、XアドレスまたはYアドレスであることが明らかな場合に、「X」または「Y」を省略することがある。
横比較部25は、画像GDの横方向の1つのラインにおいて隣合う画素GSの画素データSDを比較することによって、エッジ(横方向エッジ)YEを検出する。つまり、順次入力されてバッファメモリ22に記憶される画素の1つを注目画素とし、当該注目画素と当該注目画素に隣合う画素との画素データSDを互いに比較し、それらの差が所定の範囲内であった連続する画素群の両端の画素をエッジYEとして検出する。
具体的には、横比較部25は、バッファメモリ22に記憶された1画素分の画素データSDと、ラインメモリ23の最後尾に記憶された1画素分の画素データSDとを比較する。そして、それらの差が、横範囲設定部26に設定された所定の範囲内であるかどうかをチェックする。差が所定の範囲内である画素が発見されたとき、それを最初の画素として、そのアドレス(最初アドレス)をエッジアドレス記憶部27に記憶する。その後、差が所定の範囲内である画素が続くときには、それらのアドレスについては記憶しない。差が所定の範囲内でなくなったときに、それを最後の画素として、そのアドレス(最後アドレス)をエッジアドレス記憶部27に記憶する。
なお、最後の画素は、差が所定の範囲内である画素が続いたときの最後の画素であり、したがってそれが発見されたときにラインメモリ23の最後尾に記憶された画素がそれに該当する。しかし、便宜上、そのときにバッファメモリ22に記憶された画素を最後の画素とすることも可能である。
そして、最後の画素の後において、差が所定の範囲内である画素が再度発見されると、上と同様の処理によって、最初の画素および最後の画素のそれぞれのアドレスをエッジアドレス記憶部27に記憶する。
このように、エッジアドレス記憶部27には、同じラインにおいて検出された最初の画素と最後の画素の1つまたは複数の組みについて、それぞれの最初アドレスADSおよび最後アドレスADEが記憶される。
横範囲設定部26は、横比較部25での比較の際の所定の範囲を設定するものであり、横範囲設定部26に設定された範囲に基づいて横比較部25での比較が行われる。横範囲設定部26には、輝度値の差の最大値を示す数値が、例えば「20」「10」「6」などが、範囲を示す数値として記憶される。また、差が「0」である場合つまり同一である場合のみを検出する場合には、輝度値の差として「0」が記憶される。
エッジアドレス記憶部27は、上に述べたように、横比較部25において検出されたエッジYEのアドレスを記憶する。つまり、エッジアドレス記憶部27には、最初アドレスADSおよび最後アドレスADEが記憶される。なお、最初アドレスADSおよび最後アドレスADEのそれぞれのXアドレスのみを記憶するようにしてもよい。また、最初アドレスADSおよび最後アドレスADEとともに、その画素データSDを記憶するようにしてもよい。
横アドレス比較部28は、エッジアドレス記憶部27に記憶された最初アドレスADSおよび最後アドレスADEと、一時メモリ24の中央の画素のアドレスADTとを、それぞれXアドレスについて比較し、Xアドレスについて、アドレスADTが最初アドレスADSまたは最後アドレスADEのいずれかと一致した場合に、一致信号SAを縦比較部29に出力する。
縦比較部29は、エッジアドレス記憶部27に記憶されたアドレスADS,ADEのそれぞれの画素を注目画素とし、当該注目画素と当該注目画素の次のラインにおいて隣合う画素との画素データSDを互いに比較し、それらの差が所定の範囲内である画素GSを、領域エッジREとして検出する。
つまり、縦比較部29は、一時メモリ24に記憶された中央の画素GSを注目画素とし、バッファメモリ22に記憶された1ライン後の画素GSと比較する。そして、それらの画素データSDの差が所定の範囲内であるかどうかをチェックする。差が所定の範囲内であって、且つ、横アドレス比較部28から一致信号SAが出力されている場合に、一時メモリ24に記憶された中央の画素のアドレスおよびバッファメモリ22の画素のアドレスを、領域エッジアドレスとして領域アドレス記憶部31に記憶する。これと同時に、該当する画素GSの画素データSDをも領域アドレス記憶部31に記憶する。
