JP2007255942A - エンコーダ信号処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各相信号の帯域内の周波数の不要パルスに対しては、エンコーダカウンタの誤動作を防止することを課題とする。
【解決手段】エンコーダ信号処理装置の回路は、A相検知部11と、B相検知部12と、A相論理和算出部13と、B相論理和算出部14と、ラッチ15と、計数制御部16と、タイマ17と、計数部18とから構成され、A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において変化が二回検出される間に、他方の信号において変化が三回以上検出された場合に、当該他方の信号における三回目以降の変化を計数しないようにすることで、エンコーダカウンタの誤動作を防止する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、インクリメンタル型エンコーダから出力されるA相信号およびB相信号を処理するエンコーダ信号処理装置に関する。
従来より、インクリメンタル型エンコーダを用いた信号処理回路は、エンコーダの回転方向を判定する回転方向判定回路と、回転角度を検出するカウンタ回路(エンコーダ・カウンタ)で構成される。回転方向判定回路は、A相信号またはB相信号の立ち上がり時に他相の信号レベルを検出し、検出レベルにより方向を判定する。回転角度の検出は、回転方向判定回路の出力に基づいてA相またはB相信号の立ち上がりタイミングでカウンタをUP/DOWN制御することにより行う。
ここで、インクリメンタル型エンコーダを用いた信号処理について説明する。まず、図11を用いて、インクリメンタル型エンコーダにおける2本の信号出力であるA相信号出力およびB相信号出力について説明する。
図11に示すように、A相信号出力波形およびB相信号出力波形ともに、そのパルス波形の幅は回転速度に反比例する形で現れる。すなわち、回転速度が上がるにつれてパルス幅は狭くなり、回転速度が下がるにつれてパルス幅は広くなる。これは、パルスの立ち上がりおよび立ち下がり変化点を回転軸の回転位置により決定しているためであり、また、A相信号出力波形およびB相信号出力波形における変化点を一定方向に90度ずらせて設定することにより、A相信号出力波形およびB相信号出力波形におけるパルスの立ち上がりおよび立ち下がり変化点の位置関係が決まることとなる。
ここで、このエンコーダにおける一対のA相信号出力波形およびB相信号出力波形のいずれか片側で、パルス波形の立ち上がり変化点または立ち下がり変化点のうちいずれかが1回発生したとすると、A相信号出力波形またはB相信号出力波形は、互いに位相が90度ずれた状態で変化し、かつ、回転軸の回転する方向により、A相信号出力波形に対するB相信号出力波形の位相が90度進んだ状態で出現するか、あるいは、90度遅れた状態で出現するかが決まる。
つまり、一定方向に回転し続ける場合においては、一対をなすA相信号出力波形におけるパルス波形の立ち上がり変化点または立ち下がり変化点のいずれかに対して、B相信号出力波形における立ち上がり変化点または立ち下がり変化点は、A相信号出力波形におけるパルス波形の立ち上がり変化点または立ち下がり変化点より90度位相がずれたところに1回だけ出現することになり、2回以上は不要パルスとなる。
次に、図12を用いて、途中で回転方向が切り替わる場合について説明する。図12に示すように、回転軸における回転方向が切り替わった場合、A相信号出力波形とB相信号出力波形においては位相関係が互いに逆転する。
つまり、一対をなすA相信号出力波形およびB相信号出力波形について、A相信号出力波形のパルス壁の立ち上がり変化点と立ち下がり変化点との間、もしくは、立ち下がり変化点と立ち上がり変化点との間に、B相信号出力波形のパルス波形の立ち上がり変化点または立ち下がり変化点が1回ないし2回存在することとなる。また、B相信号波形についても同様である。
したがって、回転方向が切り替わった場合の正常動作時においては、片一方の信号出力波形におけるパルス波形の立ち上が変化点りまたは立ち下がり変化点の間に、もう片方の信号出力波形におけるパルス波形の立ち上がり変化点または立ち下がり変化点がおのおの1回ずつ、計2回の変化点が存在することとなる。したがって、この変化点が1回ないし2回でない場合、例えば、3回存在する場合、不要パルスが発生していることとなる。
これら不要パルスの発生について、図13を用いて、具体的に説明する。図13は、一定方向に回転し続ける場合の波形であるが、同図に示すように、A相信号出力波形におけるパルス波形の立ち上がり変化点または立ち下がり変化点に対して、B相信号出力波形における立ち上がり変化点または立ち下がり変化点は、A相信号出力波形におけるパルス波形の立ち上がり変化点または立ち下がり変化点より90度位相がずれたところに1回だけ出現することになり、2回以上は不要パルスとなる。
つまり、図13に示すように、不要パルスが発生した箇所においては、A相信号出力波形のパルス波形の立ち上がり変化点と立ち下がり変化点との間に、B相信号出力波形の立ち上がり変化点と立ち下がり変化点が3回発生していることがわかる。
そして、これら不要パルス発生により、エンコーダカウンタの誤動作として、回転方向の誤認、回転量の誤検知、回転速度の誤検知など様々な誤動作が発生するため、エンコーダカウンタの誤動作を防止するために不要パルスを検知する技術が開示されている。
例えば、特許文献1(特開2001−156604号公報)では、出力されるパルス波形を複数回サンプリングし、その結果が同じであった場合、チャタリングなどにより発生する高い周波数のノイズ(不要パルス)を除去する技術が開示されている。
また、特許文献2(特開2004−177324号公報)では、各相信号の最高動作周波数にカットオフ周波数を設定したRCローパスフィルタを通すことで、チャタリングなどにより発生する高い周波数のノイズ(不要パルス)を除去する技術が開示されている。
特開2001−156604号公報 特開2004−177324号公報
