JP2007255261A - 非接触型燃料改質器及びシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の燃料改質器100は、外側に配置された外管111と、外管111の内部に配置され、かつ、燃料を通すことができるように構成された内管112と、内管112の内部に配置された導電部材113と、外管111と内管112との間に収容された燃料改質剤114とを備える。燃料改質剤114は、電磁波を発生させるために電位の異なる物質を組み合わせた配合剤Aと、エネルギーを出す配合剤Bと、配合剤Aと配合剤Bとを結びつける結合剤Cとで構成することができる。
【選択図】図1
Description
(イ)排出ガスの装置が高熱になり、溶融したり、消耗老化することがある。
(ロ)触媒として白金などを使用する場合、触媒が高価である。
(ハ)排出ガス中の各有害物質の成分により、熱コントロールが難しく、装置の構造が複雑である。
(1)第1の実施の形態:
最初に、本発明の第1の実施の形態を説明する。図1および図2を参照すると、本発明の第1の実施の形態において、内燃機関の燃料を改質するための燃料改質器100は、外側に配置された外管111と、外管111の内部に配置され、かつ、燃料を通すことができるように構成された内管112とを備える。外管111と内管112は、燃料改質器100の筐体を構成する。外管111の両端部は、内管112の外周部に対して端板111a、111bで閉鎖される。或いは、外管111の両端部を絞り加工して、内管112の外周部に対して閉鎖することもできる。改質すべき燃料は内管112の中を、一方の端部から他方の端部に向って通過するように構成される。
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。以下の説明は、本発明の第2の実施形態が本発明の第1の実施形態と異なる点を主に述べる。したがって、以下に記載がない個所は、前述した本発明の第1の実施形態についての説明をここに準用する。
(1)実験項目の概要:
(1・1)他社改質器との比較実験:
本発明の実施例と、他社改質器との比較実験に用いたのサンプルの仕様の概略は以下のとおりである。
燃料改質器システムの構造として「2分管」と「3分管」を用いた。それぞれの燃料改質器において、外管の外径DCは30mmのものと、40mmのものとを用いている。改質剤として、上記の実施形態において記載した燃料改質剤114を用いている。ここで用いる本発明の実施例の改質剤は、炭素と珪素を多く含有しているが、これらの成分については2つの効果と作用があると考えられる。炭素はAl(アルミニウム)やMg、Fe、K、Ca、Ti、Naなどの物質の電位差によって流れる直流電流を増幅させながら移動させる導体と考えられる。珪酸ナトリウムは導電させるとともに、各物質間が電気的に不安定な状態で固定させる役目を担っている。電位が違う物質を組み合わせることによって生じる電気的なエネルギーを増幅させ、常に一定以上のエネルギーを導きだすために、これらの物質を配合して焼結処理している。この焼結処理のときに、高温下で処理すると、いわゆる発電エネルギーが弱くなるので、低温で処理する必要がある。最終的に、真空低温焼結によって、各配合剤が電気的に不安定な状態で物質的に安定化している。
比較例1および比較例2に用いられた改質器はA社製の改質器であり、すなわち、燃料パイプにバンド磁石を巻き付けるタイプの改質器である。比較例3に用いられた改質器はB社製の改質器であり、すなわち、改質器内に封入された改質剤と燃料を接触させるタイプの接触型改質器である。比較例4および比較例5に用いられた改質器はC社製の改質器であり、すなわち、改質器内に封入された改質剤と燃料を接触させないタイプの非接触型改質器である。比較例6および比較例7に用いられた改質器は、特許文献2に開示されている箱型の燃料改質器に本発明に用いる改質剤を充填した改質器である。