縦比較部29は、このような処理を、エッジアドレス記憶部27に記憶されたアドレスADS,ADEについて順次行う。そして、バッファメモリ22の画素のアドレスを領域アドレス記憶部31に順次記憶する。
なお、一時メモリ24に記憶された中央の画素を注目画素としたが、バッファメモリ22に記憶された画素を注目画素と考えてもよい。
また、縦比較部29での判断において、横アドレス比較部28からの一致信号SAを条件としているが、これは、この条件を加えることによって、横方向エッジでない画素が領域エッジREの画素として入ってくることを防止し、正しい領域エッジREを検出することができる。
さて、一時メモリ24に記憶された中央の画素GSを注目画素とした場合に、その両側の画素GSについても、バッファメモリ22の画素と比較してもよい。そして、それらの差が所定の範囲内である場合に、該当する一時メモリ24の画素およびバッファメモリ22の画素を領域エッジREとし、それらのアドレスを領域アドレス記憶部31に記憶する。
なお、その場合に、一時メモリ24の3つの画素のうちの複数の画素が領域エッジREに該当することとなった場合には、最初アドレスADSを用いた場合には最も前の画素を、最後アドレスADEを用いた場合には最も後の画素を、それぞれ領域エッジREとする。これによって、抽出しようとする領域の最も外側の画素が領域エッジREとして検出されることとなる。
その結果、エッジアドレス記憶部27に記憶されたアドレスADS,ADEの画素GSを対象として、輝度値についての縦方向の画素GSの連続性がチェックされ、輝度値が周囲と異なる画素群の左右のエッジ部分の画素、つまり領域エッジREについて、そのアドレスが領域アドレス記憶部31に記憶されることとなる。つまり、領域エッジREは、2次元的な画像領域を示すこととなる。
縦範囲設定部30は、縦比較部29での比較の際の所定の範囲を設定するものであり、縦範囲設定部30に設定された範囲に基づいて縦比較部29での比較が行われる。縦範囲設定部30には、上に述べた横範囲設定部26と同様な値が設定される。なお、一時メモリ24に記憶される3つの画素について、それぞれ互いに異なる範囲を適用してもよい。例えば、中央の画素には両側の画素よりも範囲として大きい値を適用してもよい。また、縦範囲設定部30には横範囲設定部26と異なった値を設定してもよい。
領域アドレス記憶部31は、上に述べたように、1フレームの画像GDについて、所定の範囲の差で横方向に連続する画素、および所定の範囲の差で縦方向に連続する画素によって囲まれる2次元的な画像領域について、その両側の縦線に相当する領域エッジREのアドレスおよび輝度値を記憶する。
領域抽出部32は、領域アドレス記憶部31に記憶された領域エッジREから、サイズ条件記憶部33に記憶されたサイズ条件SJに適合する領域を、所定の画像領域GRとして抽出する。
すなわち、サイズ条件記憶部33には、検索すべき画像領域GRのサイズ条件SJが記憶されている。サイズ条件SJとして、横サイズLY、縦サイズLT、および面積LMが、所定の範囲の値としてそれぞれ記憶されている。所定の値として、画素数を用いることも可能である。領域アドレス記憶部31に記憶された領域エッジREが、これらのサイズ条件SJに適合する場合に、その領域エッジREを目的の画像領域GRとして抽出し、その画像領域GRのアドレスおよび画像領域GRに含まれる各画素GSの画素データSDを、検索結果KDとして出力する。なお、全てのサイズ条件SJを適用する場合もあり、また一部のサイズ条件SJを適用することもある。
カウンタ34は、画像検索装置5の各部の動作タイミングを制御する。カウンタ34は、例えば、カメラ3から画素単位またはビット単位で入力される画像データGDに含まれたクロック信号をカウントし、カウント値に応じて各部に対し動作のためのクロック信号を出力する。したがって、例えば、カウンタ34からのクロック信号に基づいて、バッファメモリ22や一時メモリ24に記憶される各画素のアドレスが生成され、それぞれの制御やデータの記憶に用いられる。
