JP2007255460A - 一方向クラッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】各スプラグに作用するガータスプリングのバネ力のばらつきを抑制する。
【解決手段】外周円筒面を有する内輪と、その内輪と同軸に配置され前記外周円筒面に対向する内周円筒面を有すると共にその軸方向両端に側壁1a,1bを有する外輪1と、前記外周円筒面と前記内周円筒面との間に設けた複数のスプラグ2と、前記外輪1の一方の側壁1aと前記各スプラグ2の軸方向一端部2aとの間に前記各スプラグ2を係合方向に付勢するとともに各スプラグ2を軸方向に付勢するガータスプリング3を備えた一方向クラッチにおいて、前記外輪1の一方の側壁1aに、前記ガータスプリング3に当接することによりそのガータスプリング3を前記内輪及び外輪1に対して同心に保持する周方向全周の突条からなるガイド部15を設けた。ガイド部15により、ガータスプリング3が内外輪の軌道円と同心に維持され、各スプラグ2に作用するバネ力のばらつきを抑制することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、動力伝達経路上で動力の伝達と遮断の切換えをする一方向クラッチに関する。
一方向クラッチは、方向性を持つカップリングであり、駆動側の回転速度が従動側より速いと、動力を伝達し、駆動側の回転方向が反転したり、従動側の回転速度が駆動側より速くなったりすると、動力の伝達を遮断するものである。
この種の一方向クラッチの構成として、内輪と外輪間にスプラグを介在させ、このスプラグを、内外輪の相対的な動きに応じてその内外輪に係合・離脱させることにより、駆動側から従動側へのトルクの伝達・遮断をするスプラグ型のものがある。
スプラグ型の一方向クラッチとして、例えば、特許文献1に示すものがある。この一方向クラッチは、前記内外輪間の環状空間内に多数のスプラグを周方向に沿って配置し、その各スプラグの軸方向端部に係止部を形成して、各係止部にそれぞれガータスプリングを係止している。また、その各スプラグは、リテーナにより周方向所定間隔に保持されている。
そのスプラグには、前記内輪の外周円筒面と、前記外輪の内周円筒面に対応する複数のカム面が形成されており、前記ガータスプリングの弾性力により、前記各スプラグが、各カム面と、その各カム面に対応する各円筒面とが係合する方向へと付勢される。
また、前記ガータスプリングのさらに外側には、前記内外輪間を結ぶ方向の一対の環状側壁(エンドベアリング部)が設けられており、前記スプラグ、リテーナ、ガータースプリング等の構成部品は、その一対の環状側壁間に収納されている。
特開平9−177840号公報(第5頁図1乃至図4、明細書段落0013)
また、より低コストな一方向クラッチとして、例えば、図4に示すように、外輪1の構成を、内輪の外周円筒面に対向する内周円筒面を有すると共にその軸方向両端にそれぞれ側壁1a,1bを有する断面コ字状の環状部材としたものもある。
複数のスプラグ2が前記側壁1a,1b間に配置され、各スプラグ2と外輪1の一方の側壁1aとを離隔するように、且つ前記各スプラグ2が内輪の外周円筒面と外輪の内周円筒面に当接するように当接力を付与するガータスプリング3とを備えている。
各スプラグ2に対して外輪1内面への当接力を付与するガータスプリング3自身に、そのスプラグ2を軸方向に付勢する機能が付加されているので、部品点数が少なく、幅寸法がコンパクトで、コストの安価な一方向クラッチとし得るものである。
この種のガータスプリングを採用した一方向クラッチにおいて、ガータスプリングは、各スプラグの係止部に当接して環状に保持されているものの、前記内外輪に対して位置決めされていないため、スプラグの姿勢変化に伴ってガータスプリングの軸心が外輪や内輪の軸心に対してずれる恐れがある。
ガータスプリングの軸心がずれると、各スプラグに作用するバネ力(弾性力)のばらつきが大きくなり、スプラグの挙動が不安定になる。
このスプラグの挙動を安定させるために、前記ガータスプリングのバネ力を大きくする手法が考えられる。バネ力が大きければ、各スプラグにはより大きな付勢力が生じ、付勢力が大きくなれば、前記バネ力のばらつきは、その付勢力に対して相対的に小さなものとなる。
