JP2007256644A - リレー式ファインダ光学系、カメラ - Google Patents

リレー式ファインダ光学系、カメラ Download PDF

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Abstract

【課題】デジタルスチルカメラや一眼レフレックスカメラ用のファインダとして使用可能な小型で高性能なリレー式ファインダ光学系、撮像装置を提供する。
【解決手段】カメラの焦点板I1側から光軸に沿って順に、正の屈折力を有するリレーレンズ群Rと、正の屈折力を有する接眼レンズ群Eとを有し、リレーレンズ群Rは、焦点板I1側から光軸に沿って順に、正レンズ1と、負レンズ2と、正レンズ3と、正レンズ4とを有し、所定の条件式を満足することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルスチルカメラや一眼レフレックスカメラに用いられるリレー式ファインダ光学系、カメラに関する。
従来、デジタルスチルカメラや一眼レフレックスカメラに用いられるリレー式ファインダ光学系が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開平9−197297号公報
しかしながら、一眼レフレックスカメラにおいて撮影レンズを介して焦点板上に結ばれる被写体像の大きさは小さいため、上記特許文献1に開示されているリレー式ファインダ光学系は一眼レフレックスカメラ用のファインダとしては使用することができないという問題があった。
そこで本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、デジタルスチルカメラや一眼レフレックスカメラ用のファインダとして使用可能な小型で高性能なリレー式ファインダ光学系、カメラを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、
カメラの焦点板側から光軸に沿って順に、正の屈折力を有するリレーレンズ群と、正の屈折力を有する接眼レンズ群とを有し、
前記リレーレンズ群は、前記焦点板側から光軸に沿って順に、正レンズと、負レンズと、正レンズと、正レンズとを有し、
以下の条件式(1)を満足することを特徴とするリレー式ファインダ光学系を提供する。
(1)0.40<H1/d1<0.60
但し、
H1:前記焦点板の対角長
d1:前記焦点板から当該焦点板に最も近いレンズまでの距離
また、本発明のリレー式ファインダ光学系を備えたことを特徴とするカメラを提供する。
本発明によれば、デジタルスチルカメラや一眼レフレックスカメラ用のファインダとして使用可能な小型で高性能なリレー式ファインダ光学系、カメラを提供することができる。
以下、本発明のリレー式ファインダ光学系、カメラについて説明する。
本発明のリレー式ファインダ光学系は、カメラの焦点板側から光軸に沿って順に、正の屈折力を有するリレーレンズ群と、正の屈折力を有する接眼レンズ群とを有し、前記リレーレンズ群は、前記焦点板側から光軸に沿って順に、正レンズと、負レンズと、正レンズと、正レンズとを有し、以下の条件式(1)を満足する。
(1)0.40<H1/d1<0.60
但し、
H1:前記焦点板の対角長
d1:前記焦点板から当該焦点板に最も近いレンズまでの距離
条件式(1)は、本リレー式ファインダ光学系の光路を効果的に折り曲げる構成とし、かつ良好な光学性能を実現するために、焦点板とリレーレンズ群との位置関係を規定する条件式である。なお、上記「焦点板の対角長」とは、焦点板上の視野絞りの対角長を指す。
条件式(1)の下限値を下回ると、歪曲収差が悪化し、リレーレンズ群が大型化してファインダー光学系全体が大型化してしまうため好ましくない。また、焦点板から瞳位置(アイポイント)までの距離が大きくなり、瞳位置における像の明るさが暗くなってしまうため好ましくない。
一方、条件式(1)の上限値を上回ると、リレーレンズ群の縮小倍率を十分に確保することが困難となる。このため、接眼レンズ群の焦点距離を小さくする必要が生じてしまい、この結果、コマ収差や球面収差等の諸収差を良好に補正することが困難になってしまう。
また本発明のリレー式ファインダ光学系は、前記接眼レンズ群が、前記焦点板側から光軸に沿って順に、正レンズと、接合正レンズとを有していることが望ましい。