このように、画像検索装置5によると、侵入者などの検索目的物を高速で検索し、その後に画像処理装置6において行われるCPUなどによる処理の負担を軽減することができる。
次に、画像検索装置5の動作について、図4ないし図11を用いてさらに詳しく説明する。なお、以下の説明において、上の説明とは異なる構成または動作となる場合もある。その場合は、画像検索装置5の構成または動作の変形例と考えればよい。
図4において、カメラ3から出力された画像GD1には、背景画像による背景領域HR1、背景領域HR1とは輝度値の異なる物体画像による3つの物体領域(画像領域)BR1〜3が映っている。画像検索装置5においては、画像GD1から物体領域BR1〜3を抽出するとともに、これら物体領域BR1〜3がサイズ条件SJに適合する所定の画像領域GRであるか否かを判断し、画像領域GRであると判断した場合にそれを検索結果KDとして画像処理装置6に出力する。
画像処理装置6において、各画像領域GRに映っている物体について、詳細な解析を行い、それが例えば侵入者であるかどうかの判断を行い、侵入者であると判断した場合に警報信号などを出力する。
図5(A)に示すように、カメラ3の撮影範囲内に侵入者SNが存在する場合に、図5(B)に示すように、その画像GD2には、侵入者SNに対応する各画素GSが周囲の画素GSの輝度値と異なり、侵入者SNに対応する画素群からなる画像領域GG1が形成される。画像検索装置5においては、この画像領域GG1が、領域エッジREとして検出され、そのアドレスが領域アドレス記憶部31に記憶される。画像領域GG1が、サイズ条件SJに適合した場合に、目的の画像領域GRとして抽出される。
図6において、画像データGD3として、Yアドレスがy0 、y1 、y2 であるそれぞれのラインについて、各画素GSの画素データSDが、A1,A2、A3…などとして示されている。図7において、このような画像データGD3を処理中の画像検索装置5において、あるタイミングでのデータの記憶状態が示されている。
図7において、バッファメモリ22には、アドレス(Xx2,Yy1)の画素データである「B5」が記憶されている。ラインメモリ23には、その前の1ライン分の画素データである、「B4」「B3」「B2」「B1」「An」…「A7」が記憶されている。一時メモリ24には、ラインメモリ23に記憶されている画素より前の3つの画素データである、「A6」「A5」「A4」が記憶されている。
なお、この状態になる前に、Yアドレスがy0 であるラインについて既に処理が行われた結果、エッジYEとして検出された画素のXアドレスである、「x1 」「x2 」「x3 」「x4 」…「x1 」が、エッジアドレス記憶部27に記憶されている。この最後の「x1 」は、Yアドレスがy1 であるラインについての1つ目のエッジYEの最初アドレスADSである。
また、領域エッジREとして検出された画素のアドレスである、(x1,y0)、(x2,y0)、(x1,y1)が、領域アドレス記憶部31に記憶されている。この最後の(x1,y1)は、Yアドレスがy1 であるラインについての1つ目のエッジYEの最初アドレスADSである「x1 」が、領域エッジREとして検出されて記憶されたものである。
さて、バッファメモリ22に記憶された「B5」が、ラインメモリ23の最後尾に記憶された「B4」と比較される。その差が所定の範囲内であれば、連続する画素群の途中ということになり、エッジアドレス記憶部27に記憶されない。その差が所定の範囲内でなければ、輝度値「B4」を持つ画素が連続する画素群の最後ということになり、そのXアドレスがエッジアドレス記憶部27に最後アドレスADEとして記憶される。