本発明の実施例4、5について、筐体サイズの比較実験として、外管の外径(以下、「DC」と称する)DCが30mmの改質器と、DCが40mmの改質器を用意して比較実験を行った。
本発明の実施例について、内管比較実験として、下記の項目に関して、走行実験車両として「アルファロメオ(排気量が3000ccのガソリンエンジン搭載)」を用いて、実走行燃費測定と、排ガス測定を行った。
(a)内管外部への銀めっき;
(b)内管外部への金めっき;
(c)内管外部への銀線巻き;
(d)内管外部への加工無し;
(e)内管内部への銅メッシュ封入;
(f)内管内部への銅板封入;
(g)内管内部への加工無し;
(h)内管形状をストレートとし、内管外径(以下、「DA」と称する)DAを8mmから10mmへ変え、そして8mmに変えた。
(2・1)他社改質器との比較実験結果:
表1を参照すると、比較例1として用意したA社製の改質器(燃料パイプにバンド磁石を指示書通りに燃料ホースに巻き付けるように装着)について、ガソリンエンジンを搭載した「BMW325M」を用いて、実走行燃費測定と、排ガス測定を行った。
表1.比較他社燃料改質器装着・排ガス測定結果(1)
測定年月日: 1999年11月25日〜2000年1月18日
装着車両・走行距離: BMW325M ・ 66300km〜67800km
排気量・使用燃料: 2700cc ・ ガソリン
装着状態:比較例1:A社製・MP(バンド状磁石本体を指示書通りに燃料パイプに巻き付けた。)
アイドリング時
装着前数値 CO% 0.45〜0.62
HCppm 16〜52
CO2% 7.1〜7.7
NOxppm 46〜112
O2% 2.11〜2.89
装着後数値 CO% 0.44〜0.62
HCppm 15〜56
CO2% 7.2〜7.8
NOxppm 44〜114
O2% 2.11〜2.90
走行後数値 CO% 0.43〜0.63
HC% 17〜57
CO2% 7.0〜7.9
NOxppm 43〜105
O2% 2.10〜2.88
装着前 装着後
燃費データ km/l 9.66km/l 9.68km/l
表2.他社比較燃料改質器装着・排ガス測定結果(2)
測定年月日: 2000年9月20日〜2000年11月23日
装着車両・走行距離: 三菱ジープJ55 ・ 37600km〜38400km
排気量・使用燃料: 2700cc ・ ディーゼル
装着状態:比較例2:A社製・MP(バンド状の磁石を説明書通りに燃料ホースに巻き付けるように装着。)
アイドリング時
装着前数値 CO% 0.05〜0.07
HCppm 9〜11
CO2% 1.8〜2.1
NOxppm 179〜191
O2% 16.98〜17.26
装着後数値 CO% 0.05〜0.07
HCppm 8〜10
CO2% 1.9〜11
NOxppm 183〜195
O2% 16.97〜17.30
走行後数値 CO% 0.05〜0.07
HC% 10〜12
CO2% 1.8〜2.0
NOxppm 180〜188
O2% 17.01〜17.20
装着前 装着後
燃費データ km/l 5.7〜6.6 5.5〜6.8
表3.比較他社燃料改質器装着・排ガス測定結果(3)
測定年月日: 2000年2月10日〜2000年4月5日
装着車両・走行距離: BMW325M ・ 68700km〜70100km
排気量・使用燃料: 2700cc ・ ガソリン
装着状態:比較例3:B社製・前処理型・直接接触タイプ
アイドリング時
装着前数値 CO% 0.44〜0.61
HCppm 15〜55
CO2% 7.1〜7.7
NOxppm 45〜115
O2% 2.10〜2.89
装着後数値 CO% 0.36〜0.55
HCppm 13〜45
CO2% 7.0〜7.7
NOxppm 46〜117
O2% 2.09〜2.96
走行後数値 CO% 0.38〜0.58
HC% 15〜50
CO2% 7.1〜7.9
NOxppm 47〜121
O2% 2.10〜2.98
装着前 装着後
燃費データ km/l 9.66km/l 9.71km/l