このように、接眼レンズ群における最も瞳側のレンズを接合レンズとすることによって、倍率色収差を良好に補正することができる。
また本発明のリレー式ファインダ光学系は、前記接眼レンズ群全体を光軸方向へ移動させることによって視度調節を行うことが望ましい。
この構成により、視度調節範囲を大きくすることができ、かつ視度調節による球面収差やコマ収差等の収差の変動を抑えることができる。
また本発明のカメラは、上述した構成のリレー式ファインダ光学系を備えている。
これにより、小型で高性能なカメラを実現することができる。
以下、本発明の数値実施例に係るリレー式ファインダ光学系を添付図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
図1は、本発明の第1実施例に係るリレー式ファインダ光学系の構成を示す図である。
図1に示すように、本実施例に係るリレー式ファインダ光学系は、不図示のカメラの焦点板I1側から光軸に沿って順に、開口絞りSと、正の屈折力を有するリレーレンズ群Rと、正の屈折力を有する接眼レンズ群Eとからなる。
リレーレンズ群RGは、焦点板I1側から光軸に沿って順に、焦点板I1側に凸面を向けた正メニスカスレンズ1と、両凹形状の負レンズ2と、アイポイントEP側に凸面を向けた正メニスカスレンズ3と、焦点板I1側に凸面を向けた正メニスカスレンズ4とからなる。
接眼レンズ群Eは、焦点板I1側から光軸に沿って順に、アイポイントEP側に凸面を向けた正メニスカスレンズ5と、焦点板I1側に凸面を向けた負メニスカスレンズ6と両凸形状の正レンズ7との接合正レンズとからなる。
また、本実施例に係るリレー式ファインダ光学系は、接眼レンズ群E全体を光軸方向へ移動させることによって視度調節を行う。
なお、本実施例に係るリレー式ファインダ光学系では、焦点板I1と開口絞りSとの間に、ミラーやプリズム等の光路を折り曲げるための反射部材が配置される。
以下の表1に、本発明の第1実施例に係るリレー式ファインダ光学系の諸元の値を掲げる。
[レンズデータ]において、面番号は物体側からの光学面の順序、間隔は光学面の間隔をそれぞれ示す。また、nd,νdはそれぞれd線(波長λ=587.56nm)に対する屈折率,アッベ数を示す。さらに、曲率半径∞は平面を示し、E.Pはアイポイントを示す。
[全体諸元、可変間隔データ]において、feはリレーレンズ群Rと接眼レンズ群Eとの合成焦点距離を示す。なお、視度の単位は「ディオプター」であり、視度X[ディオプター]とは、接眼レンズ群Eによる像がアイポイントE.Pから光軸上1/X[m]の位置にできる状態のことを示す。なお、符号は像がアイポイントE.Pより焦点板I1側にできたときを負とする。
ここで、以下の各実施例の全ての諸元値において掲載されている焦点距離f、曲率半径r、その他長さの単位は一般に「mm」が使われる。しかし光学系は、比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるため、単位は「mm」に限られるものではない。なお、以下の各実施例の諸元値においても、本実施例と同様の符号を用いる。
(表1)
[レンズデータ]
面番号 曲率半径 間隔 νd nd
0) ∞ 88.9200 1.000000 焦点板I1(第1結像面)
1) ∞ 0.5000 1.000000 開口絞りS
2) 9.9930 2.7000 40.76 1.882997
3) 79.7976 0.5000 1.000000
4) -39.0191 4.0000 25.42 1.805181
5) 8.8304 1.5000 1.000000
6) -34.6673 1.6000 40.76 1.882997
7) -15.3932 0.2000 1.000000
8) 12.7211 1.6000 40.76 1.882997
9) 24.9291 21.2900 1.000000
10) ∞ (D1) 1.000000 第2結像面I2
11) -74.6208 6.0000 52.32 1.754999
12) -19.8561 18.8000 1.000000
13) 33.0079 1.0000 23.78 1.846660
14) 14.6931 6.0000 52.32 1.754999
15) -103.0075 20.7000 1.000000
16) ∞ (E.P) 1.000000 アイポイントEP