また、同時に、バッファメモリ22に記憶された「B5」が、一時メモリ24に記憶された「A6」「A5」「A4」と比較される。それらの差が所定の範囲内であれば、縦方向に連続する領域エッジREということになり、「B5」の画素のアドレスが領域アドレス記憶部31に記憶される。
なお、エッジアドレス記憶部27に記憶された最初アドレスADSの「x1 」および最後アドレスADEの「x2 」と、一時メモリ24の中央の画素のアドレス「xA5」とが横アドレス比較部28で比較され、「x2 」と「xA5」とが一致することから、一致信号SAが縦比較部29に送られている。この一致信号SAによって、縦比較部29における比較結果が有効となり、エッジYEに対して縦方向に連続するエッジYEのみが検出されることとなる。
このようにして、入力される画像データGDに対して順次処理が行われ、その結果、例えば図8(A)に示すように、横方向にXアドレスが「x1 」から「x2 」まで続き且つ縦方向にYアドレスが「y0 」から「y2 」まで続く画像領域GG2が検出される。
図8(A)において、網かけで示した矩形の画像領域GG2は、横比較部25で検出されたエッジYEに基づいて、縦比較部29において領域エッジREが検出されたものである。この領域エッジREの各画素のアドレスが領域エッジアドレスとして領域アドレス記憶部31に蓄積される。
また、図8(B)に示すように、矩形でない画像領域GG3も検出される。つまり、画像領域GG3は、領域エッジREにおける画素の横方向位置がライン毎に異なっているが、このような画像領域GG3についても、縦比較部29において検出される。
また、上に述べた例では、一時メモリ24に3つの画素を記憶してバッファメモリ22の1つの画素と比較したが、一時メモリ24にさらに多くの画素を記憶させ、ライン間において横方向に2画素以上のずれがあった場合でもそれらを連続するものとし、領域エッジREとして検出するようにしてもよい。また、その場合に、一時メモリ24にさらに多くの画素を記憶させるのではなく、バッファメモリ22に複数の画素を記憶して互いに比較する方法、その他の方法を採用してもよい。
図8(C)に示す画像領域GG4は、領域エッジREにおける画素の横方向位置がライン毎に異なっており、しかも2画素分のずれがある。このような画像領域GG4についても、縦比較部29において検出することが可能である。また、図5(B)に示す画像領域GG1についても検出することが可能である。
そして、それらの画像領域GG1〜4が、サイズ条件SJに適合する場合には、それが目的とする所定の画像領域GRということになる。
例えば、画像領域GGの横方向および縦方向の画素数がサイズ条件SJとして設定された横サイズLYおよび縦サイズLTの範囲に入っていれば、所定の画像領域GRとなる。または面積LMの範囲に入っていれば所定の画像領域GRとなる。画像領域GGが矩形でない場合には、当該画像領域GGを包含する矩形の領域を想定し、または画像領域GGの最も外側に位置する画素群に対する平均的な位置の直線を求めてそれらの直線による矩形の領域を想定し、それら想定した矩形の領域に対して、サイズ条件SJを適用すればよい。
また、画像領域GGの画素数から直接に面積を求め、これが面積LMの範囲に入っているか否かを判断する。例えば、画像領域GGの面積がZであって、面積LMの範囲がα〜βであった場合に、
α<Z<β
の条件を満たせば画像領域GRであり、または侵入者SNであると判断する。
このような処理によって、例えば、図4に示す物体領域BR1、BR2はサイズ条件SJに適合するので画像領域GRとして抽出されるが、画像領域BR3は面積が小さいのでサイズ条件SJに適合せず画像領域GRとして抽出されない、という検索結果KDが得られる。また、物体領域BR2は、大き過ぎてサイズ条件SJに適合しないので、画像領域GRとして抽出しない、という検索結果KDが得られることもある。
