JP2007256957A - 累進焦点眼鏡レンズの決定方法 - Google Patents

累進焦点眼鏡レンズの決定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007256957A
JP2007256957A JP2007079511A JP2007079511A JP2007256957A JP 2007256957 A JP2007256957 A JP 2007256957A JP 2007079511 A JP2007079511 A JP 2007079511A JP 2007079511 A JP2007079511 A JP 2007079511A JP 2007256957 A JP2007256957 A JP 2007256957A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wearer
lens
eyeball
determining
axial length
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007079511A
Other languages
English (en)
Inventor
Marie-Anne Berthezene
マリアンヌ ベルテゼーヌ,
Celine Carimalo
セリーヌ カリマロ,
Gaudemaris Diane De
ドゥゴードマリ,ディアーヌ
Cyril Guilloux
シリル ギルー,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EssilorLuxottica SA
Original Assignee
Essilor International Compagnie Generale dOptique SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Essilor International Compagnie Generale dOptique SA filed Critical Essilor International Compagnie Generale dOptique SA
Publication of JP2007256957A publication Critical patent/JP2007256957A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • G02C7/06Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses bifocal; multifocal ; progressive
    • G02C7/061Spectacle lenses with progressively varying focal power
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • G02C7/024Methods of designing ophthalmic lenses
    • G02C7/025Methods of designing ophthalmic lenses considering parameters of the viewed object
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • G02C7/024Methods of designing ophthalmic lenses
    • G02C7/027Methods of designing ophthalmic lenses considering wearer's parameters

Abstract

【課題】着用者各人の具体的な要求を十分に満たすレンズを提供する。
【解決手段】所与の着用者用のための累進焦点眼鏡レンズの決定方法は、着用者の眼球の軸長(LA)を決定する段階と、着用状態で視点を各視方向に関連付けるエルゴラマを決定する段階と、着用状態で各視方向について度数欠陥の目標および発生非点収差欠陥の目標を決定し、それら目標が着用者の眼球の軸長の関数である段階と、目標の度数欠陥および目標の発生非点収差を得るために、レンズの各視方向についてレンズ上の必要な度数を順次反復法により計算する段階とを含んでなる。
【選択図】図1