[全体諸元、可変間隔データ]
fe -125.13926 -89.86430 -61.63261
視度 -3.56563 -1.00563 +3.54762
D1 4.50 6.10 8.70

[条件式対応値]
条件式(1) H1/d1=0.486
図2(a),(b),(c)はそれぞれ、本発明の第1実施例に係るリレー式ファインダ光学系において視度調節をマイナス端、−1ディオプター、プラス端としたときの諸収差を示す図である。
各収差図は、左側から順に、球面収差、非点収差、歪曲収差、コマ収差を示している。各収差図において、C,F,D,Gはそれぞれ、C線(λ=656.28nm),F線(λ=486.13nm),d線(λ=587.56nm),g線(λ=435.84nm)での収差曲線を示している。
球面収差図において、縦軸は本リレー式ファインダ光学系への光線の入射高さY1を示し、横軸は視度(単位:D(ディオプター))を示す。
非点収差図において、縦軸は焦点板I1上での物体高Y0を示し(2×Y0=h1となる。)、横軸は視度(D)を示す。また非点収差図において、実線はサジタル方向での非点収差、破線はメリディオナル方向での非点収差をそれぞれ示す。
歪曲収差図及びコマ収差図において、縦軸は焦点板I1上での物体高Y0を示す。また、コマ収差図における「min」は角度単位の分を示している。
なお、以下に示す全実施例の諸収差図において、本実施例と同様の符号を用いる。
各諸収差図より、リレー式ファインダ光学系によって視度調節を行った際に収差変動が少なく、諸収差が良好に補正されていることがわかる。
(第2実施例)
図3は、本発明の第2実施例に係るリレー式ファインダ光学系の構成を示す図である。
図3に示すように、本実施例に係るリレー式ファインダ光学系は、不図示のカメラの焦点板I1側から光軸に沿って順に、開口絞りSと、正の屈折力を有するリレーレンズ群Rと、正の屈折力を有する接眼レンズ群Eとからなる。
リレーレンズ群RGは、焦点板I1側から光軸に沿って順に、焦点板I1側に凸面を向けた正メニスカスレンズ1と、両凹形状の負レンズ2と、アイポイントEP側に凸面を向けた正メニスカスレンズ3と、焦点板I1側に凸面を向けた正メニスカスレンズ4とからなる。
接眼レンズ群Eは、焦点板I1側から光軸に沿って順に、アイポイントEP側に凸面を向けた正メニスカスレンズ5と、焦点板I1側に凸面を向けた負メニスカスレンズ6と両凸形状の正レンズ7との接合正レンズとからなる。
また、本実施例に係るリレー式ファインダ光学系は、接眼レンズ群E全体を光軸方向へ移動させることによって視度調節を行う。
なお、本実施例に係るリレー式ファインダ光学系では、焦点板I1と開口絞りSとの間に、ミラーやプリズム等の光路を折り曲げるための反射部材が配置される。
以下の表2に、本発明の第2実施例に係るリレー式ファインダ光学系の諸元の値を掲げる。
(表2)
[レンズデータ]
面番号 曲率半径 間隔 νd nd
0) ∞ 96.0000 1.000000 焦点板I1(第1結像面)
1) ∞ 0.5000 1.000000 開口絞りS
2) 10.0272 2.7000 40.76 1.882997
3) 85.4877 0.5000 1.000000
4) -37.8637 4.0000 25.42 1.805181
5) 8.8825 1.5000 1.000000
6) -31.6670 1.6000 40.76 1.882997
7) -14.9449 0.2000 1.000000
8) 12.8207 1.6000 40.76 1.882997
9) 25.7011 21.2900 1.000000
10) ∞ (D1) 1.000000 第2結像面I2
11) -74.6304 6.0000 52.32 1.754999
12) -19.8560 18.8000 1.000000
13) 33.0300 1.0000 23.78 1.846660
14) 14.6982 6.0000 52.32 1.754999
15) -102.7885 20.7000 1.000000
16) ∞ (E.P) 1.000000 アイポイントEP

[全体諸元、可変間隔データ]
fe -146.96812 -100.51566 -66.40762
視度 -3.0888 -1.0091 +2.9094
D1 3.90 5.50 8.10