ところで、上記した従来の技術(特許文献1、特許文献2)は、チャタリングや外来ノイズなどの不要パルスに対して、各相信号の最高動作周波数より高い周波数の不要パルスなどを除去して、エンコーダカウンタの誤動作を防止することはできるが、各相信号の帯域内の周波数の不要パルスに対しては、エンコーダカウンタの誤動作を防止することができないという課題があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、各相信号の最高動作周波数より高い周波数の不要パルスや各相信号の帯域内の周波数の不要パルスに対して、エンコーダカウンタ(回転量、回転速度、回転方向の検知)の誤動作を防止することが可能であるエンコーダ信号処理装置、エンコーダ信号処理方法およびエンコーダ信号処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、インクリメンタル型エンコーダから出力されるA相信号およびB相信号を処理するエンコーダ信号処理装置であって、前記A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数して当該計数値を保持する計数手段と、回転方向が切り替わらない状況で、前記A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において前記変化が二回検出される間に、他方の信号において前記変化が二回以上検出された場合には、当該他方の信号における前記二回目以降の変化を計数しないように前記計数手段を制御する計数制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、回転方向が切り替わる状況では、前記A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において前記変化が二回検出される間に、他方の信号において前記変化が三回以上検出された場合に、当該他方の信号における前記三回目以降の変化を計数しないように前記計数手段を制御することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、指令信号で指令されている回転方向と前記変化から検出される回転方向との矛盾を検出する回転方向矛盾検出手段をさらに備え、前記計数制御手段は、前記回転方向矛盾検出手段によって矛盾が検出されている間は、前記A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数しないように前記計数手段を制御することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記の発明において、指令信号で指令されている回転方向と前記変化から検出される回転方向との矛盾を検出する回転方向矛盾検出手段と、前記回転方向矛盾検出手段によって矛盾が検出された場合に、当該矛盾の検出時における前記計数手段の計数値を一時的に記憶する計数値記憶手段と、前記回転方向矛盾検出手段による矛盾の検出が所定時間に渡って継続したか否かを判定する矛盾継続判定手段と、をさらに備え、前記計数制御手段は、前記回転方向矛盾検出手段によって矛盾が検出された場合には、前記計数値記憶手段に当該矛盾の検出時における前記計数手段の計数値を一時的に格納するともに当該計数手段による計数を継続させ、その後、前記矛盾継続判定手段によって前記矛盾の検出が所定時間に渡って継続しなかったと判定された場合には、前記計数値記憶手段に一時的に記憶された計数値を前記計数手段に改めて保持させることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記の発明において、インクリメンタル型エンコーダから出力されるA相信号およびB相信号を処理するエンコーダ信号処理装置であって、前記A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数して当該計数値を保持する計数手段と、指令信号で指令されている回転方向と前記変化から検出される回転方向との矛盾を検出する回転方向矛盾検出手段をさらに備え、前記回転方向矛盾検出手段によって矛盾が検出されている間は、前記A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数しないように前記計数手段を制御する計数制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数して当該計数値を保持し、回転方向が切り替わらない状況で、A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において変化が二回検出される間に、他方の信号において変化が二回以上検出された場合には、当該他方の信号における二回目以降の変化を計数しないように制御するので、周波数などに依存することなく、通常のパルス波形の立ち上がり、立ち下がりの回数を検知して制御する結果、各相信号の最高動作周波数より高い周波数の不要パルスや各相信号の帯域内の周波数の不要パルスに対して、エンコーダカウンタ(回転量、回転速度、回転方向の検知)の誤動作を防止することが可能である。
また、請求項2の発明によれば、回転方向が切り替わる状況では、A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において変化が二回検出される間に、他方の信号において変化が三回以上検出された場合に、当該他方の信号における三回目以降の変化を計数しないように制御するので、例えば、所定の時間経過後または利用者の指示操作により回転方向が切り替わる場合などでも、周波数などに依存することなく、通常のパルス波形の立上がり、立下りの回数を検知して制御する結果、各相信号の最高動作周波数より高い周波数の不要パルスや各相信号の帯域内の周波数の不要パルスに対して、エンコーダカウンタの誤動作を防止することが可能である。
また、請求項3の発明によれば、指令信号で指令されている回転方向と前記変化から検出される回転方向との矛盾を検出し、矛盾が検出されている間は、A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数しないように制御するので、予期しない振動あるいは外来雑音による誤動作を検知し取り除く結果、さらに正確にエンコーダカウンタ(回転量、回転速度、回転方向の検知)の誤動作を防止することが可能である。
また、請求項4または5の発明によれば、指令信号で指令されている回転方向と前記変化から検出される回転方向との矛盾を検出し、矛盾が検出された場合に、当該矛盾の検出時における計数値を一時的に記し、矛盾の検出が所定時間に渡って継続したか否かを判定し、矛盾が検出された場合には、当該矛盾の検出時における計数値を一時的に格納するともに計数を継続させ、その後、矛盾の検出が所定時間に渡って継続しなかったと判定された場合には、一時的に記憶された計数値を改めて保持させるので、矛盾時間経過後は、計数値を元に戻せる結果、矛盾が起きるまでの処理を無駄にすることなく、さらに正確にエンコーダカウンタの誤動作を防止することが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るエンコーダ信号処理装置、エンコーダ信号処理方法およびエンコーダ信号処理プログラムの実施例を詳細に説明する。
以下の実施例1では、本発明に係るエンコーダ信号処理装置の概要および特徴、エンコーダ信号処理装置の構成、処理の流れ、およびタイムチャート、実施例1による効果等を順に説明する。なお、実施例1に適用するエンコーダは、はじめは一定方向に回転し、一定時間経過後または利用者の指示操作により、途中から回転方向が切り替わるエンコーダである。
[エンコーダ信号処理装置の概要および特徴]