しかし、過剰なバネ力は、ドラグトルクの増加を引き起こす恐れがあるので、好ましくない。
そこで、この発明は、各スプラグに作用するガータスプリングのバネ力のばらつきを抑制することを課題とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、外周円筒面を有する内輪と、前記内輪に対して同軸に配置され、前記外周円筒面に対向する内周円筒面を有する外輪と、前記外周円筒面と前記内周円筒面との間に設けた複数のスプラグと、前記各スプラグの軸方向両側にそれぞれ設けられて前記外輪と内輪とを結ぶ側壁を有する環状部材からなるエンドベアリング部と、前記エンドベアリング部の各側壁と前記各スプラグの軸方向各端部との間のいずれか又は両方に前記各スプラグを係合方向に付勢するガータスプリングを備え、前記各スプラグを介して前記外輪と前記内輪の間のトルクの伝達及び遮断を行う一方向クラッチにおいて、前記ガータスプリングを設けた側のエンドベアリング部の側壁に、前記ガータスプリングに当接することによりそのガータスプリングを前記内輪及び外輪に対して同心に保持するガイド部を設けた構成を採用した。
また、他の手段としては、外周円筒面を有する内輪と、前記内輪に対して同軸に配置され、前記外周円筒面に対向する内周円筒面を有すると共にその軸方向両端にそれぞれ内径方向に延びる側壁を有する環状部材からなる外輪と、前記外周円筒面と前記内周円筒面との間に設けた複数のスプラグと、前記外輪の一方の側壁と前記各スプラグの軸方向一端部との間に前記各スプラグを係合方向に付勢するとともに各スプラグを軸方向に付勢するガータスプリングを備え、前記各スプラグを介して前記外輪と前記内輪の間のトルクの伝達及び遮断を行う一方向クラッチにおいて、前記外輪の一方の側壁に、前記ガータスプリングに当接することによりそのガータスプリングを前記内輪及び外輪に対して同心に保持するガイド部を設けた構成を採用した。
これらの構成によれば、ガータスプリングはスプラグの軸方向端部に配置されて、エンドベアリング部、又は外輪の側壁に臨んでいるので、その側壁にガイド部を設ければ、そのガイド部にガータスプリングを当接させることにより、ガータスプリングと内外輪の軌道円とを同心に配置、維持できる。このため、各スプラグに作用するガータスプリングのバネ力のばらつきを抑制することができる。
上記の構成において、前記ガイド部は、前記ガータスプリングを設けた側の側壁から軸方向内側へ突出して形成され前記ガータスプリングに当接する周方向の突条、又は前記ガータスプリングを設けた側の側壁に形成され前記ガータスプリングが嵌る周方向の溝部とした構成を採用し得る。
ガイド部は、ガータスプリングに当接することによりそのガータスプリングを前記内輪及び外輪に対して同心に保持する機能を有すればよく、例えば、側壁に設けた凸部や凹部、あるいはピンなど、そのガータスプリングを側壁に対して位置決めする種々の手段を採用できるが、そのガイド部の構成を、側壁に形成した周方向に延びる突条や溝部とすれば、その突条や溝部にガータスプリングが周方向に沿ってぴったりと当接して、ガータスプリングを所定の位置に保持しやすくなる。
なお、前記ガイド部は、前記側壁の周方向に沿って前記軸周り等分方位に設けることが望ましく、あるいは、可能であれば、そのガイド部を前記軸周り全周に亘って連続的に設けられる構成としてもよい。
この発明は、ガータスプリングが臨むエンドベアリング部、又は外輪の側壁にガイド部を設けたので、そのガータスプリングと内外輪の軌道円とを同心に配置、維持できる。このため、各スプラグに作用するガータスプリングのバネ力のばらつきを抑制することができる。
図1及び図2にこの発明の実施形態を示し、図1(a)は正面図、同(b)は同(a)の矢視B−Bの断面図、図2(a)(b)は図1(a)の要部拡大図、図2(c)は図1(b)の要部拡大図をそれぞれ示す。
この実施形態の一方向クラッチCは、内輪をなす内軸AXi側にその内軸と当接可能な鍔部4,4を有し、その鍔部4,4間が開放された断面コ字状の環状部材を外輪1とし、この外輪1の開放された中空断面内に、周方向に沿って互いに隣接して設けた複数のスプラグ2と、これらスプラグ2の軸方向端部2a,2bのうち一方の端部2aに沿って環状のガータスプリング3が設けられている。
