JP2007256193A - 組付け位置検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 低コストで検査時間の短縮を図りながら検査精度の良い、組付け位置検査装置を提供する。
【解決手段】 組付け位置検査装置は、検査対象物1が締め込まれたワーク2の穴3の周囲に当接する基準面4を備えた本体5と、被検査対象物1に接触する軸部6と透過穴7とが形成されていて基準面4に対して相対変位可能に本体に支持された検知部材8と、本体側に設けられ検知部材8の変位に伴う透過穴7の変位経路に位置するとともに検知部材と本体との相対変位量が基準範囲の場合に透過穴7と重合する基準穴9と、基準穴9に光を照射する光源10を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】 組付け位置検査装置は、検査対象物1が締め込まれたワーク2の穴3の周囲に当接する基準面4を備えた本体5と、被検査対象物1に接触する軸部6と透過穴7とが形成されていて基準面4に対して相対変位可能に本体に支持された検知部材8と、本体側に設けられ検知部材8の変位に伴う透過穴7の変位経路に位置するとともに検知部材と本体との相対変位量が基準範囲の場合に透過穴7と重合する基準穴9と、基準穴9に光を照射する光源10を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ワークに形成された穴に挿入される検査対象物の組み付け位置を検知する装置に関する。
ワークとなるエンジンのシリンダーブロックには、ブロック成型時にオイル流路が形成されている。このオイル流路には型抜きの関係でオイル流路としては不要な開口(穴)が形成されることから、本来のオイル流路にオイルが流れるように、不要な開口に盲栓をねじ込んで閉鎖している。この盲栓は、一般に先端から後端に向かって末広がりになる接頭円錐形状であり、所定のトルクとなるまで締め込み装置で開口に締め込んでいる。
締め込み装置による盲栓の挿入位置、すなわち締込量は、所定のトルクとなるまで締め込むことで、その管理を行っているが、盲栓の精度や開口の精度などにより、トルク管理では締込量が一定になるとは限らない。このため、従来は作業者が、ノギスなどの測定器具で測定していた。また、特許文献1では、光学的なセンサーを用いて穴の深さを検査することが記載されている。
従来のように、作業員が測定器具を用いる方式で、作業員の確認ミスが想定されると共に、全ての製品に対する検査をすることは時間とコストを要してしまう。また、特許文献1に記載のようなセンサーを用いた方式では、センサーと盲栓との位置関係を一定にすることが難しい。
本発明は、低コストで検査時間の短縮を図りながら検査精度の良い組付け位置検査装置を提供することを、その目的とする。
本発明は、低コストで検査時間の短縮を図りながら検査精度の良い組付け位置検査装置を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、検査対象物が締め込まれたワークの穴の周囲に当接する基準面を備えた本体と、検査対象物に接触する軸部と透過穴とが形成されていて、基準面に対して相対変位可能に前記本体に支持された検知部材と、本体側に設けられ、検知部材の変位に伴う透過穴の変位経路に位置するとともに、検知部材と本体との相対変位量が基準範囲の場合に透過穴と重合する基準穴と、基準穴に光を照射する光源を有することを特徴としている。
本発明にかかる組付け位置検査装置において、本体から検査対象物へ向かって検知部材を付勢する付勢手段を有することを特徴としている。
本発明にかかる組付け位置検査装置において、ワークがエンジンのシリンダーブロックであり、検査対象物がエンジンのシリンダーブロックに形成されたオイル流路の開口端部にねじ込まれる盲栓であることを特徴としている。
本発明にかかる組付け位置検査装置において、ワークがエンジンのシリンダーブロックであり、検査対象物がエンジンのシリンダーブロックに形成されたオイル流路の開口端部にねじ込まれる盲栓であることを特徴としている。
本発明によれば、ワークの穴に締め込まれている検査対象物に検知部材の軸部を接触させた状態で穴の周囲に基準面が当接するので、本体を移動させると本体と検知部材とが相対変位するとともに、この移動に合わせて検知部材の透過穴と基準穴との位置も相対変位する。このとき、検知部材と本体との相対変位量が基準範囲の場合には透過穴と基準穴とが重合するので、光源から照射された光が基準穴から透過穴を通過することを作業者が確認することで、測定器具を利用することなく検査対象物の位置が基準範囲にあることを低コストで容易、かつ短時間で検出することができる。また、検査対象物の位置は、本体とこれら相対変位可能に支持された検知部材との変位量で表されるので、光学センサーを用いて検査する場合よりも、検査対象物との位置関係のバラ付きが少なく、検査精度を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1に示す組付け位置検査装置は、検査対象物となる盲栓1が締め込まれるワーク2に形成した穴3の周囲に当接する基準面4を備えた本体5と、盲栓1に接触する軸部6と透過穴7とが形成されていて、基準面4に対して相対変位可能に本体5に支持された検知部材8と、本体側に設けられ検知部材8の変位に伴う透過穴7の変位経路に位置するとともに、検知部材8と本体5との相対変位量が基準範囲の場合に透過穴7と重合する基準穴9と、基準穴9に光を照射する光源としての光電管10を備えている。