[条件式対応値]
条件式(1) H1/d1=0.450
図4(a),(b),(c)はそれぞれ、本発明の第2実施例に係るリレー式ファインダ光学系において視度調節をマイナス端、−1ディオプター、プラス端としたときの諸収差を示す図である。
各諸収差図より、リレー式ファインダ光学系によって視度調節を行った際に収差変動が少なく、諸収差が良好に補正されていることがわかる。
(第3実施例)
図5は、本発明の第3実施例に係るリレー式ファインダ光学系の構成を示す図である。
図5に示すように、本実施例に係るリレー式ファインダ光学系は、不図示のカメラの焦点板I1側から光軸に沿って順に、開口絞りSと、正の屈折力を有するリレーレンズ群Rと、正の屈折力を有する接眼レンズ群Eとからなる。
リレーレンズ群RGは、焦点板I1側から光軸に沿って順に、焦点板I1側に凸面を向けた正メニスカスレンズ1と、両凹形状の負レンズ2と、アイポイントEP側に凸面を向けた正メニスカスレンズ3と、焦点板I1側に凸面を向けた正メニスカスレンズ4とからなる。
接眼レンズ群Eは、焦点板I1側から光軸に沿って順に、アイポイントEP側に凸面を向けた正メニスカスレンズ5と、焦点板I1側に凸面を向けた負メニスカスレンズ6と両凸形状の正レンズ7との接合正レンズとからなる。
また、本実施例に係るリレー式ファインダ光学系は、接眼レンズ群E全体を光軸方向へ移動させることによって視度調節を行う。
なお、本実施例に係るリレー式ファインダ光学系では、焦点板I1と開口絞りSとの間に、ミラーやプリズム等の光路を折り曲げるための反射部材が配置される。
以下の表3に、本発明の第3実施例に係るリレー式ファインダ光学系の諸元の値を掲げる。
(表3)
[レンズデータ]
面番号 曲率半径 間隔 νd nd
0) ∞ 80.0000 1.000000 焦点板I1(第1結像面)
1) ∞ 0.5000 1.000000 開口絞りS
2) 8.6297 2.7000 40.76 1.882997
3) 27.8707 0.5000 1.000000
4) -66.9564 4.0000 25.42 1.805181
5) 7.3292 1.5000 1.000000
6) -180.4259 1.8000 40.76 1.882997
7) -23.5540 0.2000 1.000000
8) 12.1791 2.0000 40.76 1.882997
9) 31.1356 20.7200 1.000000
10) ∞ (D1) 1.000000 第2結像面I2
11) -87.0059 5.0000 52.32 1.754998
12) -20.0610 19.0000 1.000000
13) 31.5305 1.0000 23.78 1.846660
14) 14.1141 5.0000 52.32 1.754998
15) -110.9155 20.0000 1.000000
16) ∞ (E.P) 1.000000 アイポイントEP

[全体諸元、可変間隔データ]
Fe -95.92613 -74.91839 -56.08509
視度 -3.4811 -1.03594 +3.02541
D1 6.20 7.70 10.00