Description

この発明は、累進焦点眼鏡レンズを決定する方法に関し、特に所与の着用者の具体的要求に個人合わせ調整した累進焦点眼鏡レンズを決定する方法に関する。
フレームに保持されるべく意図されたいかなる眼鏡レンズにも処方が絡んでいる。眼鏡の処方には、正または負の度数の処方があり、併せて非点収差(乱視)の処方もある。これらの処方は、レンズの着用者がその視力の欠陥(不足分)を矯正できるようにする矯正に相当する。レンズは、その処方およびフレームに対する着用者の眼の位置に従ってフレームに取り付けられる。
老眼の着用者の場合、近方視における調節が困難であるため、度数矯正の値は、遠方視と近方視について異なっている。したがって、その処方には、遠方視の度数値および遠方視と近方視の間の度数増分を表す度数加算値(または、度数の累進)を含み、つまるところ、遠方視の度数処方と近方視の度数処方になる。老眼の着用者に適切なレンズは、累進多焦点レンズであり、これらのレンズは、例えば、フランス特許−A−2,699,294号、米国特許−A−5,270,745号、または米国特許−A−5,272,495号、フランス特許−A−2,683,642号、フランス特許−A−2、699,294号またはフランス特許−A−2,704,327号にも記載されている。
累進多焦点眼鏡レンズは、遠方視領域、近方視領域、中間視領域、これら3領域を横切る主累進経線(主累進メリジアン)を含んでいる。これらは、一般に、レンズの異なる特性に課されるいくつかの制約に基づいて、最適化手法によって決定される。大部分の市販レンズは、その時点での着用者の異なる要求に適応しているという点で、汎用レンズである。
累進多焦点レンズは、その非球面の内の少なくとも一つの面の幾何学的特性によって定義できる。非球面の特性を表すため、各点の最小および最大の曲率で構成されたパラメータが従来から使用され、またはより一般的には、それらの平均(half sum)とそれらの差が使われる。この平均およびこの差に係数n−1(ここに、nはレンズの材料の屈折率である)を掛け算して得た値は、平均球面および円柱面と呼称される。
さらに、累進多焦点レンズは、レンズ着用者の状態を考慮して光学的特性によって定義することもできる。事実、光線追跡の光学法則は、いかなるレンズについても、光がレンズの中心軸から外れているときに、光学的欠陥が現れる、ということを示している。通常、度数欠陥および非点収差欠陥として知られている収差が考慮される。これらの光学的収差は、一般に光線の傾斜欠陥(obliquity defect)と呼ばれている。
光線の傾斜欠陥は、すでに従来技術において明確に同定されていて、種々の改善法が提案されている。例えば、国際特許公開WO−A−98−12590号には、一組の累進多焦点眼鏡レンズの最適化による決定方法が記載されている。この文献は、レンズの光学的特性、特に着用状態での着用者の度数および斜角非点収差(oblique astigmatism)を考慮することによって、レンズの組を定義することを提案している。そのレンズは、目標物体の点を着用状態での各視方向と関連付けるエルゴラマ(ergorama)を使って、光線追跡法によって最適化される。
ヨーロッパ特許−A−0,990,939号も、レンズの表面特性の代わりに光学的特性を考慮して最適化することによってレンズを決定することを提案している。この目的のため、平均的着用者の特徴が考慮され、特に、着用者の眼の前のレンズの位置について、反り(curving contour)、装着時前傾角(pantoscopic angle)および眼レンズ間距離として捉えて検討されている。
着用者ごとに頭と眼の挙動が異なることが分かっている。したがって、最近、各着用者の要求を最高に満たすため、累進焦点眼鏡レンズを個人に合わせて調製することが研究されている。
例えば、特に、ZEISSとRODENSTOCKは、それぞれ参照名 Zeiss Individual(登録商標)とImpression ILT(登録商標)によって、累進焦点レンズを定義するのに、着用者の眼の前のレンズの実際の位置を考慮することを提案している。この目的のために、着用者の選んだフレームの中におけるレンズの位置の測定が行われる。着用者の眼に対するレンズの位置の測定は、最初、正確に行うことが困難である。そこで、着用者の眼の前のレンズの測定された位置について最適化が行なわれ、フレームの位置は、時間の経過とともに変化するので、所与の着用者について一定であるとは考えられないことが分かる。これらの二つの要因があるので、レンズの位置を考慮することは、レンズの平均的位置のみを考慮する解決策に比べて、追加の快適さを着用者に与えてくれないようである。
本出願人は、商標「VARILUX IPSEO(登録商標)」の下に、ある範囲の累進焦点レンズを市販しているが、それらレンズは、着用者の眼と頭の挙動の関数として定義されている。この定義は、どの着用者も、物体空間内で所与の高さで異なる点を見るためには、その頭を動かすことができるしまたは眼を動かすことができるという事実、および着用者の注視戦略(対象の物体に視線を向けるための方策)(viewing strategy)は頭の動きと眼の動きの組合せに基づいたものである、という事実に基づいている。着用者の注視戦略は、そのレンズ上の視領域(fields)(視野)の知覚幅に影響する。したがって、着用者の横方向の注視戦略に頭の動きが絡めば絡むほど、着用者の視線で走査されるレンズの領域はますます狭くなる。着用者が物体空間内の所与の高さにある異なる点を見るために、その頭だけを動かすならば、着用者の視線はずっとレンズの同じ点を通る。したがって、製品の「VARILUX IPSEO(登録商標)」は、同じ屈折異常加算のレンズ対(ametropia-addition pair)のために、着用者の横方向の注視戦略の関数として、異なるレンズを提案している。
さらに、米国特許−A−6,637,880号および米国特許−A−6,871,955号には、着用者の眼球の回転中心(CREと略称する)の実際の位置を考慮することによって最適化された眼鏡レンズが記載されている。レンズとCRE間の距離は、レンズと角膜間の距離(VCと略称する)と角膜とCRE間の距離(CRと略称する)の和と定義される。VCの値は、着用状態の関数であり、CRの値は、眼球の軸長(axial length)の測定値にリンクしている。この軸長は、眼鏡業者または検眼医が各個人について測定することができるので、CREの位置は、その軸長から三数法で導き出すことができる。眼球の軸長は、例えば、商標IOLMaster(登録商標)の下にZEISSが市販している装置で測定することができる。
累進焦点眼鏡レンズの最適化については、米国特許−A−6,637,880号および米国特許−A−6,871,955号に、着用者がレンズの遠方領域で見ているときと、近方領域で見ているときと、または他のどこかの点で見ているときとで、CREは異なる距離のところに位置しているという事実を考慮して、そのことを最適化の中に統合することが提案されている。例えば、レンズとCRE間の距離が変化すると、近方視の横方向へのシフトに影響することが示されており、したがって、光学的設計は、この値の関数として計算される。また、レンズとCRE間の距離が遠方視で必要な度数に影響することも示されており、したがって、レンズの非球面具合は、この値の関数として修正される。