ワーク2は、本形態ではエンジンのシリンダーブロックである。シリンダーブロックであるワーク2は、ブロック成型時にオイル流路11が形成される。このオイル流路11には型抜きの関係でオイル流路としては不要な開口端部となる穴3が形成される。このため、本来のオイル流路11にオイルが流れるように、この穴3に盲栓1をねじ込んで閉鎖している。盲栓1は、図2に示すように、先端側1Aから後端1Bに向かって末広がりになる接頭円錐形状であり、その外周面に雄ネジ1Cが形成されている。穴3の内周面には、雄ネジ1Cが螺合する雌ネジ3Aが形成されている。このようなオイル流路11の端部に形成された穴3には、図示しない締め込み装置を用いて盲栓1が所定の締め付けトルクとなるまで締め込まれる。これにより穴3は閉鎖される。
ここで問題となるのは、締め込んだ盲栓1がオイル流路11側に入り込み過ぎてしまうと、オイル流路11の流路面積が少なくなり、オイルの流れを阻害する要因に成り得ることである。盲栓1の入込量(締込量)は、予め基準位置で止まるように締付トルクで設定されているが、盲栓1の精度や穴3の精度などにより基準位置で示す設定した締付トルクとならないことがある。そこで、この盲栓1の入込量、つまり穴3の中での位置を、低コスト、時間短縮を図りながら計測して、その組付位置を精度よく検出するのが、本発明で提案する組付け位置検査装置である。
本体5は、その内部に一端面5Aから他端面5Bに貫通する孔5Dが形成された角柱である。一端面5Aにはフタ15が複数のネジ20で装着され、他端面5Bには基準面4が形成されている。フタ15の内側面には、孔5Dの中心と同一中心位置となるように円柱状の凸部15Aが本体内容部に向かって突設されている。本体5の上部には、孔5Dまで到達し、孔5Dの一部が外部に露呈する切欠部5Cが形成されている。本体5の下部には、組付け位置検査装置をシリンダーブロック2に対して近接/離間する方向に移動させるスライダー30に固定するための複数のネジ孔5Eが形成されている。組付け位置検査装置は、この本体5をスライダー30にネジ31で締結固定することで、スライダー30と一体的に移動可能となる。このスライダー30の移動は機械的に行っても良いし作業者が行っても良い。本体5の上面には、本体5の移動方向と平面視において直行する本体幅方向にネジ孔5F,5Fが形成されている。
検知部材8はその中央部8Aが平坦面に形成された軸状部材であって、その一端側に軸部6が形成され、他端面8Dには円柱状の凸部8Cが凸部15Aに向かって突設されている。軸部6の直径は穴3の直径よりもやや小径であって、その先端には盲栓1の中央に形成された穴1Dに挿入される突起6Aが形成されている。本形態では盲栓1に穴1Dが形成されているので突起6Aを形成したが、突起6Aを設けずに軸部6の端面が盲栓1の後端1Bの面に接触するような形態であってもよい。
検知部材8は、その両端側の直径が本体5の孔5Dの直径と略同一とされていて、孔5D内に挿入されることで、本体5に摺動自在に支持されるとともに、中央部8Aが切欠部5Cにおいて本体外部に露呈する。中央部8Aにはネジ孔8Bが形成されている。孔5Dへの検知部材の挿入時にはオイルなどの潤滑剤を検知部材8に塗付して摺動し易くする。平坦面に形成された中央部8Aの軸方向への長さは、切欠部5Cの軸方向への長さよりも短く設定されている。本体5に支持されていて、切欠部5Cに位置する検知部材8の中央部8Aには、透過穴7が長手部分13Aに形成されたL字形状の照準部材13がネジ21をネジ孔8Bに締結することで一体的に装着される。このため、透過穴7は検知部材8がその軸線方向に摺動すると一体的に移動する。
本体5の孔5Dの内部には、一端12Aが検知部材8の端面の凸部8Cに、他端12Bがフタ15の凸部15Aによって支持される付勢手段としてのコイルスプリング12が配置されている。コイルスプリング12は本体5から盲栓1へ向かって検知部材8を付勢するように配置されている。
本体5の上面にはガイド部材14が装着される。ガイド部材14は、その先端側に透過穴7が形成された照準部材13の長手部分13Aが挿入されるスリット14Aが設けられていて二股状に形成されている。スリット14Aを介して互いに対向する先端14B,14Cには、互いに対向するように基準穴9,9に形成されている。各基準穴は図1,図2に示すように縦方向に延び、本体移動方向に幅でWを有する長孔である。この幅Wは、透過穴7の直径と同一寸法とされている。ガイド部材14の基端14Dには、本体幅方向に延出する台座14Eが形成されている。この台座14Eの両端には、本体上面のネジ孔5F、5Fと重合する取付孔14F、14Fがそれぞれ形成されている。各取付孔14Fは、検知部材8の摺動方向に延びる長穴であって、検知部材8の摺動方向への基準穴9,9と透過穴7との位置関係を調整可能としている。
ガイド部材14は、各取付孔14Fにネジ22を挿通して各ネジ孔5Fに締結することで本体5と一体化される。本形態において、基準穴9,9と透過穴7の位置関係は、検知部材8がコイルスプリング12の作用により最大限に本体5から突出しているときに、透過穴7が基準穴9,9よりも前方側に位置するように調整されている。
光電管10,10は一方が発光器、他方が受光器で構成されていて、基準穴9,9と対向するように、図示しないブラケットを介して本体5に装着される。
このような構成の組付け位置検査装置によると、スライダー30の高さを調整してシリンダーブロック1の穴3と軸部6の位置を合わせて穴3に向かって移動する。すると、図3に示すように、軸部6が穴3内に進入して突起6Aが盲栓1の穴1Dに挿入されるとともに、軸部6の端面が盲栓1の後端1Bと当接する。