また、図9に示すように、領域アドレス記憶部31に記憶された領域エッジREの各ラインのアドレスについて、それらの差分を算出する差分算出部41を設ける。そして、差分算出部41で算出された差分をそれぞれ比較する比較部4を設ける。比較部42において、その比較結果から、領域エッジREが直線であるかまたは曲線であるかなどを検出する。その検出結果に基づいて、領域抽出部32において所定の条件に合致するものを抽出する。
つまり、領域エッジREの各画素間の横方向の位置の差、つまりライン間における画素の横方向位置のずれ量が、差分算出部41で差分として求まる。それらのずれ量が互いに同じであれば、領域エッジREは垂直または斜めの直線上にあることが分かるので、これをサイズ条件SJの一部に含めて判断する。例えば、領域エッジREが直線状であれば画像領域GRとする。または、領域エッジREがじぐざく状であれば画像領域GRとする。このようにして、検索の目的に応じ、不要な画像領域GGや物体領域BRを除外するよう絞り込むことが可能である。
また、ライン間における画素の横方向位置のずれ量に基づいて領域エッジREが湾曲した曲線であるか否かを検出する。例えば、ずれ量に基づいて一定量以上に湾曲した部分を曲線として検出する。また、一定量以下にしか湾曲していない部分については直線として検出する。そのような一定量の範囲を、設定部43に設定しておく。この検出結果をも含めて、領域抽出部32で画像領域GRであるかどうかの判断を行う。これにより、対象物からの光の反射などによる歪などが生じた場合でも、誤検出を防止することが可能となる。
上の例では、カメラ3が撮影した1フレームの画像GDにおいて、画像領域GRを検索する例について説明したが、複数のフレームにわたる画像GDに基づいて画像領域GRを検索してもよい。
例えば、図10に示すように、縦比較部29で検出された以前の1フレーム分の領域エッジREについて、そのアドレスを領域アドレス保存部44に保存しておく。縦比較部29で検出される領域エッジREについて、比較部45において領域アドレス保存部44に保存された領域エッジREと比較し、領域アドレス保存部44に保存されていない領域エッジREのみを、領域アドレス記憶部31に記憶する。
このようにすると、フレーム間の領域エッジREの差分のみを画像領域GRとして抽出し、フレーム毎に検出される同じ領域エッジREについては画像領域GRとして抽出しない。これによって、建物や樹木など、侵入者SNとは関係のない不要な物体を検索結果KDから除外することができ、必要とする画像のみを検出することが可能となる。
また、検出された領域エッジREのアドレスを、設定された時間だけ領域アドレス保存部44に保存しておく。そして、縦比較部29で検出される領域エッジREについて、領域アドレス保存部44に保存された領域エッジREと比較することにより、設定された時間にわたって存在している領域エッジREのみを抽出する。これにより、フレーム間において所定の範囲の設定された低い速度で移動する領域エッジREのみを画像領域GRとして抽出する。また、物体への光の当たり具合などによって背景とする元の画像データが変化しても、フレーム間にわたってまたは所定の時間にわたってデータを比較することで、実際に必要とする画像のみを検出することが可能となる。
また、領域アドレス保存部44に、複数のフレーム分の領域エッジREを記憶しておき、縦比較部29で検出される領域エッジREについて、比較部45において領域アドレス保存部44に保存された領域エッジREと比較し、当該領域エッジREの移動速度を算出する。移動速度は、フレーム間における領域エッジREの位置のずれ量と、1フレームの時間とから算出可能である。この場合に、比較部45は、本発明における速度算出部に相当する。
また、不要なエリアにおける検索を実行しないために、画像GDにおける検索対象エリア(対象領域)を設定するようにしてもよい。例えば、図11に示すように、アドレス設定部46およびアドレス比較部47を設け、一時メモリ24の画素のアドレスまたは縦比較部29で検出した領域エッジREのアドレスを、アドレス比較部47で比較し、所定の範囲内のアドレスであった場合のみ、領域エッジREのアドレスを領域アドレス記憶部31に記憶する。検索対象エリアを示すアドレスをアドレス設定部46に設定しておき、これに基づいてアドレス比較部47で比較する。これにより、画像GDにおける不要なエリアでの検索が行われないので、領域アドレス記憶部31に記憶するデータ量を低減することが可能となる。