まず最初に、実施例1に係るエンコーダ信号処理装置の概要および特徴について説明する。実施例1に係るエンコーダ信号処理装置は、インクリメンタル型エンコーダから出力されるA相信号およびB相信号を処理することを概要とするものであり、特に、各相信号の最高動作周波数より高い周波数の不要パルスや各相信号の帯域内の周波数の不要パルスに対して、エンコーダカウンタ(回転量、回転速度、回転方向の検知)の誤動作を防止することが可能であることに主たる特徴がある。
例えば、A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において変化が二回検出される間に、他方の信号において変化が三回以上検出された場合に、当該他方の信号における三回目以降の変化を計数しないようにすることで、エンコーダカウンタの誤動作を防止する。
[エンコーダ信号処理装置の構成(実施例1)]
次に、図1と図2を用いて、エンコーダ信号処理装置の構成を説明する。図1は、実施例1に係るエンコーダ信号処理装置の構成を示すブロック図であり、図2は、実施例1に係るエンコーダ信号処理装置の回路構成を示す図である。図1に示すように、この回路は、A相検知部11と、B相検知部12と、A相論理和算出部13と、B相論理和算出部14と、ラッチ15と、計数制御部16と、タイマ17と、計数部18とから構成され、はじめは一定方向に回転し続け、所定の時間経過後または利用者の指示により、回転方向が切り替わる回路である。
また、図1におけるA相検知部11と、B相検知部12と、A相論理和算出部13と、B相論理和算出部14と、ラッチ15と、計数制御部16と、タイマ17と、計数部18は、図2における立ち上がり検知11と、立ち下がり検知12と、OR13と、OR14と、ラッチ15と、カウンタ16とOR16と、タイマ17と、アップダウンカウンタ18、カウンタ18、ラッチ18と同様の機能を有する。
このうち、A相検知部11は、出力されるA相信号を検知する手段であり、具体的には、出力されるA相信号の立ち上がりまたは立ち下がりを検知し、パルス状の立ち上がり検知信号または立ち下がり検知信号に変換する。
また、B相検知部12は、出力されるB相信号を検知する手段であり、具体的には、出力されるB相信号の立ち上がりまたは立ち下がりを検知し、パルス状の立ち上がり検知信号または立ち下がり検知信号に変換する。
そして、A相論理和算出部13は、A相信号出力における論理和を算出する手段であり、具体的には、A相検知部11より出力されたパルス状の立ち上がり検知信号または立ち下がり検知信号の論理和を算出し、カウントパルスおよび/またはリセットパルスとして後述する計数制御部17に出力する。
そして、B相論理和算出部14は、B相信号出力における論理和を算出する手段であり、具体的には、B相検知部12より出力されたパルス状の立ち上がり検知信号または立ち下がり検知信号の論理和を算出し、カウントパルスおよび/またはリセットパルスとして後述する計数制御部17に出力する。
ラッチ15は、回転方向を検出する手段であり、具体的には、A相信号出力のパルス波形立ち上がりまたは立ち下がり時におけるB相信号出力のラッチおよびB相信号出力のパルス波形立ち上がりまたは立ち下がり時におけるA相信号出力のラッチを行い、別途に発生させた選択信号にて各ラッチの出力を図示しないセレクタにて選択し、エンコーダカウンタ動作として回転方向を検知する。
計数制御部16は、A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において変化が二回検出される間に、他方の信号において変化が三回以上検出された場合に、当該他方の信号における三回目以降の変化を計数しないように計数部18を制御する手段である。なお、計数制御部16は、特許請求の範囲に記載の「計数制御手段」に対応する。
具体的に例を挙げれば、A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において変化(立上がりまたは立ち下がり)が1または2回の場合、正常動作として後述する計数部18に計数させる(イネーブル)ように制御する。一方、A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において変化(立ち上がりまたは立ち下がり)が3回の場合、異常動作として計数部18を計数させない(ディセーブル)ように制御する。
タイマ17は、計数部18をリセットするとともに、回転軸の回転速度を検知する手段である。具体的には、発生させた計時パルスを計数部18に出力して計数部18のリセットを行い、また、計数部18から出力されるカウンタ値出力をラッチすることにより、エンコーダカウンタ動作として回転軸の回転速度を検知する。
計数部18は、A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数して当該計数値を保持する手段である。具体的に例を挙げれば、回転方向が切り替わる状況で、3回目の変化(立ち上がりまたは立ち下がり)が検知され、計数制御部16によりディセーブルされると、動作を停止し、リセットされるまで出力値として3を保持する。また、1または2回目の変化が検知され、計数制御部16によりイネーブルされると、アップダウン制御を用いて、エンコーダカウンタ動作として回転軸の回転量を検知する。なお、計数部18は、特許請求の範囲に記載の「計数手段」に対応する。
[エンコーダ信号処理装置による処理(実施例1)]
次に、図3を用いて、エンコーダ信号処理装置による計数制御処理を説明する。図3は、実施例1に係る計数制御処理の流れを示すフローチャートである。
図3に示すように、A相信号またはB相信号の変化を検知すると(ステップS301肯定)、エンコーダ信号処理装置の計数制御部16は、計数値が三回以上か否かを判定する(ステップS302)。
そして、計数値が3回以上でない場合(ステップS302否定)、計数制御部16は、非計数制御を行う(ステップS303)。
具体的に例を挙げれば、A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において変化(立ち上がりまたは立ち下がり)が1または2回の場合、正常動作として後述する計数部18に計数させる(イネーブル)ように制御する。
一方、計数が三回以上である場合(ステップS303肯定)、計数制御部16は、計数制御を行う(ステップS304)。
具体的に例を挙げれば、A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において変化(立上がりまたは立ち下がり)が3回の場合、異常動作として計数部18に計数させない(ディセーブル)ように制御する。
[エンコーダ信号処理のタイムチャート(実施例1)]
次に、図4を用いて、エンコーダ信号処理のタイムチャートを説明する。図4は、実施例1に係るエンコーダ信号処理のタイムチャートである。
図4に示すように、時刻T1の時点で、逆回転が発生している。つまり、この回路は、所定の時間経過後または利用者の指示により、回転方向が切り替わる回路である。したがって、この回路において、変化が3回以上現れた場合、不要パルスが現れたこととなる。