本出願人は、また、所与の個人の眼球の回転中心の位置を測定するための装置も開発したが、これは、本願出願人が名称「眼球の回転中心を決定する方法および装置」で2005年4月8日に出願したフランス特許出願FR−05−50902号(現在は、フランス特許−A−2,884,130号として公開されている)の主題である。
フランス特許−A−2,699,294号公報 米国特許−A−5,270,745号公報 米国特許−A−5,272,495号公報 フランス特許−A−2,683,642号公報 フランス特許−A−2,704,327号公報 国際公開−A−98/12590号公報 ヨーロッパ特許−A−0,990,939号公報 米国特許−A−6,637,880号公報 米国特許−A−6,871,955号公報 フランス特許−A−2,884,130号公報
球眼の軸長の測定または眼球の回転中心の測定は、眼鏡業者または検眼医により行われるが、その測定は難しく、装置が比較的高価である。加えて、これらの測定値は、最適化されたレンズ上の度数欠陥(power defect)の分布および発生非点収差欠陥(resulting astigmatism defect)の分布を決定するのには使われない。
本願出願人の研究室で実施した試験では、着用者の知覚する視範囲(fields)(視野)と勾配(gradients)に眼球の軸長が影響することを示している。したがって、着用者各個人の具体的な要求をより十分に満たすレンズに対する要望が依然として存在している。
したがって、この発明は、着用者について複雑な測定を避けるために、眼球の軸長と回転中心を決定するため着用者の屈折異常(ametropia)を考慮することを提案するものである。次いで、この発明は、最適化されたレンズ上の度数欠陥および発生非点収差欠陥の視範囲と勾配を決定するために、この軸長を考慮することを提案するものである。このようにして、着用者の視覚の快適さを改善することができる。
さらに詳しく述べると、この発明は、遠方視の度数(AFV)が処方され近方視のため度数加算(Add)が処方された所与の着用者のために個人合わせ調製された累進焦点眼鏡レンズの決定方法を提案するものであり、その方法は、
着用者の眼球の軸長(LA)を決定する段階と、
着用状態で視点(sight point)を各視方向に関連付けるエルゴラマを決定する段階と、
着用状態で各視方向について度数欠陥の目標および発生非点収差欠陥の目標を決定し、それら目標が着用者の眼球の軸長の関数である段階と、
目標の度数欠陥及び目標の発生非点収差を得るために、各視方向についてレンズ上の必要な度数を順次反復法(順次代入法)により計算する段階とを含んで構成されている。
一実施態様によれば、眼球の軸長(LA)を決定する段階は、着用者に出された遠方視処方箋(AFV)を使って実施される。
一実施態様によれば、眼球の軸長(LA)を決定する段階は、着用者に出された遠方視処方箋(AFV)および着用者の角膜(ケラト)の半径の測定値を使って実施される。
一実施態様によれば、眼球の回転中心(CRE)の位置は、決定された眼球の軸長を使って計算される。
一実施態様によれば、目標を決定する段階は、度数欠陥の勾配および発生非点収差欠陥の勾配を決定することと、度数欠陥の視範囲幅および発生非点収差欠陥の視範囲幅を決定することとを含んでいる。
また、この発明は、この発明の決定方法によって得た個人合わせ調製した累進焦点眼鏡レンズに関し、併せて、この発明によるレンズを少なくとも一つ有する視覚装置、およびそのような装置を老眼の被験者に提供することまたは着用させることを含んでなる老眼被の験者の視力を矯正する方法に関する。
例として添付図面を参照しながら呈示されるこの発明の諸実施態様の下記説明を読めば、この発明の他の利点および特徴が明らかになるであろう。
この発明は、老眼の着用者すなわち近方視力で度数加算(Add)が処方されている着用者のための累進焦点眼鏡レンズの決定方法を提案するものである。
それ自体公知の要領で、累進焦点レンズは、対照点(control point)FVを有する遠方視領域、対照点NVを有する近方視領域および中間視領域を有している。主累進経線(principal progression meridian)がこれら3領域を横切っている。したがって、この経線は、遠方視の対照点FVと近方視の対照点NVの間で度数が累進し、この累進は、処方された加算の値Addにおおよそ相当する。合わせ十字CMが、複合表面上に参照点によりマークされ、研削レンズをフレームに取り付けるための補助を成し、この合わせ十字CMによって、着用状態での主視方向をレンズ上に位置決めすることができる。この文脈において、累進長(progression length)PLは、合わせ十字CMと、度数の累進が度数Addに到達する近方視における経線上の点NVとの間の垂直距離を意味する。累進長PLは、近方視において必要な度数への近づき易さを定義する。
従来の要領で、所与のレンズについて、着用条件下において特徴的な光学的変数、すなわち度数と発生非点収差が定義される。図1は、側面視における眼球とレンズの光学系の線図であり、以下の説明において使用される定義を示す。眼球の回転中心はQ’と称され、図1に一点鎖線で示されている軸線Q’F’は、眼球の回転中心を通る水平軸線であり、着用者の前方に続いており、換言すれば,軸線Q’F’は、主視方向に対応する。この軸線は、前面上で合わせ十字(アイポイントマーク)CMと呼ばれる点を横切り、その合わせ十字は、眼鏡屋によるレンズの位置決めができるように、レンズ上に印されている。後面とこの軸線Q’F’の交点をOとする。中心がQ’で半径がq’の頂点球面(sphere of the verteces)が定義され、それは点Oの所でレンズの後面を横切る。例として、27mmの半径q’値がこの場合の値に対応し、このレンズが着用されたとき、満足すべき結果が得られる。図2を参照して定義される平面(O,x,y)内に、レンズの断面を描くことができる。この曲線に対する点Oにおける接線は、軸線(O,y)に対して装着時前傾角と称される角度で傾斜している。その装着時前傾角の値は、この場合8°である。レンズの断面は、平面(O,x,z)内にも描くことができる。この曲線に対する点Oにおける接線は、軸線(O,z)に対して反り(curving contour)と称される角度をなして傾斜している。その反りの値は、この場合0°である。
所与の視方向(図1に実線で表されている)は、Q’を中心に回転した眼球の姿勢と頂点球面の点Jとに対応し、視方向は、二つの角度αおよびβにより球座標にマークすることもできる。角度αは、軸線Q’F’と、軸線Q’F’を含む水平平面上への直線Q’Jの投影線との間に形成される角度であり、この角度は、図1の線図に見られる。角度βは、軸線Q’F’と、軸線Q’F’を含む垂直平面上への直線Q’Jの投影線とで形成される角度である。したがって、所与の視方向は、頂点球面の点Jすなわち対(α,β)に対応する。
所与の視方向において、所与の物体距離の位置に置かれた物体空間の点Mの像は、最小距離JSと最大距離JT(これらの距離は、回転面の場合の矢状焦点距離と無限遠点Mの場合の接線焦点距離である)に対応する二つの点SとTの間に生成する。非点収差の軸線としてマークされている角γは、最小の距離に対応する像と、図2および3を参照して定義されている平面(zm,ym)内で軸線(zm)とで出来る角度である。その角度γは、着用者を見て左回りに測定される。図1の例においては、軸線Q’F’上で物体空間の無限遠点の像は、点F’に生成し、すなわち点SとTが合体しているが、これは、換言すれば、このレンズが主視方向において局所的に球面であることを意味する。距離Dは、レンズの後面の前端(the rear front end of the lens)である。