表4.比較他社燃料改質器装着・排ガス測定結果(4)
測定年月日: (A)比較例4:2000年5月15日〜2000年11月2日
(B)実施例1:2001年3月26日〜2003年10月3日
装着車両: BMW325M
走行距離: (A)71600km〜73400km (B)84600km〜119000km
排気量・使用燃料:2700cc・ガソリン
装着機器:比較例4:C社製箱型ガソリン用前処理型非接触タイプ
実施例1:2本F字並列(30φ&40φ)
排ガス測定結果 比較例4 実施例1
装着前数値 CO% 0.40〜0.62 0.47〜0.57
HCppm 14〜55 14〜46
CO2% 7.1〜7.6 7.2〜7.8
NOxppm 46〜117 43〜102
O2% 2.10〜2.90 2.12〜2.92
装着後数値 CO% 0.28〜0.35 0.49
HCppm 14〜45 1〜9
CO2% 7.8〜9.1 9.8
NOxppm 38〜95 43
O2% 1.89〜2.78 3.77
走行後数値 CO% 0.10〜0.17 −0.01
HC% 9〜34 −01
CO2% 8.3〜9.8 13.9〜14.3
NOxppm 34〜76 9〜10
O2% 1.86〜2.56 1.68〜2.00
燃費測定結果(実走行・満タン方式平均値)
燃費データ(km/l) 9.68 ⇒ 10.1 9.68 ⇒ 12.16
表5.比較他社燃料改質器装着・排ガス測定結果(5)
測定年月日: (A)比較例5:2001年1月18日〜2001年3月26日
(B)実施例2:2001年8月23日〜2003年11月2日
装着車両: 三菱社製ジープJ55
走行距離: (A)39000km〜40100km (B)41000km〜63000km
排気量・使用燃料: 2700cc ・ ディーゼル
装着機器:(A)比較例5:C社製箱型ディーゼル用前処理型非接触タイプ
(B)実施例2: 40φ(40−15−10) 1本
排ガス測定結果
比較例5 実施例2
装着前数値 CO% 0.03〜0.06 0.04
HCppm 8〜11 8
CO2% 1.9〜2.1 2.0
NOxppm 180〜198 182
O2% 16.96〜17.35 17.30
装着後数値 CO% 0.02〜0.05 −0.01〜0.00
HCppm 7〜10 −01〜00
CO2% 1.5〜1.85 1.3〜1.5
NOxppm 145〜185 45〜55
O2% 16.9〜17.55 17.90〜17.95
走行後数値 CO% 0.02〜0.04 0.00
HC% 6〜7 −01
CO2% 1.6〜1.7 1.4
NOxppm 138〜158 53
O2% 17.2〜17.4 17.63
燃費測定結果(実走行・満タン方式平均値)
燃費(km/l) 5.6〜6.8 ⇒ 6.9〜7.9 5.8〜6.8 ⇒ 11.4〜13.4
表6.燃料改質器排ガス測定比較実験結果(6)
測定年月日: (A)比較例6:2001年5月20日〜2001年8月26日
(B)比較例7:2001年9月23日〜2001年12月15日
装着車両: トヨタ・ランドクルーザー(HZJ70V)
走行距離: (A)38013km〜41525km (B)42600km〜44700km
排気量・使用燃料: 4200cc ・ ディーゼル
装着機器:(A)比較例6:C社製箱型ディーゼル用
(B)比較例7:箱型筐体に本発明で用いる改質剤を封入
排ガス測定結果
(A)比較例6 (B)比較例7
装着前数値 CO% 0.07 0.07
HCppm 13 15
CO2% 1.75 1.76
NOxppm 310 315
O2% 18.20 18.40
装着後数値 CO% 0.03 0.01
HCppm 6 2
CO2% 1.80 1.90
NOxppm 135 110
O2% 18.08 17.80
走行後数値 CO% 0.03 0.01
HC% 6 2
CO2% 1.82 1.91
NOxppm 138 100