そして、時刻T前後で、A相信号変化点が5回発生している。つまり、時刻Tの時点で不要パルスが発生していることとなる。この時刻T前後を具体的に説明すると、計数制御部16により、B相信号において変化が二回検出される間に、A相信号において変化が三回以上検出された場合に、A相信号における三回目以降の変化を計数しないように計数部18を制御されている。その後、不要パルス検出が終了すると、つまり、正常動作に戻ると、A相信号変化点カウンタがリセットされるとともに、イネーブル信号およびディセーブル信号も正常動作に戻り、計数制御部16は、A相信号変化点またはB相信号変化点の監視を行っている。
ここで、時刻T前後で、A相信号変化点が5回発生しているにも関わらず、A相信号変化点カウンタの値は「0」から「3」まで増加して、止まっているのは、計数制御部16によりA相信号変化点カウンタ(計数部18)を制御しているためである。
[実施例1による効果]
このように、実施例1によれば、回転方向が切り替わる状況では、A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において変化が二回検出される間に、他方の信号において変化が三回以上検出された場合に、当該他方の信号における三回目以降の変化を計数しないように制御するので、例えば、所定の時間経過後または利用者の指示操作により回転方向が切り替わる場合などでも、周波数などに依存することなく、通常のパルス波形の立ち上がり、立ち下がりの回数を検知して制御する結果、各相信号の最高動作周波数より高い周波数の不要パルスや各相信号の帯域内の周波数の不要パルスに対して、エンコーダカウンタの誤動作を防止することが可能である。
ところで、上記した実施例1では、A相信号またはB相信号の立ち上がりおよび/または立ち下がりの変化を計数する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、立ち上がりのみを計数するようにしてもよい。
そこで、実施例2として、図5と図6を用いて、A相信号またはB相信号の立ち上がりのみを計数し、計数値が2回以上になると計数制御を行う場合について説明する。なお、以下では、エンコーダ信号処理装置の回路構成、エンコーダ信号処理のタイムチャート、実施例2による効果を順に説明する。図5は、実施例2に係るエンコーダ信号処理装置の回路構成を示す図であり、図6は、実施例2に係るエンコーダ信号処理のタイムチャート示す図である。
[エンコーダ信号処理装置の回路構成(実施例2)]
図5に示すように、エンコーダ信号処理装置は、ラッチ40と、XOR41と、ラッチ42と、タイマ43と、アップダウンカウンタ44とカウンタ45とラッチ46とから構成される。また、ラッチ40と、XOR41と、タイマ43と、アップダウンカウンタ44、カウンタ45、ラッチ46とは、実施例1に記載のラッチ17と、A相検知部11と、タイマ15と、計数部18と同じ機能を有するので、その詳細な説明を省略する。ここでは、実施例1と異なる機能を有するラッチ42について説明する。
かかるラッチ42は、回転方向が切り替わらない状況で、A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において立ち上がり信号が二回検出される間に、他方の信号において立ち上がり信号が二回以上検出された場合には、当該他方の信号における二回目以降の変化を計数しないように計数部18を制御し、また、回転方向が切り替わる状況では、A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において立ち上がり信号が二回検出される間に、他方の信号において変化が二回以上検出された場合に、当該他方の信号における二回目以降の立ち上がり信号を計数しないように計数部18を制御する手段である。なお、計数制御部16は、特許請求の範囲に記載の「計数制御手段」に対応する。
具体的に例を挙げれば、回転方向が切り替わる状況では、B相信号において立ち上がり信号が二回検出される間に、A相信号において立ち上がり信号が二回以上検出された場合に、A相信号における二回目以降の立ち上がり信号を計数しないようにアップダウンカウンタ44と、カウンタ45と、ラッチ46とを制御する。
[エンコーダ信号処理のタイムチャート(実施例2)]
次に、図6を用いて、エンコーダ信号処理のタイムチャートを説明する。図6は、実施例2に係るエンコーダ信号処理のタイムチャートである。
図6に示すように、時刻T1の時点で、逆回転が発生している。つまり、この回路は、所定の時間経過後または利用者の指示により、回転方向が切り替わる回路である。したがって、この回路において、B信号において立ち上がり信号が二回検出される間に、A相信号において立ち上がり信号が二回以上検出された場合、不要パルスが現れたこととなる。
そして、時刻T前後で、B信号において立ち上がり信号が二回検出される間に、A相信号立ち上がりが二回以上発生している。つまり、時刻Tの時点で不要パルスが発生していることとなる。この時刻T前後を具体的に説明すると、この時刻Tでラッチ42により、B相信号の信号において立ち上がりが二回検出される間に、A相信号において立ち上がりが二回以上検出されたことより、A相信号における二回目以降の変化を計数しないようにアップダウンカウンタ44と、カウンタ45と、ラッチ46とを制御している。
[実施例2による効果]
このように、実施例2によれば、立ち上がりのみを検知して、計数制御するので、立ち上がりおよび立ち下がりを検知する場合に比べて、容易な回路で計数制御することが可能であり、回路を構築するコストを削減することが可能であるとともに、より小さい回路で周波数などに依存することなく、通常のパルス波形の立ち上がり、立ち下がりの回数を検知して制御する結果、各相信号の最高動作周波数より高い周波数の不要パルスや各相信号の帯域内の周波数の不要パルスに対して、エンコーダカウンタの誤動作を防止することが可能である。
また、実施例2では、立ち上がりのみを検知して、計数制御する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、立ち下がりのみを検知して、計数制御するようにしてもよい。
ところで、本発明は、指令信号で指令されている回転方向と前記変化から検出される回転方向との矛盾を検出し、矛盾が検出されている間は、A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数しないように制御するようにしてもよい。
そこで、実施例3として、図7と図8を用いて、指令信号で指令されている回転方向と前記変化から検出される回転方向との矛盾を検出し、矛盾が検出されている間は、A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数しないように制御する場合について説明する。なお、以下では、エンコーダ信号処理装置の回路構成、エンコーダ信号処理のタイムチャート、実施例3による効果を順に説明する。図7は、実施例3に係るエンコーダ信号処理装置の回路構成を示す図であり、図8は、実施例3に係るエンコーダ信号処理のタイムチャートを示す図である。