図2および図3は、眼・レンズ系の斜視線図を示す。図2は、主視方向と称される主要な視線方向α=β=0における眼球の位置および眼球にリンクされた基準点の位置を示す。したがって、点Jと点Oは一致している。図3は、一つの方向(α,β)における眼球の位置および眼球にリンクされた基準点の位置を示す。図2および図3では、眼球の回転を明瞭に示すために、固定された基準系(座標系){x,y,z}と眼球にリンクされた基準系{xm,ym,zm}が示されている。基準系{x,y,z}の原点は、点Q’であり、x軸は、Q’F’軸(点F’は図2および図3には表されていない)でありかつ点Oを通り、この軸は、非点収差の軸を測定する方向と一致してレンズから眼球の方を向いている。平面{y,z}は、垂直な平面であり、y軸は、垂直であって上方を向いており、z軸は、水平であり、基準系は、直接、直交正規化され(orthnormalized)ている。眼球にリンクされた基準系{xm,ym,zm}は、その中心として点Q’を有し、xm軸は、視方向JQ’で与えられ、主視方向について基準系{x,y,z}と一致している。リスティングの法則(Listing's law)は、各視方向について基準系{x,y,z}と基準系{xm,ym,zm}の間の関係を与える。Legrand 著「Optique Physiologique」Volume 1、Edition de la Revue d'Optique、パリ、1965年を参照。
これらのデータを使って、各視方向において着用者の光学的な度数と非点収差を定義することができる。視方向(α,β)については、エルゴラマによって与えられる物体距離に在る物点Mが考察される。物体の像が間に生成する点Sと点Tが決定される。次いで、像近接(image proximity)PIが次式で与えられる。
Figure 2007256957
一方、物体近接(object proximity)OPが次式与えられる。
Figure 2007256957
度数Pは、物体近接と像近接の和と定義され、すなわち次式で表される。
Figure 2007256957
非点収差の振幅は、次式で与えられる。
Figure 2007256957
非点収差の角度は、上記で定義された角度γであり、それは、平面(zm,ym)内において像Tが生成する方向zmに対して眼球にリンクされた基準系で測定される角度である。度数および非点収差のこれら定義は、着用条件下で眼球にリンクされた基準系における光学的定義である。定性的には、このように定義された度数と非点収差は、薄肉レンズの特性に対応し、視方向のレンズの代わりにこの薄肉レンズを取り付けると、局部的に同じ像を提供する。主視方向において、上記定義が非点収差(乱視)の処方箋の標準値を提供することが分かる。このような処方箋は、眼科医により、遠方視力において、軸値(°)と振幅値(ジオプタ)の対の形で作成される。
このように定義された度数と非点収差は、フロントフォコメータ(frontofocometer)を使ってレンズについて実験で測定でき、また、これらの値は、着用している条件下で、光線追跡法で計算することもできる。
この発明は、着用者の要求に具体的に合った累進焦点眼鏡レンズを最適化するために、着用者の眼球の形状寸法を考慮することを提案するものである。そのような個々のパラメータを考慮することは、累進焦点レンズを構成する複雑な面を直接機械加工する諸方法のおかげで、今では産業規模で実施可能である。
図4は、眼・レンズ系における、レンズの設計とその網膜への投影との間に存在する関係を図解している。眼・レンズ系を定義し、累進焦点眼鏡レンズを光学的に最適化させるために、多数の眼球モデルが開発されている。例えば、R. Navarro、J. Santamaria および J. Bescosによる論文「Accomodation dependent model of the human eye with aspherics」、Optical Society of America、2巻、8号、1985年8月に定義されているモデルを参照することができる。この発明の説明においては、網膜の位置と形状に、併せて眼球の回転中心の位置に、より詳しく注目していく。
図4は、軸長LAを有する眼球10を示す。その眼球は、角膜、瞳孔および網膜を有して表されている。レンズ100が眼球10の前に配置されている。眼球の軸長LAは、角膜・網膜間の距離である。この軸長は、各個人に特有であり、以下に説明するが、着用者の屈折異常に密接に相関関連を有することが判明してきている。図4の下端に、レンズの発生非点収差欠陥(resulting astigmatism defect)を線図的に表し、上端に、レンズの背後の異なる視方向について網膜上の発生非点収差の知覚を表す。という訳で、視範囲幅および勾配という望ましい光学・網膜に関する数量を使って、着用条件下で累進焦点レンズを最適化するために、度数欠陥の目標(ターゲット)および発生非点収差欠陥の目標を定義することができる。
着用条件下で最適化されているレンズと網膜の間の伝達関数は、眼球の生体計測パラメータに依存しており、特に眼球の軸長に依存している。事実、図5aおよび5bに図解するように、眼球の長さは、網膜上に投影される勾配および知覚される視範囲幅に大きく影響する。図5aに図解するように、眼球が平均的な正常視の眼球より長いと、すなわちL+ΔL(ΔL>0)に等しい軸長を有すると、網膜は、より遠くに離れて位置しており、平均的な軸長を有する眼球の場合より引き延ばされた形状をしている。言い換えると、レンズを通して知覚される一組の物点の投影は、平均的な軸長Lを有する眼球の場合に比べて網膜上でより広がっている。正常視の眼球の平均軸長Lは、一般に24mmである。長い眼球の場合は、網膜上での勾配の感覚は、したがって、より緩やかである。レンズ上の度数欠陥の勾配および発生非点収差欠陥の勾配は、したがって、長い眼球を有する着用者に不具合を感じさせることなく、もっと強くすることができる。同様に、図5bに図解するように、眼球が長いと、回転中心CREの位置が、平均的な正常視の眼球に比べて、瞳孔からの距離が、比例して大きくなる。したがって、物体をレンズの同じ点を通して知覚するための眼球の回転角は、小さくなる。このように、眼球が長ければ長いほど視範囲の知覚が狭くなる。それ故、度数および発生非点収差のレンズ上の範囲は、長い眼球を有する着用者に良好な視覚の快適さを提供するためには、拡大しなければならない。逆に、短い眼球の場合は、平均的な軸長Lを有する眼球の場合に比べて、網膜上の勾配の知覚がより少なく緩やかであり、網膜上の視範囲の知覚がより強い。事実、平均的な眼球の場合に比べて、網膜は、前の方に位置し、より平らな形状をしている。したがって、短い眼球を有する着用者に良好な視覚の快適さを提供するためには、より緩やかな勾配が好まれるであろう。