外輪1は、その軸方向両端にそれぞれ内径方向に延びる側壁1a,1bを有し、図1(b)に示すように、外軸AXOに接合する外周部1cはフラットに形成されている。また、その鍔部4,4は、内軸AXiの曲面に対し極くわずかな隙間が生じるように設けられており、その内周面には、内軸AXiとの摺動部に軸方向に延びる油溝5が形成されている。
また、少なくとも外輪1の転走面であるスプラグ当接部(外周部1cの内周面)は、クラッチとしての必要な硬さを有するように、高周波焼き入れ・浸炭焼き入れ等により予め硬化処理(熱処理等)を施してある。
この外輪1は、例えば、所定厚さの円盤状平鋼板を、プレス成形によりその外縁側を曲げ加工してカップ状としたのち、内径部を打ち抜くとともに、前記曲げた外側縁部の外側部をさらに曲げて、断面視でコ字形の開放断面状に形成することができる。また、外輪1の前記外周部1cと同一径のパイプ状鋼材の両端部を内側に曲げ加工して断面視でコ字形の開放断面状に形成することもできる。
また、外輪1内にスプラグ2を配置する際には、例えば、前記プレス成形により、一方の側壁1aを形成した後、その側壁1aと外周部1cの内側にスプラグ2及び弾性部材3を装填し、その後、他方の側壁1bをプレス成形するなどの手法が採用される。但し、外輪1を前記のごとく断面コ字状にプレス成形した後、その外輪1内に、スプラグ2を鍔部4,4の間から斜めにして挿入して装填することもできる。
スプラグ2の軸方向両端部2a,2bは、図1(b)に示すように、一方の端部2aが円弧面の凹部13を成し、他方の端部2bには円弧面の凸部2cが形成されている。一方の端部2aに形成された凹部13は、周方向に沿って長い溝状に形成されており、各スプラグ2は、その凹部13が、図2(a)(b)に示すように、外輪1の周方向に沿って並列するように配置されている。
凹部13の底面は、図1(b)に示す軸方向断面において円弧面を成し、また、凸部2cの円弧面は柱面でも球面でも良いが、この実施形態では球面としてその凸部2cを前記他方の側壁1bに点接触させている。
また、スプラグ2の軸直交方向の断面は、図2(a)(b)に示すように、上下の端面が外に突出する凸の曲面状のカム面11,12をそれぞれ有する非対称な樽形に形成されている。カム面11,12が周方向に対し直立する状態(両カム面11,12の外輪1内面との接点間の距離が比較的大きい状態)で内軸AXiと外輪1間でのトルクの伝達が行なわれ(図2(a)鎖線状態)、スプラグ2が周方向に傾斜するにつれて内軸AXiは外輪1に対しすべり、トルクの伝達が遮断される(図2(b)鎖線状態)。
ガータスプリング3は、前記外輪1の周方向に沿って並列する凹部13内に収納され、図2(c)に示すように、前記凹部13の径方向内側に向く内壁で構成される係止部14に当接し係止される。ガータスプリング3は、その係止部14を介して前記スプラグ2を径方向外側へ押し出す方向に付勢し、その付勢により、スプラグ2を外輪1及び内軸AXiとの係合方向に付勢する。
また、ガータスプリング3は、前記外輪1の一方の側壁1aの内面にも当接し、スプラグ2を他方の側壁1b側へ向かって軸方向へ付勢する。このため、スプラグ2は、そのガータスプリング3の弾性力によって外輪1内に保持される。
そのガータスプリング3が当接する一方の側壁1aの内面には、そのガータスプリング3よりもやや内径側に、周方向の突条からなるガイド部15が設けられている。その突条からなるガイド部15は、側壁1aの周方向に沿って全周に亘り連続的に設けられて、内輪及び外輪1と同心の円形に形成されている。そのガイド部15が、前記ガータスプリング3の軸方向外側(前記一方の側壁1a側)において、やや内径側に常に当接するようになっている。
なお、このガイド部15は、外輪1を形成する際にプレス加工にて同時に形成すれば、低コストでの製作が可能である。