例えば、カメラ3での撮影範囲に、ある敷地の境界部分が入っている場合に、その敷地の手前側にある物体については検索対象とせず、敷地の向こう側または境界部分にある物体のみを検索対象とすることができる。なお、アドレス設定部46は、本発明における対象領域設定部に相当する。
また、検索対象エリアを、画像GDに含まれる特定の物体と一致するように設定しておいてもよい。例えば、画像GDの中に柵が映っている場合に、その柵の映っている範囲を検索対象エリアとする。そして、以前の1フレーム分の検索対象エリアのデータを蓄積しておいて、蓄積したデータと現在のデータとを比較する。その比較結果に基づいて、侵入者SNであるか否かを判断する。また、侵入者SNが柵の向こう側にいるか、または柵を乗り越えて手前側に侵入しているかを判断することができる。
上に示した実施形態および変形例などによって、種々の監視領域内において撮影された画像から、所定の条件に合致する画像領域GRが検索される。例えば、河川などの水量ゲートなどに設置される水門を監視し、水門の上流側の近傍のみを監視したり、水門を通過する小さい物体は抽出せずに水門を通過できない大きな物体のみを検索したりすることが可能である。
上に述べた実施形態において、監視処理装置4、画像検索装置5、または監視システム1の全体または各部の構成、構造、形状、寸法、個数、画像の内容、および処理の内容またはタイミングなどは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
以上、本発明の実施形態をいくつかの実施例とともに説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することが可能である。
(付記1)
横方向および縦方向にマトリックス状に配列された複数の画素からなる画像について画素毎に順次シリアルで入力される画像データから所定の画像領域を検索する装置であって、
検索すべき画像領域のサイズ条件を記憶するサイズ条件記憶部と、
前記画像の横方向の1ラインにおいて隣合う画素の画素データを比較することによりエッジを検出する横方向エッジ検出部と、
検出されたエッジのアドレスを記憶するエッジアドレス記憶部と、
前記エッジアドレス記憶部に記憶されたアドレスのそれぞれの画素を注目画素とし、当該注目画素と当該注目画素の次のラインにおいて隣合う画素との画素データを互いに比較し、それらの差が所定の範囲内である画素を検出する縦方向検出部と、
前記縦方向検出部によって所定の範囲内であることが検出されたときに、検出された画素のアドレスを領域エッジアドレスとして記憶する領域アドレス記憶部と、
前記領域アドレス記憶部に記憶された領域アドレスから、前記サイズ条件記憶部に記憶されたサイズ条件に合う領域を抽出する領域抽出部と、
を有することを特徴とする画像検索装置。
(付記2)
前記横方向エッジ検出部は、順次入力される画素の1つを注目画素とし、当該注目画素と当該注目画素に隣合う画素との画素データを互いに比較し、それらの差が所定の範囲内であった連続する画素群の両端の画素を前記エッジとして検出する、
付記1記載の画像検索装置。
(付記3)
前記縦方向検出部は、前記注目画素の次のラインにおいて同じ横方向位置にある画素およびその両側の画素の3つの画素を前記隣合う画素として互いに比較する、
付記1または2記載の画像検索装置。
(付記4)
前記入力された画像データを1ライン分遅延させるラインメモリが設けられており、
縦方向検出部は、前記ラインメモリによって遅延された画像データの中から前記注目画素の画素データを取得する、
付記1ないし3のいずれかに記載の画像検索装置。
(付記5)
前記サイズ条件は、矩形の画像領域の縦サイズおよび横サイズについての条件である、