図6は、眼球の軸長による勾配と視範囲の相対的変化を示すグラフである。点線の曲線は、知覚された勾配の相対的変化、すなわち、着用者の網膜上の知覚した勾配をG’とし、平均的な眼球の長さLの場合の勾配をGとして、G’/Gの比を表す。その実線の曲線は、知覚された視範囲の相対的変化、すなわち、着用者の網膜上の知覚した視範囲をC’とし、平均的な眼球の長さLの場合の視範囲をCとして、C’/Cの比を表す。このグラフは、眼球の長さが、網膜上に投影される視範囲と勾配に関して大きく影響することを明確に示している。眼球が長ければ長いほど(正方向の変化)、知覚される勾配は弱くそして知覚される視範囲は狭くなり、そして眼球が短ければ短いほど(負方向の変化)、知覚される勾配は強くそして知覚される視範囲は広くなる。
これら形態構造の影響を補償するため、この発明による累進焦点眼鏡レンズを決定する方法は、着用者に最適の視覚の快適さを提供するためにレンズの光学的最適化目標を決定するときに、視範囲と勾配の妥協点を決めるため、眼球の生体計測パラメータを考慮し、特に眼球の軸長を考慮することを提案する。
先に説明したように、眼球の軸長は、眼鏡業者または検眼医により測定できるが、その測定は複雑で、常に実施される訳ではない。着用者の屈折異常AFVすなわち着用者に出された遠方視の処方箋と眼球の長さとの間に有意な相関関係が存在していることが、実際に確立している。David A. Atchison の論文「Optical Models for human myopic eyes」、Vision Research、46(2006年)、2236〜2250頁は、この相関関係を考察しており、着用者が近視であればあるほど、眼球が長いことを示している。図7のグラフは、mmで表した眼球の長さとジオプタで表した屈折力、すなわち着用者に遠方視で処方された度数AFVとの間の当該相関関係を示す。121名の着用者について実施した測定から線形関数を構築することができた。この関数は、次の式[式1]で表すことができる。
LA = −0.299AFV + 23.58 [式1]。
したがって、着用者の屈折異常AFVから直接に眼球の生体計測パラメータを考慮するために、視範囲と勾配の妥協点をうまく利用することができる。
着用者の屈折異常AFVと眼球の長さ対角膜測定値(すなわち、眼球の角膜の半径)の比との間にむしろより大きな相関関係が存在することも確立している。T.Grosvenor および R.Scott の論文「Role of the Axial Length/Corneal Radius Ratio in Determining the Refractive State of the Eye」、Optometry and Vision Science、71巻、9号、573〜579頁は、この相関関係を考察しており、眼球の長さの角膜測定値の比(LA/角膜半径(ケラト))が、正しく着用者の屈折異常AFVに依存していることを示した。図8のグラフは、LA/角膜半径と着用者に遠方視で処方された度数AFVとの間の当該相関関係を図解しており、194名の着用者について実施した測定から線状関数を構築することができた。この関数は、次の式[式2]で表すことができる。
LA/角膜半径 = −0.05446AFV + 2.9988 [式2]。
関数[式2]の周りの前記測定値のばらつきは、関数[式1]の周りの前記測定値のばらつきよりも小さいことに注目されたい。着用者の屈折異常と角膜半径が分かれば、図8のグラフの関数を使って、眼球の軸長を比較的高い信頼性で推定することができる。角膜の半径は、手動式の角膜測定器または自動屈折計などの標準的な装置を使って測定することができる。その装置は、眼球の回転中心または眼球の軸長を測定するのに使用する装置よりも安価でありかつ使い易い。したがって、角膜の半径の測定は、眼鏡業者または検眼医により、より低コストでかつ高い信頼性で実施することができる。角膜半径および着用者の屈折異常の測定値は、次いで、関数[式2]で着用者の眼球の軸長を決定するために使用される。
さらに、この発明の方法は、光学的最適化によってレンズを決定するために、眼球の軸長に依存する度数の目標および発生非点収差の目標を設定することを提案するものである。とりわけ、度数の目標値および発生非点収差の目標値が、眼球の軸長を考慮に入れた勾配および視範囲幅を決定する。さらに、先に定義した関数[式1]および[式2]のうちの一つを使えば、遠方視で出された処方箋FAVおよび当該着用者のために処方された度数加算Addを使って度数の目標および発生非点収差の目標を決定することができる。着用者の眼球の軸長を決定すると、複雑な測定を行う必要なしに、眼球の回転中心(CRE)の位置を計算することが可能になる。眼球の軸長を考慮して設定された両目標を使って、着用者の眼球の回転中心の真の位置を考慮しながら、網膜上に投影される勾配および知覚される視範囲をモデル化して、着用条件下でレンズを最適化することができる。
図9および10は、それぞれ、遠視の着用者および近視の着用者のためにこの発明による方法の方法を使用して決定されたレンズについてのシリンダマップを示す。
図9のレンズは、度数処方箋AFVが2ジオプタに等しく近方視の度数加算Addが2.0ジオプタに等しい遠視の着用者用のために最適化されており、そして図10のレンズは、度数処方箋AFVが−5.75ジオプタに等しく近方視の度数加算Addが2.0ジオプタに等しい近視の着用者用のために最適化されている。公式[式1]を適用することによって、そこから、遠視の着用者の眼球の軸長が23mmに等しいこと、および近視の着用者の眼球の軸長が25.3mmに等しいことが推定される。
したがって、近視の着用者の眼球の軸長は、遠視の着用者の眼球の軸長よりおおよそ10%大きい。図6のグラフを見ると、眼球の軸長が10%延びると、近視の着用者向けに意図されたレンズは、遠視の着用者向けに意図されたレンズに比べて、視範囲の幅が5%そして勾配が10%増加されなければならない。
図9および10のシリンダマップ上で、遠方視の対照点を通る水平線上の0.5ジオプタの等円柱振幅線(isocylinder lines)間の幅を測ることによって、視範囲幅がこのように比例的に増加していることが分かる。こうして、遠視用レンズについては36mmという視範囲幅が測定され(図9)、近視用レンズについては38mmという視範囲幅が測定される(図10)。
同様に、図9および10のシリンダマップ上で、遠方視の対照点を通る水平線上の最大のシリンダ勾配レベルを測定することによって、勾配がこのように比例的に増加していることが分かる。こうして、遠視用レンズについては0.09 D/mmという最大の勾配が測定され(図9)、近視用レンズについては0.10 D/mmという最大の勾配が測定される(図10)。
このようにして、各着用者は、その屈折異常の関数として、レンズの背後の異なる視方向について網膜上の像の点の知覚に最もよく対応したレンズを着用することができる。
眼・レンズ光学系の平面線図である。 眼・レンズ系の斜視線図である。 眼・レンズ系の斜視線図である。 累進焦点眼鏡レンズと網膜の間の伝達関数を図解する線図である。 網膜上に投影された勾配を眼球の軸長の関数として図解する線図である。 着用者が知覚する視範囲の幅を眼球の軸長の関数として図解する線図である。 眼球の軸長による勾配と視範囲の相対的変化を示すグラフである。 着用者の屈折異常に相関させた軸長の測定値を示すグラフである。 着用者の屈折異常に相関させた、眼球の軸長の角膜曲率に対する比の測定値を示すグラフである。 遠視の着用者用に意図されたこの発明によるレンズのシリンダマップである。 近視の着用者用に意図されたこの発明によるレンズのシリンダマップである。