この一方向クラッチCの作用を説明すると、各スプラグ2には、ガータスプリング3により、図2(a)に矢印Sに示すように、係止部14を介して拡径方向の弾性力が作用している。このため、各スプラグ2は、クラッチの軸中心と平行な回転中心線を中心として転動するように付勢され、上下の非対称なカム面11,12を介して−f、fの方向の力(偶力)が作用して、外輪1の外周部1c内面、内軸AXiにそれぞれ係合する。
従って、外輪1が駆動側、内軸AXiが従動側のときは、外輪1の回転力が矢印−f方向であれば、図2(a)に示す実線状態から鎖線状態へとスプラグ2を直立させる方向となり、このため、クラッチCが係合されて静止している内軸AXiを同一方向(矢印fの方向)に回転させる。
一方、外輪1への回転力が反対方向であれば、ガータスプリング3による弾性力に逆って(図中矢印S’参照)各スプラグ2を上記と反対方向に傾かせ、このため、図2(b)に示す実線状態から鎖線状態へと各スプラグ2は直立状態から傾き、内軸AXiへ回転力は伝達されず、クラッチオフ(遮断)の状態となる。
又、内軸AXiが駆動側、外輪1が従動側のときは、上記と全く逆の関係で、すなわち、内輪AXiへの回転力が矢印fの方向であれば、クラッチCが係合されて静止している外輪1を同一方向(矢印−fの方向)に回転させ、一方内輪への回転力が反対方向(矢印fの方向)であれば、外輪1への回転力は伝達されず、クラッチオフ(遮断)の状態となる。
この一連の動きにおいて、ガータスプリング3は、図2(a)の矢印Sに示すように、係止部14を介してスプラグ2に当接してスプラグ2を係合方向に付勢しており、前記のようにスプラグ2が係合方向に姿勢変化する際に、そのガータスプリング3は、スプラグ2の姿勢変化に伴って部分的に外径方向へ移動しようとする。
また、図2(b)の矢印S’に示すように、スプラグ2が空転方向に姿勢変化する際にも、ガータスプリング3は、そのスプラグ2の姿勢変化に伴って係止部14によって押圧され、内径方向に移動しようとする。
このとき、ガータスプリング3は、前記外輪1の一方の側壁1aに設けたガイド部15にも当接し、その当接によって、ガータスプリング3は、前記内輪及び外輪1に対して同心に保持される。このため、各スプラグ2に作用するガータスプリング3のバネ力は均等に近い状態が維持され、各スプラグ2に作用する付勢力にばらつきが生じることを抑制することができる。
この構成を採用することにより、スプラグ2の挙動は安定し、フルフェージングし易くなるとともに、付勢力のばらつきが少なくなれば、従来と比較してスプラグ2に作用する初期バネ力を低く設定することも可能となる。また、初期バネ力を低く設定することができれば、ドラグトルクを低減することが可能となる。
なお、ガイド部15の態様としては、上記実施形態に限定されず、例えば、図3に示すように、側壁1aに形成した周方向全周に延びる溝部としてもよい。この態様によれば、その溝部にガータスプリング3が周方向に沿ってぴったりと嵌って、ガータスプリング3を所定の位置に保持しやすくなる。
これらのガイド部15は、前記のように、一方の側壁1aの全周に亘って設けてもよいし、周方向に沿って断続的に設けても良い。ガイド部15を周方向に沿って断続的に設ける場合は、各ガイド部15を軸周り等分方位に設けることが望ましい。
また、上記実施形態では、外輪1を、内周円筒面(外周部1c)とその軸方向両端にそれぞれ内径方向に延びる側壁1a,1bを有する環状部材で構成し、ガイド部15を、ガータスプリング3が臨む側の外輪1の側壁1aに設けたが、他の実施形態として、例えば、各スプラグ2の軸方向両側に、それぞれ外輪1と内輪とを結ぶ側壁1a,1bを有する外輪1とは別体のエンドベアリング部を設けた一方向クラッチにおいて、そのエンドベアリング部にガータスプリング3を同心に保つ上記ガイド部15を設けた構成を採用することもできる。
一実施形態の一方向クラッチを示し、(a)は正面図、(b)は同(a)の矢視B−Bの一部断面を含む側面図 (a)(b)はそれぞれ図1(a)の要部拡大図であり、(a)は空転状態、(b)は係合状態を示す説明図、(c)は図1(b)の要部拡大図。 他の実施形態を示す要部拡大図 従来例を示し、(a)は正面図、(b)は同(a)の矢視B−Bの一部断面を含む側面図
符号の説明
1 外輪
1a,1b 側壁
1c 外輪外周部
2 スプラグ