付記1ないし4のいずれかに記載の画像検索装置。
(付記6)
前記サイズ条件には、画像領域の面積についての条件が含まれており、
前記領域抽出部は、前記領域アドレス記憶部に記憶された領域アドレスから面積を求め、求めた面積が前記サイズ条件に合う領域を抽出する、
付記1ないし5のいずれかに記載の画像検索装置。
(付記7)
前記サイズ条件には、縦サイズ、横サイズ、または面積についての許容範囲が設定されている、
付記5または6記載の画像検索装置。
(付記8)
前記領域アドレス記憶部は、連続する複数枚の画像についての領域エッジアドレスを記憶可能であり、
前記複数枚の画像についての領域エッジアドレスに基づいて、当該領域エッジアドレスによって特定される領域の移動速度を求める速度算出部が設けられており、
前記領域抽出部は、前記速度算出部で求めた移動速度が所定の範囲である領域のみを抽出する、
付記1ないし7のいずれかに記載の画像検索装置。
(付記9)
前記領域抽出部は、前記複数枚の画像の中において新たに検出された領域エッジアドレスについての領域のみを抽出する、
付記1ないし7のいずれかに記載の画像検索装置。
(付記10)
前記画像内における対象領域を設定する対象領域設定部が設けられ、
前記領域抽出部は、前記対象領域設定部で設定された対象領域内の領域のみを抽出する、
付記1ないし7のいずれかに記載の画像検索装置。
(付記11)
横方向および縦方向にマトリックス状に配列された複数の画素からなる画像について画素毎に順次シリアルで入力される画像データから所定の画像領域を検索する装置であって、
検索すべき画像領域のサイズ条件を記憶するサイズ条件記憶部と、
前記入力される画像データの1画素分の画素データを記憶するバッファメモリと、
前記入力される画素データを1ライン分遅延させるラインメモリと、
前記ラインメモリによって遅延されることにより前記バッファメモリに記憶される画素に対し1ライン分遅延した画素の画素データを記憶する一時メモリと、
前記バッファメモリに記憶された画素データとその横方向に隣合う画素の画素データとを比較することにより横方向のエッジを検出する横方向エッジ検出部と、
検出されたエッジのアドレスを記憶するエッジアドレス記憶部と、
前記バッファメモリに記憶された画素データと前記一時メモリに記憶された画素データとを比較し、それらの差が所定の範囲内である画素を検出する縦方向検出部と、
前記縦方向検出部によって所定の範囲内であることが検出されたときに、検出された画素のアドレスを領域エッジアドレスとして記憶する領域アドレス記憶部と、
前記領域アドレス記憶部に記憶された領域アドレスから、前記サイズ条件記憶部に記憶されたサイズ条件に合う領域を抽出する領域抽出部と、
を有することを特徴とする画像検索装置。(5)
(付記12)
前記縦方向検出部において、前記エッジアドレス記憶部に記憶されたアドレスまたはその近傍のアドレスと一致する場合のみについて、それを前記領域エッジアドレスとして前記領域アドレス記憶部に記憶する、
付記11記載の画像検索装置。
本発明に係る監視システムの全体の構成を示すブロック図である。 画像検索装置の構成を示すブロック図である。 カメラから出力される1フレームの画像データの構成を示す図である。 画像の例を示す図である。 侵入者とそれに対応する画像領域の例を示す図である。 画像データの例を示す図である。 画像検索装置の各部で一時的に記憶される画素データの例を示す図である。 縦比較部で検出される画像領域の例を示す図である。 領域エッジが直線か曲線かを検出する構成の例を示すブロック図である。 領域エッジのフレーム間の差分を求める構成の例を示すブロック図である。 画像における検索対象エリアを設定する構成の例を示すブロック図である。 従来の画像検索方法を説明するための図である。
符号の説明
1 監視システム
4 監視処理装置
5 画像検索装置
22 バッファメモリ
23 ラインメモリ
24 一時メモリ
25 横比較部(横方向エッジ検出部)
26 横範囲設定部