Claims (8)

  1. 遠方視の処方箋(AFV)が出され近方視のため度数加算(Add)が処方された所与の着用者のために個人合わせ調製された累進焦点眼鏡レンズの決定方法であって、
    着用者の眼球の軸長(LA)を決定する段階と、
    着用状態で視点を各視方向に関連付けるエルゴラマを決定する段階と、
    着用状態で各視方向について度数欠陥の目標および発生非点収差欠陥の目標を決定し、それら目標が着用者の眼球の軸長の関数である段階と、
    目標の度数欠陥及び目標の発生非点収差を得るために、各視方向についてレンズ上の必要な度数を順次反復法により計算する段階と
    を含んでなる眼鏡レンズの決定方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、
    前記眼球の軸長(LA)を決定する段階が、着用者の遠方視処方箋(AFV)を使って実施される
    ことを特徴とする方法。
  3. 請求項1に記載の方法において、
    前記眼球の軸長(LA)を決定する段階が、着用者の遠方視処方箋(AFV)および着用者の角膜(ケラト)の半径の測定値を使って実施される
    ことを特徴とする方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の方法において、
    眼球の回転中心(CRE)の位置が前記決定された眼球の軸長を使って計算される
    ことを特徴とする方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の方法において、
    前記目標を決定する段階が、度数欠陥の勾配および発生非点収差欠陥の勾配を決定することと、度数欠陥の視範囲幅および発生非点収差欠陥の視範囲幅を決定することとを含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の方法によって決定された、着用者の要求に個人合わせ調製した累進焦点眼鏡レンズ。
  7. 請求項6に記載のレンズを少なくとも一つ含んでなる視覚装置。
  8. 請求項7に記載の装置を老眼の被験者に提供することまたは着用させることを含んでなる
    老眼の被験者の視力を矯正する方法。
JP2007079511A 2006-03-24 2007-03-26 累進焦点眼鏡レンズの決定方法 Pending JP2007256957A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0602561A FR2898993B1 (fr) 2006-03-24 2006-03-24 Procede de determination d'une lentille ophtalmique progressive