[エンコーダ信号処理装置の回路構成(実施例3)]
図7に示すように、エンコーダ信号処理装置は、立ち上がり/立ち下がり検知60と、立ち上がり/立ち下がり検知61と、OR62と、OR63と、ラッチ64と、計数制御部65と、タイマ70と、計数部66と、回転方向矛盾検出部67とから構成される。また、立ち上がり/立ち下がり検知60と、立ち上がり/立ち下がり検知61と、OR62と、OR63と、ラッチ64と、タイマ70と、計数部66とは、実施例1のA相検知部11と、B相検知部12と、A相論理算出部13と、B相論理算出部14と、ラッチ15と、タイマ17と、計数部18と同じ機能を有するので、その詳細な説明を省略する。ここでは、実施例1と異なる機能を有する回転方向矛盾検出部67と計数制御部65について説明する。
かかる回転方向矛盾検出部67は、指令信号で指令されている回転方向と変化から検出される回転方向との矛盾を検出する手段である。具体的には、図示しないセレクタにて検知した回転方向と指令信号で指定されている回転方向との論理和を算出し、指令を回転軸における実際の回転方向とが矛盾しているか否かを検知する。例えば、矛盾していると検知した場合、検知した誤動作信号と指令信号との論理和を算出し、これを計数制御部65に出力する。
また、計数制御部65は、回転方向矛盾検出部67によって矛盾が検出されている間は、A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数しないように計数部66を制御する手段である。具体的には、回転方向矛盾検出部67によって矛盾が検出された場合、誤動作信号と指令信号との論理和を算出し、この論理和を用いて計数部66をディネーブル制御する。なお、計数制御部65は、特許請求の範囲に記載の「計数制御手段」に対応する。
[エンコーダ信号処理のタイムチャート(実施例3)]
次に、図8を用いて、エンコーダ信号処理のタイムチャートを説明する。図8は、実施例3に係るエンコーダ信号処理のタイムチャートである。
図8に示すように、時刻T1の時点で、逆回転が発生している。つまり、この回路は、所定の時間経過後または利用者の指示により、回転方向が切り替わる回路である。したがって、この回路において、B相信号において立ち上がりおよび/または立ち下がり信号が二回検出される間に、A相信号において立ち上がりおよび/または立ち下がり信号が三回以上検出された場合、不要パルスが現れたこととなる。
そして、時刻T前後の時点で、A相信号変化点が5回発生している。つまり、時刻Tの時点で不要パルスが発生していることとなる。この時刻T前後を具体的に説明すると、まず、回転方向矛盾検出部67が、指令信号で指令されている回転方向と変化から検出される回転方向との矛盾を検出する。そして、検知した誤動作信号と指令信号との論理和を算出し、これを計数制御部65に出力している。その後、計数制御部65は、A相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数しないように計数部66を制御している。図5に示すように、時刻Tの時点で、A相信号変化点が5回発生しているにも関わらず、A相信号変化点カウンタの値が「0」から「3」で停止しているのは、このためである。
その後、正常動作に戻ると、A相信号変化点カウンタがリセットされるとともに、イネーブル信号およびディセーブル信号も正常動作に戻り、回転方向矛盾検出部67は、指令信号で指令されている回転方向と変化から検出される回転方向との矛盾を監視している。
[実施例3による効果]
このように、実施例3によれば、指令信号で指令されている回転方向と変化(立ち上がり、立ち下がり)から検出される回転方向との矛盾を検出し、矛盾が検出されている間は、A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数しないように計数部66を制御するので、予期しない振動あるいは外来雑音による誤動作を検知し、取り除く結果、さらに精密にエンコーダカウンタの誤動作を防止することが可能である。
ところで、上記した実施例3では、回転方向の矛盾が検出されている場合に計数することを停止する手法を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、回転方向が矛盾する場合は時間をおいてから誤作動前の計数値(カウント値)に戻すようにしてもよい。
そこで、実施例4として、図9と図10を用いて、回転方向が矛盾する場合は時間をおいてから誤作動前の計数値(カウント値)に戻す場合について説明する。なお、以下では、エンコーダ信号処理の回路構成、エンコーダ信号処理のタイムチャート、実施例4による効果を順に説明する。図9は、実施例4に係るエンコーダ信号処理装置の回路構成を示す図であり、図10は、実施例4に係るエンコーダ信号処理のタイムチャートを示す図である。
[エンコーダ信号処理装置の回路構成(実施例4)]
図9に示すように、エンコーダ信号処理装置は、立ち上がり検知80と、立ち下がり検知81と、OR82と、OR83と、ラッチ84と、計数制御部85と、タイマ86と、計数部87と、回転方向矛盾検出部88と、矛盾継続判定部89と、計数値記憶部90とから構成される。また、立ち上がり検知60と、立ち下がり検知81と、OR82と、OR83と、ラッチ84と、タイマ86と、計数部87とは、実施例1のA相検知部11と、B相検知部12と、A相論理算出部13と、B相論理算出部14と、ラッチ15と、タイマ17と、計数部18と同じ機能を有し、回転方向矛盾検出部88は、実施例3の回転方向矛盾検出部67と同じ機能を有するので、その詳細な説明を省略する。ここでは、実施例1と異なる機能を有する計数制御部85と、矛盾継続判定部89と、計数値記憶部90とについて説明する。
かかる矛盾継続判定部89は、回転方向矛盾検出部88による矛盾の検出が所定時間に渡って継続したか否かを判定する手段である。具体的には、回転方向矛盾検出部88により矛盾が検知されると、計数制御部85により矛盾検出時の計数が計数値記憶部90に格納されるとともに、矛盾継続判定部89は、タイマを動作させて、矛盾した状態が継続する時間を計測する。このとき、あらかじめ設定された時間よりも短い時間継続する場合、誤動作による不要パルスと判定する。
また、計数制御部85は、回転方向矛盾検出部88によって矛盾が検出された場合には、計数値記憶部90に当該矛盾の検出時における計数部87の計数値を一時的に格納するともに計数部87による計数を継続させ、その後、矛盾継続判定部89によって矛盾の検出が所定時間に渡って継続しなかったと判定された場合には、計数値記憶部90に一時的に記憶された計数値を計数部87に改めて保持させる手段であり、具体的に例を挙げれば、矛盾検出時の計数値が1であった場合、計数値1を計数値記憶部90に一時的に記憶させ、正常動作に戻ると、計数値記憶部90に記憶される計数値1を再び計数部87にロードする。