O2% 18.20 18.10
燃費測定結果(実走行・満タン方式平均値)
燃費(km/l) (A) 6.1 ⇒ 6.8 (B) 6.1 ⇒ 7.4
表7から表9を参照して、本発明の実施例4について、筐体サイズの比較実験結果を説明する。
表7.排ガス測定結果(7)
実験車両: 三菱ジープJ55
排気量: 2700cc ディーゼル
走行距離: 41,000km⇒ 41500km⇒ 63000km
全走行距離: 22000km
エンジン概要: 4気筒・インタークーラー付きディーゼルターボ
燃費: 5.8km/l〜6.8km/l ⇒ 11.4km/l〜13.4km/l
実施日: 2001年8月23日・9月30日 〜 2003年11月2日
装着状態: 実施例4:30φ2本F字並列 ⇒ 40φ1本
表8.燃料改質器装着・排ガス測定結果(8)
測定年月日: 2001年3月16日〜2001年3月20日〜2001年3月26日
装着車両・走行距離: BMW325M ・ 75600km〜80500km〜84600km
排気量・使用燃料: 2700cc ・ ガソリン
装着状態:実施例4: 30−12×2本F字
アイドリング時
装着前数値 CO% 0.47〜0.57
HCppm 14〜46
CO2% 7.2〜7.8
NOxppm 43〜102
O2% 2.12〜2.92
装着後数値 CO% 0.15
HCppm 04
CO2% 9.8
NOxppm 06
O2% 3.29
走行後数値 CO% 0.01〜0.08
3−26測定 HC% 07〜10
CO2% 13.6〜13.8
NOxppm 13〜16
O2% 1.66〜1.83
装着前 装着後
燃費データ km/l 9.68 10.3
表9.燃料改質器装着・排ガス測定結果(9)
測定年月日: 2001年3月26日〜2003年10月3日
装着車両・走行距離: BMW325M 84600km〜119000km
排気量・使用燃料: 2700cc ガソリン
装着状態:実施例4:2本F字(30-12-9)×2⇒2本F字(40-15-10)&(30-15-10)
アイドリング時 2000rpm時
装着前数値 CO% 0.01〜0.08
HCppm 07〜10
CO2% 13.6〜13.8
NOxppm 13〜16
O2% 1.66〜1.83
装着後数値 CO% 0.49
HCppm 1〜9
CO2% 9.8
NOxppm 43
O2% 3.77
走行後数値 CO% −0.01 0.32〜0.37
HC% −01 −01
CO2% 13.9〜14.3 14.8〜15.0
NOxppm 9〜10 47〜65
O2% 1.68〜2.00 0.95〜1.10
未装着 装着前 装着後
燃費データ km/l 9.68 10.3 12.16
表10から表12を参照して、本発明の実施例5について、筐体サイズの比較実験結果を説明する。ディーゼルエンジンを搭載した「三菱ジープJ55」について、筐体サイズの比較実験を行った。この「三菱ジープJ55」は、排気量が2700ccのディーゼルエンジンを搭載している。
表10.排ガス測定結果(10)
実験車両: 三菱ジープJ55
排気量: 2700cc ディーゼル
走行距離: 41,000km⇒ 41500km⇒ 63000km
全走行距離: 22000km
エンジン概要: 4気筒・インタークーラー付きディーゼルターボ
燃費: 5.8km/l〜6.8km/l ⇒ 11.4km/l〜13.4km/l
実施日: 2001年8月23日・9月30日 〜 2003年11月2日
装着状態:実施例5: 30φ2本F字並列 ⇒ 40φ1本
表11.排ガス測定結果(11)
実施例5:
アイドリング時 50km/h時 60km/h時
CO 0.00% −0.01% −0.01%
HC −01ppm −01ppm −01ppm
NOx 53ppm 20ppm 17ppm
表12.燃料改質器装着・排ガス測定結果(12)
測定年月日: 2001年8月23日〜2003年11月2日