27 エッジアドレス記憶部
28 横アドレス比較部
29 縦比較部(縦方向検出部)
30 縦範囲設定部
31 領域アドレス記憶部
32 領域抽出部
33 サイズ条件記憶部
45 比較部(速度算出部)
46 アドレス設定部(対象領域設定部)
YE エッジ(横方向エッジ)
RE 領域エッジ

Claims (5)

  1. 横方向および縦方向にマトリックス状に配列された複数の画素からなる画像について画素毎に順次シリアルで入力される画像データから所定の画像領域を検索する装置であって、
    検索すべき画像領域のサイズ条件を記憶するサイズ条件記憶部と、
    前記画像の横方向の1ラインにおいて隣合う画素の画素データを比較することによりエッジを検出する横方向エッジ検出部と、
    検出されたエッジのアドレスを記憶するエッジアドレス記憶部と、
    前記エッジアドレス記憶部に記憶されたアドレスのそれぞれの画素を注目画素とし、当該注目画素と当該注目画素の次のラインにおいて隣合う画素との画素データを互いに比較し、それらの差が所定の範囲内である画素を検出する縦方向検出部と、
    前記縦方向検出部によって所定の範囲内であることが検出されたときに、検出された画素のアドレスを領域エッジアドレスとして記憶する領域アドレス記憶部と、
    前記領域アドレス記憶部に記憶された領域アドレスから、前記サイズ条件記憶部に記憶されたサイズ条件に合う領域を抽出する領域抽出部と、
    を有することを特徴とする画像検索装置。
  2. 前記横方向エッジ検出部は、順次入力される画素の1つを注目画素とし、当該注目画素と当該注目画素に隣合う画素との画素データを互いに比較し、それらの差が所定の範囲内であった連続する画素群の両端の画素を前記エッジとして検出する、
    請求項1記載の画像検索装置。
  3. 前記縦方向検出部は、前記注目画素の次のラインにおいて同じ横方向位置にある画素およびその両側の画素の3つの画素を前記隣合う画素として互いに比較する、
    請求項1または2記載の画像検索装置。
  4. 前記入力された画像データを1ライン分遅延させるラインメモリが設けられており、
    縦方向検出部は、前記ラインメモリによって遅延された画像データの中から前記注目画素の画素データを取得する、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の画像検索装置。
  5. 横方向および縦方向にマトリックス状に配列された複数の画素からなる画像について画素毎に順次シリアルで入力される画像データから所定の画像領域を検索する装置であって、
    検索すべき画像領域のサイズ条件を記憶するサイズ条件記憶部と、
    前記入力される画像データの1画素分の画素データを記憶するバッファメモリと、
    前記入力される画素データを1ライン分遅延させるラインメモリと、
    前記ラインメモリによって遅延されることにより前記バッファメモリに記憶される画素に対し1ライン分遅延した画素の画素データを記憶する一時メモリと、
    前記バッファメモリに記憶された画素データとその横方向に隣合う画素の画素データとを比較することにより横方向のエッジを検出する横方向エッジ検出部と、
    検出されたエッジのアドレスを記憶するエッジアドレス記憶部と、
    前記バッファメモリに記憶された画素データと前記一時メモリに記憶された画素データとを比較し、それらの差が所定の範囲内である画素を検出する縦方向検出部と、
    前記縦方向検出部によって所定の範囲内であることが検出されたときに、検出された画素のアドレスを領域エッジアドレスとして記憶する領域アドレス記憶部と、
    前記領域アドレス記憶部に記憶された領域アドレスから、前記サイズ条件記憶部に記憶されたサイズ条件に合う領域を抽出する領域抽出部と、
    を有することを特徴とする画像検索装置。
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