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007256957A true JP2007256957A (ja) 2007-10-04

Family

ID=37398668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007079511A Pending JP2007256957A (ja) 2006-03-24 2007-03-26 累進焦点眼鏡レンズの決定方法

Country Status (8)

Country Link
US (2) US7637614B2 (ja)
EP (1) EP1837699B1 (ja)
JP (1) JP2007256957A (ja)
CN (1) CN101042470B (ja)
BR (1) BRPI0705900B1 (ja)
CA (1) CA2581650C (ja)
FR (1) FR2898993B1 (ja)
IL (1) IL181668A0 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010165045A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Seiko Epson Corp シミュレーション装置、シミュレーションプログラムおよびシミュレーションプログラムを記録した記録媒体
EP2221657A1 (en) 2009-02-23 2010-08-25 Seiko Epson Corporation Design method and manufacture method of spectacle lens
JP2012524293A (ja) * 2009-04-17 2012-10-11 エシロー・インターナショナル 眼鏡レンズを決定する方法
JP2013507649A (ja) * 2009-10-07 2013-03-04 エシロール アンテルナシオナル (コンパニー ジェネラル ドプティック) 光学関数決定方法
JP2014166560A (ja) * 2009-02-26 2014-09-11 Carl Zeiss Vision Gmbh 眼球支点位置を決定する方法及び装置
JP2015522846A (ja) * 2012-06-29 2015-08-06 エシロール アンテルナシオナル (コンパニー ジェネラル ドプティック) 眼用レンズ供給システムと関連方法
CN108836626A (zh) * 2017-04-25 2018-11-20 庄臣及庄臣视力保护公司 屈光异常治疗追踪方法和系统

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2924824B1 (fr) * 2007-12-05 2010-03-26 Essilor Int Lentille progressive de lunettes ophtalmiques ayant une zone supplementaire de vision intermediaire
WO2009133887A1 (ja) * 2008-04-28 2009-11-05 Hoya株式会社 レンズ設計基準の選択方法
JP5571094B2 (ja) 2008-11-13 2014-08-13 ローデンストック.ゲゼルシャフト.ミット.ベシュレンクテル.ハフツング 乱視屈折を補正するための眼鏡レンズの最適化及び形成
DE102008057206A1 (de) * 2008-11-13 2010-05-20 Rodenstock Gmbh Optimierung und Herstellung eines Brillenglaspaares zur Korrektion einer astigmatischen Refraktion
DE102008057205A1 (de) * 2008-11-13 2010-05-20 Rodenstock Gmbh Optimierung und Herstellung eines Brillenglases zur Korrektion einer astigmatischen Refraktion
DE102009004866B4 (de) * 2009-01-16 2010-11-04 Carl Zeiss Vision Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Bestimmung der individuell erforderlichen Addition einer Sehhilfe
FR2946762B1 (fr) * 2009-06-10 2011-07-15 Essilor Int Realisation d'un verre de lunettes progressif personnalise en fonction d'une perception de flou
DE102012010221A1 (de) 2012-05-23 2013-11-28 Carl Zeiss Vision International Gmbh Verfahren zum Herstellen einer Brillenlinse mit astigmatischer Korrektur und Brille mit solcher Brillenlinse
EP2669732A1 (en) * 2012-05-30 2013-12-04 ESSILOR INTERNATIONAL (Compagnie Générale d'Optique) A method for providing a personalized spectacle lens optical system for a wearer
FR3013132B1 (fr) * 2013-11-08 2017-01-20 Essilor Int Methode de determination d'au moins un parametre de conception optique pour une lentille ophtalmique progressive
US11262596B2 (en) * 2016-03-04 2022-03-01 Essilor International Method of determining a refractive power value characterising an ophthalmic lens and corresponding electronic device
US11378818B2 (en) * 2018-03-01 2022-07-05 Essilor International Lens element
CN217085443U (zh) * 2018-03-01 2022-07-29 依视路国际公司 镜片元件
EP3985483A1 (en) 2020-10-19 2022-04-20 Carl Zeiss Vision International GmbH Computer-implemented method for determining a position of a center of rotation of an eye using a mobile device, mobile device and computer program