装着車両・走行距離: 三菱ジープJ55 ・ 41,000km〜63000km
排気量・使用燃料: 2700cc ・ ディーゼル
装着状態:実施例5: 40φ 1本
2001年8月23日測定 アイドリング時 2000rpm時
装着前数値 CO% 0.04 0.02
HCppm 8 6
CO2% 2.0 2.1
NOxppm 182 98
O2% 17.30 16.95
2001年9月30日測定
装着後数値 CO% −0.01〜0.00 0.00〜0.02
HCppm −01〜00 −01〜01
CO2% 1.3〜1.5 2.1〜2.4
NOxppm 45〜55 35〜39
O2% 17.90〜17.95 16.45〜16.77
2003年11月2日測定
走行後数値 CO% 0.00 0.00
HC% −01 −01
CO2% 1.4 2.1
NOxppm 53 35
O2% 17.63 16.76
装着前 装着後
燃費データ km/l 5.8〜6.8 11.4〜13.4
表13を参照すると、実施例6について、3000ccのガソリンエンジンを搭載した「アルファロメオ164・V6」を用いて、実走行燃費測定と、排ガス測定を行った。
表13.燃料改質器性能比較実験結果(13)
実験目的:
燃料改質器の内管形状ならびに改質剤との接触面への加工の違いを比較する。
使用車両: アルファロメオ164・V6・3000ccガソリン
実験方法:
排ガス測定はアイドリング時とする。燃費測定は満タン方式とし、市街地と高速道路を各々、約200kmの実走行を3回行い、その平均値とする。
実施例6(その1)
A.装着前 燃費
CO(%) 0.04〜0.06 市街地 5.64 km/l
HC(ppm) 19〜58 高速道 9.85 km/l
CO2(%) 14.8〜15.2 平均 7.29 km/l
O2(%) 0.71〜0.78
NOx(ppm) 13〜46
B.基本型改質器:内管(8φ→16φ→8φ)・銅製メッシュ入り・銀メッキ
30φを3本装着 燃費
CO(%) −0.01〜0.00 市街地 8.6 km/l
HC(ppm) 5〜10 高速道 12.66 km/l
CO2(%) 15.4〜15.8 平均 10.63 km/l
O2(%) 0.22〜0.48
NOx(ppm) 5〜20
C.内管外部に金メッキ 燃費
CO(%) −0.01〜0.00 市街地 8.7 km/l
HC(ppm) 5〜9 高速道 12.88 km/l
CO2(%) 15.4〜16.0 平均 10.79 km/l
O2(%) 0.22〜0.46
NOx(ppm) 5〜18
表14.燃料改質器性能比較実験結果(14)
実施例6(その2)
D.内管外部に銀線巻き 燃費
CO(%) −0.01〜0.00 市街地 8.6 km/l
HC(ppm) 5〜10 高速道 12.78 km/l
CO2(%) 15.5〜15.8 平均 10.69 km/l
O2(%) 0.21〜0.48
NOx(ppm) 5〜20
E.内管外部加工無し 燃費
CO(%) 0.03〜0.04 市街地 7.2 km/l
HC(ppm) 8〜35 高速道 10.98 km/l
CO2(%) 15.0〜15.6 平均 9.09 km/l
O2(%) 0.36〜0.65
NOx(ppm) 6〜25
F.内管内部へ銅版(ねじり)封入 燃費
CO(%) 0.00〜0.03 市街地 7.8 km/l
HC(ppm) 6〜10 高速道 11.52 km/l
CO2(%) 15.2〜15.5 平均 9.66 km/l
O2(%) 0.25〜0.47
NOx(ppm) 7〜23
G.内管内部封入物無し 燃費
CO(%) 0.01〜0.05 市街地 7.1 km/l
HC(ppm) 8〜20 高速道 10.6 km/l
CO2(%) 15.0〜15.4 平均 8.85 km/l
O2(%) 0.28〜0.55
NOx(ppm) 7〜25
H.内管形状ストレート(8φ→10φ→8φ) 燃費
CO(%) 0.01〜0.04 市街地 6.9 km/l