この状態でスライダー30をさらに移動させると、盲栓1は固定されているので、図4に示すように、本体5が穴3に向かって移動し、基準面4が穴3の周囲の部位3Bに当接する。すなわち、本体5を移動させると本体5と検知部材8とが相対変位するとともに、この移動に合わせて検知部材8の透過穴7と基準穴9,9との位置も相対変位する。このとき、検知部材8と本体5との相対変位量が基準範囲の場合には、透過穴7と基準穴9,9とが重合するので、光電管10の発光器から照射された光が一方の基準穴9から透過穴7を介して他方の基準穴9を通過し、受光器で受講される。そして、この受光器が光を検知したときに適正品とすることで、従来のようにノギスのような測定器具を利用することなく盲栓1の位置が基準範囲にあることを低コストで容易、かつ短時間で検出することができる。また、本形態では、光電管10として発光器と受光器をセットとして用いたが、発光器単体で用いても良い。この場合、基準穴9から透過穴7を介して他方の基準穴9へ通過した光を作業者が確認することで、適正品とすることもできる。
検知部材8と本体5との相対変位量が基準範囲外の場合、例えば、図5に示すように盲栓1が符号Gで示す基準位置よりも穴3の奥まで入り過ぎている場合には、透過穴7と基準穴9,9とがずれた状態となるので、光電管10の発光器から照射された光が長手部分13Aで遮られる。また、盲栓1の位置は、本体5とこれら相対変位可能に支持された検知部材8との変位量で表されるので、従来のように光学センサーだけを用いて検査する場合よりも、盲栓1との位置関係のバラ付きが少なく、検査精度を高めることができる。
上記形態において、ワークはシリンダーブロック1、検知対象は同ブロックに形成された穴3に閉め込まれた盲栓1とし、この盲栓1の穴3内での位置(締込量)が適正位置にあるか否かを検出するようにしたが、例えば盲栓1を穴3から突出させた状態とする場合には、シリンダーブロック1からの盲栓1の突出量を検知するようにしてもよい。
この場合には、検知部材8の基準面4からの突出量を少なくし、基準面4が穴3の周囲の部位に当接するまでスライダー30を移動させることで、検知部材8の透過穴7と基準穴9,9の位置が相対変位し、このときの基準穴9から透過穴7を介して他方の基準穴9へ通過した光の有無を確認することで、盲栓1の突出量が適正範囲か否かを容易に検出することができる。
1 検査対象物(盲栓)
2 ワーク(シリンダーブロック)
3 穴(開口端部)
4 基準面
5 本体
6 軸部
7 透過穴
8 検知部材
9 基準穴
10 光源
11 オイル流路
12 付勢手段
2 ワーク(シリンダーブロック)
3 穴(開口端部)
4 基準面
5 本体
6 軸部
7 透過穴
8 検知部材
9 基準穴
10 光源
11 オイル流路
12 付勢手段
Claims (3)
- 検査対象物が締め込まれたワークの穴の周囲に当接する基準面を備えた本体と、
前記検査対象物に接触する軸部と透過穴とが形成されていて、前記基準面に対して相対変位可能に前記本体に支持された検知部材と、
前記本体側に設けられ、前記検知部材の変位に伴う前記透過穴の変位経路に位置するとともに、前記検知部材と前記本体との相対変位量が基準範囲の場合に、前記透過穴と重合する基準穴と、
前記基準穴に光を照射する光源を有することを特徴とする組付け位置検査装置。 - 前記本体から検査対象物へ向かって前記検知部材を付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項1記載の組付け位置検査装置。
- 前記ワークは、エンジンのシリンダーブロックであり、
前記検査対象物は、前記エンジンのシリンダーブロックに形成されたオイル流路の開口端部にねじ込まれる盲栓であることを特徴とする請求項1または2記載の組付け位置検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006083534A JP2007256193A (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | 組付け位置検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006083534A JP2007256193A (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | 組付け位置検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007256193A true JP2007256193A (ja) | 2007-10-04 |
Family
ID=38630576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006083534A Withdrawn JP2007256193A (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | 組付け位置検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007256193A (ja) |
-
2006
- 2006-03-24 JP JP2006083534A patent/JP2007256193A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090602 |