2a,2b 端部
2c 凸部
3 ガータスプリング
4 鍔部
5 油溝
11 スプラグの外輪側カム面
12 スプラグの内輪側カム面
13 凹部
14 係止部
15 ガイド部
Xi 内軸
XO 外軸
C 一方向クラッチ

Claims (5)

  1. 外周円筒面を有する内輪と、前記内輪に対して同軸に配置され、前記外周円筒面に対向する内周円筒面を有する外輪(1)と、前記外周円筒面と前記内周円筒面との間に設けた複数のスプラグ(2)と、前記各スプラグ(2)の軸方向両側にそれぞれ設けられて前記外輪(1)と内輪とを結ぶ側壁(1a,1b)を有する環状部材からなるエンドベアリング部と、前記エンドベアリング部の各側壁(1a,1b)と前記各スプラグ(2)の軸方向各端部(2a,2b)との間のいずれか又は両方に前記各スプラグ(2)を係合方向に付勢するガータスプリング(3)を備え、前記各スプラグ(2)を介して前記外輪(1)と前記内輪の間のトルクの伝達及び遮断を行う一方向クラッチにおいて、
    前記ガータスプリング(3)を設けた側のエンドベアリング部の側壁に、前記ガータスプリング(3)に当接することによりそのガータスプリング(3)を前記内輪及び外輪(1)に対して同心に保持するガイド部(15)を設けたことを特徴とする一方向クラッチ。
  2. 外周円筒面を有する内輪と、前記内輪に対して同軸に配置され、前記外周円筒面に対向する内周円筒面を有すると共にその軸方向両端にそれぞれ内径方向に延びる側壁(1a,1b)を有する環状部材からなる外輪(1)と、前記外周円筒面と前記内周円筒面との間に設けた複数のスプラグ(2)と、前記外輪(1)の一方の側壁(1a)と前記各スプラグ(2)の軸方向一端部(2a)との間に前記各スプラグ(2)を係合方向に付勢するとともに各スプラグ(2)を軸方向に付勢するガータスプリング(3)を備え、前記各スプラグ(2)を介して前記外輪(1)と前記内輪の間のトルクの伝達及び遮断を行う一方向クラッチにおいて、
    前記外輪(1)の一方の側壁(1a)に、前記ガータスプリング(3)に当接することによりそのガータスプリング(3)を前記内輪及び外輪(1)に対して同心に保持するガイド部(15)を設けたことを特徴とする一方向クラッチ。
  3. 前記ガイド部(15)は、前記ガータスプリング(3)を設けた側の側壁から軸方向内側へ突出して形成され前記ガータスプリング(3)に当接する周方向の突条、又は前記ガータスプリング(3)を設けた側の側壁に形成され前記ガータスプリング(3)が嵌る周方向の溝部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の一方向クラッチ。
  4. 前記ガイド部(15)は、一つの前記側壁に対してその周方向に沿って断続的に設けられるとともに、その各ガイド部(15)が、前記軸周り等分方位に設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の一方向クラッチ。
  5. 前記ガイド部(15)は、前記軸周り全周に亘って連続的に設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の一方向クラッチ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011047481A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Nsk Warner Kk ワンウェイクラッチ
JP2011231828A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Univance Corp 動力伝達装置
JP2013501197A (ja) * 2009-08-06 2013-01-10 シェフラー テクノロジーズ アクチエンゲゼルシャフト ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 特にクランクcvt伝動装置のためのフリーホイール

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