HC(ppm) 8〜21 高速道 10.1 km/l
CO2(%) 15.0〜15.2 平均 8.5 km/l
O2(%) 0.28〜0.60
NOx(ppm) 8〜27
燃料改質器(システム)の性能を比較する比較実験結果から以下のことが確認された。
(3. 1) 本発明の実施例の燃料改質器(システム)と、他社の従来の燃料改質器の性能比較実験により、本発明の実施例の燃料改質器(システム)は、従来の燃料改質器と比較して良好な性能を有するものであることが確認された。
(3. 2) 筐体に本発明の実施例の改質剤を封入して行った比較実験により、本発明の実施例に用いた改質剤は、改質剤の効果が従来の改質剤と比較して有効に働いていることが確認された。
(3. 3) 箱型筐体と環状筐体の比較実験によって、全周囲からのエネルギー照射が、一方向からのエネルギー照射よりも効果的であることが確認された。
(3. 4) 筐体の外管内径(口径)を大きくすると、改質剤の封入量を多くすることができ、改質効果が増すことが確認された。
(3. 6) 筐体の素材である銅のメッシュや、ねじり加工した銅板を、燃料が通過する内管の内部に封入することによって内管内部における燃料の滞留時間を延ばし、燃料と筐体の接触面積を増すことが可能になる。その結果、改質性能が向上することが確認された。同様に、内管の形状を変えることによって、すなわち、内管の両端部付近を絞り加工して溜まり部を設けることによって、良好な改質効果が確認された。
(3. 7) 耐熱性のガラスチューブ内に改質剤を封入し、これをガラスコップ内の水に入れて5分間放置した後に、NMR(核磁気共鳴)試験によって分析すると、改質剤を封入していないものと比較すると、NMR試験の結果の間に差があることが確認された。これによって、改質剤が導電性をもたないガラスを通しての改質効果を生じることが確認された。
(3. 9) 改質器からの電磁波の発生は、上記の実験結果から容易に推察される。電磁波計による電磁波の測定では、発生した電磁波は非常に微力なものであり、改質器を装着したエンジンルーム内に発生する各種の電磁波より強力な電磁波を測定することはできなかった。
(3.11) 改質剤を焼結加工するとき、真空低温の焼結工程を設けることによって、改質効果が上がることが確認された。
(3.12) 真空焼結加工した改質剤は、真空焼結加工しない改質剤よりも改質効果の持続が長いことが確認された。
(3.13) 改質剤を調合するとき、改質剤の粒子サイズの大きさに差があるものは、改質剤の粒子サイズを統一したものよりも、改質効果が強いことが確認された。
(3.14) 改質剤を調合するとき、改質剤の粒子形状にエッジがあるもの(角がとがった粒子を用いたもの)は、改質剤の粒子形状が丸いものよりも、改質効果が強いことが確認された。
(3.15) 改質効果は、燃料の滞留時間と密接な関係にあることが確認された。
111 外管
112 内管
113 導電部材
114 燃料改質剤
115 コーキング剤
118 外被
200 燃料改質器システム
201〜203 燃料改質器
210 第1の分配管
220 第2の分配管
Claims (19)
- 内燃機関の燃料を改質するための燃料改質器(100)において、
外側に配置された外管(111)と、
前記外管(111)の内部に配置され、かつ、燃料を通すことができるように構成された内管(112)と、
前記内管(112)の内部に配置された導電部材(113)と、
前記外管(111)と前記内管(112)との間に収容された燃料改質剤(114)とを備える、
ことを特徴とする燃料改質器。 - 前記導電部材(113)は、銅製の平織金網で構成され、四辺を内巻きにして螺旋状に形成され、前記導電部材(113)の一部分が前記内管(112)の内壁に接触するように構成されることを特徴とする、請求項1に記載の燃料改質器。
- 前記内管(112)の外側に銀めっきが施されることを特徴とする、請求項1に記載の燃料改質器。