そして、計数値記憶部90は、回転方向矛盾検出部88によって矛盾が検出された場合に、当該矛盾の検出時における計数部87の計数値を一時的に記憶する手段である。具体的には、回転方向矛盾検出部88により矛盾が検出されると、計数制御部85により矛盾検出時の計数が書き込まれる。そして、矛盾継続が終了すると、計数制御部85により記憶していた計数値を計数部87にロードされる。
[エンコーダ信号処理のタイムチャート(実施例4)]
次に、図10を用いて、エンコーダ信号処理のタイムチャートを説明する。図10は、実施例4に係るエンコーダ信号処理のタイムチャートである。
図10に示すように、時刻T1の時点で、逆回転が発生している。つまり、この回路は、実施例1〜3と同様に、所定の時間経過後または利用者の指示により、回転方向が切り替わる回路である。したがって、この回路において、B相信号において立ち上がりおよび/または立ち下がり信号が二回検出される間に、A相信号において立ち上がりおよび/または立ち下がり信号が三回以上検出された場合、不要パルスが現れたこととなる。
そして、時刻T前後で、A相信号変化点が5回発生している。つまり、時刻Tの時点で不要パルスが発生していることとなる。そして、A相信号変化点カウンタが3になった時点で、カウントを停止し、回転量(計数値カウント)も17で一時的に停止しており、その後、17が再びロードされている。
具体的に説明すると、時刻Tの時点で、回転方向矛盾検出部88により矛盾が検出されると、計数制御部85により矛盾検出時の計数が計数部87に書き込まれる。そして、矛盾継続判定部89は、回転方向矛盾検出部88による矛盾の検出が所定時間に渡って継続したか否かを判定し、矛盾であると判断され所定時間経過後、計数値記憶部90は、記憶していた計数値を計数部87にロードしている。
[実施例4による効果]
このように、実施例4によれば、指令信号で指令されている回転方向と変化から検出される回転方向との矛盾を検出し、矛盾が検出された場合に、当該矛盾の検出時における計数部87の計数値を一時的に記憶し、矛盾の検出が所定時間に渡って継続したか否かを判定し、矛盾が検出された場合には、当該矛盾の検出時における計数部87の計数値を一時的に格納するともに計数部87による計数を継続させ、その後、矛盾の検出が所定時間に渡って継続しなかったと判定された場合には、一時的に記憶された計数値を計数部87に改めて保持させるので、矛盾時間経過後は、計数値を元に戻せる結果、矛盾が起きるまでの処理を無駄にすることなく、さらに正確にエンコーダカウンタの誤動作を防止することが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では実施例5として本発明に含まれる他の実施例を説明する。
例えば、実施例1から4では、回転方向の切り替わりに関わらず、A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において変化(立ち上がりまたは立ち下がり)が二回検出される間に、他方の信号において変化が三回以上検出された場合には、当該他方の信号における三回目以降の変化を計数しないように計数制御する手法を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、回転方向が一定の状態においては、A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において変化が二回検出される間に、他方の信号において変化が二回以上検出された場合には、当該他方の信号における二回目以降の変化を計数しないように計数制御し、回転方向が切り替わる直後においては、A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において変化が二回検出される間に、他方の信号において変化が三回以上検出された場合に、当該他方の信号における二回目以降の変化を計数しないように計数制御するようにしてもよい。
これにより、回転方向が一定の状態と回転方向が切り替わる状態との、計数監視回数を変えており、実施例1から4で説明した各効果よりも、さらに精密に周波数などに依存することなく、通常のパルス波形の立ち上がり、立ち下りの回数を検知して制御する結果、各相信号の最高動作周波数より高い周波数の不要パルスや各相信号の帯域内の周波数の不要パルスに対して、エンコーダカウンタの誤動作を防止することが可能である。
また、実施例1から4では、回転方向が切り替わるエンコーダに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、回転方向が一定(切り替わらない)のエンコーダに適用してもよい。この場合、A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において変化が二回検出される間に、他方の信号において変化が二回以上検出された場合には、当該他方の信号における二回目以降の変化を計数しないように計数制御する。
これにより、A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数して当該計数値を保持し、回転方向が切り替わらない状況で、A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において変化が二回検出される間に、他方の信号において変化が二回以上検出された場合には、当該他方の信号における二回目以降の変化を計数しないように制御するので、周波数などに依存することなく、通常のパルス波形の立ち上がり、立ち下りの回数を検知して制御する結果、各相信号の最高動作周波数より高い周波数の不要パルスや各相信号の帯域内の周波数の不要パルスに対して、エンコーダカウンタの誤動作を防止することが可能である。
(1)システム構成等
また、実施例1〜4において説明したエンコーダ信号処理装置による処理(例えば、図3)のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図1に示したエンコーダ信号処理装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、エンコーダ信号処理装置の分散・統合(例えば、計数制御部16と計数部18を統合するなど)の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(2)プログラム
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータシステムの一例を説明する。
図11は、エンコーダ信号処理プログラムを実行するコンピュータシステム170を示す図である。同図に示すように、コンピュータシステム110は、RAM111と、HDD112と、ROM113と、CPU114とから構成される。ここで、ROM113には、上記の実施例と同様の機能を発揮するプログラム、つまり、図11に示すように、エンコーダ信号処理プログラム113aがあらかじめ記憶されている。