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000048035A1 (fr) * 1999-02-12 2000-08-17 Hoya Corporation Lunettes et leur procede de fabrication
JP2004008768A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Tomey Corporation 眼屈折力測定装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3016936C2 (de) * 1980-05-02 1983-12-01 Fa. Carl Zeiss, 7920 Heidenheim Brillenlinse mit astigmatischer Wirkung
FR2683642B1 (fr) * 1991-11-12 1994-01-14 Essilor Internal Cie Gle Optique Lentille ophtalmique multifocale progressive.
FR2683643B1 (fr) * 1991-11-12 1994-01-14 Essilor Internal Cie Gle Optique Lentille ophtalmique multifocale progressive.
FR2699294B1 (fr) * 1992-12-11 1995-02-10 Essilor Int Lentille ophtalmique multifocale progressive.
FR2704327B1 (fr) 1993-04-23 1995-06-23 Essilor Int Paire de lentilles ophtalmiques multifocales progressives.
DE19612284A1 (de) * 1996-03-28 1997-10-02 Zeiss Carl Fa Multifokale Brillenlinse
FR2753805B1 (fr) * 1996-09-20 1998-11-13 Essilor Int Jeu de lentilles ophtalmiques multifocales progressives
FR2783938B1 (fr) * 1998-09-28 2000-11-17 Essilor Int Lentilles ophtalmiques toriques
CA2366575C (en) * 1999-04-13 2006-12-12 Hoya Corporation Progressive-power glasses lens and design process for same
CA2376628C (en) 2002-03-19 2004-06-22 Leonard L. Simba Drinking vessel stirrer
SE0203564D0 (sv) * 2002-11-29 2002-11-29 Pharmacia Groningen Bv Multifocal opthalmic lens
FR2858693B1 (fr) * 2003-08-08 2005-10-28 Essilor Int Procede de determination d'une lentille ophtalmique utilisant une prescription d'astigmatisme en vision de loin et en vision de pres
DE10338033A1 (de) * 2003-08-19 2005-03-31 Rodenstock Gmbh Individuelles Einstärkenbrillenglas
DE102004010338B4 (de) * 2004-03-03 2017-01-19 Rodenstock Gmbh Verfahren zum Herstellen eines Brillenglases
FR2871247B1 (fr) * 2004-06-04 2006-09-15 Essilor Int Lentille ophtalmique
FR2884130B1 (fr) 2005-04-08 2008-02-15 Essilor Int Procede et dispositif de determination du centre de rotation d'un oeil
FR2894038B1 (fr) * 2005-11-29 2008-03-07 Essilor Int Lentille ophtalmique.

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000048035A1 (fr) * 1999-02-12 2000-08-17 Hoya Corporation Lunettes et leur procede de fabrication
JP2004008768A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Tomey Corporation 眼屈折力測定装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010165045A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Seiko Epson Corp シミュレーション装置、シミュレーションプログラムおよびシミュレーションプログラムを記録した記録媒体
EP2221657A1 (en) 2009-02-23 2010-08-25 Seiko Epson Corporation Design method and manufacture method of spectacle lens
US8215769B2 (en) 2009-02-23 2012-07-10 Seiko Epson Corporation Method and manufacture method of spectacle lens
JP2014166560A (ja) * 2009-02-26 2014-09-11 Carl Zeiss Vision Gmbh 眼球支点位置を決定する方法及び装置
JP2016025922A (ja) * 2009-02-26 2016-02-12 カール・ツアイス・ビジョン・ゲーエムベーハー 眼球支点位置を決定する方法及び装置
JP2012524293A (ja) * 2009-04-17 2012-10-11 エシロー・インターナショナル 眼鏡レンズを決定する方法
JP2013507649A (ja) * 2009-10-07 2013-03-04 エシロール アンテルナシオナル (コンパニー ジェネラル ドプティック) 光学関数決定方法
JP2015522846A (ja) * 2012-06-29 2015-08-06 エシロール アンテルナシオナル (コンパニー ジェネラル ドプティック) 眼用レンズ供給システムと関連方法
CN108836626A (zh) * 2017-04-25 2018-11-20 庄臣及庄臣视力保护公司 屈光异常治疗追踪方法和系统
CN108836626B (zh) * 2017-04-25 2022-08-02 庄臣及庄臣视力保护公司 屈光异常治疗追踪方法和系统

Also Published As

Publication number Publication date
US7637614B2 (en) 2009-12-29
EP1837699B1 (en) 2018-10-10
US8303114B2 (en) 2012-11-06
CN101042470A (zh) 2007-09-26
BRPI0705900A2 (pt) 2008-12-23
CA2581650A1 (en) 2007-09-24
US20070242218A1 (en) 2007-10-18
IL181668A0 (en) 2007-07-04
CA2581650C (en) 2016-10-18
EP1837699A1 (en) 2007-09-26
US20100149484A1 (en) 2010-06-17
CN101042470B (zh) 2011-01-05
FR2898993A1 (fr) 2007-09-28
BRPI0705900B1 (pt) 2018-06-12
FR2898993B1 (fr) 2008-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007256957A (ja) 累進焦点眼鏡レンズの決定方法
JP5649008B2 (ja) 遠方視力非点収差および近方視力非点収差の処方を使用して眼鏡レンズを決定する方法
US10973407B2 (en) Method for determining an ophthalmic lens having unwanted astigmatism
JP4856190B2 (ja) 眼鏡レンズの決定方法
JP5893553B2 (ja) 眼鏡レンズを決定する方法
JP5841053B2 (ja) 眼鏡レンズの評価方法、眼鏡レンズの設計方法、眼鏡レンズの製造方法、眼鏡レンズの製造システム、及び眼鏡レンズ
CN101288017B (zh) 眼镜片
JP6272770B2 (ja) 眼科用レンズの決定方法
JP2007241276A (ja) 累進焦点眼鏡レンズの決定方法
EP2342599B1 (en) Method for determining the inset of a progressive addition lens
CN101663609A (zh) 一种适于中心凹视力及周边视力的眼科元件的生产方法
KR20150036145A (ko) 누진 안과용 렌즈
JP7341131B2 (ja) 眼科用レンズを評価する方法、眼科用レンズを製造するための関連評価システム及び産業アセンブリ
CN106461975B (zh) 具有放大的中距离视区的渐变多焦点镜片
CN114815304A (zh) 眼镜镜片的设计方法、制造方法、以及设计系统
JP2021536028A (ja) 眼用レンズを決定するための方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091007

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110111

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110407

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110412

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110509

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110610

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120321

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120328

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120418

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20120615

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121018

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121023

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121115

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121120