- 前記内管(112)は銅製であって、両端に絞り加工でニップルが形成されることを特徴とする、請求項1に記載の燃料改質器。
- 前記外管(111)は、ゴム製の外被(118)と、コーキング剤(115)で密閉されることを特徴とする、請求項1に記載の燃料改質器。
- 前記燃料改質剤(114)は、少なくとも電磁波を発生させるために電位の異なる物質を組み合わせた配合剤Aを含むことを特徴とする、請求項1に記載の燃料改質器。
- 前記燃料改質剤(114)は、電磁波を発生させるために電位の異なる物質を組み合わせた配合剤Aと、電気エネルギーを出す配合剤Bと、前記配合剤Aと前記配合剤Bとを結びつける結合剤Cとで構成されることを特徴とする、請求項1に記載の燃料改質器。
- 前記配合剤Aの配合比率は23重量%から70重量%であり、前記配合剤Bの配合比率は5重量%から30重量%であり、前記結合剤Cの配合比率は5重量%から30重量%であることを特徴とする、請求項7に記載の燃料改質器。
- 前記配合剤Aと前記配合剤Bと前記結合剤Cとを配合した後の珪素比率は25重量%以上であることを特徴とする、請求項7に記載の燃料改質器。
- 前記配合剤Aと前記配合剤Bは精製水で練り合わされて生成されることを特徴とする、請求項7に記載の燃料改質器。
- 精製水で練り合わされた前記配合剤Aと前記配合剤Bは、熱を加えて焼結されることを特徴とする、請求項10に記載の燃料改質器。
- 精製水で練り合わされた前記配合剤Aと前記配合剤Bの焼結は、低温で2段階に温度と時間を変えて行われ、最後に真空焼結されることを特徴とする、請求項11に記載の燃料改質器。
- 前記配合剤Aは最低比重が3以上であることを特徴とする、請求項7に記載の燃料改質器。
- 前記配合剤Aは、少なくとも珪素を配合比率で35重量%から55重量%含み、かつ、アルミニウムを配合比率で20重量%から35重量%含むことを特徴とする、請求項7に記載の燃料改質器。
- 前記配合剤Bは、珪酸ナトリウムを含むことを特徴とする、請求項7に記載の燃料改質器。
- 前記結合剤Cは、炭素を90重量%以上含むことを特徴とする、請求項7に記載の燃料改質器。
- 複数の燃料改質器を含む燃料改質器システム(200)であって、
入力側に配置され、かつ、複数の端子部(214、216、218)を含む第1の分配管(210)と、
出力側に配置され、かつ、複数の端子部(224、226、228)を含む第2の分配管(220)と、
複数個数の請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の燃料改質器(201、202、203)とを備え、
前記複数個数の燃料改質器(201、202、203)のそれぞれの一方の端部が、前記第1の分配管(210)の端子部(214、216、218)に連結され、かつ、前記複数個数の燃料改質器(201、202、203)のそれぞれの他方の端部が、前記第2の分配管(220)の端子部(224、226、228)に連結される、
ことを特徴とする燃料改質器システム。 - 前記第1の分配管(210)の端子部(214、216、218)と前記燃料改質器(201、202、203)の端部との連結部にフレキシブルジョイント(236)が設けられ、前記第2の分配管(220)の端子部(224、226、228)と前記燃料改質器(201、202、203)の端部との連結部にフレキシブルジョイント(236)が設けられることを特徴とする、請求項17に記載の燃料改質器システム。
- 前記複数の燃料改質器(201、202、203)をそれぞれ通る燃料の滞留時間が異なるように、前記複数の燃料改質器(201、202、203)は、前記第1の分配管(210)の端子部(214、216、218)と、前記第2の分配管(220)の端子部(214、216、218)とに連結されることを特徴とする、請求項17に記載の燃料改質器システム。
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