そして、CPU114には、このプログラム113aを読み出して実行することで、図11に示すように、エンコーダ信号処理プロセス114aとなる。なお、エンコーダ信号処理プロセス114aは、図1に示した、計数制御部16に対応する。
また、HDD112には、A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数して当該計数値を保持する計数テーブル112aが設けられる。なお、計数テーブル112aは、図1に示した、計数部18に対応する。
ところで、上記したエンコーダ信号処理プログラム113aは、必ずしもROM113に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータシステム170に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」の他に、コンピュータシステム110の内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらに、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータシステム110に接続される「他のコンピュータシステム」に記憶させておき、コンピュータシステム110がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
(付記1)インクリメンタル型エンコーダから出力されるA相信号およびB相信号を処理するエンコーダ信号処理装置であって、
前記A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数して当該計数値を保持する計数手段と、
回転方向が切り替わらない状況で、前記A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において前記変化が二回検出される間に、他方の信号において前記変化が二回以上検出された場合には、当該他方の信号における前記二回目以降の変化を計数しないように前記計数手段を制御する計数制御手段と、
を備えたことを特徴とするエンコーダ信号処理装置。
(付記2)前記計数制御手段は、回転方向が切り替わる状況では、前記A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において前記変化が二回検出される間に、他方の信号において前記変化が三回以上検出された場合に、当該他方の信号における前記三回目以降の変化を計数しないように前記計数手段を制御することを特徴とする付記1に記載のエンコーダ信号処理装置。
(付記3)指令信号で指令されている回転方向と前記変化から検出される回転方向との矛盾を検出する回転方向矛盾検出手段をさらに備え、
前記計数制御手段は、前記回転方向矛盾検出手段によって矛盾が検出されている間は、前記A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数しないように前記計数手段を制御することを特徴とする付記1または2に記載のエンコーダ信号処理装置。
(付記4)指令信号で指令されている回転方向と前記変化から検出される回転方向との矛盾を検出する回転方向矛盾検出手段と、
前記回転方向矛盾検出手段によって矛盾が検出された場合に、当該矛盾の検出時における前記計数手段の計数値を一時的に記憶する計数値記憶手段と、
前記回転方向矛盾検出手段による矛盾の検出が所定時間に渡って継続したか否かを判定する矛盾継続判定手段と、
をさらに備え、
前記計数制御手段は、前記回転方向矛盾検出手段によって矛盾が検出された場合には、前記計数値記憶手段に当該矛盾の検出時における前記計数手段の計数値を一時的に格納するともに当該計数手段による計数を継続させ、その後、前記矛盾継続判定手段によって前記矛盾の検出が所定時間に渡って継続しなかったと判定された場合には、前記計数値記憶手段に一時的に記憶された計数値を前記計数手段に改めて保持させることを特徴とすることを特徴とする付記1または2に記載のエンコーダ信号処理装置。
(付記5)インクリメンタル型エンコーダから出力されるA相信号およびB相信号を処理するエンコーダ信号処理装置であって、
前記A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数して当該計数値を保持する計数手段と、
指令信号で指令されている回転方向と前記変化から検出される回転方向との矛盾を検出する回転方向矛盾検出手段をさらに備え、
前記回転方向矛盾検出手段によって矛盾が検出されている間は、前記A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数しないように前記計数手段を制御する計数制御手段と、
を備えたことを特徴とする付記1または2に記載のエンコーダ信号処理装置。
(付記6)インクリメンタル型エンコーダから出力されるA相信号およびB相信号を処理することに適するエンコーダ信号処理方法であって、
前記A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数して当該計数値を保持する計数手段に格納する計数工程と、
回転方向が切り替わらない状況で、前記A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において前記変化が二回検出される間に、他方の信号において前記変化が二回以上検出された場合には、当該他方の信号における前記二回目以降の変化を計数しないように前記計数手段を制御する計数制御工程と、
を備えたことを特徴とするエンコーダ信号処理方法。
(付記7)インクリメンタル型エンコーダから出力されるA相信号およびB相信号を処理することに適するエンコーダ信号処理装置であって、
前記A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数して当該計数値を保持する計数手段に格納する計数工程と、
指令信号で指令されている回転方向と前記変化から検出される回転方向との矛盾を検出する回転方向矛盾検出工程をさらに備え、
前記回転方向矛盾検出工程によって矛盾が検出されている間は、前記A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数しないように前記計数手段を制御する計数制御工程と、
を備えたことを特徴とするエンコーダ信号処理方法。
(付記8)インクリメンタル型エンコーダから出力されるA相信号およびB相信号を処理する方法をコンピュータに実行させるエンコーダ信号処理プログラムであって、
前記A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数して当該計数値を保持する計数手段に格納する計数手順と、