[条件式対応値]
条件式(1) H1/d1=0.540
図6(a),(b),(c)はそれぞれ、本発明の第3実施例に係るリレー式ファインダ光学系において視度調節をマイナス端、−1ディオプター、プラス端としたときの諸収差を示す図である。
各諸収差図より、リレー式ファインダ光学系によって視度調節を行った際に収差変動が少なく、諸収差が良好に補正されていることがわかる。
以上の各実施例によれば、デジタルスチルカメラや一眼レフレックスカメラ用のファインダとして使用可能な小型で高性能なリレー式ファインダ光学系を実現することができる。また、本発明のリレー式ファインダ光学系は、アイポイントへ到達する光の光量損失を少なくすることができる。
なお、本発明の数値実施例として、リレーレンズ群が4枚構成、接眼レンズ群が3枚構成のレンズ系を示したが、これらに付加レンズを加えただけのリレー式ファインダ光学系も本発明の効果を内在した同等のファインダ光学系であることは言うまでもない。
また、本発明のリレー式ファインダ光学系を構成するレンズのレンズ面を非球面としてもよい。この非球面は、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に成型したガラスモールド非球面、又はガラス表面に設けた樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれでもよい。
また、本発明のリレー式ファインダ光学系を構成するレンズのレンズ面に、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施してもよい。これにより、フレアやゴーストを軽減し、高コントラストで高い光学性能を達成することができる。
なお、上記各実施例は本発明の一具体例を示しているものであり、本発明はこれらに限定されるものではない。
次に、本発明のリレー式ファインダ光学系を備えたカメラを図7に基づいて説明する。
図7は、本発明のリレー式ファインダ光学系を備えたカメラの構成を示す図である。
本カメラ10は、図7に示すようにファインダ光学系60として上記第1実施例に係るリレー式ファインダ光学系を備えたデジタル一眼レフカメラである。
本カメラ10において、不図示の物体(被写体)からの光は、撮影レンズ20で集光されて、クイックリターンミラー30を介して焦点板40に結像される。そして焦点板40に結像されたこの光は、反射板50によって反射されてファインダ光学系60へ導かれる。ファインダ光学系60によって正立像となった光はアイポイントへ導かれる。このようにして撮影者は、被写体像をファインダ光学系60を介して正立像として観察することができる。
また、撮影者によって不図示のレリーズボタンが押されると、クイックリターンミラー30が光路外へ退避し、不図示の被写体からの光は撮像素子70へ到達する。これにより被写体からの光は、当該撮像素子70によって撮像されて、被写体画像として不図示のメモリに記録される。このようにして、撮影者は本カメラ10による被写体の撮影を行うことができる。
ここで、本カメラ10にファインダ光学系60として搭載した上記第1実施例に係るリレー式ファインダ光学系は、上記第1実施例において説明したようにその特徴的なレンズ構成によって小型化と高性能化が実現されている。これにより本カメラ10は、小型化と高性能化を実現することができる。
なお、本発明は以上に限られず、上記第2実施例、又は第3実施例に係るリレー式ファインダ光学系をファインダ光学系60として搭載したカメラを構成しても上記カメラ10と同様の効果を勿論奏することができる。
以上より、デジタルスチルカメラや一眼レフレックスカメラ用のファインダとして使用可能な小型で高性能なリレー式ファインダ光学系、カメラを実現することができる。
本発明の第1実施例に係るリレー式ファインダ光学系の構成を示す図である。 本発明の第1実施例に係るリレー式ファインダ光学系において視度調節をマイナス端、−1ディオプター、プラス端としたときの諸収差を示す図である。 本発明の第2実施例に係るリレー式ファインダ光学系の構成を示す図である。 本発明の第2実施例に係るリレー式ファインダ光学系において視度調節をマイナス端、−1ディオプター、プラス端としたときの諸収差を示す図である。 本発明の第3実施例に係るリレー式ファインダ光学系の構成を示す図である。 本発明の第3実施例に係るリレー式ファインダ光学系において視度調節をマイナス端、−1ディオプター、プラス端としたときの諸収差を示す図である。 本発明のリレー式ファインダ光学系を備えたカメラの構成を示す図である。
符号の説明
R リレーレンズ群
E 接眼レンズ群
1 正レンズ
2 負レンズ
3 正レンズ
4 正レンズ
I1 焦点板(第1結像面)
I2 第2結像面
EP アイポイント

Claims (4)

  1. カメラの焦点板側から光軸に沿って順に、正の屈折力を有するリレーレンズ群と、正の屈折力を有する接眼レンズ群とを有し、
    前記リレーレンズ群は、前記焦点板側から光軸に沿って順に、正レンズと、負レンズと、正レンズと、正レンズとを有し、
    以下の条件式を満足することを特徴とするリレー式ファインダ光学系。
    0.40<H1/d1<0.60
    但し、
    H1:前記焦点板の対角長
    d1:前記焦点板から当該焦点板に最も近いレンズまでの距離
  2. 前記接眼レンズ群は、前記焦点板側から光軸に沿って順に、正レンズと、接合正レンズとを有していることを特徴とする請求項1に記載のリレー式ファインダ光学系。
  3. 前記接眼レンズ群全体を光軸方向へ移動させることによって視度調節を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリレー式ファインダ光学系。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のリレー式ファインダ光学系を備えたことを特徴とするカメラ。
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JP2017003763A (ja) * 2015-06-10 2017-01-05 キヤノン株式会社 観察光学系及びそれを有する画像表示装置
CN107991767A (zh) * 2017-11-07 2018-05-04 丹阳丹耀光学有限公司 轻型微光夜视仪光学系统
WO2022196187A1 (ja) * 2021-03-18 2022-09-22 富士フイルム株式会社 ファインダー及び撮像装置

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