回転方向が切り替わらない状況で、前記A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において前記変化が二回検出される間に、他方の信号において前記変化が二回以上検出された場合には、当該他方の信号における前記二回目以降の変化を計数しないように前記計数手段を制御する計数制御手順と、
を方法をコンピュータに実行させることを特徴とするエンコーダ信号処理プログラム。
(付記9)インクリメンタル型エンコーダから出力されるA相信号およびB相信号を処理する方法をコンピュータに実行させるエンコーダ信号処理プログラムであって、
前記A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数して当該計数値を保持する計数手段に格納する計数手順と、
指令信号で指令されている回転方向と前記変化から検出される回転方向との矛盾を検出する回転方向矛盾検出手順をさらに備え、
前記回転方向矛盾検出手順によって矛盾が検出されている間は、前記A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数しないように前記計数手段を制御する計数制御手順と、
を方法をコンピュータに実行させることを特徴とするエンコーダ信号処理プログラム。
以上のように、本発明に係エンコーダ信号処理装置は、インクリメンタル型エンコーダから出力されるA相信号およびB相信号を処理するに有用であり、特に、各相信号の最高動作周波数より高い周波数の不要パルスや各相信号の帯域内の周波数の不要パルスに対して、エンコーダカウンタの誤動作を防止することに適する。
実施例1に係るエンコーダ信号処理装置の構成を示すブロック図である。 実施例1に係るエンコーダ信号処理装置の回路構成を示す図である。 実施例1に係る計数制御の流れを示すフローチャートである。 実施例1に係るエンコーダ信号処理のタイムチャートである。 実施例2に係るエンコーダ信号処理装置の回路構成を示す図である。 実施例2に係るエンコーダ信号処理のタイムチャートである。 実施例3に係るエンコーダ信号処理装置の回路構成を示す図である。 実施例3に係るエンコーダ信号処理のタイムチャートである。 実施例4に係るエンコーダ信号処理装置の回路構成を示す図である。 実施例4に係るエンコーダ信号処理のタイムチャートである。 エンコーダ信号処理プログラムを実行するコンピュータシステムの例を示す図である。 従来技術を説明するための図である。 従来技術を説明するための図である。 従来技術を説明するための図である。
符号の説明
11 A相検知部
12 B相検知部
13 A相論理和算出部
14 B相論理和算出部
15 ラッチ
16 計数制御部
17 タイマ
18 計数部
40 ラッチ
41 XOR
42 ラッチ
43 タイマ
44 アップダウンカウンタ
45 カウンタ
46 ラッチ
60 立ち上がり/立ち下がり検知
61 立ち上がり/立ち下がり検知
62 OR
63 OR
64 ラッチ
65 計数制御部
66 計数部
67 回転方向矛盾検出部
70 タイマ
80 立ち上がり/立ち下がり検知
81 立ち上がり/立ち下がり検知
82 OR
83 OR
84 ラッチ
85 計数制御部
86 タイマ
87 計数部
88 回転方向矛盾検出部
89 矛盾継続判定部
90 計数値記憶部
110 コンピュータシステム
111 RAM
112 HDD
112a 計数テーブル
113 ROM
113a 計数制御プログラム
114 CPU
114a 計数制御プロセス

Claims (5)

  1. インクリメンタル型エンコーダから出力されるA相信号およびB相信号を処理するエンコーダ信号処理装置であって、
    前記A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数して当該計数値を保持する計数手段と、
    回転方向が切り替わらない状況で、前記A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において前記変化が二回検出される間に、他方の信号において前記変化が二回以上検出された場合には、当該他方の信号における前記二回目以降の変化を計数しないように前記計数手段を制御する計数制御手段と、
    を備えたことを特徴とするエンコーダ信号処理装置。
  2. 前記計数制御手段は、回転方向が切り替わる状況では、前記A相信号およびB相信号のいずれか一方の信号において前記変化が二回検出される間に、他方の信号において前記変化が三回以上検出された場合に、当該他方の信号における前記三回目以降の変化を計数しないように前記計数手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のエンコーダ信号処理装置。
  3. 指令信号で指令されている回転方向と前記変化から検出される回転方向との矛盾を検出する回転方向矛盾検出手段をさらに備え、
    前記計数制御手段は、前記回転方向矛盾検出手段によって矛盾が検出されている間は、前記A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数しないように前記計数手段を制御することを特徴とする請求項1または2に記載のエンコーダ信号処理装置。
  4. 指令信号で指令されている回転方向と前記変化から検出される回転方向との矛盾を検出する回転方向矛盾検出手段と、
    前記回転方向矛盾検出手段によって矛盾が検出された場合に、当該矛盾の検出時における前記計数手段の計数値を一時的に記憶する計数値記憶手段と、
    前記回転方向矛盾検出手段による矛盾の検出が所定時間に渡って継続したか否かを判定する矛盾継続判定手段と、
    をさらに備え、
    前記計数制御手段は、前記回転方向矛盾検出手段によって矛盾が検出された場合には、前記計数値記憶手段に当該矛盾の検出時における前記計数手段の計数値を一時的に格納するともに当該計数手段による計数を継続させ、その後、前記矛盾継続判定手段によって前記矛盾の検出が所定時間に渡って継続しなかったと判定された場合には、前記計数値記憶手段に一時的に記憶された計数値を前記計数手段に改めて保持させることを特徴とすることを特徴とする請求項1または2に記載のエンコーダ信号処理装置。
  5. インクリメンタル型エンコーダから出力されるA相信号およびB相信号を処理するエンコーダ信号処理装置であって、
    前記A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数して当該計数値を保持する計数手段と、
    指令信号で指令されている回転方向と前記変化から検出される回転方向との矛盾を検出する回転方向矛盾検出手段をさらに備え、
    前記回転方向矛盾検出手段によって矛盾が検出されている間は、前記A相信号およびB相信号の立ち上がり変化および/または立ち下がり変化を計数しないように前記計数手段を制御する計数制御手段と、
    を備えたことを特徴とするエンコーダ信号処理装置。
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